JP5790469B2 - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印影画像データを印刷データに合成する画像形成装置に関する。
従来より、端末装置やサーバーに保存されている電子文書を画像形成装置を用いて印刷し、印刷した用紙に押印することが一般的に行われている。
例えば、会社に提出する各種申請書等のフォーマットがサーバー等に保存されており、当該保存されている各種申請書を印刷し、そして、それに必要事項を記入した後、本人の確認印あるいは上司の承認印等を押したものを提出するという場合がある。
しかしながら、その場で印鑑を所持していなければならず、例えば、出張中にメールや電話で押印依頼を受けた場合であっても即座に対応することができないという問題がある。
この点で、特開2010−61580号公報においては、印鑑が押印された電子文書を取得可能な認証装置が提案されている。
特開2010−61580号公報
しかしながら、上記公報においては、印影画像データ、押印エリア等をユーザーがその都度指定しなければならず、煩雑な作業が求められるという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、簡易な方式で印影画像データを印刷データに合成することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のある局面に従う画像形成装置は、印刷データを含む印刷ジョブを受信する受信手段と、ユーザー識別情報を取得するユーザー情報取得手段と、取得したユーザー識別情報に基づいて予め登録されている印影画像データを取得する取得手段と、印刷データに署名領域が設定されているかどうかを判断して当該領域を抽出する判断手段と、判断手段により署名領域が設定されていると判断した場合には、取得した印影画像データを当該抽出した署名領域に重畳して印刷し、判断手段により署名領域が設定されていないと判断した場合には、取得した印影画像データを予め設定した印刷データの余白領域に重畳して印刷する印刷手段とを備える。
好ましくは、ユーザー情報取得手段は、画像形成装置にユーザーがログイン認証する際にユーザー識別情報を取得する。
特に、ログイン認証は、PINコード、ICカード、生体認証の少なくともいずれか1つである。
好ましくは、ユーザー情報取得手段は、印刷ジョブ内に含まれるユーザー識別情報を取得する。
好ましくは、取得手段は、記憶装置にユーザー識別情報に関連付けて予め登録されている印影画像データを取得する。
好ましくは、ユーザー識別情報は、ユーザーの権限を示す権限情報をさらに含み、判断手段は、印刷データに複数の署名領域が設定されているかどうかを判断し、複数の署名領域が設定されている場合には、それぞれの署名領域に権限情報が設定されているかどうかを判断し、権限情報が設定されている場合には、ユーザー識別情報に含まれる権限情報と一致する権限情報に対応する署名領域を抽出する。
好ましくは、ユーザー識別情報に基づくユーザー証明書情報を取得する証明書取得手段と、取得したユーザー証明書情報に基づく電子署名後の印刷データを保存する保存手段とを備える。
本発明のある局面に従う画像形成装置の制御方法は、印刷データを含む印刷ジョブを受信するステップと、ユーザー識別情報を取得するステップと、取得したユーザー識別情報に基づいて予め登録されている印影画像データを取得するステップと、印刷データに署名領域が設定されているかどうかを判断して当該領域を抽出するステップと、署名領域が設定されていると判断した場合には、取得した印影画像データを当該抽出した署名領域に重畳して印刷し、署名領域が設定されていないと判断した場合には、取得した印影画像データを予め設定した印刷データの余白領域に重畳して印刷するステップとを備える。
本発明に従えば、簡易な方式で印影画像データを印刷データに合成することが可能である。
本発明の実施の形態に従う印刷システムを説明する概略図である。 本発明の実施の形態に従う印影画像データを合成する処理の流れの概念図である。 本発明の実施の形態に従う印刷処理のフロー図である。 本発明の実施の形態に従う署名領域確認処理の詳細について説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従う認証テーブルおよび印影データテーブルの一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う印影画像データの合成処理について説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従う別の印刷処理のフロー図である。 本発明の実施の形態の変形例1に従う署名領域付きの文書データを説明する図である。 本発明の実施の形態の変形例に従う署名領域確認処理の詳細について説明するフロー図である。 本発明の実施の形態の変形例2に従う印刷システムを説明する概略図である。
以下に図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。以下の説明においては同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一であるものとする。
図1は、本発明の実施の形態に従う印刷システムを説明する概略図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態に従う印刷システムは、MFP(Multi Function Peripheral)10と、ユーザー端末100とを含む。ユーザー端末100は、例えば、PC(Personal Computer)であり、MFP10とネットワークを介して接続されているものとする。
ここで、ネットワークは、LAN(Local Area Network)などの専用回線を用いたネットワーク、一般回線を用いたネットワーク、無線通信によるネットワーク、のいずれであっても構わない。また、ネットワークは、外部ネットワークを介して、他のネットワークと接続されていても良い。
ユーザー端末100は、データ送信部102と、CPU(Central Processing Unit)104と、データ記憶部106とを含む。CPU104は、ユーザーからの指示に従いデータ記憶部106にアクセスして、データ記憶部106に格納されている印刷データを取得する。そして、CPU104は、取得した印刷データについてデータ送信部102を介してMFP10に印刷ジョブとして送信する。当該印刷データは、本例においては、後述するがドキュメント管理サーバー2から取得した署名領域付きの文書データである。なお、印刷ジョブには、送信者であるユーザー名等の情報が含まれているものとする。
MFP10は、データ受信部12と、ログイン認証部14と、データ取得部15と、署名領域確認部16と、印影画像データ取得部18と、印影画像データ合成部20と、画像出力部22と、文書データ記憶部24と、印影データ記憶部26とを含む。
データ受信部12は、ユーザー端末100から送信された印刷ジョブを受信する。そして、受信した印刷ジョブに含まれる印刷データ(文書データ)を文書データ記憶部24に格納する。
ログイン認証部14は、MFP10の操作可否を判断するための認証処理を実行する。本例においては、認証処理の一例としてとしてICカード認証を実行するものとする。具体的には、図示しないがカードリーダーでユーザーが所持するICカードに格納された固有の識別情報を取得し、ログイン認証部14は、取得した当該固有の識別情報に対応するユーザーが図示しない記憶部に認証データとして登録されているかどうかを判断する。なお、予めMFP10のログイン認証が可能なように例えばMFP10の管理者は、図示しない記憶部に認証データであるICカードに格納されている固有の識別情報とユーザーとを関連付けて登録しておくものとする。そして、ログイン認証部14は、記憶部に認証データが登録されていると判断した場合に認証成功としてMFP10の操作を可能とする。
データ取得部15は、ログイン認証部14における認証処理が成功した場合に、文書データ記憶部24にアクセスして、当該認証が成功したユーザーの印刷データ(文書データ)が存在するかどうかを判断する。そして、存在すると判断した場合には、文書データ記憶部24から印刷データ(文書データ)を取得する。
署名領域確認部16は、取得した印刷データ(文書データ)に署名領域が存在するかどうかを判断する。
印影画像データ取得部18は、認証が成功したユーザーに関連付けられている印影画像データを印影データ記憶部26から取得する。
印影画像データ合成部20は、印影画像データ取得部18で取得した印影画像データを印刷データ(文書データ)と合成する。
画像出力部22は、合成された印刷データ(文書データ)を印刷用紙に印刷して出力する。
図2は、本発明の実施の形態に従う印影画像データを合成する処理の流れの概念図である。
図2を参照して、ドキュメント管理サーバー2は、文書データを作成するための署名領域付きのフォーマットデータを格納しているものとする。
ユーザー端末100とドキュメント管理サーバー2とはネットワークで接続されている。ユーザーは、当該ドキュメント管理サーバー2にアクセスして、署名領域付きのフォーマットデータを取得する((1)データ取得)。次に、ユーザーは、ユーザー端末100を操作して、取得した署名領域付きのフォーマットデータを用いて文書データを作成する((2)データ作成)。
そして、ユーザーは、ユーザー端末100から作成した文書データをMFP10に送信する((3)ジョブ送信)。
次に、ユーザーは、MFP10において所持しているICカードを用いて認証処理を実行する。具体的には、カードリーダー11でユーザーが所持しているICカードに格納された固有の識別情報を取得して当該情報が記憶部に登録されているかどうかを判断する。登録されている場合には、認証が成功してMFP10に対する操作が可能となるとともに、ユーザー識別情報が取得される((4)ICカード認証・ユーザー識別情報取得)。ユーザー識別情報は、印影画像データと関連付けられていて、ユーザーを特定することが可能であればどのようなものを用いても良い。本例においては、一例として例えば、ユーザー名を用いることが可能である。
MFP10において、取得されたユーザー識別情報に基づいて印影画像データが抽出される。そして、ジョブ送信した文書データの署名領域に印影画像データが合成される((5)印影画像データ取得・合成)。そして、合成された印刷データ(文書データ)が印刷される((6)印刷)。
当該処理により、ユーザーは、署名領域付きの文書データをMFP10にジョブ送信して、MFP10において認証処理を実行することにより署名領域付きの文書データに印影画像データが合成された印刷を実行することが可能である。したがって、印影画像データの指定等の煩雑な作業が不要であり簡易な方式で印影画像データを合成して所望の印刷物を取得することが可能である。
以下、具体的な処理のフローについて説明する。
図3は、本発明の実施の形態に従う印刷処理のフロー図である。
図3を参照して、まず、ユーザーログイン認証を実行する(ステップS2)。具体的には、ログイン認証部14において認証処理を実行する。本例においては、ICカードを用いたカード認証処理を実行する。
次に、印刷ジョブを取得する(ステップS4)。具体的には、データ取得部15は、認証処理で成功したユーザー名(ユーザー識別情報)に基づいて、文書データ記憶部24に保存されている当該ユーザー名を含む印刷ジョブの文書データを取得する。
次に、署名領域確認処理を実行する(ステップS6)。具体的には、署名領域確認部16は、取得した文書データに署名領域が含まれているかどうかの確認処理を実行する。署名領域確認処理の詳細については後述する。
次に、ユーザー識別情報に関連付けられた印影画像データを取得する(ステップS10)。印影画像データ取得部18は、認証処理で成功したユーザー名(ユーザー識別情報)に関連付けられた印影画像データを取得する。
次に、印影画像データを合成する(ステップS12)。印影画像データの合成処理については後述する。
そして、画像を出力する(ステップS14)。画像出力部22は、署名領域付きの文書データの場合に、署名領域内に印影画像データを重畳して合成した合成画像データを記録用紙に印刷する。
そして、処理を終了する(エンド)。
図4は、本発明の実施の形態に従う署名領域確認処理の詳細について説明するフロー図である。当該処理は、署名領域確認部16で実行される。
図4を参照して、印刷ジョブに含まれる文書データに署名領域があるかどうかを判断する(ステップS20)。具体的には、上述した署名領域付きの文書データの場合には、文書データ中に署名領域であることを特定可能な特別なデータが埋め込まれているものとする。当該特別なデータを識別することにより署名領域であることを特定することが可能である。
ステップS20において、署名領域が有ると判断した場合(ステップS20においてYES)には、署名領域有り設定とする(ステップS22)。
次に、署名領域を抽出する(ステップS22)。文書データ中の特別なデータを識別することにより、文書データにおける署名領域の位置(場所)を特定する。
そして、処理を終了する(リターン)。
一方、ステップS20において、署名領域が無いと判断した場合(ステップS20においてNO)には、署名領域無し設定とする(ステップS26)。
そして、処理を終了する(リターン)。
図5は、本発明の実施の形態に従う認証テーブルおよび印影データテーブルの一例を説明する図である。
図5(A)を参照して、当該認証テーブルは、図示しない記憶部に格納されているものとする。なお、文書データ記憶部24に格納しておいても良い。
ここでは、認証処理の際に用いられる認証テーブルには、ユーザー名、カードデータ、役職がそれぞれ登録されている場合が示されている。
具体的には、一例として、ユーザーAについて、データ「AAA」、役職「普通」であるとしてそれぞれ登録されている場合が示されている。また、ユーザーBについても同様に、データ「BBB」、役職「課長」であるとしてそれぞれ登録されている場合が示されている。当該認証テーブルの情報は、予め管理者が登録するようにしても良いし、当該認証テーブルに各ユーザー自身の認証データを登録するためのインターフェイス画面を設けておいて、当該インターフェイス画面を用いてユーザー自身が登録するようにしても良い。また、ネットワークを介して外部で作成したものをダウンロードして格納しておくことも可能である。また、当該認証テーブルの状態で記憶部に格納しておく必要は無く、それぞれのデータが関連付けられた状態で別の記憶部に格納することも可能である。
図5(B)を参照して、印影データテーブルは、印影データ記憶部26に格納されているものとする。ここでは、印影画像データの取得の際に用いられる印影データテーブルには、ユーザー名、印影画像データがそれぞれ登録されている。一例として、ユーザーAについて、印影画像データが登録されている場合が示されている。また、ユーザーBについて、印影画像データが登録されている場合が示されている。
図6は、本発明の実施の形態に従う印影画像データの合成処理について説明するフロー図である。当該処理は、印影画像データ合成部20で実行される。
図6を参照して、署名領域の設定があるかどうかを判断する(ステップS30)。具体的には、上記で説明した署名領域確認処理において署名領域の設定有りと判定されたかどうかを判断する。
次に、ステップS30において、署名領域の設定が有ると判断した場合(ステップS30においてYES)には、署名領域に印影画像データを重畳して合成する(ステップS32)。具体的には、抽出された署名領域に取得した印影画像データを重畳して合成する。
そして、処理を終了する(リターン)。
一方、ステップS30において、署名領域の設定が無いと判断した場合(ステップS30においてNO)には、余白領域に印影画像データを重畳して合成する(ステップS34)。具体的には、文書データのうちの余白領域を検索して印影画像データを当該領域に重畳して合成する。なお、余白領域に限られず、予め文書データの下隅を設定しておいて当該位置に印影画像データを重畳して合成するようにしても良い。
そして、処理を終了する(リターン)。
当該合成処理により、署名領域の設定がある場合には、当該領域に印影画像データを重畳することが可能であるし、署名領域の設定が無い場合であっても余白領域、あるいは、所定位置に印影画像データを重畳して合成して出力することが可能である。すなわち、どのユーザーの印刷物かを容易に把握することが可能となり、ユーザーの利便性に供する。
上記においては、ユーザー識別情報として、認証データからユーザー名を特定して当該情報を用いて印影画像データを取得する方式について説明したが、ユーザー識別情報は、ユーザー名に限られずユーザーの印影画像データに関連付けられた情報であればどのようなものを用いても良い。
上記においては、認証処理の方式としてICカードを用いたカード認証を実行する方式について説明したが、特にカード認証に限られずPINコードを用いた認証処理、あるいは、指紋等の生体情報を用いた生体認証の方式を採用することも可能である。
また、上記においては、MFP10においてログイン認証部14を設けて、ログイン認証部14における認証処理を実行して、認証が成功した場合の方式について説明したが、特に、認証処理を実行せずに、ユーザー端末100から送信した印刷ジョブをMFP10が実行する方式においても同様に適用可能である。
図7は、本発明の実施の形態に従う別の印刷処理のフロー図である。
図7を参照して、印刷ジョブを取得する(ステップS4)。具体的には、データ取得部15は、受信した印刷ジョブについて文書データ記憶部24にアクセスして取得する。そして、その際、印刷ジョブに含まれているユーザー名すなわちユーザー識別情報を取得する。
次に、署名領域確認処理を実行する(ステップS6)。署名領域確認処理の詳細については、上記で説明したのと同様である。
そして、次に、ユーザー識別情報に関連付けられた印影画像データを取得する(ステップS10)。印影画像データ取得部18は、印刷ジョブに含まれているユーザー名(ユーザー識別情報)に関連付けられた印影画像データを取得する。
次に、印影画像データを合成する(ステップS12)。印影画像データの合成処理については上記で説明したのと同様である。
そして、画像を出力する(ステップS14)。画像出力部22は、署名領域付きの文書データの場合に、署名領域内に印影画像データを重畳して合成した合成画像データを記録用紙に印刷する。
そして、処理を終了する(エンド)。
当該処理においても、ユーザーは、署名領域付きの文書データをMFP10にジョブ送信して、MFP10は、印刷ジョブに含まれているユーザー識別情報に関連付けられている印影画像データを取得することが可能である。そして、署名領域付きの文書データに印影画像データが合成された印刷を実行することが可能である。したがって、印影画像データの指定等の煩雑な作業が不要であり簡易な方式で印影画像データを合成して所望の印刷物を取得することが可能である。
(実施の形態の変形例1)
上記においては、文書データ中に署名領域が1つ設けられている場合について説明したが、特に1つに限られず複数設けられている場合も想定される。
図8は、本発明の実施の形態の変形例1に従う署名領域付きの文書データを説明する図である。
図8を参照して、ここでは、2つの署名領域P,Qが設けられている場合が示されている。
また、当該署名領域それぞれには、ユーザーの権限を示す権限情報がさらに割り当てられている場合について説明する。権限情報は、署名領域に印影画像データを合成する際に用いられる。具体的には、役職情報が関連付けられていて、一致する役職のユーザーの印影画像データを重畳するものとする。
図9は、本発明の実施の形態の変形例に従う署名領域確認処理の詳細について説明するフロー図である。
図9を参照して、ステップS40において、署名領域が有るかどうかを判断する(ステップS40)。具体的には、上述した署名領域付きの文書データの場合には、文書データ中に署名領域であることを特定可能な特別なデータが埋め込まれているものとする。当該特別なデータを識別することにより署名領域であることを特定することが可能である。
ステップS40において、署名領域が有ると判断した場合(ステップS40においてYES)には、次に、当該署名領域が複数有るかどうかを判断する(ステップS42)。図8の文書データの場合には複数の署名領域P、Qがあると判断される。
ステップS42において、署名領域が複数有ると判断した場合(ステップS42においてYES)には、次に権限情報が設定されているかどうかを判断する(ステップS44)。署名領域のデータに権限情報の設定があるかどうかを判断する。本例においては、当該署名領域に役職情報とが関連付けられて設定されているかどうかを判断する。
ステップS44において、権限情報の設定があると判断した場合(ステップS44においてYES)には、権限情報が一致したかどうかを判断する(ステップS46)。具体的には、図5(A)で説明した認証テーブルに基づいて役職情報が一致するかどうかを判断する。例えば、署名領域に関連付けられている役職情報と、認証データに登録されている役職情報とが一致するかどうかを判断する。
ステップS46において、権限情報が一致したと判断した場合(ステップS46においてYES)には、署名領域有り設定とする(ステップS48)。
そして、対応する署名領域を抽出する(ステップS50)。すなわち、文書データにおける署名領域の位置(場所)を特定する。
そして、処理を終了する(リターン)。
一方、ステップS46において、権限情報が一致しないと判断した場合(ステップS46においてNO)には、ステップS52に進む。
一方、ステップS44において、権限情報の設定が無いと判断した場合(ステップS44においてNO)には、署名領域有り設定とする(ステップS54)。
そして、複数の署名領域のうちの1つの署名領域を抽出する(ステップS56)。
そして、処理を終了する(リターン)。
また、ステップS42において、複数の署名領域が無いと判断した場合(ステップS42においてNO)には、ステップS48に進む。以降の処理は同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
ステップS40において、署名領域が無いと判断した場合(ステップS40においてNO)には、署名領域無し設定とする(ステップS52)。
そして、処理を終了する(リターン)。
当該処理により、複数の署名領域付きの文書データの場合に、関連づけられた権限情報(役職情報)が存在する場合には、一致した役職情報に対応した署名領域に印影画像データを重畳して合成することが可能である。
したがって、適切な署名領域に印影画像データを重畳して出力することが可能であり、ユーザーの利便性に供する。
また、署名領域に権限情報が関連付けられていない場合には、複数の署名領域のうちのいずれかの署名領域を用いて印影画像データを重畳して出力することが可能である。
また、署名領域に権限情報が関連付けられている場合で、役職情報が一致しない場合あるいは、署名領域が無い場合には、余白領域、あるいは、所定位置に印影画像データを重畳して合成して出力することが可能である。すなわち、どのユーザーの印刷物かを容易に把握することが可能となり、ユーザーの利便性に供する。
(実施の形態の変形例2)
図10は、本発明の実施の形態の変形例2に従う印刷システムを説明する概略図である。
図10を参照して、図1の印刷システムと比較して、証明書発行サーバー200と、MFP10の代わりにMFP10#を設けた点が異なる。
MFP10#は、MFP10と比較して、証明書データ記憶部28と、保存部23と、保存データ記憶部30とをさらに設けた点が異なる。その他の構成については同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。証明書データ記憶部28は、予め証明書発行サーバー200で発行されたユーザーの電子証明書を格納しているものとする。証明書データ記憶部28には、ユーザー識別情報に関連付けられた電子証明書が格納されているものとする。
保存部23は、ユーザー識別情報に基づいて証明書データ記憶部28に格納された電子証明書(ユーザー証明書情報)を取得して、取得した電子証明書を用いて合成した文書データに対して電子署名処理を実行する。そして、当該署名処理を実行したデータを保存データ記憶部30に保存する。電子署名処理として、例えば、文書データに対して公開鍵暗号に基づく暗号化処理を施すようにすることが可能である。
なお、その他の処理等については図1で説明した処理と同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
当該処理により、電子署名後の印影画像データが重畳された文書データを例えばネットワークを介して他のユーザー端末に送信することが可能であり、ユーザーの利便性に供する。
なお、上記においては、署名領域付きの文書データについて説明した。すなわち、文書データ中に署名領域であることを特定可能な特別なデータが埋め込まれている場合について説明したが、特に当該特別なデータが埋め込まれていない場合であっても、例えば、文書データ中に文字データ「印」の文字認識をした場合に当該文字データが含まれる領域を署名領域として特定するようにしても良い。あるいは、文字データ「印」に限られず文字データ「署名」であっても良いし、その他の文字データ等の文字認識をした場合に当該文字データが含まれる領域を署名領域として特定するようにしても良い。
なお、本発明にかかる画像形成装置は、MFPに限られず、プリンター装置あるいはファクシミリ装置等であってもよい。
なお、コンピュータを機能させて上述のフローで説明したような制御を実行させるプログラムを提供することも可能である。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーションシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 MFP、11 カードリーダー、12 データ受信部、14 ログイン認証部、15 データ取得部、16 署名領域確認部、18 印影画像データ取得部、20 印影画像データ合成部、22 画像出力部、23 保存部、24 文書データ記憶部、26 印影データ記憶部、28 証明書データ記憶部、30 保存データ記憶部、100 ユーザー端末、102 データ送信部、104 CPU、106 データ記憶部、200 証明書発行サーバー。

Claims (8)

  1. 印刷データを含む印刷ジョブを受信する受信手段と、
    ユーザー識別情報を取得するユーザー情報取得手段と、
    取得した前記ユーザー識別情報に基づいて予め登録されている印影画像データを取得する取得手段と、
    前記印刷データに署名領域が設定されているかどうかを判断して当該領域を抽出する判断手段と、
    前記判断手段により署名領域が設定されていると判断した場合には、取得した印影画像データを当該抽出した署名領域に重畳して印刷し、前記判断手段により署名領域が設定されていないと判断した場合には、取得した印影画像データを予め設定した前記印刷データの余白領域に重畳して印刷する印刷手段とを備える、画像形成装置。
  2. 前記ユーザー情報取得手段は、前記画像形成装置にユーザーがログイン認証する際に前記ユーザー識別情報を取得する、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ログイン認証は、PINコード、ICカード、生体認証の少なくともいずれか1つである、請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記ユーザー情報取得手段は、前記印刷ジョブ内に含まれる前記ユーザー識別情報を取得する、請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記取得手段は、記憶装置に前記ユーザー識別情報に関連付けて予め登録されている前記印影画像データを取得する、請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ユーザー識別情報は、ユーザーの権限を示す権限情報をさらに含み、
    前記判断手段は、前記印刷データに複数の署名領域が設定されているかどうかを判断し、
    複数の署名領域が設定されている場合には、それぞれの署名領域に権限情報が設定されているかどうかを判断し、
    権限情報が設定されている場合には、前記ユーザー識別情報に含まれる権限情報と一致する権限情報に対応する署名領域を抽出する、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記ユーザー識別情報に関連付けられたユーザー証明書情報を記憶する証明書記憶手段と、
    前記証明書記憶手段に記憶されたユーザー証明書情報に基づいて電子署名後の印刷データを保存する保存手段とを備える、請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 印刷データを含む印刷ジョブを受信するステップと、
    ユーザー識別情報を取得するステップと、
    取得した前記ユーザー識別情報に基づいて予め登録されている印影画像データを取得するステップと、
    前記印刷データに署名領域が設定されているかどうかを判断して当該領域を抽出するステップと、
    署名領域が設定されていると判断した場合には、取得した印影画像データを当該抽出した署名領域に重畳して印刷し、署名領域が設定されていないと判断した場合には、取得した印影画像データを予め設定した前記印刷データの余白領域に重畳して印刷するステップとを備える、画像形成装置の制御方法。
JP2011270873A 2011-12-12 2011-12-12 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 Active JP5790469B2 (ja)

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