JP5460219B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
ところが、このような認証画面が操作部に表示された際に、手元にICカードを持ち合わせていない場合や、誤ってICカードを紛失してしまった場合、ユーザは画像形成装置にログイン出来なくなるという問題があった。
検出物からユーザに対応付けられたユーザ情報を読み取る読み取りユニットを接続可能な画像形成装置であって、前記画像形成装置を操作するユーザを認証するためのユーザに関する属性の異なる複数の認証情報を記憶可能な記憶手段と、前記画像形成装置を操作するユーザを前記記憶手段に記憶された認証情報を用いて認証する認証手段と、前記読み取りユニットで読み取れるユーザ情報のための認証方法とは異なる認証方法での認証を行うための要求を受付ける受付け手段と、前記受付け手段で受け付けた要求に応じて、特定ユーザに関わる認証情報以外に、前記読み取りユニットで読み取れるユーザ情報のための認証方法に対応する属性を持つ認証情報とは異なる属性を持つ認証情報が、前記記憶手段に記憶されているかどうかを判断する判断手段と、前記判断手段により前記異なる属性を持つ認証情報が前記記憶手段に記憶されていないと判断された場合、前記記憶手段に記憶された前記特定ユーザに関わる認証情報を用いた前記認証手段による認証を許可する制御手段と、を備えることを特徴とする。
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像形成装置を適用する画像形成システムの一例を示す図である。本システムでは、画像形成装置101と、複数のPC端末102と認証サーバ105とがネットワークを介して通信可能に接続されている。画像形成装置101にはICカード104と通信可能な読み取りユニットとしてICカードR/W103が接続可能な例である。なお、読み取りユニットは、読み取る対象がカードである場合は、ICカードR/W103となるが、生体認証等を行う場合には、生体情報としての指紋や網膜や静脈に関わる情報を読み取るユニットとなる。
図2において、画像形成装置101は、画像形成装置全体の制御を行うコントローラ200、画像形成装置の処理や動作設定を行うオペレーションパネルを備えた操作部211を備える。さらに、画像形成装置101は、ファクシミリ制御を行うファックス制御ユニット214、画像処理のためのプロッタ215、原稿を読み取るスキャナ216、及びその他のハードウェアリソース217を備える。
また、HDD204は、上記システム情報として、画像形成装置101を操作するユーザを認証するための属性の異なる複数の認証情報を記憶可能に構成されている。ここで、属性の異なる複数の認証情報の例を図3に示す。さらに、複数の認証情報は、画像形成装置101の操作部211または、管理権限のある特定ユーザ(管理者)がPC12aのWEBブラウザ等を操作して、HDD204に登録することが可能である。
図4、図5は、図1に示した操作部211に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、CPU201がROM213またはHDD204に記憶された描画情報に従い操作部211に表示される。なお、ユーザインタフェースは一例であって、他の情報が同時に表示される構成であってもよいし、認証先は、別のウインドウとして表示する構成であってもよい。
図5に示す例では、認証先として、認証サーバ、このデバイス、システム管理者のいずれかを選択可能に構成されている。ここで、システム管理者とは、画像形成装置101を使用可能なユーザであって、特定の権限が与えられた特定のユーザである。この特定のユーザをシステム管理者と呼ぶ。
しかしながら、ユーザがICカード104を持ち合わせていない場合や、ICカード104を紛失してしまった場合に画像形成装置101にログインが出来ず、不便なケースがあった。
なお、図7に示す認証回数805に対応して、YESボタンが選択されている場合には、他の認証を一回限り許可する設定であるので、一般ユーザの目に留まる機会を極力減らすことが出来、セキュリティを著しく低下させることを防ぐことも出来る。
しかしながら、認証サーバ105に部門情報を登録可能にしてもよく、またこれらの情報を個別に登録できる構成にしてもよい(ICカード情報のみが登録されるケース等)。
また、本実施形態ではICカードR/WがUSBインタフェースを介して接続されるシステム例を示したが、USBインタフェース以外のインタフェースで接続される構成であってもよい。
そこで、CPU201は、HDD204に登録されたシステム情報に他の認証方法を許可するYESボタンが登録されているかどうかを判断する。ここで、他の認証方法を許可するYESボタンが登録されていないと判断した場合は、本処理を終了して、認証待ち状態に復帰する。
そして、S10で、CPU201は、ユーザXによる他の認証方法に従う認証回数が、図7に示したユーザ認証の制限回数Nを超えているかどうかをHDD204に登録されたシステム情報を参照して判断する。
一方、S10で、CPU201が制限回数Nを超えていないと判断した場合は、S5以降の処理を実行する。
なお、S7〜S10のステップの順序は、本実施形態に限定されるものではなく、適宜順序を入れ替えて実行可能であることはいうまでもない。また、本実施形態では、S7の基づく判別ステップを、第1の判別処理とよび、S10に基づ判別ステップを、第2の判別処理と呼ぶ。
これにより、ICカードなどの物理的なものを認証キーに使うWhat you HAVE型の認証システムにおいて、ある条件下で一時的に他の認証キーによる認証を許可することが可能となる。
しかも、無条件に他の認証方法による認証を受け付けないため、システム管理者が登録した他の認証条件に合致する場合に限り、一時的に許可する構成にすることで、著しくセキュリティを低下させることなく実現できる。
102a、102b PC
103 ICカードR/W
104 ICカード
Claims (11)
- 検出物からユーザに対応付けられたユーザ情報を読み取る読み取りユニットを接続可能な画像形成装置であって、
前記画像形成装置を操作するユーザを認証するためのユーザに関する属性の異なる複数の認証情報を記憶可能な記憶手段と、
前記画像形成装置を操作するユーザを前記記憶手段に記憶された認証情報を用いて認証する認証手段と、
前記読み取りユニットで読み取れるユーザ情報のための認証方法とは異なる認証方法での認証を行うための要求を受付ける受付け手段と、
前記受付け手段で受け付けた要求に応じて、特定ユーザに関わる認証情報以外に、前記読み取りユニットで読み取れるユーザ情報のための認証方法に対応する属性を持つ認証情報とは異なる属性を持つ認証情報が、前記記憶手段に記憶されているかどうかを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記異なる属性を持つ認証情報が前記記憶手段に記憶されていないと判断された場合、前記記憶手段に記憶された前記特定ユーザに関わる認証情報を用いた前記認証手段による認証を許可する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、
前記特定ユーザに関わる認証情報を用いた認証を許可する設定が、前記記憶手段にシステム情報として登録されているかを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により前記特定ユーザに関わる認証情報を用いた認証を許可する設定が前記記憶手段にシステム情報として登録されていると判別された場合に、前記特定ユーザの認証情報を用いた認証の回数が制限回数を超えているかどうかを判別する第2の判別手段とを備え、
前記制御手段は、前記判断手段により前記異なる属性を持つ認証情報が前記記憶手段に記憶されていないと判断され、さらに、前記第2の判別手段により前記特定ユーザの認証情報を用いた認証の回数が制限回数を超えていないと判別された場合、前記記憶手段に記憶された前記特定ユーザに関わる認証情報を用いた前記認証手段による認証を許可することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記特定ユーザに関わる認証情報は、前記画像形成装置の管理権限を有する管理者の認証情報であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 前記読み取りユニットで読み取れるユーザ情報のための認証方法に対応する属性を持つ認証情報とは異なる属性をもつ認証情報は、前記記憶手段に登録されたユーザ情報、及び前記ユーザが属する部門情報の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記読み取りユニットは、前記検出物としてのユーザ情報を格納するカードから当該ユーザ情報を読み取る、または、前記検出物としてのユーザの一部からユーザ情報としての生体情報を読み取ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 検出物からユーザに対応付けられたユーザ情報を読み取る読み取りユニットが接続可能で、画像形成装置を操作するユーザを認証するためのユーザに関する属性の異なる複数の認証情報を記憶可能な記憶手段を備える画像形成装置の制御方法であって、
前記読み取りユニットで読み取れるユーザ情報のための認証方法とは異なる認証方法での認証を行うための要求を受付ける受付け工程と、
前記受付け工程で受け付けた要求に応じて、特定ユーザに関わる認証情報以外に、前記読み取りユニットで読み取れるユーザ情報のための認証方法に対応する属性を持つ認証情報とは異なる属性を持つ認証情報が、前記記憶手段に記憶されているかどうかを判断する判断工程と、
前記判断工程で前記異なる属性を持つ認証情報が前記記憶手段に記憶されていないと判断された場合、前記記憶手段に記憶された前記特定ユーザに関わる認証情報を用いた認証を許可する制御工程と、
前記画像形成装置を操作するユーザを、前記記憶手段に記憶された前記特定ユーザに関わる認証情報を用いて認証する認証工程と、を有することを特徴とする制御方法。 - 前記制御工程では、
前記特定ユーザに関わる認証情報を用いた認証を許可する設定が、前記記憶手段にシステム情報として登録されているかを判別する第1の判別工程と、
前記第1の判別工程で前記特定ユーザに関わる認証情報を用いた認証を許可する設定が前記記憶手段にシステム情報として登録されていると判別された場合に、前記特定ユーザの認証情報を用いた認証の回数が制限回数を超えているかどうかを判別する第2の判別工程とを有し、
前記制御工程では、前記判断工程で前記異なる属性を持つ認証情報が前記記憶手段に記憶されていないと判断され、さらに、前記第2の判別工程で前記特定ユーザの認証情報を用いた認証の回数が制限回数を超えていないと判別された場合、前記記憶手段に記憶された前記特定ユーザに関わる認証情報を用いた認証を許可することを特徴とする請求項6記載の制御方法。 - 前記特定ユーザに関わる認証情報は、前記画像形成装置の管理権限を有する管理者の認証情報であることを特徴とする請求項6または7記載の制御方法。
- 前記読み取りユニットで読み取れるユーザ情報のための認証方法に対応する属性を持つ認証情報とは異なる属性をもつ認証情報は、前記記憶手段に登録されたユーザ情報、及び前記ユーザが属する部門情報の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の制御方法。
- 前記読み取りユニットは、前記検出物としてのユーザ情報を格納するカードから当該ユーザ情報を読み取る、または、前記検出物としてのユーザの一部からユーザ情報としての生体情報を読み取ることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の制御方法。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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