JP2005222213A - プリントシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク上のプリンタで機密文書の印刷指示や中止を行なう際に、機密性を確保するとともに、操作性の向上およびシステムの占有時間を短縮させること。
【解決手段】同一ネットワーク100上に、少なくとも、印刷ファイルを記憶したサーバー140と、携帯端末105と送受信可能なプリンタ120と、を相互通信可能に接続したシステムにおいて、携帯端末105は、プリンタ120に対して印刷ファイルの特定および印刷開始/印刷中止を含む印刷指示情報、認証情報を含む電子メールを送信するメール送信手段を有し、プリンタ120は、上記電子メールに含まれる認証情報に対する照合を行なうユーザ認証手段と、ユーザ認証手段による照合が一致した場合に指示された印刷ファイルをサーバー140から受信し、印刷を実行または中止する制御部122と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯電話やPDAなどの携帯端末からネットワーク上のプリンタ(デジタル画像形成装置)にアクセスし、所望の印刷出力の指示または中止を行なうことが可能なプリントシステムに関するものである。
近年、ITの普及にともないネットワーク上にプリンタやパーソナルコンピュータ(PC)を相互通信可能に接続したシステムが知られている。特に、公共の場など多くの人達が利用するシステムの場合、機密印刷の徹底が要求される。たとえば、ネットワーク上の機密文書をプリンタで印刷する場合、印刷データとともにユーザIDやパスワードを送信し、プリンタ側でパスワードを入力している。また、ユーザID、パスワードの指定についてはクライアントPCから設定したり、プリンタから電子メールで特定のパーソナルコンピュータ(PC)などに送信するといったことが行なわれている(たとえば、特許文献1参照)。
また、プリンタ側から認証情報をクライアントへ通知し、その認証情報を往復させるシステムが開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2003−11446号公報 特開2001−312388号公報
しかしながら、上記に示されるような機密印刷を行なう場合、認証情報をPCなどのキーボードで入力すると煩雑な操作が必要であったり、キーボードがないプリンタからの認証情報の入力はさらに煩雑なものとなっていた。特に、印刷の開始指示や中止といった入力も認証を必要とするため、操作性が煩雑であるとともに、プリンタなどを占有する時間が長くかかってしまうという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ネットワーク上のプリンタで機密文書の印刷指示や中止を行なう際に、機密性を確保するとともに、操作性の向上およびシステムの占有時間を短縮させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、同一ネットワーク上に、少なくとも、印刷ファイルを記憶したサーバーと、携帯端末と送受信可能なプリンタと、を相互通信可能に接続したプリンタシステムにおいて、前記携帯端末は、前記プリンタに対して印刷ファイルの特定および印刷開始/印刷中止を含む印刷指示情報、認証情報を含む電子メールを送信するメール送信手段を有し、前記プリンタは、前記電子メールに含まれる認証情報に対する照合を行なうユーザ認証手段と、前記ユーザ認証手段による照合が一致した場合に指示された印刷ファイルを前記サーバーから受信し、印刷を実行または中止する印刷制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1にかかる発明によれば、同一ネットワーク上に、少なくとも、印刷ファイルを記憶したサーバーと、携帯端末と送受信可能なプリンタと、を相互通信可能に接続し、たとえば、サーバー上にある印刷ファイルから所望とするファイルを指定して、プリンタから出力する操作を携帯端末からプリンタへの電子メールによって行ない、この印刷を途中で中止する場合には、電子メールに認証情報と印刷中止の情報を付加し、これをプリンタ側でユーザ認証することにより、携帯端末による電子メールによってプリンタの機密文書の出力指示や出力中止といった操作が可能になる。
また、請求項2にかかる発明は、前記ユーザ認証手段は、ユーザIDと暗証コードとにしたがってユーザ認証を行なうことを特徴とする。
この請求項2にかかる発明によれば、請求項1に記載の発明において、プリンタ側のユーザ認証手段は、携帯端末から送られた電子メールに含まれるユーザIDと暗証コードとをあらかじめ設定されている認証データと照合することにより、ユーザ認証が可能になる。
また、請求項3にかかる発明は、前記ユーザ認証手段は、前記携帯端末のメールアドレスと暗証コードとにしたがってユーザ認証を行なうことを特徴とする。
この請求項3にかかる発明によれば、請求項1に記載の発明において、プリンタ側のユーザ認証手段は、携帯端末から送られた電子メールのメールアドレスと暗証コードとをあらかじめ設定されている認証データと照合することにより、ユーザの認証を行なうことが可能になる。
また、請求項4にかかる発明は、前記ユーザ認証手段は、前記暗証コードを暗号化/復号化する暗号化/復号化手段を備えたことを特徴とする。
この請求項4にかかる発明によれば、請求項2または3に記載の発明において、ユーザ認証手段の暗号化/復号化手段により暗証コードを暗号化/復号化することにより、印刷データに対するセキュリティ性を確保することが可能になる。
また、請求項5にかかる発明は、前記ユーザ認証手段は、公開鍵暗号方式に基づく鍵生成手段と、公開鍵によって暗号化された暗号を復号する復号化手段と、を有することを特徴とする。
この請求項5にかかる発明によれば、請求項1に記載の発明において、公開鍵暗号方式を利用することにより、暗号の鍵の管理が容易に行なえ、機密性を確保することが可能になる。
また、請求項6にかかる発明は、前記ユーザ認証手段は、電子署名された電子メールまたは印刷ファイルを認識することを特徴とする。
この請求項6にかかる発明によれば、請求項1に記載の発明において、ユーザ認証手段は、電子署名された電子メールまたは印刷ファイルを認識することにより、印刷ファイルの機密性を確保することが可能になる。
また、請求項7にかかる発明は、前記携帯端末は、電子メールのアドレスを特定するフレーム画像を有することを特徴とする。
この請求項7にかかる発明によれば、請求項1に記載の発明において、フレーム画像で電子メールのアドレスを取り込むことにより、正確でアドレスの転記ミスのない入力操作が実現する。
また、請求項8にかかる発明は、前記携帯端末は、IPアドレスを特定するフレーム画像を有することを特徴とする。
この請求項8にかかる発明によれば、請求項1に記載の発明において、フレーム画像でIPアドレスを取り込むことにより、正確でアドレスの転記ミスのない入力操作が実現する。
また、請求項9にかかる発明は、前記プリンタは、前記フレーム画像を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
この請求項9にかかる発明によれば、請求項7または8に記載の発明において、アドレスを表す画像を表示することにより、アドレスが変更なった場合にも迅速に対応することが可能になる。
また、請求項10にかかる発明は、前記フレーム画像は、2次元バーコードであることを特徴とする。
この請求項10にかかる発明によれば、請求項7、8または9に記載の発明において、2次元バーコードのフレーム画像とすることにより、小スペースでのアドレス入力が可能になる。
本発明(請求項1)にかかるプリントシステムは、同一ネットワーク上に、少なくとも、印刷ファイルを記憶したサーバーと、携帯端末と送受信可能なプリンタと、を相互通信可能に接続し、たとえば、サーバー上にある印刷ファイルから所望とするファイルを指定して、プリンタから出力する操作を携帯端末からプリンタへの電子メールによって行ない、この印刷を途中で中止する場合には、電子メールに認証情報と印刷中止の情報を付加し、これをプリンタ側でユーザ認証することにより、携帯端末による電子メールによってプリンタの機密文書の出力指示や出力中止といった操作が可能になるため、ネットワーク上のプリンタで機密文書の印刷指示や中止を行なう際に、機密性を確保することができるとともに、操作性が向上し、かつシステムの占有時間を短縮させることができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項2)にかかるプリントシステムは、請求項1に記載の発明において、プリンタ側のユーザ認証手段は、携帯端末から送られた電子メールに含まれるユーザIDと暗証コードとをあらかじめ設定されている認証データと照合することにより、ユーザ認証を行なうことが可能になるため、機密性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項3)にかかるプリントシステムは、請求項1に記載の発明において、プリンタ側のユーザ認証手段は、携帯端末から送られた電子メールのメールアドレスと暗証コードとをあらかじめ設定されている認証データと照合することにより、ユーザ認証が可能になるため、印刷データに対する機密性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項4)にかかるプリントシステムは、請求項2または3に記載の発明において、ユーザ認証手段の暗号化/復号化手段により暗証コードを暗号化/復号化するので、さらに印刷データに対するセキュリティ性を確保することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項5)にかかるプリントシステムは、請求項1に記載の発明において、公開鍵暗号方式を利用するので、暗号の鍵の管理が容易に行なうことができ、かつ機密性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項6)にかかるプリントシステムは、請求項1に記載の発明において、ユーザ認証手段は、電子署名された電子メールまたは印刷ファイルを認識するため、印刷ファイルの機密性をさらに確保することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項7)にかかるプリントシステムは、請求項1に記載の発明において、フレーム画像で電子メールのアドレスを取り込むため、アドレスを転記する作業が不要となり、かつアドレスの転記ミスのない正確で操作性に優れた入力が実現するという効果を奏する。
また、本発明(請求項8)にかかるプリントシステムは、請求項1に記載の発明において、フレーム画像でIPアドレスを取り込むため、アドレスを転記する作業が不要となり、かつアドレスの転記ミスのない正確で操作性に優れた入力が実現するという効果を奏する。
また、本発明(請求項9)にかかるプリントシステムは、請求項7または8に記載の発明において、アドレスを表す画像を表示するため、アドレスが変更なった場合にも迅速にかつ正確に対応することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項10)にかかるプリントシステムは、請求項7、8または9に記載の発明において、2次元バーコードのフレーム画像としたので、ユーザは大量の情報を小スペースで、かつ正確なアドレスの入力操作を迅速に行なうことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるプリントシステムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
本発明は、同一のネットワーク上に、印刷ファイルを記憶したサーバー、携帯端末と通信可能で、記録紙に画像を形成するプリンタを接続したプリントシステムであって、特に、印刷要求をプリンタへ送信した後、その印刷の要求を中止したい場合、携帯端末からプリンタへメールによる印刷要求の代わりに中止指示を含むメールを送信する。プリンタはメールを受信した後にユーザ認証のためのパスワードの比較照合を行ない、パスワードの一致を確認して印刷中止の要求かどうかを判断する。印刷中止である場合、当該印刷処理を中止させる。以下、具体的に説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかるプリントシステムの概略構成を示す説明図であり、図2は、図1におけるプリントシステムの機能構成を示すブロック図である。このプリントシステムは、大きくは、ネットワーク100上に、少なくともプリンタに電子メールが可能な機能を有する携帯端末105と、少なくとも電子メールの送受信機能を有し、記録紙に印刷データを印字するプリンタ120と、印刷データが記憶されているサーバー140とが相互通信可能に接続されている。
上記ネットワーク100は、公衆回線や専用回線を経由して外部と接続するWAN(Wide Area Network:広域通信網)と、同一敷地内でネットークを構築するLAN(Local Area Network:構内通信網)に分類される方式、あるいは、そのいずれの方式であってもよい。また、インターネット機能を備える場合、TCP/IP(Transmission Contorol Protocol/Internet Protocol)であってもよい。さらには、各種の無線LANによる接続であってももちろんよい。
携帯端末105は、本体を統括的に制御するシステム制御部106、基地局116を介してネットワーク100上のプリンタ120電子メールの送受信を行なう通信インタフェイス107、メールアドレスなどの情報が格納されているアドレス帳108、電子メール情報や後述するサービス画面などを表示するLCD(Liquid Crystal Display)109、LCD109を制御する表示制御部110、キー入力などを行なう操作部111、操作部111による入力を制御するキーインタフェイス112、バーコードなどの画像情報を読み取る画像読取部113、画像読取部113で読み取った画像に所定の画像処理を施す画像処理部114を備えている。なお、この携帯端末105はPDA(Personal Digital Assistant)やノートPC、モバイルコンピュータなどであってもよい。
また、無線通信の場合、アナログ式、デジタル方式のいずれであってもよいが、無線区間の通信が比較的安定し、高速通信が可能なデジタル方式(たとえば、TDMA;Time Division Multiple Access、あるいは第3世代移動体通信システムであるIMT−2000など))が好ましい。また、携帯端末105として、使用地域がたとえばヨーロッパなどにおいてはGSM(Global System for Mobile Communication)、アメリカなどではAMPS(American Mobile Phone System)、IS−54、IS−136、IS−95などであってもよい。
すなわち、携帯端末105には、PDC(Personal Digital Celler)方式やcdmaOne(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)、あるいは次世代型方式(たとえば、wideband−CDMA、cdma2000)といったIMT−2000方式を採用する。いずれにしても、電子メールの送受信機能を備えているものが好ましい。
また、ワイヤレス通信の手段として、近距離(たとえば、10m程度)の通信範囲であれば、Bluetooth(ブルーツゥース)を用いることも可能である。すなわち、Bluetooth規格に準拠した無線機能付きの端末であれば、プリンタ側にもその規格に対応するBluetooth機能を付加することで、無線による確実な情報のやりとりが実現する。
プリンタ120は、ネットワーク100との通信制御を行なう通信インタフェイス121、プリンタ全体を制御する制御部122、画像データなどを蓄積する記憶装置123、公開鍵124、たとえば公開鍵暗号方式(public key cryptosystem)にしたがって鍵データを生成する鍵生成部125、認証データ126、ユーザ認証を行なう認証部127、各種の設定や入力、装置の状態などを表示する操作・表示部130、たとえばレーザ書込み・電子写真プロセスにしたがって記録紙に画像を形成するプリンタエンジン128、プリンタエンジン128の各部を制御するエンジン制御部129を備えている。なお、本例ではプリンタ120を一台で示しているが、同一機種あるいは種類の異なる機種が複数接続された構成であってもよい。
サーバー140は、少なくとも、本体を統括的に制御する制御部141、印刷ファイルなどが記憶されている記憶装置142、ネットワーク100との通信制御を行なう通信インタフェイス143を備えている。
図3は、図1および図2におけるプリンタの構成を示すブロック図である。この図において、メインバス上に、操作・表示部130、制御部122に該当するCPU131、ROM132、RAM133、LANコントローラ134、モデム135、記憶装置123に該当するHDD136、フレームメモリ138と接続されるシステムコントローラ137、ローカルバスコントローラ139が接続されている。ローカルバスコントローラ139にはローカルバスを介してプリンタエンジン128が接続されている。プリンタエンジン128は、各種のプロセスにしたがったプリンタを用い、たとえばレーザプリンタやインクジェットプリンタが好ましい。
つぎに、以上のように構成されたプリントシステムにおける印刷指示、ユーザ認証、印刷中止などの動作について図4に示すフローチャートを参照し、説明する。
まず、プリンタ120は公開鍵を生成し(ステップS1)、その公開鍵を携帯端末105に送信する(ステップS2)。携帯端末105はプリンタ120の公開鍵を取得し(ステップS3)、パスワードを暗号化する(ステップS4)。さらにプリンタ120はプリンタURL、メールアドレスを読込む(ステップS5)。
続いて、サーバー140は、携帯端末105にWebデータを送信する(ステップS6)。携帯端末105はサーバー140からWebデータを受信し(ステップS7)、印刷ファイル、プリンタのアドレス、ユーザの暗号化したパスワードを含む設定データをサーバー140に送信する(ステップS8)。サーバー140は携帯端末105から上記設定データを受信し(ステップS9)、印刷データを生成し(ステップS10)、印刷データ、ユーザID、暗号化したパスワードをプリンタ120に印刷データとしてセットする(ステップS11)。
続いて、プリンタ120は印刷データセットの受信を行ない(ステップS12)、描画データをプリンタ言語にしたがって生成し(ステップS13)、この描画データを蓄積する(ステップS14)。さらに、この印刷データは機密印刷であるか否かを判断する(ステップS15)。これと略並行して携帯端末105からユーザID、パスワード、中止指示を含むメール送信する(ステップS16)。
ステップS15において、当該印刷が機密印刷であると判断した場合、上記メールを受信し(ステップS17)、暗号パスワードの復号を行ないパスワードの比較照合を実行し(ステップS18)、パスワードがあらかじめ設定されている認証情報と一致しているか否かを判断する(ステップS19)。ここで、パスワードが一致していれば、さらに印刷中止であるか否かを判断し(ステップS20)、印刷中止でなければ当該印刷を実行し(ステップS21)、他方、印刷中止であると判断した場合には当該印刷を中止する(ステップS22)。
さらに、上述した動作について説明する。図1および図2に示すように携帯電話のような携帯端末105からネットワーク100上のサーバー140にある文書を近くのプリンタ120に出力するシステムにおいて、まず出力したいプリンタ120のIPアドレス(Internet Protocol address)と電子メールアドレスを取得する。これらのアドレスを紙に書いてプリンタに貼り付けてあってもよいが、転記ミスや入力の煩わしさがあるので、携帯端末105にフレーム画像読み取り機能がある場合はフレーム画像を利用する。
フレーム画像としてはバーコード、2次元バーコードなどがある。ここではアドレスを図5に示すような縦および横方向に情報をもつ2次元バーコード(たとえばQRコード)化し、プリンタの機体に貼り付けるか、あるいは図6に示すような操作画面に表示する。なお、携帯端末105には2次元バーコードの読み取り機能がついており、この2次元バーコードを取り込むことは公知の技術であり、これを利用する。このように、QRコードのような2次元バーコードを採用することで、小さなスペースに大量の情報を盛り込むことができ、かつアドレスなどが変更になっても正確で、かつ簡単に対応することができる。
すなわち、コードの形式としてはある程度の情報量を入れることを考えた場合には、たとえば図5に示すQRコードなどの2次元バーコードなどを用いることが可能である。なお、QRコードは、デンソー社が開発し、大容量で省スペース、高速読み取り、情報密度を高めることが可能であるマトリックスタイプの2次元バーコードである。2次元バーコードとしては、この他にGI Matrix社のDataMatrix、UPS社のMaxi−Codeなどを用いてもよい。
印刷したいファイルがサーバー140上にある場合、携帯端末105からWeb経由でサーバー140へ指定のプリンタ120に印刷指示することになる。
このとき、まずプリンタ120は公開鍵暗号方式を利用する場合、暗号化するため公開鍵を生成する。プリンタは公開鍵を公開する。携帯端末105からWeb経由で直接入手してもよいし、あらかじめ第3のWebサーバー(不図示)に登録しておき、そのサーバーから入手してもよい。携帯端末105ではパスワードを暗号化する際、ここで入手した公開鍵をキーとして暗号化する。つぎに前述したように2次元バーコードよりメールアドレスやプリンタのIPアドレスを読み込む。
携帯端末105から印刷したいファイルがあるサーバ−140へアクセスする。このサーバー140はWebサーバーとしてサーバーにあるファイルを指定のプリンタ120へ出力するサービスを行う。機能的には通常のプリンタにおける印刷処理のようにプリンタ記述言語による印刷データを生成し、指定のプリンタ120へ送信するものである。
携帯端末105はサーバー140へアクセスする際に、ユーザ認証が必要となるのは従来どおりである。携帯端末105は、たとえば図7に示すようなサービス画面を受信し、印刷するファイル151、ユーザID152、プリンタのアドレス(URL:Uniform Resource Locatorなど)153、そして暗号化したパスワード154を設定し、サーバー140へ送信する。
サーバー140は携帯端末105から送られる上記設定データを受信し、プリンタデータを生成する。プリンタ120へはユーザID,暗号化したパスワードを印刷データセットとして送信する。プリンタ120は、印刷データセットを受信し、印刷可能な描画データを生成し、HDD136などの記憶装置に蓄積する。指定の印刷データが機密印刷の指定がない場合、ただちに印刷するが、機密印刷の場合はユーザからの指示があるまで待機する。
ここで描画データ生成後に待機としているが、描画データ生成前の待機でもよい。ここで、プリンタ120は機密印刷のユーザの識別が必要になる。本発明では、ユーザの識別を電子メールで行っている。ユーザがプリント出力を中止したいときになったら前に取り込んだプリンタ120の電子メールアドレスへユーザIDとパスワードを送信する。プリンタは電子メールを受信し、印刷データに付加されていた暗号化されたパスワードを秘密鍵により復号し、パスワードの比較を行い、一致したと判断した場合にはこの印刷を中止する。
携帯端末105からサーバー140へユーザIDを設定する際、携帯端末105のメールアドレスを代用してもよく、印刷出力のメールを送信する際もユーザIDの必要がなくなるので操作の煩雑さが軽減できる。暗号化手法や暗号化対象文書は様々な組合せが可能である。公開鍵を使わずあらかじめ互いに共有していた秘密鍵をつかってもよい。サーバーへパスワードを送信する際には携帯端末105側で、さらに秘密鍵で暗号化し、プリンタ120の印刷指示用の電子メールでその秘密鍵を送信してもよい。
さらに電子メールに電子署名(certificates)を行なうことによってさらに機密性を向上させることが可能である。電子署名の方式は公知な技術として利用されており、メッセージダイジェストを生成し、ダイジェストを公開鍵暗号方式で暗号化するような方式である。
ところで、上述の実施の形態では、ネットワーク100上のプリンタ120に対して携帯端末105から印刷要求を行ない、サーバー140から所望とする印刷ファイルを取り出して印刷する例について述べたが、プリンタ120のHDD136などに印刷ファイルが格納されている場合には、携帯端末105とプリンタ120と直接に処理を行なってもよい。いずれにしても携帯端末105からプリンタ120に対する単一方向のアクセス(印刷要求/中止、認証)により、機密対象の所望の印刷ファイルを簡単に出力したり、その出力を中止するといった操作が簡単に行なうことができる。
以上のように、本発明にかかるプリントシステムは、プリンタ、デジタル複写機、複合機などの画像形成装置やサーバーなどを同一ネットワークに接続し、携帯端末から画像形成装置に画像出力の指示および認証情報の入力を行なって所望とする文書の印刷を行なうシステムに有用であり、特に、上記ネットワーク上の文書を印刷する際に、画像出力装置に携帯端末によるメール情報で印刷の指示/中止、認証情報の入力と、画像形成装置側でこのメール情報にしたがった認証を行ない、印刷の指示/中止を実行するシステムに適している。
本発明の実施の形態にかかるプリントシステムの概略構成を示す説明図である。 図1におけるプリントシステムの機能構成を示すブロック図である。 図1におけるプリンタの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるプリントシステムの携帯端末、プリンタ、サーバーの動作を示すフローチャートである。 2次元バーコードの例を示す説明図である。 2次元バーコードを表示出力した例を示す説明図である。 携帯端末のサービス画面例を示す説明図である。
符号の説明
100 ネットワーク
105 携帯端末
106 システム制御部
107 通信インタフェイス
108 アドレス帳
109 LCD
111 操作部
120 プリンタ
121 通信インタフェイス
122 制御部
123 記憶装置
125 鍵生成部
127 認証部
128 プリンタエンジン
131 CPU
136 HDD
140 サーバー
141 制御部
142 記憶装置
143 通信インタフェイス

Claims (10)

  1. 同一ネットワーク上に、少なくとも、印刷ファイルを記憶したサーバーと、携帯端末と送受信可能なプリンタと、を相互通信可能に接続したプリンタシステムにおいて、
    前記携帯端末は、前記プリンタに対して印刷ファイルの特定および印刷開始/印刷中止を含む印刷指示情報、認証情報を含む電子メールを送信するメール送信手段を有し、
    前記プリンタは、前記電子メールに含まれる認証情報に対する照合を行なうユーザ認証手段と、前記ユーザ認証手段による照合が一致した場合に指示された印刷ファイルを前記サーバーから受信し、印刷を実行または中止する印刷制御手段と、を備えたことを特徴とするプリントシステム。
  2. 前記ユーザ認証手段は、ユーザIDと暗証コードとにしたがってユーザ認証を行なうことを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  3. 前記ユーザ認証手段は、前記携帯端末のメールアドレスと暗証コードとにしたがってユーザ認証を行なうことを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  4. 前記ユーザ認証手段は、前記暗証コードを暗号化/復号化する暗号化/復号化手段を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載のプリントシステム。
  5. 前記ユーザ認証手段は、公開鍵暗号方式に基づく鍵生成手段と、公開鍵によって暗号化された暗号を復号する復号化手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  6. 前記ユーザ認証手段は、電子署名された電子メールまたは印刷ファイルを認識することを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  7. 前記携帯端末は、電子メールのアドレスを特定するフレーム画像を有することを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  8. 前記携帯端末は、IPアドレスを特定するフレーム画像を有することを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  9. 前記プリンタは、前記フレーム画像を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項7または8に記載のプリントシステム。
  10. 前記フレーム画像は、2次元バーコードであることを特徴とする請求項7、8または9に記載のプリントシステム。
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