JP5790295B2 - 冷延鋼板チャタリング防止方法及びその設備 - Google Patents

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Description

本発明は、冷延鋼板のチャタリング防止方法及びその設備に関するものである。
従来より、冷延鋼板(以下、単に「鋼板」ともいう)の矯正ラインにおいて、鋼板の振動とレベラーの振動が共振するとチャタリングが発生し、鋼板にはチャタマークが発生することが知られている。
そこで、これまで、チャタリングを防止するために、以下のような技術が提案されている。
(a)レベラー前後のいずれか一方に、鋼板の垂直方向での振動を防止する振動減衰装置を備えたテンションレベラーが提案されている(特許文献1参照)。
(b)鋼板の弦振動を変化させるために、垂直方向に鋼板を支持するエアーシリンダを水平方向に移動可能に設置するような方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開昭59−218219号公報 特開平8−66724号公報
しかしながら、図2に示すように、鋼板1からローラーレベラー10のロール11に加わる力Fは垂直方向への分力Fvと水平方向への分力Fhに分かれることができるため、特許文献1に記載されたような垂直方向の振動減衰装置等では水平方向の減衰が不可能であった。また、垂直方向の振動に対しても、減衰装置の固有振動数を変化させることができないため、鋼板の弦振動と減衰装置の固有振動数が一致すると、別の共振チャタリングが発生してしまうという問題点があった。
一方、特許文献2に記載されたようなチャタリング防止方法では、レベラー前の鋼板の弦振動を変化できても、レベラー装置内のロール間の鋼板の弦振動とレベラー自体の固有振動数が一致すると共振し、チャタリングが発生してしまうという問題点があった。
本発明では、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、冷延鋼板の矯正ラインにおいて、ローラーレベラーでのチャタリングの発生を的確に防止することができる冷延鋼板チャタリング防止方法及びその設備を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]冷延鋼板をローラーレベラーで矯正する際に発生するチャタリングを防止するチャタリング防止方法であって、ローラーレベラーの前または/および後に設置された張力制御用ブライドルロールのフレームと前記ローラーレベラーのフレームとを水平方向に接続する接続装置によって接続し、前記ローラーレベラーの振動加速度をセンサーで検知し、前記センサーが検知した振動加速度の変化に基づいて、ローラーレベラー自体の固有振動数と冷延鋼板との共振点を変化させるように、前記接続装置の接続力を変化させることを特徴とする冷延鋼板チャタリング防止方法。
[2]前記接続装置として、エアーシリンダ、油圧シリンダ、パワーシリンダ等の接続力が可変なものを使用することを特徴とする前記[1]に記載の冷延鋼板チャタリング防止方法。
[3]前記振動加速度を検知するセンサーを前記ローラーレベラーのロールチョック付近に少なくとも4個所以上設置して、前記センサーが検知した振動加速度が2G以上になるとチャタリングが発生したと判定することを特徴とする前記[1]または[2]に記載の冷延鋼板チャタリング防止方法。
[4]冷延鋼板をローラーレベラーで矯正する際に発生するチャタリングを防止するチャタリング防止設備であって、ローラーレベラーの前または/および後に設置された張力制御用ブライドルロールのフレームと前記ローラーレベラーのフレームとを水平方向に接続する接続装置と、前記ローラーレベラーの振動加速度を検知するセンサーと、該センサーが検知した振動加速度の変化に基づいて、ローラーレベラー自体の固有振動数と冷延鋼板との共振点を変化させるように、前記接続装置の接続力を変化させる制御装置とを備えていることを特徴とする冷延鋼板チャタリング防止設備。
[5]前記接続装置として、エアーシリンダ、油圧シリンダ、パワーシリンダ等の接続力が可変なものが使用されていることを特徴とする前記[4]に記載の冷延鋼板チャタリング防止設備。
[6]前記振動加速度を検知するセンサーが前記ローラーレベラーのロールチョック付近に少なくとも4個所以上設置されており、前記制御装置は、前記センサーが検知した振動加速度が2G以上になるとチャタリングが発生したと判定することを特徴とする前記[4]または[5]に記載の冷延鋼板チャタリング防止設備。
本発明によって、冷延鋼板の矯正ラインにおけるローラーレベラーでのチャタリングの発生を的確に防止することができる。
本発明の一実施形態における接続装置と振動加速度センサーの設置状態を示す側面図である。 鋼板からローラーレベラーのロールに掛かる力を示す模式図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す側面図である。
図1に示すように、この実施形態においては、冷延鋼板1をローラーレベラー10で矯正するに際して、チャタリングの発生を防止するために、ローラーレベラー10の後に設置された張力制御用ブライドルロール装置15のフレーム17とローラーレベラー10のフレーム12とを接続装置21によって水平方向に接続し、その状態でのローラーレベラー10の振動加速度をセンサー(振動加速度センサー)22で検知すると、制御装置(図示せず)が、センサー22が検知した振動加速度の変化に基づいて、ローラーレベラー10自体の固有振動数と冷延鋼板1との共振点を変化させるように、接続装置21の接続力を変化させている。なお、図1中の16はブライドルロール装置15のロールである。
ここで、接続装置21としては、エアーシリンダ、油圧シリンダ、パワーシリンダ等の接続力が可変なものを使用する。また、センサー22については、ローラーレベラー10のロールチョック13付近に少なくとも4個所以上設置することが好ましい。
そして、制御装置は、センサー22が検知した振動加速度が2G以上になるとチャタリングが発生したと判定するようになっている。
このようにして、この実施形態においては、ローラーレベラー10のフレーム12とブライドルロール装置15のフレーム17を接続装置(油圧シリンダ等)21により接続したので、鋼板1からレベラーロール11に加わる力Fによる水平方向の振動を減衰できるようになる。
すなわち、この実施形態においては、鋼板1からレベラーロール11に加わる力Fによる水平方向の振動を減衰できるようにしたので、ローラーレベラー10自体と鋼板1の共振を防ぐことができ、チャタリングの発生を的確に防止することができる。
なお、この実施形態では、ローラーレベラー10の後にブライドルロール装置15が設置されているが、本発明は、ローラーレベラー10の前にブライドルロール装置15が設置されている場合や、ローラーレベラー10の前と後にそれぞれブライドルロール装置15が設置されている場合も同様に実施することができる。
本発明の実施例として、上記の本発明の一実施形態に基づいて、冷延鋼板1をローラーレベラー10によって矯正した。
その際に、ローラーレベラー10のフレーム12とブライドルロール装置15のフレーム17とを接続していない場合を従来例とし、ローラーレベラー10のフレーム12とブライドルロール装置15のフレーム17とを接続装置21によって水平方向に接続し、ローラーレベラー10と冷延鋼板1との共振点を変化させるように、接続力を変化させた場合を本発明例とした。
それぞれの場合の条件とその結果を表1に示す。
Figure 0005790295
表1に示すように、従来例においてはチャタリングが発生していたものが、本発明例においてはチャタリングの発生を無くすことができるという良好な結果が得られた。
1 鋼板(冷延鋼板)
10 ローラーレベラー
11 ローラーレベラーのロール
12 ローラーレベラーのフレーム
13 ローラーレベラーのロールチョック
15 ブライドルロール装置
16 ブライドルロール装置のロール
17 ブライドルロール装置のフレーム
21 接続装置(エアーシリンダ、油圧シリンダ、パワーシリンダ)
22 センサー(振動加速度センサー)

Claims (6)

  1. 冷延鋼板をローラーレベラーで矯正する際に発生するチャタリングを防止するチャタリング防止方法であって、ローラーレベラーの前または/および後に設置された張力制御用ブライドルロールのフレームと前記ローラーレベラーのフレームとを水平方向に接続する接続装置によって接続し、前記ローラーレベラーの振動加速度をセンサーで検知し、前記センサーが検知した振動加速度の変化に基づいて、ローラーレベラー自体の固有振動数とローラーレベラー内のロール間の冷延鋼板との共振点を変化させるように、前記接続装置の接続力を変化させることを特徴とする冷延鋼板チャタリング防止方法。
  2. 前記接続装置として、エアーシリンダ、油圧シリンダ、パワーシリンダ等の接続力が可変なものを使用することを特徴とする請求項1に記載の冷延鋼板チャタリング防止方法。
  3. 前記振動加速度を検知するセンサーを前記ローラーレベラーのロールチョック付近に少なくとも4個所以上設置して、前記センサーが検知した振動加速度が2G以上になるとチャタリングが発生したと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の冷延鋼板チャタリング防止方法。
  4. 冷延鋼板をローラーレベラーで矯正する際に発生するチャタリングを防止するチャタリング防止設備であって、ローラーレベラーの前または/および後に設置された張力制御用ブライドルロールのフレームと前記ローラーレベラーのフレームとを水平方向に接続する接続装置と、前記ローラーレベラーの振動加速度を検知するセンサーと、該センサーが検知した振動加速度の変化に基づいて、ローラーレベラー自体の固有振動数とローラーレベラー内のロール間の冷延鋼板との共振点を変化させるように、前記接続装置の接続力を変化させる制御装置とを備えていることを特徴とする冷延鋼板チャタリング防止設備。
  5. 前記接続装置として、エアーシリンダ、油圧シリンダ、パワーシリンダ等の接続力が可変なものが使用されていることを特徴とする請求項4に記載の冷延鋼板チャタリング防止設備。
  6. 前記振動加速度を検知するセンサーが前記ローラーレベラーのロールチョック付近に少なくとも4個所以上設置されており、前記制御装置は、前記センサーが検知した振動加速度が2G以上になるとチャタリングが発生したと判定することを特徴とする請求項4または5に記載の冷延鋼板チャタリング防止設備。
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