JP4903676B2 - 金属板材の圧延方法および圧延装置 - Google Patents
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(1)少なくとも作業ロールと補強ロールとを有する金属板材の圧延機を用いて行う金属板材の圧延方法において、前記作業ロールの作業側と駆動側のロールチョックに作用する圧延方向の力を測定し、該圧延方向力の作業側と駆動側との差異(以下、圧延方向力の差異ともいう)および該圧延方向力の作業側と駆動側との和(以下、圧延方向力の和ともいう)を演算し、該圧延方向力の和と、圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係に基づき該圧延方向力の差異を補正し、この補正した圧延方向力の差異が制御目標値になるように前記圧延機のロール開度の左右非対称成分を制御することを特徴とする、金属板材の圧延方法。
(2)前記圧延方向力の差異と前記圧延方向力の和との関係を、予め求めておくことを特徴とする前記(1)に記載の金属板材の圧延方法。
(3)前記圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延前のキスロール締め込み時に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和に基づき、求めることを特徴とする、前記(2)に記載の金属板材の圧延方法。
(4)前記圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーの測定値に基づき、求めることを特徴とする、前記(2)に記載の金属板材の圧延方法。
(5)前記圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの測定値に基づき、求めることを特徴とする、前記(2)に記載の金属板材の圧延方法。
(6)前記補強ロールを基準として作業ロールを圧延入側または圧延出側にオフセットさせることを特徴とする、前記(1)乃至(5)のいずれか一項に記載の金属板材の圧延方法。
(7)前記圧延方向力の和の演算値に基づいて前記圧延方向力の差異の制御目標値を学習することを特徴とする前記(1)乃至(6)のいずれか一項に記載の金属板材の圧延方法。
(8)前記圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーの測定値に基づき、学習することを特徴とする、前記(7)に記載の金属板材の圧延方法。
(9)前記圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの測定値に基づき、学習することを特徴とする、請求項7に記載の金属板材の圧延方法。
(10)前記制御目標値は、該圧延方向力の和の一次以上の関数とすることを特徴する、前記(7)乃至(9)のいずれか一項に記載の金属板材の圧延方法。
(11)前記圧延方向力の和に代わって、圧延荷重(以下、垂直方向力ともいう)の測定値もしくは演算値、オフセット量の設定値もしくは測定値、および、上下作業ロールの周速度差の設定値もしくは測定値のいずれかまたは2つ以上から換算される値を用いて、圧延方向力の差異の補正値を演算することを特徴とする前記(1)乃至(10)のいずれか一項に記載の金属板材の圧延方法。
(12)少なくとも作業ロールと補強ロールとを有する金属板材の圧延機を含む圧延装置において、該作業ロールの作業側と駆動側のロールチョックに作用する圧延方向の力を測定する該作業ロールチョックの圧延方向入側と出側の双方またはどちらか一方に設けられた荷重検出装置と、
該荷重検出装置による測定値に基づいて該作業ロールチョックに作用する圧延方向力の作業側と駆動側の差異を演算する演算装置と、
該圧延方向力の作業側と駆動側の和を演算する演算装置と、
該圧延方向力の差異および圧延方向力の和との関係を演算および記憶する演算記憶装置と、
該圧延方向力の差異および圧延方向力の和との関係と該圧延方向力の和の演算値に基づき該圧延方向力の差異の演算値を補正する演算装置と、
この補正した圧延方向力の差異の演算値が制御目標値になるように前記圧延機のロール開度の左右非対称成分制御量を演算する演算装置と、
該ロール開度の左右非対称成分制御量の演算値に基づいて前記圧延機のロール開度を制御する制御装置、
を有することを特徴とする金属板材の圧延装置。
(13)被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーを測定するキャンバー測定装置を備えたことを特徴とする、前記(12)に記載の金属板材の圧延装置。
(14)被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジを測定する板厚ウェッジ測定装置を備えたことを特徴とする、前記(12)に記載の金属板材の圧延装置。
(15)前記補強ロールを基準として作業ロールが圧延入側または圧延出側にオフセットしていることを特徴とする、前記(12)乃至(14)のいずれか一項に記載の金属板材の圧延装置。
(16)前記圧延方向力の和の演算値に基づいて前記圧延方向力の差異の制御目標値を学習する演算装置を有することを特徴とする、前記(12)乃至(15)のいずれか一項に記載の金属板材の圧延装置。
(17)前記圧延方向力の和に代わって、圧延荷重(以下、垂直方向力ともいう)の測定値もしくは演算値、オフセット量の設定値もしくは測定値、および、上下作業ロールの周速度差の設定値もしくは測定値のいずれかまたは2つ以上を検出し、これらのいずれかまたは2つ以上から換算される値を用いて、圧延方向力の差異の補正値を演算する演算装置を有することを特徴とする前記(12)乃至(16)のいずれか一項に記載の金属板材の圧延装置。
(2)に記載の圧延方法では、請求項1に記載の圧延方法において、圧延方向力の差異と和との相関関係を予め求めておくものである。この相関関係は、圧延実績に基づいて求められ、学習しながら精度を上げていくことも可能であるが、予め求めてあれば、最初の圧延パスのものから高精度なキャンバー制御を実施することができる。
(3)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(2)に記載の金属板材の圧延方法において、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係を、圧延前のキスロール締め込み時に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた圧延方向力の差異および圧延方向力の和に基づき求める方法を提案している。非圧延時のキスロール締め込み時に上記相関関係を求めることで、上記で説明したキャンバー起因以外の原因で発生する圧延方向力の差異のみを抽出することができる。そして、圧延前にキスロール締め込みを実施し予め求めておいた圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係に基づき圧延方向力の差異を補正することで外乱の影響を排除し、キャンバーの発生に対応した正確な圧延方向力の差異の値を用いて制御することによって従来に比べて高精度なキャンバー制御を実施することができる。
(4)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(2)に記載の金属板材の圧延方法において、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた圧延方向力の差異および圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーの測定値に基づき求める方法を提案している。この方法では、圧延中に圧延方向力を採取するため、キャンバー起因とそれ以外で発生する圧延方向力の差異を分離することができない。そこで、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーの実績値を測定し、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係を求める。そして、圧延中に予め求めておいた圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係に基づき圧延方向力の差異を補正することで外乱の影響を排除し、キャンバーの発生に対応した正確な圧延方向力の差異の値を用いて制御することによって従来に比べて高精度なキャンバー制御を実施することができる。
(5)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(2)に記載の金属板材の圧延方法において、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた圧延方向力の差異および圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの測定値に基づき求める方法を提案している。この方法は、(4)で説明した圧延方法において、キャンバーの測定値を、キャンバーと相関のある板厚ウェッジの測定値に置き換えている。この方法では、キャンバー測定装置が圧延装置の近傍にない場合に有効である。(4)で説明した圧延方法と同様に、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの実績値に基づいて、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係を求めることできる。そして、圧延中に予め求めておいた圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係に基づき圧延方向力の差異を補正することで外乱の影響を排除し、キャンバーの発生に対応した正確な圧延方向力の差異の値を用いて制御することによって従来に比べて高精度なキャンバー制御を実施することができる。
(6)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(1)乃至(5)のいずれか一項に記載の金属板材の圧延方法において、補強ロールを基準として作業ロールをオフセットさせる方法を提案している。この方法の場合、オフセットした側の作業ロールチョックに常に圧延方向の力が作用し圧延荷重の増加に伴って圧延方向力の和が安定して増加するので、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係を安定して求めることができるので、(1)から(5)のいずれか一項に記載の金属板材の圧延方法をより高精度に実施することができる。
(7)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(1)乃至(6)のいずれか一項に記載の金属板材の圧延方法において、圧延方向力の和に基づいて学習することによって、ロールの摩耗起因で生じる圧延方向力左右差のずれの影響と、ロールチョックの傾き等が原因と考えられる荷重検出装置とその受け面の弾性接触面における受圧面積や変形の左右差、オフセット量の左右の僅かな違い等によって生じる実測の圧延方向力左右差に与える外乱の影響を排除し、キャンバーの発生に対応した正確な圧延方向力左右差の値を抽出することができる。そして、このように学習した制御目標値を当該パス、次パスまたは次材の圧延に設定することによって従来に比べて高精度なキャンバー制御を実施することができる。また、圧延方向力左右差の制御目標値が適正な値に保たれているので、圧延本数が多くなっても高精度なキャンバー制御を実施し続けることができる。
(8)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(7)に記載の金属板材の圧延方法において、前記圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーの測定値に基づき、学習することにより、上記(7)に比べてさらに高精度なキャンバー制御を実施することができる。
(9)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(7)に記載の金属板材の圧延方法において、圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの測定値に基づき、学習することによって上記(7)に比べてさらに高精度なキャンバー制御を実施することができる。
(10)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(7)乃至(9)のいずれかに記載の金属板材の圧延方法において、制御目標値を圧延方向力の和の一次以上の関数とする方法を提案している。上述したロールチョックの傾き等が原因の外乱の影響は、圧延荷重や圧延方向力の和に依存して変化するため、制御目標値をこれらの値の関数としてその係数を学習することによって、経時変化にも対応することが可能となり、(7)乃至(9)のいずれかに記載の金属板材の圧延方法をより高精度に実施することができる。
(11)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(1)乃至(10)のいずれかに記載の金属板材の圧延方法において、前記圧延方向力の和に代わって、圧延荷重(以下、垂直荷重ともいう)の測定値もしくは演算値、オフセット量の設定値もしくは測定値、および、上下作業ロールの周速度差の設定値もしくは測定値のいずれかまたは2つ以上から換算される値を用いて圧延方向力の差異の補正値を演算するので、圧延荷重等の、圧延方向力の和以外の計測値を用いて圧延方向力の差異の補正を実施することができる。ここで、例えば圧延荷重(垂直方向力)を用いる場合、普通の圧延機については圧延荷重検出装置がついているので、特に新たな設備を設置せずに、(11)に記載された本発明を実施することができる。
1)作業ロールの作業側と駆動側のロールチョックの圧延方向入側と出側の双方に荷重検出装置を備えられている場合は、入・出側双方の荷重測定値の方向性を考慮して合力を演算することで、入・出側何れの方向に力が作用していても作業側および駆動側それぞれのロールチョックに作用する圧延方向力を求めることができる。
2)また、作業ロールの作業側と駆動側のロールチョックの圧延方向入側と出側のどちらか一方に荷重検出装置を備えられている場合は、該荷重検出装置を備えている側に補強ロールを基準として作業ロールをオフセットすることによって、オフセットした側の作業ロールチョックに常に圧延方向の力が作用するので、作業側および駆動側それぞれのロールチョックに作用する圧延方向の力を求めることができる。
3)作業ロールチョックに作用する圧延方向力の作業側と駆動側の差異を演算する演算装置を備えられているので、作業側ロールチョックに作用する圧延方向力と駆動側ロールチョックに作用する圧延方向力の差異すなわち圧延方向力左右差を演算することができる。
4)作業ロールチョックに作用する圧延方向力の作業側と駆動側の和を演算する演算装置を備えられているので、作業側ロールチョックに作用する圧延方向力と駆動側ロールチョックに作用する圧延方向力の加算値すなわち圧延方向力左右の和を演算することができる。
5)圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を演算および記憶する演算記憶装置を備えられているので、圧延方向力の差異および圧延方向力の和との関係を、圧延前のキスロール締め込み時に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和に基づき演算することができ、その関係を圧延前に予め記憶しておくことができる。
6)上記の補正によって外乱の影響を排除し圧延方向力の差異を求めることによって、キャンバーの原因となる圧延方向の伸び歪の左右差に起因して圧延材より作業ロールに作用するモーメントを従来より高精度に検出することができる。
7)補正した圧延方向力の差異に基づいて伸び歪を左右均等化するための圧延機のロール開度の左右非対称成分制御量を演算する演算装置と、該ロール開度の左右非対称成分制御量の演算値に基づいて該圧延機のロール開度を制御する制御装置が配備されているので、キャンバーの発生に対応した正確な圧延方向力の差異に基づく従来より高精度にキャンバー制御を実施することができる。
(13)に記載の本発明の金属板材の圧延装置では、(12)に記載の圧延装置に加え、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーを測定するキャンバー測定装置を備えているので、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異および圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーの測定値に基づき、求めることができるので、(4)に記載の金属板材の圧延方法を実施することができる。
(14)に記載の本発明の金属板材の圧延装置では、(12)に記載の圧延装置に加え、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジを測定する板厚ウェッジ測定装置を備えているので、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異および圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの測定値に基づき、求めることができるので、(5)に記載の金属板材の圧延方法を実施することができる。
(15)に記載の本発明の金属板材の圧延装置では、(12)乃至(14)のいずれか一項に記載の圧延装置に加え、補強ロールを基準として作業ロールを入側または出側にオフセットさせる装置を備えているので,オフセットした側に常に圧延方向の力が作用し圧延荷重の増加に伴って圧延方向力の和が安定して増加するので、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係を安定して求めることができ,荷重検出装置とその受け面の弾性接触面における受圧面積や変形の左右差、オフセット量の左右の僅かな違い等によって生じる実測の圧延方向力の差異に与える外乱の影響をより安定して確実に排除することができる。
(16)に記載の本発明の金属板材の圧延装置では、(12)乃至(15)のいずれか一項に記載の圧延装置に加え、前記圧延方向力の和の演算値に基づいて該制御目標値を学習する演算装置を備えているので、圧延方向力の差異の制御目標値を学習で修正することができる、適切な制御目標値を演算することができる。また、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーを測定するキャンバー測定装置を備えている場合、または、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジを測定する板厚ウェッジ測定装置を備えている場合は、キャンバー測定値または板厚ウェッジ測定値と、圧延方向力の和の演算値とに基づいて圧延方向力の差異の制御目標値を学習で修正されるので、さらに適切な制御目標値を演算することができる。
(17)に記載の本発明の金属板材の圧延装置では、(12)乃至(16)のいずれか一項に記載の圧延装置に加え、前記圧延方向力の和に代わって、圧延荷重(以下、垂直荷重ともいう)の測定値もしくは演算値、オフセット量の設定値もしくは測定値、および、上下作業ロールの周速度差の設定値もしくは測定値のいずれかまたは2つ以上を検出し、これらのいずれかまたは2つ以上から換算される値を用いて、圧延方向力の差異の補正値を演算する演算を備えているので、圧延荷重等の、圧延方向力の和以外の計測値や演算値を用いて圧延方向力の差異の補正を実施することができる。
(4)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(2)に記載の金属板材の圧延方法において、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異と和との相関関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた圧延方向力の差異および圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーの測定値に基づき求める方法を提案している。この方法では、圧延中に圧延方向力を採取するため、キャンバー起因とそれ以外で発生する圧延方向力の差異を分離することができない。そこで、出側キャンバー測定装置26により被圧延材の出側のキャンバーの実績値を測定し、次の二通りの方法で、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係を求める。
(5)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(2)に記載の金属板材の圧延方法において、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた圧延方向力の差異および圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの測定値に基づき求める方法を提案している。この方法は、第3の実施形態(図3)で示した圧延方法において、キャンバーの測定値を、キャンバーと相関のある板厚ウェッジの測定値に置き換えたに過ぎない。したがって、第3の実施形態(図3)の圧延方法と同様に、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの実績値に基づいて、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力の差異と圧延方向力の和との相関関係を求めることできる。
(4)に従属する(11)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(2)に従属する(11)に記載の金属板材の圧延方法において、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力左右差と垂直方向力との相関を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた圧延方向力左右差および垂直方向力と、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーの測定値に基づき求める方法を提案している。この方法では、圧延中に圧延方向力を採取するため、キャンバー起因とそれ以外で発生する圧延方向力左右差を分離することができない。そこで、出側キャンバー測定装置26により被圧延材の出側のキャンバーの実績値を測定し、次の二通りの方法で、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力左右差と垂直方向力との相関を求める。
(5)に従属する(11)に記載の本発明の金属板材の圧延方法では、(1)または(2)のみに従属する(11)に記載の金属板材の圧延方法において、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力左右差と垂直方向力との相関を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた圧延方向力左右差および垂直方向力と、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの測定値に基づき求める方法を提案している。この方法は、第7の実施形態(図11)で示した圧延方法において、キャンバーの測定値を、キャンバーと相関のある板厚ウェッジの測定値に置き換えたに過ぎない。したがって、第7の実施形態(図11)の圧延方法と同様に、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの実績値に基づいて、キャンバー起因以外で発生する圧延方向力左右差と垂直方向力との相関を求めることできる。
表1には、“本発明1” 及び“本発明2”として、補正した圧延方向力の差異に基づくキャンバー制御を、先端部および定常部に適用した場合のキャンバーの実測値を示す。なお、"本発明1"及び"本発明2"における圧延方向力の差異の補正は、圧延前に予めキスロール締め込みテストにより圧延方向力の差異と和との相関関係を求めておき、この相関関係と圧延中に求めた圧延方向力の和に基づいて行っている。
2 下作業ロール
3 上補強ロール
4 下補強ロール
5 上作業ロールチョック(作業側)
6 下作業ロールチョック(作業側)
7 上補強ロールチョック(作業側)
8 下補強ロールチョック(作業側)
9 上作業ロール出側荷重検出装置(作業側)
10 上作業ロール入側荷重検出装置(作業側)
11 下作業ロール出側荷重検出装置(作業側)
12 下作業ロール入側荷重検出装置(作業側)
13 圧下装置
14 上作業ロール圧延方向力演算装置(作業側)
15 下作業ロール圧延方向力演算装置(作業側)
16 作業ロール圧延方向合力演算装置[加算器](作業側)
17 作業ロール圧延方向合力(駆動側)
18 作業側−駆動側圧延方向力差演算装置[減算器](作業側)
19 作業側−駆動側圧延方向力和演算装置[加算器](作業側)
20 圧延方向力差−圧延方向力和の関係演算記憶装置
21 圧延方向力差補正値演算装置(制御目標値演算装置)
22 圧下レベリング制御量演算装置
23 圧下レベリング制御装置
24 金属板材
25 圧延方向
26 出側キャンバー測定装置
27 出側板厚ウェッジ測定装置
28 作業側−駆動側圧延荷重和演算装置[加算器]
29 圧延荷重(垂直方向力)検出装置(作業側)
30 上作業ロール圧延方向力(駆動側)
31 圧延荷重(駆動側)
Claims (17)
- 少なくとも作業ロールと補強ロールとを有する金属板材の圧延機を用いて行う金属板材の圧延方法において、前記作業ロールの作業側と駆動側のロールチョックに作用する圧延方向の力を測定し、該圧延方向力の作業側と駆動側との差異(以下、圧延方向力の差異ともいう)および該圧延方向力の作業側と駆動側との和(以下、圧延方向力の和ともいう)を演算し、該圧延方向力の和と、圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係に基づき該圧延方向力の差異を補正し、この補正した圧延方向力の差異が制御目標値になるように前記圧延機のロール開度の左右非対称成分を制御することを特徴とする、金属板材の圧延方法。
- 前記圧延方向力の差異と前記圧延方向力の和との関係を、予め求めておくことを特徴とする請求項1に記載の金属板材の圧延方法。
- 前記圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延前のキスロール締め込み時に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和に基づき、求めることを特徴とする、請求項2に記載の金属板材の圧延方法。
- 前記圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーの測定値に基づき、求めることを特徴とする、請求項2に記載の金属板材の圧延方法。
- 前記圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの測定値に基づき、求めることを特徴とする、請求項2に記載の金属板材の圧延方法。
- 前記補強ロールを基準として作業ロールを圧延入側または圧延出側にオフセットさせることを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の金属板材の圧延方法。
- 前記圧延方向力の和の演算値に基づいて前記圧延方向力の差異の制御目標値を学習することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の金属板材の圧延方法。
- 前記圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーの測定値に基づき、学習することを特徴とする、請求項7に記載の金属板材の圧延方法。
- 前記圧延方向力の差異と圧延方向力の和との関係を、圧延中に採取した少なくとも2水準以上の圧延方向力の作業側と駆動側の測定値より求めた該圧延方向力の差異および該圧延方向力の和と、被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジの測定値に基づき、学習することを特徴とする、請求項7に記載の金属板材の圧延方法。
- 前記制御目標値は、該圧延方向力の和の一次以上の関数とすることを特徴する、請求項7乃至請求項9のいずれか一項に記載の金属板材の圧延方法。
- 前記圧延方向力の和に代わって、圧延荷重(以下、垂直方向力ともいう)の測定値もしくは演算値、オフセット量の設定値もしくは測定値、および、上下作業ロールの周速度差の設定値もしくは測定値のいずれかまたは2つ以上から換算される値を用いて、圧延方向力の差異の補正値を演算することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の金属板材の圧延方法。
- 少なくとも作業ロールと補強ロールとを有する金属板材の圧延機を含む圧延装置において、該作業ロールの作業側と駆動側のロールチョックに作用する圧延方向の力を測定する該作業ロールチョックの圧延方向入側と出側の双方またはどちらか一方に設けられた荷重検出装置と、
該荷重検出装置による測定値に基づいて該作業ロールチョックに作用する圧延方向力の作業側と駆動側の差異を演算する演算装置と、
該圧延方向力の作業側と駆動側の和を演算する演算装置と、
該圧延方向力の差異および圧延方向力の和との関係を演算および記憶する演算記憶装置と、
該圧延方向力の差異および圧延方向力の和との関係と該圧延方向力の和の演算値に基づき該圧延方向力の差異の演算値を補正する演算装置と、
この補正した圧延方向力の差異の演算値が制御目標値になるように前記圧延機のロール開度の左右非対称成分制御量を演算する演算装置と、
該ロール開度の左右非対称成分制御量の演算値に基づいて前記圧延機のロール開度を制御する制御装置、
を有することを特徴とする金属板材の圧延装置。 - 被圧延材の入側と出側の双方または出側のキャンバーを測定するキャンバー測定装置を備えたことを特徴とする、請求項12に記載の金属板材の圧延装置。
- 被圧延材の入側と出側の双方または出側の板厚ウェッジを測定する板厚ウェッジ測定装置を備えたことを特徴とする、請求項12に記載の金属板材の圧延装置。
- 前記補強ロールを基準として作業ロールが圧延入側または圧延出側にオフセットしていることを特徴とする、請求項12乃至請求項14のいずれか一項に記載の金属板材の圧延装置。
- 前記圧延方向力の和の演算値に基づいて前記圧延方向力の差異の制御目標値を学習する演算装置を有することを特徴とする、請求項12乃至請求項15のいずれか一項に記載の金属板材の圧延装置。
- 前記圧延方向力の和に代わって、圧延荷重(以下、垂直方向力ともいう)の測定値もしくは演算値、オフセット量の設定値もしくは測定値、および、上下作業ロールの周速度差の設定値もしくは測定値のいずれかまたは2つ以上を検出し、これらのいずれかまたは2つ以上から換算される値を用いて、圧延方向力の差異の補正値を演算する演算装置を有することを特徴とする請求項12乃至請求項16のいずれか一項に記載の金属板材の圧延装置。
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