JP5787721B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
また、上記のようなフィルター部品を制御基板とは別の基板である補助基板に設け、例えば、本体前部にその補助基板を立置設置しようとすると、その補助基板を冷却するための別のファンモーターを設ける必要があり、コストアップにつながり、本体の大型化を招来するという問題点もあった。
また、ファンのファン風の一部を補助基板側に誘導することができるダクトを設けることによって、一つのファンにより加熱基板及び補助基板の双方を冷却することができる。このとき、ファンによるファン風が加熱基板側と補助基板側とに分散されるので、ファンの回転数を上昇させる必要も特にない。さらに、補助基板用に別のファンを設ける必要がなく、コスト増加を抑制することができる。
(炊飯器の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の外観斜視図であり、図2は、同炊飯器の内部詳細構造を示す縦断面図であり、そして、図3は、同炊飯器の内部構造を簡略化して示した縦断面図である。以下、図1〜図3を参照しながら、本実施の形態に係る炊飯器の構成について説明する。
操作部4は、後述する内釜11に収納された米等の調理物に対する炊飯工程等を開始させるためのものである。この操作部4は、使用者によって操作されることによって、操作信号を生成し、その操作信号を後述する加熱基板51に送信する。
表示部6は、前述の炊飯工程の進捗状況の表示、時計表示、及び異常表示等をするものである。
内蓋14は、蓋2が閉状態の場合に、内釜11の開口部を覆うものである。
なお、インバーター回路に電源供給するための電源部品は、補助基板54に実装されるものとしたが、これに限定されるものではなく、加熱基板51にインバーター回路と共に実装されるものとしてもよい。
図4は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の補助基板54周辺部品の分解斜視図である。
図4で示されるように、補助基板54は、補助基板ホルダー57によって、本体底面ケース8の底面と略平行(図2及び図3参照)となるように下方から支持され、固定されている。その補助基板ホルダー57は、その下部が基板板金下カバー55によって下方から覆われており、補助基板ホルダー57に固定された補助基板54を下方から保護している。また、補助基板54の実装面全体は、上方から基板板金上カバー56によって覆われており、補助基板54を上方から保護している。さらに、基板板金上カバー56は、補助基板54を保護すると共に、補助基板54において発火等した場合に、補助基板54周辺の炊飯器の構成部品への延焼を防止するという目的も有している。また、この基板板金上カバー56のファン53側の一部が、本体底面ケース8内において設置されたファン53の送風口の一部を覆うように延出(図1及び図2参照)して、吸気ダクト部60を形成している。
図5は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器においてファン53の回転駆動によって発生したファン風の加熱基板51上における流れを説明する図であり、図6は、同炊飯器においてファン53の回転駆動によって発生したファン風が本体底面ケース8内に流れ込む動作を説明する図である。
以上の構成のように、制御基板として、加熱基板51と補助基板54とに分割し、加熱基板51を本体側面ケース7の後面と内釜収納部16との間に、かつ、後面と略平行になるように設置し、そして、補助基板54を内釜収納部16と本体底面ケース8の底面との間に、かつ、本体底面ケース8の底面と略平行となるように設置しているので本体1内のスペースを効率的に活用することができる。
ただし、本体1の前面、左側面及び右側面は、使用者の操作時における接触等の物理的衝撃を受ける頻度が比較的高いという意味においては、加熱基板51の保護という観点から、本体1の後部側に加熱基板51を配置するのが望ましい。
本実施の形態に係る炊飯器について、実施の形態1に係る炊飯器の構成と相違する点を中心に説明する。実施の形態1に係る炊飯器において、ファン53は、ファン風が上方に向かうように設置されているが、本実施の形態においては、ファン53を傾斜して配置し、ファン風が斜め上方に向かうように設置している。
図7は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器の内部構造を示す縦断面図である。以下、図7を参照しながら、本実施の形態に係る炊飯器の構成について説明する。
以上の構成のように、実施の形態1における効果を有すると共に、ファン53aをその回転駆動によるファン風の風向が上方ではなく、補助基板54寄りの斜め上方となるように設置することによって、基板板金上カバー56の吸気ダクト部60を通って、補助基板54に向かうファン風を増加させることができる。そして、これによって、例えば、補助基板54に特に発熱量の高い部品が実装され、その冷却効果の向上が要求される場合、本実施の形態のファン53aのような設置態様によって、実施の形態1のファン53の設置態様よりも、補助基板54の実装部品を効果的に冷却することができる。
Claims (6)
- 本体と、
該本体の内釜収納部に着脱自在に収容され、調理物が投入される内釜と、
前記本体の側面と前記内釜収納部との間に立設され、前記内釜を加熱する加熱手段を駆動制御する加熱基板と、
該加熱基板の下方に設置され、回転駆動によってファン風を生成し、該ファン風の風向が前記加熱基板の実装部品に向かうように配置されたファンと、
前記内釜収納部の底面と前記本体の底面との間に敷設され、前記加熱基板の実装部品に供給する電源に対するフィルター部品が実装された補助基板と、
前記ファンの送風口の一部を覆い、前記ファン風の一部を前記補助基板の実装部品に向かうように誘導するダクトと、
前記補助基板の実装面全体を上方から覆う上カバーと、
を備え、
前記ダクトは、前記上カバーの前記ファン側の一部が延出して形成され、前記ファン風の一部を前記補助基板の実装面と前記上カバーとの間の空間に誘導する
ことを特徴とする炊飯器。 - 本体と、
該本体の内釜収納部に着脱自在に収容され、調理物が投入される内釜と、
前記本体の側面と前記内釜収納部との間に立設され、前記内釜を加熱する加熱手段を駆動制御する加熱基板と、
該加熱基板の下方に設置され、回転駆動によってファン風を生成し、該ファン風の風向が前記加熱基板の実装部品に向かうように配置されたファンと、
前記内釜収納部の底面と前記本体の底面との間に敷設され、前記加熱基板の実装部品に供給する電源に対するフィルター部品が実装された補助基板と、
前記ファンの送風口の一部を覆い、前記ファン風の一部を前記補助基板の実装部品に向かうように誘導するダクトと、
を備え、
前記補助基板上において、実装された他の部品と比較して、実装面から部品上部までの高さが大きい部品ほど前記ファン寄りに実装して配置した
ことを特徴とする炊飯器。 - 本体と、
該本体の内釜収納部に着脱自在に収容され、調理物が投入される内釜と、
前記本体の側面と前記内釜収納部との間に立設され、前記内釜を加熱する加熱手段を駆動制御する加熱基板と、
該加熱基板の下方に設置され、回転駆動によってファン風を生成し、該ファン風の風向が前記加熱基板の実装部品に向かうように配置されたファンと、
前記内釜収納部の底面と前記本体の底面との間に敷設され、前記加熱基板の実装部品に供給する電源に対するフィルター部品が実装された補助基板と、
前記ファンの送風口の一部を覆い、前記ファン風の一部を前記補助基板の実装部品に向かうように誘導するダクトと、
を備え、
前記ファンは、その回転駆動によって生成する前記ファン風の風向が、前記補助基板側寄りの斜め上方となるように設置された
ことを特徴とする炊飯器。 - 前記加熱基板は、前記本体の側面と平行となるように立設され、
前記補助基板は、前記本体の底面と平行となるように敷設された
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記補助基板上において、実装された他の部品と比較して、冷却優先度が高い部品ほど前記ファン寄りに実装して配置した
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記加熱基板は、前記本体の側面のうちの後面と、前記内釜との間において、該後面と平行となるように設置された
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の炊飯器。
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