JP5786580B2 - 自動車のハーネス保護構造 - Google Patents
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Description
シートのシートクッション下方のフロアパネルに貫通孔が形成され、該貫通孔にハーネス挿通孔を有するグロメットが装着され、ハーネスがフロアパネルの上面側から該グロメットの挿通孔を通して該フロアパネルの下面側へと配設され、該グロメットと該グロメット近傍のハーネスを上方から覆ってハーネス保護空間を確保するプロテクタが設けられた自動車のハーネス保護構造であって、
前記プロテクタは、衝突時に前記シートクッションが下方へ変位することによって下方へ押圧されたとき、前記グロメットを押圧する第1押圧部と、該グロメット近傍のフロアパネルを押圧する第2押圧部とを備え、
前記第1押圧部と前記第2押圧部とは、該第1押圧部による前記グロメットの押圧と該第2押圧部によるフロアパネルの押圧とが略同時に行われるように配設されている、
ようにしてある。
シートのシートクッション下方のフロアパネルに貫通孔が形成され、該貫通孔にハーネス挿通孔を有するグロメットが装着され、ハーネスがフロアパネルの上面側から該グロメットの挿通孔を通して該フロアパネルの下面側へと配設され、該グロメットと該グロメット近傍のハーネスを上方から覆ってハーネス保護空間を確保するプロテクタが設けられた自動車のハーネス保護構造であって、
前記プロテクタは、衝突時に前記シートクッションが下方へ変位することによって下方へ押圧されたとき、前記グロメットを押圧する第1押圧部と、該グロメット近傍のフロアパネルを押圧する第2押圧部とを備え、
前記プロテクタは、前記第1押圧部と第2押圧部の近傍において、該プロテクタの潰れ変形を抑制するための補強縦壁部を有する、
ようにしてある。上記解決手法によれば、衝突時にシートクッションが下方へ変形されてプロテクタが下方への大きな押圧力を受けたとき、第1押圧部によってグロメットが下方へと押圧変位されると共に、第2押圧部によってグロメット近傍のフロアパネルも下方へと押圧変形される。グロメットの下方への変位によって、プロテクタとグロメットとの間の上下方向間隔つまりハーネス保護空間(配設空間)が確実に確保されることになり、特にグロメットの上端縁部に対してハーネスが強く押しつけられることによるハーネスの損傷が防止される。また、グロメット近傍のフロアパネルも下方へ変位されるので、グロメット近傍にあるハーネスがプロテクタとフロアパネルとの間に強く挟まれてしまうことによる損傷が防止されることになる。さらに、補強縦壁部によって、プロテクタそのものの潰れ変形を抑制してハーネス保護空間を確実に確保しつつ、シートクッションからの下方への押圧力を補強縦壁部から各押圧部へと確実に伝達して、グロメットおよびその近傍のフロアパネルを確実に下方へ変位させる上で好ましいものとなる。
前記プロテクタは、前記補強縦壁部から連続するフランジ部を有して、該フランジ部によって第1押圧部と第2押圧部とが構成されている、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、各押圧部をフランジ部を有効に利用して簡単に構成することができる。
前記シートが後席用シートとされ、
前記後席用シートの後方に高電圧バッテリが配設され、
前記ハーネスは、前記高電圧バッテリから伸びる高電圧ハーネスとされている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、高電圧ハーネスの損傷による漏電を防止する上で好ましいものとなる。
4:リアパネル
7:シートクッション
11:高電圧用バッテリ
21:低電圧用バッテリ
21:ハーネス(高電圧用)
22:ハーネス(低電圧用)
23:ハーネス(21と22とを束ねたもの)
31:貫通孔
32:グロメット
41:内側部材
51:外側部材
54:案内筒部
55:案内筒部
61:プロテクタ
62:本体部
63:縦壁部
64:フランジ部
68:ビード部(補強用)
71:第1押圧部
72:第2押圧部
Claims (6)
- シートのシートクッション下方のフロアパネルに貫通孔が形成され、該貫通孔にハーネス挿通孔を有するグロメットが装着され、ハーネスがフロアパネルの上面側から該グロメットの挿通孔を通して該フロアパネルの下面側へと配設され、該グロメットと該グロメット近傍のハーネスを上方から覆ってハーネス保護空間を確保するプロテクタが設けられた自動車のハーネス保護構造であって、
前記プロテクタは、衝突時に前記シートクッションが下方へ変位することによって下方へ押圧されたとき、前記グロメットを押圧する第1押圧部と、該グロメット近傍のフロアパネルを押圧する第2押圧部とを備え、
前記第1押圧部と前記第2押圧部とは、該第1押圧部による前記グロメットの押圧と該第2押圧部によるフロアパネルの押圧とが略同時に行われるように配設されている、
ことを特徴とする自動車のハーネス保護構造。 - 請求項1において、
前記第2押圧部は、フロアパネルの上面側におけるハーネス配設側のフロアパネルを押圧するように位置設定されている、ことを特徴とする自動車のハーネス保護構造。 - 請求項2において、
前記第1押圧部は、前記グロメットのうち前記第2押圧部の近傍部分を押圧するように位置設定されている、ことを特徴とする自動車のハーネス保護構造。 - シートのシートクッション下方のフロアパネルに貫通孔が形成され、該貫通孔にハーネス挿通孔を有するグロメットが装着され、ハーネスがフロアパネルの上面側から該グロメットの挿通孔を通して該フロアパネルの下面側へと配設され、該グロメットと該グロメット近傍のハーネスを上方から覆ってハーネス保護空間を確保するプロテクタが設けられた自動車のハーネス保護構造であって、
前記プロテクタは、衝突時に前記シートクッションが下方へ変位することによって下方へ押圧されたとき、前記グロメットを押圧する第1押圧部と、該グロメット近傍のフロアパネルを押圧する第2押圧部とを備え、
前記プロテクタは、前記第1押圧部と第2押圧部の近傍において、該プロテクタの潰れ変形を抑制するための補強縦壁部を有する、
ことを特徴とする自動車のハーネス保護構造。 - 請求項4において、
前記プロテクタは、前記補強縦壁部から連続するフランジ部を有して、該フランジ部によって第1押圧部と第2押圧部とが構成されている、ことを特徴とする自動車のハーネス保護構造。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
前記シートが後席用シートとされ、
前記後席用シートの後方に高電圧バッテリが配設され、
前記ハーネスは、前記高電圧バッテリから伸びる高電圧ハーネスとされている、
ことを特徴とする自動車のハーネス保護構造。
Priority Applications (1)
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JP2011201590A JP5786580B2 (ja) | 2011-09-15 | 2011-09-15 | 自動車のハーネス保護構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011201590A JP5786580B2 (ja) | 2011-09-15 | 2011-09-15 | 自動車のハーネス保護構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013060178A JP2013060178A (ja) | 2013-04-04 |
JP5786580B2 true JP5786580B2 (ja) | 2015-09-30 |
Family
ID=48185249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011201590A Active JP5786580B2 (ja) | 2011-09-15 | 2011-09-15 | 自動車のハーネス保護構造 |
Country Status (1)
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2011
- 2011-09-15 JP JP2011201590A patent/JP5786580B2/ja active Active
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