JP5786311B2 - 画像読み取り装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読み取り装置および画像形成装置に関する。
従来技術として、カラー像を撮像するための複数の色成分について光学像の読み取りを行う第一の読取手段と、これとは別に当該第一の読取手段が対応するうちのいずれか1つの色成分について光学像の読み取りを行う第二の読取手段とを備える画像読み取り装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術として、自動原稿搬送装置によってシート状原稿を移動させながら当該原稿上の画像を読み取る画像読み取り装置において、原稿を主走査方向に走査しつつR,G,Bの色成分について原稿画像の読み取りを行う画素列と、これら画素列に対して副走査方向において所定の間隔だけ離れて設けられ、Gの色成分について原稿画像の読み取りを行う画素列とを有するCCDセンサを用い、画素列の各読み取り画像データに基づいて、R,G,Bの色成分に対応する画素列またはGの色成分に対応する他の画素列の読み取り画像データ上のノイズ成分を検出し、これを除去する画像読み取り装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−87503号公報 特開2004−112611号公報
本発明は、読み取り速度の異なる複数の読み取り手段を備える画像読み取り装置において、読み取り手段の読み取り速度が異なることに基づく読み取り画像の異常を抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1の読み取り画素列と、当該第1の読み取り画素列の各画素から得られる信号電荷を転送する第1の電荷転送部と、当該第1の電荷転送部により転送される信号電荷を電気信号に変換して出力する第1の出力部とを含む第1の読み取り手段と、第2の読み取り画素列と、当該第2の読み取り画素列の各画素から得られる信号電荷を転送する第2の電荷転送部と、当該第2の電荷転送部により転送される信号電荷を電気信号に変換して出力する第2の出力部とを含む第2の読み取り手段と、読み取り画像における黒色の基準となる基準データを保持する基準データ保持手段と、前記第1の読み取り手段により読み取られた画像に対して前記基準データ保持手段に保持された基準データを用いた演算処理を行う演算手段と、前記第1の読み取り手段により読み取られた画像に対し、前記演算手段による前記基準データの減算に応じて定まる信号レベル分のオフセット処理を行うオフセット処理手段と、画像の異常を検出する検出手段と、前記検出手段により画像の異常が検出された場合に、検出結果に基づいて、前記第2の読み取り手段で読み取った第2の読み取り画像を補正する補正手段と、を備え、前記演算手段は、前記オフセット処理手段によりオフセットされた画像に対して前記基準データを減算し、前記検出手段は、前記第2の読み取り手段による画像の読み取り速度が、前記第1の読み取り手段による画像の読み取り速度よりも速い動作設定である場合に、同一の読み取り対象を前記第1の読み取り手段で読み取り前記演算手段による前記演算処理が行われた第1の読み取り画像と前記第2の読み取り画像とを比較して前記画像の異常を検出し、当該動作設定以外の設定である場合に、当該演算手段による当該演算処理が行われなかった第1の読み取り画像と当該第2の読み取り画像とを比較して当該画像の異常を検出することを特徴とする、画像読み取り装置である。
請求項2に記載の発明は、前記検出手段は、前記第2の読み取り手段により画像を読み取る動作設定である場合に、前記第1の読み取り画像と前記第2の読み取り画像とを比較することを特徴とする、請求項1に記載の画像読み取り装置である。
請求項3に記載の発明は、第1の読み取り画素列と、当該第1の読み取り画素列の各画素から得られる信号電荷を転送する第1の電荷転送部と、当該第1の電荷転送部により転送される信号電荷を電気信号に変換して出力する第1の出力部とを含む第1の読み取り手段と、第2の読み取り画素列と、当該第2の読み取り画素列の各画素から得られる信号電荷を転送する第2の電荷転送部と、当該第2の電荷転送部により転送される信号電荷を電気信号に変換して出力する第2の出力部とを含む第2の読み取り手段と、読み取り画像における黒色の基準となる基準データを保持する基準データ保持手段と、前記第1の読み取り手段により読み取られた画像に対して前記基準データ保持手段に保持された基準データを用いた演算処理を行う演算手段と、前記第1の読み取り手段により読み取られた画像に対し、前記演算手段による前記基準データの減算に応じて定まる信号レベル分のオフセット処理を行うオフセット処理手段と、画像の異常を検出する検出手段と、前記検出手段により画像の異常が検出された場合に、検出結果に基づいて、前記第2の読み取り手段で読み取った第2の読み取り画像を補正する補正手段と、前記第2の読み取り手段により読み取った前記第2の読み取り画像を、画像形成材にて媒体上に形成する画像形成手段と、を備え、前記演算手段は、前記オフセット処理手段によりオフセットされた画像に対して前記基準データを減算し、前記検出手段は、前記第2の読み取り手段による画像の読み取り速度が、前記第1の読み取り手段による画像の読み取り速度よりも速い動作設定である場合に、同一の読み取り対象を前記第1の読み取り手段で読み取り前記演算手段による前記演算処理が行われた第1の読み取り画像と前記第2の読み取り画像とを比較して前記画像の異常を検出し、当該動作設定以外の設定である場合に、当該演算手段による当該演算処理が行われなかった第1の読み取り画像と当該第2の読み取り画像とを比較して当該画像の異常を検出することを特徴とする、画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、第1の読み取り手段と第2の読み取り手段の動作速度が同程度である場合に読み取った画像に影響を及ぼさず、第1の読み取り手段と第2の読み取り手段の動作速度が異なることにより生じるノイズを除去し且つノイズを除去する処理による画像への影響を除去し、ノイズが除去された読み取り画像を用いて、精度の高い補正を行うことができる。
請求項2の発明によれば、ノイズが除去された第1の読み取り手段による読み取り画像を用いて、第2の読み取り手段による読み取り画像に対して精度の高い補正を行うことができる。
請求項3の発明によれば、画像読み取り装置が搭載された画像形成装置において、第1の読み取り手段と第2の読み取り手段の動作速度が同程度である場合に読み取った画像に影響を及ぼさず、第1の読み取り手段と第2の読み取り手段の動作速度が異なることにより生じるノイズを除去し且つノイズを除去する処理による画像への影響を除去し、ノイズが除去された読み取り画像を用いて、精度の高い補正を行うことができる。
本実施形態の画像読み取り装置の構成例を示す図である。 本実施形態の画像読み取り機構の構成例を示す図である。 センサ部の構成例を示す図である。 センサ駆動部の構成例を示す図である。 シフトパルス、メインクロック、最終段パルスの構成例を示すタイミングチャートである。 本実施形態において、白黒系統による読み取りがカラー系統による読み取りの2倍の速度で行われた場合の出力信号の例を示す図である。 画像読み取り装置を備えた画像形成装置の機能構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<画像読み取り装置>
図1は、本実施形態の画像読み取り装置110の構成例を示す図である。
図示の画像読み取り装置110は、積載された原稿束から原稿を順次搬送する原稿送り装置10、スキャンによって画像を読み込むスキャナ装置70、読み込まれた画像信号を処理する処理装置200を備える。
原稿送り装置10は、複数枚の原稿からなる原稿束が積載される第1原稿積載部11と、第1原稿積載部11を上昇および下降させるリフタ12とを備えている。また、リフタ12により上昇された第1原稿積載部11上の原稿を搬送する原稿搬送ロール13と、原稿搬送ロール13により搬送された原稿を更に下流側まで搬送するフィードロール14と、原稿搬送ロール13により搬送された原稿を1枚ずつ捌くリタードロール15とを備えている。また、原稿が搬送される原稿搬送路31には、一枚ずつに捌かれた原稿を下流側のロールまで搬送するテイクアウェイロール16、原稿を更に下流側のロールまで搬送すると共にループ作成を行うプレレジロール17が設けられている。
さらに原稿搬送路31には、一旦停止した後にタイミングを合わせて回転を再開し原稿読み取り部に対してレジストレーション調整を施しながら原稿を供給するレジロール18が備えられている。また、原稿搬送路31には、読み込み中の原稿搬送をアシストするプラテンロール19と、読み込まれた原稿を更に下流に搬送するアウトロール20が設けられている。さらに、原稿搬送路31には、搬送される原稿のループ状態に応じて支点を中心として回転するバッフル41が備えられている。また、プラテンロール19とアウトロール20との間には、原稿上の画像を読み取る画像読み取りユニット50が設けられている。さらにアウトロール20の原稿の搬送方向下流側には、読み込みが終了した原稿が積載される第2原稿積載部40が設けられているとともに、この第2原稿積載部40へ原稿を排出する排出ロール21が設けられている。
ここで、原稿搬送ロール13は、待機時にはリフトアップされて退避位置に保持され、原稿搬送時にニップ位置(原稿搬送位置)へ降下して第1原稿積載部11上の最上位の原稿を搬送する。またフィードロール14は、原稿搬送ロール13により搬送が開始された原稿を更に下流側へと搬送する。またプレレジロール17は、停止しているレジロール18に原稿先端を突き当ててループを作成する。レジロール18では、ループ作成時にレジロール18に噛み込んだ原稿先端をニップ位置まで戻している。このループが形成されると、バッフル41は支点を中心として開き、原稿のループを妨げることのないように機能する。また、テイクアウェイロール16およびプレレジロール17は、読み込み中におけるループを保持している。このループ形成によって、読み込みタイミングの調整が図られ、また、原稿のスキューが抑制される。
一方、スキャナ装置70は、上述した原稿送り装置10を装置フレーム71によって支え、また、原稿送り装置10によって搬送される原稿の画像読み取りを行っている。このスキャナ装置70は、装置フレーム71の上部に、画像を読み込むべき原稿が静止させた状態で載せられる第1プラテンガラス72A、原稿送り装置10によって搬送中の原稿を読み取るための光の開口部を形成する第2プラテンガラス72Bを有している。なお本実施形態では、画像読み取り装置110の奥側に設けられた支点を中心として原稿送り装置10が回転できるようになっている。そして本実施形態では、原稿送り装置10をこの支点を中心として上方に回転させることで原稿送り装置10が上方に移動し、第1プラテンガラス72Aの上に原稿がセットできるようになっている。
またスキャナ装置70は、第2プラテンガラス72Bの下に静止し、および第1プラテンガラス72Aの全体に亘ってスキャンして画像を読み込むフルレートキャリッジ73を備えている。またスキャナ装置70は、フルレートキャリッジ73から得られた光を像結合部へ提供するハーフレートキャリッジ75を備えている。フルレートキャリッジ73には、原稿に光を照射する照明ランプ74、原稿から得られた反射光を受光する第1ミラー76Aが設けられている。またハーフレートキャリッジ75には、第1ミラー76Aから得られた光を結像部へ提供する第2ミラー76Bおよび第3ミラー76Cが設けられている。またスキャナ装置70は、第3ミラー76Cから得られた光学像を光学的に縮小する結像用レンズ77、結像用レンズ77によって結像された光学像を光電変換するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ78を備えている。また、スキャナ装置70には駆動基板79が設けられ、CCDイメージセンサ78によって得られたアナログ画像信号は駆動基板79上でデジタル画像信号に変換される。そして、このデジタル信号は処理装置200に送られる。
ここで、第1プラテンガラス72Aに載せられた原稿の画像を読み取る場合には、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とが、2:1の割合でスキャン方向(矢印方向)に移動する。このとき、フルレートキャリッジ73の照明ランプ74の光が原稿の被読み取り面に照射されると共に、その原稿からの反射光が第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cの順に反射されて結像用レンズ77に導かれる。結像用レンズ77に導かれた光は、CCDイメージセンサ78の受光面に結像される。CCDイメージセンサ78は1次元のセンサであり、1ライン分を同時に処理している。このライン方向(スキャンの主走査方向)の1ラインの読み取りが終了すると、主走査方向とは直交する方向(副走査方向)にフルレートキャリッジ73は移動し、原稿の次のラインが読み取られる。これを原稿サイズ全体にわたって実行することで、1ページの原稿読み取りが完了する。
また、原稿送り装置10によって搬送される原稿を読み取る場合には、原稿送り装置10によって搬送される原稿が第2プラテンガラス72Bの上を通過する。このとき、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75は、図1に示す実線の位置に停止した状態にある。そして、原稿送り装置10のプラテンロール19を経た原稿の1ライン目の反射光が、第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cを経て結像用レンズ77にて結像され、CCDイメージセンサ78によって画像が読み込まれる。
そして、1次元のセンサであるCCDイメージセンサ78によって主走査方向の1ライン分が同時に処理された後、原稿送り装置10によって搬送される原稿の次の主走査方向の1ラインが読み込まれる。その後、原稿の後端が、第2プラテンガラス72Bの読み取り位置を通過することによって、副走査方向に亘って1ページの読み取りが完了する。なお本実施形態では、CCDイメージセンサ78により原稿の第一面の読み取りを行うときに、同時に画像読み取りユニット50によって、原稿の第二面の読み取りを行うこととしている。このようにすることで、原稿を何度も搬送することなく一回の搬送で原稿の両面を読み取ることが可能となる。ここで、上記の「同時」とは、時間の完全一致を意味するものではなく、原稿の同一の搬送時に、という意味である。
画像読み取りユニット50は、プラテンロール19とアウトロール20との間に設けられる。ここで、原稿の第一面は、第2プラテンガラス72Bに押し当てられ、上記の通り、この第一面の画像はCCDイメージセンサ78により読み取られる。また、原稿の第二面の画像は、画像読み取りユニット50により読み取られる。
画像読み取りユニット50は、原稿の第二面に光を照射する図示しないLED(Light Emitting Diode)を備えている。また画像読み取りユニット50には、原稿からの反射光をレンズにより集光した後に、集光された光を光電変換する図示しないラインセンサが設けられている。ここで、画像読み取りユニット50のラインセンサにより得られたアナログ画像データ信号は、デジタル画像信号に変換されて、処理装置200に送られる。
<画像読み取り機構の構成>
次に、本実施形態の画像読み取り機構について説明する。
図2は、本実施形態の画像読み取り機構300の構成例を示す図である。
図2に示す画像読み取り機構300は、センサ部310と、センサ駆動部320と、前段処理部330と、後段処理部340と、制御部350とを備える。センサ部310は、例えば図1に示した画像読み取り装置110のCCDイメージセンサ78や画像読み取りユニット50のラインセンサとして実現される。センサ駆動部320および前段処理部330は、例えば図1に示した画像読み取り装置110駆動基板79や画像読み取りユニット50のラインセンサを駆動する回路(駆動基板)の機能として実現される。後段処理部340および制御部350は、例えば図1に示した画像読み取り装置110の処理装置200として実現される。
図3は、センサ部310の構成例を示す図である。
図3に示すセンサ部310は、読み取り画素列としての4本の画素列(CCDラインセンサ)311〜314を備える。また、センサ部310は、電荷転送部として、画素列311〜313に各々1つずつ付設された転送レジスタ311a〜313aと、画素列314に付設された2つの転送レジスタ314a、314bとを備える。さらに、センサ部310は、各転送レジスタ311a〜314a、314bから出力される信号電荷を電圧に変換して出力する出力部として、出力アンプ315〜319を備える。
画素列311〜314は、例えば10μm×10μmの大きさのフォトダイオード(画素)をn個直線状に配列して構成される。これら4ライン構成の画素列311〜314のうち、3つの画素列311〜313の受光面上には、RGB(Red(赤)、Green(緑)、Blue(青))の各色成分に対応したカラーフィルタが、それぞれ別個に設けられている。これにより、これらの画素列311〜313は、一組の読み取り画素列として、カラー画像を撮像するためのRGBの各色成分について光学像の読み取りを行う。一方、他の1つの画素列314は、白黒画像を撮像する読み取り画素列として機能する。この画素列314の受光面上には、例えば緑色(G)成分に対応したカラーフィルタを設けても良い。なお、各画素列311〜314の配置間隔は、例えば、等間隔でも良いし、一組の画素列311〜313の相互間隔を狭く、これと画素列314との間隔を広く設定しても良い。
上記のように、画素列311〜313には、各々1つの転送レジスタ311a〜313aが付設されている。画像読み取りにおいて画素列311〜313が受光により蓄積した電荷は、外部から与えられるシフトパルスにより、この転送レジスタ311a〜313aに垂直転送(シフト)される。転送レジスタ311a〜313aは、画素列311〜313から受け取った信号電荷を、メインクロックにより水平転送し、出力アンプ315〜317へ出力する。
これに対し、画素列314には、2つの転送レジスタ314a、314bが付設されている。そして、画素列314の奇数(ODD)画素の信号電荷と偶数(EVEN)画素の信号電荷が各々別個に、この転送レジスタ314a、314bに垂直転送される。転送レジスタ314a、314bは、それぞれ画素列314から受け取った信号電荷を、外部から与えられるメインクロックにより水平転送し、出力アンプ318、319へ出力する。すなわち、画素列314については、奇数(ODD)画素の信号電荷と偶数(EVEN)画素の信号電荷とが2つの転送レジスタ314a、314bに振り分けられて並列に出力される。このため、画素列314による画像の読み出しは、画素列311〜313による画像の読み出しの2倍の速度で行われる。
出力アンプ315〜319は、外部から与えられる最終段パルスにより、対応する転送レジスタ311a〜314a、314bから出力された信号電荷に基づく出力信号を出力する。
以下の説明において、上記のセンサ部310の構成のうち、カラー画像読み取りに使用される画素列311〜313に係る構成(すなわち、画素列311〜313、転送レジスタ311a〜313a、出力アンプ315〜317)と、白黒画像読み取りに使用される画素列314に係る構成(すなわち、画素列314、転送レジスタ314a、314b、出力アンプ318、319)とを区別する場合、前者をカラー系統、後者を白黒系統と呼ぶ。すなわち、本実施形態のセンサ部310はカラー系統の読み取り手段と、白黒系統の読み取り手段とを備える。
ところで、以上のように構成されたセンサ部310を用いて画像読み取りを行う場合、カラー画像読み取りであっても、白黒画像読み取りであっても、上記のカラー系統の構成および白黒系統の構成を両方用いて読み取りを行っても良い。そして、両系統による読み取り画像を比較することにより、光路上の異物による画像異常を検知して補正する。ここで、白黒画像読み取りの場合は、白黒系統による読み取りは、上記のように、カラー系統による読み取りの2倍速で行われる。これに対し、カラー画像読み取りの場合は、白黒系統による読み取り速度を1/2倍に落とし、カラー系統による読み取り速度に合わせる。
図4は、センサ駆動部320の構成例を示す図である。
図4に示すセンサ駆動部320は、メインクロックを出力する水平転送ドライバ321と、シフトパルスを出力する垂直転送ドライバ322と、最終段パルスを出力する出力ドライバ323とを備える。また、センサ駆動部320は、水平転送ドライバ321および垂直転送ドライバ322に電力を供給する転送用電源324と、出力ドライバ323に電力を供給する出力用電源325とを備える。
水平転送ドライバ321は、転送レジスタ311a〜313aおよび転送レジスタ314a、314bを駆動するためのメインクロック(水平転送クロック)を、センサ部310に供給する。
垂直転送ドライバ322は、画素部311〜313から対応する各転送レジスタ311a〜313aへ信号電荷をシフト(垂直転送)させるためのシフトパルスおよび画素部314から転送レジスタ314a、314bへ信号電荷をシフトさせるためのシフトパルスを、センサ部310に供給する。
出力ドライバ323は、出力アンプ315〜317を駆動するための最終段パルスおよび出力アンプ318、319を駆動するための最終段パルスを、センサ部310に供給する。
転送用電源324は、水平転送ドライバ321および垂直転送ドライバ322に電力を供給する。また、出力用電源325は、出力ドライバ323に電力を供給する。すなわち、本実施形態のセンサ駆動部320では、転送レジスタ311a〜314a、314bを駆動する水平転送ドライバ321の電源と、出力アンプ315〜319を駆動する出力ドライバ323の電源とが別系統となっている。
次に、図2を参照して、前段処理部330の構成例を説明する。
前段処理部330は、センサ部310からの出力信号を増幅し、アナログ/デジタル変換(A/D変換)する。図2に示す前段処理部330は、サンプルホールド回路331a、331bと、増幅器332a、332bと、A/D変換器(コンバータ)333a、333bとを備える。このうち、サンプルホールド回路331a、増幅器332a、A/D変換器333aは、センサ部310のカラー系統の構成からの出力信号を処理する。また、サンプルホールド回路331b、増幅器332b、A/D変換器333bは、センサ部310の白黒系統の構成からの出力信号を処理する。
サンプルホールド回路331aは、センサ部310の出力アンプ315〜317から出力される出力信号を受け付け、出力信号のサンプル(サンプル信号)を保持する。また、サンプルホールド回路331bは、センサ部310の出力アンプ318、319から出力される出力信号を受け付け、出力信号のサンプル(サンプル信号)を保持する。
増幅器332aは、サンプルホールド回路331aにより保持されたサンプル信号(アナログ信号)を増幅する。また、増幅器332bは、サンプルホールド回路331bにより保持されたサンプル信号(アナログ信号)を増幅する。
A/D変換器333aは、増幅器332aにより増幅された信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。また、A/D変換器333bは、増幅器332bにより増幅された信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された信号は、後段処理部340に送られる。
次に、図2を参照して、後段処理部340の構成例を説明する。
後段処理部340は、前段処理部330において増幅され、A/D変換された出力信号に対して必要な補正を行い、画像処理を行う。これにより、デジタルデータによる画像データが生成される。図2に示す後段処理部340は、前段処理部330から受け取った出力信号(デジタル信号)を保持するメモリ341a、341bと、シェーディング回路342a、342bと、遅延回路343a、343bと、すじ補正回路344と、画像処理回路345とを備える。メモリ341a、シェーディング回路342a、遅延回路343aは、カラー系統の構成からの出力信号に対応して設けられており、メモリ341b、シェーディング回路342b、遅延回路343bは、白黒系統の構成からの出力信号に対応して設けられている。
メモリ341aは、センサ部310のカラー系統の構成からの出力信号であって、前段処理部330のサンプルホールド回路331a、増幅器332a、A/D変換器333aに処理された信号を記憶する。メモリ341bは、センサ部310の白黒系統の構成からの出力信号であって、前段処理部330のサンプルホールド回路331b、増幅器332b、A/D変換器333bに処理された信号を記憶する。
シェーディング回路342a、342bは、例えば白基準板を読み取って得られた白シェーディングデータ(白基準データ)を用い、前段処理部330から受信した出力信号に対して、センサ部310における画素列311〜314を構成する各画素の感度のばらつきや光学系(図1参照)の光量分布特性に基づく各画素の実質的な感度のばらつきを補正する。また、本実施形態では、この通常のシェーディング補正に加え、例えば光を照射しない状態で上記の白基準板を読み取って得られたデータ(黒シェーディングデータ)を用い、黒基準に対する補正(黒シェーディング処理)を行う。この黒シェーディング処理の詳細については後述する。
遅延回路343a、343bは、各画素列311〜314の配置間隔に基づいて生じる、読み取り画像の時間的なずれを補正(同時化)する。この同時化処理により、各画素列311〜314による読み取り画像の位置が揃う。
すじ補正回路344は、画像読み取り装置110の光学系や画像読み取りユニット50の光路上に異物が存在する場合等に読み取った画像上に発生する異常(すじ)を検出し、除去する。このすじの検出は、例えば上述したように、センサ部310のカラー系統の構成により読み取った画像と白黒系統の構成で読み取った画像とを比較する処理により行われる。
画像処理回路345は、必要に応じて上記の各種の補正が行われた読み取り画像に対して、例えば、色間変換処理、拡大縮小処理、地肌除去処理、2値化処理等の画像処理を行う。
図2に示した制御部350は、画像読み取りの動作設定を行い、上記のセンサ駆動部320、前段処理部330、後段処理部340の各動作を制御する。これにより、センサ部310による画像読み取りが行われ、読み取った画像に対する各種の処理が行われて、デジタルデータ化された画像が得られる。
<センサ駆動部の動作>
次に、図4を参照して説明したセンサ駆動部320の動作について説明する。
センサ駆動部320において、水平転送ドライバ321、垂直転送ドライバ322、出力ドライバ323は、転送用電源324および出力用電源325から電力を得て、予め設定された特定のタイミングで駆動信号(パルスやクロック)を送出し、センサ部310を駆動する。
具体的には、まず、垂直転送ドライバ322から、センサ部310(図3参照)の画素列311〜314と転送レジスタ311a〜314a、314bとの間に設けられたシフトゲート(図示せず)へ、シフトパルスが送られる。これにより、画素列311〜314に蓄積された信号電荷が転送レジスタ311a〜314a、314bへシフト(垂直転送)される。
次に、水平転送ドライバ321から、転送レジスタ311a〜314a、314bへ、メインクロック(水平転送クロック)が送られる。このメインクロックにしたがって、転送レジスタ311a〜314a、314bに保持されている信号電荷が順次シフトされ、転送レジスタ311a〜314a、314bから排出されて、出力アンプ315〜319へ送られる。
次に、出力ドライバ323から、出力アンプ315〜319へ、最終段パルスが送られる。これにより、転送レジスタ311a〜314a、314bから受け取った信号電荷に基づく出力信号が、出力アンプ315〜319から出力され、前段処理部330へ送られる。
ここで、画素列311〜314から転送レジスタ311a〜314a、314bへ信号電荷が垂直転送されるとき、転送レジスタ311a〜314a、314bにおける水平方向への信号電荷の水平転送(信号電荷を順次排出する動き)は行うことができない。そのため、転送レジスタ311a〜314a、314bを駆動する水平転送ドライバ321a、323bからのメインクロックが停止される。すなわち、画像の読み取り時には、1ライン周期ごとに、メインクロックの停止および供給が行われる。
図5は、シフトパルス、メインクロック、最終段パルスの構成例を示すタイミングチャートである。
図5を参照すると、ライン同期信号に基づき、1ライン分ごとの、垂直転送信号(シフトパルス)SH1、SH2、水平転送信号(メインクロック)φ1、φ2、最終段駆動信号(最終段パルス)φRS、φCP、φ2Bが記載されている。ここで、垂直転送信号SH1は、転送レジスタ311a〜314aへの垂直転送を実行するための信号、垂直転送信号SH2は、転送レジスタ314bへの垂直転送を実行するための信号である。水平転送信号φ1は、転送レジスタ311a〜314aの水平転送を実行するための信号である。水平転送信号φ2は、転送レジスタ314bの水平転送を実行するための信号である。最終段駆動信号φRSは、出力アンプ315〜319のリセットゲートを制御するための信号である。最終段駆動信号φCPは、出力アンプ315〜319のクランプ回路を制御するための信号である。最終段駆動信号φ2Bは、出力アンプ315〜319の最終段転送(出力アンプ315〜319からの出力)用の信号である。
さて、上述したように、本実施形態のセンサ部310は、カラー画像読み取りを行うカラー系統の構成と白黒画像読み取りを行う白黒系統の構成とを備える。また、カラー画像読み取りと白黒画像読み取りのいずれであっても、画像異常の検出を行うために両系統による読み取りを行う場合がある。そして、上述したように、白黒画像読み取りを行う際、白黒系統による読み取りは、上記のように、カラー系統による読み取りの2倍速で行われる。このとき、白黒系統による読み取り動作によって、カラー系統の構成からの出力信号が影響を受け、画像の読み取り精度の低下を招く可能性がある。
図6は、白黒系統による読み取りがカラー系統による読み取りの2倍の速度で行われた場合の出力信号の例を示す図である。
図6には、カラー系統による読み取りおよび白黒系統による読み取りに関して、それぞれ、ライン同期信号、水平転送ドライバ321による水平転送信号(メインパルス)、出力信号が記載されている。また、カラー系統による読み取りに関する信号には「CL」、白黒系統による読み取りに関する信号には「BW」という符号を付けて区別している。
図6を参照すると、ライン同期信号は、白黒系統の信号周期がカラー系統の信号周期の1/2となっており、白黒系統の構成がカラー系統の構成の2倍速で動作することがわかる。そして、カラー系統の構成による水平転送の実行中に、白黒系統の構成において、垂直転送が実行されている。すなわち、この垂直転送のタイミングで、水平転送信号が一旦停止している。このため、カラー系統の構成による出力信号(以下、カラー画像信号)には、白黒系統の構成における水平転送信号の停止、供給の切り替えの影響により、ノイズが発生している(図の破線の丸で示した箇所)。
<黒シェーディング処理>
本実施形態は、後段処理部340のシェーディング回路342aにおいて、上記のノイズを除去する補正を行う。
具体的な補正処理の内容を説明する。まず、シェーディング回路342aは、例えば通常のシェーディング補正に用いられるシェーディングデータを取得する際に読み取られる白基準板を、光を照射しない状態で読み取り、黒シェーディングデータを取得する。この黒シェーディングデータは、例えば後段処理部340のカラー系統に対応するメモリ341a等に保持しておく。
白黒画像読み取りを行う場合、カラー画像信号に対するオフセットレベルを、他の動作の場合よりも高く設定する。そして、デジタル信号に変換されたカラー画像信号から黒シェーディングデータを減算する(黒シェーディング処理)。オフセットレベルを高めに設定するのは、黒シェーディングデータを減算する分を補填するためである。したがって、この場合のオフセットレベルは、黒シェーディングデータの信号レベルに応じて特定される。オフセットレベルの調整は、前段処理部330のカラー系統に対応する増幅器332aに対して行われる。
カラー系統の構成による読み取り画像(カラー読み取り画像)は、上記の黒シェーディング処理が施された後、遅延回路343aを経てすじ補正回路344に送られる。一方、白黒系統の構成による読み取り画像(白黒読み取り画像)は、黒シェーディング処理が行われずに、遅延回路343bを経てすじ補正回路344に送られる。そして、すじ補正回路344において、これらの読み取り画像が比較され、白黒読み取り画像の異常の検出が行われる。異常が検出された場合、すじ補正回路344は、カラー読み取り画像のデータを用いて白黒読み取り画像を補正する。
以上のように、本実施形態において、後段処理部340のメモリ341aは、黒シェーディング処理の基準データとなる黒シェーディングデータを保持する基準データ保持手段として機能する。シェーディング回路342aは、黒シェーディング処理を実行する演算手段として機能する。すじ補正回路344は、画像の異常を検出する検出手段および補正手段として機能する。増幅器332aは、オフセット処理手段として機能する。また、本実施形態において、制御部350は、上記の各構成を制御し、上記の黒シェーディング処理、画像異常の検出、補正、オフセット処理等の処理を実行させる。
なお、この黒シェーディング処理は、カラー系統による画像の読み取り速度と白黒系統による画像の読み取り速度とが異なる場合、具体的には、白黒系統の構成が倍速で読み取りを行う場合に、カラー系統の読み取り画像に対して行われる。したがって、画像読み取り装置が他の動作設定である場合は、黒シェーディング処理は行わず、通常のシェーディング補正等の処理のみが行われる。
<画像形成装置の構成>
次に、他の実施形態として、上記の画像読み取り装置110を備えた画像形成装置について説明する。
図7は、上記の実施形態による画像読み取り装置110を備えた画像形成装置の機能構成を示す図である。
図7に示す画像形成装置100は、画像読み取り装置110と、装置の動作制御を行う装置制御部120と、トナーやインク等の画像形成材を用いて媒体である用紙等に画像を形成する画像形成部130とを備える。
画像読み取り装置110は、図1に示した画像読み取り装置110と同様の構成を備える。この画像読み取り装置110は、上記黒シェーディング処理等の各処理を実行する機能を備える。
装置制御部120は、CPU、CPUが実行するプログラムを格納したROM、作業用メモリであるRAM等で実現される。この装置制御部120は、予めインストールされたプログラムおよび各種設定に基づき、画像読み取り装置110および画像形成部130の動作制御、図示しない表示装置への表示、図示しないインターフェイスによる入力受け付けやデータ交換等、各種処理の制御を行う。また、装置制御部120は、媒体上に形成される画像を生成する。
画像形成部130は、画像読み取り装置110が読み取った画像を、トナーやインク等の画像形成材を用いて、用紙等の媒体上に印刷する。なお、ここでは、印刷方式については限定しない。すなわち、電子写真方式や、インクジェット方式、サーマル方式等、種々の方式の印刷手段により本実施形態の画像形成部130を構成し得る。
300…画像読み取り機構、310…センサ部、320…センサ駆動部、324…転送用電源、325…出力用電源、330…前段処理部、331a、331b…サンプルホールド回路、332a、332b…増幅器、333a、333b…A/D変換器、340…後段処理部、341a、341b…メモリ、342a、342b…シェーディング回路、343a、343b…遅延回路、344…すじ補正回路、345…画像処理回路

Claims (3)

  1. 第1の読み取り画素列と、当該第1の読み取り画素列の各画素から得られる信号電荷を転送する第1の電荷転送部と、当該第1の電荷転送部により転送される信号電荷を電気信号に変換して出力する第1の出力部とを含む第1の読み取り手段と、
    第2の読み取り画素列と、当該第2の読み取り画素列の各画素から得られる信号電荷を転送する第2の電荷転送部と、当該第2の電荷転送部により転送される信号電荷を電気信号に変換して出力する第2の出力部とを含む第2の読み取り手段と、
    読み取り画像における黒色の基準となる基準データを保持する基準データ保持手段と、
    前記第1の読み取り手段により読み取られた画像に対して前記基準データ保持手段に保持された基準データを用いた演算処理を行う演算手段と、
    前記第1の読み取り手段により読み取られた画像に対し、前記演算手段による前記基準データの減算に応じて定まる信号レベル分のオフセット処理を行うオフセット処理手段と、
    画像の異常を検出する検出手段と、
    前記検出手段により画像の異常が検出された場合に、検出結果に基づいて、前記第2の読み取り手段で読み取った第2の読み取り画像を補正する補正手段と、
    を備え
    前記演算手段は、前記オフセット処理手段によりオフセットされた画像に対して前記基準データを減算し、
    前記検出手段は、前記第2の読み取り手段による画像の読み取り速度が、前記第1の読み取り手段による画像の読み取り速度よりも速い動作設定である場合に、同一の読み取り対象を前記第1の読み取り手段で読み取り前記演算手段による前記演算処理が行われた第1の読み取り画像と前記第2の読み取り画像とを比較して前記画像の異常を検出し、当該動作設定以外の設定である場合に、当該演算手段による当該演算処理が行われなかった第1の読み取り画像と当該第2の読み取り画像とを比較して当該画像の異常を検出することを特徴とする、画像読み取り装置。
  2. 前記検出手段は、前記第2の読み取り手段により画像を読み取る動作設定である場合に、前記第1の読み取り画像と前記第2の読み取り画像とを比較することを特徴とする、請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 第1の読み取り画素列と、当該第1の読み取り画素列の各画素から得られる信号電荷を転送する第1の電荷転送部と、当該第1の電荷転送部により転送される信号電荷を電気信号に変換して出力する第1の出力部とを含む第1の読み取り手段と、
    第2の読み取り画素列と、当該第2の読み取り画素列の各画素から得られる信号電荷を転送する第2の電荷転送部と、当該第2の電荷転送部により転送される信号電荷を電気信号に変換して出力する第2の出力部とを含む第2の読み取り手段と、
    読み取り画像における黒色の基準となる基準データを保持する基準データ保持手段と、
    前記第1の読み取り手段により読み取られた画像に対して前記基準データ保持手段に保持された基準データを用いた演算処理を行う演算手段と、
    前記第1の読み取り手段により読み取られた画像に対し、前記演算手段による前記基準データの減算に応じて定まる信号レベル分のオフセット処理を行うオフセット処理手段と、
    画像の異常を検出する検出手段と、
    前記検出手段により画像の異常が検出された場合に、検出結果に基づいて、前記第2の読み取り手段により読み取った第2の読み取り画像を補正する補正手段と、
    前記第2の読み取り画像を、画像形成材にて媒体上に形成する画像形成手段と、
    を備え
    前記演算手段は、前記オフセット処理手段によりオフセットされた画像に対して前記基準データを減算し、
    前記検出手段は、前記第2の読み取り手段による画像の読み取り速度が、前記第1の読み取り手段による画像の読み取り速度よりも速い動作設定である場合に、同一の読み取り対象を前記第1の読み取り手段で読み取り前記演算手段による前記演算処理が行われた第1の読み取り画像と前記第2の読み取り手段で読み取った第2の読み取り画像とを比較して前記画像の異常を検出し、当該動作設定以外の設定である場合に、当該演算手段による当該演算処理が行われなかった第1の読み取り画像と当該第2の読み取り画像とを比較して当該画像の異常を検出することを特徴とする、画像形成装置。
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