JP5783934B2 - 光輝性成形体用樹脂組成物およびこれから得られる成形体 - Google Patents

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Description

本発明は、プロピレン系樹脂組成物に関する。詳しくは特定のプロピレン系樹脂組成物をベース樹脂とし、これに光輝剤、必要に応じさらに着色剤を含有させることによって優れたメタリック調、或いはパール調外観をもつ成形体が得られるプロピレン系樹脂組成物に関する。
化粧品あるいは飲料食品の樹脂製容器、家電部品、事務用品、装飾用品、自動車部品等の分野においては見栄え感や高級感を持たせるためにメタリック調、或いはパール調外観が求められる場合がある。このような場合、通常メタリック調、或いはパール調の塗料を用いて容器や物品への塗装処理が施される。しかし、塗装処理するためには追加の作業工程とそれに付随した費用がかかることが多く、また、溶剤型塗料を用いる場合は作業衛生や環境負荷の点からも好ましくない場合がある。無塗装化に対応する材料としては、ポリオレフィン系樹脂に代表される熱可塑性樹脂に光輝剤を練りこんだ樹脂組成物が提案されているが、特定性質のポリオレフィン系樹脂を選んだとしても、当該樹脂からなる成形体の光輝感(キラキラ感)や質感は塗装処理品には遠く及ばないとされている(特許文献1)。また、光輝感は発現するものの、その用途で必要なその他物性(例えば、耐衝撃性、耐熱性、射出成形時のウエルドライン抑制など)が損なわれてしまう場合もあった(特許文献2、3)。
特開2009-035712 特開2011-184094 特開2000-071274
このような技術背景の下、本発明者らはポリオレフィン系樹脂としてプロピレン系樹脂を選び、当該プロピレン系樹脂を含んでなるプロピレン系樹脂組成物としての基本物性を損なうことなく優れたメタリック調外観が得られるプロピレン系樹脂組成物を提供するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、
(A)示差走査熱量計(DSC)で測定される融点が120〜170℃であるプロピレン系重合体:5〜80重量%と、
(B)プロピレン由来の構成単位94.0〜60.0モル%、エチレン由来の構成単位5.0〜30.0モル%、および炭素原子数4〜20のα−オレフィン由来の構成単位1.0〜30.0モル%含有する(ここで、プロピレン由来の構成単位とエチレン由来の構成単位とα−オレフィンの由来構成単位の合計を100モル%とする。)プロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体:20〜95重量%〔ここで、成分(A)および成分(B)の合計量を100重量%とする。〕、および(C)光輝剤を、前記成分(A)および前記成分(B)の合計量100重量部に対し、0.01〜10重量部を含有することを特徴とするプロピレン系樹脂組成物(P)、および前記プロピレン系樹脂組成物(P)が、さらに(D)スチレン系エラストマー(D−1)およびASTM D1505に準拠して測定された密度が0.850〜0.910g/cmの範囲にあるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(D−2)から選ばれる1種以上のエラストマーを、前記成分(A)および前記成分(B)の合計量100重量部に対し、5〜80重量部含有することを特徴とするプロピレン系樹脂組成物(P‘)、並びに前記プロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)からなる光輝性成形体である。
本発明のプロピレン系樹脂組成物からなる光輝性成形体は、透明性、柔軟性、耐衝撃性および耐熱性に富み、優れた光輝感を与える光輝性成形体である。
本発明の光輝性成形体を形成するプロピレン系樹脂組成物の一つの態様である組成物(P)に占める、前記プロピレン系重合体(A)は5〜80重量%、好ましくは5〜75重量%、さらに好ましくは8〜70重量%であり、前記プロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は20〜95重量%、好ましくは25〜95重量%、さらに好ましくは30〜92重量%である。プロピレン系重合体(A)の量が上記範囲の上限を上回ると、当該組成物を用いて得られる光輝性成形体の柔軟性、耐衝撃性が乏しくなる場合があり、下限を下回る場合当該組成物を用いて得られる光輝性成形体の被加熱時の外観変化などが起こりやすく好ましくない。
以下、成分(A)、成分(B)および光輝剤(C)について順次詳説し、次いで本発明の光輝性成形体を形成するプロピレン系樹脂組成物の他の態様である組成物(P‘)において構成成分として追加して使用される成分(D)について説明する。
〔プロピレン系重合体(A)〕
本発明の光輝性成形体用プロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)を構成する重合体成分の一つであるプロピレン系重合体(A)は示差走査熱量計(DSC)で測定される融点が120〜170℃であるプロピレン系重合体である。
以下の説明では、成分(A)を単にPPと表記する場合がある。本発明で用いられる成分(A)は、プロピレンの単独重合体であっても、プロピレンと炭素数2〜20のα−オレフィン(ただし、プロピレンを除く)ランダム共重合体(プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体)であっても、あるいは、プロピレンとプロピレン共重合体とのブロック共重合体であってもよいが、好ましくは、プロピレンの単独重合体(以下、h-PPと略記する場合がある。)、あるいは、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体(以下、r-PPと略記する場合がある。)である。
本発明の光輝性成形体としては、耐熱性を重視する場合は、成分(A)としてはh-PPが好ましく、また光輝性成形体として柔軟性と透明性を重視する場合は、成分(A)としてはr-PPが好ましい。
r-PPを構成するプロピレン以外の炭素原子数が2〜20のα−オレフィンとしては、具体的には、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセンなどが挙げられる。r-PPとしては、エチレンとの共重合体、炭素原子数が4〜10のα−オレフィンとの共重合体またはエチレンと炭素数が4〜10のα−オレフィンとの共重合体が好ましい。
本発明に係るプロピレン系重合体(A)は、好ましくはアイソタクティックプロピレン系重合体である。アイソタクティックプロピレン系重合体とは、NMR法により測定したアイソタクティックペンタッド分率(mmmm分率)が90%以上、好ましくは95%以上であるプロピレン系重合体である。mmmm分率は、例えば特開2007−186664に記載されているように、13C−NMRを使用して測定される分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック連鎖の存在割合、換言すればプロピレンモノマー単位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプロピレンモノマー単位の分率である。
本発明に係るプロピレン系重合体(A)は、示差走査熱量計(DSC)測定により得られる融点(Tm)が、好ましくは130℃〜168℃であり、さらに当該DSC測定に得られる融解熱量(ΔH)が50mJ/mg以上であることが好ましい。なお、融点(Tm)は示差走査熱量計(DSC)測定装置内で10分間200℃保持した後、降温速度10℃/minで−20℃まで冷却し、−20℃で1分間保持した後、再度昇温速度10℃/minで測定したときに観測される融点である。
本発明に係るプロピレン系重合体(A)が上記のような特性を満たすと、光輝性、耐熱性、柔軟性と透明性のバランスに優れた光輝性成形体が得られるので好ましい。
本発明に係るプロピレン系重合体(A)のMFRは、プロピレン系重合体(A)を配合することにより得られるプロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)を、各種用途の光輝性成形体に成形加工し得る限り特に限定はされないが、通常、230℃、2.16kg荷重下で測定したMFRが0.01〜400g/10分、好ましくは0.1〜200g/10分、より好ましくは0.5〜100g/10分である。
本発明に係るプロピレン系重合体(A)として、r-PPを用いる場合は、α−オレフィンとしては、エチレンおよび炭素数4〜20のα−オレフィンから選ばれ、これを該共重合体中に、10モル%未満、好ましくは0.1〜8モル%、さらに好ましくは0.2〜7.5モル%の量で含有していることが好ましい。
本発明に係るプロピレン系重合体(A)、例えば、アイソタクティックプロピレン系重合体は、チーグラー・ナッタ型触媒やメタロセン触媒を用いた公知の様々な方法によって製造することができる。
〔プロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)〕
本発明の光輝性成形体用プロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)を構成する重合体成分の一つであるプロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は、プロピレンとエチレン、さらに炭素数4〜20までのα−オレフィンからなるランダム共重合体であって、示差走査熱量(DSC)で測定される融点が120℃未満または融点が観測されず、プロピレン由来の構成単位を94.0〜60.0モル%、好ましくは92.0〜60.0モル%、より好ましくは90.0〜60.0モル%、エチレン由来の構成単位を5.0〜30.0モル%、好ましくは5.0〜25.0モル%、より好ましくは5.0〜20.0モル%、および炭素原子数4〜20のα−オレフィン由来の構成単位を1.0〜30.0モル%、好ましくは2.0〜25.0モル%、より好ましくは2.0〜20.0モル%の量で含有する(ここで、プロピレン由来の構成単位とエチレン由来の構成単位とα−オレフィン由来の構成単位の合計は100モル%とする。)プロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体である。
各モノマー由来の構成単位が上述の範囲にあると、プロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)が前記プロピレン系重合体(A)と相容し易くなるので、光輝感、透明性、柔軟性に優れた光輝性成形体を得ることができる。なお、エチレンと炭素原子数4〜20のα-オレフィンの含有量が上記範囲にあって、且つエチレン由来の構成単位の含量の方がα−オレフィン由来の構成単位の含量に比べて多い場合は、後述する本発明に係るプロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)を製造する際の生産性が向上(具体的には、高い分子量のものが得られる、触媒活性が高い等の特徴)する等の利点も存する。
炭素原子数4〜20のα-オレフィンとしてはプロピレン系重合体(A)に使用されるα−オレフィンが同様に使用できるが、これらの中でも1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンまたは1−オクテンが好ましく、最も好ましいのは、1−ブテンである。
本発明に係るプロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は、示差走査熱量計(DSC)により測定した融点(Tm)が120℃未満であるか、または融点が観測されない。なお、融点(Tm)を決定する際のDSC測定条件は次の通りである;23℃±2℃で72時間以上の状態調節を実施した後の試験体にて、−40℃以下まで冷却してから昇温速度10℃/minで測定したときに得られた吸熱曲線を解析してTmを求めた。また融点が観測されないとは、−40〜200℃の範囲において、結晶融解熱量が1J/g以上の結晶融解ピークが観測されないこととして定義される。
本発明に係るプロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は、上記特性に加えて、13C−NMRにより算出したアイソタクティックトライアッド分率(mm分率)が通常85%以上、好ましくは88%以上である。mm分率がこのような範囲にあるプロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は、プロピレン系重合体(A)との相容性が良好になることに加え、プロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)の機械物性(耐衝撃性、柔軟性など)が良好となり、これに準じて優れた機械物性を有するプロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)が得られる。
なお、mm分率が当該範囲を満たさない場合は、プロピレン系重合体(A)との相容性の低下、および機械物性の低下に加え、ガラス転移温度(Tg)が高くなり、低温特性の低下も発生する。なお、本発明に係るプロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)のmm分率は、例えば国際公開番号2004/087775号パンフレットの21頁7行目から26頁6行目までに記載された方法で求めることができる。
さらに、本発明に係るプロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定された分子量分布(Mw/Mn、Mw:重量平均分子量、Mn:数平均分子量、いずれもポリスチレン換算)が3.5以下、好ましくは3.0以下である。Mw/Mnがこのような範囲にあることは、低分子量成分が少なく組成物のべた付きが少ないことを意味する。すなわち、これは本発明の光輝性成形体を成形する際に、特に高温環境下で使用した際のべた付きが抑えられるので成形作業性の向上につながるので好ましい。
本発明に係るプロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)のMFRは、プロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)を配合することにより得られるプロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)を光輝性成形体に成形加工し得る限り特に限定はされないが、通常、230℃、2.16kg荷重下で測定したMFRが0.01〜400g/10分、好ましくは0.1〜200g/10分、より好ましくは1〜100g/10分の範囲にある。
〔光輝剤(C)〕
本発明に係る光輝剤(C)とは、成分(A)および成分(B)からなる樹脂組成物、或いは成分(A)、成分(B)および成分(D)からなる樹脂組成物に、必要に応じて用いられる着色剤と共に混合した際に、キラキラ感(メタリック調、或いはパール調)を発現する性質を有する物質である。具体的には、酸化鉄などの金属酸化物をコートしたパールマイカ;アルミニウム等の金属フレーク;アルミニウム箔、蒸着アルミニウム箔等の金属箔;干渉マイカ、着色マイカ等;銅粉、亜鉛粉、フロンズ粉、ステンレス粉、アルミニウム粉等の金属粉;金属、合金又はその酸化物を被覆したガラスフレーク等が挙げられる。好ましくは、金属フレーク、パールマイカ、干渉マイカ、及び金属被覆したガラスフレークである。
光輝剤(C)の形状としては、フレーク状、粉状などがあるが、特にフレーク状であるものが好ましい。さらにその平均粒径が5〜200μm、特に40〜90μmであることが好ましい。光輝剤の平均粒径が5μm未満では、高輝感が不充分であり、平均粒径が200μmを超えると、逆に高輝感がなくなり、高級な質感が損なわれる場合がある。又衝撃性能も低下するので好ましくない。なお、光輝剤の平均粒径の測定はレーザー回折式粒度分布測定装置を用いて行われる。
本発明において、光輝剤(C)の配合量は、プロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)100重量部あたり、0.01重量部〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部、より好ましくは0.2〜3重量部である。光輝剤(C)の配合量が上記範囲を下回る場合には、プロピレン系樹脂組成物から得られる成形体のメタリック感が乏しくなる場合があり、上回る場合は光輝剤の効果が通常飽和してしまう上に一部の機械物性が低下する場合があるので好ましくない。光輝剤(C)はプロピレン系樹脂組成物に直接配合することもできるが、光輝剤の取り扱いや配合の操作性からマスターバッチの形態で使用してもよい。例えば、ポリプロピレン等をマトリックス成分としたパールマイカ含有量20〜80重量%のマスターバッチを利用できる。
本発明において、光輝剤(C)を含有するプロピレン系樹脂組成物は、光輝剤(C)に由来する固有の色調を示すが、用途に応じて適宜に造核剤(E−1)を配合して透明性を向上させスケルトンの風合いにすることも、着色剤(E−2)を併用することによって色相を調色することもできる。
このような造核剤(E−1)としては、(a)安息香酸金属塩、(b)ソルビトール誘導体、ノニトール誘導体等の多価アルコール誘導体、(c)有機機リン酸エステル金属塩、(d)分岐状オレフィン等が挙げられる。具体的には(a)p−tert−ブチル安息香酸アルミニウム等、(b)ジベンジリデンソルビトール、ビス(4−メチルベンジリデン)ソルビトール等、(c)ナトリウム−2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフェート等、(d)3−メチル−1−ブテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン等の単独重合体または共重合体等が挙げられる。市販の商品としては、旭電化製のNA−21やNA−11、新日本理化製のゲルオールMD、ミリケン社製のミラッド3988、NX8000、三井化学製の NC−4などが例示される。なかでもミリケン社製のミラッドNX8000に代表されるノニトール誘導体は透明性の改質効果に優れているので好適である。
本発明のプロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)における上記造核剤(E−1)の配合量は、プロピレン系樹脂組成物(P)又は(P’)100重量部あたり0.01部〜5重量部、より好ましくは0.05〜1重量部が好適である。少なすぎると造核剤としての効果を発揮せず、多すぎると造核剤自体が凝集して返って透明性が損なわれる。
着色剤(E−2)としては、黒色系のカーボンブラック、鉄黒;白色系の酸化チタン、亜鉛華、リトボン、鉛白;青色系の紺青、群青、コバルトブルー、フタロシアニンブルー、;赤色系のベンガラ、鉛炭、モリブデンレッド、カドミウムレッド、レーキレッドC、レーキレッドD;黄色系の黄鉛、カドミウムイエロー、チタンイエロー、鉄黄、イソインドリノンイエロー、ベンジジンイエロー;緑色系のクロムグリーン、酸化クロム、ギネグリーン、スピネルグリーン、フタロシアニングリーン;橙色系のクロムオレンジ、カドミウムオレンジ;茶系の亜鉛フェライト;紫色系のマンガン紫、コバルト紫等を挙げることができる。
本発明のプロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)における上記着色剤(E−2)の配合量は、プロピレン系樹脂組成物(P)又は(P’)100重量部あたり、0.01重量部〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部、より好ましくは0.2〜3重量部である。着色剤(E)の配合量が上記範囲を下回ると隠蔽性不足や、また調色困難になる場合がある。色剤(E−2)の配合量が上記範囲を上回ると機械的物性が低下する場合がある。
造核剤(E−1)と着色剤(E−2)は、併用してもよい。
〔エラストマー(D)〕
本発明においてはプロピレン系樹脂組成物(P)に、更にエラストマー(D)が配合されたプロピレン系樹脂組成物(P‘)を用いることによってプロピレン系樹脂組成物(P)の光輝性、柔軟性、耐熱性(被加熱時のグロス変化の抑制効果)、耐衝撃性が得られるので、光輝性成形体の用途によっては該組成物(P’)が好んで用いられる。本発明の光輝性成形体用プロピレン系樹脂組成物(P‘)を構成する重合体成分の一つであるエラストマー(D)は、スチレン系エラストマー(D−1)およびエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(D−2)から選ばれる1種以上のエラストマーである。
〔スチレン系エラストマー(D−1)〕
本発明に係るスチレン系エラストマー(D−1)は、重合体成分としてスチレンを含むエラストマーである限り、特に制限はないが、スチレン・ジエン系熱可塑性エラストマーが好ましい。特に、その中でもブロック共重合体エラストマー、ランダム共重合体エラストマーが好ましい。ここでスチレン系成分としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルキシレン、ビニルナフタレンおよびこれらの混合物などを例示でき、ジエン系成分としては、ブタジエン、イソプレン、ペンタジエンおよびこれらの混合物などを例示できる。
スチレン系エラストマー(D−1)の代表例としては、ポリブタジエンブロックセグメントと、スチレン系化合物(スチレンを含む。以下において同じ)・ブタジエン共重合体ブロックセグメントとからなるブロック共重合体あるいはその水素添加物;ポリイソプレンブロックセグメントと、スチレン系化合物・イソプレン共重合体ブロックセグメントとからなるブロック共重合体あるいはその水素添加物;スチレン系化合物を主体とする重合体ブロックと共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックとからなるブロック共重合体;スチレン系化合物と共役ジエン化合物とのランダム共重合体あるいはその水素添加物;およびスチレン系化合物を主体とする重合体ブロックと共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックとからなるブロック共重合体あるいはその水素添加物などが挙げられる。
スチレン系熱可塑性エラストマー中の上記スチレン系成分の含有量は特に制限されないが、5〜40重量%の範囲であれば、特に柔軟性およびゴム弾性の点で好ましい。
本発明に係るスチレン系エラストマー(D−1)は、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明に係るスチレン系エラストマー(D−1)は、市販のもの、例えば、旭化成社製タフテック(登録商標)、クラレ社製セプトン(登録商標)、およびハイブラー(登録商標)、クレイトン社製Dシリーズ、Gシリーズ、FGシリーズ、およびIRシリーズ、三菱化学社製ラバロン(登録商標)、JSR社製ダイナロン(登録商標)を用いることができる。
本発明においては、スチレン−エチレン−ブテン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体、またはスチレン−エチレン−プロピレンブロック共重合体が好んで用いられる。
本発明に係るスチレン系エラストマー(D−1)のMFRは、スチレン系エラストマー(D−1)を配合することにより得られるプロピレン系樹脂組成物(P‘)を光輝性成形体に成形加工し得る限り特に限定はされないが、通常、JIS K−7210,230℃、2.16kg荷重下で測定したMFRが0.01〜200g/10分、好ましくは0.01〜100g/10分、より好ましくは0.1〜50g/10分の範囲にある。
〔エチレン・α-オレフィンランダム共重合体(D−2)〕
本発明に係るエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(D−2)は、密度(ASTM D1505 、23℃)が0.850〜0.910g/cm、好ましくは0.860〜0.905g/cm、より好ましくは0.870〜0.900g/cmの範囲にあるエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとのランダム共重合体である。
本発明に係るエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(D−2)のMFRは、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(D−2)を配合することにより得られるプロピレン系樹脂組成物(P‘)を成形加工し得る限り特に限定はされないが、通常、190℃、荷重2.16kgで測定されるMFRが0.1〜150g/10分、好ましくは0.3〜100g/10分を満たす範囲にある。
本発明に係るエチレン・α-オレフィンランダム共重合体(D−2)の製造方法は特に制限されないが、ラジカル重合触媒、フィリップス触媒、チーグラー・ナッタ触媒、またはメタロセン触媒を用いて、エチレンとα-オレフィンとを共重合して製造できる。特にメタロセン触媒を用いて製造された共重合体は通常分子量分布(Mw/Mn)が3以下である。
本発明に係るエチレン・α-オレフィンランダム共重合体(D−2)は、X線回折法により測定される結晶化度が、通常、40%以下、好ましくは0〜39%、より好ましくは0〜35%である。
エチレンと共重合される炭素数3〜20のα−オレフィンの具体例としては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンが挙げられ、これらを単独で、または2種以上の組み合わせて用いてもよく、中でもプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンが好ましい。また、必要に応じて他のコノモマー、例えば、1,6−ヘキサジエン、1,8−オクタジエン等のジエン類、シクロペンテン等の環状オレフィン類などを少量含有してもよく、共重合体中のα−オレフィン含量としては、通常、3〜50モル%、好ましくは5〜30モル%、より好ましくは5〜25モル%である。その分子構造は、直鎖状であってもよく、長鎖または短鎖の側鎖を有する分岐状であってもよい。また、複数の異なるエチレン・α-オレフィンランダム共重合体(D−2)を混合して使用することも可能である。エチレン・αオレフィン共重合体(D−2)は、バナジウム系触媒、チタン系触媒またはメタロセン系触媒などを用いる従来公知の方法により製造することができ、例えば、特開平10-212382号公報に記載されている方法を挙げることができる。
本発明のプロピレン系樹脂組成物(P‘)を構成するエラストマー(D)成分の配合量は成分(A)および成分(B)の合計量100重量部に対して、20〜80重量部が好ましく、より好ましくは20〜70重量部である。前記エラストマー(D)が上記範囲を上回る場合は造核剤を添加して場合であっても透明性に劣る場合があり、下回る場合は耐衝撃性に劣るうえ、成形体を長時間被加熱常態に曝した場合の外観変化が起こりやすくなることがあるので好ましくない。
本発明に係るプロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)のMFRは、光輝性成形体に成形加工し得る限り特に限定はされないが、通常、230℃、2.16kg荷重下で測定したMFRが通常0.1〜100g/10分、好ましくは0.5〜50g/10分の範囲にある。
〔その他の配合成分〕
本発明のプロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)は、本発明の目的を損なわない範囲で、必要に応じ、従来公知の造核剤、酸化防止剤、耐熱安定剤、紫外線吸収剤、光安定剤、顔料、染料、抗菌剤、防黴剤、帯電防止剤、発泡剤、発泡助剤、フィラーなどの添加剤を含むことができる。通常、これらの任意添加剤の添加量は樹脂組成物100重量部あたり0.01部〜5重量部の範囲にある。
本発明に係るプロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)を用いて、光輝性成形体に成形加工する際には、成形加工する前に、所定の量で、成分(A)、成分(B)、成分(C)、および必要に応じて成分(D)や他の添加剤などを秤量した後、成形加工してもよいし、秤量後に一旦、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、V型ブレンダー、タンブラーブレンダー、リボンブレンダーなどを用いて混合後、成形加工機の原料投入口に投入して成形加工してもよいし、混合後、さらに、該混合物を単軸押出機、多軸押出機、ロール、ニーダーなどを用いて、通常180〜300℃、好ましくは200〜260℃で溶融混練・造粒した後に成形加工してもよい。成形加工方法としては公知の方法を制限なく用いることができる。例えば、射出成形、押出成形、または圧縮成形法が挙げられるが、射出成形法が好んで使用される。また、本発明の光輝性成形体の形状や厚みについて本発明は何ら制限するものではない。
本発明を更に詳細に説明するため、以下に実施例を示して具体的に説明するが、本発明はその主旨を逸脱しない限り、これによって限定されるものではない。
実施例および比較例で用いた重合体を以下に示す。
(1)プロピレン系重合体(A)
プロピレン系重合体(A)として、融点(Tm)=165℃、メルトフローレート(MFR)(230℃、2.16kg)=15g/10分、アイソタクティックペンタッド分率(mmmm)=96%、および分子量分布(Mw/Mn)=4.8のプロピレン単独重合体(hPP)を用いた。
(2)プロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)
プロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体(B)として、国際公開2004/87775号パンフレットの実施例1eに記載と方法に準拠して製造した プロピレン・エチレン・1-ブテン共重合体(PBER)を用いた。性状は次の通りである。エチレン含量=16モル%、1-ブテン含量=6モル%、・メルトフローレート(MFR)(230℃、2.16kg)=6g/10分、融点(Tm)=50℃、アイソタクティックトライアッド分率(mm)=92%、分子量分布(Mw/Mn)=2.0、およびショアーA硬度=75
(3)光輝剤(C)
光輝剤(C)として、ポリエチレンをベース樹脂としたアルミニウム粉末マスターバッチを用いた。性状は次の通りである。ペレット形状、アルミニウム粉末含有量 =40wt% 〔東洋アルミ社製〕
(4)エラストマー(D)
(4−1)スチレン系エラストマー(D−1)
スチレン系エラストマー(D−1)として、メルトフローレート(MFR)(190℃、2.16kg)=4.5g/10分、およびスチレン含量=18重量%のスチレン−エチレン−ブテン−スチレンブロック共重合体(SEBS)〔旭化成社製 商品名タフテックH−1062〕を用いた。
(4−2)エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(D−2)
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(D−2)として、メルトフローレート(MFR)(190℃、2.16kg)=3.6g/10分、密度=0.885g/cm、エチレン含量=88モル%、およびショアーA硬度=86のエチレン・1-ブテン共重合体(EBR)を用いた。
なお、各成分および組成物の物性値の測定方法は以下の通りである。
〔m1〕融点およびガラス転移温度
DSCの発熱・吸熱曲線を求め、昇温時の最大融解ピーク位置の温度を融点(Tm)、−100℃〜0℃の間の吸熱曲線で観測される2次転移点をガラス転移温度(Tg)とした。なお、成分(B)のTm測定は、試料をアルミパンに詰め、23℃±2℃で72時間以上の状態調節を実施した後の試験体にて、−40℃以下まで冷却してから昇温速度10℃/minで測定したときに得られた吸熱曲線を解析してTmを求めた。一方、成分(A)のTm測定については、示差走査熱量計(DSC)測定装置内で10分間200℃保持した後、降温速度10℃/minで−20℃まで冷却し、−20℃で1分間保持した後、再度昇温速度10℃/minで昇温する際の発熱・吸熱曲線より求めた。
〔m2〕密度
190℃、2.16kg荷重におけるMFR測定後のストランドを、120℃で1時間熱処理し、1時間かけて室温まで徐冷したのち、密度勾配管法により測定した。
〔m3〕メルトフローレート(MFR)
ASTM D1238に準拠し、190℃または230℃、2.16kg荷重下で測定した。
〔m4〕コモノマー(C2、C3、C4)含量
13C-NMRスペクトルの解析により求めた。
〔m5〕分子量分布(Mw/Mn)
GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)を用い、オルトジクロロベンゼン
溶媒で、140℃で測定した。
〔実施例1〜10、比較例1〜6〕
物性測定用のサンプルは、下記のように成形した。表1及び表2に示す割合(重量部)の各成分と、造核剤としてのミラッドNX8000(ミリケン・アンド・カンパニー社製)をプロピレン系樹脂組成物(P)又は(P‘)100重量部あたり0.3重量部、40mm単軸押出機を用いて溶融温度250℃、回転数40〜50rpmで溶融混練してペレットを作成した。これらのペレットを用いて温度240℃、金型温度40℃の条件にて射出成形しスペシメン形状、またはシート形状の試験片を作成した。具体的には、後述する測定方法に従って各種特性評価を行った。
光輝性評価用のサンプルは、下記のように成形した。表1及び表2に示す割合(重量部)の各成分と、造核剤としてのミラッドNX8000(ミリケン・アンド・カンパニー社製)を樹脂組成物100重量部あたり0.3重量部、アルミニウム粉末マスターバッチを成分(A)と成分(B)の合計100重部あたり1重量部添加し、同様に溶融混練してペレットを形成した。これらのペレットを用いて温度240℃、金型温度40℃の条件にて射出成形しスペシメン形状、またはシート形状の試験片を作成した。具体的には、次に示す測定方法に従って光輝性評価を行った。結果を表1および表2に示した。
[1] 曲げ弾性率
ASTM D790に準拠し、射出成形によって得た3.2mmtスペシメンにて、曲げ弾性率を測定した。押込速度5mm毎分。
[2] 引張物性
ASTM D638に準拠し、射出成形によって得た3.2mmt4号ダンベル型スペシメンにて、降伏点応力、破断点抗張力、破断点伸び(チャック間)、引張初期弾性率を測定した。引張速度 50mm毎分。
[3] 表面硬度(ショアD)
ASTM D2240に準拠し、射出成形によって得た2mmtシートを2枚重ねあわせ、表面硬度(ショアD、5秒後)を測定した。
[4] Izod衝撃強度
ASTM ASTM D256に準拠し、射出成形によって得た3.2mmtスペシメン(ノッチあり)にて、0℃および−10℃でIzod衝撃強度を測定した。
[5] 光学特性
JIS K7105に準拠し、射出成形によって得た2mmtシートを用いて、日本電色工業(株)製のデジタル濁度計「NDH−20D」にて全光線透過率、ヘイズを測定した。
[6] 光輝性
射出成形によって得た2mmtシートの光輝感(キラキラ感)目視で3段階に評価した。
◎鮮やかなキラキラ感がある、○キラキラ感がある、×キラキラ感に乏しい
[7] グロス保持率
ギヤーオーブン内で、射出成形によって得た2mmtシートを80度で3日間加熱した。シートを取り出して1日後、JIS K7105に準拠して日本電色工業(株)製のデジタル濁度計「NDH−20D」にて60°グロスを測定し、加熱無しのシートと比較してグロス保持率を求めた。
Figure 0005783934
Figure 0005783934
本発明のプロピレン系樹脂組成物からなる光輝性成形体は、透明性、柔軟性、耐衝撃性および耐熱性に富み、優れた光輝感を与える成形体である。

Claims (3)

  1. (A)示差走査熱量計(DSC)で測定される融点が120〜170℃であるプロピレン系重合体:5〜80重量%と、
    (B)示差走査熱量計(DSC)で測定される融点が120℃未満または融点が観測されず、プロピレン由来の構成単位94.0〜60.0モル%、エチレン由来の構成単位5.0〜30.0モル%、および炭素原子数4〜20のα−オレフィン由来の構成単位1.0〜30.0モル%含有する(ここで、プロピレン由来の構成単位とエチレン由来の構成単位とα−オレフィン由構成単位の合計を100モル%とする。)プロピレン・エチレン・α−オレフィン共重合体:20〜95重量%〔ここで、成分(A)および成分(B)の合計量を100重量%とする。〕、および
    (C)光輝剤を、前記成分(A)および前記成分(B)の合計量100重量部に対し、0.01〜10重量部を含有することを特徴とするプロピレン系樹脂組成物(P)。
  2. 前記請求項1に記載のプロピレン系樹脂組成物(P)が、さらに
    (D)スチレン系エラストマー(D−1)およびASTM D1505に準拠して測定された密度が0.850〜0.910g/cm 3 の範囲にあるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(D−2)から選ばれる1種以上のエラストマー
    を、前記成分(A)および前記成分(B)の合計量100重量部に対し、5〜80重量部含有することを特徴とするプロピレン系樹脂組成物(P‘)。
  3. 請求項1または2に記載のプロピレン系樹脂組成物からなる成形体。
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