JP5781360B2 - コントロールケーブルの端末固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コントロールケーブルの端末固定装置に関し、特に、アウターチューブにインナーケーブルを摺動自由に挿通したコントロールケーブルのアウターチューブの端末を固定部材であるブラケットに固定するコントロールケーブルの端末固定装置に関するものである。
特許文献1には、取付板(ブラケット)のU字状の切込溝にアウターケーシング(アウターチューブ)の小径部を挿入し、ばね部材によってアウターケーシングの大径部を取付板の凹部内に付勢して嵌合させることで、アウターケーシングが切込溝から脱離することを阻止でき、アウターケーシングを取付板に確実に固定できるようにしたコントロールケーブルの端末装置が開示されている。
しかし、この装置は、専用のばね部材が必要であるため、部品点数が多く、コストを上昇させ、また、ばね部材の組み付けが煩雑であった。
実公平01−042647号公報
本発明は、コストを上昇させない簡単な構成でブラケットからのコントロールケーブルの脱離を阻止できるコントロールケーブルの端末固定装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明のコントロールケーブルの端末固定装置は、操作部材または被操作部材に連結されるインナーケーブル、該インナーケーブルを摺動自在に挿通するアウターチューブ、および、該アウターチューブの端部に固定され小径部と該小径部の軸方向両側に隣接したアウターチューブ側大径部および先端側大径部とが設けられた弾性変形可能なケーブルキャップを有するコントロールケーブルと、ブラケットとを備え、前記ブラケットは、前記ケーブルキャップの小径部を上方から差し入れ可能な有底の切込溝と、該切込溝の内壁から該内壁に対向する内壁側に突出するように設けられ前記ケーブルキャップの小径部の下側部分が前記切込溝の底に当接した当接位置で前記ケーブルキャップの小径部の上側部分に係合する係合凸部と、前記アウターチューブ側大径部が当接する前記ブラケットの当接面に対して凹設され、前記ブラケットに対する前記ケーブルキャップの傾きを許容する許容部と、傾いて前記許容部内に進入した前記アウターチューブ側大径部の外周面の縁部の上方に位置する係合面とを有し、外部からの操作力によって前記コントロールケーブルの前記アウターチューブ側が前記係合凸部に係合した前記小径部を支点として上方に傾いた状態で前記アウターチューブ側大径部の外周面の縁部が前記係合面に係合する係合凹部を有する。
この構成によれば、ケーブルキャップが弾性変形可能であるので、ケーブルキャップの小径部をブラケットの切込溝に上方から差し入れて係合凸部と係合凸部に対向する内壁との間を通過するように押し込むことができる。そして、押し込まれたケーブルキャップは、ケーブルキャップの小径部の下側部分が切込溝の底に当接した当接位置で小径部の上側部分がブラケットの係合凸部により係合された状態で切込溝に収容することができる。したがって、コントロールケーブルを切込溝からの抜け出しが阻止された状態でブラケットに固定することができる。この状態で、外部からの操作力によってコントロールケーブルが切込溝から抜け出る方向に引っ張られると、コントロールケーブルは、小径部を支点としてアウターチューブ側が小径部より上方となるように傾斜する。その際、ケーブルキャップは、アウターチューブ側大径部の上側がブラケットに圧接されるとともに、下側がブラケットから離れるように弾性変形する。ブラケットに係合凹部を設けているので、ケーブルキャップの小径部が係合凸部と係合凸部に対向する内壁との間を上方向に通過する前に、アウターチューブ側大径部の外周面の縁部を係合凹部に係合させることができる。これにより、外部からの操作力によってコントロールケーブルが切込溝から抜け出す方向に引っ張られた場合、切込溝から抜け出ることを阻止することができる。したがって、専用の固定部品を別途設けることなく、簡単な構成にて、アウターチューブの端末に連結されたケーブルキャップをブラケットに確実に固定することができる。
係合凹部は、ブラケットの当接面に対して凹設されており、組み付け時に、アウターチューブ側大径部と係合凹部とを係合させる作業が不要であるため、ケーブルキャップのブラケットへの取り付けを容易にすることができる。
外部からの操作力によってコントロールケーブルが切込溝から抜け出す方向に引っ張られた場合にケーブルキャップを傾斜させて許容部に進入させた後、係合凹部の係合面に確実に係合させることができる。これにより、ケーブルキャップの切込溝からの抜け出しをより確実に阻止することができる。
前記軸方向の前記切込溝の長さは、前記切込溝内に前記ケーブルキャップの小径部が装着された状態で前記アウターチューブ側大径部および前記先端側大径部が軸方向に略緊密に前記ブラケットに当接するように、前記軸方向の前記ケーブルキャップの小径部の長さよりも僅かに短く形成されていることが好ましい。この構成によれば、軸方向の切込溝の長さを小径部の長さよりも僅かに短くなるように形成しているため、アウターチューブ側大径部および先端側大径部が軸方向に略緊密にブラケットの当接面に当接するようにコントロールケーブルのケーブルキャップを切込溝に装着することができる。これにより、専用の固定部品を別途設けることなく、ケーブルキャップをブラケットに対して軸方向へガタツキなく取り付けることができる
前記係合凹部は前記当接位置の前記ケーブルキャップの軸心を中心として前記ブラケットの当接面の径方向外側に環状に設けられ、前記係合面は前記係合凹部の外周の内壁に形成されていることが好ましい。この構成によれば、コントロールケーブルが切込溝の抜け出し方向に対して少し斜め方向に引っ張られた場合でも、アウターチューブ側大径部と係合凹部の係合面とを係合させることができる。これにより、ケーブルキャップの切込溝からの抜け出しをより確実に阻止することができる。
本発明によれば、コントロールケーブルが切込溝から抜け出る方向に引っ張られた場合、係合凸部に係合したケーブルキャップは、アウターチューブ側大径部の上側がブラケットに圧接されるとともに、下側がブラケットから離れるように弾性変形し、ケーブルキャップの小径部が係合凸部と係合凸部に対向する内壁との間を上方向に通過する前に、アウターチューブ側大径部の外周面の縁部を係合凹部に係合させることができる。これにより、外部からの操作力によってコントロールケーブルが切込溝から抜け出す方向に引っ張られた場合、切込溝から抜け出ることを阻止することができる。係合凹部は、ブラケットの当接面に対して凹設されており、組み付け時に、アウターチューブ側大径部と係合凹部とを係合させる作業が不要であるため、ケーブルキャップのブラケットへの取り付けを容易にすることができる。外部からの操作力によってコントロールケーブルが切込溝から抜け出す方向に引っ張られた場合にケーブルキャップを傾斜させて許容部に進入させた後、係合凹部の係合面に確実に係合させることができる。これにより、ケーブルキャップの切込溝からの抜け出しをより確実に阻止することができる。したがって、専用の固定部品を別途設けることなく、簡単な構成にて、アウターチューブの端末に連結されたケーブルキャップをブラケットに確実に固定することができる。したがって、ブラケットからのコントロールケーブルの脱離を阻止できる。

本発明にかかるコントロールケーブルの端末固定装置を示す図。 コントロールケーブルの断面図。 ブラケットを示し、(a)はその正面図、(b)はその側方断面図。 (a)は本発明にかかるコントロールケーブルの端末固定装置の組み付け状態を示す図、(b)はブラケットの切込溝内におけるケーブルキャップの小径部の固定位置を示す図。 (a)および(b)はコントロールケーブルが切込溝から抜け出る方向に引っ張られた状態を示す図。 ケーブルキャップが係合凹部の係合面に係合した状態を示す図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本発明にかかるコントロールケーブルの端末固定装置10は、コントロールケーブル11と、このコントロールケーブル11を固定するブラケット12とを備えている。
コントロールケーブル11は、車両のインナーハンドル等の操作部材(図示せず)または車両のドアロック装置の操作レバー等の被操作部材(図示せず)に連結部材13を介して連結されるインナーケーブル14、該インナーケーブル14を摺動自在に挿通するアウターチューブ15、および、該アウターチューブ15の端部に連結されたケーブルキャップ16を備えている。
ケーブルキャップ16は、略円筒状の弾性体からなっている。図2に示すように、ケーブルキャップ16は、小径部17、アウターチューブ側大径部18、および、先端側大径部19を備えている。小径部17は、後述するブラケット12の切込溝27に差し入れられる。小径部17の軸方向の長さはLである。アウターチューブ側大径部18は、小径部17の軸方向アウターチューブ15側と隣接した環状のフランジ部分と、該環状のフランジ部分から軸方向アウターチューブ15側に延びた円柱部分とを有している。アウターチューブ側大径部18の外周面の縁部20は、後述するブラケット12の係合凹部34の係合面36に係合する。縁部20は、アウターチューブ側大径部18の外周面の小径部17側の領域であり、他の領域より径が大きく形成されている。先端側大径部19は、小径部17の軸方向先端側に隣接し端部に向かって先細りになっている。アウターチューブ側大径部18の小径部17と反対側の端面にアウターチューブ15を収容する挿入凹部21が設けられている。挿入凹部21の内径は、アウターチューブ15の外径と略一致する。ケーブルキャップ16には、挿入凹部21と先端側の外部との間を軸方向に貫通する貫通孔22が設けられている。貫通孔22の軸心と、挿入凹部21の軸心とは一致しており、その貫通孔22には、アウターチューブ15の端部から突出したインナーケーブル14が摺動自在に挿通されている。貫通孔22の内径は、挿入凹部21の内径より小さい。図4(a)に示すように、ケーブルキャップ16は、小径部17が後述する切込溝27内に装着された状態でアウターチューブ側大径部18および先端側大径部19が軸方向に略緊密にブラケット12に当接するようになっている。
ブラケット12は、基部23と基部23から略垂直に立ち上がった薄板状の垂直部24とを備えている。図3(a)に示すように、垂直部24の垂直方向(厚さ方向)の一面には、上縁25に隣接した領域にコントロールケーブル11を取り付ける取り付け部26が設けられている。図3(b)に示すように、取り付け部26が形成された領域の垂直部24の厚さは、取り付け部26が形成されていない領域の垂直部24の厚さよりも薄い。
取り付け部26には、上方が開口した略U字状の切込溝27が設けられている。図4(b)に示すように、切込溝27のU字の直線部分の内壁28,29間の間隔はケーブルキャップ16の小径部17の直径とほぼ同じである。また、図3(b)に示すように、軸方向の切込溝27の長さ(当接面31から当接面32までの長さ)はZであり、ケーブルキャップ16の小径部17の長さLよりも僅かに短い。切込溝27のブラケット12の上縁25側には、ケーブルキャップ16の小径部17を切込溝27の下方へ案内するガイド部30が設けられている。切込溝27の底を形成する円弧部分は、切込溝27の上方から差し入れられたケーブルキャップ16の小径部17の下側部分が当接し、この当接位置でケーブルキャップ16が固定される。
切込溝27の円弧部分と該円弧部分と連続する直線部分の一部の取り付け部26の周縁部分には、当接面31が設けられている。また、垂直部24の垂直方向の他面には、当接面32が設けられている。当接面31は、ケーブルキャップ16のアウターチューブ側大径部18と当接する平坦面である。当接面32は、ケーブルキャップ16の先端側大径部19と当接する平坦面である。
切込溝27の内壁28には、内壁28に対向する内壁29側に突出するように係合凸部33が設けられている。すなわち、図4(b)に示すように、係合凸部33と内壁29の間の間隔dは、ケーブルキャップ16の小径部17の直径Dよりも小さい。前記間隔dは、ケーブルキャップ16の小径部17を切込溝27の上方から係合凸部33を通過して下方に嵌入することができ、かつ、組み付け状態でひとりでに外れることがないような長さに設定されている。係合凸部33は、切込溝27に嵌入されたケーブルキャップ16の小径部17の上側部分に係合する位置に形成されている。
当接面31の周囲の取り付け部26には、係合凹部34がアウターチューブ側大径部18が当接するブラケット12の当接面31に対して凹設されている。係合凹部34は、当接位置のケーブルキャップ16の軸心を中心としてブラケット12の当接面31の径方向外側に環状に設けられている。図3(b)に示すように、係合凹部34は、ブラケット12に対するケーブルキャップ16の傾きを許容する傾斜面を有する許容部35と、傾いて許容部35内に進入したアウターチューブ側大径部18の外周面の縁部20の上方に位置する係合面36とを備えている。この係合面36は、係合凹部34の外周の内壁に形成されている。図4(a)に示す組み付け状態の係合面36とアウターチューブ側大径部18の間の間隔Xは、図4(b)に示す係合凸部33の下端と小径部17の水平方向の最大径部(中心部)の間の間隔Yよりも小さい。
本発明にかかるコントロールケーブルの端末固定装置10の組み付け手順について説明する。
コントロールケーブル11のケーブルキャップ16の小径部17をブラケット12の切込溝27に挿入すると、小径部17の外周面の下側部分が係合凸部33に係合する。さらに、ケーブルキャップ16を押し込むと、小径部17は弾性変形し係合凸部33と内壁29の間を通過して切込溝27の底と当接する。そして、小径部17は弾性復帰し、上側部分が係合凸部33に係合した状態で切込溝27に嵌入される。これにより、ケーブルキャップ16の上方側への移動が阻止され、ケーブルキャップ16の切込溝27からの抜け出しが阻止される。そして、軸方向の切込溝27の長さZがケーブルキャップ16の小径部17の長さLよりも僅かに短くなるように形成されているため、アウターチューブ側大径部18および先端側大径部19が軸方向に略緊密にブラケット12の当接面31,32に当接するようにコントロールケーブル11のケーブルキャップ16を切込溝27に装着することができる。これにより、専用の固定部品を別途設けることなく、ケーブルキャップ16をブラケット12に対して軸方向へガタツキなく取り付けることができる。したがって、コントロールケーブル11をブラケット12に確実に固定することができる。
一方、コントロールケーブル11に連結された操作部材を車両のドアに組み付ける際、コントロールケーブル11が切込溝27から抜ける方向に引っ張られることがある。図5(a)に示すように、矢印方向の操作力がコントロールケーブル11に加えられると、ケーブルキャップ16は係合凸部33を支点にして上方側に傾くように変形し、アウターチューブ側大径部18は許容部35に進入する(図6中の位置A)。さらに、ケーブルキャップ16が上方側に引っ張られると、小径部17が僅かに上方に移動して、アウターチューブ側大径部18の縁部20が係合凹部34の係合面36に係合する(図5(b)、図6中の位置B)。これにより、ケーブルキャップ16の切込溝27の抜け出し方向への移動が規制され、コントロールケーブル11のブラケット12からの脱離を防止できる。
本発明によれば、係合面36とアウターチューブ側大径部18の間の間隔Xが、係合凸部33の下端と小径部17の水平方向の最大径部(中心部)の間の間隔Yよりも小さくなるように構成しているので、コントロールケーブル11が切込溝27から抜け出る方向に引っ張られた場合、ケーブルキャップ16は、アウターチューブ側大径部18の上側がブラケット12に圧接されるとともに、下側がブラケット12から離れるように弾性変形し、ケーブルキャップ16の小径部17が係合凸部33と係合凸部33に対向する内壁29との間を上方向に通過する前に、アウターチューブ側大径部18の外周面の縁部20を係合凹部34の係合面36に係合させることができる。これにより、外部からの操作力によってコントロールケーブル11が切込溝27から抜け出す方向に引っ張られた場合、切込溝27から抜け出ることを阻止することができる。したがって、専用の固定部品を別途設けることなく、簡単な構成にて、アウターチューブ15の端末に連結されたケーブルキャップ16をブラケット12に固定することができる。したがって、ブラケット12からのコントロールケーブル11の脱離を確実に阻止できる。
また、係合凹部34は、ブラケット12の当接面31に対して凹設されており、組み付け時に、アウターチューブ側大径部18と係合凹部34とを係合させる作業が不要であるため、ケーブルキャップ16のブラケット12への取り付けを容易にすることができる。
外部からの操作力によってコントロールケーブル11が切込溝27から抜け出す方向に引っ張られた場合にケーブルキャップ16を傾斜させて許容部35に進入させた後、係合凹部34の係合面36に確実に係合させることができる。これにより、ケーブルキャップ16の切込溝27からの抜け出しをより確実に阻止することができる。さらに、係合凹部34は当接位置のケーブルキャップ16の軸心を中心としてブラケット12の当接面31の径方向外側に環状に設けられ、係合面36は、係合凹部34の外周の内壁に形成されているため、コントロールケーブル11が切込溝27の抜け出し方向に対して少し斜め方向に引っ張られた場合でも、アウターチューブ側大径部18と係合凹部34の係合面36とを係合させることができる。これにより、ケーブルキャップ16の切込溝27からの抜け出しをより確実に阻止することができる。
本発明は実施形態のものに限定されず、種々の変形が可能である。例えば、アウターチューブ15とケーブルキャップ16とを一体的に形成してもよい。
10 コントロールケーブルの端末固定装置
11 コントロールケーブル
12 ブラケット
14 インナーケーブル
15 アウターチューブ
16 ケーブルキャップ
17 小径部
18 アウターチューブ側大径部
19 先端側大径部
20 縁部
27 切込溝
28,29 内壁
31 当接面
33 係合凸部
34 係合凹部
35 許容部
36 係合面

Claims (3)

  1. 操作部材または被操作部材に連結されるインナーケーブル、該インナーケーブルを摺動自在に挿通するアウターチューブ、および、該アウターチューブの端部に固定され小径部と該小径部の軸方向両側に隣接したアウターチューブ側大径部および先端側大径部とが設けられた弾性変形可能なケーブルキャップを有するコントロールケーブルと、
    ブラケットと
    を備え、
    前記ブラケットは、
    前記ケーブルキャップの小径部を上方から差し入れ可能な有底の切込溝
    該切込溝の内壁から該内壁に対向する内壁側に突出するように設けられ前記ケーブルキャップの小径部の下側部分が前記切込溝の底に当接した当接位置で前記ケーブルキャップの小径部の上側部分に係合する係合凸部と、
    前記アウターチューブ側大径部が当接する前記ブラケットの当接面に対して凹設され、前記ブラケットに対する前記ケーブルキャップの傾きを許容する許容部と、傾いて前記許容部内に進入した前記アウターチューブ側大径部の外周面の縁部の上方に位置する係合面とを有し、外部からの操作力によって前記コントロールケーブルの前記アウターチューブ側が前記係合凸部に係合した前記小径部を支点として上方に傾いた状態で前記アウターチューブ側大径部の外周面の縁部が前記係合面に係合する係合凹部
    を有することを特徴とするコントロールケーブルの端末固定装置。
  2. 前記軸方向の前記切込溝の長さは、前記切込溝内に前記ケーブルキャップの小径部が装着された状態で前記アウターチューブ側大径部および前記先端側大径部が軸方向に略緊密に前記ブラケットに当接するように、前記軸方向の前記ケーブルキャップの小径部の長さよりも僅かに短く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコントロールケーブルの端末固定装置。
  3. 前記係合凹部は前記当接位置の前記ケーブルキャップの軸心を中心として前記ブラケットの当接面の径方向外側に環状に設けられ、前記係合面は前記係合凹部の外周の内壁に形成されていることを特徴とする請求項に記載のコントロールケーブルの端末固定装置。
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