JP5781163B2 - ホルダおよび切削工具 - Google Patents

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Description

本発明は、インサートを装着して切削工具として用いるホルダおよび切削工具に関する。
従来、内径のボーリング加工や溝入れ加工に用いられる切削工具として、切刃部を有する略棒状のインサート(以下、単にインサートという)をホルダの孔内に挿入し、ボルトで締め込み固定したものが知られている。
例えば、特許文献1、2には、先端に切刃部を有する略棒状のインサートをホルダの先端から孔内に挿入して、ホルダを貫通するネジ部材でインサートの側面を固定した切削工具が開示されている。
特開2003−053603号公報 特開2010−240817号公報
しかしながら、特許文献1、2のホルダは、図7のように先端側の形状が角部50を有する形状からなるために、切削加工中、ホルダの先端およびそれに続くインサートに向かってクーラント(切削液)を供給しても、角部50でクーラントの向きが変わってしまい、効率よくクーラントをインサートの切刃部に供給することができなかった。また、図7の形状では平面部が広い面積で存在するので、インサートの切刃部から排出される切屑がホルダの先端に衝突した際に、うまく後方に流れることができず、ホルダの先端に詰まったり絡まったりしてしまう場合があった。
本発明の目的は、クーラントを効率よくインサートの切刃部に供給できるとともに、切屑排出性が良好なホルダおよび切削工具を提供することにある。
本発明のホルダは、略棒状のシャンク部と切刃部とを有するインサートを、先端部に設けられた挿入孔内に挿入して固定するためのホルダであって、前記先端部が、側面視で、先端から後方に向かって幅広になるとともに、前記挿入孔の開口の縁から後方に向かって延びる曲線、または前記挿入孔の開口の縁から延びる直線と該直線から角部がなく後方に向かって続く曲線とを有する第1曲面部を含んでいる。
また、本発明の切削工具は、略棒状のシャンク部と切刃部とを有するインサートを、上記ホルダに設けられた挿入孔内に、前記切刃部が設けられた端部と反対側の端部から挿入して固定してあるものである。
本発明のホルダおよび切削工具によれば、ホルダの先端形状が、側面視で、後方に向かって幅広になるとともに、インサートの挿入孔の開口の縁から後方に向かって延びる曲線であるか、またはインサートの挿入孔の開口の縁から延びる直線と該直線から角部がなく後方に向かって続く曲線とを有する第1曲面部を含んでいる。これによって、ホルダの先端およびそれに続くインサートに向かってクーラント(切削液)を供給した際に、ホルダの先端でクーラントの向きが変わるような角部が存在しないので、クーラントの向きが所望の方向に流れるか、ホルダの先端からインサートのシャンク部を伝って効率よくクーラントをインサートの切刃部に供給することができる。また、インサートの切刃部から排出される切屑がホルダの先端に衝突した際に、うまく後方に流れて切屑排出性を高めることができる。
本実施態様のホルダにインサートを装着した切削工具についての(a)斜視図、(b)平面図、(c)側面図、(d)断面図である。 本実施態様の他のホルダにインサートを装着した他の切削工具についての斜視図である。 (a)図1の切削工具に対してホルダの先端およびそれに続くインサートに向かってクーラントを流した際のクーラントの流れ、(b)従来の切削工具に対してホルダの先端およびそれに続くインサートに向かってクーラントを流した際のクーラントの流れ、(c)図1の切削工具において、切削時に生成する切屑の流れ、(d)従来の切削工具において、切削時に生成する切屑の流れを説明するための図である。 本実施態様のホルダにインサートを装着した切削工具についての(a)斜視図、(b)側面透視図、(c)先端視図である。 (a)本実施態様の他のホルダおよび(b)本実施態様のさらに他のホルダにインサートを装着した切削工具についての要部拡大側面透視図である。 図4の開口の他の実施態様を説明する模式図である。 従来の切削工具2種類(a)(b)についての平面図である。
以下、図1〜6を用いて、本発明の切削工具の一実施態様であるホルダ20にインサート1を装着して使用する内径加工用の切削工具10について説明する。
図1の切削工具10において、インサート1は、横断面が略円形の略棒状のシャンク部2と、シャンク部2に続く端部に設けられて切刃稜線4がシャンク2の側方に突出した切刃部3が設けられて、切刃部3のうちの切刃稜線4の外周側のコーナーは、棒状体の外周側に向かって突出している。
一方、ホルダ20は、図1に示されるように、先端から長尺の挿入孔21が設けられ、挿入孔21内には、インサート1を切刃部3が設けられた端部と反対側の端部から挿入することができる。そして、図1、2によれば、ホルダ20の先端部には、側面視で、先端から後方に向かって幅広になるとともに、最も先端側、すなわち、挿入孔21の開口21aには、開口21aの縁から後方に向かって延びる曲線または、開口21aの縁から延びる直線29と該直線29から角部がなく後方に向かって続く曲線とを有する第1曲面部28が存在する。言い換えれば、第1曲面部28は先端視で最外形が略円形状となっており、先端から後方に向かって直径が大きくなっており、ホルダ20の先端部に角部がない構成となっている。これによって、ホルダ20の先端およびそれに続くインサート1に向かってクーラント(切削液)を供給した際に、図3(a)に示すように、ホルダ20の先端にはクーラントの向きが変わるような角部が存在しないので、クーラント15の向きがインサート1の切刃部3に向かう所望の方向に流れるか、ホルダ20の先端からインサート1のシャンク部2を伝って効率よくクーラント15をインサート1の切刃部3に供給することができる。これに対して、図3(b)に示すように、ホルダ20の先端に角部40を有する従来の切削工具では、クーラント15の向きが角部40によって弾かれたりして変化してしまい、クーラント15がインサート1の切刃部3から外れた向きになって被削材17の加工孔以外の壁面に衝突してしまい効率よく供給できなくなる。また、切屑の排出性においても、図3(c)に示すホルダ20の先端に角部が存在しない場合には、切屑16がスムーズに後方に流れる。これに対して、図3(d)に示すホルダ20の先端に角部が存在する場合には、切屑16がホルダ20よりも先端側に詰まってしまう場合がある。なお、図1〜3では第1曲面部28が凸曲面となっているが、第1曲面部28は凹曲面であってもよい。
なお、先端から後方に向かって直径が大きくなる形態には、例えば、第1曲面部28が直線部29を有する場合のように、先端からの軸方向の距離が同じ位置で直径が大きくなる場合も含まれる。また、先端部は、先端視で全体が略円形状の棒状であってもよいが、四角柱状等であってもよい。
ここで、ホルダ20は、先端の挿入孔21が設けられた部分の強度を高めてインサート1にかかる力によって撓むことを抑制するために、側面視で先端に直線部29が存在してもよく、この場合、直線部29の幅Lが、ホルダ20の最大幅Lの1/2以下(L/L<1/2)であることが、クーラント15の向きの制御が容易であるとともに、切屑排出性を高める点で望ましい。なお、直線部29はホルダ20の先端視では外周が円形または楕円形のドーナツ状をなす。また、直線部29は必ずしも存在する必要はなく、ホルダ20の先端である挿入孔21の開口21aの縁から曲面が直接設けられるものであってもよい。
なお、本実施態様では、図3(c)に示すように、第1曲面部28の曲率半径Rと、ホルダ20の第1曲面部の最外形A(すなわち後端)における半径Rとの比率R/Rが0.2〜1からなる。これによって、クーラントがインサート1の切刃部3に効率よく供給できる。本実施態様では、第1曲面部28の後方に、後述するネジ孔24を設けるとともに、これにネジ部材25を締めこんでインサート1の側面を拘束して固定する構造となっている。この場合、比率R/Rが0.2〜1であると、インサート1の切刃部3からインサート1の側面の拘束される位置までの距離が長くないので、インサート1の側面の拘束力が高く、切刃部3におけるびびりの発生も抑制できる。比率R/Rの望ましい範囲は、0.4〜0.95である。
また、ホルダ20は、少なくとも第1曲面部28が被覆層(図示せず)で被覆されていてもよく、これによって、切屑の溶着を抑制できて切屑排出性をより高めることができる。被覆層は第1曲面部28以外の他の部分に設けられていてもよい。
さらに、第1曲面部28の後方に第2曲面部30が設けられていてもよく、ホルダ20の最大幅Lまで拡径するまでになるべく角部は存在しないことが望ましい。また、第1曲面部28と第2曲面部30との間は平面であっても曲面であってもよい。
さらには、図2に示すように、ホルダ20に、先端視で、第1曲面部28の一部に、先端側の向きがホルダ20の軸線と交差するように設けられた溝部31が設けられているものであってもよく、この溝部31によって、クーラント15をより確実にインサート1の切刃部3に当てることができるとともに、切屑の進行方向を制御するガイドとして機能する。溝部31は挿入孔21まで延在するものであってもよいが、ホルダ20の先端における挿入孔21の周囲の強度を向上させるために、挿入孔21に達しない位置までとすることが望ましい。
なお、ホルダ20には、図4〜6に示すようにクーラント孔41が設けられていてもよい。クーラント孔41が第1曲面部28よりも外側に位置する場合には、このクーラント孔41から供給されるクーラントの流れが、第1曲面部28によって改善される。また、クーラント孔41が第1曲面部28に存在する場合でも、このクーラント孔41から供給されるクーラントはインサート1の切刃部3に効率よく供給されるし、このクーラント孔41とは別に第1曲面部28よりも外側からクーラントを追加で供給した場合でも、外側から供給されるクーラントの流れを改善することができる。また、クーラント孔41は切刃稜線4が設けられた方向およびその逆方向のいずれか、または両方の2箇所に形成することがクーラント15をさらに効率よく供給できる点で望ましい。
図4では、クーラント孔41が、第1曲面部28の切刃稜線4が設けられた方向およびその逆方向の2か所に設けられたものである。言い換えれば、インサート1のすくい面5側に設けられている。ここで、図4では、先端視において、クーラント孔41の開口(噴射口)42が挿入孔21とは独立して個別に2つ設けられ、かつ、2つの開口42の中心が挿入孔21の中心よりも上側に位置する。それゆえ、図5(a)(b)に示すように、開口42の位置は上側の縁が後方で下側の縁が前方とずれた形状となる。この形状によって、ホルダ20からインサート1に向かってクーラント(切削液)を供給した際に、開口42から噴射されるクーラントの進行方向が上向きに修正される。その結果、重力によってクーラントの進行方向が下向きにずれるずれ量を低減することができる。
また、内径加工をする際に、被削材の加工する孔の奥が塞がっている止まり孔の加工である場合に、インサート1の上側から供給されたクーラントはインサート1の下側を通って被削材の加工孔外に排出されるので、クーラントの循環性が良い。そのため、切削時に発生した切屑をスムーズに系外へ排出することができる。
なお、本実施態様では、ホルダ20の先端部は、図4(a)、図5(a)に示すように、側面視で外側に凸状の第1曲面部28となっているが、これに限定されるものではない。すなわち、図5(b)に示すように、側面視で、外側に向かって凹状の凹曲面部29を有するものであってもよい。この場合、図5(a)よりも、開口42の上側が後方で下側が前方のずれ量が大きくなることから、開口42から噴射されるクーラントの進行方向がより上向きに修正されて、重力によってクーラントの進行方向が下向きにずれるずれ量をより低減することができる。
また、本実施態様では、開口42の直径rsとインサート挿入孔21の開口21aの直径riとの比(rs/ri)が0.2〜3である。この比率であれば、インサート1の切刃部3に効率的にクーラントを供給することができる。比(rs/ri)の望ましい範囲は0.25〜2である。さらに、本実施態様によれば、開口42a、42bの直径rsは1.5〜5mmである。なお、本実施態様では、開口42a、42bの直径rsとインサート挿入孔21の開口21aの直径riとは異なるサイズとされる。これによって、インサート1をインサート挿入孔21に挿入する際に、誤って開口42に挿入してしまうことを防止できる。
さらに、開口42の形状は、図6に示すように、(a)円形42A、(b)楕円形42B、または(c)複数個の円が重なりながら一列に連なった形状42Cが適応可能である。これらの形状であれば、穴あけ加工によってクーラント孔41および開口42を形成することができる。中でも、図6(a)の円形42Aは穴あけ加工が容易である。
なお、本実施態様では、最も離れた2つの開口42a、42bの中心間の距離rdと、インサート挿入孔21の開口21aの直径riおよび開口42の直径rsの和(ri+rs)との比rd/(ri+rs)が0.8〜1.2である。この距離であれば、互いに噴射されるクーラントの一部同士が合流して、合流したクーラントはより効率よく切刃部3に供給される。なお、本実施態様では、先端視において、開口42a、42bは、インサート挿入孔21の中心を通る縦線に対して、線対称な位置に配置されているが、この線対称な配置に限定されるものではない。なお、開口42がインサート1のすくい面5側に3つ以上設けられている場合には、最も離れた2つのクーラント孔41の開口の中心間の距離をrdとすればよい。
また、図1によれば、インサート1の後端には傾斜面8が設けられているとともに、ホルダ20には挿入孔21の長手方向に対して垂直な方向に延在する位置決め部材22が設けられており、傾斜面8を位置決め部材22に当接して位置決めされている。この構成によれば、インサート1の切刃稜線4の長手方向および回転方向の位置決めが容易で精度が高くなる。
ここで、図1においては、ホルダ20の側面には、棒状の位置決め部材22を挿入するための位置決め部材取付孔23が多数個設けられている。そして、これら位置決め部材取付孔23のうちの1つの位置決め部材取付孔23内に棒状の位置決め部材22が挿通されている。なお、位置決め部材取付孔23が多数個設けられている理由はインサート1の突き出し量を適宜調整することができる構成とするためである。位置決め部材22は、例えば、ピンやねじ材といったインサート1の傾斜面8と当接するものであればよく、棒状をなしており、円柱、三角柱等の多角柱等のいずれの形状であってもよく特に制限されない。ピンであれば容易に抜き差しできるので、インサート1の突き出し量を容易に変更することが可能であり、本実施態様においては、位置決め部材22としてピンが用いられている。
また、位置決め部材22の固定方法は、円柱状のピンの両端をネジで挟み込んで固定する方法、円柱状のピンの片側端部にネジ切りをつけてこのネジ切り部分をホルダ20に設けたネジ切り部分に螺合する方法、円柱状のピンの片端を拡径したテーパ状としてこのテーパ部を位置決め部材取付孔23の所定位置に当接して固定する方法、円柱状のピンを接着剤で固定する方法、円柱状のピンの側面からネジ部材を締めこんで固定する方法が挙げられる。なお、図1では、円柱状のピン(位置決め部材22)の側面から挿入するとともに、ホルダ20の上面にネジ孔26を形成してこれにネジ部材27を締めこんで位置決め部材22に当接させて固定する方法を採用している。
位置決め部材22の挿入孔内の位置は、インサート1の傾斜面8の挿入角度に応じて適宜調整されればよい。インサート1の傾斜面8と位置決め部材22とが線当たりになるように当接されるが、例えば、位置決め部材22が円柱状のピンである場合には、インサート1をホルダ20に装着する際に、傾斜面8の長手方向に垂直な方向と、位置決め部材22の外周面のホルダ20の長手方向に垂直な方向とが平行になるように構成される。これによって、安定して強固な拘束が可能である。
ここで、図1によれば、インサート1の脱落やがたつきを抑制するために、位置決め部材22以外に、位置決め部材22よりもホルダ20の先端側で、ホルダ20の外周面から挿入孔21に貫通するネジ孔24を形成して、ネジ孔24にネジ部材25を螺合して、ネジ部材25の先端でインサート1のシャンク部2の外周面を押圧固定している。このとき、ネジ部材25に当接されるシャンク部2の外周面は曲面であってもよいが、ネジ部材25の進行方向と垂直な方向に対する傾きが±1°以内の平面であることが望ましい。すなわち、シャンク部2がネジ部材25に曲面で当接されることにより、製造バラツキの影響でインサート1が回転して取付くことがなく取り付け位置精度が高いが、傾きが±1°以内の平面であればネジ部材25の締め付け具合を調整することでインサート1の回転を抑制することができるとともに、曲面と比較して締め付け強度が向上する。
また、図1では、傾斜面8を用いてインサート1の位置決めをする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、後端が挿入孔21の長手方向に対して垂直な平面でホルダ20の後方から挿入したネジ部材に当接し、かつ側面をネジ止めして固定するものであってもよい。また、後端に対の切刃部が設けられたものであってもよい。
1 インサート
2 シャンク部
3 切刃部
4 切刃稜線
10 切削工具
15 クーラント
16 切屑
20 ホルダ
21 挿入孔
22 位置決め部材
23 位置決め部材取付孔
24、26 ネジ孔
25、27 ネジ部材
28 第1曲面部
29 直線部
30 第2曲面部
31 溝部
40 角部
直線部の幅
ホルダの最大幅

Claims (12)

  1. 略棒状のシャンク部と切刃部とを有するインサートを、先端部に設けられた挿入孔内に挿入して固定するためのホルダであって、前記先端部が、側面視で、先端から後方に向かって幅広になるとともに、前記挿入孔の開口の縁から後方に向かって延びる曲線、または前記挿入孔の開口の縁から延びる直線と該直線から角部がなく後方に向かって続く曲線とを有する第1曲面部を含んでいるとともに、前記第1曲面部に溝部が設けられており、該溝部は先端側の向きが前記ホルダの軸線と交差するように配置されているホルダ。
  2. 略棒状であるとともに、前記第1曲面部の前記直線の幅が、前記ホルダの最大幅の1/2以下である請求項1に記載のホルダ。
  3. 前記先端部は、先端視で、前記第1曲面部の最外形が略円形状であり、かつ
    前記第1曲面部を構成する曲線の曲率半径と、前記第1曲面部の最外形の半径との比率が0.2〜1である請求項1または2に記載のホルダ。
  4. 少なくとも前記第1曲面部の表面が被覆層で被覆されている請求項1乃至3のいずれかに記載のホルダ。
  5. 前記先端部の前記第1曲面部の後方に第2曲面部を有する請求項1乃至4のいずれかに記載のホルダ。
  6. 略棒状のシャンク部と切刃部とを有するインサートを、先端部に設けられた挿入孔内に挿入して固定するためのホルダであって、前記先端部が、側面視で、先端から後方に向かって幅広になるとともに、前記挿入孔の開口の縁から後方に向かって延びる曲線、または前記挿入孔の開口の縁から延びる直線と該直線から角部がなく後方に向かって続く曲線とを有する第1曲面部を含んでおり、クーラント孔が設けられているとともに、前記クーラント孔の開口が前記挿入孔とは独立して個別に少なくとも2つ設けられており、先端視で、前記挿入孔の開口に対して一方側に位置している前記2つ以上のクーラント孔のうち、最も離れた2つのクーラント孔の開口の中心間の距離rdと、前記挿入孔の開口の直径riおよび前記クーラント孔の開口の直径rsの和(ri+rs)との比rd/(ri+rs)が0.8〜1.2である請求項1乃至のいずれかに記載のホルダ。
  7. 先端視で、前記クーラント孔の少なくとも2つの開口の中心が前記挿入孔の開口に対して、一方側に位置している請求項に記載のホルダ。
  8. 前記第1曲面部に前記クーラント孔の開口が設けられている請求項またはに記載のホルダ。
  9. 前記クーラント孔の開口の直径rsと前記挿入孔の開口の直径riとの比(rs/ri)が0.2〜3である請求項乃至のいずれか記載のホルダ。
  10. 前記クーラント孔の開口が、円形、楕円形、または複数個の円の端部同士が重なった状態で一列に連なった形状からなる請求項乃至のいずれか記載のホルダ。
  11. 略棒状のシャンク部と切刃部とを有するインサートを、請求項1乃至5のいずれか記載のホルダに設けられた挿入孔内に、前記切刃部が設けられた端部と反対側の端部から挿入して固定してある切削工具。
  12. 略棒状のシャンク部と切刃部とを有するインサートを、請求項6乃至10のいずれか記載のホルダに設けられた挿入孔内に、前記切刃部が設けられた端部と反対側の端部から挿入して固定してあり、前記切刃部は切刃とすくい面とを有し、前記挿入孔の開口に対する前記一方側が前記すくい面側である切削工具。
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