JP5777345B2 - マンコンベアの制動装置 - Google Patents
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Description
また、従来のマンコンベアの補助ブレーキ装置では、重い係合体をソレノイドの発生する大きな磁力を利用して移動させることになる。大きな磁力を発生させるソレノイドには、大きなものを使わなければならず、装置を十分に小型化できない。
図1及び図2において、エスカレータ1は、上下階床間に架設されたトラス2と、トラス2の上階側に設置された上部機械室4Aと、トラス2の下階側に設けられた下部機械室4Bと、上部機械室4Aに配設され、駆動モータ5a、及び駆動モータ5aの駆動に連動して回転する動力伝達スプロケット5bを有する駆動装置5と、上部機械室4Aにトラスの幅方向に平行な軸まわりに回転自在に設けられる主軸7とを備えている。
ラチェットホイル31は、リングの中心に主軸7の軸心が一致するように主軸7の他端側に固定される。このとき、ラチェットホイル31は、他方の第1踏段スプロケット11より主軸7の他端側に位置されている。主軸7に固定されたときに、主軸7の軸心が通過するラチェットホイル31の部位をラチェットホイル31の回転中心とする。
このとき、各係合部32を構成する壁面は、ラチェットホイル31の周方向に沿っておおよそ延在する周壁面32aと、周壁面32aの一端から概略ラチェットホイル31の中央側に向かって延在する段差面32bとを有している。
案内部材35は、一端側を回動軸33に固定される回動レバー36、及び回動レバー36の他端に取り付けられるシュー部材37を備えている。そして、案内部材35の他端側を構成するシュー部材37が、駆動チェーン8上に載置されている。このときの案内部材35の位置を定常位置とする。駆動チェーン8は、案内部材35に対して摺動されている。また、高さ方向に関して、主軸7に固定された案内部材35の一端は、他端より上方に位置し、かつ回動レバー36が、高さ方向に対して傾斜されている。
また、規制体40は、図6にも示されるように、自重により回動軸33から垂れ下げられたときに、ラチェットホイル31の外周側面に、長手方向の中間部の一部が当接され、他端がラチェットホイル31の段差面32bの通過経路に配置される係合位置をとる形状を有している。また、規制体40は、図3に示されるように、ラチェットホイル31から離れた所定の退避位置まで、回動軸33まわりに回動して移動することが可能になっている。
第1及び第2連動部52a,52bは、それぞれ回動軸33に一端を固定され、第1及び第2連動部52a,52bは、案内部材35との間の回動軸33まわりの相対的な位置関係を保って、案内部材35の回動に連動して回動される。第1及び第2連動部52a,52bは、案内部材35が、定常位置にある場合に、退避位置に配置した規制体40の両側に規制体40との間に略隙間をあけることなく配置されるように設けられる。このときの連動部材52の定常位置を、連動部材52の定常位置とする。
永久磁石61が、規制体40の他端側に設けられた穴部(図示せず)に設けられ、永久磁石61の一面が規制体40の外部に露出されている。
電磁石65は、案内部材35及び連動部材52が定常位置にあり、かつ、規制体40が退避位置にあるときに、永久磁石61と相対するように配置される。
また、図示しないが、エスカレータ1は、電磁石65への電力を供給する電源を備え、エスカレータ制御盤20が、電源から電磁石65への電力供給を制御可能に構成されている。
例えば、電磁石65に印加された直流電圧の高圧と低圧を入れ替えるなど、電源から電磁石65への給電方法の切り替えにより、電磁石65は、S極及びN極を反転でき、永久磁石61の磁力を打ち消す磁力を発生可能になっている。
このとき、非磁性部材41は、電磁石65の磁力による影響が十分に小さくなる規制体40の領域を含むように規制体40に装着されている。
そして、リミットスイッチ57が、規制体40を退避位置に配置させたときの作動片55の位置に対応させて設けられている。
リミットスイッチ57と作動片55は、規制体40が退避位置から係合位置に向かって所定量移動されたときに、作動片55がリミットスイッチ57を動作させる位置関係に配置されている。
エスカレータ1が正常に動作している状態では、案内部材35及び連動部材52は、定常位置にあり、また、規制体40が退避位置に保持されるように、電磁石65の極性が設定されている。
エスカレータ制御盤20は、エンコーダ68の出力をもとに、踏段16の移動速度を監視し、踏段16が異常速度で移動されたときに、電磁石65が、永久磁石61の磁力を打ち消す方向の磁力を発するように、電磁石65への電力の供給を切り替える。
なお、踏段16の異常速度とは、移動速度が、定格速度の上限または下限(定格速度の範囲)から外れた速度をいう。
そして、規制体40の他端が、段差面32bに押し当てられるように係合部32に係合さるので、ラチェットホイル31の回転が規制される。これに伴い、上部スプロケット10の回転も規制されるので、上部スプロケット10の回転に連動して走行する踏段チェーン15の循環移動により循環移動していた踏段16も停止される。
なお、エスカレータ制御盤20は、踏段16の移動速度が、異常速度になったと判断すると同時に、リミットスイッチ57の出力によらず、駆動モータ5aを停止させるように制御するように構成してもよい。
従って、駆動チェーン8の切断、及び踏段16の速度異常のどちらが発生しても、踏段16を非常停止させる対応をとることができる。
以上のことから、マンコンベアの制動装置30は、十分な小型化を実現しつつ、駆動チェーン8の切断、及び踏段16の速度異常の発生時に踏段16を非常停止させることができる。また、簡易な構成であるため、コストも削減される。
この場合でも、エスカレータ1が初期状態にあるときに、永久磁石61と電磁石65が引き合うように、電磁石65の極性を設定し、踏段16の移動速度が、異常速度となったときに、電磁石65が、永久磁石61の磁力を打ち消す方向の磁力を発するようにエスカレータ制御盤20に制御させるように構成すればよい。
また、永久磁石61に代えて、電磁石を用い、電磁石のみで、磁力発生手段を構成することもできる。
以上をまとめれば、磁力発生手段は、永久磁石61の磁力、または永久磁石61と電磁石65の磁力により規制体40を退避位置に保持可能なように構成すればよい。
Claims (3)
- 駆動装置と、主軸に固定される駆動スプロケットと、駆動装置及び駆動スプロケットとを連結し、駆動装置の駆動に連動させて駆動スプロケットを回転させる駆動チェーンと、上記駆動スプロケットの回転に連動して循環移動する複数の踏段とを備えるマンコンベアに設けられるマンコンベアの制動装置であって、
複数の係合部が外周部に形成され、上記駆動スプロケットの回転に連動して回転する回転体と、
軸まわりに回動自在に上記主軸に平行に設けられた回動軸に一端側を固定され、他端部が上記駆動チェーン上に載置された案内部材と、
上記係合部に係合して上記回転体の回転を規制する係合位置と上記回転体から離間した退避位置とをとるように上記回動軸まわりに回動可能に設けられ、自重が上記係合位置へ移動させる力として働く規制体と、
上記案内部材の回動に連動して回動するように設けられ、上記案内部材が上記駆動チェーン上に載置された場合に上記退避位置に配置された上記規制体に対応する位置に配置される連動部材と、
上記退避位置にある上記規制体を上記連動部材に保持させる保持力を発生する保持手段と、
上記保持手段の保持力を解除する制御装置と
を備え、
上記保持手段の保持力が維持されたまま、上記駆動チェーンが切断された場合に、上記案内部材及び上記連動部材の回動に連動して、上記規制体が上記係合位置まで回動されることを特徴とするマンコンベアの制動装置。 - 上記保持手段は、磁力により上記規制体を退避位置に保持する磁力発生手段であることを特徴とする請求項1に記載のマンコンベアの制動装置。
- 上記磁力発生手段は、
上記規制体及び上記連動部材の一方に取り付けられる永久磁石と、
上記規制体及び上記連動部材の他方に取り付けられ、上記永久磁石の磁力を打ち消す磁力を発生可能な電磁石と
を備えることを特徴とする請求項2に記載のマンコンベアの制動装置。
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