JP5774346B2 - ストレーナ - Google Patents
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Description
このようにスクリーン210が装着されたストレーナSaに流入口201から流体が流入すると、この流体に混在する異物がスクリーン210で濾過されて流出口202から流出するようになる。
上記スクリーンの流入開口縁部を外側に突出したリング状のフランジを有して形成し、
上記本体の出入用孔に対向する側壁側に上記本体の受部の受面に対峙し該受面と共同して上記スクリーンのフランジが挿入される溝を形成する突起部を突設し、該突起部の上記受面側の内壁面を、上記フランジが該溝に挿入されたとき該フランジの裏側外周縁が当接するとともに、上記受面と該内壁面との間隔が上記フランジの挿入方向に沿って漸次小さくなるように傾斜形成し、
上記フランジが該溝に挿入された状態で、該フランジを上記本体の出入用孔側から該出入用孔に対向する側壁側に押圧して該フランジの裏側外周縁を上記突起部の内壁面に摺接させ、該内壁面により該フランジの開口端面を上記受面に押圧させる押圧手段を設け、
上記フランジの外側面の一部に該外側面から上記本体の流出口側に向けて傾斜する舌片を突設し、
上記本体の上記出入用孔側の受部であって上記受面の外側に上記舌片が押圧されて対峙する対峙面を設け、
上記押圧手段を、上記蓋の内側に設けられ、上記出入用孔の閉時に上記舌片を上記対峙面に対して押圧する円盤状の板バネで構成し、該板バネの外周縁部が上記舌片に弾接するように該板バネの中心を上記蓋の中心に取り付けた構成としている。
このようにスクリーンが装着されたストレーナに流入口から流体が流入すると、この流体に混在する異物がスクリーンで濾過されて流出口から流出するようになる。
この場合、上記板バネの中心に挿通孔を形成し、上記蓋の突起にボルトの雄ネジ部が螺合する雌ネジ部を形成し、該ボルトの雄ネジ部を板バネの挿通孔に挿通し上記雌ネジ部にねじ込むことにより該板バネを該突起に取り付けたことが有効である。板バネをボルトで取り付けるので、取り付けが容易に行われる。
これにより、網状部材を筒体と底板とを分離可能にしたので、網状部材の掃除が極めて容易になる。また、フレームを支承リング,開口リング及び複数のリブで構成しているので、網状部材がフレームから露出する面積が大きくなり、そのため、スクリーンで濾過した流体を円滑に流出させることができる。
これにより、網状部材をフレームに挿入するときは、底板をリブとリブの間からフレーム内に挿入して支承リングの支承面に装着させ、その後、筒体を開口リングの開放口からフレーム内に挿入して底板に接するまで押し込むことにより行なう。この場合、底板の外径が筒体の外径よりも大きく形成されているので、筒体で底板を押さえることができ、そのため、底板を筒体と支承リングとで挾持することができるので、底板を確実に保持することができる。
図1乃至図6には、本発明の実施の形態に係るストレーナSを示している。ストレーナSの基本的構成は、流入口2及び流出口3を有した流路を有した本体1と、本体1の流路内に着脱可能に装着され流体が流入する流入開口61aを有したカップ状のスクリーン50とを備えてなる。このスクリーン50の流入開口縁部50aは、外側に突出したリング状のフランジ73を有して形成されている。
また、網状部材60の筒体61と底板62とは、夫々、多数の小孔63を有した金属製パンチ板で形成された外側部材64と、外側部材64の内側に溶接により付設され金属製ネットで形成された内側部材65とを備えて構成されている。図2中、符号66は、筒体61の継ぎ目をシールする溶着されたシール板である。内側部材65を構成する金属製ネットの目の開口幅Mとしては、例えば、20メッシュのもので、M=1mm、40メッシュのもので、M=0.5mm、60メッシュのもので、M=0.3mm、80メッシュのもので、M=0.2mm、100メッシュのもので、M=0.15mm、200メッシュのもので、M=0.08mmになる。そして、内側部材65の金属製ネットとしては、ストレーナSの使用条件に応じこれらの種々のメッシュのもの、例えば、M≦0.5mmのものが選択される。実施の形態においては、内側部材65を構成する金属製ネットは、例えば、100メッシュ(1インチ四方に、1×104個の目を持つもの)以上で目の開口幅Mが0.15mm以下のものが使用される。網状部材60は、金属製パンチ板と金属製ネットとの2層構造なので、強度が高くなる。
例えば、M≦0.15mm(100メッシュ)のものを選択したときにおいて、Df=45.0mmの場合、Ds=44.7mm、Da=45.0mmになるようにしている。
また、筒体61の一般部の外径をDs、底板62の外径をDb、フレームの開放口74aの内径をDfとしたとき、Ds<Df<Dbに設定し、底板62をリブ75間から挿入して支承リング72の支承面71に装着可能になるように、リブ75を設けている。
また、この場合、蓋5が回転するので、板バネ91が舌片80に対して弾接しながら摺接し、その摩擦力により、舌片80を介してスクリーン50が移動し、押圧される舌片80の位置がずれようとするが、対峙面30の両側にストッパ30aを設けたので、舌片80はストッパ30aに衝止して移動を規制されることになる。そのため、舌片80が対峙面30からずれることがなく、舌片80が対峙面30からずれて押圧が不十分になったり押圧が行われなくなる等の不具合が防止され、板バネ91による舌片80の押さえを確実に行わせることができる。
また、この場合、フレーム70を支承リング72,開口リング74及び複数のリブ75で構成しているので、網状部材60がフレーム70から露出する面積が大きくなり、そのため、スクリーン50で濾過した流体を円滑に流出させることができる。
W 押圧力
Wa、Wb 分力
1 本体
2 流入口
3 流出口
4 雌ネジ
5 蓋
6 雄ネジ
8 突起
10 出入用孔
11 雌ネジ
20 受部
21 受面
30 対峙面
30a ストッパ
40 突起部
40a 内壁面
41 溝
50 スクリーン
50a 流入開口縁部
60 網状部材
61 筒体
61a 流入開口
61b 流入開口端部
62 底板
63 小孔
64 外側部材
65 内側部材
70 フレーム
71 支承面
72 支承リング
73 フランジ
73a 裏側外周縁
74 開口リング
74a 開放口
74b 外側面
74c 流入開口端面
75 リブ
Ds 筒体61の一般部の外径
Da 筒体61の流入開口端部61bの外径
Df フレーム70の開放口74aの内径
Db 底板62の外径
M 網状部材60の網目の開口幅
80 舌片
81 ボルト挿通孔
82 雌ネジ
83 ボルト
90 押圧手段
91 板バネ
91a 外周縁部
92 挿通孔
93 ボルト
Claims (8)
- 流体の流入口及び流出口を有した流路を備えた本体と、該本体の流路内に着脱可能に装着され流体が流入する流入開口を有したカップ状のスクリーンと、該本体の側壁に設けられ上記スクリーンの出し入れを行うための出入用孔と、該出入用孔を開閉する蓋とを備え、上記本体の流入口側の流路を形成する側壁内周に上記スクリーンの装着時に該スクリーンの流入開口端面が押圧されて密着する受面を有した受部を形成してなるストレーナにおいて、
上記スクリーンの流入開口縁部を外側に突出したリング状のフランジを有して形成し、
上記本体の出入用孔に対向する側壁側に上記本体の受部の受面に対峙し該受面と共同して上記スクリーンのフランジが挿入される溝を形成する突起部を突設し、該突起部の上記受面側の内壁面を、上記フランジが該溝に挿入されたとき該フランジの裏側外周縁が当接するとともに、上記受面と該内壁面との間隔が上記フランジの挿入方向に沿って漸次小さくなるように傾斜形成し、
上記フランジが該溝に挿入された状態で、該フランジを上記本体の出入用孔側から該出入用孔に対向する側壁側に押圧して該フランジの裏側外周縁を上記突起部の内壁面に摺接させ、該内壁面により該フランジの開口端面を上記受面に押圧させる押圧手段を設け、
上記フランジの外側面の一部に該外側面から上記本体の流出口側に向けて傾斜する舌片を突設し、
上記本体の上記出入用孔側の受部であって上記受面の外側に上記舌片が押圧されて対峙する対峙面を設け、
上記押圧手段を、上記蓋の内側に設けられ、上記出入用孔の閉時に上記舌片を上記対峙面に対して押圧する円盤状の板バネで構成し、該板バネの外周縁部が上記舌片に弾接するように該板バネの中心を上記蓋の中心に取付けたことを特徴とするストレーナ。 - 上記蓋の内側面に上記板バネの外径より小さい外径の突起を突設し、該突起の先端部に該板バネの中心を取付けたことを特徴とする請求項1記載のストレーナ。
- 上記対峙面の両側に、該対峙面に対峙した舌片の側面に対面して該舌片の両側方への移動を規制するストッパを設けたことを特徴とする請求項1または2記載のストレーナ。
- 上記本体の出入用孔の内周に雌ネジを形成し、上記蓋の外周に上記出入用孔の雌ネジに螺合する雄ネジを形成し、該蓋の雄ネジを上記出入用孔の雌ネジにねじ込むことにより該蓋を該出入用孔に取付けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のストレーナ。
- 上記突起部を、上記対峙面に対して対称位置に複数設けたことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載のストレーナ。
- 上記スクリーンを、筒体及び該筒体の一方の開口を塞ぐ底板からなる網状部材と、上記フランジが形成され上記網状部材を着脱可能に保持するフレームとから構成したことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載のストレーナ。
- 上記網状部材の筒体と底板とを分離可能にし、
上記フレームを、上記底板を支承する支承面を有したリング状の支承リングと、上記フランジを構成し筒体の開口端部が挿通される開放口を有したリング状の開口リングと、上記支承リング及び開口リングを連結し上記筒体を包持する空間を形成する複数のリブとで構成したことを特徴とする請求項6記載のストレーナ。 - 上記筒体の一般部の外径をDs、底板の外径をDb、上記フレームの開放口の内径をDfとしたとき、Ds<Df<Dbに設定し、上記底板を上記リブ間から挿入して上記支承リングの支承面に装着可能に上記リブを設けたことを特徴とする請求項7記載のストレーナ。
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