JP6497882B2 - 制御弁用フィルタおよび制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、制御弁本体のポート部に装着して制御弁本体内への異物の混入を防止する制御弁用フィルタおよび制御弁に関する。
エンジンの油圧制御系などでは油などの制御流体の流体圧を制御し、あるいは油路を切り換えるための制御弁が多く用いられている。このような制御弁では、油に混入した異物が制御弁本体内に侵入し、あるいは吐出されると、内部に設けられている弁体等の摺動部材の安定動作が損なわれ、あるいは油圧動作されるアクチュエータの動作支障を来す可能性があることから、制御弁本体の外周に開口されているポート部を制御弁用フィルタで覆い、油に混入されている異物がアクチュエータ側へ流れることを防止している。
このような制御弁用フィルタとして特許文献1〜特許文献3に記載のものが知られている。
特許文献1および特許文献2に記載の制御弁用フィルタは、略環状のフレームとこのフレームに設けられたフィルタ部材とを有し、フレームの一カ所に分断部が形成され、この分断部に係合部が形成されている。この係合部は凹部と凸部とによって形成されている。
そして、このような制御弁用フィルタを制御弁本体に装着する場合、フレームを拡径して制御弁本体の外周部に巻き付け、係合部の凹部と凸部とを周方向において近づけて、凸部を凹部に弾性的に押し込んで嵌めこむ、いわゆるスナップフィットによって嵌め込むことによって、凹部と凸部を係合することで、制御弁用フィルタを制御弁本体装着している。
また、同特許文献1および特許文献2には、略環状のフレームの分断部をスタッドに嵌め込むことや、スポット溶接によって結合することが記載されている。
特許文献3に記載の制御弁用フィルタは、円環状に形成され、濾材と、濾材の周縁を保持する保持部(フレーム)と、保持部に周方向で連なる接続部とから構成されている。接続部はその中間部分で2つの分割部に分割可能に形成され、第1分割部の端部には、第1突起および第2突起が設けられ、第2分割部の端部には、第1凹部および第2凹部が設けられている。
そして、制御弁用フィルタを制御弁本体に装着する場合、制御弁用フィルタのフレームを拡径して制御弁本体に設けられた周溝に巻き付けるようにして嵌め込むとともに、第1突起および第2突起を対応する第1凹部および第2凹部に係合することで、制御弁用フィルタを制御弁本体に装着している。
特許第4183700号公報 特許第3736186号公報 特開2004−11742号公報
しかしながら、前記特許文献1〜3に記載の制御弁用フィルタでは、それを制御弁本体に装着する際に、制御弁用フィルタのフレームを拡径しなければならないので、フレームが破損する虞がある。
また、凸部を凹部にいわゆるスナップフィットによって嵌め込むことによって、凹部と凸部を係合しているので、凹部と凸部が変形し易く、破損の虞もある。
また、略環状のフレームの分断部をスタッドに嵌め込む場合、スタッドの分、部品点数が増加するとともに、このスタッドの組み付けにも手間がかかる。
さらに、スポット溶接によって分断部を結合する場合、溶接設備や溶接工程が必要であり、手間とコストがかかる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、部品点数が増えたり製造に手間がかかることなく、しかも制御弁本体に装着する際に変形や破損し難い制御弁用フィルタおよびこの制御弁用フィルタを備えた制御弁を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の制御弁用フィルタは、円筒状の制御弁本体の外周部に形成され、油を通過させるポート部に取り付けられる制御弁用フィルタであって、
前記ポート部の開口縁部に設けられた枠格納部に嵌め込まれる枠部材と、
この枠部材に設けられた濾過機能を有するフィルタ部材と、
このフィルタ部材に一体的に形成され、前記枠部材を前記枠格納部に嵌め込むことによって、前記ポート部に固定される固定部とを備えたことを特徴とする。
本発明においては、枠部材を枠格納部に嵌め込むことによって、固定部がポート部に固定されるので、従来と異なり枠部材を拡径する必要がない。よって、この拡径に起因する枠部材の破損を防止できるとともに、制御弁用フィルタのポート部からの脱落を阻止できる。
また、凹部と凸部とのスナップフィットによって固定するものでないので、これに起因する変形や破損が生じることもない。
さらに、固定部がポート部に固定されることで、制御弁用フィルタがポート部に取り付けられるので、部品点数が増えたり、製造に手間がかかることがない。
また、枠部材をポート部の開口縁部に設けられた枠格納部に嵌め込むので、ポート部の流路断面積を減らすことなく、制御弁用フィルタを取り付けることができ、よって、油の流量の低下率を低減できる。
本発明の前記構成において、前記固定部は金属製の薄板によって形成されているのが好ましい。
ここで、薄板はフィルタ部材と一体的に形成するのが好ましく、当該薄板の厚さは、枠部材の厚さより薄く設定される。
このような構成によれば、固定部が金属製の薄板によって形成されているので、樹脂等によって形成されているものに比して、機械的強度が強く、破損の虞がない。
また、固定部が金属製の薄板によって形成されているので、この固定部によるポート部の流路断面積の低下率が低くなり、流量低下率を低減できる。
また、本発明の前記構成において、前記固定部は、前記ポート部に形成された被係止部に係止される係止部を有することが好ましい。
このような構成によれば、固定部の係止部がポート部の被係止部に係止するので、固定部を容易かつ確実にポート部に固定できる。したがって、制御弁用フィルタのポート部からの脱落を確実に阻止できる。
本発明の制御弁は、油を通過させる複数のポート部が外周部に形成された円筒状の制御弁本体と、
前記複数のポート部を選択的に連通させるように前記制御弁本体内で摺動するスプール弁体と、
前記ポート部の開口縁部に設けられた枠格納部に嵌め込まれる枠部材と、この枠部材に設けられた濾過機能を有するフィルタ部材と、このフィルタ部材に一体的に形成され、前記枠部材を前記枠格納部に嵌め込むことによって、前記ポート部に固定される固定部とを含む制御弁用フィルタと、を備えることを特徴とする。
本発明においては、制御弁本体の枠格納部に制御弁用フィルタの枠部材が嵌め込まれるとともに、固定部がポート部に固定されているので、制御弁用フィルタを制御弁本体に強固に取り付けることができるとともに、ポート部からの制御弁フィルタの脱落を阻止できる。
また、枠部材がポート部の開口縁部に設けられた枠格納部に嵌め込まれているので、ポート部の流路断面積を減らすことなく、制御弁用フィルタを取り付けることができ、よって、流量の低下率を低減できる。
本発明の前記構成において、前記枠格納部に設けられたシール面に前記枠部材が密接されており、前記枠格納部は前記制御弁本体の外周面より凹んでおり、
前記枠格納部に前記枠部材が嵌め込まれた前記制御弁用フィルタは、前記制御弁本体の外周面より内側に配置されているのが好ましい。
このような構成によれば、機器に形成されている取付穴に、制御弁を挿入した構造において、前記取付穴の内周面と、前記制御弁用フィルタとの間に油路となる隙間が設けられる。したがって、この隙間全体を油路として使用できるため、制御弁用フィルタの設置による流量低下を低減できる。
また、枠格納部に設けられたシール面に前記枠部材が密接されているので、枠格納部と枠部材との間からの異物侵入を抑えることができる。
また、油がポート部を通って制御弁本体に入る場合、油圧によって、枠部材が枠格納部に押し付けられるので、シール面でのシール性を高めることができる。
本発明の制御弁用フィルタによれば、部品点数が増えたり製造に手間がかかることなく、しかも制御弁本体に装着する際に変形や破損が生じ難い。
本発明の制御弁によれば、制御弁用フィルタを制御弁本体に強固に取り付けることができるとともに、ポート部からの制御弁フィルタの脱落を阻止でき、さらに、流量低下を低減できる。
本発明の実施の形態の制御弁用フィルタが装着された制御弁本体を示す断面図である。 本発明の実施の形態の制御弁用フィルタが装着される前の制御弁本体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の制御弁用フィルタを示すもので、(a)は斜視図、(b)は斜め下方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態の制御弁用フィルタのフィルタ部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の制御弁用フィルタを取り付ける制御弁本体のポート部の断面図である。 本発明の実施の形態の制御弁のポート部を示す断面図である。 本発明の実施の形態の制御弁用フィルタを制御弁本体に取り付ける方法を説明するための正面図である。 本発明の実施の形態の制御弁を機器の取付穴に挿入した状態を示す要部の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態の制御弁用フィルタ1が装着された制御弁本体2を示す断面図、図2は制御弁本体2を示す斜視図である。
制御弁本体2は略円筒状に形成され、その内部には図示しないスプール弁体が軸方向に摺動自在に収容されるようになっている。なお、制御弁は、制御弁本体2とスプール弁体とで構成される。
制御弁本体2の外周部には、油を通過させる複数(5個)のポート部3が軸方向に所定間隔で設けられている。そして、スプール弁体を軸方向に進退動作させることで、各ポート部3を選択的に連通させるようになっている。
制御弁本体2とスプール弁体とを備えた制御弁は流体の流路を切り換えるもので、例えばエンジンの可変バルブタイミング機構を駆動する油圧回路中に介装されている。すなわち、制御弁本体2の内部に収容されているスプール弁体の軸方向への移動により、例えば軸方向中央部に位置するポート部3を、その両側に配設されているポート部3,3に対して選択的に連通させることで、油路を切り換え、クランク軸に同期して回転するカムスプロケットと、このカムスプロケットに連設するカム軸との間の相対位置を可変させる。カムスプロケットとカム軸との相対位置を可変させることで、カム軸によって開閉動作される吸気弁あるいは排気弁のバルブタイミングを運転状態に応じて進角方向または遅角方向に可変させることができる。
5つのポート部3は、それぞれ制御弁本体2の周方向に沿って円弧状に延在する開口部であり、中央部のポート部3はオイル供給ポート、その両側のポート部3,3はそれぞれ進角ポートと遅角ポート、最も外側にある2つのポート部3,3は左側が進角ドレインポート、右側が遅角ドレインポートとなっている。
中央部のポート部3とその両側のポート部3,3とは、制御弁本体2の周方向において180°離間して配置されている。また、最も外側にある2つのポート部3,3は制御弁本体2の周方向において、中央部のポート部3とほぼ同位置に配置されている。
このような5つのポート部3のうち、中央部のポート部3とその両側のポート部3,3との3つのポート部3にそれぞれ制御弁用フィルタ1が装着されるようになっている。
制御弁用フィルタ1は、図3に示すように、枠部材5とこの枠部材5に設けられた濾過機能を有するフィルタ部材6と、固定部7とを有している。
枠部材5は、樹脂によって、湾曲した略矩形リング状に形成されている。湾曲した枠部材5の曲率半径は、ポート部3の曲率半径とほぼ等しくなっている。枠部材5は、アーチ状の左右一対のアーチ部5a,5aと、このアーチ部5a,5aの端部どうしを連結する略円弧状の連結部5b,5bとで一体的に形成されている。
アーチ部5a,5aの外側面は平行に設けられ、この外側面の長手方向の端部は連結部5b,5bの円弧状の曲面と滑らかに接続されている。
また、フィルタ部材6は枠部材5の高さ方向(図3において上下方向)の略中央部において、枠部材5に固定されている、つまり、枠部材5の厚さ方向の略中央部にフィルタ部材6が固定されている。
フィルタ部材6は、図4に示すように、多数の小孔を有するパンチングメタルによって形成されており、枠部材5の曲率半径とほぼ等しい曲率半径で湾曲している。このようなフィルタ部材6は、枠部材5の内側に固定されており、枠部材5を射出成形する際に、樹脂モールドによって当該枠部材5と一体成形されている。なお、フィルタ部材6を枠部材5に接着剤を使用して接着してもよい。
固定部7は、図4に示すように、金属製の薄板によって、フィルタ部材6と一体的に形成されている。固定部7は、フィルタ部材6の長手方向中央部に設けられるとともに、フィルタ部材6の幅方向において一対設けられている。また、固定部7はフィルタ部材6から垂下するようにして設けられており、その先端部(下端部)に、係止部7aが形成されている。係止部7aは固定部7の下端部をフィルタ部材6の幅方向外側に向けて折曲して形成されたものであり、後述するポート部3に形成された被係止部7bに係止されるようになっている。
このような構成の制御弁用フィルタ1が取り付けられる制御弁本体2の3つのポート部3の開口縁部には、図5に示すように、枠格納部10が設けられている。この枠格納部10は、制御弁用フィルタ1の枠部材5が格納される部分であり、制御弁本体2の外周面より内側に凹んでいる。
また、枠格納部10には、制御弁本体2の軸方向(図5において左右方向)と直交する第1シール面10aと、この第1シール面10aと直交する第2シール面10bと、第3シール面10c(図2参照)とが設けられている。
第1シール面10aは制御弁本体2の周方向に沿って形成された平坦面であり、制御弁本体2の外周面と直交している。また、第1シール面10aは、1つの枠格納部10において制御弁本体2の軸方向に平行離間して一対設けられており、一対の第1シール面10a,10aは第3シール面10c(図2参照)によって滑らかに連続している。この第3シール面10cは円弧状の曲面であり、制御弁本体2の外周面と直交している。
また、第2シール面10bは、第1シール面10aの内縁から制御弁本体2の軸方向に突出して形成された突出部11の外周側に形成された円弧状の曲面であり、1つの枠格納部10において制御弁本体2の軸方向に離間して一対設けられている。
また、突出部11の先端面には、制御弁本体2の内側に向かうほど(図5において下方に向かうほど)、ポート部3の幅方向(図5において左右方向)の中央側に傾斜する傾斜面11aが設けられている。対向する傾斜面11a,11a間の最大離間距離、つまり傾斜面11a,11aの枠格納部10側の傾斜面11a,11a間の距離は、制御弁用フィルタ1の一対の固定部7の先端部にある係止部7a,7a間の距離とほぼ等しいか若干大きく設定されている。より具体的には、枠格納部10側の傾斜面11a,11aの端間、つまり傾斜面11a,11aと第2シール面10b,10bの稜線部間の距離は、係止部7a,7aの先端間の距離とほぼ等しいから若干大きく設定されている。これによって、係止部7a,7aの先端は、制御弁用フィルタ1をポート部3に制御弁本体2の径方向外側から挿入することによって、傾斜面11a,11aの端に当たって、当該傾斜面11a,11aに沿って滑るようにして内側に挿入されるようになっている。
また、傾斜面11aに連続して、制御弁本体2の径方向と平行な平行面11bが設けられており、対向する平行面11b,11b間の距離は係止部7a,7a間の距離より小さく設定されている。
そして、この平行面11bと直交する突出部11の内周面が、固定部7の係止部7aが係止される被係止部7bとなっている。
したがって、固定部7をポート部3に挿入すると、係止部7a,7aの先端が傾斜面11a,11aに当たりながら滑って、互いに近付くように、固定部7,7が弾性的に撓み、係止部7a,7aの先端が平行面11b,11bを過ぎた際に、固定部7,7の弾性復帰力によって、係止部7a,7aが互いに離間するように開いて、被係止部7b,7bに係止するようになっている。
また、被係止部7bは円弧状の曲面で形成されているので、係止部7aもこの曲面に密着するような円弧状に形成されている。
このような構成の枠格納部10を開口縁部に有するポート部3には、図6に示すように、制御弁用フィルタ1が取り付けられている。
すなわち、枠格納部10に制御弁用フィルタ1の枠部材5が嵌め込まれており、当該枠格納部10に嵌め込まれた制御弁用フィルタ1は、制御弁本体2の外周面より内側に配置されている。具体的には、制御弁用フィルタ1の枠部材5は、制御弁本体2の外周面より所定の段差をもって内側に配置されており、フィルタ部材6はさらに内側に配置されている。
また、枠格納部10に制御弁用フィルタ1の枠部材5が嵌め込まれた状態において、枠格納部10の第1シール面10a、第2シール面10b、第3シール面10c(図2参照)に、枠部材5のアーチ部5aの外側面、アーチ部5aの下面、連結部5bの外周面が密接している。
また、制御弁用フィルタ1の固定部7は、ポート部3に差し込まれ、前記突出部11の内周面の被係止部7bに、固定部7の先端部の係止部7aが係止している。
これによって、制御弁用フィルタ1は、ポート部3からの脱落が阻止されている。
制御弁用フィルタ1をポート部3に取り付ける場合、図7に示すように、制御弁用フィルタ1を制御弁本体2の径方向外側からポート部3に押し込んで行く。すると、制御弁用フィルタ1の枠部材5が枠格納部10に嵌め込まれるとともに、枠格納部10の第1シール面10a、第2シール面10b、第3シール面10cに、枠部材5のアーチ部5aの外側面、アーチ部5aの下面、連結部5bの外周面が密接する。
また、このようにして制御弁用フィルタ1をポート部3に押し込んで行くことにより、固定部7がポート部3に挿入され、係止部7a,7aの先端が傾斜面11a,11aに当たりながら滑って互いに近付くように、固定部7,7が弾性的に撓み、係止部7a,7aの先端が平行面11b,11bを過ぎた際に、固定部7,7の弾性復帰力によって、係止部7a,7aが互いに離間するように開いて、被係止部7b,7bに係止する。
これによって、制御弁用フィルタ1がポート部3に取り付けられるとともに、係止部7aによってポート部3からの脱落が阻止される。
このようにして制御弁用フィルタ1が取り付けられた制御弁Aは、図8に示すように、エンジン側の機器15に形成されている円筒状の取付穴15aに挿入される。
このような機器15の取付穴15aに、制御弁Aを挿入した構造において、取付穴15aの内周面15bと制御弁用フィルタ1との間に油路となる隙間Sが設けられる。したがって、この隙間S全体を油路として使用でき、フィルタ部材6の全面で油を通過させることができるため、制御弁用フィルタ1の設置による流量低下を低減できる。
以上のように本実施の形態によれば、制御弁用フィルタ1の枠部材5を枠格納部10に嵌め込むことによって、固定部7がポート部3に固定されるので、従来と異なり枠部材5を拡径する必要がない。よって、この拡径に起因する枠部材5の破損を防止できる。
また、凹部と凸部とのスナップフィットによって固定するものでないので、これに起因する変形や破損が生じることもない。
さらに、固定部7がポート部3に固定されることで、制御弁用フィルタ1がポート部3に取り付けられるので、部品点数が増えたり、製造に手間がかかることがない。
また、枠部材5をポート部3の開口縁部に設けられた枠格納部10に嵌め込むので、ポート部3の流路断面積を減らすことなく、制御弁用フィルタ1を取り付けることができ、よって、油の流量の低下率を低減できる。
また、固定部7が金属製の薄板によって形成されているので、樹脂等によって形成されているものに比して、機械的強度が強く、破損の虞がない。
また、固定部7が金属製の薄板によって形成されているので、この固定部7によるポート部3の流路断面積の低下率が低くなり、流量低下率を低減できる。
さらに、固定部7は、ポート部3に形成された被係止部7bに係止される係止部7aを有するので、固定部7を容易かつ確実にポート部3に固定できるとともに、制御弁用フィルタ1のポート部3からの脱落を阻止できる。
また、制御弁本体2の枠格納部10に制御弁用フィルタ1の枠部材5が嵌め込まれるとともに、固定部7がポート部3に固定されているので、制御弁用フィルタ1を制御弁本体2に強固に取り付けることができるとともに、ポート部3からの制御弁フィルタ1の脱落を阻止できる。
また、枠格納部10の第1シール面10a、第2シール面10b、第3シール面10cに、枠部材5のアーチ部5aの外側面、アーチ部5aの下面、連結部5bの外周面が密接しているので、枠格納部10と枠部材5との間からの異物侵入を抑えることができる。
また、油がポート部3を通って制御弁本体2に入る場合、油圧によって、枠部材5が枠格納部10に押し付けられるので、シール面(第1シール面10a、第2シール面10b、第3シール面10c)でのシール性を高めることができる。
また、機器15の取付穴15aの内周面15bと、制御弁用フィルタ1との間に油路となる隙間Sが設けられているので、この隙間全体を油路として使用でき、よって、流量低下を低減できる。
また、制御弁本体2のポート部3に制御弁用フィルタ1を取り付けるようにしたので、当該制御弁用フィルタ1を本実施の形態における制御弁本体2より、大径の制御弁本体に取り付けることが可能となる。例えば、本実施の形態の制御弁本体2の外径が18φである場合、外径が20φや22φの制御弁本体の外周部に外径が18φの制御弁本体2におけるポート部3と同等形状のポート部を設けることによって、外径が大きな制御弁本体に制御弁用フィルタ1を取り付けることが可能となる。
また、制御弁用フィルタ1のフィルタ部材6がパンチングメタルで形成されているので、濾過機能を果たす多数の小孔の穴径を自在に設定できる。つまり、制御弁用フィルタ1は、樹脂モールドによってパンチングメタルと枠部材5とを一体成形することによって形成されているので、この樹脂モールドに使用される同じ曲げ型によって、所望の穴径の小孔を有するパンチングメタルと枠部材5とを一体成形することによって、必要流量に応じた穴径を設定することができる。
A 制御弁
1 制御弁用フィルタ
2 制御弁本体
3 ポート部
5 枠部材
6 フィルタ部材
7 固定部
7a 係止部
7b 被係止部
10 枠格納部

Claims (6)

  1. 円筒状の制御弁本体の外周部に形成され、油を通過させるポート部に取り付けられる制御弁用フィルタであって、
    前記ポート部の開口縁部に設けられた枠格納部に嵌め込まれる枠部材と、
    この枠部材に設けられた濾過機能を有するフィルタ部材と、
    このフィルタ部材に一体的に形成され、前記枠部材を前記枠格納部に嵌め込むことによって、前記ポート部に固定される一対の固定部とを備え
    一対の前記固定部は前記ポート部に形成された一対の被係止部に係止される一対の係止部を有し、
    一対の前記固定部が前記ポート部に挿入された状態で、一対の前記係止部が互いに離間するよう開いて、一対の前記被係止部に係止することを特徴とする制御弁用フィルタ。
  2. 前記固定部は金属製の薄板によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の制御弁用フィルタ。
  3. 油を通過させる複数のポート部が外周部に形成された円筒状の制御弁本体と、
    前記複数のポート部を選択的に連通させるように前記制御弁本体内で摺動するスプール弁体と、
    前記ポート部の開口縁部に設けられた枠格納部に嵌め込まれる枠部材と、この枠部材に設けられた濾過機能を有するフィルタ部材と、このフィルタ部材に一体的に形成され、前記枠部材を前記枠格納部に嵌め込むことによって、前記ポート部に固定される一対の固定部とを含む制御弁用フィルタと、を備え
    前記ポート部は、前記制御弁本体の軸方向に突出し、かつ内周面に被係止部を有する一対の突出部を備え、
    前記制御弁用フィルタの前記固定部は前記被係止部に係止される係止部を有し、
    一対の前記固定部が前記ポート部に挿入された状態で、一対の前記係止部が互いに離間するよう開いて、一対の前記被係止部に係止していることを特徴とする制御弁。
  4. 前記枠格納部に設けられたシール面に前記枠部材が密接されており、
    前記枠格納部は前記制御弁本体の外周面より凹んでおり、
    前記枠格納部に前記枠部材が嵌め込まれた前記制御弁用フィルタは、前記制御弁本体の外周面より内側に配置されていることを特徴とする請求項に記載の制御弁。
  5. 前記シール面は、前記突出部の外周側に形成された円弧状の曲面であり、前記枠格納部において前記制御弁本体の軸方向に離間して一対設けられていることを特徴とする請求項4に記載の制御弁。
  6. 一対の前記突出部の先端面には、前記制御弁本体の内側に向かうほど前記ポート部の幅方向の中央側に傾斜する一対の傾斜面が設けられ、
    一対の前記傾斜面間の距離は、制御弁用フィルタの一対の前記固定部の先端部にある一対の前記係止部の間の距離とほぼ等しいか若干大きく設定されていることを特徴とする請求項5に記載の制御弁。
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