JP5016905B2 - メタルシートバタフライ弁 - Google Patents

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Description

本発明は、メタルシートバタフライ弁に係り、詳しくは、メタルシートバタフライ弁におけるメタルシートや弁軸の部分のシール構造に関する。
メタルシートバタフライ弁は、弁箱内に薄肉金属材から成る円筒状のメタルシートを流路軸と同心状に配設し、弁箱とメタルシートとに設けられた挿通孔に、弁体を支持した弁軸を挿入し、弁軸を操作して弁体を回動させ、弁体の外周を前記メタルシートの内周面に接離させて開閉させるようにしている。このメタルシートバタフライ弁のシール構造としては、メタルシートの上流側及び下流側の外周面に弁箱との間をシールするリング状のシール材を配設し、該シール材によってメタルシートと弁箱との間をシールするとともに、弁体とメタルシートとの間と、弁軸と軸受との間をシールするようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−31252号公報
しかし、上述のものでは、メタルシートを弁箱内に装着する際に、シール材と弁箱内周面とが摺接し、メタルシートの装着に大きな力を要するだけでなく、シール材が損傷することがあった。また、弁体や弁軸の部分のシールは、2つのシール部材をテーパー面で連結して弁体とメタルシートとの間、弁軸と軸受との間をそれぞれシールするようにしていることから、構造が複雑になり、シール部材の装着に手間が掛かっていた。
そこで本発明は、メタルシートを弁箱内に簡単かつ確実に装着でき、また、弁体や弁軸の部分も簡単かつ確実にシールすることができるメタルシートバタフライ弁を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、弁箱の内部に円筒状のメタルシートを流路軸と同心状に装着し、該メタルシートと前記弁箱とにそれぞれ形成した弁軸挿通孔に、弁体を支持した弁軸を回動可能に挿入し、前記弁体の外周を前記メタルシートに接離させて開閉する本発明の第1のメタルシートバタフライ弁は、前記弁箱の内部に、該弁箱に形成した前記弁軸挿通孔を設けた中央部の両側に、該中央部の内径より小径で前記メタルシートの端部外径と等しい内径を有する第1小径部をそれぞれ設け、流体流入側の第1小径部の上流側に、該第1小径部より小径でメタルシートの内径と等しい内径を有する第2小径部を設け、該第2小径部と前記流体流入側の第1小径部との間にシール段部を形成し、流体流出側の第1小径部の下流側で、前記メタルシートの一端を前記シール段部に当接させたときにメタルシートの他端が位置する部分に、リング状のメタルシート押えを装着するための大径周溝を形成し、該大径周溝のメタルシートの反対側の面を、弁箱外周側がメタルシート方向に傾斜した凹状円錐面で形成し、前記メタルシート押えのメタルシートの反対側の面を、弁箱外周側がメタルシート方向に傾斜した凸状円錐面で形成するとともに、前記メタルシート押えを周方向に分割した分割体で形成し、前記メタルシート押えを複数のねじを用いて大径周溝に装着する際に、前記弁箱内に挿入されてメタルシートの一端がシールリングを介して前記シール段部に当接した状態で仮置きされた前記メタルシートの他端に、各分割体の前記凸状円錐面の反対面を当接させた状態で前記凸状円錐面を前記凹状円錐面に当接させ、前記ねじのねじ込みに伴って前記凸状円錐面が前記凹状円錐面を摺接しながら、前記各分割体がメタルシート側に移動して前記大径周溝内に進入することにより、前記メタルシート押えの移動によって前記メタルシートが前記シール段部の方向に押圧され、前記シールリングがメタルシートの端面とシール段部との間に圧縮された状態で前記シールリングが前記シール段部に密着していることを特徴としている。さらに、本発明のメタルシートバタフライ弁は、上記構成に、前記弁軸の外周に、前記弁軸挿通孔を通過して前記弁体に設けた軸受収容凹部に収容される大径部と、メタルシートの内周位置から外端にわたる小径部と、大径部と小径部との間に形成したシール部材当接段部とを有する軸受を弁軸に対して回動可能に装着し、前記小径部の大径部側に円筒状のシール部材を装着するとともに、該小径部にスリーブを軸線方向に移動可能に装着し、前記弁箱の弁軸挿通孔を閉塞する閉塞部材に、前記スリーブの基端を押圧して該スリーブの先端と前記シール部材当接段部との間で前記シール部材を圧縮することにより、前記シール部材を軸受外周側に膨出させて前記メタルシートの弁軸挿通孔内周に圧接させるためのスリーブ押圧部を設けてもよい
また、本発明の第2のメタルシートバタフライ弁は、前記弁箱の内部に、前記メタルシートの一端がシールリングを介して当接するシール段部と、前記メタルシートの他端に当接してメタルシートを前記シール段部方向に押圧するリング状のメタルシート押えを装着するための大径周溝とを設け、該大径周溝のメタルシートの反対側の面を、弁箱外周側がメタルシート方向に傾斜した凹状円錐面で形成し、前記メタルシート押えのメタルシートの反対側の面を、弁箱外周側がメタルシート方向に傾斜した凸状円錐面で形成するとともに、前記メタルシート押えを周方向に分割した分割体で形成し、前記メタルシート押えを複数のねじを用いて大径周溝に装着する際に、前記弁箱内に挿入されてメタルシートの一端がシールリングを介して前記シール段部に当接した状態で仮置きされた前記メタルシートの他端に、各分割体の前記凸状円錐面の反対面を当接させた状態で前記凸状円錐面を前記凹状円錐面に当接させ、前記ねじのねじ込みに伴って前記凸状円錐面が前記凹状円錐面を摺接しながら、前記各分割体がメタルシート側に移動して前記大径周溝内に進入することにより、前記メタルシート押えの移動によって前記メタルシートが前記シール段部の方向に押圧され、前記シールリングがメタルシートの端面とシール段部との間に圧縮された状態で前記シールリングが前記シール段部に密着し、前記弁軸の外周に、前記弁軸挿通孔を通過して前記弁体に設けた軸受収容凹部に収容される大径部と、メタルシートの内周位置から外端にわたる小径部と、大径部と小径部との間に形成したシール部材当接段部とを有する軸受を弁軸に対して回動可能に装着し、前記小径部の大径部側に円筒状のシール部材を装着するとともに、該小径部にスリーブを軸線方向に移動可能に装着し、前記弁箱の弁軸挿通孔を閉塞する閉塞部材に、前記スリーブの基端を押圧して該スリーブの先端と前記シール部材当接段部との間で前記シール部材を圧縮することにより、前記シール部材を軸受外周側に膨出させて前記メタルシートの弁軸挿通孔内周に圧接させるためのスリーブ押圧部を設けたことを特徴としている。さらに、本発明のバタフライ弁は、この構成において、前記シール段部及び前記シールリングが流体流入側に、前記大径周溝が流体流出側に、それぞれ配置されていることが好ましい
本発明のメタルシートバタフライ弁によれば、メタルシートを弁箱に装着するときにシールリングが弁箱内周面に摺接しないので、軽い力でメタルシートを弁箱内に挿入できるとともに、シールリングが損傷することもない。さらに、メタルシート押えを大径周溝に装着するときに円錐面の作用でメタルシート押えがメタルシートをシール段部方向に押圧するので、メタルシートの一端とシール段部との間に設けたシールリングが圧縮されて密着した状態になり、確実なシール性が得られる。
た、弁軸挿通孔を閉塞する閉塞部材を弁箱に装着してスリーブ押圧部でスリーブを押圧し、シール部材をスリーブ先端とシール部材当接段部との間で圧縮して軸受外周側に膨出させることにより、シール部材外周面をメタルシートの弁挿通孔内周に圧接させて密着させることができるので、メタルシートと軸受とを確実にシールすることができる。
図1乃至図7は本発明のメタルシートバタフライ弁の一形態例を示す図で、図1はメタルシートバタフライ弁の要部拡大断面図、図2は断面正面図、図3は断面側面図、図4は図1のIV-IV断面図、図5は断面平面図、図6はメタルシートとメタルシート押えの分解斜視図、図7は外軸受とスリーブの分解斜視図である。
このメタルシートバタフライ弁10は、従来のメタルシートバタフライ弁と略同様に、円筒状の弁箱11内に円筒状のメタルシート12を流路軸と同心状に装着し、該メタルシート12と弁箱11とにそれぞれ形成した弁軸挿通孔11a,12aに弁軸13を回動可能に挿通している。
弁軸13には、円盤状の弁体14が支持されており、弁箱11の上部に設けた駆動機構で弁軸13を回動することにより、弁体14が回動してその外周がメタルシート12の内周面に接離して開閉する。弁箱11と前後の配管(図示せず)とは、弁箱両端のフランジ11b,11bにより接続される。弁体14は、メタルシート12の内部に弁軸13の軸心廻りに回転自在に配置され、弁軸13の軸心方向両端に軸受収容凹部14a,14aがそれぞれ形成され、該軸受収容凹部14a,14aの中心部を貫通して形成した弁軸装着孔14bに、前記弁軸13が挿通され、前記弁体14とはリーマボルト15,15で連結されている。
メタルシート12は、ステンレス等の薄肉金属材で筒状に形成され、周壁の対向する位置に、弁軸13を挿通させる弁軸挿通孔12a,12aが設けられ、弁箱挿入方向端面にシールリング16が装着されている。
弁箱11の内部には、前記弁軸挿通孔11a,11aを設けた中央部11cの両側に、該中央部11cの内径より小径でメタルシート12の端部外径と略等しい内径を有する第1小径部11dがそれぞれ設けられ、さらに、流体流入側の第1小径部11dの上流側には、該第1小径部11dより小径でメタルシート12の内径と略等しい内径を有する第2小径部11eが設けられ、該第2小径部11eと前記第1小径部11dとの間にメタルシート12の弁箱挿入方向端面が前記シールリング16を介して当接するシール段部11fが形成されている。
また、流体流出側の第1小径部11dの下流側で、メタルシート12の弁箱挿入方向端面を前記シール段部11fに当接させたときにメタルシート12の他端が位置する部分には、リング状のメタルシート押え17を装着するための大径周溝11gが形成されている。大径周溝11g及びメタルシート押え17のそれぞれのメタルシート12の反対側の面は、弁箱外周側がメタルシート方向に傾斜した円錐面からなる凹状円錐面11h及び凸状円錐面17aに形成されている。メタルシート押え17は周方向に4分割されており、各分割体は凸状円錐面17aの反対面をメタルシート12の他端に当接させた状態で、複数のねじ18によって大径周溝11g内に所定の順序で取り付けられる。このとき、メタルシート押え17が大径周溝11g内の所定位置に嵌入する前に凹状円錐面11hと凸状円錐面17aとが当接するように形成されている。
前記弁軸13は、中央部を除く上部側及び下部側の各外周に装着される外軸受19、内軸受20、カラー21、シール部材22及びスリーブ23を介して前記弁軸挿通孔11a,12aに挿通され、メタルシート12の弁軸挿通孔12aを通過した弁箱内部側先端部が弁体14に設けられた前記軸受収容凹部14a,14a内にそれぞれ収容されている。また、弁箱11の上下の弁軸挿通孔11aの開口側には、該開口をそれぞれ閉塞する閉塞部材24が取り付けられている。
外軸受19は、前記軸受収容凹部14aの内径に対応した外径を有する先端側の大径部19aと、弁軸13の外径に対応した内径を有する基端側内周の弁軸当接部19bと、前記内軸受20及びカラー21の外径に対応した内径を有する先端側内周の内軸受装着部19cと、前記スリーブ23の内径に対応した外径の小径部からなる基端側外周のスリーブ装着部19dとを有している。また、基端側端面には、閉塞部材24と連結するための4つの六角穴付ボルト25が周方向に等間隔で突設されている。さらに、弁軸当接部19bには弁軸13を回動可能な状態でシールするOリング26が設けられており、内軸受装着部19cは内軸受20及びカラー21を介して弁軸13を回動可能に保持している。
前記シール部材22は、弾性を有するゴムや合成樹脂で形成されるもので、スリーブ装着部19dの大径部19a側先端部に装着されて外軸受19の外周と前記メタルシート12の弁軸挿通孔12aの内周との間をシールする円筒状の第1シール部22aと、前記大径部19aの先端部外周に配置されて該大径部19aと軸受収容凹部14aの内周との間をシールするリング状の第2シール部22bと、前記第1シール部22aと第2シール部22bとを弁軸13の軸方向に連結し、前記弁体14が閉状態のときに大径部19aと軸受収容凹部14aの内周との間における前記第1シール部22aと前記第2シール部22bとの間をシールする第3シール部22cとが一体的に形成されている。
そして、前記大径部19aの外周には、前記シール部材22の第2シール部22bを装着するためのリング状の第2シール部装着溝19eと、第3シール部22cを装着するための軸方向の第3シール部装着溝19f,19fとが設けられている。大径部19aとスリーブ装着部19dとの間には第1シール部22aの端面が当接するシール部材当接段部19gが形成され、シール材22の第1シール部22aは、このシール部材当接段部19gと、スリーブ装着部19dに装着されたスリーブ23との間に挟まれた状態になる。
前記スリーブ23は、弁軸挿通孔11a,12aの内径に応じた外径と、外軸受19のスリーブ装着部19dの外径に応じた内径とを有する金属性の筒体からなるもので、外周面には弁軸挿通孔11aとの間をシールするOリング27が設けられている。また、スリーブ23の軸方向の長さは、シール材22の第1シール部22aを装着した状態でスリーブ装着部19dに取り付けたときに、閉塞部材24側外端が前記外軸受19の基端側端部よりも突出する長さに形成されている。
内軸受20は、外軸受19に形成した内軸受装着部19cの内径に対応する外径と、弁軸13の外径に対応する内径とを有する筒状のものであって、内周面が弁軸13の外周面に摺動可能に当接している。カラー21は、前記内軸受20と同様に内軸受装着部19cの内径に対応する外径と、弁軸13の外径に対応する内径とを有する筒状のもので、内軸受装着部19cの前記内軸受20よりも弁体側に装着され、内軸受20を所定位置に保持している。
閉塞部材24は、スリーブ23の外端部に当接してスリーブ23を前記大径部19a方向に押圧するスリーブ押圧部24aと、弁軸挿通孔11aの開口端外周側の弁箱11の外面に複数の取付ボルト28にて取り付けられるフランジ部24bとを有しており。スリーブ押圧部24aの先端には、スリーブ23を前記外軸受19に連結する六角穴付ボルト25の挿入孔24cが形成され、該挿入孔24cに対応して、前記外軸受19の端部に六角穴付ボルト25の雄ねじ部25aを螺着する雌ねじ部19hがそれぞれ形成されている。なお、弁箱上部側の閉塞部材24には、弁軸挿通孔が設けられるとともに、スリーブ押圧部24aはフランジ部24bから突出して弁軸挿通孔11a内に挿入される形状となっている。
上述のように形成されたメタルシートバタフライ弁10では、メタルシート12は、弁箱11の第2小径部11eを設けた側とは反対側の開口から、シールリング16の装着側を挿入方向先端として弁箱11内部に挿入され、シールリング16がシール段部11fに当接した状態に仮置きされる。この挿入時には、メタルシート12の外周と弁箱の内周との間に従来のようなシール材が存在しないため、弁箱11内へのメタルシート12の挿入を軽い力で容易に行うことができ、また、シールリング16は弁箱内周面に摺接せずにシール段部11fに垂直方向から当接するので、シールリング16が損傷することもない。
次いでメタルシート押え17をねじ18を用いて大径周溝11gに装着する際に、ねじ18のねじ込みに伴って凹状円錐面11hと凸状円錐面17aとが摺接し、メタルシート押え17がメタルシート12側に移動しながら大径周溝11g内に進入するので、メタルシート押え17の移動によってメタルシート12がシール段部11fの方向に押圧され、シールリング16がメタルシート12の端面とシール段部11fとの間に圧縮された状態になり、シールリング16が両者に密着して十分なシール性が得られる。
次に、メタルシート12を装着した弁箱11内に弁体14を配置して、スリーブ23及び閉塞部材24を組み付けた外軸受19をシール部材22の第3シール部22cが閉弁時に対応した所定の方向に向けた状態で、弁箱11の弁軸挿通孔11aから挿入し、先端側をメタルシート12の弁軸挿通孔12aから突出させ、大径部19aを弁体14の軸受収容凹部14aに挿入し、その後、閉塞部材24より外軸受19及び弁体14内部に弁軸13を挿入する。
そして、スリーブ23を介して閉塞部材24を取付ボルト28で固定するときに、取付ボルト28の締め付けによって閉塞部材24が弁箱11に接近するとともに、スリーブ押圧部24aがスリーブ23を弁体側に押圧する。これにより、シール部材22の第1シール部22aがスリーブ23の先端とシール部材当接段部19gとに挟まれて圧縮され、外周面が外周側に膨出してメタルシート12の弁軸挿通孔12a内周に密着した状態になり、メタルシート12と外軸受19との間を確実にシールすることができる。
さらに、閉弁時には、第1シール部22aに連続する第2シール部22bが軸受収容凹部14aの中間部内周壁から弁体14の外周までをシールする状態になり、第2シール部22bが外軸受19と軸受収容凹部14aの底部側内周面との間をシールしているので、閉弁時には、シール部材22によって弁箱11,メタルシート12,弁軸13及び弁体14のそれぞれの間が連続して確実にシールされた状態になる。また、第2シール部22bは、スリーブ23から遠い位置にあることから外周側に膨出することがなく、外軸受19と弁体14との間を弁体14が回動可能な状態にシールすることができる。
なお、本発明のメタルシートバタフライ弁では、上述のように流体流入側にシール段部11fを設けることによってメタルシート12内への流体の侵入を防止することができ、閉弁時のシール性をより向上させることができるが、逆方向に設けることも可能である。また、軸受部分の構成は上記構成に限定されるものではなく、バタフライ弁の大きさや機能に応じて、弁箱や弁体等の部品の形状との組み合わせで任意に設計することが可能であり、弁体を開閉するための駆動機構も、手動、電動を問わず各種機構のものを用いることができる。さらに、シール部材を分割形成することも可能である。
本発明の一形態例を示すメタルシートバタフライ弁の要部拡大断面図である。 同じくメタルシートバタフライ弁の断面正面図である。 同じくメタルシートバタフライ弁の断面側面図である。 図1のIV-IV断面図である。 メタルシートバタフライ弁の断面平面図である。 メタルシートとメタルシート押えの分解斜視図である。 外軸受とスリーブの分解斜視図である。
符号の説明
10…メタルシートバタフライ弁、11…弁箱、11a…弁軸挿通孔、11b…フランジ、11c…中央部、11d…第1小径部、11e…第2小径部、11f…シール段部、11g…大径周溝、11h…凹状円錐面、12…メタルシート、12a…弁軸挿通孔、13…弁軸、14…弁体、14a…軸受収容凹部、14b…弁装着孔、15…リーマボルト、16…シールリング、17…メタルシート押え、17a…凸状円錐面、18…ねじ、19…外軸受、19a…大径部、19b…弁軸当接部、19c…内軸受装着部、19d…スリーブ装着部、19e…第2シール部装着溝、19f…第3シール部装着溝、19g…シール部材当接段部、19h…雌ねじ部、20…内軸受、21…カラー、22…シール部材、22a…第1シール部、22b…第2シール部、22c…第3シール部、23…スリーブ、24…閉塞部材、24a…スリーブ押圧部、24b…フランジ部、24c…挿入孔、25…六角穴付ボルト、26,27…Oリング、28…取付ボルト

Claims (4)

  1. 弁箱の内部に円筒状のメタルシートを流路軸と同心状に装着し、該メタルシートと前記弁箱とにそれぞれ形成した弁軸挿通孔に、弁体を支持した弁軸を回動可能に挿入し、前記弁体の外周を前記メタルシートに接離させて開閉するメタルシートバタフライ弁において、
    前記弁箱の内部に、該弁箱に形成した前記弁軸挿通孔を設けた中央部の両側に、該中央部の内径より小径で前記メタルシートの端部外径と等しい内径を有する第1小径部をそれぞれ設け、流体流入側の第1小径部の上流側に、該第1小径部より小径でメタルシートの内径と等しい内径を有する第2小径部を設け、該第2小径部と前記流体流入側の第1小径部との間にシール段部を形成し、流体流出側の第1小径部の下流側で、前記メタルシートの一端を前記シール段部に当接させたときにメタルシートの他端が位置する部分に、リング状のメタルシート押えを装着するための大径周溝を形成し、
    該大径周溝のメタルシートの反対側の面を、弁箱外周側がメタルシート方向に傾斜した凹状円錐面で形成し、
    前記メタルシート押えのメタルシートの反対側の面を、弁箱外周側がメタルシート方向に傾斜した凸状円錐面で形成するとともに、前記メタルシート押えを周 方向に分割した分割体で形成し、
    前記メタルシート押えを複数のねじを用いて大径周溝に装着する際に、前記弁箱内に挿入されてメタルシートの一端がシールリングを介して前記シール段部に当接した状態で仮置きされた前記メタルシートの他端に、各分割体の前記凸状円錐面の反対面を当接させた状態で前記凸状円錐面を前記凹状円錐面に当接させ、前記ねじのねじ込みに伴って前記凸状円錐面が前記凹状円錐面を摺接しながら、前記各分割体がメタルシート側に移動して前記大径周溝内に進入することにより、前記メタルシート押えの移動によって前記メタルシートが前記シール段部の方向に押圧され、前記シールリングがメタルシートの端面とシール段部との間に圧縮された状態で前記シールリングが前記シール段部に密着している
    ことを特徴とするメタルシートバタフライ弁。
  2. 前記弁軸の外周に、前記弁軸挿通孔を通過して前記弁体に設けた軸受収容凹部に収容される大径部と、メタルシートの内周位置から外端にわたる小径部と、大径部と小径部との間に形成したシール部材当接段部とを有する軸受を弁軸に対して回動可能に装着し、前記小径部の大径部側に円筒状のシール部材を装着するとともに、該小径部にスリーブを軸線方向に移動可能に装着し、前記弁箱の弁軸挿通孔を閉塞する閉塞部材に、前記スリーブの基端を押圧して該スリーブの先端と前記シール部材当接段部との間で前記シール部材を圧縮することにより、前記シール部材を軸受外周側に膨出させて前記メタルシートの弁軸挿通孔内周に圧接させるためのスリーブ押圧部を設けたことを特徴とする請求項1記載のメタルシートバタフライ弁。
  3. 弁箱の内部に円筒状のメタルシートを流路軸と同心状に装着し、該メタルシートと前記弁箱とにそれぞれ形成した弁軸挿通孔に、弁体を支持した弁軸を回動可能に挿入し、前記弁体の外周を前記メタルシートに接離させて開閉するメタルシートバタフライ弁において、
    前記弁箱の内部に、前記メタルシートの一端がシールリングを介して当接するシール段部と、前記メタルシートの他端に当接してメタルシートを前記シール段部方向に押圧するリング状のメタルシート押えを装着するための大径周溝とを設け、
    該大径周溝のメタルシートの反対側の面を、弁箱外周側がメタルシート方向に傾斜した凹状円錐面で形成し、
    前記メタルシート押えのメタルシートの反対側の面を、弁箱外周側がメタルシート方向に傾斜した凸状円錐面で形成するとともに、前記メタルシート押えを周方向に分割した分割体で形成し、
    前記メタルシート押えを複数のねじを用いて大径周溝に装着する際に、前記弁箱内に挿入されてメタルシートの一端がシールリングを介して前記シール段部に当接した状態で仮置きされた前記メタルシートの他端に、各分割体の前記凸状円錐面の反対面を当接させた状態で前記凸状円錐面を前記凹状円錐面に当接させ、前記ねじのねじ込みに伴って前記凸状円錐面が前記凹状円錐面を摺接しながら、前記各分割体がメタルシート側に移動して前記大径周溝内に進入することにより、前記メタルシート押えの移動によって前記メタルシートが前記シール段部の方向に押圧され、前記シールリングがメタルシートの端面とシール段部との間に圧縮された状態で前記シールリングが前記シール段部に密着し、
    前記弁軸の外周に、前記弁軸挿通孔を通過して前記弁体に設けた軸受収容凹部に収容される大径部と、メタルシートの内周位置から外端にわたる小径部と、大径部と小径部との間に形成したシール部材当接段部とを有する軸受を弁軸に対して回動可能に装着し、前記小径部の大径部側に円筒状のシール部材を装着するとともに、該小径部にスリーブを軸線方向に移動可能に装着し、前記弁箱の弁軸挿通孔を閉塞する閉塞部材に、前記スリーブの基端を押圧して該スリーブの先端と前記シール部材当接段部との間で前記シール部材を圧縮することにより、前記シール部材を軸受外周側に膨出させて前記メタルシートの弁軸挿通孔内周に圧接させるためのスリーブ押圧部を設けた
    ことを特徴とするメタルシートバタフライ弁。
  4. 前記シール段部及び前記シールリングが流体流入側に、前記大径周溝が流体流出側に、それぞれ配置されていることを特徴とする請求項3記載のメタルシートバタフライ弁。
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