JP5773193B2 - シートバック - Google Patents

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本発明は、
シートバックフレームと、前記シートバックフレームに支持されるシートバックパッドと、前記シートバックパッドを覆う表皮材とを備えたシートバック本体に、アームレストのアームレスト本体を格納する格納部が形成され、
前記アームレスト本体は、基端部側の横軸周りに回転自在に前記シートバックフレームに支持されて、前記格納部に格納された格納状態と、前記格納部からシート前方側に突出した使用状態とに切り換え自在に構成され、
前記シートバックフレーム側のアームレスト支持部に、前記アームレスト本体の前記横軸周りの揺動範囲を設定するストッパピンが突設され、
前記アームレスト本体の前記横軸周りの揺動回転に伴って前記ストッパピンにガイドされるガイド溝部が前記アームレスト本体の基端部の幅方向の端部に形成されているシートバックに関する。
従来、上記のシートバックでは、特許文献1に開示されているように、前記横軸を支持する軸受け部とガイド溝部がアームレストのサイドフレーム(アームレストフレーム)に形成されていた。
特開2005−287724号公報
一般に、前記アームレストのサイドフレーム(アームレストフレーム)や横軸やストッパピンは金属で形成されている。そのために、上記従来の技術では、アームレストの軸受け部、横軸、ガイド溝部などに緩衝部材(例えばブッシュ)を設け、金属部品同士の接触を回避して異音の発生を防止しなければならなかった。その結果、部品点数が増加し、構造が複雑化し、組み付け性が低下していた。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができ、組み付け性を向上させることができるシートバックを提供する点にある。
本発明の特徴は、
シートバックフレームと、前記シートバックフレームに支持されるシートバックパッドと、前記シートバックパッドを覆う表皮材とを備えたシートバック本体に、アームレストのアームレスト本体を格納する格納部が形成され、
前記アームレスト本体は、基端部側の横軸周りに回転自在に前記シートバックフレームに支持されて、前記格納部に格納された格納状態と、前記格納部からシート前方側に突出した使用状態とに切り換え自在に構成され、
前記シートバックフレーム側のアームレスト支持部に、前記アームレスト本体の前記横軸周りの揺動範囲を設定するストッパピンが突設され、
前記アームレスト本体の前記横軸周りの揺動回転に伴って前記ストッパピンにガイドされるガイド溝部が前記アームレスト本体の基端部の幅方向の端部に形成されているシートバックであって、
前記アームレスト本体は、前記横軸が挿入支持されるブッシュを基端部の幅方向の端部に備え、
前記ブッシュに前記ガイド溝部が形成され
前記ガイド溝部は、前記横軸を支持する前記ブッシュの軸受け部と略同芯に形成されて、前記軸受け部と略同芯の互いに対向する内側周壁と外側周壁を備え、
前記ガイド溝部の径方向外方側に前記ガイド溝部を補強する補強部が設けられ、
前記補強部は、前記外側周壁に対向する補強周壁と、前記外側周壁と前記補強周壁の幅方向の端部同士を連結する補強側壁と、前記軸受け部の軸芯に対して放射状に位置し、
前記外側周壁と補強周壁の壁面同士を連結する複数の補強リブとを備えている点にある。(請求項1)
前記アームレスト本体は、前記横軸が挿入支持されるブッシュを基端部の幅方向の端部に備え、前記ブッシュに前記ガイド溝部が形成されているから、ブッシュを樹脂材で成形することで、横軸やストッパピンが金属部品に接触することを回避でき、金属部品同士の接触に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、例えば、金属部品同士の接触に起因する異音の発生を防止するために、前記横軸、軸受け部、ストッパピン、ガイド溝部などに緩衝部材としてのブッシュ等の樹脂材を設ける技術に比べると、部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができ、組み付け性を向上させることができる。
また、アームレスト使用時に横軸からブッシュに加わる力に前記補強側壁と複数の補強リブと補強周壁とによって十分抗することができる。従って、ブッシュの強度を効果的に向上させることができ、ブッシュの耐久性を向上させることができる。(請求項1)
本発明において、
前記補強部とガイド溝部は、前記アームレスト本体の使用状態において前記軸受け部の上方からシート後方側にわたって位置するように前記ブッシュに形成され、
前記アームレスト本体の使用状態における前記補強部のシート後方側の補強周壁部分は縦断面円弧状に形成され、
前記補強周壁の外面は、前記ブッシュが取り付けられるアームレスト本体部分の腕の載置面に滑らかに接続していると、次の作用を奏することができる。(請求項
アームレスト本体が前記横軸周りに回転する時に、前記縦断面円弧状の補強周壁部分が格納部の底部にガイドされるようにすることができ、アームレスト本体を円滑に回転させることができる。これにより、横軸に加わる負担を軽減できる。
また、前記補強周壁の外面(意匠面)は、前記ブッシュが取り付けられるアームレスト本体部分の腕の載置面に滑らかに接続しているから、アームレストの外観品質を向上させることができる。(請求項
本発明において、
前記アームレスト本体の使用状態における前記補強部のシート前方側の補強周壁部分は縦断面L字状の角部に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項
前記アームレスト本体の使用状態における前記補強部のシート前方側の補強周壁部分が円弧状に形成されている構造では、ブッシュが組み付けられるアームレスト本体部分の意匠面とブッシュの外面との間に隙間ができるが、本発明の上記構成によれば、前記アームレスト本体の使用状態における前記補強部のシート前方側の補強周壁部分は縦断面L字状の角部に形成されているから、アームレスト本体部分の意匠面と補強部のシート前方側の補強周壁部分の外面(意匠面)とを滑らかに連続させることができ、外観品質を向上させることができる。(請求項
本発明において、
前記アームレスト本体の使用状態における前記ガイド溝部のシート後方側の端部に、前記アームレスト本体の長手方向先端側とは反対側に向かって開口する開口部が形成され、
前記アームレストを前記シートバック本体に組み付けるに伴って、前記ストッパピンが前記ガイド溝部の開口部から前記ガイド溝部に入り込み、前記アームレスト本体の使用状態における前記補強部のシート後方側の端部に、前記ストッパピンを前記開口部に案内するガイド面が形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項
前記アームレスト本体を前記シートバック本体に組み付けるに伴って、前記ストッパピンが前記ガイド溝部のシート後方側の端部の開口部から前記ガイド溝部に入り込む。この時、前記補強部のシート後方側の端部のガイド面がストッパピンを前記開口部に案内する。
これにより、前記ブッシュを前記アームレスト本体部分に組み付けてアームレスト本体を形成した後で、前記ストッパピンを前記ガイド溝部に挿入させることができる。
その結果、例えば、アームレスト本体をシートバックフレーム側に取り付けた後にストッパピンをシートバックフレーム側のアームレスト支持部にボルトやナットで組み付ける手段を採らなくても済み、部品点数や組み付け工数を削減することができる。(請求項
本発明において、
前記ブッシュの軸受け部を前記軸受け部の径方向外方側から覆うカバー部が、前記軸受け部の外周部から前記軸受け部の径方向外方側に皿状に張り出していると、次の作用を奏することができる。(請求項
横軸と横軸の周りの構造を前記カバー部で確実に覆い隠すことができ、安全性を向上させることができる。(請求項
本発明によれば、
部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができ、組み付け性を向上させることができるシートバックを提供することができた。
自動車用のシートの斜視図 アームレストと表皮材とシートバックパッドとシートバックフレームとの組み付け方法を示す分解斜視図 アームレストとヒンジブラケットとの組み付け方法を示す分解斜視図 アームレストの分解斜視図 (a)は右側のブッシュをアームレストの幅方向外側に対応する方向から見た斜視図、(b)は右側のブッシュをアームレストの幅方向内側に対応する方向から見た斜視図 ヒンジブラケットに取り付けられたアームレストの側面図 図6のJ−J断面図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に、自動車用のシート1を示してある。このシート1は、乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション2と、乗員の背中を支持するシートバック3とを備え、シートバック3の上端部に、乗員の頭部を支持するヘッドレスト4が連結されている。また、シートバック3の本体部であるシートバック本体51の左側の部分に、乗員の腕を支持するアームレスト10が設けられている。
[シートバック本体51の構造]
図2に示すように、前記シートバック本体51は、シートバックフレーム9と、シートバックフレーム9に支持されるシートバックパッド8と、シートバックパッド8を覆う表皮材7とから成る。
そして、アームレスト10のアームレスト本体49を格納する格納凹部28(格納部に相当)が前記シートバック本体51の左側の部分に形成されている。図2の符号28Aはシートバックパッド8に形成された格納凹部28用の角孔であり、符号28Bは表皮材7に形成された格納凹部28用の有底の凹部である。この格納凹部28は縦断面縦長の長方形状に形成されてシート前方側Frに開口している。
[アームレスト10の構造]
図6,図7に示すように、前記アームレスト10は、ヒンジ機構Hを介して基端部側の横軸40の横軸芯O周りに回転自在にシートバックフレーム9(図2参照)に支持されるアームレスト本体49と、アームレスト本体49に対して前記横軸芯O周りに相対回転自在に構成され、格納凹部28の底部を覆うように前記底部側のシートバックフレーム9に取り付けられるカバー部材20とを備えて、アームレスト本体49が、格納凹部28に格納された格納状態(図1の実線参照)と、格納凹部28からシート前方側Frに突出した使用状態(図1の2点鎖線参照)とに切り換え自在に構成されている。
[アームレスト本体49の構造]
アームレスト本体49は、横軸40が挿入支持されるブッシュ50を基端部の幅方向の端部に備えている。すなわち、アームレスト本体49は、基端部が幅狭に形成されたアームレスト本体部分48と、アームレスト本体部分48の幅狭の基端部15(図3参照)に幅方向外方側から取り付けられる左右一対の樹脂製のブッシュ50とから成り、長手方向全長にわたって略同一幅に形成されている。
[アームレスト本体部分48の構造]
図3に示すように、アームレスト本体部分48は、アームレストパッド12と、アームレストパッド12が装着されるアームレストフレーム11と、アームレストパッド12を覆う表皮材13とから成る。アームレストフレーム11は複数の軽量化孔11Hを備えた板状に形成され、アームレストフレーム11の基端部に、アームレスト本体部分48の幅方向に沿う円筒状のパイプ材14が溶接固着されている。このパイプ材14にヒンジ機構Hの横軸40が挿通される。
[ヒンジブラケット30の構造]
アームレスト本体49は、前記シートバックフレーム9に取り付けられるヒンジブラケット30に前記ヒンジ機構Hを介して連結されている。
図3に示すように、前記ヒンジブラケット30は、前記格納状態のアームレスト本体49の基端部(格納状態のアームレスト本体49の下端部)の裏側に位置する板状のブラケット本体31と、前記ブラケット本体31の下半部の幅方向の両端部からシート前方側Frに立ち上がり、アームレスト本体49の基端部の側方に位置する左右一対の第1立ち上がり壁32(シートバックフレーム側のアームレスト支持部に相当)とを備えている。第1立ち上がり壁32には、ヒンジブラケット30の幅方向内側(アームレスト幅方向内側)に突出するストッパピン35が設けられている。このストッパピン35はアームレスト本体49の前記横軸40周りの揺動範囲を設定する。
前記第1立ち上がり壁32は、側面視で頂部が円弧状の山形に形成され、第1立ち上がり壁32の周部33と、ブラケット本体31の上半部の幅方向の両端部34とが、ヒンジブラケット30の幅方向外側にフランジ状に張り出して互いに連なっている。これにより、第1立ち上がり壁32の剛性を強くすることができる。
また、ブラケット本体31からシート後方側Rrに複数のスタッドボルト31Hが突出している。前記複数のスタッドボルト31Hはシートバックフレーム9の下側取り付け部29のボルト挿通孔H2(図2参照)に挿通される。そして、シートバックフレーム9の裏側からスタッドボルト31Hにナットが螺合締結される。このようにして、ヒンジブラケット30がシートバックフレーム9に取り付けられ、アームレスト本体49がヒンジブラケット30を介してシートバックフレーム9に連結・支持される。
[カバー部材20の構造]
図3,図4,図6に示すように、前記カバー部材20は、ブラケット本体31及び格納凹部28の底部にシート前方側Frから重なる長方形板状のカバー本体21と、カバー本体21の幅方向の両端部21Sの下端部からシート前方側Frに立ち上がり、アームレスト本体49の基端部の幅方向の端部と前記第1立ち上がり壁32の間に介在する左右一対の第2立ち上がり壁22とを備えている。カバー本体21は格納凹部28の底面と略同一の長方形状・大きさに形成されている。すなわち、前記カバー部材20は、上下方向における格納凹部28の略全長(上下方向の全長)にわたって形成されて、前記格納凹部28の底面の略全体を覆い隠す。
前記カバー本体21の上半部21Jに、シート後方側Rrに突出する複数のクリップCが設けられている。前記クリップはシートバックフレーム9の上側取り付け部19のクリップ孔H1(図2参照)に係合する。表皮材7にはクリップ挿通孔とボルト挿通孔とが複数個ずつ形成されている。
図3に示すように、前記第2立ち上がり壁22は、側面視で頂部が円弧状の山形に形成され、アームレスト本体49の幅方向外側に位置している。第2立ち上がり壁22の周部23はカバー本体21の幅方向外側W2にフランジ状に張り出している。これにより、第2立ち上がり壁22の剛性を強くすることができるとともに、第2立ち上がり壁22の周部23で前記ヒンジ機構Hを覆い隠すことができる。
そして、図3,図4に示すように、格納凹部28の底部と内側部との間の角部に向かって突出し、前記角部の表皮材7を押圧する突出部24がカバー部材20に設けられている。第2立ち上がり壁22よりも上方のカバー本体21の幅方向の両端部21Sには上下方向に沿う縦壁25が突設されており、前記突出部24は、前記縦壁25の頂部からカバー本体21の幅方向外側W2にフランジ状に突出して、フランジ状の第2立ち上がり壁22の周部23に連なっている。
[ヒンジ機構Hの構造]
図6,図7に示すように、前記ヒンジ機構Hは、第1立ち上がり壁32とアームレスト本体49の基端部とを、第2立ち上がり壁22の横軸挿通孔22Hを挿通した横軸40を介し回転自在に連結して構成されている。横軸40は軸部42と六角柱状の頭部41とを備え、頭部41とは反対側の軸部42の端部(先端部)に雌ねじ部が形成されて、この雌ねじ部にナットが螺合している。
[ブッシュ50の構造]
図3〜図7に示すように、前記横軸40を支持するブッシュ50の円筒状の軸受け部57の径方向外方側に、軸受け部57と略同芯の円弧状のガイド溝部52が形成され(すなわち、アームレスト本体49の基端部の幅方向の端部にガイド溝部52が形成され)、ガイド溝部52の径方向外方側にガイド溝部52を補強する溝状の補強部53が設けられている。前記軸受け部57は前記アームレストフレーム11のパイプ材14の一端部に回転不能に内嵌している(図7参照)。
前記補強部53とガイド溝部52は、アームレスト本体49の使用状態において前記軸受け部57の上方からシート後方側Rrにわたって位置するようにブッシュ50に形成されている。
[ガイド溝部52の構造]
図5(a),図5(b),図6に示すように、前記ガイド溝部52は、前記軸受け部57と略同芯に形成されて、前記軸受け部57と略同芯の互いに対向する内側周壁52Uと外側周壁52Jとを備えるとともに、内側周壁52Uと外側周壁52Jのアームレスト幅方向内側の端部同士を連結する側壁52Tを備え、アームレスト本体49の前記横軸芯O周りの揺動回転に伴って、ヒンジブラケット30の第1立ち上がり壁32のストッパピン35にガイドされる。前記アームレスト本体49の使用状態におけるガイド溝部52のシート前方側Frの端部には、アームレスト10がシート後方側Rrに揺動されて縦姿勢の格納状態になった時にストッパピン35を受け止めて、アームレスト10のそれ以上の揺動を阻止する第1ストッパ壁52S1が形成されている。
[補強部53の構造]
前記補強部53は、前記外側周壁52Jに対向する補強周壁53Jと、前記外側周壁52Jと前記補強周壁53Jの幅方向の一端部同士を連結する補強側壁53Sと、前記軸受け部57の軸芯に対して放射状に位置し、前記外側周壁52Jと補強周壁53Jの壁面同士を連結する複数の補強リブ53Hとを備えている。外側周壁52Jと前記補強周壁53Jは同一幅に設定され、補強リブ53Hの幅は外側周壁52Jと前記補強周壁53Jの略全幅にわたる幅に設定されている。
上記の構成によれば、アームレスト使用時に横軸40からブッシュ50に加わる力に前記補強側壁53Sと複数の補強リブ53Hと補強周壁53Jとによって十分抗することができる。従って、ブッシュ50の強度を効果的に向上させることができ、ブッシュ50の耐久性を向上させることができる。
図5(a),図5(b),図6に示すように、前記アームレスト本体49の使用状態における前記補強部53のシート後方側Rrの補強周壁部分53J1は縦断面円弧状に形成されている。その結果、アームレスト本体49が前記横軸芯O周りに回転する時に、前記縦断面円弧状の補強周壁部分53J1が格納凹部28の底部にガイドされ、アームレスト本体49が円滑に回転する。従って、横軸40に加わる負担を軽減できる。
アームレスト本体49の使用状態における前記補強部53のシート前方側Frの補強周壁部分53J2は縦断面L字状の角部に形成されている。これにより、アームレスト本体部分48の意匠面と補強部53の意匠面(シート前方側Frの補強周壁部分53J2の意匠面)とを滑らかに連続させることができ、外観品質を向上させることができる。
補強周壁53Jの意匠面(外面)は、ブッシュ50が取り付けられるアームレスト本体部分48の腕の載置面48M(図6参照)に段差なく滑らかに接続している。従って、アームレスト10の外観品質を向上させることができる。
図5(a)に示すように、前記アームレスト本体49の使用状態におけるガイド溝部52のシート後方側Rrの端部に、アームレスト本体49の長手方向先端側とは反対側(シート後方側Rr)に向かって開口する開口部52Hが形成され、アームレスト10をシートバック本体51に組み付けるに伴って、ストッパピン35がガイド溝部52の開口部52Hからガイド溝部52に入り込むよう構成されている。
また、前記アームレスト本体49の使用状態における補強部53のシート後方側Rrの端部に、前記ストッパピン35を前記開口部52Hに案内するガイド面53Gが形成されている。このガイド面53Gは、前記補強周壁53Jと外側周壁52Jのシート後方側Rrの端部同士に架け渡された端部壁の外面で構成されている。
前記ガイド溝部52のシート後方側Rrの端部には、アームレスト10がシート前方側Frに揺動されて略水平姿勢の使用状態になった時にストッパピン35を受け止めて、アームレスト10のそれ以上の揺動を阻止する第2ストッパ壁52S2が形成されている。第2ストッパ壁52S2はガイド溝部52の側壁52Tからアームレスト幅方向外側に立ち上がっており、幅方向の一端部が後述のカバー部54の外周部に連なっている。
上記の構成により、アームレスト本体49をシートバック本体51に組み付けるに伴って、ストッパピン35がガイド溝部52のシート後方側Rrの端部の開口部52Hからガイド溝部52に入り込む。この時、前記補強部53のシート後方側Rrの端部のガイド面53Gがストッパピン35を前記開口部52Hに案内する。
これにより、前記ブッシュ50を前記アームレスト本体部分48に組み付けてアームレスト本体49を形成した後で、ストッパピン35を前記ガイド溝部52に挿入させることができる。
その結果、例えば、アームレスト本体49をシートバックフレーム9側に取り付けた後にストッパピン35をヒンジブラケット30の第1立ち上がり壁32にボルトやナットで組み付ける手段を採らなくても済み、部品点数や組み付け工数を削減することができる。
図5(b),図7に示すように、ブッシュ50の軸受け部57を軸受け部57の径方向外方側から覆うカバー部54が、軸受け部57の外周部から軸受け部57の径方向外方側に皿状に張り出している。詳しくは、前記カバー部54は軸受け部57の一端部(アームレスト幅方向外側の端部)から、アームレスト幅方向内側ほど径方向外方側に位置する皿状(テーパ状)に張り出している。
これにより、横軸40とその周りの構造をカバー部54で確実に覆い隠すことができ、安全性を向上させることができる。カバー部54の上側外周部はガイド溝部52の内側周壁52Uの幅方向の一端部(内側周壁52Uのアームレスト幅方向外側の一端部)に連なっている。従って、カバー部54の剛性を強くすることができる。
図5(b)に示すように、カバー部54のシート前方側Frの部分からシート前方側Frに張り出すフランジ54Fに、断面十字形の十字ピン55がアームレスト幅方向内側に突設されている。
これにより、組み付け時にブッシュ50を位置決めすることができ、ストッパピン35が当接するまでアームレスト本体49を回転させた際に、ガイドごと回転してしまうのを防ぐことができる。
上記の構成によれば、
アームレスト本体49は、横軸40が挿入支持される樹脂製のブッシュ50を基端部の幅方向の端部に備え、ブッシュ50にガイド溝部52が形成されているから、横軸40やストッパピン35が金属部品に接触することを回避でき、金属部品同士の接触に起因する異音の発生を防止することができる。
そして、例えば、金属部品同士の接触に起因する異音の発生を防止するために、前記横軸40、軸受け部57、ストッパピン35、ガイド溝部52などに緩衝部材としてのブッシュ等の樹脂材を設ける技術に比べると、部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができ、組み付け性を向上させることができる。
7 表皮材
8 シートバックパッド
9 シートバックフレーム
10 アームレスト
28 格納部
32 アームレスト支持部(第1立ち上がり壁)
35 ストッパピン
40 横軸
48M アームレスト本体部分の腕の載置面
49 アームレスト本体
50 ブッシュ
51 シートバック本体
52 ガイド溝部
52H 開口部
52J 外側周壁
52U 内側周壁
53 補強部
53G ガイド面
53J 補強周壁
53J1 補強部のシート後方側の補強周壁部分
53J2 補強部のシート前方側の補強周壁部分
53H 補強リブ
53S 補強側壁
54 カバー部
57 軸受け部
Fr シート前方側
Rr シート後方側

Claims (5)

  1. シートバックフレームと、前記シートバックフレームに支持されるシートバックパッドと、前記シートバックパッドを覆う表皮材とを備えたシートバック本体に、アームレストのアームレスト本体を格納する格納部が形成され、
    前記アームレスト本体は、基端部側の横軸周りに回転自在に前記シートバックフレームに支持されて、前記格納部に格納された格納状態と、前記格納部からシート前方側に突出した使用状態とに切り換え自在に構成され、
    前記シートバックフレーム側のアームレスト支持部に、前記アームレスト本体の前記横軸周りの揺動範囲を設定するストッパピンが突設され、
    前記アームレスト本体の前記横軸周りの揺動回転に伴って前記ストッパピンにガイドされるガイド溝部が前記アームレスト本体の基端部の幅方向の端部に形成されているシートバックであって、
    前記アームレスト本体は、前記横軸が挿入支持されるブッシュを基端部の幅方向の端部に備え、
    前記ブッシュに前記ガイド溝部が形成され
    前記ガイド溝部は、前記横軸を支持する前記ブッシュの軸受け部と略同芯に形成されて、前記軸受け部と略同芯の互いに対向する内側周壁と外側周壁を備え、
    前記ガイド溝部の径方向外方側に前記ガイド溝部を補強する補強部が設けられ、
    前記補強部は、前記外側周壁に対向する補強周壁と、前記外側周壁と前記補強周壁の幅方向の端部同士を連結する補強側壁と、前記軸受け部の軸芯に対して放射状に位置し、
    前記外側周壁と補強周壁の壁面同士を連結する複数の補強リブとを備えているシートバック。
  2. 前記補強部とガイド溝部は、前記アームレスト本体の使用状態において前記軸受け部の上方からシート後方側にわたって位置するように前記ブッシュに形成され、
    前記アームレスト本体の使用状態における前記補強部のシート後方側の補強周壁部分は縦断面円弧状に形成され、
    前記補強周壁の外面は、前記ブッシュが取り付けられるアームレスト本体部分の腕の載置面に滑らかに接続している請求項記載のシートバック。
  3. 前記アームレスト本体の使用状態における前記補強部のシート前方側の補強周壁部分は縦断面L字状の角部に形成されている請求項記載のシートバック。
  4. 前記アームレスト本体の使用状態における前記ガイド溝部のシート後方側の端部に、前記アームレスト本体の長手方向先端側とは反対側に向かって開口する開口部が形成され、
    前記アームレストを前記シートバック本体に組み付けるに伴って、前記ストッパピンが前記ガイド溝部の開口部から前記ガイド溝部に入り込み、
    前記アームレスト本体の使用状態における前記補強部のシート後方側の端部に、前記ストッパピンを前記開口部に案内するガイド面が形成されている請求項2又は3に記載のシートバック。
  5. 前記ブッシュの軸受け部を前記軸受け部の径方向外方側から覆うカバー部が、前記軸受け部の外周部から前記軸受け部の径方向外方側に皿状に張り出している請求項1〜のいずれか一つに記載のシートバック。
JP2011152550A 2011-07-11 2011-07-11 シートバック Active JP5773193B2 (ja)

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