JP5772686B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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本発明は、電気モータの駆動により、運転手のステアリング操作をアシストする電動パワーステアリング装置の技術分野に関する。
この種の装置として、セルフアライニングトルクと、運転手による操作量及び車両の運動状態量に基づく推定運動状態量とから、タイヤモデルに基づいて路面状態を表す路面摩擦係数を推定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1によれば、推定された路面状態に応じて、車両運動モデルに係るパラメータを変更すると共に、車両運動の制御介入閾値を変更することで適正な制御介入タイミングを実現できるとされる。
また、ハンドルの操舵角及び車速に基づいて検出された目標操舵トルクと、運転手による操舵トルクとの偏差に基づいて、操舵トルクに対する補助操舵トルク(即ち、アシストトルク)の指令電流値を制御するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
更には、車速が基準車速以下である場合に、目標操舵反力が基準操舵反力より小さくなるように目標操舵反力を設定するものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2007−245901号公報 特開2002−120743号公報 特開2012−17062号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の装置では、路面状態を推定する際に、タイヤモデルを用いるため、それらを用いた演算にかかる負荷が高いといった技術的問題がある。仮に高負荷な演算のために路面状態の推定が長引く場合、結果として、制御介入タイミングを外し兼ねない。
他方、上述した特許文献2に記載の装置では、運転手のステアリング操作による入力が同一であれば、ドライ路や、ウェット路及び雪路等の低ミュー路といった路面に依らず、アシストトルクが同一になるから、運転手が実感する操舵トルクもまた、路面に依らず同一になってしまうといった技術的問題がある。こうした運転手が実感する操舵トルクは、ドライバビリティを決定する一要素とも考えられる。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、路面状態の推定を効率よく行うと共に、推定される路面状態に応じてステアリング操作をアシストし得る電動パワーステアリング装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、運転手による入力操作に応じた目標操舵トルクとステアリングに付与される実操舵トルクとに基づいて、第1アシストトルクを取得する第1アシストトルク取得手段と、前記実操舵トルクに比例する第2アシストトルクを取得する第2アシストトルク取得手段と、前記取得された第1アシストトルクと前記取得された第2アシストトルクとの差に基づいて路面状態を特定する路面状態特定手段とを備える。
本発明に係る電動パワーステアリング装置は、電動モータを用いた電動式パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)機構を有し、運転手によるステアリング操作時に、ステアリングシャフトに補助力(即ち、アシストトルク)を付与することで、該ステアリング操作をアシストする。尚、EPS機構には、ギアの噛み合わせによりアシストトルクを付与する方式として、例えばコラムアシスト型、ピニオンアシスト型、及びラックアシスト型等がある。また、電動モータにより駆動されるオイルポンプの油圧によりアシストトルクを付与する方式がある。尚、本発明に係る電動パワーステアリング装置は、ステアリングバイワイヤを用いたステアリングに適用されてもよい。
本発明に係る「運転手による入力操作」における「入力」とは、ステアリング装置に対して、運転手がマニュアルにより操舵の意思を伝えるための、任意の操作或いは操作量を意味し、例えば、ステアリング操作による操舵角及び操舵速度等や、アクセル及びブレーキ操作による車速及び加速度等の値である。本発明に係る目標操舵トルクは、こうした入力の値を変数又はパラメータとして、数式、関数、マップ或いはコンピュータプログラムを用いて取得される、操舵トルクの目標値を示す。本発明に係る実操舵トルクは、トルクセンサ等の各種センサを用いて直接的又は間接的に取得される、ステアリングに実際に付与される操舵トルクを示す。
本発明に係る「第1アシストトルク」は、典型的には、当該電動パワーステアリング装置に故障や誤作動が生じていない、通常に用いられるアシストトルクを示し、路面に対する摩擦係数が高い(滑り難い)程、大きな値をとる。即ち、本発明に係る「第1アシストトルク」とは、平常走行時或いは通常走行時(言い換えれば、フェールセーフ時でない走行時)におけるアシストトルクを意味する。こうした第1アシストトルクを「取得する」とは、例えば、目標操舵トルクと実操舵トルクと差を算出、推定或いは決定することを意味する。
本発明に係る「第2アシストトルク」は、例えばフェールセーフ時の走行用のアシストトルクであり、実操舵トルクが同一である場合、路面状態に依らず同一の値をとる。こうした第2アシストトルクを「取得する」とは、実操舵トルクを変数又はパラメータとして、数式、関数、マップ或いはコンピュータプログラムを用いて、実操舵トルクの比例値を算出、推定或いは決定することを意味する。
本発明に係る路面状態は、例えば、路面に対する摩擦係数が比較的高い「ドライ」或いは「高ミュー」、及び該摩擦係数が比較的低い「ウェット」或いは「低ミュー」等を示す。こうした路面状態を、第1アシストトルクと第2アシストトルクとの差に基づいて「特定する」とは、該差を変数として、数式或いは関数を用いて、路面状態を表す値を算出或いは推定することで、路面状態を決定することを意味する。又は、該差をパラメータとして、判定式、マップ或いはコンピュータプログラムを用いて、路面状態を検知、推定、設定或いは決定することを意味する。
尚、路面状態は、このように「ドライ」又は「低いミュー」といった2通りにのみ分類されてもよいが、路面に対する摩擦係数の高低に応じて、3通り以上若しくは多段階に分類されてもよく、更には、無段階的或いは連続的な指標が示されてもよい。
本発明によれば、常時取得される目標操舵トルク及び実操舵トルクから求められる、第1アシストトルク及び第2アシストトルクの2値を用いて路面状態が特定される。このため、路面状態を推定する際の負荷が従来と比較して低減される。これにより、路面状態の推定を効率よく行うことが可能である。
尚、路面状態特定手段により特定される路面状態は、当該電動パワーステアリング装置における一指標に限定されず、当該電動パワーステアリング装置と共に車両に搭載される、例えばVSC(Vehicle Stability Control)等の車両安定システムにおける一指標として活用することが可能である。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の一態様では、前記入力操作に加えて前記特定された路面状態に基づいて新たな前記目標操舵トルクを特定する目標操舵トルク特定手段を更に備える。
ここで、目標操舵トルクを「特定する」とは、操舵角及び車速等の入力の値に加えて、路面状態を表す値を変数又はパラメータとして、数式、関数、マップ或いはコンピュータプログラムを用いて、目標操舵トルクを算出、推定、設定或いは決定することを意味する。
この態様によれば、運転手による入力操作及び路面状態に基づく目標操舵トルクと、実操舵トルクとに基づいて第1アシストトルクが取得される。すると、通常のステアリング操作時には、路面状態に応じた第1アシストトルクが付与される。これにより、特定される路面状態に応じてステアリング操作をアシストすることが可能である。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための形態から明らかにされる。
本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成を概念的に表すブロック図である。 実施形態に係る路面状態判定処理について説明する制御ブロック図である。 実施形態に係る路面状態判定処理における判定量を対比する表である。 実施形態に係る路面状態判定処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
<実施形態>
<実施形態の構成>
始めに、図1を参照し、実施形態に係る電動パワーステアリング装置の構成について説明する。ここに、図1は、パワーステアリング装置の構成を概念的に表すブロック図である。
図1において、本発明に係る「パワーステアリング装置」を備える車両10は、ステアリングホイール11と、ステアリングシャフト12と、モータ13と、ラックアンドピニオン部14と、タイロッド15と、ナックルアーム16と、前輪17fと、操舵角センサ21と、実操舵トルクセンサ22と、車速センサ23と、ECU100とを備えている。
ステアリングホイール11(以下、単に「ステアリング11」と適宜称する)は、車両10を回転させるために運転手によって操作される。ステアリング11は、ステアリングシャフト12を介して、ラックアンドピニオン部14に接続されている。ステアリングシャフト12には、操舵角センサ21、トルクセンサ22、及びモータ13が設けられている。
操舵角センサ21は、運転手によるステアリング11の操作に対応する操舵角を検出する。操舵角センサ21は、検出した操舵角に対応する検出信号をECU100に供給するように構成されている。
実操舵トルクセンサ22は、ステアリング11を介してステアリングシャフト12に付与されるトルクを実操舵トルクとして検出する。トルクセンサ22は、検出した実操舵トルクに対応する検出信号をECU100に供給するように構成されている。
車速センサ23は、車両10の車速を検出し、検出した車速に対応する検出信号をECU100に供給するように構成されている。
モータ13は、ECU100による制御下で、ステアリングシャフト12にトルクを付与するように構成されている。尚、以下では、モータ13がステアリングシャフト12に付与するトルクを「アシストトルク」と適宜称する。
ラックアンドピニオン部14は、ラックギア及びピニオンギアから構成されており、ステアリングシャフト12から回転が伝達されて動作するように構成されている。ラックアンドピニオン部14には、タイロッド15及びナックルアーム16が連結されており、ナックルアーム16には、前輪17fが連結されている。この場合、タイロッド15及びナックルアーム16がラックアンドピニオン部14によって動作されることにより、ナックルアーム16に連結された前輪17fが転舵されることとなる。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備えた電子制御ユニット(Electronic Control Unit)であり、車両10の各部の動作を制御可能に構成されている。ECU100は、目標操舵トルク算出部101と、モータ制御部102と、第1アシストトルク算出部103と、第2アシストトルク算出部104と、路面状態判定部105とを備えており、後述する路面状態判定処理を実行可能に構成されている。
目標操舵トルク算出部101は、本発明に係る「目標操舵トルク特定手段」の一例であって、操舵角センサ21により検出された操舵角、及び車速センサ23により検出された車速に基づいて、目標操舵トルクを算出可能に構成されている。また、目標操舵トルク算出部101は、路面状態判定部105により路面状態が判定された場合、操舵角及び車速に加えて、路面状態に基づいて、目標操舵トルクを算出可能に構成されている。
第1アシストトルク算出部103は、本発明に係る「第1アシストトルク取得手段」の一例であって、目標操舵トルクと実操舵トルクとの差を第1アシストトルクとして算出するように構成されている。
モータ制御部102は、第1アシストトルク算出部103により算出された第1アシストトルクを付与するように、モータ13を制御可能に構成されている。
第2アシストトルク算出部104は、本発明に係る「第2アシストトルク取得手段」の一例であって、実操舵トルクセンサ22により検出された実操舵トルクを定数K倍した値を第2アシストトルクとして算出するように構成されている。
路面状態判定部105は、本発明に係る「路面状態特定手段」の一例であって、第1アシストトルクと第2アシストトルクとの差を算出し、算出された差が予め設定される基準差より大きいか否かの判定を行うように構成されている。更には、路面状態判定部105は、該判定の結果に応じて、路面状態が「ドライ」及び「低ミュー」のうちのいずれであるかを判定可能に構成されている。
<実施形態の動作>
<路面状態判定処理>
次に、図2から図4を参照し、本実施形態における路面状態判定処理について説明する。ここに、図2は、路面状態判定処理を示す制御ブロック図であり、図3は、路面状態判定処理における判定量を対比する表であり、図4は、路面状態判定処理を示すフローチャートである。
図2において、操舵角センサ21により操舵角θが検出され、車速センサ23により車速Vが検出されると、目標操舵トルク算出部101により目標操舵トルクTxが算出される。これと並行して、実操舵トルクセンサ22によりフィードバック要素としての実操舵トルクTsが検出される。続いて、制御要素としてのサーボコントローラ(即ち、モータ制御部102)には、目標操舵トルクTxと実操舵トルクTsとが入力される。すると、第1アシストトルク算出部103により、目標操舵トルクTxと実操舵トルクTsとの差が第1アシストトルクTa1として算出され、サーボコントローラにより、第1アシストトルクTa1がステアリングシャフト12に付与されるように、制御対象としてのEPS装置(即ち、モータ13等)が制御される。この際、実操舵トルクセンサ22により実操舵トルクTsが検出され、サーボコントローラにフィードバックされる。こうしたフィードバック制御により、第1アシストトルクが更新され、常時ステアリング操作のアシストが行われる。
本実施形態では、上述したフィードバック制御と並行して、フェールセーフ制御時に用いられる第2アシストトルクが算出される。具体的には、第2アシストトルク算出部104により、フィードバック要素としての実操舵トルクTsが、フェールセーフ用アシストトルク推定マップにも入力される。すると、実操舵トルクTsの定数K倍値が第2アシストトルクTa2として出力され、路面状態判定部105に入力される。続いて、路面状態判定部105により、サーボコントローラからの第1アシストトルクTa1と、フェールセーフ用アシストトルク推定マップから出力された第2アシストトルクTa2との差に基づいて、路面状態が判定され、該判定の結果が目標操舵トルク算出部101に入力される。続いて、目標操舵トルク算出部101により、路面状態の判定の結果に応じた目標操舵トルクTxが算出される。
このように、本実施形態では、第1アシストトルクを更新してステアリング操作をアシストするルーチンと、第2アシストトルクを出力して路面状態を判定するルーチンとが並行して実行されることで、路面状態に応じたステアリング操作のアシストが行われる。
次に、図3を参照し、路面状態が「ドライ」及び「低ミュー」である場合の、第1アシストトルクと第2アシストトルクとの差(以下、「判定量」と適宜称する)について説明する。尚、判定量を正当に対比するために、運転手のステアリング操作に依る実操舵トルクTs1は、同一であるとする。
図3において、路面状態が「ドライ」である場合、第1アシストトルクTa1は、目標操舵トルクTx1から実操舵トルクTs1を減算した値(Tx1−Ts1)であって、第2アシストトルクTa2は、実操舵トルクTs1を定数K倍した値(K*Ts1)である。路面状態が「ドライ」である場合に基準差εと比較される判定量は、第2アシストトルクTa2から第1アシストトルクTa1を減算した値((K+1)Ts1−Tx1)である。
一方、路面状態が「低ミュー」である場合、第1アシストトルクTa1は、目標操舵トルクTx2から実操舵トルクTs1を減算した値(Tx2−Ts1)であって、第2アシストトルクTa2は、路面状態が「ドライ」である場合と同様に、実操舵トルクTs1を定数K倍した値(K*Ts1)である。路面状態が「低ミュー」である場合に基準差εと比較される判定量は、第2アシストトルクTa2から第1アシストトルクTa1を減算した値((K+1)Ts1−Tx2)である。
ここで、目的操舵トルクについて、路面状態が「ドライ」である場合の方が、路面状態が「低ミュー」である場合より大きくなる(即ち、Tx1>Tx2)。各判定量には、大小関係がある目標操舵トルクTx1及びTx2のどちらかの値が含まれている。このため、判定量について、路面状態が「ドライ」の場合の方が、路面状態が「低ミュー」の場合より小さくなる。こうした判定量の差異により、基準差εを閾値として、路面状態が「ドライ」又は「低ミュー」であることを判定することが可能である。尚、本実施形態の基準差εは、路面状態が「ドライ」である場合の基準差ε0に基づいて設定されている。
次に、図4を参照し、路面状態判定処理についてフローチャートを用いて説明する。
図4において、先ず、操舵角センサ21により操舵角θが検出されると共に、車速センサ23により車速Vが検出される(ステップS31)。
続いて、目標操舵トルク算出部101により、操舵角θ及び車速V(又は、操舵角θ及び車速V並びに路面状態)に基づいて目標操舵トルクTxが算出されると、第1アシストトルク算出部103により、目標操舵トルクTxから、実操舵トルクセンサ22により検出された実操舵トルクTsを減算して第1アシストトルクTa1が算出されると共に、第2アシストトルク算出部104により、実操舵トルクTsを定数K倍した第2アシストトルクTa2が算出される(ステップS32)。
この後、路面状態判定部105により、第1アシストトルクTa1と第2アシストトルクTa2との差である判定量が基準差εより大きいか否かが判定される(ステップS33)。この判定の結果、判定量が基準差εより大きいと判定された場合(ステップS33:Yes)、路面状態が「低ミュー」であると判定される(ステップS34)。これにより、一連の路面状態判定処理が終了される。
一方、ステップS33の判定の結果、判定量が基準差εより小さいと判定された場合(ステップS33:No)、路面状態が「ドライ」であると判定される(ステップS35)。これにより、一連の路面状態判定処理が終了される。
このように、路面状態判定処理によれば、常時算出される目標操舵トルクTx及び実操舵トルクTsから求められる、第1アシストトルクTa1及び第2アシストトルクTa2の2値を用いて路面状態が判定される。このため、路面状態を判定する際の負荷が従来と比較して低減される。これにより、路面状態の判定を効率よく行うことが可能である。
尚、路面状態判定処理では、ステップS33の処理によって、判定量が基準差εより大きいか否かの判定が行われるが、この判定にカウンタを設定しても構わない。具体的には、例えば所定時間継続して同一の判定結果が得られた場合に、路面状態が「ドライ」又は「低ミュー」であると判定する。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電動パワーステアリング装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10…車両、11…ステアリング、21…操舵角センサ、22…実操舵トルクセンサ、23…車速センサ、100…ECU、101…目標操舵トルク算出部、103…第1アシストトルク算出部、104…第2アシストトルク算出部、105…路面状態判定部

Claims (2)

  1. 運転手による入力操作に応じた目標操舵トルクとステアリングに付与される実操舵トルクとに基づいて、第1アシストトルクを取得する第1アシストトルク取得手段と、
    前記実操舵トルクに比例する第2アシストトルクを取得する第2アシストトルク取得手段と、
    前記取得された第1アシストトルクと前記取得された第2アシストトルクとの差に基づいて路面状態を特定する路面状態特定手段と
    を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記入力操作に加えて前記特定された路面状態に基づいて新たな前記目標操舵トルクを特定する目標操舵トルク特定手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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