JP5769878B2 - マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成する方法及び装置 - Google Patents

マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成する方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の前提部に記載された、マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成する方法、及び請求項8の前提部に記載された、マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成する装置に関する。
マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成するこのような方法及び装置は、DE4140469A1に基づいて公知である。
マルチフィラメント糸を特に溶融紡糸法によって製造する場合、一般的に、糸における個々のフィラメントストランドを、いわゆる交絡結節点によってまとめることが知られている。このような交絡結節点は、糸の圧縮空気処理によって形成される。糸型式及びプロセスに応じて、単位長さあたりに所望される交絡結節点の個数並びに交絡結節点の安定性には、種々異なった要求が課せられる。特に、溶融紡糸プロセスの直後に別の加工のために使用されるカーペット糸の製造時には、高い結節点安定性と、糸の単位長さあたり比較的多数の交絡結節点とが望まれている。
特に比較的多数の交絡結節点を比較的高い糸走行速度で得るために、前提部に記載された方法及び装置では、回転するノズルリングが使用され、このノズルリングは周囲にガイド溝を有し、このガイド溝の溝底部には複数のノズル孔が開口している。ノズルリングは圧力室と共働し、この圧力室は室開口を有し、ノズルリングの回転によって周期的にノズル孔に接続して空気流インパルスを発生させる。ノズル孔を通して生ぜしめられた空気流インパルスは、ノズルリングのガイド溝において案内される糸に対して横方向に向けられているので、フィラメントストランドは局部的に渦動させられる。この場合圧力室における相応な圧力調節によって、強力な空気流インパルスが生ぜしめられ、この空気流インパルスによって、糸の内部においてはフィラメントストランドに結節点状の交絡部が生ぜしめられる。
公知の方法及び公知の装置によって、糸には、一連の均一に形成された交絡結節点を形成することができる。ノズルリングに対称的に形成されたノズル孔は、一様の糸構造を保証し、このような糸構造は、主として、交絡結節点相互の一定の間隔によって決定されている。多色のカーペット糸を製造する溶融紡糸プロセスにおける公知の方法及び公知の装置の使用時には、しかしながら、カーペットはさらなる加工プロセスにおいて、確定できないパターン及び縞を示すことが観察された。交絡結節点の結節点形成に影響を及ぼすために、ノズル孔がノズルリングの周囲に異なった大きさで形成されている、公知の方法及び公知の装置の変化形態は、この場合、十分な改善をもたらすことはできなかった。
ゆえに本発明の課題は、マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成する、前提部記載の方法及び装置を改良して、交絡結節点の形成時に、面状の繊維製品への糸のさらなる加工時に望まれていないビジュアルパターンつまり模様を生ぜしめることがない糸構造が得られるようにすることである。
この課題は本発明による方法では、交絡結節点を形成する互いに連続する空気流インパルスの間における休止時間を、継続的に変化させるようにした。
本発明は、糸における交絡結節点の間隔は、互いに連続する2つの空気流インパルスの間における時間を形成する休止時間によって決定的に確定されている、という認識に基づいている。従って、休止時間を変化させることによって、直に、交絡結節点の間に不規則な間隔を有する一連の交絡結節点を形成することができる。このような不規則な糸構造によって、ビジュアルパターンを好適に回避することができる。従って本発明による方法は、走行する糸において不規則な結節点構造を形成するのに特に適している。
空気流インパルスの間における休止時間は、方法の種々様々な変化態様によって変えることができる。第1の変化態様では、ノズルリングの周速度が利用され、このノズルリングはノズル孔を有し、このノズル孔を回転時に周期的に圧力源に接続させる。この場合空気流インパルスの間における休止時間は、ノズルリングの周速度に比例している。ノズルリングの周速度を高くするに連れて、空気流インパルスの間における休止時間を短くすることができる。逆にノズルリングの周速度が低速になると、休止時間も相応に長くなる。
駆動されないシステムでは、方法の別の好適な方法の変化態様が使用され、この変化態様では、休止時間は、回転するノズルリングに形成された複数のノズル孔の幾何学的な配置形態によって変えられ、この場合ノズル孔はノズルリングの回転によって、相前後して次々と圧力源に接続させる。このような態様では、ノズルリングの周囲における1つの区間が使用され、この区間は、互いに隣接したノズル孔の間に設けられており、これによって各ノズル孔を通して別個の空気流インパルスを形成することができる。互いに隣接したノズル孔の間の区間もしくは間隔は、この場合、空気流インパルスの間における休止時間に比例して作用する。つまりノズル孔の間の間隔が大きい場合には、長い休止時間が生ぜしめられる。逆に、ノズルリングにおける互いに隣接したノズル孔の間の短い間隔は、相応に短い休止時間を生ぜしめる。しかしながらこの場合、ノズルリングの周速度は一定であることが前提条件である。空気流インパルスのインパルス時間はこの場合、すべてのノズル孔が等しい大きさである限り、変化しない。
空気流インパルスの間における休止時間に影響を与える別の態様では、回転するノズルリングに形成されたノズル孔が、互いに異なった幾何学形状を有している。この場合休止時間の他に、好ましくは空気流インパルスの強度をも変化させることができる。
駆動装置を備えたシステムを使用する場合に特に好適な変化態様では、ノズルリングの周速度が、周期的に、上側の限界速度と下側の限界速度との間において変化させられる。ノズルリングの周速度の、掃引(Wobbelung)とも呼ばれるこのような変動は、交絡結節点を形成するための個別の調節及び個別の糸構造が可能である、という特別な利点を提供する。これによってまた、インパルスのインパルス時間及びインパルスの間における休止時間を変化させることが可能になる。
ノズルリングの周速度の変化はこの場合、好ましくは、設定された関数に基づいて行われ、この関数は例えば、周速度の正弦波状の変化、階段状の変化又はランダムな変化を生ぜしめる。
高速プロセス時にも、交絡結節点の十分な変化態様を生ぜしめることができるようにするために、本発明による方法の別の有利な変化態様では、ノズルリングの周速度を、0.5Hz〜20Hzの範囲における周波数で変化させる。これによって、特に、溶融紡糸プロセスにおいて製造された糸に、不規則な糸構造を生ぜしめることができる。
本発明の根底をなす課題を解決するために、本発明による装置では、ノズルリングの駆動装置に制御装置が対応配設されていて、該制御装置によって、ノズルリングの周速度が、空気流インパルスの間における休止時間を変化させるために制御可能であるか、又は、ノズルリングは、周囲に分配配置された複数のノズル孔を有しており、ノズル孔は、非対称的な幾何学的な配置形態でノズルリングの周囲に分配されていて、互いに隣接するノズル孔の間におけるピッチ角が異なった大きさを有している。
このような択一的な両解決策によって、交絡結節点の間に不規則な間隔を有する一連の交絡結節点を生ぜしめることができる。そしてこれによって、マルチフィラメント糸において交絡結節点の間に種々異なった間隔を有する、不均一な糸構造を、好適に製造することができる。
しかしながらまた原則的には、駆動されるノズルリングでは、ノズルリングの周囲においてノズル孔の非対称的な幾何学的な配置形態を構成することも可能であり、このように構成すると、互いに連続する空気流インパルスの間における休止時間を、比較的大きな範囲において変化させることができる。
本発明による装置をさらに改良する態様では、ノズルリングは、周囲に分配配置された複数のノズル孔を有していて、該ノズル孔は、互いに異なった幾何学形状で形成されている。ノズル孔のそれぞれの幾何学形状によって、空気流インパルスの強さに好適に影響を及ぼすことができ、その結果、交絡結節点の安定性を変化させることができる。
製造プロセスにおける均一な糸品質を保証するために、別の好適な装置態様では、制御装置は、ノズルリングの周速度を下側の制限速度と上側の制限速度との間において周期的に変化させることができる制御プログラムを有する。このような構成では、糸走行速度との関係において周速度の変化を、非臨界的な範囲内に保つことができる。
ガイド溝内における空気処理を強化するために、ノズルリングには、ガイド溝と糸との間の接触領域において、ガイド溝を覆うことができる可動のカバーが対応配設されている。これによって、空気がガイド溝から半径方向で流出することが回避される。そして空気は、カバーによってガイド溝の周方向に導かれる。
強力な空気流インパルスを実現するために、好適な態様では、本発明による装置は、リング状のノズルリングを備えて形成されており、このノズルリングは、内側の滑り面を有していて、該内側の滑り面は、室開口が直接開口している、ステータの円筒形のシール面と共働する。このように構成されていると、ノズルリングの内側の滑り面とノズルリングの周囲におけるガイド溝との間におけるノズル孔を、極めて短く形成することができる。圧縮空気室から流出する圧縮空気は、大きな圧力損失なしに、ノズル孔を通って直接ガイド溝に流入する。
しかしながらまた、択一的な別の態様では、ノズルリングが円板形に、端面側に滑り面を備えて形成されていて、該滑り面においてノズル孔が軸方向で開口している。このような構成では、圧力室は、ノズルリングの傍らで側部に配置されたステータに配置されており、このステータは、ノズルリングの端面側の滑り面に向かい合って位置する平らなシール面を有し、このシール面には室開口が開口している。この場合、圧縮空気を室開口を介してノズル孔に導入するために、ノズルリングの滑り面はステータのシール面と共働する。ノズルリングのこのような構成では、ノズル孔はそれぞれ1つの半径方向部分と軸方向部分とを有し、両部分は好ましくは互いに異なった構成を有している。ガイド溝の溝底部に直接開口する、ノズル孔の半径方向部分は、糸処理に合わせられていて、通常は、端面側の滑り面に開口する、ノズル孔の軸方向部分よりも小さな直径を有している。
本発明による方法及び本発明による装置は、マルチフィラメント糸において3000m/minを上回る糸速度で、明瞭かつ安定した交絡結節点を多数かつ不規則な順序もしくは列で生ぜしめるために、特に適している。
次に本発明による装置を示す図面を参照しながら、本発明による方法を詳説する。
本発明による装置の第1実施形態を示す縦断面図である。 図1に示した実施形態を示す横断面図である。 ノズル孔を通して生ぜしめられる空気流インパルスの時間的な推移を示す線図である。 交絡結節点を備えたマルチフィラメント糸を示す概略図である。 変動中におけるノズルリングの周速度の推移を示す線図である。 本発明による装置の別の実施形態を示す横断面図である。 ノズル孔を通して生ぜしめられる空気流インパルス時間的な推移を示す線図である。 本発明による装置の別の実施形態を示す縦断面図である。 図8に示した実施形態の一部を示す横断面図である。
図1及び図2には、本発明による装置の第1実施形態が、互いに異なった断面図で示されている。図1には、この実施形態が縦断面図で示され、図2には実施形態が横断面図で示されている。両方の図面のうちの1つを特に指定しない限り、以下の記載は両方の図面に対するものである。
マルチフィラメント糸において交絡結節点(Verflechtungsknoten)を形成する本発明による装置の実施形態は、回転するノズルリング1を有している。このノズルリング1は環状に形成されていて、周面に環状に延びるガイド溝7を有している。ガイド溝7の溝底部には、複数のノズル孔8が開口している。これらのノズル孔8は、ノズルリング1の全周にわたって均一に分配されるように形成されている。図示の実施形態では2つのノズル孔8がノズルリング1に設けられている。これらのノズル孔8は、ノズルリング1を内側の滑り面17に至るまで貫通する。
ノズルリング1は、端面側に形成された端壁4と、端壁4の中心に配置されたボス5とを介して駆動軸6に結合されている。そのためには、ボス5は駆動軸6の自由端に固定されている。
ノズルリング1の円筒状の内側の滑り面17は、周壁状にステータ2のガイド部分において案内されている。ステータ2は、滑り面17に向かい合って位置する円筒状のシール面12を形成している。ステータ2は、円筒状のシール面12の周面において1箇所に室開口10を有している。この室開口10は、ステータ2の内部に形成された圧力室9に接続されている。圧力室9は、圧縮空気接続部11を介して圧縮空気源(図示せず)に接続されている。円筒状のシール面12における室開口10及びノズルリング1の内側の滑り面17におけるノズル孔8は、一平面に形成されているので、ノズルリング1の回転により、ノズル孔8は室開口10の領域で案内される。このために、室開口10は長孔として形成されており、ノズル孔8の比較的長いガイド領域にわたって周方向に延びている。したがって室開口10の大きさは、圧縮空気インパルスを生ぜしめる、ノズル孔8の開放時間を決定する。
ステータ2は、保持体3に保持されており、中心の軸受孔18を有している。この軸受孔18は、円筒状のシール面12に対して同心的に形成されている。軸受孔18内では、駆動軸6が軸受23により回転可能に支持されている。
駆動軸6は一方の端部で駆動装置19に連結されている。この駆動装置19により、ノズルリング1は予め設定された周速度で駆動可能である。この駆動装置19は例えば、ステータ2の側部に配置されている電動機によって形成することができる。駆動装置19には、制御装置30が配属されている。この制御装置30は、図示の実施形態では制御プログラムを有し、これによってノズルリング1の周速度を下位の制限速度と上位の制限速度との間において周期的に変化させることができる。そしてこれにより、ノズルリング1は変化する周速度で駆動装置19によって駆動することができる。
図1の図示から明らかなように、ノズルリング1にはその周囲にカバー13が対応配設されており、このカバー13は、旋回軸14を介して保持体3に可動に保持されている。
図2から分かるように、カバー13は半径方向でノズルリング1の周囲において、内部にステータ2の室開口10を含む領域にわたって延在している。カバー13は、ノズルリング1に向いた側に、適合されたカバー面27を有し、このカバー面27は、ガイド溝7を完全に覆っていて、これにより処理通路を形成している。この領域において糸20は、ノズルリング1の周囲におけるガイド溝7内において案内される。そのためにノズルリング1には供給側21に、走入糸ガイド15が対応配設され、かつ排出側22には走出糸ガイド16が対応配設されている。これによって糸20を、走入糸ガイド15と走出糸ガイド16との間において、ノズルリング1に部分的に巻き掛けて案内することができる。
図1及び図2に示した実施形態では、マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成するために、圧縮空気がステータ2の圧力室9内に導入される。ガイド溝7において糸20を導くノズルリング1は、ノズル孔8が室開口10の領域に達するや否や、周期的な空気流インパルスを生ぜしめる。この際に空気流インパルスによって、マルチフィラメント糸20において局所的に渦流が生ぜしめられ、これによって糸20において一連の交絡結節点が形成される。糸20において一連の交絡結節点を、これらの交絡結節点の間において不規則な間隔をもって形成することができるようにするために、ノズルリング1の周速度が変化させられる。例えばノズルリング1の周速度を高めることによって、互いに連続する空気流インパルスの間において生じる休止時間を短縮することができる。逆に、ノズルリング1の周速度を高めることによって、互いに連続する空気流インパルスを生ぜしめるための短い休止時間を得ることができる。
次に、ここでさらに図3及び図4を参照して、動作過程について述べる。図3には、時間に対する空気流インパルスの圧力変化が線図で示されている。この線図において時間軸は横軸にとられ、空気流インパルスの圧力は、縦軸にとられている。
図3の線図から分かるように、ノズル孔8を通して生ぜしめられた空気流インパルスは、それぞれ等しい大きさであり、この場合周速度に関連したインパルス時間が調節される。インパルス時間は、時間軸に小文字tで示されている。連続する空気流インパルスの間には休止時間が生じる。この休止時間は図3において小文字tで示されている。この場合、ノズルリング1の周速度の連続的な減速によって、休止時間の延長が達成される。例えばtP1,tP2,tP3は互いに異なった長さである。休止時間tP3は、休止時間tP2よりも長く、この休止時間tP2は、休止時間tP1よりも長い。相応にインパルス時間tI1,tI2,tI3も異なった長さを有する。
空気流インパルスの間における休止時間の変化及びインパルス時間の変化は、糸20における交絡結節点の形成に対して直に影響する。図4には糸の一部が略示されており、この場合複数の交絡結節点が、不規則な間隔をもって互いに連続している。互いに隣接する交絡結節点の間の間隔は、図4において符号Aで示されている。例えば各交絡結節点の間には、間隔A,A,A,Aが形成される。空気流インパルスの間における休止時間は、交絡結節点の間における間隔Aに比例して作用するので、交絡結節点の間における増大する間隔と同じ傾向を確認することができる。つまり間隔Aは間隔Aよりも大きく、この間隔Aはまた間隔Aよりも大きい。
従って図3及び図4は、ノズルリング1の周速度が減速される短い段階だけを示している。ノズルリング1の周速度が高められると、従って逆の関係もしくは状態が生じる。そのためにノズルリング1の周速度は、予め設定された制御プログラムに基づいて特定の範囲内において変化させられる。
図5には、可能な制御プログラムの幾つかの実施形態が線図において略示されている。この線図は、周速度の時間的な推移を示す。そのために速度が縦軸に、かつ時間が横軸にとられている。糸の各製造プロセスを危うくしないために、糸の空気処理中にノズルリング1において維持することが必要な、上側の制限速度と下側の制限速度とが、縦軸に示されている。上側の制限速度と下側の制限速度との間において、ノズルリング1の周速度は、設定された関数(Funktion)に基づいて周期的に変化させられる。図5にはそのために、結果として周速度の周期的な変化を生ぜしめる3つの異なった関数が示されている。例えば図5の左半部を起点として、周速度の正弦波状の推移、周速度の方形状の推移、及び周速度のランダムな推移が連続して示されている。そして連続する空気流インパルスの間における休止時間及びインパルスのインパルス時間に影響を及ぼすためには、ノズルリングの周速度の正弦波状の変化、方形の変化又はランダムな変化を使用することができる。
制御プログラムは制御装置30に記憶されているので、駆動装置は、周速度に相応の変動速度を重畳させて運転することができる。この場合周速度の変化は、周速度の公称値の1〜10%の範囲にある。例えば2000m/minの周速度の場合、上側の限界速度は2020m/min〜2200m/minの範囲にあり、かつ下側の限界速度の値は、1800〜1980m/minである。周速度の周期的な変化は、0.5Hz〜20Hzの範囲、好ましくは2Hz〜10Hzの範囲における周波数で行うことができる。これによって、通常の糸速度において糸長さに関連して繰り返す糸構造が、非臨界的な範囲へとシフトされる。
図6には、本発明による装置の別の実施形態が横断面図で略示されている。この実施形態はその構造において、図1及び図2に示した既に説明した実施形態と同じであるので、ここではさらなる説明は省き、同じ機能を有する部材には同じ参照符号が使用されている。従ってここでは、繰り返しを回避するために、図6に示した実施形態と既に説明した実施形態との相違についてだけ述べる。
図6に示した本発明による装置の実施形態では、ノズルリング1に複数のノズル孔8が、非対称的な幾何学的な配置形態で、ノズルリング1の周囲に分配して形成されている。ノズル孔8の幾何学的な配置形態は、ノズルリング1の周囲において互いに隣接する2つのノズル孔8の間を延びる周囲部分が、異なった長さを有するように選択されている。ノズルリング1の周囲においてノズル孔8の間に挟まれた区間は、ノズル孔8を通して生ぜしめられる空気流インパルスの間における休止時間に比例している。従ってノズルリング1の回転時に、糸20には、交絡結節点の間に不規則な間隔を有する一連の交絡結節点が形成される。ノズルリング1におけるノズル孔8の非対称的な幾何学的な配置形態を明瞭にするために、ノズル孔8の間において生じるピッチ角が図6に示されている。これらのピッチ角は、ギリシャ文字φ〜φで示されている。ノズルリング1の回転方向において相前後して連続する、ノズル孔8のピッチ角は、その連続において異なった大きさを有し、この場合例えばピッチ角φは、ピッチ角φと同じ大きさを有してよい。
図6に示した実施形態は、特に、ノズルリングの周速度の変動なしに、空気圧インパルスの間における休止時間の必要な変化を生ぜしめるため、及び不規則な糸構造を生ぜしめるためにも適している。例えば、図6に示した実施形態を、ノズルリング1の駆動装置を備えて使用することも又はノズルリング1の駆動装置なしに使用することも可能である。しかしながらこの場合、ノズルリング1の複数回転によって繰り返される、糸における結節点構造を、非臨界的な糸長さへとシフトするためには、ノズルリング1の周囲において最小数のノズル孔8が必要である、ということを考慮しなくてはならない。
図7には、例えば図6に示した実施形態によって一定の周速度時に生じ得るインパルス列が例示されている。ノズル孔8によって生ぜしめられる空気流インパルスの、図7に示した時間的な推移では、横軸に時間軸がとられ、縦軸に圧力軸がとられている。圧縮空気インパルスのインパルス時間は、小文字tで示され、この場合連続する圧力インパルスはそれぞれ一定のインパルス時間を有する。つまりパルス時間tI1,tI2,tI3は同じ大きさである。
個々の空気圧インパルスの間において生じる休止時間は、小文字tで示されている。ノズルリングにおけるノズル孔の互いに異なったピッチに基づいて、ノズルリング1の一定の周速度時に、異なった休止時間が生じる。この場合休止時間tP1は、図6に示した実施形態の角度φに相当することができる。連続する休止時間tP2,tP3,tP4は、ノズル孔の間における大きなピッチ角に基づいて延長された時間間隔を示している。
図7に示した圧力推移の実施形態は、好ましくは、周速度の追加的な変化とも関連させることができる。これによって、高いフレキシビリティが得られ、ひいてはマルチフィラメント糸において交絡結節点を形成する場合の特別な効果を得ることができる。この場合周速度は例えば段階的に、最高速度から最低速度に到るまで変化することができる。
図8及び図9には、本発明による装置の別の実施形態が示されている。図8には縦断面図が略示され、図9には、横断面図が部分的に示されている。両方の図面のうちの1つを特に指定しない限り、以下の記載は両方の図面に対して言えることである。
マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成する本発明による装置の、図8及び図9に示した実施形態では、ノズルリング1は円板形に形成されている。ノズルリング1は外周部にガイド溝7を有し、このガイド溝7は周方向においてノズルリング1を包囲している。ガイド溝7の溝底部には、複数のノズル孔8が開口しており、ノズルリング1に形成されたこれらのノズル孔8は、各2つのノズル孔部分8.1,8.2を有する。ノズル孔部分8.1は半径方向に方向付けられ、ガイド溝7の溝底部に開口している。ノズル孔部分8.2は軸方向に方向付けられ、ノズルリング1の端面28において開口している。ノズル孔部分8.2は、両方のノズル孔部分8.1,8.2が互いに接続されるように、袋穴として形成されている。ノズル孔部分8.2は好ましくは、圧縮空気をノズル孔部分8.1に供給するために、該ノズル孔部分8.1に比べて大幅に大きな直径をもって形成されている。ノズル孔部分8.1は、糸処理のためにガイド溝7に流入する空気流インパルスを発生させるために働く。
特に図9から明らかなように、ノズルリング1の全周に分配されて形成されたノズル孔部分8.1は、空気流インパルスの強さに影響を及ぼすために、種々異なった幾何学形状を有する。この場合ブロー孔8.1は、種々異なった空気流インパルスを生ぜしめるために、円形、楕円形、腎臓形又は角張った形状に形成されていてよい。例えば楕円形のノズル孔では、円形のノズル孔の場合に比べてコンパクトな交絡結節点を生ぜしめることが、確認されている。
図8の図示から分かるように、ノズルリング1は中央の保持ガイド29を介して駆動軸6に結合されている。駆動軸6は駆動装置19に連結されていて、この駆動装置19は、制御装置30を介して制御可能である。
ノズルリング1の端面28には滑り面24が形成されていて、この滑り面24にはノズル孔部分8.2が開口している。ノズルリング1の上側領域には、位置固定のステータ2が保持されており、このステータ2は平らなシール面25で、シール間隙を介してノズルリング1の端面側の滑り面24に当接されている。ステータ2の内部には圧力室9が形成されており、この圧力室9は、圧縮空気接続部11を介して図示されていない圧縮空気源に接続されている。ステータ2の平らなシール面25には、室開口10が形成されており、この室開口10は圧力室9への流出部を形成している。ノズルリング1の回転時にノズル孔部分8.2は相前後して、室開口10の開口領域に達し、これによって空気流インパルスをノズルリング1のガイド溝7に導入することができる。
図9の図示から分かるように、ステータ2の上側には可動のカバー13が、ノズルリング1に対応配設されており、このカバー13は旋回軸14を介して、カバー位置と図示されていない開放位置との間において往復案内可能である。カバー13はカバー面27を有し、このカバー面27は、周方向及び軸方向においてガイド溝7の部分領域にわたって延在し、この部分領域を閉鎖して処理通路を形成する。カバー13の内部にはガイド溝7に向かい合って、対応する放圧溝31が形成されており、この放圧溝31はガイド溝7と一緒に渦動室を形成している。
図9の図示から分かるように、ノズルリング1には同様に走入糸ガイド15と走出糸ガイド16とが糸20を案内するために対応配設されている。これによって糸20は、カバー13によって形成された処理室を通ってガイド溝7の周囲に沿って案内されることができる。
交絡結節点を形成するための機能は、図8及び図9に示した実施形態においても、図1及び図2に示した実施形態におけると同じであるので、ここでさらなる説明を加えることは省く。既に述べた実施形態とは異なり、この場合交絡結節点の結節点形成は、ノズル孔8.1のそれぞれの幾何学形状によって影響される。例えば、糸における不規則な交絡結節点のみならず、ノズルリング1の周速度の変動によって、交絡結節点の安定性に対しても影響を及ぼすことができる。
追加的に、図9に示した実施形態ではガイド溝7の溝底部は複数の凹部26を備えて形成されており、これらの凹部26は、ノズルリング1の周囲に均一に分配されて互いに隣接するノズル孔8.1の間に形成されている。これによってガイド溝7の内部には交互に接触領域と非接触領域とが発生し、これらの領域に沿って糸20は案内される。これによって、交絡結節点の形成をノズル孔の種々異なった幾何学形状において促進する、追加的な渦動効果を得ることができる。
本発明による装置の図示の実施形態は、すべて、本発明による方法を実施するのに適している。基本的には本発明による方法は、処理通路が位置固定に形成されていて、ノズル孔に空気供給部が対応配設されていて、該空気供給部がインパルス状の圧縮空気流を生ぜしめ、かつノズル孔に導入するようになっている装置によっても、運転することができる。このような空気供給部は、例えば回転する圧力室又は圧縮空気弁によって実現することができる。
1 ノズルリング
2 ステータ
3 保持体
4 端壁
5 ボス
6 駆動軸
7 ガイド溝
8 ノズル孔
8.1,8.2 ノズル孔部分
9 圧力室
10 室開口
11 圧縮空気接続部
12 円筒状のシール面
13 カバー
14 旋回軸
15 走入糸ガイド
16 走出糸ガイド
17 内側の滑り面
18 軸受孔
19 駆動装置
20 糸
21 供給側
22 排出側
23 軸受
24 端面側の滑り面
25 平らなシール面
26 凹部
27 カバー面
28 端面
29 保持孔
30 制御装置
31 放圧溝

Claims (14)

  1. マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成する方法であって、糸をノズルリングの周囲におけるガイド溝内において部分的に巻き掛けて案内し、空気流インパルスをノズル孔を通して横方向で糸に向け、前記空気インパルスを周期的に、該空気流インパルスの間の休止時間をおいて生ぜしめ、これにより走行する糸において連続した一連の交絡結節点を生ぜしめる方法において、
    交絡結節点を形成する互いに連続する空気流インパルスの間における前記休止時間を、継続的に変化させることを特徴とする、マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成する方法。
  2. 空気流インパルスの間における前記休止時間を、駆動されるノズルリングの周速度によって変化させ、この場合該ノズルリングはノズル孔を有し、該ノズル孔を回転によって周期的に圧力源に接続させる、請求項1記載の方法。
  3. 空気流インパルスの間における前記休止時間を、回転するノズルリングに形成された複数のノズル孔の非対称的な幾何学的な配置形態によって、変化させ、前記ノズル孔を、前記ノズルリングの回転によって相前後して圧力源に接続させる、請求項1記載の方法。
  4. 前記空気インパルスの間における休止時間及び/又は前記空気流インパルスの強さを、回転するノズルリングに配置された複数のノズル孔の幾何学形状によって、変化させ、この場合前記ノズル孔を前記ノズルリングの回転によって相前後して圧力源に接続させる、請求項1記載の方法。
  5. 前記ノズルリングの周速度を、周期的に、上側の限界速度と下側の限界速度との間において変化させる、請求項2から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記ノズルリングの周速度の変化を、設定された関数に基づいて、正弦波状に、階段状に又はランダムに行う、請求項5記載の方法。
  7. 前記ノズルリングの周速度を、0.5Hz〜20Hzの範囲における周波数でかつ前記ノズルリングの公称速度の±1%〜10%の範囲における振幅で変化させる、請求項5又は6記載の方法。
  8. マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成する装置であって、
    糸を部分的に巻き掛けて案内するための1つの環状のガイド溝(7)と半径方向で該ガイド溝(7)に開口する少なくとも1つのノズル孔(8)とを有する回転するノズルリング(1)と、
    圧縮空気接続部(11)を介して圧縮空気源に接続可能でかつ前記ノズルリング(1)に対応配設された室開口(10)を有する定置の圧力室(9)であって、前記ノズルリング(1)の回転によって前記ノズル孔(8)が、空気流インパルスを発生させるために前記室開口(10)に接続可能である圧力室(9)と、
    前記ノズルリング(1)に連結された駆動装置(19)と、
    を備えた装置において、
    前記ノズルリング(1)の前記駆動装置(19)に制御装置(30)が対応配設されていて、該制御装置(30)によって、前記ノズルリング(1)の周速度が、空気流インパルスの間における休止時間(t)を変化させるために制御可能であることを特徴とする装置。
  9. マルチフィラメント糸において交絡結節点を形成する装置であって、
    糸を部分的に巻き掛けて案内するための1つの環状のガイド溝(7)と半径方向で該ガイド溝(7)に開口する少なくとも1つのノズル孔(8)とを有する回転するノズルリング(1)と、
    圧縮空気接続部(11)を介して圧縮空気源に接続可能でかつ前記ノズルリング(1)に対応配設された室開口(10)を有する定置の圧力室(9)であって、前記ノズルリング(1)の回転によって前記ノズル孔(8)が、空気流インパルスを発生させるために前記室開口(10)に接続可能である圧力室(9)と、
    を備えた装置において、
    前記ノズルリング(1)は、周囲に分配配置された複数のノズル孔(8)を有しており、前記ノズル孔(8)は、非対称的な幾何学的な配置形態で前記ノズルリング(1)の周囲に分配されていて、互いに隣接するノズル孔(8)の間におけるピッチ角(φ)が異なった大きさを有していることを特徴とする装置。
  10. 前記ノズルリング(1)は、周囲に分配配置された複数のノズル孔(8)を有していて、該ノズル孔(8)は、互いに異なった幾何学形状で形成されている、請求項8又は9記載の装置。
  11. 前記制御装置(30)は、前記ノズルリング(1)の周速度を下側の制限速度と上側の制限速度との間において周期的に変化させることができる制御プログラムを有する、請求項8から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 前記ノズルリング(1)には、前記ガイド溝(7)と糸との間の接触領域において、可動のカバー(13)が対応配設されていて、該カバー(13)によって、前記空気流インパルスを受容するための処理通路が形成されている、請求項8から11までのいずれか1項記載の装置。
  13. 前記ノズルリング(1)はリング状に、内側の滑り面(17)を備えて形成されていて、該内側の滑り面(17)において前記ノズル孔(8)は半径方向で開口しており、前記圧力室(9)は、円筒形のシール面(12)を備えたステータ(2)に形成されていて、該シール面(12)において前記室開口(10)は開口しており、圧縮空気伝達のために、前記ノズルリング(1)の前記滑り面(17)は前記ステータ(2)の前記シール面(12)と共働する、請求項8から12までのいずれか1項記載の装置。
  14. 前記ノズルリング(1)は円板形に、端面側に滑り面(24)を備えて形成されていて、該滑り面(24)において前記ノズル孔(8)が軸方向で開口しており、前記圧力室(9)は、平らなシール面(25)を備えたステータ(2)に形成されていて、該シール面(25)において前記室開口(10)は開口しており、圧縮空気伝達のために前記ノズルリング(1)の前記滑り面(24)は、前記ステータ(2)の前記シール面(25)と共働する、請求項8から12までのいずれか1項記載の装置。
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