JP5766038B2 - ウレタンフォーム成形体,そのウレタンフォーム成形体によって形成された衣料用パッド、および、ウレタンフォーム成形体製造方法 - Google Patents

ウレタンフォーム成形体,そのウレタンフォーム成形体によって形成された衣料用パッド、および、ウレタンフォーム成形体製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、除膜処理が施されたシート状のウレタンフォーム成形体、そのウレタンフォーム成形体によって形成された衣料用パッド、および、除膜処理工程を含むシート状のウレタンフォーム成形体の製造方法に関する。
ウレタンフォームは、柔軟性,クッション性に富み、優れた保形性を備えている。このため、従来より、ウレタンフォームをシート状に成形したウレタンフォーム成形体が、衣料用パッドとして利用されている。特に、女性の胸を保持する胸パッドとして、クッション性,保形性等の高いウレタンフォーム成形体は適しており、下記特許文献1〜4に記載されているように、ウレタンフォーム成形体を用いた胸パッドの開発が進められている。
一方で、ウレタンフォーム成形体は、衣料用パッド、特に、胸パッドとしての利点を多く備えているが、ウレタンフォーム成形体のなかには、通気性が低いものがあり、下記特許文献5に記載されているように、ウレタンフォーム成形体を用いたパッドの装着者に蒸れによる不快感が生じる虞がある。このことに鑑みて、下記特許文献1,2に記載されている胸パッドでは、ウレタンフォーム成形体に貫通孔,スリット等が形成されている。また、下記特許文献3,4に記載されている胸パッドでは、ウレタンフォーム成形体に除膜処理が施されている。
特開2009−57662号公報 特開2006−161195号公報 特開2001−303344号公報 特開2006−97175号公報 特開2001−172806号公報
上記特許文献1,2に記載されている胸パッドであれば、ある程度通気性を向上させることは可能である。ただし、貫通孔,スリット等が形成された部分のみ、通気性が向上するため、パッド内全体の蒸れを解消することは困難となっている。さらに言えば、貫通孔,スリット等を形成するための加工は比較的手間がかかり、その加工によって廃棄物が生じる。しかし、上記特許文献3,4に記載されている胸パッドであれば、然程手間のかからない除膜処理を施すだけで、パッド内全体の蒸れを解消することが可能となり、廃棄物等も殆ど生じない。これは、除膜処理によって、ウレタンフォーム成形体の三次元網目状の骨格を残してセル膜が概ね除去され、隣接するセル内の空間が大きな開口部によって連続的につながるためである。
一方で、セル径が大きく通気性が高いウレタンフォーム成形体の場合、表面に位置するセルの骨格部分である突起の数が減少し、その突起の触感が強調されるようになる。またセル膜が除去されることで一層突起の触感が強調され、胸パッドの装着者が違和感を抱く虞がある。このように、胸パッドに用いられるウレタンフォーム成形体には、改良の余地を多分に残すものとなっており、種々の改良を施すことによって、ウレタンフォーム成形体の実用性が向上すると考えられる。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、実用性の高いウレタンフォーム成形体、および、そのウレタンフォーム成形体によって形成される衣料用パッドを提供することを課題とする。また、実用性の高いウレタンフォーム成形体の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のウレタンフォーム成形体は、除膜処理が施されるとともに、セル数が5〜35個/25mmであるシート状のウレタンフォーム成形体において、表面加熱状態にした加圧処理によって、当該ウレタンフォーム成形体の厚さが1/4.5〜1/1.5にされることで、ウレタンフォームの表面のセル骨格による突起が倒され、通気性(JIS L 1096:2010 A法)が125cc/cm/sec以上であるように構成される。
さらに、上記課題を解決するために、本発明のウレタンフォーム成形体製造方法は、セル数が5〜35個/25mmであるウレタンフォームに除膜処理を施す除膜処理工程と、その除膜処理工程において除膜処理が施されたシート状のウレタンフォームの表面加熱状態にした加圧処理を施すことで、ウレタンフォームの表面のセル骨格による突起を倒す加圧処理工程とを含み、前記加圧処理工程が、前記除膜処理工程において除膜処理が施されたウレタンフォームを、それの厚さが1/4.5〜1/1.5となるように圧縮する工程であり、それにより、通気性(JIS L 1096:2010 A法)が125cc/cm/sec以上であるシート状のウレタンフォーム成形体を製造するように構成される。
本発明のウレタンフォーム成形体、そのウレタンフォーム成形体によって形成される衣料用パッド、および、ウレタンフォーム成形体の製造方法では、除膜処理により、廃棄物を殆ど生じさせることなく、パッド内全体の通気性を向上させることが可能となる。さらに、ウレタンフォーム成形体のセルが比較的大きいことから、効率的に通気性を向上させることが可能となる。また、ウレタンフォーム成形体の表面に加熱状態で加圧処理を施すことで、表面のセルの突起を倒すことが可能となる。これにより、滑らかな表面の胸パッド等の衣料用パッドを形成することが可能となり、パッドの装着感を向上させることが可能となる。したがって、本発明によれば、実用性の高いウレタンフォーム成形体、そのウレタンフォーム成形体によって形成される衣料用パッド、および、ウレタンフォーム成形体の製造方法を提供することが可能となる。
本発明のウレタンフォーム成形体の表面を加圧処理前後で比較して示す概略図である。 実施例のウレタンフォーム成形体の各種物性値および、各種評価を示す表である。 比較例のウレタンフォーム成形体の各種物性値および、各種評価を示す表である。 実施例および比較例のウレタンフォーム成形体における通気性と透水性との関係を、セル数毎に示すグラフである。 実施例および比較例のウレタンフォーム成形体における通気性と残留水量との関係を、セル数毎に示すグラフである。 実施例および比較例のウレタンフォーム成形体における通気性と浮力との関係を、セル数毎に示すグラフである。 比較例の加圧状態で圧縮処理していないウレタンフォーム成形体におけるセル数と表面凹凸との関係を示すグラフである。 実施例および比較例のウレタンフォーム成形体における圧縮比と表面凹凸との関係を、セル数毎に示すグラフである。 実施例および比較例のウレタンフォーム成形体における圧縮比と圧縮エネルギーとの関係を、セル数毎に示すグラフである。 実施例のウレタンフォーム成形体を用いて作成した水着用胸パッドの斜視図および概略断面図である。
本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」は、イソシアネート、ポリオールおよび発泡剤を混合し、イソシアネートおよびポリオールの重合反応を進行させることで製造される。発泡剤は、重合反応の際に混合物内で発泡してセルを形成するために必要とされている。ポリオリールは、ウレタンフォーム原料として通常に採用されるものであればよく、例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等が挙げられる。また、イソシアネートも、ウレタンフォーム原料として通常に採用されるものであればよく、例えば、芳香族イソシアネート、脂肪族イソシアネート、脂環族イソシアネート等が挙げられる。さらに、発泡剤も、ウレタンフォーム原料として通常に採用されるものであればよく、例えば、水、ペンタン、シクロペンタン、メチレンクロライド、炭酸ガス等が挙げられ、これらを1種または2種以上併用して用いることが可能である。
本発明に記載の「除膜処理」は、セル膜を除去可能な処理法として通常に採用されるものであればよく、例えば、セル膜を燃焼ガスの爆風によって除去する処理法、アルカリによる加水分解処理法、整泡剤としての特殊なシリコンの使用、除膜材の使用等が挙げられる。
本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」のセル数(個/25mm)は、ウレタンフォーム成形体の25mmの幅の範囲に存在するセルの個数を表す値であり、JIS K6400−1に基づく方法に準拠して測定される。そのセル数は小さいほど、セルの大きさは大きくなるため、通気性を向上させるためには、セル数は小さいことが望ましい。しかし、セル数が小さくなると、表面のセルの突起による触感が強調される。また、ウレタンフォーム成形体に除膜処理を施すと、そのウレタンフォーム成形体の表面のセル膜が除去されることで、表面のセルの突起感がより強調される。この突起は、セルの大きさが大きいほど突起周囲の空間が広がって、かつ長さも長くなり、加圧処理によって突起が倒されたとしても、表面が滑らかでなくなる虞が有る。このため、本発明に記載のセル数は、通気性等を向上させるとともに、ウレタンフォーム成形体の表面の滑らかさを担保するべく、5〜35個/25mmであることが望ましい。さらに言えば、8〜30個/25mmであることが望ましく、特に、8〜25個/25mmであることが望ましい。
本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」では、除膜処理によって通気性を向上し、加圧処理によってウレタンフォーム成形体の表面を滑らかにすることが可能となっている。図1(a)に、除膜処理のみが施されたウレタンフォーム成形体表面の概略拡大図を示し、図1(b)に、除膜処理と加圧処理とが施されたウレタンフォーム成形体表面の概略拡大図を示す。ウレタンフォーム成形体は複数のセル10を有しており、表面のセル10は、除膜処理によってセル膜が除去されることで、図1(a)に示すように、突起12が立設した状態となっている。この状態において、ウレタンフォーム成形体の表面の触感は、極めて悪く、チクチクした感じとなる虞が有る。そこで、本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」では、加圧処理を施すことで、図1(b)に示すように、表面のセル10は、突起12が倒れた状態となっている。これにより、ウレタンフォーム成形体の表面が滑らかとなり、その表面の触感が良好なものとなっている。
また、本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」によれば、加圧処理によって圧縮されることで、セル10が潰れ、柔らかな触感を得ることが可能となる。詳しく言えば、加圧処理前のセル10では、図1(a)に示すように、構造が比較的しっかりしているため、縦方向の強度はある程度高い値となる。このため、ウレタンフォーム成形体が縦方向に押圧された場合に、押圧による反力が比較的大きくなり、ある程度硬めの触感となる。一方、加圧処理後のセル10は、図1(b)に示すように、縦方向に潰されて、セル骨格が圧縮方向に対して傾斜するため、縦方向の強度が落ちる。このため、押圧による反力が小さくなり、柔らかな触感となる。
ただし、セル10が潰れ過ぎると、セル骨格間の空間が減少して、ウレタンフォーム成形体が縦方向に押圧されても、セル10が縦方向に変形し難くなり、硬めの触感となる虞が有る。このため、本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」は、表面のセル10の突起12を確実に倒すとともに、柔らかな触感を担保するべく、ウレタンフォーム成形体の厚さが1/4.5〜1/1.5となるように、加圧処理によって圧縮されることが望ましい。つまり、加圧処理前のウレタンフォーム成形体の厚さに対する加圧処理後のウレタンフォーム成形体の厚さ(以下、「圧縮比」という)が、1/4.5〜1/1.5であることが望ましい。さらに言えば、圧縮比は、1/4〜1/1.5であることが望ましく、特に、1/3〜1/1.5であることが望ましい。
なお、加圧処理での圧縮の程度を表現するために、本明細書では上記圧縮比を採用しているが、他の手法によって、加圧処理での圧縮の程度を表現することが可能である。具体的には、加圧処理後のウレタンフォーム成形体の厚さに対する加圧処理前のウレタンフォーム成形体の厚さ(以下、「プレス倍率」という)によって、加圧処理での圧縮の程度を表現してもよく、プレス倍率を採用する場合は、プレス倍率が、1.5〜4.5であることが望ましい。さらに言えば、プレス倍率は、1.5〜4であることが望ましく、特に、1.5〜3であることが望ましい。
また、加圧処理における諸条件として、加熱温度は、180〜220℃であることが望ましく、さらに言えば、190〜210°であることが望ましい。また、加圧処理時間は、1〜10分間であることが望ましく、さらに言えば、2〜5分間であることが望ましい。
また、本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」は、上述したように、高い通気性,滑らかな表面,柔らかな触感といった優れた特徴を有していることから、様々な用途に使用することが可能である。具体的には、例えば、ベッドパッド,クッション,枕等に使用することで、快適な睡眠等を担保することが可能となる。また、例えば、人の肌に長時間接触する衣料用パッドに使用することで、パッドの装着による蒸れを解消するとともに、良好な装着感を得ることが可能となる。特に、運動用衣料においては、高い通気性が望まれており、本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」を運動衣料用のパッドとして使用することが望ましい。さらに言えば、女性の胸を保持する胸パッドにおいては、柔らかな触感,優れた保形性等が望まれており、本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」を胸パッドとして使用することが望ましい。
また、本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」では、除膜処理によって、隣接するセルの多くが連続的に繋がるため、セル内を空気が通り易くなるだけでなく、水も通り易くなる。つまり、高い通気性に加えて、高い透水性、排水性等をも有している。このような特徴は、女性用水着の胸パッドにおいて、優れた特徴となり得る。具体的には、例えば、透水性等が低いウレタンフォーム成形体を水着の胸パッドとして使用した場合には、入水時にセル内に水が入り難いため、セル内に空気が残留し、そのセル内の空気によって浮力が生じる。このような浮力は、着用者にとって望ましいものではない。また、透水性が低い場合であっても、徐々にセル内に水は入り込んでくるが、一旦セル内に入り込んだ水は排水され難い。このため、着用者が水から出た際に、胸パッド内に水が含まれた状態が長く続く虞が有る。このような状態では、胸パッドはそれに含まれた水によって重くなり、パッドの保形性も悪くなる。つまり、水着の胸パッドには、高い透水性,排水性が求められており、本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」を水着の胸パッドとして使用することは、特に望ましい。
さらに言えば、本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」は、比較的大きなセルを有しており、セル内に水が入り込んだ場合に、その入り込んだ水は比較的大きな径の経路を流れることになる。このため、セル内での表面張力による毛細管現象が弱くなり、セル内の水が外部に排出され易くなる。詳しく言えば、表面張力に依拠した毛細管内での液面上昇の高さhは、下記式によって示される。
h=2Tcosθ/ρ・g・r
ここで、Tは、表面張力を表し、θは、接触角を表す。さらに、ρは、液体の密度を表し、gは、重力加速度を表す。そして、rは、毛細管の内径を表す。上記式から解るように、毛細管内の内径が大きくなると、表面張力に依拠した毛細管内での液面上昇の高さは低くなる。つまり、セル径が大きくなると毛細管現象によってセル内に留まろうとする水の量は少なくなる。このことからも、本発明に記載の「ウレタンフォーム成形体」は、高い排水性を有しており、水着の胸パッドとしての適応性が高いことが解る。
以下に実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明は、この実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
比較的大きなセルを有するウレタンフォームに除膜処理を施し、除膜処理後に加熱状態での加圧処理を施すことで、6種類の実施例のウレタンフォーム成形体を製造した。各実施例のウレタンフォーム成形体では、セル数および、加圧処理での圧縮比が異なっており、各実施例でのセル数および圧縮比を、図2に示す。なお、実施例のウレタンフォーム成形体では、全てに除膜処理が施されているため、図での除膜処理の欄は全て「有」と記載されている。
全ての実施例のウレタンフォーム成形体の製造方法としては、まず、所定のセル数のウレタンフォームに除膜処理を施す。具体的には、実施例1のウレタンフォーム成形体では、セル数8個/25mmのウレタンフォームに、実施例2〜4のウレタンフォーム成形体では、セル数20個/25mmのウレタンフォームに、実施例5,6のウレタンフォーム成形体では、セル数30個/25mmのウレタンフォームに、除膜処理を施す。各実施例では、燃焼ガスの爆風を利用した除膜処理が採用されており、この工程が、除膜処理工程の一例となる。
次に、除膜処理後のウレタンフォームに対して加熱状態で加圧処理を施す。詳しく言えば、190℃に加熱した状態で3分間、除膜処理後のウレタンフォームを、所定の圧縮比となるように圧縮する。具体的には、実施例1,3,6のウレタンフォーム成形体では、圧縮比が1/2となり、実施例2,5のウレタンフォーム成形体では、圧縮比が1/1.5となり、実施例4のウレタンフォーム成形体では、圧縮比が1/4となるように、除膜処理後のウレタンフォームを圧縮する。この工程が、加圧処理工程の一例となる。
また、比較例として、除膜処理を施すことなく、加圧処理のみを施したウレタンフォーム成形体、除膜処理のみを施し、加圧処理を施していないウレタンフォーム成形体を製造した。さらに、比較例として、除膜処理および加圧処理を施しているが、加圧処理において比較的大きく圧縮されたウレタンフォーム成形体、除膜処理および加圧処理を施しているが、比較的セル径の小さな(すなわちセル数の大きい)ウレタンフォーム成形体を製造した。各比較例のウレタンフォーム成形体では、セル数,除膜処理の有無,圧縮比が異なっており、各比較例でのセル数,除膜処理の有無,圧縮比を、図3に示す。なお、図での圧縮比の欄における「無」は、加圧処理が施されていないこと示している。
具体的には、比較例1〜4のウレタンフォーム成形体では、全てに除膜処理が施されておらず、セル数および圧縮比が異なっている。一方、比較例5〜13のウレタンフォーム成形体では、全てに除膜処理が施されている。ただし、比較例5,7,9,11のウレタンフォーム成形体では、全てに加圧処理が施されておらず、セル数が異なっている。また、比較例6,8,10,13のウレタンフォーム成形体では、圧縮比1/5で加圧処理が施されており、セル数が異なっている。また、比較例12,13のウレタンフォーム成形体では、セル数40個/25mmとされており、圧縮比が異なっている。
上述したように製造された実施例および比較例のウレタンフォーム成形体に対して、以下の方法によって物性評価を行った。
ウレタンフォーム成形体のセル内の空気の流れ易さを評価するべく、JIS L 1096に基づく方法に準拠して通気性(cc/cm/sec)を測定した。通気性(cc/cm/sec)は、それの値が大きいほど、セル内を空気が流れやすく、小さいほど、セル内を空気が流れ難いことを示すものであり、図2および図3の「通気性」の欄にその値を示しておく。
また、ウレタンフォーム成形体のセル内の水の流れ易さを評価するべく、透水性を測定した。具体的には、水槽の底に直径75mmの穴を形成し、その穴をウレタンフォーム成形体によって塞ぐ。その穴を塞いでいるウレタンフォーム成形体を覆うように蓋を載置し、水槽内に水を2L汲み入れる。そして、蓋を外してから水槽内の水全部がウレタンフォーム成形体を介して排出されるまでの時間を測定することで、透水性(cc/cm/sec)を測定した。透水性(cc/cm/sec)は、それの値が大きいほど、セル内を水が流れやすく、小さいほど、セル内を水が流れ難いことを示すものであり、図2および図3の「透水性」の欄にその値を示しておく。
セル内の空気の流れ易さとセル内の水の流れ易さとの関係を評価するべく、上記透水性と上記通気性の関係を、セル数毎に、図4に示す。この図から解るように、透水性と通気性とは、概ね比例関係となっており、通気性が高くなるほど、透水性も高くなっている。また、この図から、透水性とセル数との関係も解る。具体的には、セル数が小さいほど、つまり、セル径が大きいほど、透水性は高くなり、セル数が大きいほど、つまり、セル径が小さいほど、透水性は低くなることが解る。
また、ウレタンフォーム成形体のセル内に含まれた水の外部への排出され易さを評価するべく、排水性を測定した。具体的には、ウレタンフォーム成形体を水に完全に浸漬させた状態でのセル内への水の含有量(以下、「全含有水量」という)を測定する。そして、ウレタンフォーム成形体を水に完全に浸漬させた状態から取り出して10秒経過後のセル内への水の含有量(以下、「残留水量」という)を測定する。それら全含有水量と残留水量との差の全含有水量に対する比率を排水性(%)として採用している。排水性(%)は、それの値が大きいほど、残留水量は少なく、セル内から水が排出され易いことを示しており、それの値が小さいほど、残留水量は多く、セル内から水が排出され難いことを示している。その値を図2および図3の「排水性」の欄に示しておく。
セル内に含まれた水の外部への排出され易さと、セル内の空気の流れ易さとの関係を評価するべく、上記残留水量と上記通気性の関係を、セル数毎に、図5に示す。この図から解るように、通気性が高くなるほど、残留水量は少なくなっている。つまり、通気性が高いほど、セル内に水は留まり難くなり、排水性が高くなるのである。また、排水性とセル数との関係において、セル数が小さいほど、つまり、セル径が大きいほど、排水性は高くなり、セル数が大きいほど、つまり、セル径が小さいほど、排水性は低くなることが解る。
また、ウレタンフォーム成形体の浮力の大きさを評価するべく、浮力を指標する値を測定した。具体的には、秤の上に水が収容された水槽を載置し、その水槽内にウレタンフォーム成形体を浮かべる。その浮かべられたウレタンフォーム成形体を手で沈め、ウレタンフォーム成形体を沈めた状態において10秒後に秤の値の増加値(g)を測定した。増加値(g)からフォーム重量(g)を引いた値は、その値が大きいほど、ウレタンフォーム成形体を沈め難い、つまり、浮力が大きく、その値が小さいほど、ウレタンフォーム成形体を沈め易い、つまり、浮力が小さいことを示している。その増加値からフォーム重量を差し引いた値を図2および図3の「浮力」の欄に示しておく。
ウレタンフォーム成形体の浮力の大きさとセルの大きさとの関係を評価するべく、上記増加値と上記通気性の関係を、セル数毎に、図6に示す。この図から解るように、セル数が小さいほど、つまり、セル径が大きいほど、浮力は小さくなっている。
上述のように測定した通気性,透水性,排水性,浮力に基づいて、ウレタンフォーム成形体の機能について評価した。通気性,透水性,排水性に関しては、それぞれの値が大きい値であるほど、高い評価とし、浮力に関しては、浮力を指標する増加値が小さい値であるほど、高い評価とした。つまり、通気性,透水性,排水性の値が極めて大きく、浮力を指標する増加値が極めて小さいウレタンフォーム形成体には、「◎」と評価し、通気性,透水性,排水性の値が大きく、浮力を指標する増加値が小さいウレタンフォーム形成体には、「○」と評価した。また、通気性,透水性,排水性の値がある程度大きく、浮力を指標する増加値がある程度小さいウレタンフォーム形成体には、「△」と評価し、通気性,透水性,排水性の値が小さく、浮力を指標する増加値が大きいウレタンフォーム形成体には、「×」と評価した。この評価の結果を、図2および図3の「機能評価」の欄に示しておく。
また、ウレタンフォーム成形体の表面の滑らかさを評価するべく、表面の凹凸を指標する値を測定した。具体的には、KES−SE 摩擦感テスター(カトーテック株式会社製)を用いて、ウレタンフォーム成形体の表面の平均摩擦係数の変動(平均摩擦係数の平均偏差)を測定した。測定条件は、静荷重10g、移動速度1mm/secである。平均摩擦係数の変動、つまり、表面凹凸を指標する値は、その値が大きいほど、ウレタンフォーム成形体の表面がざらついている、つまり、凸凹しており、その値が小さいほど、ウレタンフォーム成形体の表面がざらついていない、つまり、滑らかであることを示している。図2および図3の「表面凹凸」の欄にその値を示しておく。
セル数及び除膜処理によるウレタンフォーム成形体の表面の滑らかさに対する影響を評価するべく、まず、除膜処理が施されていないウレタンフォーム成形体および除膜処理が施されたウレタンフォーム成形体の上記表面凹凸とセル数との関係を、図7に示す。この図から解るように、セル数が小さいほど、つまり、セル径が大きいほど、ウレタンフォーム成形体の表面は、ざらついている。これは、セル径が大きいほど、ウレタンフォーム成形体の表面のセル骨格による突起が長くなり、またその突起周囲の空間が広がることによって表面がざらつくためである。また、セル数35以下において除膜処理が施されたウレタンフォーム成形体の表面は、除膜処理が施されていないウレタンフォーム成形体表面と比較して、表面凹凸が大きくなっている。これは除膜処理によって、セル骨格周囲の空間がより広がるためである。次に、圧縮比とウレタンフォーム成形体の表面凹凸との関係を、セル数毎に、図8に示す。この図において、圧縮比の値が1の場合には、加圧処理が施されていないことを示している。つまり、図から解るように、各セル数において、加圧処理を施すことで、表面凹凸の値は小さくなり、ウレタンフォーム成形体の表面が滑らかになっている。
また、ウレタンフォーム成形体の触感を評価するべく、ウレタンフォームの圧縮し易さを指標する値を測定した。具体的には、KES−G5 ハンディー圧縮試験機(カトーテック株式会社製)を用いて、圧縮エネルギー(gf・cm/cm)を測定した。測定条件は、加圧面積1cm(シリコン圧縮子)、圧縮子の移動速度0.05cm/sec、上限荷重50gf/cmである。圧縮エネルギー(gf・cm/cm)は、それの値が大きいほど、ウレタンフォーム成形体が圧縮され易い、つまり、柔らかな触感であり、それの値が小さいほど、ウレタンフォーム成形体が圧縮され難い、つまり、硬めの触感であることを示している。図2および図3の「圧縮エネルギー」の欄にその値を示しておく。
加圧処理によるウレタンフォーム成形体の柔らかさに対する影響を評価するべく、上記圧縮エネルギーと圧縮比との関係を、セル数毎に、図9に示す。この図から解るように、各セル数において、加圧処理を施すことで、圧縮エネルギーの値は大きくなり、柔らかな触感となっている。しかし、加圧処理においてウレタンフォーム成形体を圧縮しすぎると(圧縮比1/5)、圧縮エネルギーの値は急減し、ウレタンフォーム成形体は比較的硬め
の触感となってしまう。
上述のように測定した表面凹凸,圧縮エネルギーに基づいて、ウレタンフォーム成形体の触感について評価した。表面凹凸に関しては、それの値が小さい値であるほど、高い評価とし、圧縮エネルギーに関しては、それの値が大きい値であるほど、高い評価とした。つまり、表面凹凸の値が小さく、圧縮エネルギーの値が大きいウレタンフォーム形成体には、「○」と評価した。また、表面凹凸の値が小さくても、圧縮エネルギーの値が大きくないウレタンフォーム形成体には、「△」と評価し、表面凹凸の値が大きいウレタンフォーム成形体、および、圧縮エネルギーの値が小さいウレタンフォーム形成体には、「×」と評価した。この評価の結果を、図2および図3の「触感評価」の欄に示しておく。
そして、上記機能評価および触感評価に基づいて、ウレタンフォーム成形体を総合的に評価した。具体的には、機能評価および触感評価がともに「○」のウレタンフォーム成形体には、「◎」と評価し、機能評価および触感評価の一方が「○」であり、他方が「△」のウレタンフォーム成形体には、「○」と評価した。また、機能評価および触感評価がともに「△」のウレタンフォーム成形体には、「△」と評価し、機能評価および触感評価の一方でも「×」であるウレタンフォーム成形体には、「×」と評価した。この評価の結果を、図2および図3の「総合評価」の欄に示しておく。
図2および図3に示した「機能評価」の欄から明らかなように、実施例1〜6の全てのウレタンフォーム成形体において、「×」と評価されていないが、比較例の1〜3,8,10,12,13のウレタンフォーム成形体において、「×」と評価されている。この評価結果から、除膜処理が施されていないウレタンフォーム成形体は、通気性,透水性等の機能が良好でないことが解る。また、除膜処理が施されていても、加圧処理において圧縮され過ぎている(圧縮比1/5)ウレタンフォーム成形体も、通気性,透水性等の機能が良好でないことが解る。さらに、除膜処理が施されていても、セル数(40個/25mm)の大きなウレタンフォーム成形体、つまり、セルの小さなウレタンフォーム成形体も、通気性,透水性等の機能が良好でないことが解る。
また、図2および図3に示した「触感評価」の欄から明らかなように、実施例1〜6の全てのウレタンフォーム成形体において、「○」と評価されているが、比較例1〜13の全てのウレタンフォーム成形体において、「○」と評価されておらず、特に、比較例5,6,10,13のウレタンフォーム成形体では、「×」と評価されている。この評価結果から、加圧処理が施されていないウレタンフォーム成形体は、触感が良好でないことが解る。また、加圧処理が施されていても、加圧処理において圧縮され過ぎている(圧縮比1/5)ウレタンフォーム成形体は、特に、触感が良好でないことが解る。
そして、図2に示した「総合評価」の欄から明らかなように、実施例1〜3のウレタンフォーム成形体において、「◎」と評価されており、実施例4〜6のウレタンフォーム成形体において、「○」と評価されている。一方、図3に示した「総合評価」の欄から明らかなように、変形例のウレタンフォーム成形体では、一部を除いて、「×」若しくは、「△」と評価されており、特に、加圧処理において圧縮され過ぎている(圧縮比1/5)ウレタンフォーム成形体においては、全て「×」と評価されている。また、除膜処理が施されていないウレタンフォーム成形体でも、殆ど「×」と評価され、セル数が40個/25mmであるウレタンフォーム成形体でも、殆ど「×」と評価されている。
この評価結果から、除膜処理が施されることが望ましく、さらに、加圧処理が施されることが望ましいことが解る。ただし、圧縮比が1/5となるまで加圧されることは望ましくなく、圧縮比は、1/5より大きく、1/1.5以下であることが望ましい。具体的には、1/4.5〜1/1.5であることが望ましい。さらに言えば、実施例1〜6のように、1/4〜1/1.5であることが望ましく、特に、実施例1〜3のように、1/2〜1/1.5であることが望ましい。また、セル数は、実施例および比較例に鑑みて、8個/25mm以上、かつ、40個/25mm未満であることが望ましい。具体的には、8〜35個/25mmであることが望ましい。さらに言えば、実施例1〜6のように、8〜30個/25mmであることが望ましく、特に、実施例1〜3のように、8〜20個/25mmであることが望ましい。
実施例のウレタンフォーム成形体は、上記機能評価において良好な評価がなされており、高通気性,高透水性等の優れた機能を有している。また、上記触感評価においても良好な評価がなされており、柔らかな触感を有している。この実施例のウレタンフォーム成形体を用いることで、高機能かつ優れた触感の水着用胸パッドを作成することが可能となる。この実施例のウレタンフォーム成形体を用いた水着用胸パッド20を、図10に示す。胸バッド20は、お椀型に形成されたウレタンフォーム成形体22と、そのウレタンフォーム成形体22の突出した側の面に貼着された表布24と、ウレタンフォーム成形体22の凹んだ側の面に貼着された裏布26とから構成されている。
この水着用胸パッド20であれば、通気性が高いことから、水着装着時における胸部の蒸れを好適に解消することが可能となる。また、透水性が高く、浮力が小さいことから、入水時における胸パッドの浮きを防止することが可能となる。さらに、排水性が良いことから、水着着用者が水から出た際に、素早く胸パッド内に含まれた水を排出することが可能となる。そして、このような高機能の胸パッドにおいて、柔らかな触感を担保することが可能となっている。
以下、本発明の諸態様について列記する。
(1)除膜処理が施されるとともに、セル数が5〜35個/25mmであるシート状のウレタンフォーム成形体において、表面に加熱状態での加圧処理が施され、通気性(JIS L 1096:2010 A法)が125cc/cm/sec以上であるウレタンフォーム成形体。
(2)当該ウレタンフォーム成形体の厚さが加圧処理によって1/4.5〜1/1.5となるように圧縮された(1)項に記載のウレタンフォーム成形体。
(3)180〜220℃で加圧処理が施された(1)項または(2)項に記載のウレタンフォーム成形体。
(4)(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載のウレタンフォーム成形体がお椀型に形成されたものである衣料用パッド。
(5)運動用衣料の胸パッドであることを特徴とする(4)項に記載の衣料用パッド。
(6)水着の胸パッドであることを特徴とする(4)項または(5)項に記載の衣料用パッド。
(7)セル数が5〜35個/25mmであるウレタンフォームに除膜処理を施す除膜処理工程と、
その除膜処理工程において除膜処理が施されたウレタンフォームの表面に加熱状態での加圧処理を施す加圧処理工程と
を含み、通気性(JIS L 1096:2010 A法)が125cc/cm/sec以上であるシート状のウレタンフォーム成形体を製造するウレタンフォーム成形体製造方法。
(8)前記加圧処理工程が、
前記除膜処理工程において除膜処理が施されたウレタンフォームを、それの厚さが1/4.5〜1/1.5となるように圧縮する工程である(7)項に記載のウレタンフォーム成
形体製造方法。
(9)前記加圧処理工程が、
前記除膜処理工程において除膜処理が施されたウレタンフォームを180〜220℃で圧縮する工程である(7)項または(8)項に記載のウレタンフォーム成形体製造方法。
(10)(7)項ないし(9)項のいずれか1つに記載のウレタンフォーム成形体製造方法によって製造された前記ウレタンフォーム成形体がお椀型に形成されたものである衣料用パッド。
(11)運動用衣料の胸パッドであることを特徴とする(10)項に記載の衣料用パッド。
(12)水着の胸パッドであることを特徴とする(10)項または(11)項に記載の衣料用パッド。
10:セル
12:突起
20:水着用胸パッド
22:ウレタンフォーム成形体
24:表布
26:裏布

Claims (8)

  1. 除膜処理が施されるとともに、セル数が5〜35個/25mmであるシート状のウレタンフォーム成形体において、表面加熱状態にした加圧処理によって、当該ウレタンフォーム成形体の厚さが1/4.5〜1/1.5にされることで、ウレタンフォームの表面のセル骨格による突起が倒され、通気性(JIS L 1096:2010 A法)が125cc/cm/sec以上であるウレタンフォーム成形体。
  2. 180〜220℃で加圧処理が施された請求項1に記載のウレタンフォーム成形体。
  3. 請求項1または請求項2に記載のウレタンフォーム成形体がお椀型に形成されたものである衣料用パッド。
  4. 水着の胸パッドである請求項3に記載の衣料用パッド。
  5. セル数が5〜35個/25mmであるウレタンフォームに除膜処理を施す除膜処理工程と、
    その除膜処理工程において除膜処理が施されたシート状のウレタンフォームの表面加熱状態にした加圧処理を施すことで、ウレタンフォームの表面のセル骨格による突起を倒す加圧処理工程と
    を含み、
    前記加圧処理工程が、
    前記除膜処理工程において除膜処理が施されたウレタンフォームを、それの厚さが1/4.5〜1/1.5となるように圧縮する工程であり、
    それにより、通気性(JIS L 1096:2010 A法)が125cc/cm/sec以上であるシート状のウレタンフォーム成形体を製造するウレタンフォーム成形体製造方法。
  6. 前記加圧処理工程は、
    180〜220℃の加圧状態で行われることを特徴とする請求項5に記載のウレタンフォーム成形体製造方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載のシート状のウレタンフォーム成形体の製造方法でお椀型に形成されたシート状のウレタンフォーム成形体からなる衣料用パッド。
  8. 水着の胸パッドである請求項7に記載の衣料用パッド。
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