JP4260793B2 - 夏物スーツ - Google Patents

夏物スーツ Download PDF

Info

Publication number
JP4260793B2
JP4260793B2 JP2005325528A JP2005325528A JP4260793B2 JP 4260793 B2 JP4260793 B2 JP 4260793B2 JP 2005325528 A JP2005325528 A JP 2005325528A JP 2005325528 A JP2005325528 A JP 2005325528A JP 4260793 B2 JP4260793 B2 JP 4260793B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core material
cotton
sleeve
shoulder
summer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005325528A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007131972A (ja
Inventor
俊治 原
Original Assignee
株式会社リオンドール
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社リオンドール filed Critical 株式会社リオンドール
Priority to JP2005325528A priority Critical patent/JP4260793B2/ja
Publication of JP2007131972A publication Critical patent/JP2007131972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4260793B2 publication Critical patent/JP4260793B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Outer Garments And Coats (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Description

この発明は裏地のない夏物スーツに関する。
夏物スーツの袖山の形状が滑らかな形状を画くようした先行技術として特許文献1,2に挙げるものがある。また、図6に示すように一般的なスーツ10の袖11と袖山12の形状は、肩パット30や垂れ綿14は袖の裏地13に包まれて外部から見えない状態である。
また、外部から見えない状態であることもあって、従来の垂れ綿14は図5に示すように25〜30メッシュ程度に織製した芯材15を、袖山の中心では二枚重ねにし、周辺を一枚にして、さらにこれにフェルト16を重ねたものを裸のまま用いていた。
また、肩パット30は図8に示す如く、強撚りの糸を30メッシュ程度に織製した芯材31の上下にフェルト32を重ね表面に薄布33を被せミシンで押えたものを採用してきた。
特開平7−157907号公報(要約および選択図)
特開平9−217215号公報(要約および選択図)
上記二つの先行技術は、いずれも夏物スーツにおいて肩パットの縁がスーツの表に現れるのを防止するものである。
一方、地球温暖化現象のもとで夏物衣料を可能な限り薄くし、かぜ通しのよいものとする傾向が強く、袖全体に裏地のないスーツが求められており、これに応えて袖の裏地のないスーツを試作したが、肩パットや垂れ綿のシルエットがスーツの表面に現れて見栄えのわるいものとなった。
また、肩パットとして使われてきた従来の素材では通気性が悪く、熱がこもって夏物衣料として好ましいものとはいえなかった。
上記状況に鑑みこの発明は、袖の裏地をなくして従来の夏ものスーツより一層通気性をよくして清涼感を高め、かつ、袖山の外形形状をなめらかなものとして高級感あふれる夏物スーツを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためにこの発明は、第一に、肩パットの芯材を無膜ポリウレタンフォームとし、この芯材を、20〜30メッシュでからめ織りした布で包んでなり、第二に、垂れ綿の芯材を、20〜30メッシュでからめ織りした布をバイアス状に配置し、この芯材をバイアス状に配置した薄布で包み込んでなる構成としたものである。また、上記肩パットは、肩にのる部分から肩の両側および袖刳りに向けて次第に薄く成形し、垂れ綿の芯材は、その中心部分で複数枚重ね合わせ、周辺に向けて次第に枚数を減らしてなる。
上記の如く構成するこの発明によれば、肩パットに上記素材を採用したので熱がこもらず清涼感がよくなり、垂れ綿の芯材を上記の如く特定して、この芯材を薄布で包み込むようにしたので、シルエットが滑らかになり高級感が得られ、商品をハンガーに掛けて陳列したときも表に皺が現れず丁寧な縫製による夏物スーツとしての評価を得られるようになった。
次にこの発明の実施の形態を、図1乃至図4を参照しながら説明する。図2に示すように、本発明では袖の裏地がなく、肩パット26は、図4に示すように、芯材24を無膜ポリウレタンフォームとし、この芯材24を、経糸を綿100%、緯糸をウールとレーヨンとの混紡糸として、20〜30メッシュでからめ織りした布25で包んでいる。
ここで、からめ織りとは、経糸を二本宛密にし、その経糸交差させ、それに緯糸を打ち込んで織製したものである。
上記肩パット26は、図4(b)に示すように、無膜ポリウレタンフォームの芯材24の縁が一番内側にあり、これを包む片面の布25bの縁がその外側に、他面の布25aの縁がさらに外側になるようにしている。
上記無膜ポリウレタンフォームの芯材24は、図4(b)のように肩にのる部分から肩の両側および袖刳り部分に向けて次第に薄く成形し、公知の無膜処理を施して骨格のみを残したもので、1インチ当りのセルの数が13〜20個(JISK6400)あるものが実用的である。
袖山12に挿入される垂れ綿14は図1に示すように、経糸を綿100%、緯糸をウールとレーヨンとの混紡糸を用いて20〜30メッシュにからめ織りした布を芯材17とし、中心部分を二枚重ね17a、17bにし、周辺を一枚17bにし、この芯材17をローンスレーキ18で包み込むように縫製し、これを袖山12に縫い合わせている。なお、上記垂れ綿が袖山に縫いつけられた状態を滑らかにするために、上記芯材17、ローンスレーキ18とも織目がバイアス状に配置している。
上記実施例では垂れ綿14の芯材17は二枚を重ねただけであるが、三枚またはそれ以上重ねても良いが、その場合中心部分から周辺に向けて順に重ね枚数を少なくして段が付かずなだらかな傾斜にする。
上袖20と下袖21の生地を縫い合わせた縁をバイアステープで押え縫いし、袖口23のカフス側の縫い合わせ部分を折り返し縫い合わせる。このような縫い方にすることによって着衣の際の抵抗が少なくその部分の摩滅損傷を防止できる。
以上説明したようにこの発明によれば裏地のない夏物スーツでありながら袖山の部分のシルエットが滑らかで着衣状態、ハンガーに掛けて陳列した状態ともに高い技術で縫製されたものとして見られ、また、袖裏の裏地をなくし袖山の形成材を特定の素材とすることにより、より涼しく着衣することが出来るようになって省エネルギー効果とともに産業状利用価値の高いものとなる。
本発明に係る垂れ綿の部分剥ぎ取り平面図 同垂れ綿を縫い付けた状態の袖山部詳細図 同カフス側袖口(裏面)詳細図 同肩パットの(a)平面図、(b)A−A断面図 従来の垂れ綿の平面図 従来の垂れ綿を縫い付けた状態の袖山部詳細図 従来のカフス側袖口(裏面)詳細図 従来の肩パットの平面図
符号の説明
10 スーツ
11 袖
12 袖山
13 裏地
14 垂れ綿
15 芯材(従来例の)
16 フェルト(従来例の)
17 芯材(本発明の)
18 ローンスレーキ(薄布)
20 上袖
21 下袖
22 バイアステープ
23 袖口
24 芯材(無膜ポリウレタンフォーム)
25 布
26 肩パット

Claims (3)

  1. 袖裏も含めて裏地のない夏物スーツにおいて、肩パットを下記1の構成とし、袖山部の垂れ綿を下記2の構成としたことを特徴とする夏物スーツ。

    1 芯材(24)を無膜ポリウレタンフォームとし、この芯材(24)を、20〜30メッシュでからめ織りした布(25)で包んでなる。
    2 芯材(17)を、20〜30メッシュでからめ織りした布をバイアス状に配置し、芯材(17)を、バイアス状に配置した薄布(18)で包み込んでなる。
  2. 上記肩パット(26)は、肩にのる部分から肩の両側および袖刳りに向けて次第に薄く成形し、垂れ綿の芯材(17)は、その中心部分で複数枚重ね合わせ、周辺に向けて次第に枚数を減らしてなることを特徴とする請求項1に記載の夏物スーツ。
  3. 上記肩パット(26)の芯材(24)を包む布と垂れ綿の芯材(17)は、経糸を綿100%、緯糸をウールとレーヨンとの混紡糸としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の夏物スーツ。
JP2005325528A 2005-11-10 2005-11-10 夏物スーツ Expired - Fee Related JP4260793B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005325528A JP4260793B2 (ja) 2005-11-10 2005-11-10 夏物スーツ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005325528A JP4260793B2 (ja) 2005-11-10 2005-11-10 夏物スーツ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007131972A JP2007131972A (ja) 2007-05-31
JP4260793B2 true JP4260793B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=38153860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005325528A Expired - Fee Related JP4260793B2 (ja) 2005-11-10 2005-11-10 夏物スーツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4260793B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105361299A (zh) * 2015-12-16 2016-03-02 温州庄吉服饰有限公司 一种后背风琴盖势制作方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5429941B2 (ja) * 2010-11-04 2014-02-26 惠勇 真鍋 シルエット保持機能を備えた被服上衣
JP5766038B2 (ja) * 2011-06-13 2015-08-19 株式会社イノアックコーポレーション ウレタンフォーム成形体,そのウレタンフォーム成形体によって形成された衣料用パッド、および、ウレタンフォーム成形体製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105361299A (zh) * 2015-12-16 2016-03-02 温州庄吉服饰有限公司 一种后背风琴盖势制作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007131972A (ja) 2007-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7143457B2 (en) Textile construction
US9439458B2 (en) System and method for an improved appearance of a pair of pants
CN102639020A (zh) 隔热复合织物
US20080295221A1 (en) Hair wrap with different sidedness
CN205728236U (zh) 一种免绗线羽绒服面料
JP4260793B2 (ja) 夏物スーツ
JP5999744B1 (ja) 多重ガーゼの製織方法および多重ガーゼ織物
US20110262677A1 (en) Patch for an underwire brassiere
JP2009279192A (ja) ノンキルト用テープ
JP2009160217A (ja) 布帛製品
JPH0759604A (ja) 防水透湿性を有する靴
JP3209606U (ja) シャツ
JP3148535U (ja) ワッフル織の織物又はハニコームの編み物1と平たく織られた織物2を重ね合わせ縫い合わせた生地(図1)
CN211892283U (zh) 透气涤纶烫金复合面料
CN210017931U (zh) 保暖型侧拼棉马甲
KR101047864B1 (ko) 원단의 연결부 및 연결방법
JP4958046B2 (ja) アンコンジャケット
CN213786610U (zh) 一种全纸凉席
JP6125064B1 (ja) 縫製品及び縫製方法
CN210783007U (zh) 一种会呼吸的居家服
CN216001717U (zh) 一种双面绒防水面料
JP2015089985A (ja) 上衣
CN219660971U (zh) 一种具有立体精雕绗缝结构的服装
JP3135434U (ja) 一体成形弾性付き網状布
CN213830771U (zh) 一种防皱涤纶面料

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees