JP5764760B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機、特に大当りの当否判定を行う複数の特別図柄の変動表示を同時変動可能とする遊技機に関する。
従来、遊技機であるパチンコ機は、始動口への入球に起因して、賞球の獲得に有利な特別遊技に移行するか否かの当否判定を行うとともに、特別図柄を変動表示し、後に特別図柄を確定表示して前記当否判定の結果を報知し、判定結果が大当りであれば前記特別遊技に移行するものが主流である。
また近時、この種のパチンコ機には、始動口を複数設けるとともに、各始動口に応じて個別に当否判定を行い、各当否判定に応じて変動する複数の特別図柄を同時に変動表示させる構成が提案されている(例えば特許文献1参照)。
前記特許文献1に記載の遊技機は、第1の始動口(第1始動領域)と第2の始動口(第2始動領域)を備え、第1の始動口への入球に起因して第1の特別図柄に係る抽選(当否判定)を行い、大当りとなると第1の特別遊技に移行する一方、第2の始動口への入球に起因して第2の特別図柄に係る抽選(当否判定)を行い、大当りとなると第2の特別遊技を行うようにしている。そして、第1の特別図柄に係る当否判定の結果を変動表示させてから停止表示させるまでの変動時間を、第2の特別図柄の変動時間に比べて極めて短い時間とし、第2の特別図柄の当否判定の結果が変動表示されているときに、第1の特別図柄が大当りとなって第1の特別遊技が実行されるときには、第2の特別図柄の変動時間の経過を一旦停止させて、第1の特別遊技と第2の特別遊技とが同時にならないようにしている。
また、第1の特別遊技と第2の特別遊技とでは、多数の賞球を獲得できる等といった遊技の価値が第2の特別遊技よりも第1の特別遊技の方が高く設定されており、第2特別図柄に係る当否判定の結果が確定するまでに、如何に多くの第1の特別図柄に係る当否判定を実行することができ、如何に多くの第1の特別遊技を実行することができるかといった遊技性を付与している。
特開2012―024410号公報
しかしながら、特許文献1の遊技機では、第1の特別図柄の変動時間は一定であり、かつ第2の変動時間も一定であり、両者の変動時間の関係性は変わらない。このため、同時変動での両者の変動回数は変らず、如何に多くの第1の特別図柄に係る当否判定および第1の特別遊技を実行することができるかといった期待度に変化がなく、同時変動がマンネリとなって遊技の興趣を充分に高めることができるとはいえない。
そこで本発明は上記事情に鑑み、遊技の状態に応じて、遊技価値の大きい特別遊技となる当否判定を如何に多く実行することができるかといった期待度を変化させることができ、同時変動時の遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供することを目的としてなされたものである。
請求項1に記載の発明は
遊技盤上の遊技領域に設けられ、常時入球が可能な第1の始動口と、
該第1の始動口への入球に起因して第1の特別遊技に移行せしめるか否かの第1の当否判定を行う第1の当否判定手段と、
所定の抽選の結果に応じて開閉作動する電動役物で構成されて該電動役物の開放時に入球が可能な第2の始動口と、
該第2の始動口への入球に起因して第2の特別遊技に移行せしめるか否かの第2の当否判定を行う第2の当否判定手段と、
前記第1の当否判定に伴って第1の特別図柄を変動表示せしめた後に図柄を確定表示せしめて第1の当否判定の結果を報知せしめる一方、前記第2の当否判定に伴って第2の特別図柄を変動表示せしめた後に図柄を確定表示せしめて第2の当否判定の結果を報知せしめる図柄表示装置と、
前記第1の当否判定の結果又は前記第2の当否判定の結果が前記第1の特別遊技又は前記第2の特別遊技に移行する大当り時に、前記図柄表示装置に確定表示せしめる第1の特別図柄又は第2の特別図柄の大当り図柄を決定せしめる大当り図柄決定手段と、を備え、
かつ前記第1の始動口および第2の始動口が、遊技領域を流下する遊技球の同一流下経路上の位置に設置され、
前記図柄表示装置には、前記第1の特別図柄および前記第2の特別図柄を同時に変動表示可能となし、
前記第1の特別遊技よりも前記第2の特別遊技の方が賞球の獲得に有利な遊技価値の高い遊技に設定されており、
前記第1の特別遊技又は前記第2の特別遊技の終了後には所定の期間、大当りの発生に有利な特典遊技に移行せしめるように構成された遊技機において、
前記第1の特別遊技又は前記第2の特別遊技の終了後にこれら特別遊技の大当り図柄に基づいて、前記第1の特別図柄を変動表示せしめる変動パターンのパターン選択テーブルを、種類の異なる複数のテーブルから1つのテーブルを設定せしめる選択テーブル設定手段と、
前記第1又は第2の特別遊技終了後の前記第1の特別図柄の変動回数が予め設定された所定の回数に至るとパターン選択テーブルを変更せしめる回数変更手段と、を設け、
前記選択テーブル設定手段は、前記第1又は第2の特別遊技終了後から第1の特別図柄の変動回数が前記所定の回数に至るまでの変動パターン選択テーブルとして、少なくとも第2の特別図柄の変動パターンに比べて倍以上の長さとなる変動パターンのみで構成されたパターン選択テーブルに設定可能となし、
前記特典遊技中の第1の特別図柄および第2の特別図柄の変動比率を可変可能に構成する。
前記変動パターンには特別図柄を変動表示させる時間が含まれ、時間以外にも特別図柄の種別や当否判定結果を含む場合がある。
前記パターン選択テーブルは、複数種類の変動パターンを備えこれらの中から1つのパターンを決める構成が望ましく、平均変動時間の異なるパターン選択テーブルを複数種類設ける。例えば変動パターンの平均変動時間が12秒で、10秒、12秒、14秒などの複数通りの変動パターンから1つを選択させる構成のテーブルとすることが望ましく、平均変動時間が3秒程度の短パターン選択テーブル、平均変動時間が12秒程度の中パターン選択テーブル、平均変動時間が60秒程度の長パターン選択テーブル、平均変動時間が240秒程度の極長パターン選択テーブルなどを設けることが望ましい。また、テーブルは1通りの変動パターンのみを有する構成でもよい。
前記特典遊技は第1および第2の特別図柄の当選確率を高確率とする確率変動(確変)遊技、および前記電動役物を開放するか否かの当選確率を高確率、前記電動役物を開放するか否かの抽選間隔の短縮のいずれか一方又は両方と電動役物の開放時間の延長を含む時間短縮(時短)遊技とすることが望ましい。また、特典遊技の期間が第1および第2の特別図柄の変動回数によって規定されている(所謂、回数切り)ことが望ましい。
請求項1の発明によれば大当り遊技(特別遊技)後の特典遊技中において、前記大当り遊技時の大当り図柄に基づいて、第1の特別図柄の変動パターンのパターン選択テーブルを設定し、かつ大当り遊技終了後における第1の特別図柄の変動回数に応じて第1の特別図柄のパターン選択テーブルを変更するようになし、大当り遊技終了から変更されるまでのパターン選択テーブルとして、第2の特別図柄の変動パターンに比べて少なくとも倍以上変動時間の長い選択テーブルとしたので、大当り遊技直後から変更されるまでの間に、第2の特別図柄を如何に多く変動させ、遊技価値の高い第2の特別遊技を如何に多く実行できるかといった期待度を変化させることができ、もって同時変動のマンネリをなくして遊技の興趣を向上できる。
本発明を適用した第1の実施形態の遊技機の正面図である。 前記遊技機の遊技盤の正面図である。 前記遊技機の背面図である。 前記遊技機の電気ブロック図である。 前記遊技機の特別遊技の態様を示す図である。 前記遊技機の主制御装置で実行されるメインルーチンの制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される始動入賞確認処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特別図柄の当否判定処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記当否判定処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記当否判定処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 前記当否判定処理の制御内容を示す第4のフローチャートである。 前記当否判定処理の制御内容を示す第5のフローチャートである。 前記遊技機で設定される特別図柄の変動時間を示す図である。 前記主制御装置で実行される特別遊技処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 本発明を適用した第2の実施形態の遊技機で設定される特別図柄の変動時間を示す図である。
本発明を適用した実施形態の遊技機たるパチンコ機を説明する。図1に示すように、パチンコ機1は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造としてある。外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ101を介して、板ガラス110が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)11および図略の内枠が開閉可能に設けてある。なお、これら前枠11および前記内枠はシリンダ錠18により外枠10に閉鎖ロックされ、シリンダ錠18に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠11を開放する。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
前枠11の上部の左右両側位置にはそれぞれスピーカ112が設置してあり、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向を向上させる。また前枠11には遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ113のほか、遊技の異常を報知するLED類が設けてある。
前枠11の下半部には上皿12と下皿13とが一体に形成してある。下皿13の右側には発射ハンドル14が設けてあり、該発射ハンドル14を時計回りに操作することにより発射装置が作動して、上皿12から供給された遊技球が遊技盤2に向けて発射される。また上皿12には賞球が払い出される。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
本パチンコ機1は所謂CR機であって、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)60が隣接してある。パチンコ機1には上皿12の右側に貸出ボタン171、精算ボタン172および残高表示器173が設けてある。また上皿12の中央位置には遊技者が操作可能な遊技ボタン15と、その外周を囲むようにジョグダイヤル16が設置されている。
図2は遊技盤2を示し、遊技盤2には外レール201と内レール202とによって囲まれた略円形の遊技領域20が形成されている。遊技領域20には、その中央部にセンターケース200が装着されている。
センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
センターケース200の左側には普通図柄(以下、単に普図という)の作動ゲート(作動口)22が設置されている。
センターケース200の直下には特別図柄(以下、単に特図という)の当否判定を実行する始動口として、常時入球(入賞)可能な第1特図始動口23と、チューリップ式普通電動役物からなる第2特図始動口24とが上下位置に設置されている。
第1特図始動口23への入球に起因して第1特図の当否判定が行われる。
第2特図始動口24は普通電動役物(以下、単に普電役物という)の開放時にのみ入球(入賞)可能である。普電役物は、遊技球が作動ゲート22を通過したことに起因して実行される普図の抽選で当りとなると所定時間開放する。第2特図始動口24への入球に起因して第2特図の当否判定が行われる。
第2特図始動口24の下方には、開閉板にて開閉される大入賞口25が配され、盤面最下部にはアウト口203が設けられている。また、第2特図始動口24の左側位置には複数の普通入賞口26が配されている。
尚、遊技盤2の遊技領域20には、多数の遊技釘や風車が植設されている。
また遊技盤2の右下部の遊技領域20外には、第1特図が変動表示される特1図柄表示装置27、第2特図が変動表示される特2図柄表示装置28、普図が変動表示される普通図柄表示装置29、第1特図の保留記憶が表示される特1保留数表示装置271、第2特図の保留記憶が表示される特2保留数表示装置281、および普図の保留記憶が表示される普図保留数表示装置291が配設されている。
図3に示すように、パチンコ機1の裏側は、前記遊技盤2を脱着可能に取付ける内枠30が収納されている。内枠30は、前記前枠11と同様に、一方の側縁(図3の右側)の上下位置が前記外枠10にヒンジ結合され開閉可能に設置されている。内枠30には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク31、タンクレール32、払出ユニット33が設けられ、払出ユニット33の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤20の入賞口に遊技球が入賞すれば球タンク31からタンクレール32を介して所定個数の遊技球(賞球)が払出ユニット33により払出球流下通路を通り前記上皿12に払い出される。また、本実施形態では前記賞球を払い出す払出ユニット33により前記貸出ボタン171の操作で払い出される貸球も払い出す構成としてある。
また、パチンコ機1の裏側には、主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、電源基板45が設けられている。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が描かれていないが、払出制御装置41の下に設けてある。
また、球タンク31の右側には、外部接続端子板38が設けてあり、外部接続端子板38により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。尚、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子板には、盤用(遊技
盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠側(外枠10
、前枠11、内枠30)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施形態では、ひとつの外部接続端子板38を介して遊技状態や遊技結果を示す信号をホールコンピュータへ送信する。
図4は本パチンコ機1の電気的構成を示すもので、遊技の制御を司る主制御装置40を中心に、サブ制御装置として払出制御装置41、サブ統合制御装置42および演出図柄制御装置43を具備する構成である。主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42および演出図柄制御装置43においては、何れもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え、これら制御装置は何れもCPUにより、2ms周期又は4ms周期の割り込み信号に起因してROMに搭載しているメインルーチンおよびサブルーチンからなるプログラムが開始され、各種の制御が実行される。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかしこれに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40は、裏配線中継端子板530および外部接続端子板38を介して前記遊技施設のホールコンピュータ500と電気的に接続される。また主制御装置40には、裏配線中継端子板530や遊技盤中継端子板531を介して、前枠(ガラス枠)11および内枠30が開放しているか否か検出するガラス枠開放SW(スイッチ)501、内枠開放SW502、第1特図始動口23への入球を検出する第1始動口SW503、第2特図始動口24への入球を検出する第2始動口SW504、普図の作動ゲート22への入球を検出する普通図柄作動SW505、普通入賞口26への入球を検出する左入賞口SW506、大入賞口25への入球を検出するカウントSW507等の検出信号が入力される。
また主制御装置40は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置41や、演出中継端子板532を介してサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43へ向けてのコマンドの出力や、図柄表示装置中継端子板533を介して第1図柄表示装置27、特1保留数表示装置271、特2図柄表示装置28、特2保留数表示装置281、普通図柄表示装置29および普図保留数表示装置291の表示制御を行なう。
更に主制御装置40は、遊技盤版中継端子板531を介して大入賞口ソレノイド509を駆動して大入賞口25を開放作動せしめる。また普電役物の普電役物ソレノイド510を駆動して第2特図始動口24の普電役物を開閉する。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
主制御装置40と払出制御装置41とは双方向通信が可能である。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンク31が空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニット60と電気的に接続され、貸出要求信号に応じて払出モータ521を稼働させて貸球を払い出させる。精算表示装置173を介して球貸および精算SW171,172による貸出要求、精算要求の操作信号は、CRユニット60に入力され、プリペイドカードの残高表示はCRユニット60によって制御する。
発射制御装置44は、発射停止SW524、発射ハンドル14に遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチSW525等の検出信号が入力される。払出制御装置41を介して主制御装置40から送られてくるコマンド(タッチSW525の信号や遊技状況を反映している)、発射ハンドル14の回動信号および発射停止SW524の信号に基づいて発射モータ526を制御して遊技球を発射および停止させる。
サブ統合制御装置42には、ジョグダイヤル16の操作を検出するジョグダイヤル操作検出SW551や遊技ボタン15の操作を検出するボタン操作検出SW552などの検出信号が入力される。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
演出図柄制御装置43は、LCDパネルユニットや付属ユニットと共に演出図柄表示装置21を構成している。演出図柄制御装置43は、サブ統合制御装置42から送られてくるコマンドに応じて演出図柄表示装置21のLCDパネルの表示を制御する。
次にパチンコ機1の作動を説明する。
パチンコ機1は、普図の作動ゲート22への入球に起因して普図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて当否抽選を行い、当否抽選の結果が当りであれば、表示装置29に当選結果を確定表示して前記普電役物を開放する。これにより第2特図始動口24への入賞が可能となる。
第1特図始動口23への入球があると、これに起因して第1特図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて第1特図の当否判定を行い、特1図柄表示装置27において第1特図の図柄変動、演出図柄表示装置21において第1特図に対応する擬似演出図柄の図柄変動を開始する。
一方、第2特図始動口24への入球があると、これに起因して第2特図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて第2特図の当否判定を行い、特2図柄表示装置28において第2特図の図柄変動、演出図柄表示装置21において第2特図に対応する擬似演出図柄の図柄変動を開始する。
そして、第1特図および第2特図の図柄変動は、一方の特図が変動中であっても、他方の特図の当否判定が実行されると、各図柄表示装置27、28は勿論、演出図柄表示装置21では画面が2分割されて、両特図が同時に変動する。
尚、以後の説明では、演出図柄表示装置21での第1特図に対応する擬似演出図柄および第2特図に対応する擬似演出図柄の図柄変動、確定表示を中心に説明し、第1特図に対応する擬似演出図柄を単に第1特図とし、第2特図に対応する擬似演出図柄を単に第2特図とする。
第1特図又は第2特図の判定結果が大当りであれば、大当り図柄を決めて各表示装置21に大当り図柄を確定表示して大当り遊技(特別遊技)を実行する。
図5(a)に示すように大当り遊技は、「16R−A」と「16R−B」の2種類ある。
「16R−A」の大当り遊技は、大入賞口25を28秒間開放又は9個の入球があるまで開放することを1ラウンドとして、これを16ラウンド繰返して行なう。
「16R−B」の大当り遊技は、大入賞口25を28秒間開放又は9個の入球があるまで開放するラウンドを4ラウンド行うとともに、大入賞口25を0.2秒間開放又は9個の入球があるまで開放するラウンドを12ラウンド繰返して行なう。
「16R−A」の大当り遊技は16ラウンド全てに渡って多数の賞球が期待でき特別遊技の価値が高い。これに対して「16R−B」の大当り遊技は開放時間が長い4ラウンドのみ賞球が期待でき、残りのラウンドは賞球がなく特別遊技の価値が低い。
また、第2特図に係る当否判定で大当りとなると、必ず(100%)「16R−A」の大当り遊技となる。一方、第1特図に係る当否判定で大当りとなると、必ず(100%)「16R−B」の大当り遊技となる。第1特図の大当りよりも第2特図の大当りの方の遊技価値が高く、遊技者は第2特図の大当りを狙う(望む)こととなる。
図5(b)に示すように、「16R−A」の大当り遊技の終了後の遊技状態は、大当りの獲得に有利な特典遊技状態として、必ず(100%)、第1又は第2特図の大当りとなる当選確率を高確率とする確変遊技状態に移行するとともに、普図の当選確率を高確率とし、普図の変動時間が短縮され、かつ第2特図始動口24の普電役物の開放時間が延長される時短遊技状態となる。
一方、「16R−B」の大当り遊技の終了後は、必ず(100%)、前記確変遊技に移行するものの、前記時短遊技状態へは必ずしも移行するものではなく、50%の確率で時短遊技状態に移行する構成である。
尚、確変遊技状態および時短遊技状態は第1および第2特図の変動回数が100回に達するまで継続される。
そして本パチンコ機は、大当り遊技終了後の確変および時短の特典遊技の期間において、第1特図および第2特図の変動パターン(変動時間)を決めるパターン選択テーブルがそれぞれ、終了した大当り遊技の大当り図柄に基づいて設定され、かつ設定された第1特図のパターン選択テーブルと第2特図のパターン選択テーブルとを相違させて、大当り遊技の終了毎に第1特図と第2特図の変動比率を相違させる場合を設けたことを基本構成とする。
以下、作動の詳細を、主制御装置40で実行されるプログラム処理に基づいて説明する。
図6は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断(S100:no)なら初期設定(S115)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
正常割り込みなら(S100:yes)、初期値乱数更新処理(S101)、特図の当否判定用の乱数値である大当り決定用乱数の更新処理(S102)、特図の大当り図柄決定用乱数の更新処理(S103)、普図の当り判定用乱数の更新処理(S104)、特図のリーチに関するリーチ判定用乱数の更新処理(S105)、特図の変動パターンに関する変動パターン決定用乱数の更新処理(S106)、入賞確認処理(S107)、当否判定処理(S108)、各出力処理(S109)、不正監視処理(S110)を行って、次に割り込み信号が入力されるまでの残余時間内には初期乱数更新処理(S111)をループ処理する。
次に、本発明に関わりの深い入賞確認処理(S107)、当否判定処理(S108)および各出力処理(S109)の一部のサブルーチンについて説明する。
図7に示す「始動入賞確認処理」はは前記入賞確認処理(S107)のサブルーチンで、先ず第1特図(特1)始動口23への入球を確認し(S200)、入球があれば(S200:yes)、第1特図(特1)保留記憶が満杯か確認する(S201)。本実施形態における記憶可能な第1特図の保留記憶数は各4個である。
保留記憶が満杯でなければ(S201:no)、S202の抽出乱数保留記憶処理において、前記入球に起因して、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等の複数の乱数値を各乱数カウンタから抽出し、これらの乱数を第1特図の保留記憶として記憶する。またこの処理では、第1特図保留数表示装置271の点灯数を1つ増加させるとともに、サブ統合制御装置42へ現在の第1特図の保留記憶数を送信する特図保留数コマンドの送信処理を行う。
続いてS203の処理において、第2特図(特2)始動口24への入球を確認し、入球があれば(S203:yes)、第2特図(特2)保留記憶が満杯か確認する(S204)。記憶可能な第2特図の保留記憶数は各4個である。
保留記憶が満杯でなければ(S204:no)、S205の抽出乱数保留記憶処理において、前記入球に起因して、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等の複数の乱数値を各乱数カウンタから抽出し、これらの乱数を第2特図の保留記憶として記憶する。またこの処理では、第2特図保留数表示装置281の点灯数を1つ増加させるとともに、サブ統合制御装置42へ現在の第2特図の保留記憶数を送信する特図保留数コマンドの送信処理を行う。S205の処理後、リターンする。
図8乃至図12は特図の「当否判定処理」のフローチャートを示す。尚、本処理は第1特図と第2特図とを同時変動可能とするために、第1および第2の各特図において個別に実施される。以下、第1特図の判定処理を行う場合を中心に説明する。
図8に示すように「当否判定処理」は、先ず、役物連続作動装置の作動を確認して大当り遊技中であるか否かを確認し(S300)、大当り遊技中でなければ(S300:no)、特図が変動中であるか否かを確認し(S301)、変動中でなければ(S301:no)、特図の確定図柄が確定表示中であるか否かを確認する(S302)。尚、特別電動役物が作動中(S300:yes)であれば「特別遊技処理」に移行する。
前記S302の処理で確定図柄が表示中でなければ(S302:no)、図9に示すように、第1特図の保留記憶があるか否かを確認する(S310)。保留記憶がなければ(S310:no)、「特別遊技処理」に移行する。保留記憶があれば(S310:yes)、記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行う(S311)。該シフト処理により特図の保留記憶のうち最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。
次にS312の処理で、確変フラグを確認して現在の遊技状態が前記確変遊技状態であるか確認する(確変フラグが「1」であれば確変中)。確変中であれば(S312:yes)、確変時の当否判定用テーブルと前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う(S313)。
確変中でなければ(S312:no)、通常確率(低確率)の当否判定用テーブルと前記大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う(S314)。
続くS315の処理では、S313又はS314の処理の当否判定が大当りか否かの確認を行う。
大当りであれば(S315:yes)、S316の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。尚、前記S315の処理は特許請求の範囲に記載の「第1の当否判定手段」に、前記S316の処理は「大当り図柄決定手段」に相当する。また第2特図の当否判定時には前記S315の処理は特許請求の範囲に記載の「第2の当否判定手段」に相当する。
S317の処理では演出図柄表示装置21に表示される第1特図の大当り用の変動時間などといった変動パターンを決定する。また第2特図の当否判定時には第2特図の大当り用の変動パターンを決定する。
S317の変動パターン決定処理では、先ず、現在の遊技状態が確変および時短が付与された確変時短特典遊技(特許請求の範囲に記載の特典遊技に相当)であるか否かを確認する。確変時短特典遊技状態であれば、前回の大当り遊技の大当り図柄に基づいて変動パターンのパターン選択テーブルを決定する(特許請求の範囲に記載の選択テーブル設定手段に相当)。パターン選択テーブルは複数種類の変動パターンを備え、これら中から1つの変動パターンを決める構成であり、平均変動時間の異なるパターン選択テーブルを複数種類備える。例えば、変動時間が2秒、3秒、4秒等の変動パターンからなり、平均変動時間が3秒程度の「短パターン選択テーブル」、平均変動時間が12秒程度の「中パターン選択テーブル」、平均変動時間が60秒程度の「長パターン選択テーブル」、平均変動時間が240秒程度の「極長パターン選択テーブル」などを備える。
図13に示すように、本パチンコ機は、「大当り図柄1A」〜「大当り図柄14A」の14種類の大当り図柄を備えており、これらの大当り図柄は、「図柄群α1」〜「図柄群α4」の4種類の図柄群のいずれかに属する。
パターン選択テーブルの決定は、例えば、前回の大当り図柄が「図柄群α1」の「大当り図柄1A」では、第1特図の大当り終了後の最初(1回転目)の変動時のパターン選択テーブルは前記「中パターン選択テーブル」に決定され、第1特図の変動が2回転目以降では「中パターン選択テーブル」に決定される。一方、第2特図のパターン選択テーブルは、変動回数に関わらず前記「短パターン選択テーブル」に決定される。この場合、第1特図の1回転目の変動時間が第2特図よりも長く、その分、第2特図の変動が増え、遊技価値の高い第2特図の大当りを獲得する期待度が少し上がるので「価値上昇期待小期間」となる。
前回の大当り図柄が「図柄群α1」の「大当り図柄2A」で、第1特図の大当り終了後の最初(1回転目)の変動時には、パターン選択テーブルは前記「短パターン選択テーブル」に決定され、第1特図の変動が2回転目以降では「短パターン選択テーブル」に決定される。第2特図は「短パターン選択テーブル」とされる。
前回の大当り図柄が「図柄群α2」の「大当り図柄5A」で、第1特図の大当り終了後の最初(1回転目)の変動時には、パターン選択テーブルは「中パターン選択テーブル」に決定され、第1特図の変動が2回転目以降では「短パターン選択テーブル」に決定される。第2特図は「短パターン選択テーブル」とされる。
前回の大当り図柄が「図柄群α3」の「大当り図柄7A」で第1特図の大当り終了後の最初(1回転目)の変動時には、パターン選択テーブルは前記「長パターン選択テーブル」に決定され、第1特図の変動が2回転目以降では「中パターン選択テーブル」に決定される。第2特図は「短パターン選択テーブル」とされる。この場合、第1特図の1回転目の変動時間が第2特図よりもかなり長く、その分、第2特図の変動が増え、遊技価値の高い第2特図の大当りを獲得する期待度がかなり上がるので「価値上昇期待中期間」となる。
前回の大当り図柄が「図柄群α4」の「大当り図柄11A」で第1特図の大当り終了後の最初(1回転目)の変動時には、パターン選択テーブルは前記「極長パターン選択テーブル」に決定され、第1特図の変動が2回転目以降では「中パターン選択テーブル」に決定される。第2特図は「短パターン選択テーブル」とされる。この場合、第1特図の1回転目の変動時間が第2特図よりも非常に長く、その分、第2特図の変動が増え、第2特図の大当りを獲得する期待度が最も上がるので「価値上昇期待大期間」となる。
尚、「大当り図柄5A,7A,11A」等のように変動回数に応じてパターン選択テーブルを変更する構成は特許請求の範囲に記載の回数変更手段に相当する。
また「大当り図柄1A,5A,7A,11A」等のように、相違手段により第1特図(1回転目)と第2特図とでパターン選択テーブルを相違させる構成である。
パターン選択テーブルが決定された後、当該当否判定の対象である保留記憶の変動パターン決定用乱数に応じて決定されたパターン選択テーブルの中から変動パターンが決定される。
遊技状態が確変時短特典遊技中でない場合の変動パターンの決定は、前記変動パターン決定乱数に基いてパターン選択テーブルを決定し、更にその中から変動パターンを決定する。
図9に戻って、変動パターンの決定後、S318で大当り設定処理を行う。この処理では、前記S316の処理で決定された大当り図柄に基づき、例えば演出図柄表示装置21で実行される大当り遊技のオープニング演出の時間の設定、エンディング演出の時間等の設定がなされる。
前記S315の処理において、大当りでなくハズレであれば(S315:no)、S319の処理において、前記S317の処理と同様にハズレ時のパターン選択テーブルを決定して変動パターンを決定する。尚、決定されるパターン選択テーブルは当否判定の当りハズレに関わらず前回の大当り図柄に基づいて同じパターン選択テーブルに決定される。
続いてS320の処理においてハズレ設定処理が行われる。
前記S318又はS320の各設定処理の後、S321の処理では、特図表示装置27の図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。変動開始コマンド、図柄指定コマンドには特図の変動パターン、特図の当否判定の判定結果などが含まれる。
前記コマンド送信後、図10に示すように、S330の処理において確変フラグが「1」であるか否かを確認する。確変フラグが「1」であれば(S330:yes)、S331の処理において、確変遊技の付与期間を制限するための確変カウンタを減算し、減算された確変カウンタ(回数)が「0」であるか否かを確認する。確変カウンタが「0」であれば(S331:yes)、確変フラグを「0」にセットする(S332)。
続くS333の処理において時短フラグが「1」であるか否かを確認する。時短フラグが「1」であれば(S333:yes)、S334の処理において時短遊技の付与期間を制限するための時短カウンタを減算し、減算された時短カウンタ(回数)が「0」であるか否かを確認する。時短カウンタが「0」であれば(S334:yes)、時短フラグを「0」にセットする(S335)。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
前記図8のS301の処理で特図の変動中のときは(S301:yes)、図11に示すように、図柄の変動時間が経過したことを確認すると(S340:yes)、確定図柄表示処理(S341)において、第1(又は第2)特図表示装置27(28)の図柄の変動表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42および演出図柄制御装置43へ擬似図柄の変動表示および演出表示を終了させるように図柄確定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。
前記図7のS302の処理で特図の確定図柄を表示中であれば(S302:yes)、図12のS350の処理に移行して、確定図柄表示時間が終了したか確認する。確定図柄表示時間が終了していなければ(S350:no)、「特別遊技処理」へ移行する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S350:yes)、確定図柄表示終了の処理(S351)により、第1(又は第2)特図表示装置27(28)の特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する擬似図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
続いて特図の図柄が大当りになる組合せであるか確認し(S352)、大当りになる組合せであったときは(S352:yes)、S353の処理において第1特図および第2特図の同時変動中であるか否かを確認して、同時変動中であれば他方の特図の変動を終了する。この場合、他方の特別図柄の当否判定が大当りであっても強制的には破棄して終了する(特許請求の範囲に記載の変動終了手段に相当)。
続くS354の処理では確変フラグが「1」であるか否かを確認し、確変フラグが「1」であれば(S354:yes)、確変フラグに「0」をセットする(S355)。
次に、S356の処理では時短フラグが「1」であるか否かを確認し、時短フラグが「1」であれば(S356:yes)、時短フラグに「0」をセットする(S357)。これらの処理により大当り遊技(特別遊技)中での遊技状態を通常状態にリセットする。
続くS358の処理において条件装置の作動を開始させ、S359の処理において役物連続作動装置の作動を開始させる。尚、条件装置は大当り遊技で役物連続作動装置の作動に必要な装置であり、役物連続作動装置は大入賞口24の特別電動役物を連続して作動させる装置である。
そして大当り開始演出処理(S360)によりサブ統合制御装置42へ大当り演出を開始させるようにコマンドを送信し、「特別遊技処理」に移行する。
前記「当否判定処理」の後に実行される「特別遊技処理」は、図14に示すように、先ずS400の処理において役物連続作動装置が作動中か確認し、作動中であれば(S400:yes)、S401の処理で大入賞口25が開放中か確認する。
S401の処理で大入賞口24が開放中でなければ(S401:no)、インターバル中か確認し(S402)、インターバル中でなければ(S402:no)、大当り終了演出中か確認し(S403)、大当り終了演出中でなければ(S403:no)、大当り開始演出時間が経過したか確認し(S404)、大当り開始演出時間が経過していれば(S404:yes)、S405の大入賞口開放処理で大入賞口24を開放してリターンする。
前記S401の処理で大入賞口開放中であれば(S401:yes)、図15に示すように、大入賞口25に規定入賞数(9個)の入賞があったか否かの確認(S410)、又は大入賞口25の開放時間が終了したか否かを確認して(S411)、いずれか確認できれば大入賞口25を閉鎖し(S412)、大当りインターバル処理を実行して(S413)、リターンする。大当りインターバル処理では、サブ統合制御装置42へ大当りのインターバル演出を開始させるようにコマンドを送信する。
図14のS402の処理でインターバル中であれば(S402:yes)、図15のS414の処理で大当りインターバル時間が経過したか確認し、経過していれば(S414:yes)、大当り遊技のラウンド数が最終ラウンドであるかどうか確認し(S415)、最終ラウンドであれば、(S415:yes)、大当り終了演出の処理(S416)を実行し、この処理でサブ統合制御装置42に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
一方、最終ラウンドでなければ、(S415:no)、大入賞口25の開放処理(S417)を実行してリターンする。
図13のS403の処理で大当り終了演出中であれば(S403:yes)、図16に示すように、大当り終了演出時間の終了時間が経過したか確認し(S420)、経過していれば(S420:yes)、役物連続作動装置の作動を停止する処理(S421)を実行し、条件装置の作動を停止する処理(S422)を実行する。
続く、S423〜S428の処理では図9の「大当り設定処理(S319)」で設定された設定内容を参照し、大当り遊技後の遊技状態を設定する。即ちS423において、大当り遊技終了後に確変遊技に移行されるか確認し、移行される場合(S423:yes)は、確変設定処理(S424)および確変フラグに「1」をセットする処理(S425)を行う。
次にS426において、大当り遊技終了後に時短遊技に移行されるか確認し、移行される場合(S426:yes)は、時短設定処理(S427)および時短フラグに「1」をセットする処理(S428)を行う。
その後、サブ統合制御装置42へ大当り遊技終了のコマンドを送信するとともに(S429)、状態指定コマンドとして前記開放延長遊技状態へ移行するか否かの情報をサブ統合制御装置42等へ送信する(S430)。その後にリターンする。
本パチンコ機では、大当り遊技後の確変時短特典遊技中において、第1特図および第2特図の変動パターンを、前回の大当り遊技の大当り図柄に基づいてパターン選択テーブルを決定し、該テーブルから決定するように構成したので、図13を参照して、例えば、「大当り図柄1A」、「大当り図柄7A」、「大当り図柄11A」等のように第1特図の1回転目の変動時間を第2特図の変動時間よりも倍以上長くして第1特図と第2特図との変動比率を相違させ、第2特図の変動比率を第1特図よりも高く設定して、第2特図の大当りを獲得できるか否かといった期待度の異なる前記「価値上昇期待小期間」、「価値上昇期待中期間」、「価値上昇期待大期間」を構成できるので遊技性を高めることができる。
更には「大当り図柄7A」、「大当り図柄9A」、「大当り図柄11A」、「大当り図柄13A」等のように第1特図の1回転目の変動時間を、第1特図の2回転目以降および第2特図の変動時間よりも倍以上長くして第1特図と第2特図との変動比率を多彩に相違させることができる。
例えば、第1特図の1回転目の変動中に第2特図が変動可能な回数(X)は、「大当り図柄1A」であれば4回転、「大当り図柄7A」であれば20回転、「大当り図柄11A」であれば80回転、「大当り図柄3A」であれば1回転、「大当り図柄9A」であれば5回転、「大当り図柄13A」であれば20回転である。
また第1特図の2回転目以降の変動中に第2特図が変動可能な回数(Y)は、「大当り図柄1A、7A、11A」であれば4回転、「大当り図柄3A、9A、13A」であれば1回転である。
これら前記第1特図の1回転目の変動中に第2特図が変動可能な回数(X)と、前記第1特図の2回転目以降の変動中に第2特図が変動可能な回数(Y)と、
(1+(100−(X+1)/(Y+1))/100・・・・(数式1)
と、により、
確変時短特典遊技期間中(100回)の第1特図の変動割合を求めると、
「大当り図柄1A」では20%でありこれに対して第2特図の変動割合は80%となる。同様に、「大当り図柄7A」では第1特図が約17%で第2特図の約80%、「大当り図柄11A」では第1特図が約5%で第2特図の約95%、「大当り図柄3A」では第1特図が50%で第2特図の50%、「大当り図柄9A」では第1特図が48%で第2特図の52%、「大当り図柄13A」では第1特図が約41%で第2特図の約59%となる。
このように本パチンコ機によれば、大当り遊技の終了後毎に、大当り遊技を生起した大当り図柄に基づいて第1特図および第2特図の変動比率を変化させ、かつ両者の変動比率を少なくとも同等か又は第2特図の変動比率を高くしたので、同時変動時に第2特図の変動を如何に多く発生させて、遊技価値の高い第2特図の大当りを如何に多く実行できるかといった期待度を高めることができ、もって同時変動の遊技のマンネリ化を防ぎ、遊技の興趣を向上することができる。
また同時変動時に一方の特図が大当りとなって大当たり遊技が開始されると、他方の特図の変動を強制的にハズレとして終了するので、第1特図の大当り遊技と第2特図の大当り遊技が同時に実行されることを無くせるとともに、第1および第2特図の同時変動時において、先に第1特図の大当りが開始されることで時短遊技が継続しなくなるのではないか(遊技価値の高い第2特図の大当りを狙うチャンス期間が終わってしまうのではないか)といったスリル感を付与することができる。
また大当り遊技後の遊技状態の移行において、いずれの大当り遊技後であっても必ず確変遊技となるが、第1特図の「16R−B」の大当り遊技の後よりも第2特図の「16R−A」の大当り遊技の後に時短遊技が付与される確率が高い構成としたので、次のような効果を奏する。即ち、「16R−B」の大当り遊技を生起する第1の特図の変動中に「16R−A」の大当り遊技を生起させることができれば、賞球の獲得に有利な遊技価値の高い遊技を得られるというだけでなく、「16R−B」の大当り遊技の発生によって時短遊技が継続しない状況となることを阻止することができる。これにより、大当り遊技後の確変時短特典遊技中に第2特図を変動させることによって、賞球の獲得に有利な遊技価値の高い遊技を狙えるチャンスを得ることが確定し、遊技者の興味の対象は次の特典遊技へと移り、遊技者に安心感を与えることができる。
一方、第1特図の変動中に「16R−A」の大当り遊技を生起させることができなければ、賞球の獲得に不利な遊技価値の低い遊技であることが確定し、遊技者の興味の対象は時短遊技が付与されるか否かの「16R−B」の大当り遊技の契機となる第1特図の大当り図柄へと移り、遊技者にスリル感を与えることができ、遊技の面白味が増す。
また、リーチ中には発射を停止してある程度結果が推測できるところまで発射を停止することが一般的に行われるが、時短遊技の付与を期待して「16R−B」の大当り遊技の生起を阻止するという新たな遊技性によって、本来、発射を停止する期間をチャンス期間に変えて発射を継続させることができ、遊技機の稼働を高めることができる。
本パチンコ機1において、同時変動時に一方の特図が大当りとなって大当り遊技が開始されると、他方の特図の変動を一旦中断して(S353のカッコ内)、一方の大当り遊技の終了後に他方の変動を再開するようにしてもよい(特許請求の範囲に記載の変動中断手段に相当)。
これによれば、第1特図の大当り遊技と第2特図の大当り遊技が同時に実行されることを無くせるとともに、大当り遊技が破棄されるといった不利益を与えずに済む。
また他方の特図の変動を中断する構成では、大当り遊技後の遊技状態の移行において、いずれの大当り遊技後であっても必ず確変遊技となるが、「16R−A」および「16R−B」の大当り遊技後に時短遊技が付与される確率をほぼ同じ(例えばいずれも75%)構成とすることが望ましく、この場合には次のような効果を奏する。即ち、「16R−B」の大当り遊技の生起を阻止する必要がないので、遊技者の興味の対象は時短遊技が付与される「16R−A」の大当り遊技又は「16R−B」の大当り遊技の契機となる大当り図柄(第1又は第2特図)であり、時短遊技を獲得できるか否かといったスリル感を高めることができる。
また他方の特別図柄の変動を中断してハズレとしないことで、短時間で大当りが連続(連荘)するスピーディーな展開が可能となり、遊技者に短時間で獲得できる賞球を多く感じさせるといった出球感を高めることができる。
また、一般的にリーチ中には発射を停止し、ある程度結果が推測できるところまで発射を再開しないが、「16R−A」の大当り遊技および「16R−B」の大当り遊技を含めた連荘期待度(連荘回数)が一定となっている確変時短特典遊技中に、如何にして多くの「16R−A」の大当り遊技を発生させるかという新たな遊技性によって、本来発射を停止する期間をチャンス期間に変えて発射を継続させることができ、遊技機の稼働を高めることができる。
次に本発明を適用した第2の実施形態のパチンコ機について説明する。
前記第1の実施形態では、前記「当否判定処理」のS317の処理又はS319(図9)の処理において、大当り遊技終了後の確変時短特典遊技中に第1特図の変動パターンのパターン選択テーブルを決定する場合、当否判定の結果が「大当り」であっても「ハズレ」であっても、前回の大当り図柄に基づき同一のパターン選択テーブルを決定している。これに対して、本第2の実施形態のパチンコ機は、確変時短特典遊技中の第1特図のパターン選択テーブルを、当否判定の結果に応じて変更可能とした。
尚、本パチンコ機の基本構成は前記第1の実施形態のパチンコ機のそれと同じであり、相違するパターン選択テーブルの決定を中心に説明する。
図17に示すように、本パチンコ機は、「大当り図柄1B」〜「大当り図柄24B」の24種類の大当り図柄を備えており、これらの大当り図柄は、「図柄群β1」〜「図柄群β6」の6種類の図柄群のいずれかに属する。
パターン選択テーブルの決定は、例えば、前回の大当り図柄が「図柄群β1」の「大当り図柄1B」では第1特図のパターン選択テーブルは、当否判定の結果が「大当り」又は「ハズレ」に関わらず、かつ変動回数が1回転、2回転目以降に関わらず前記「中パターン選択テーブル」に決定される。
尚、第2特図のパターン選択テーブルは、当否判定の結果および変動回数に関わらず前記「短パターン選択テーブル」に決定される。この場合、前記「価値上昇期待小期間」となる。
前回の大当り図柄が「図柄群β2」の「大当り図柄5B」では、第1特図の大当り終了後の最初(1回転目)の変動時は、当否判定の結果に関わらずパターン選択テーブルは「短パターン選択テーブル」に決定され、第1特図の変動が2回転目以降の変動時は、大当り時に「長パターン選択テーブル」が決定される一方、ハズレ時に「短パターン選択テーブル」が決定される。第2特図は「短パターン選択テーブル」とされる。この場合、第1特別図柄の2回転目以降に第2特図の大当りを獲得する期待度がかなり上がるので「再価値上昇期待中期間」が構成できる。
前回の大当り図柄が「図柄群β3」の「大当り図柄9B」では、第1特図のパターン選択テーブルは、変動回数に関わらず、大当り時に「長パターン選択テーブル」が、ハズレ時に「中パターン選択テーブル」が決定される。第2特図は「短パターン選択テーブル」とされる。この場合、「価値上昇期待中期間」が構成できる。
前回の大当り図柄が「図柄群β4」の「大当り図柄13B」では、第1特図の1回転目のパターン選択テーブルは、当否判定の結果に関わらず「長パターン選択テーブル」に決定され、2回転以降は大当り時に「長パターン選択テーブル」が、ハズレ時に「中パターン選択テーブル」が決定される。第2特図は「短パターン選択テーブル」とされる。この場合、「価値上昇期待中期間」が構成できる。
前回の大当り図柄が「図柄群β5」の「大当り図柄17B」では、第1特図の1回転目のパターン選択テーブルは、大当り時に「長パターン選択テーブル」が、ハズレ時に「中パターン選択テーブル」が決定される。2回転以降は大当り時に「極長パターン選択テーブル」が、ハズレ時に「中パターン選択テーブル」が決定される。第2特図は「短パターン選択テーブル」とされる。この場合、第1特別図柄の2回転目以降に第2特図の大当りを獲得する期待度が最も上がるので「再価値上昇期待大期間」が構成できる。
前回の大当り図柄が「図柄群β6」の「大当り図柄21B」では、第1特図の1回転目のパターン選択テーブルは、大当り時に「極長パターン選択テーブル」が、ハズレ時に「長パターン選択テーブル」が決定され、2回転以降は大当り時に「極長パターン選択テーブル」が、ハズレ時に「中パターン選択テーブル」が決定される。第2特図は「短パターン選択テーブル」とされる。この場合、「価値上昇期待大期間」が構成できる。
尚、「大当り図柄5B,17B」のように2回転目以降の変動時間が1回転目よりも倍以上長くした構成は特許請求の範囲に記載の第2の長パターン選択テーブル手段に相当する。
尚、「大当り図柄5B,9B,13B,17B,21B」等のように当否判定の結果に応じてパターン選択テーブルを変更する構成は特許請求の範囲に記載の判定結果変更手段に相当し、大当り時の変動時間がハズレ時よりも倍以上長くした構成は特許請求の範囲に記載の第3の長パターン選択テーブル手段に相当する。
パターン選択テーブルが決定された後、当該当否判定の対象である保留記憶の変動パターン決定用乱数に応じて決定されたパターン選択テーブルの中から変動パターンが決定される。
このように本実施形態のパチンコ機によれば、前記第1の実施形態と同様な作用効果が発揮される上、「大当り図柄5B,9B,13B,17B,21B」等のように当否判定の結果に応じてパターン選択テーブルを変更するようにしたので、大当り遊技の終了後毎に、第1特図および第2特図の変動比率をより多彩に変化させることができ、もって同時変動の遊技のマンネリ化を効果的に防ぎ、遊技の興趣をより高くすることができる。
また「大当り図柄5B,17B」等のように第1特図の1回転目の変動よりも2回転目以降の変動の変動パターンを長く設定するようにしたので、「再価値上昇期待中期間」および「再価値上昇期待大期間」を構成することができ、第1特図の1回転目の変動で第2特図の大当りが得られずに落胆した遊技者に、第1特図の2回転目以降の変動が長くなるといった驚きと、第2特図の大当りを獲得する期待感を与え、遊技性を高めることができる。
尚、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは勿論である。
前記第1および第2の実施形態はいずれも、大当り遊技後の確変時短特典遊技中において前記大当り遊技の大当り図柄に基づいて第1特図のパターン選択テーブル、および第2特図のパターン選択テーブルを設定する構成であるが、これに限るものではない。例えば、第1特図のパターン選択テーブルのみを前記大当り図柄に基づいて設定するようになし、第2特図のパターン選択テーブルは前記大当り図柄に関わらず一定の(同一の)パターン選択テーブルとしてもよい。この場合、第2特図のパターン選択テーブルは「短パターン選択テーブル」又は「中パターン選択テーブル」のいずれかとする。
また、第1の実施形態によるパターン選択テーブルの決定の仕方と、第2の実施形態によるパターン選択テーブルの決定の仕方とを併せ持つ構成としてもよい。この場合の1つの構成として、第1の実施形態の第1特図の1回転目の変動のパターン選択テーブルの決定時に、第2の実施形態のように当否判定の結果に応じてパターン選択テーブルを変更する構成としてもよい。
他の構成として、第1の実施形態の第1特図の2回転目以降の変動のパターン選択テーブルの決定時に、第2の実施形態のように当否判定の結果に応じてパターン選択テーブルを変更する構成としてもよい。
更に他の構成として、パチンコ機が有する図柄群として「図柄群α1〜α4」(図13)と「図柄群β1〜β6」(図17)との10種類からなり、大当り図柄として「大当り図柄1A〜14A」と「大当り図柄1B〜24B」との38種類を備え、大当り図柄に応じて第1特図および第2特図のパターン選択テーブルを決定するようにしてもよい。
また、第1の実施形態および第2の実施形態では第2特図は変動回数に応じてパターン選択テーブルを変えない構成であるがこれに限らず、第2特図のパターン選択テーブルを、変動回数や当否判定結果に応じて変更するようにしてもよい。
また本発明は、パチンコ機台内に所定数の遊技球が封入され、封入された遊技球を遊技盤の遊技領域に向けて発射するとともに、発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を再度発射することで内部の所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行う封入式パチンコ機に適用してもよい。
1 パチンコ機(遊技機)
2 遊技盤
21 演出図柄表示装置(図柄表示装置)
23 第1特図始動口(第1の始動口)
24 第2特図始動口(第2の始動口)
25 大入賞口
40 主制御装置(当否判定手段、大当り図柄決定手段、選択テーブル設定手段、回数変更手段、判定結果変更手段、変動終了手段、変動中断手段)

Claims (1)

  1. 遊技盤上の遊技領域に設けられ、常時入球が可能な第1の始動口と、
    該第1の始動口への入球に起因して第1の特別遊技に移行せしめるか否かの第1の当否判定を行う第1の当否判定手段と、
    所定の抽選の結果に応じて開閉作動する電動役物で構成されて該電動役物の開放時に入球が可能な第2の始動口と、
    該第2の始動口への入球に起因して第2の特別遊技に移行せしめるか否かの第2の当否判定を行う第2の当否判定手段と、
    前記第1の当否判定に伴って第1の特別図柄を変動表示せしめた後に図柄を確定表示せしめて第1の当否判定の結果を報知せしめる一方、前記第2の当否判定に伴って第2の特別図柄を変動表示せしめた後に図柄を確定表示せしめて第2の当否判定の結果を報知せしめる図柄表示装置と、
    前記第1の当否判定の結果又は前記第2の当否判定の結果が前記第1の特別遊技又は前記第2の特別遊技に移行する大当り時に、前記図柄表示装置に確定表示せしめる第1の特別図柄又は第2の特別図柄の大当り図柄を決定せしめる大当り図柄決定手段と、を備え、
    かつ前記第1の始動口および第2の始動口が、遊技領域を流下する遊技球の同一流下経路上の位置に設置され、
    前記図柄表示装置には、前記第1の特別図柄および前記第2の特別図柄を同時に変動表示可能となし、
    前記第1の特別遊技よりも前記第2の特別遊技の方が賞球の獲得に有利な遊技価値の高い遊技に設定されており、
    前記第1の特別遊技又は前記第2の特別遊技の終了後には所定の期間、大当りの発生に有利な特典遊技に移行せしめるように構成された遊技機において、
    前記第1の特別遊技又は前記第2の特別遊技の終了後にこれら特別遊技の大当り図柄に基づいて、前記第1の特別図柄を変動表示せしめる変動パターンのパターン選択テーブルを、種類の異なる複数のテーブルから1つのテーブルを設定せしめる選択テーブル設定手段と、
    前記第1又は第2の特別遊技終了後の前記第1の特別図柄の変動回数が予め設定された所定の回数に至るとパターン選択テーブルを変更せしめる回数変更手段と、を設け、
    前記選択テーブル設定手段は、前記第1又は第2の特別遊技終了後から第1の特別図柄の変動回数が前記所定の回数に至るまでの変動パターン選択テーブルとして、少なくとも第2の特別図柄の変動パターンに比べて倍以上の長さとなる変動パターンのみで構成されたパターン選択テーブルに設定可能となし、
    前記特典遊技中の第1の特別図柄および第2の特別図柄の変動比率を可変可能に構成したことを特徴とする遊技機。
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