JP6349505B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
これによれば、特別遊技中に、ただ単に大入賞装置へ入賞させて賞球を獲得することを楽しむだけでなく、発射された遊技球の挙動により確変遊技が付与されるか否かといった遊技性を付加することができる。
そこで、本発明は前記事情に鑑み、特典遊技を獲得できるか否かといった遊技者の期待感やスリル感を高めることができ、興趣の豊かな遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
遊技盤に設けられた始動口と、
遊技盤に設けられた大入賞装置と、を具備し、
始動口への入球に起因して前記大入賞装置を開閉作動する小当り遊技を実行可能で、
該小当り遊技で前記大入賞装置に遊技球が入球することを起因に、特別条件が達成されると、所定の大入賞装置の開閉作動を1ラウンドとするラウンド遊技を複数ラウンドにわたり連続的に実行可能な特別遊技に移行する遊技機において、
前記大入賞装置の内部に設けられ、遊技球が入球可能な入球手段と、
該入球手段の機能を切替える切替手段と、を備え、
該切替手段は、前記入球手段を、前記小当り遊技時に入球することにより前記特別条件を達成させる特別遊技発生手段として機能する場合と、前記ラウンド遊技によって、入球することにより特別遊技後に次回の大当りの獲得に有利な特典遊技を付与するための付与条件を達成させる特典手段として機能する場合と、入球することにより次のラウンド遊技へ移行するための継続条件を達成させる継続手段として機能する場合と、に切替える構成とする。
特典遊技としては、当否判定手段による当否判定で大当りとなる当選確率を高確率とする確変遊技、又は/および当否判定の機会を増やすために図柄変動時間等を短縮する時短遊技とすることが望ましい。
更に大入賞装置の内部に設けられた1つの入球手段が継続手段にも特典手段にもなり、遊技者としては目的が異なっても狙う場所は一定なので、混乱することなく楽しむことができる。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
センターケース200の直下には特別図柄(以下、単に特図という)の当否判定を実行する始動口として、常時入球(入賞)可能な第1特図始動口23A、チューリップ式普通電動役物からなる第2特図始動口23Bとが上下位置に設置されている。
尚、遊技盤2の遊技領域20には、多数の遊技釘や風車が植設されている。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかしこれに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンク31が空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニット60と電気的に接続され、貸出要求信号に応じて払出モータ521を稼働させて貸球を払い出させる。精算表示装置173を介して球貸および精算SW171,172による貸出要求、精算要求の操作信号は、CRユニット60に入力され、プリペイドカードの残高表示はCRユニット60によって制御する。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
パチンコ機1は、普図の作動ゲート22への入球に起因して普図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて当否抽選を行い、当否抽選の結果が当りであれば、表示装置29に当選結果を確定表示して前記普電役物を開放する。これにより第2特図始動口23Bへの入賞が可能となる。
そして大当り図柄が確定表示されることにより大当り遊技の開始条件を成立させる条件装置が作動し、役物連続作動ゲート24に入球(通過)することで特別遊技の実施条件が満たされたと見做し、特別遊技に移行する構成である。
また特別遊技終了後に、特図の当選確率を高確率状態とする確変遊技、および普図の変動時間を短縮するとともに普電役物の開放時間を延長して特図の当否判定の実施に有利な時短遊技とを付与する特典遊技を実施可能である。特典遊技の付与は特典口211(特典手段)への入球を条件としている。
図5は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断(S100:no)なら初期設定(S115)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
またこの処理では、特図保留数表示装置281の点灯数を増加させると共にサブ統合制御装置42に現在の保留記憶数を送信する。
確変中でなければ(S312:no)、通常確率(低確率)の当否判定用テーブルと前記大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う(S314)。
大当りであれば(S315:yes)、S316の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する(図柄決定手段)。
S317の処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、演出図柄表示装置21に表示される特図の大当り用の変動時間などといった変動パターンを決定する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S340:yes)、確定図柄表示終了の処理(S341)により特図表示装置28の特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する擬似図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
そして大当り開始演出処理(S349)によりサブ統合制御装置42へ大当り演出を開始させるようにコマンドを送信し、「特別遊技処理」に移行する。
続く処理で時短フラグが「1」であるか確認し(S353)、時短フラグが「1」であれば(S353:yes)、前記時短カウンタ(時短回数)が「0」あるか否かを確認する(S354)。「0」であれば(S354:yes)、時短フラグを「0」にセットする(S355)。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
S401の処理で第1又は第2大入賞装置25A,25Bが開放中でなければ(S401:no)、インターバル中か確認し(S402)、インターバル中でなければ(S402:no)、大当り終了演出中か確認し(S403)、大当り終了演出中でなければ(S403:no)、大当り開始演出時間が経過したか確認し(S404)、大当り開始演出時間が経過していれば(S404:yes)、S405の大入賞口開放処理において、最初の1R目は第1大入賞装置25Aを開放して、リターンする。第1大入賞装置25Aの開放中に継続口210への入球が可能となり、継続口210が有効となる。
そしてS417の処理で再度、継続フラグが「1」であるか否かを確認し、継続フラグが「1」であれば(S417:yes)、特別遊技を継続するようにラウンド回数を加算し(S418)、継続フラグを「0」にリセットし(S419)、大当りインターバル処理を実行して(S420)、リターンする。大当りインターバル処理では、サブ統合制御装置42へ大当りのインターバル演出を開始させるようにコマンドを送信する。
確変遊技に移行するのであれば(S433:yes)、確変設定処理(S424)および確変フラグに「1」をセットする処理(S435)を行う。
そして特典口211への入球により、特別遊技終了後に確変遊技、時短遊技が付与される。この場合、図15(c)に示すように、演出図柄表示装置21において、例えば、表示画面にラウンド数表示700、メインキャラクタの光輝く笑顔の「くまの達吉」701、特典遊技獲得の表示705、および大当り図柄703等を表示する。
また、継続口210を備えた第1大入賞装置25Aと特典口211を備えた第2大入賞装置25Bを別々に設けることにより、遊技者はどちらが開放するかで、継続を狙うか特典を狙うかといった遊技目的を明確にして遊技を楽しむことができる。
また大当り時に決定された大当り図柄に応じて前者の開放パターンと後者の開放パターンとを切替えるように構成してもよい(開放パターン設定手段)。更に大当り図柄に応じて開放パターンを変化させる構成において、ラウンドごとに大入賞装置の開放時間を変化させて、例えば第1大入賞装置の開放時間を短くして最終ラウンドまでの継続が困難な開放パターンや、第2大入賞装置の開放時間を短くして特典の獲得に困難な開放パターンを設けた構成としてもよい。
一方、遊技が最終ラウンド(15R)であれば(S501:yes)、特別入球口212を特典口へと切替える(S503)。
特別遊技の最終の15Rでは特別入球口212が特典口に切替えられ、特別入球口212への入球により、特別遊技終了後に確変遊技、時短遊技が付与される。
また、1つの特別入球口212が継続口にも特典口にもなり、遊技者としては目的が異なっても狙う場所は一定なので、混乱することなく遊技を楽しむことができる。
また大当り時に決定された大当り図柄に応じて前者の切替パターンと後者の切替パターンとを設定可能に構成してもよい。更に大当り図柄に応じて大入賞装置25の開放パターンを変え、ラウンドごとに大入賞装置の開放時間を変化させて、例えば大入賞装置の開放時間を短くして最終ラウンドまでの継続が困難な開放パターンや、特典の獲得に困難な開放パターンを設けた構成としてもよい。
大入賞装置25内にはその開口部の底面の左右両側位置に、継続口210と特典口211とがそれぞれ設けられている。
一方、遊技が最終ラウンド(15R)であれば(S601:yes)、特典口211への入球を有効とする(S603)。
特別遊技の最終の15Rでは特典口211が有効とされ、特典口211への入球により特別遊技終了後に確変遊技、時短遊技が付与される。
また、継続口210と特典口211が別々に配置されており、特典口211を有効にした時に継続口210と同時に有効にすることができる。
また大当り時に決定された大当り図柄に応じて前者の有効パターンと後者の有効パターンとを設定可能に構成してもよい。更に大当り図柄に応じて大入賞装置25の開放パターンを変え、ラウンドごとに大入賞装置の開放時間を変化させて、例えば大入賞装置の開放時間を短くして最終ラウンドまでの継続が困難な開放パターンや、特典の獲得に困難な開放パターンを設けた構成としてもよい。
これによれば、特典口が有効でないラウンドでは、特典口への入球ができないように閉鎖できるので、遊技球が継続口へ入球しやすくなる。また特典口の有効ラウンドにおいても、例えば大当り時の大当り図柄に応じて一時的に特典口を閉じたり、開いたりすることで、特典遊技の獲得の容易性、困難性を設けることができ、遊技性を高めることができる(閉鎖パターン設定手段)。
これによれば、特典口が有効でないラウンドでは、継続口へ遊技球を振分け、遊技球が継続口へ入球しやすくなる。また、特典口の有効ラウンドにおいても、例えば大当り時の大当り図柄に応じて遊技球を特典口へ振分けたり、振分けしない状態を設けることで(振分パターン設定手段)、特典遊技の獲得の容易性、困難性を設けることができ、遊技性を高めることができる。
上段部260にはその中央と左右両側にそれぞれ、中央口262、左口263および右口264が設けられ、これらのいずれかにより羽根部材261の開放時に入球した遊技球を受け入れる。また上段部260には中央口262に、一定速度で回転して遊技球を中央口262、左口263および右口264へと振分け可能な振分部材265が設けられている。振分部材265は中央口262への入球を容易とする状態、中央口262への入球を困難として左口263への入球を容易とする状態、中央口262への入球を困難として右口264への入球を容易とする状態とに切替え可能である。
一方、上段部260の左右の口263,264へ取り込まれた遊技球は、左右の口263,264直下の送出口より下段部266の左右位置へ送り出される。下段部266の左右位置へ送り出された遊技球や、特別入球口212へ入らなかった遊技球は特別入球口212の左右両側の取入口より遊技盤の裏面側へ取込まれる。
大当りは特別遊技に移行して、各ラウンドにおいて継続口をなす特別入球口212へ入球することにより特別遊技が15Rまで継続可能とされ、15Rでは特別入球口212が特典口に切替えられて、特別入球口212への入球により特別遊技終了後に特典が付与される。
尚、本パチンコ機の当選確率は、例えば、大当りの当選確率が200分の1(確変時20分の1)であり、小当りの当選確率が200分の199とされている。よって大半の特図の当否判定結果が小当りとなり、小当りから大当りに移行させることができるか否かといった遊技性を付与している。
また本パチンコ機は、大当り図柄に応じて振分部材265の作動を制御せしめ、特別入球口212への入球を容易にしたり困難にしたりすることにより、特別遊技の継続が困難なラウンドや、特典の獲得が困難なラウンドを設けることができ、遊技の面白味が増す。
大当りは特別遊技に移行して、各ラウンドにおいて継続口210へ入球することにより特別遊技が15Rまで継続可能とされ、15Rでは特典口211への入球により特別遊技終了後に特典が付与される。
尚、本パチンコ機の当選確率は、例えば、大当りの当選確率が200分の1(確変時20分の1)であり、小当りの当選確率が200分の199とされている。よって大半の特図の当否判定結果が小当りとなり、小当りから大当りに移行させることができるか否かといった遊技性を付与している。
尚、本実施形態では、特別入球口、継続口、特典口を別々に設けているので、各々入賞率が異なることになる。
これにより、機種によっては特別入球口に入り易いが継続口、特典口には入賞困難な遊技構成にしたり、特典口だけ入賞困難としたり、各入球口の配置によって多様な遊技性を持たせることができる。
また本パチンコ機は、大当り図柄に応じて振分部材265の作動を制御せしめ、継続口210、特典口211、特別入球口212、への入球を容易にしたり困難にしたりすることにより、特別遊技の継続が困難なラウンドや、特典の獲得が困難なラウンドを設けることができ、遊技の面白味が増す。
2、2A、2B、2C、2D 遊技盤
21 演出図柄表示装置(表示手段)
23A 第1特図始動口(始動口)
23B 第2特図始動口(始動口)
25、26 大入賞装置
25A 第1の大入賞装置
25B 第2の大入賞装置
210 継続口(継続手段、第1の入球手段)
211 特典口(特典手段、第2の入球手段)
212 特別入球口(入球手段、第2の入球手段)
265 振分部材(振分手段)
40 主制御装置(当否判定手段、図柄決定手段、開放パターン設定手段、切替手段、振分パターン設定手段、閉鎖パターン設定手段)
Claims (1)
- 遊技盤に設けられた始動口と、
遊技盤に設けられた大入賞装置と、を具備し、
始動口への入球に起因して前記大入賞装置を開閉作動する小当り遊技を実行可能で、
該小当り遊技で前記大入賞装置に遊技球が入球することを起因に、特別条件が達成されると、所定の大入賞装置の開閉作動を1ラウンドとするラウンド遊技を複数ラウンドにわたり連続的に実行可能な特別遊技に移行する遊技機において、
前記大入賞装置の内部に設けられ、遊技球が入球可能な入球手段と、
該入球手段の機能を切替える切替手段と、を備え、
該切替手段は、前記入球手段を、前記小当り遊技時に入球することにより前記特別条件を達成させる特別遊技発生手段として機能する場合と、前記ラウンド遊技によって、入球することにより特別遊技後に次回の大当りの獲得に有利な特典遊技を付与するための付与条件を達成させる特典手段として機能する場合と、入球することにより次のラウンド遊技へ移行するための継続条件を達成させる継続手段として機能する場合と、に切替えることを特徴とする遊技機。
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