JP5764165B2 - 保守用トロッコ - Google Patents
保守用トロッコ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5764165B2 JP5764165B2 JP2013132336A JP2013132336A JP5764165B2 JP 5764165 B2 JP5764165 B2 JP 5764165B2 JP 2013132336 A JP2013132336 A JP 2013132336A JP 2013132336 A JP2013132336 A JP 2013132336A JP 5764165 B2 JP5764165 B2 JP 5764165B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swing arm
- rod
- brake
- parking
- load receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 title claims description 19
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 12
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
Description
従来の保守用トロッコは、荷受台枠にブレーキ機構を有していなかった。即ち、荷受台枠には、エアー配管のみを配設し、ボギー台車の各々に、ブレーキシリンダ及びブレーキリンク機構を別々に設置していた。荷受台枠のエアー配管と、ボギー台車のブレーキシリンダを接続し、各々のブレーキシリンダに圧縮空気を供給してボギー台車のブレーキを掛けるように構成されていた(例えば、特許文献2参照)。
しかし、この手回しハンドルは、ボギー台車の各々に付設され、つまり、トロッコの前後の2箇所に設けられている為、トロッコを駐車(留置)する際、作業員が2箇所の手回しハンドルを回して、2台のボギー台車に別々に、駐車ブレーキを掛ける必要があった。また、トロッコを移動させる際には、作業員が2箇所の手回しハンドルを回して駐車ブレーキを解除し、次に、トロッコを移動させてから、再び2箇所の手回しハンドルを回して駐車ブレーキを掛ける作業が必要となり、非常に面倒であった。また、作業員が意識して手回しハンドルを回さない限り駐車ブレーキを掛けることができない為、駐車ブレーキを解除して移動させた後、駐車ブレーキを掛け忘れるとトロッコが逸走する虞れがあった。
図1に示すように、本発明の保守用トロッコは、前後一対のボギー台車2,2によって荷受台枠1を支持する(ボギー式)軌道走行用トロッコである。荷受台枠1には、例えば、クレーン50や発電機51等が積載されている。
図2と図3に示すように、本発明の保守用トロッコは、連結杆14によって連動連結された一対の第1揺動アーム8・第2揺動アーム9と、第1揺動アーム8・第2揺動アーム9の各々に枢着されたブレーキ操作力伝達用のロッド棒7,7と、(第2揺動アーム9に連結され)圧縮空気により第2揺動アーム9を揺動させるエアーブレーキシリンダ3とを、荷受台枠1に搭載している。また、荷受台枠1に揺動自在に枢着された第3揺動アーム6と、荷受台枠1に固着されると共に第1揺動アーム8と第3揺動アーム6に連結された駐車ブレーキ解除用ダブルロッドシリンダ4と、第3揺動アーム6を弾発付勢する駐車ブレーキ用ガススプリング5とを、備えている。
第3揺動アーム6には、駐車ブレーキ用ガススプリング5が連結され、弾発付勢力Fをもって、図の矢印方向に弾発付勢されている。また、第3揺動アーム6には、ダブルロッドシリンダ4のロッドの他端4bが連結され、ガススプリング5の弾発付勢力Fをダブルロッドシリンダ4のロッドを介して第1揺動アーム8に伝達するように構成されている。即ち、第1揺動アーム8と第3揺動アーム6は、ダブルロッドシリンダ4のロッドによって、連動連結されている。ダブルロッドシリンダ4は、ピストンの両側にロッドを有し、圧縮空気が供給されるとロッドの一端4aを引き込み、かつ、ロッドの他端4bを押し出して、ガススプリング5の弾発付勢力Fに抗して第3揺動アーム6を押し込んで保持するように構成されている。
図6に示すように、機械的ブレーキリンク機構20は、上方突出状の連結用レバー21を備え、連結用レバー21はロッド棒7に連結部Zで連結されている。連結用レバー21は、基端部に回動軸部22が挿通され、前後方向揺動自在に枢着されている。ハの字状に配設された前後一対の連動アーム23A,23Bと、連動アーム23A,23Bの長手方向中間位置に連結された連結杆24とを、備え、回動軸部22と連動アーム23Aの一方を揺動部材27をもって連動連結している。このようにして、連結用レバー21と前後一対の連動アーム23A,23Bとが連動し、連動アーム23A,23Bの揺動に伴って、制動用押圧部材25,25がブレーキシュー26,26を各車輪40に押し付けて摺接させ、摩擦力によって回転を拘束して制動を行う。なお、車輪40に対して向かい合う一対の押圧部材25,25は、ターンバックル28を具備する連動機構によって連動連結されている。このように、機械的ブレーキリンク機構20は、4つの車輪40…に対して均等に制動力を作用させるように構成され、本発明の保守用トロッコにクレーン50や重量の大きな重機や荷物を積載した場合であっても、信頼性の高いブレーキを掛け、安全に制動・留置が可能である。
元圧管16は、牽引用のモーターカー及び後続車両に連結するためのカプラ35,35を付設している。エアー配管30には、EF制御弁31と、圧縮空気を備蓄するための供給エアタンク32・制御エアタンク33と、複式逆止弁36と、三方コック(三方弁)37と、空気タンク38と、電磁弁ユニット39とを、具備し、ダブルロッドシリンダ4及びエアーブレーキシリンダ3に連結されると共に圧縮空気を供給できるように構成されている。なお、供給エアタンク32と制御エアタンク33には、ドレインコックが設けられている。
切離留置状態下で、供給エアタンク32・制御エアタンク33の圧縮空気を無くなるまで使い切る、又は、ドレインコックを開放してエアー配管30を大気開放した場合には、ダブルロッドシリンダ4に圧縮空気が供給されなくなり、ガススプリング5の弾発付勢力Fによって第3揺動アーム6が揺動して、これに連動するように、第1揺動アーム8及び第2揺動アーム9が揺動する。第1揺動アーム8・第2揺動アーム9は、ロッド棒7,7を介して機械的ブレーキリンク機構20,20にブレーキ操作力を伝達し、前後一対のボギー台車2,2に(2台同時に)自動的に駐車ブレーキを掛ける。
図7に示すように、駐車ブレーキ手動解除手段10は、平面視円形状の手回しハンドル部12と、荷受台枠1上に立設される支柱部11と、軸心L廻りに揺動自在に枢着されたボールネジ軸部(ボールネジシャフト)13と、複数の球体を内有しボールネジ軸部13に球体を介して螺着されたボールナット15を一体に有するプルロッド部17と、プルロッド部17の下端に枢着されプルロッド部17の昇降に連動して揺動するように枢着された解除用レバー部18と、解除用レバー部18に連動連結された解除操作力伝達用ロッド棒19とを、備えている。ロッド棒19は、第3揺動アーム6に連結されている(図2、図3参照)。
駐車ブレーキ手動解除手段10は、手回しハンドル部12を回転させることで、プルロッド部17を上昇させると共に解除用レバー部18を回動させ、ロッド棒19を矢印P方向に引き込む。この際、ロッド棒19は、第3揺動アーム6を引っ張って、ガススプリング5の弾発付勢力Fに抗して矢印R方向に解除操作力を付与する(図4、図5参照)。
駐車ブレーキ手動解除手段10は、ボールネジ軸部13とボールナット15の摩擦抵抗が小さく、手回しハンドル部12が小さな力で軽く回転するように構成されている。このため、解除用レバー部18がプルロッド部17(の下端)を下方へ引っ張ると、ボールナット15がボールネジ軸部13に回転力を発生し、手回しハンドル部12が逆方向に回転する。即ち、手回しハンドル部12の回転摩擦抵抗が小さい為、手回しハンドル部12をブレーキ解除方向に回転させるか、又は、手で持ってブレーキ解除状態を保持していない限り、手回しハンドル部12が自動的に逆方向に回転してガススプリング5の弾発付勢力Fによる自動的に駐車ブレーキが掛かるように構成されている。従って、作業員の操作ミスや掛け忘れによって、駐車ブレーキが掛からないという従来の問題点を解消し、確実に逸走を防止して安全な状態での留置が可能となる。手回しハンドル部12に、ブレーキ解除方向と逆方向の操作力を付加すると、操作力に相当する分だけブレーキ力を増加できる。
2 ボギー台車
3 エアーブレーキシリンダ
4 ダブルロッドシリンダ
5 ガススプリング
6 第3揺動アーム
7 ロッド棒
8 第1揺動アーム
9 第2揺動アーム
10 駐車ブレーキ手動解除手段
12 手回しハンドル部
14 連結杆
20 機械的ブレーキリンク機構
30 エアー配管
F 弾発付勢力
Claims (2)
- 前後一対のボギー台車(2)(2)によって荷受台枠(1)を支持する保守用トロッコに於て、
連結杆(14)によって連動連結された一対の第1揺動アーム(8)・第2揺動アーム(9)と、該第1揺動アーム(8)・第2揺動アーム(9)の各々に枢着されたブレーキ操作力伝達用のロッド棒(7)(7)と、圧縮空気供給用のエアー配管(30)と、上記圧縮空気により上記第2揺動アーム(9)を揺動させるエアーブレーキシリンダ(3)とを、上記荷受台枠(1)に搭載し、該荷受台枠(1)に揺動自在に枢着された第3揺動アーム(6)と、上記荷受台枠(1)に固着されると共に上記第1揺動アーム(8)と上記第3揺動アーム(6)に連結された駐車ブレーキ解除用ダブルロッドシリンダ(4)と、上記第3揺動アーム(6)を弾発付勢する駐車ブレーキ用ガススプリング(5)とを、備え、上記ボギー台車(2)(2)の各々に、上記ロッド棒(7)(7)に連動連結する機械的ブレーキリンク機構(20)(20)を配設し、
上記荷受台枠(1)とモーターカーの連結が切り離されて上記エアー配管(30)の圧縮空気を使い切った切離留置状態に於て、上記ガススプリング(5)の弾発付勢力(F)によって上記第3揺動アーム(6)が揺動して、該第3揺動アーム(6)に連動して上記第1揺動アーム(8)及び第2揺動アーム(9)が揺動し、該第1揺動アーム(8)及び第2揺動アーム(9)が上記ロッド棒(7)(7)を介して上記機械的ブレーキリンク機構(20)(20)にブレーキ操作力を伝達し、前後一対の上記ボギー台車(2)(2)に駐車ブレーキが2台同時に掛かるように構成され、
さらに、上記荷受台枠(1)上にて操作可能な手回しハンドル部(12)を有する駐車ブレーキ手動解除手段(10)を具備し、上記切離留置状態に於て、上記駐車ブレーキ手動解除手段(10)によって、前後一対の上記ボギー台車(2)(2)の駐車ブレーキを2台同時に解除するように構成されたことを特徴とする保守用トロッコ。 - 上記手回しハンドル部(12)は、手動で回転力が与えられた際、上記ガススプリング(5)の弾発付勢力(F)に抗して上記第3揺動アーム(6)を揺動させて前後一対の上記ボギー台車(2)(2)の上記駐車ブレーキを2台同時に解除し、かつ、上記手回しハンドル部(12)から手を離すと、上記ガススプリング(5)の弾発付勢力(F)によって自動的に逆方向に回転し、自動的に上記駐車ブレーキが掛かるように構成された請求項1記載の保守用トロッコ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013132336A JP5764165B2 (ja) | 2013-06-25 | 2013-06-25 | 保守用トロッコ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013132336A JP5764165B2 (ja) | 2013-06-25 | 2013-06-25 | 保守用トロッコ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015006827A JP2015006827A (ja) | 2015-01-15 |
JP5764165B2 true JP5764165B2 (ja) | 2015-08-12 |
Family
ID=52337499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013132336A Active JP5764165B2 (ja) | 2013-06-25 | 2013-06-25 | 保守用トロッコ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5764165B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0535536U (ja) * | 1991-10-18 | 1993-05-14 | ケンサンリース株式会社 | 運搬作業車 |
JP3494499B2 (ja) * | 1995-03-24 | 2004-02-09 | 三東株式会社 | 4軸4輪トロ台車の車輪間隔変更トロ台車 |
JPH10278785A (ja) * | 1997-04-09 | 1998-10-20 | Santou Kk | 保線用トロ台車 |
US6378668B1 (en) * | 2000-02-24 | 2002-04-30 | Westinghouse Air Brake Company | Spring applied parking brake assembly having a manual quick release feature |
JP5101661B2 (ja) * | 2010-05-27 | 2012-12-19 | 株式会社トキオ | 保守用トロッコ |
JP5377439B2 (ja) * | 2010-08-06 | 2013-12-25 | 株式会社トキオ | 保守用トロッコ |
-
2013
- 2013-06-25 JP JP2013132336A patent/JP5764165B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015006827A (ja) | 2015-01-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2646699C2 (ru) | Ручной механизм отпускания тормоза для рельсовых транспортных средств | |
US6378668B1 (en) | Spring applied parking brake assembly having a manual quick release feature | |
JP6276948B2 (ja) | 軌道用の台車 | |
AU2008210543A1 (en) | Parking brake assembly for railway vehicle brake system | |
CN2776801Y (zh) | 摩托车整车装配小车 | |
JP5764165B2 (ja) | 保守用トロッコ | |
JP5764166B2 (ja) | 保守用トロッコ | |
JP5101661B2 (ja) | 保守用トロッコ | |
JP2007168759A5 (ja) | ||
JP2007168759A (ja) | 運搬台車用後付けブレ−キ装置 | |
JP5377439B2 (ja) | 保守用トロッコ | |
JP5800791B2 (ja) | 保守用トロッコ | |
JP2007210579A (ja) | 運搬台車用ブレーキ開閉装置 | |
JP6238638B2 (ja) | 軌道用台車のブレーキ装置 | |
JP5909265B2 (ja) | 軌陸車連結用トロッコ | |
JP6205515B1 (ja) | 荷役運搬車のブレーキ装置 | |
KR102163682B1 (ko) | 수동식 제동장치를 가지는 선로용 트롤리 | |
JP2011000967A (ja) | 軌陸車の制動装置 | |
US300884A (en) | James e | |
US451131A (en) | Horse-detacher | |
RU2690131C2 (ru) | Стояночный тормоз железнодорожного подвижного состава (варианты) | |
US696077A (en) | Vehicle-brake. | |
US603015A (en) | Henry e | |
JP2004262621A (ja) | 故障車両の移送台車 | |
US582193A (en) | Gar-braking mechanism |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141209 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150609 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150612 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5764165 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |