JP5761684B2 - ボールタップ - Google Patents
ボールタップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5761684B2 JP5761684B2 JP2011040813A JP2011040813A JP5761684B2 JP 5761684 B2 JP5761684 B2 JP 5761684B2 JP 2011040813 A JP2011040813 A JP 2011040813A JP 2011040813 A JP2011040813 A JP 2011040813A JP 5761684 B2 JP5761684 B2 JP 5761684B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hand
- water
- washing water
- outlet
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
例えば下記特許文献1に、この種のボールタップが開示されている。
図において、200は洗浄タンク(以下単にタンクとする場合がある)で、アウタタンク202とインナタンク204との2重タンク構造をなしている。
アウタタンク202の上部には、その蓋を兼用した手洗鉢206が設けられており、この手洗鉢206に手洗吐水管(手洗吐水部)208が、手洗鉢206から起立する形態で設けられている。
手洗鉢206の底部には排水口210が設けられており、手洗吐水管208から吐水された手洗水が、この排水口210からタンク200内部へと落下する。
そしてその先端部とタンク底部の排水弁216とが、鎖218にて連結されている。
排水弁216は、洗浄ハンドル212の回転操作により鎖218にて引き上げられ開弁する。
そしてその開弁によって、タンク200底部の排出口が開放され、タンク200内の洗浄水がその排出口から便器に向けて勢い良く放出される。
ボールタップ220はまた、タンク200内の水位に連動して昇降するフロート224と、フロート224及び上記の給水弁を連繋する連繋アーム226とを有しており、フロート224の下降により給水弁を開いてタンク内吐水口228からタンク200内に給水を行い、またフロート224の上昇により給水弁を閉じて給水停止する。
このボールタップ220では、給水弁が開くと下流部のタンク内吐水口228からタンク内に給水が行われるのと併せて、手洗吐水管208に手洗水が供給され、そこから手洗鉢206に向けて手洗水が吐水される。
手洗吐水管208を有しないものに対しては、手洗水の出口部230が上向きに設けられたボールタップ220では対応することができず、そのため従来にあっては、手洗吐水管208を有しないものに対しては手洗水の出口部230を設けていないボールタップにて対応していた。即ち手洗吐水管208の有無に対して、別々のボールタップを用いて対応していた。
しかしながらこの場合、ボールタップが2種類必要となってしまう。
この補給水は、便器洗浄時に便器内の溜水が排出された後、再び便器内に溜水を一定水位で溜めるために便器に向けて補給されるものであるが、上記のように手洗水の出口部に導水管を接続したり接続しなかったりすることで、手洗吐水管208の有無に対して同じボールタップで対応しようとしたとき、補給水の水量が異なってしまうといった困難な問題が生ずる。
而して補給水の水量が少ないときには、便器の中に必要な水が十分に溜まらなくなってしまう。
但しこれら特許文献に開示のものは、補給水管の側に回り込む水量を安定化するといったことのできないもので、本発明とは異なっている。
その結果として、補給水管の側に回り込む水量を手洗吐水部の有無に拘らず一定の水量とすることが可能となる。
これにより補給水管を通じて便器に供給する補給水の水量を多めに設定することを不要となし得、節水を図ることができる。
このようにすれば、容易に、手洗水の流路を開度が大の状態から流路を部分的に塞ぐことで流路の開度を小に切り替えることができる。
この場合には可動弁体を単に回転させるだけで、簡単に流路の抵抗を増大させるようになすことができる。
この請求項2によれば、手洗吐水部を有していない場合において導水管を手洗水の出口部に接続しないとき、つまり手洗水の出口部を開放ままとしておくときには、回転部を回転させて手洗水の流出口を下方向きとしておくことで、開放ままの手洗水の出口部から流出した水を円滑にタンク内に給水することができる。
このようにすれば、回転部の回転により手洗有りと手洗無しとに切り替えることによって、自動的に流路の抵抗を変えることができ、ボールタップを含む洗浄タンク装置の施工性を良くすることができる。
図1において、10は洗浄タンク(以下単にタンクとする場合がある)で、アウタタンク12とインナタンク14との2重タンク構造をなしている。
アウタタンク12の上部には、その蓋を兼用した手洗鉢16が設けられており、この手洗鉢16に手洗吐水管(手洗吐水部)18が、手洗鉢16から起立する形態で設けられている。
具体的には、図2に示しているように手洗吐水管18は、手洗鉢16の鉢面から上側に露出した上部18Aと、鉢面の下側の下部18Bとを有しており、その下部18Bには外周面に雄ねじ部21が設けられていて、そこにナット23がねじ込まれることで手洗吐水管18が手洗鉢16に取り付けられている。
手洗鉢16の底部には排水口20が設けられており、手洗吐水管18の吐水口19から吐水された手洗水が、この排水口20からタンク10内部へと落下する。
そしてその先端部と図示を省略するタンク底部の排水弁とが、玉鎖26にて連結されている。
排水弁は、洗浄ハンドル22の回転操作により玉鎖26にて引き上げられ開弁する。
そしてその開弁によって、タンク10底部の排出口が開放され、タンク10内に貯えられている洗浄水が、その排出口から便器に向けて勢い良く放出される。
このボールタップ28では、給水弁34が開弁すると、給水管32を通じて送られて来た水が給水弁34の下流部のタンク内吐水口36からタンク10内に給水される。
連繋アーム42は、給水弁34から下向きに延びた後略水平方向に延びるアーム部44と、アーム部44の先端部から下向きに立ち下がるねじ軸部46とを有しており、そのねじ軸部46に対して、フロート40が高さ調節可能に取り付けられている。
尚、図1において48はオーバーフロー管である。
即ち、フロート40が下降することによって、アーム部44の基端部に設けられたパイロット弁60がパイロット弁座58から離座し、パイロット孔56が開放されると、ここにおいて背圧室54の圧力が減少して、主弁52が1次側の給水圧により主弁座50から図中下向きに離座して開弁し、水路51を開放状態とする。
そして水路51の開放によって、給水管32を通じて送られて来た水が給水弁34を通過して下流側のタンク内吐水口36へと送られ、そこからタンク10内に給水される。
ここにおいて背圧室54の圧力が上昇し、そしてその背圧室54の圧力が水路51における1次側の給水圧に打ち勝つに到って主弁52が閉弁し、水路51を遮断してタンク内吐水口36からの吐水を停止させる。
上記タンク内吐水口36は、この接続管62に設けられている。
この接続管62には、また、図4,図5及び図7(B)に示しているように、手洗水を手洗吐水管18へと流出させる手洗水の出口部64が設けられている。
ここで手洗水の出口部64は給水弁34の下流部に設けられている。この手洗水の出口部64については後に詳しく説明する。
ここで下流部68は、先端部が下向きに直角に折れ曲っており、そこに取り付けられた接続部材71を介してチューブ70が下流部68に接続されている。
この補給水管66は、給水弁34の開弁により補給水をオーバーフロー管48へと流し、かかるオーバーフロー管48を通じて補給水を便器へと供給する。
固定部72は、その全体が雄管部とされており、一方エルボ管74は雌管部76と、これより直角に屈曲した屈曲部78とを有しており、その雌管部76が、雄管部をなす固定部72に対して抜止クリップ80により抜止状態に且つOリング82による水密シール状態で回転可能に嵌合されている。
この抜止クリップ80は、エルボ管74における雌管部76の開口88(図5参照)を通じて弾性アーム86側からその内部に挿入され、そして一対の弾性アーム86が固定部72側の環状溝90に弾性的に嵌め合されることで、雄管部となる固定部72とエルボ管74の雌管部76とを抜止めする。
この屈曲部78の先端側には、図4に示しているように手洗水の流出口92が備えられている。
ここで屈曲部78の先端部には接続部79が設けられており、そこに蛇腹部106を有する蛇腹管から成る導水管108Aの一端側が接続されるようになっている。
この実施形態において、絞り弁96は、固定部72の先端部にて構成された固定弁体98と、この固定弁体98に対して固定部72の軸方向に対向した、エルボ管74の側の可動弁体100とで構成されている。
ここで固定側の弁開口102は平面視形状が略長方形状をなしており、また一方可動側の弁開口104は平面視形状がD字形状をなしている。
またこれら固定側の弁開口102と可動側の弁開口104とは次のような関係とされている。
このときには、給水弁34の開弁により下流側に流れて来た水は、タンク内吐水口36と出口部64のエルボ管74先端の流出口92から下方に落下して、タンク10へと給水される。
その際、図5の手洗水の流路94の抵抗が大となることによって、手洗吐水管18に手洗水を導く場合と同じ流量で出口部64からタンク10内に給水が行われる。
固定弁体98と可動弁体100との形状が予めそのように定められている。
従ってこの実施形態では、手洗吐水管18がある場合と無い場合とで、補給水管66に回り込む水の比率は一定となり、等しい流量で補給水管66を通じて補給水が便器へと供給される。
そしてこのことによって、手洗吐水管18のある場合と無い場合とで、出口部64からの手洗水の流出に対する抵抗を同等とすることができ、補給水管66の側に回り込む水量を一定水量とすることができる。
これにより、補給水管66を通じて便器に供給する補給水の水量を多めに設定することを不要となし得、節水を図ることができる。
例えば上例では絞り弁における可動弁体を、エルボ管と一体に回転させるようにしているが、可動弁体をエルボ管とは別に構成して、可動弁体を単独で回転させるようになすことも可能であるし、また絞り弁を上記形態とは異なった形態で構成すること、またその際に回転動作によらないで手洗水の流路の開度を部分的に塞ぐようになすことも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
18 手洗吐水管(手洗吐水部)
28 ボールタップ
34 給水弁
40 フロート
64 出口部
66 補給水管
74 エルボ管
92 流出口
94 流路
96 絞り弁
98 固定弁体
100 可動弁体
102,104 弁開口
Claims (5)
- フロートの昇降により給水弁を開閉して、洗浄タンクへの給水及び給水停止を自動的に行うボールタップにおいて、
前記給水弁の下流部に、手洗水を手洗吐水部に向けて流出可能な手洗水の出口部を設けるとともに、該手洗水の出口部に、手洗水の流路の抵抗を増大させる抵抗部材として絞り弁が設けてあり、
該絞り弁は、それぞれ通水用の弁開口を備えた固定弁体と可動弁体とを有していて、該固定弁体に対する該可動弁体の回転により、該固定弁体の前記弁開口と該可動弁体の前記弁開口との重なり面積を大から小へと変化させることで前記流路の抵抗を増大させるものであることを特徴とするボールタップ。 - 請求項1において、前記手洗水の出口部は、上下方向に回転可能な回転部を有していて、該回転部の先端側に手洗水の流出口を有しているとともに、該回転部の一部が前記可動弁体を成していることを特徴とするボールタップ。
- 請求項2において、前記回転部を回転させることによって、前記手洗吐水部に手洗水を流出させる手洗有りと、該手洗吐水部に手洗水を流出させず直接前記タンク内に流出させる手洗無しとに切り替えるものとなしてあり、該手洗無しとしたときには前記重なり面積を小とし、手洗有りとしたときには該重なり面積を大とすることを特徴とするボールタップ。
- 請求項2,3の何れかにおいて、前記回転部がエルボ管から成っていることを特徴とするボールタップ。
- フロートの昇降により給水弁を開閉して、洗浄タンクへの給水及び給水停止を自動的に行うボールタップにおいて、
前記給水弁の下流部に、手洗水を手洗吐水部に向けて流出可能な手洗水の出口部を設けるとともに、該手洗水の出口部に、手洗水の流路の抵抗を増大させる抵抗部材として絞り弁が設けてあり、
該絞り弁は、前記手洗吐水部に手洗水を流出させる手洗有りと、該手洗吐水部に手洗水を流出させず直接前記タンク内に流出させる手洗無しとで、前記出口部からの流量が同じとなるように開口面積を切り替え可能となしたことを特徴とするボールタップ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040813A JP5761684B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | ボールタップ |
PCT/JP2011/071701 WO2012043405A1 (ja) | 2010-09-29 | 2011-09-22 | ボールタップ及び便器洗浄タンク装置 |
CN2011800463309A CN103119229A (zh) | 2010-09-29 | 2011-09-22 | 浮球塞以及便器冲洗水箱装置 |
TW100135244A TW201219628A (en) | 2010-09-29 | 2011-09-29 | Ball tap and toilet flush tank device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040813A JP5761684B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | ボールタップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012177259A JP2012177259A (ja) | 2012-09-13 |
JP5761684B2 true JP5761684B2 (ja) | 2015-08-12 |
Family
ID=46979265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011040813A Active JP5761684B2 (ja) | 2010-09-29 | 2011-02-25 | ボールタップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5761684B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6804039B2 (ja) * | 2016-09-27 | 2020-12-23 | Toto株式会社 | 便器タンク用手洗い器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5547987Y2 (ja) * | 1975-07-04 | 1980-11-10 |
-
2011
- 2011-02-25 JP JP2011040813A patent/JP5761684B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012177259A (ja) | 2012-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8720480B2 (en) | Flush water supply device, flush water tank assembly with flush water supply device, and flush toilet with flush water tank assembly | |
JP5761684B2 (ja) | ボールタップ | |
US7526819B2 (en) | Dual flush system for toilet | |
WO2017121363A1 (zh) | 节水坐便器 | |
KR101111567B1 (ko) | 급수전 | |
JP5821082B2 (ja) | 洗浄タンクの給水装置 | |
JP5732658B2 (ja) | 便器洗浄タンク装置 | |
CN207776030U (zh) | 一种进水量自动调节的限流阀 | |
JP5392721B2 (ja) | ボールタップ装置 | |
WO2012043405A1 (ja) | ボールタップ及び便器洗浄タンク装置 | |
US20070136939A1 (en) | Dual Flush System for Toilet | |
KR200442311Y1 (ko) | 분기용 밸브캡 조립체 | |
CN207776047U (zh) | 一种坐便器的桶体 | |
KR20120004030U (ko) | 복수 방향의 토수 구조를 갖는 수도꼭지 | |
CN205369464U (zh) | 一种重力增强的马桶排水装置 | |
US20120227172A1 (en) | Water saver toilet control valves and methods | |
JP5484960B2 (ja) | 給水弁装置 | |
JP2008115668A (ja) | 分岐止水栓 | |
CN207740543U (zh) | 一种坐便器水箱进水阀的减震降噪机构 | |
KR101857349B1 (ko) | 수전용 카트리지 | |
JP2009243239A (ja) | 排水弁装置及びその排水弁装置を取り付けた便器洗浄用タンク装置 | |
CN215802003U (zh) | 一种龙头的出水管结构和龙头 | |
JP5595075B2 (ja) | タンク内給水装置 | |
CN207776031U (zh) | 一种上装式坐便器水箱进水阀 | |
JP3627170B2 (ja) | 補給水量調節機構付きボールタップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141007 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150602 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5761684 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |