JP5760398B2 - 光スイッチ駆動回路、光スイッチ及び光切替スイッチ - Google Patents

光スイッチ駆動回路、光スイッチ及び光切替スイッチ Download PDF

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Description

本発明は、光スイッチ駆動回路、光スイッチ及び光切替スイッチに関する。
近年、高速化かつ大容量化の光通信ネットワークを実現するために、ナノ秒(ns)オーダで光信号の出力をオン(ON)又はオフ(OFF)に切り替える光ゲートスイッチについて研究が進められている。ナノ秒オーダで光信号の出力を制御する光ゲートスイッチとしては、例えば、SOA(Semiconductor Optical Amplifier:半導体光増幅器)を用いた光ゲートスイッチが知られている。以下では、SOAを用いたゲートスイッチを「SOA型光ゲートスイッチ」と表記する場合がある。
SOA型光ゲートスイッチは、駆動回路からSOAに電圧を印加し、SOAに駆動電流を供給することにより、光信号の出力をオン又はオフのいずれかに切り替える。SOAは、光増幅器であるので、駆動電流によって増幅率が変動する特性を有する。このため、SOA型光ゲートスイッチは、例えば、システムによって定められている所定の駆動電流をSOAに供給することにより、所望の増幅率によって増幅された光信号を出力する。このような例において、SOA型光ゲートスイッチは、ナノ秒オーダで光信号の出力を切り替える場合には、SOAに供給する所定の駆動電流をナノ秒オーダでオン又はオフのいずれかに切り替える。
ここで、SOA型光ゲートスイッチは、SOAの抵抗成分や、駆動回路からSOAまでの電気配線におけるインダクタンス等を含むので、LRフィルタ回路の等価回路として表される。したがって、SOA型光ゲートスイッチでは、SOAに電圧が印加されるタイミングに対してSOAに駆動電流が供給されるタイミングが遅延する。このため、SOA型光ゲートスイッチは、ステップ関数により表される立ち上がりが急峻な電圧をSOAに印加した場合であっても、SOAに所定の駆動電流が流れるまでに時間がかかるので、光信号の出力を高速に切り替えることが困難である。
このようなことから、駆動回路とSOAとの間に高域強調フィルタを設ける技術がある。かかる技術において、駆動回路は、光信号の出力オン時にSOAに対して定常的に印加する電圧よりも高い電圧をSOAに印加する。なお、以下では、光信号の出力をオンにする際にSOAに定常的に印加される電圧を「定常電圧」と表記する場合がある。定常電圧がSOAに印加され続けた場合には、システムによって定められている所定の駆動電流がSOAに供給されることになる。
上記の高域強調フィルタを用いた技術によれば、駆動回路から立ち上がりが急峻である電圧が出力された際に、高域強調フィルタによって高周波成分が通過されるので、SOAには定常電圧よりも高い電圧が印加される。これにより、高域強調フィルタを用いたSOA型光ゲートスイッチでは、駆動回路から電圧が出力された際に、SOAに所定の駆動電流がすばやく供給されるので、光信号の出力を高速に切り替えることが可能になると考えられる。
特開2009−55550号公報
しかしながら、高域強調フィルタを用いた従来のSOA型光ゲートスイッチには、SOAに供給される駆動電流にオーバーシュートが発生するという問題がある。かかる問題について、図8及び図9を用いて具体的に説明する。図8は、従来の光スイッチ駆動回路の構成例を示す図である。
図8に示すように、従来の光スイッチ駆動回路90は、パルス発生器91と、オペアンプ92と、高域強調フィルタ94と、抵抗器95とを有し、SOA93と接続される。パルス発生器91は、光信号の出力をオンにする場合にはSOA93に電圧を印加し、光信号の出力をオフにする場合にはSOA93に電圧を印加しない。オペアンプ92は、インピーダンス変換を行う。SOA93は、オペアンプ92の出力電圧が印加されることにより駆動電流が供給され、かかる駆動電流に応じて光信号を増幅して出力する。高域強調フィルタ94は、コンデンサ94aと抵抗器94bとを含むCR回路である。かかる高域強調フィルタ94は、パルス発生器91の出力電圧のうち、高周波成分の出力電圧を通過させ、低周波成分の出力電圧は低減する。
図9を用いて、図8に示した光スイッチ駆動回路90による動作例を説明する。図9は、図8に示したパルス発生器によって出力される電圧の一例を示す図である。なお、図9の上段は、図8に示したパルス発生器91によって出力される電圧の一例を示す。また、図9の中段は、SOA93に印加される電圧の一例を示す。また、図9の下段は、SOA93に供給される駆動電流の一例を示す。
図9に示した例では、パルス発生器91は、0[V]から一定電圧「V」に立ち上がるパルス波を発生させる。なお、電圧「V」が印加されたオペアンプ92の出力電圧は、定常電圧よりも高いものとする。ここで、高域強調フィルタ94は、高周波成分を通過させるので、パルス発生器91によって時間t11に電圧「V」が印加された瞬間には、電圧「V」をオペアンプ92に出力する。そして、オペアンプ92は、図9の中段に示すように、高域強調フィルタ94から出力される電圧「V」を増幅し、増幅後の電圧「V11」を時間t11にSOA93に印加する。なお、オペアンプ92の利得が「1倍」である場合には、電圧「V」と電圧「V11」とは略同一になる。
続いて、図9の上段に例示したように、パルス発生器91の出力電圧が一定の「V」になった場合には、高域強調フィルタ94は、オペアンプ92に出力する電圧を「V」から徐々に低下させる。したがって、オペアンプ92によってSOA93に印加される電圧は、「V11」から徐々に低下する。図9の中段に示した例では、オペアンプ92によってSOA93に印加される電圧は、「V11」から「V12」まで低下し、「V12」で一定となる。
このように、光スイッチ駆動回路90は、光信号の出力をオンにする場合に、図9の中段に示したように、SOA93に対して定常電圧「V12」よりも高い電圧「V11」を印加する。これにより、光スイッチ駆動回路90は、図9の下段に示すように、システムによって定められている所定の駆動電流「I」をSOA93にすばやく供給する。
ここで、SOA93の抵抗成分は、所定の印加電圧値を境に大きく変動する。したがって、SOA93に対して定常電圧よりも高い電圧が印加され続けると、図9の下段に示すように、SOA93には、駆動電流「I」よりも大きい駆動電流が供給され、オーバーシュートが発生する。図9に示した例では、時間t11〜t12において、定常電圧「V12」よりも高い電圧がSOA93に印加され続ける。その結果、時間t21〜t22において、駆動電流「I」よりも大きい駆動電流がSOA93に供給されている。このことは、SOA93の増幅率が変動するので、SOA93によって出力される光信号のパワーが変動するという問題を招く。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、光スイッチに供給される駆動電流をすばやく供給し、かつ、光スイッチに供給される駆動電流にオーバーシュートが発生することを抑制できる光スイッチ駆動回路、光スイッチ及び光切替スイッチを提供することを目的とする。
本願の開示する光スイッチ駆動回路は、一つの態様において、所定の電圧から一定電圧に立ち上がるパルス波を発生させる発生部と、定常電圧よりも高い電圧を印加した後、前記定常電圧よりも低い電圧まで低下し、さらに前記定常電圧を印加する電圧印加部とを有する。
本願の開示する光スイッチ駆動回路の一つの態様によれば、光スイッチに供給される駆動電流をすばやく供給し、かつ、光スイッチに供給される駆動電流にオーバーシュートが発生することを抑制できるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る光スイッチ駆動回路を有する光切替スイッチの構成例を示す図である。 図2は、実施例1に係る光スイッチ駆動回路の構成例を示す図である。 図3は、実施例1におけるSOAの印加電圧及び駆動電流の一例を示す図である。 図4は、実施例1におけるパルス発生器によって出力される電圧の一例を示す図である。 図5は、実施例1におけるSOAに供給される駆動電流の一例を示す図である。 図6は、実施例2に係る光スイッチ駆動回路の構成例を示す図である。 図7は、実施例3に係る光スイッチ駆動回路の構成例を示す図である。 図8は、従来の光スイッチ駆動回路の構成例を示す図である。 図9は、図8に示したパルス発生器によって出力される電圧の一例を示す図である。
以下に、本願の開示する光スイッチ駆動回路、光スイッチ及び光切替スイッチの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本願の開示する光スイッチ駆動回路、光スイッチ及び光切替スイッチが限定されるものではない。
[光スイッチの構成]
まず、図1を用いて、実施例1に係る光スイッチ駆動回路を有する光切替スイッチについて説明する。図1は、実施例1に係る光スイッチ駆動回路を有する光切替スイッチの構成例を示す図である。図1には、実施例1に係る光スイッチ駆動回路を有する光切替スイッチの一例として、マトリクス光スイッチを示す。図1に示すように、マトリクス光スイッチ1は、分配カプラ10〜10と、合波カプラ11〜11と、SOA121−1〜12n−nとを有する。
分配カプラ10〜10は、入力ポートPI〜PIに入力される各光信号を分配する。具体的には、分配カプラ10は、入力ポートPIに入力される光信号をSOA121−1、122−1、・・・、12n−1に分配する。また、分配カプラ10は、入力ポートPIに入力される光信号をSOA121−2、122−2、・・・、12n−2に分配し、分配カプラ10は、入力ポートPIに入力される光信号をSOA121−n、122−n、・・・、12n−nに分配する。
合波カプラ11〜11は、SOA121−1〜12n−nから入力される各光信号を合波し、合波後の光信号を出力ポートPO〜POに出力する。具体的には、合波カプラ11は、SOA121−1〜121−nから入力される各光信号を合波し、合波後の光信号を出力ポートPOに出力する。また、合波カプラ11は、SOA122−1〜122−nから入力される各光信号を合波して出力ポートPOに出力し、合波カプラ11は、SOA12n−1〜12n−nから入力される各光信号を合波して出力ポートPOに出力する。
SOA121−1〜12n−nは、図示しない駆動回路から入力される駆動電流に応じて、光信号の出力をオン又はオフに切り替える。そして、SOA121−1〜12n−nは、オン状態である場合には、合波カプラ11〜11に光信号を出力する。図1に示した例において、SOA121−1〜121−nは、合波カプラ11に光信号を出力し、SOA122−1〜122−nは、合波カプラ11に光信号を出力し、SOA12n−1〜12n−nは、合波カプラ11に光信号を出力する。なお、SOA121−1〜12n−nの各々は、実施例1に係る光スイッチ駆動回路で駆動される。
図1に示した例では、入力ポートPIに光信号P1−2、P1−1、P1−nが入力され、入力ポートPIに光信号P2−n、P2−2、P2−1が入力され、入力ポートPIに光信号Pn−1、Pn−n、Pn−2が入力される。ここで、光信号P1−1、P2−1、Pn−1は、出力ポートPOに出力される光信号であるものとする。また、光信号P1−2、P2−2、Pn−2は、出力ポートPOに出力される光信号であり、光信号P1−n、P2−n、Pn−nは、出力ポートPOに出力される光信号であるものとする。
このとき、マトリクス光スイッチ1は、例えば、合波カプラ11から光信号P1−1が出力される場合には、少なくともSOA121−1をオン状態とし、SOA122−1、・・・、12n−1をオフ状態とする。すなわち、図示しない駆動回路は、SOA121−1に駆動電流を供給し、SOA122−1、・・・、12n−1に駆動電流を供給しない。これにより、合波カプラ11から出力される光信号P1−1は、SOA121−1と合波カプラ11とを介して、出力ポートPOに出力される。
また、マトリクス光スイッチ1は、例えば、分配カプラ10から光信号P1−2が出力される場合には、少なくともSOA122−1をオン状態とし、SOA121−1、123−1、・・・、12n−1をオフ状態とする。これにより、分配カプラ10から出力される光信号P1−2は、SOA122−1と合波カプラ11とを介して、出力ポートPOに出力される。また、マトリクス光スイッチ1は、例えば、分配カプラ10から光信号Pn−1が出力される場合には、少なくともSOA121−nをオン状態とし、SOA122−n、・・・、12n−nをオフ状態とする。これにより、分配カプラ10から出力される光信号Pn−1は、SOA121−nと合波カプラ11とを介して、出力ポートPOに出力される。
このようにして、マトリクス光スイッチ1は、入力ポートPI〜PIから出力される光信号の方路に応じて、SOA121−1〜12n−nに供給する駆動電流を制御することにより、SOA121−1〜12n−nをオン又はオフのいずれかに切り替える。これにより、マトリクス光スイッチ1は、入力ポートPI〜PIから出力される光信号を所望の出力ポートPO〜POに出力することができる。具体的には、マトリクス光スイッチ1は、光信号Pn−1、P1−1、P2−1を出力ポートPOに出力し、光信号P1−2、P2−2、Pn−2を出力ポートPOに出力し、光信号P2−n、Pn−n、P1−nを出力ポートPOに出力することができる。
ここで、入力ポートPI〜PIに、図1に示した順に光信号が入力されるものとする。具体的には、入力ポートPIは、まず、光信号P1−2が入力され、その後に、光信号P1−1が入力され、その後に、光信号P1−nが入力されるものとする。すなわち、SOA121−1は、分配カプラ10から、光信号P1−2が入力され、その後に、光信号P1−1が入力され、その後に、光信号P1−nが入力される。
かかる場合に、光信号P1−2の出力先は出力ポートPOであるので、SOA121−1は、光信号P1−2が入力された場合には、オフ状態となる。また、光信号P1−1の出力先は出力ポートPOであるので、SOA121−1は、光信号P1−1が入力された場合には、オン状態となる。また、光信号P1−nの出力先は出力ポートPOであるので、SOA121−1は、光信号P1−nが入力された場合には、オフ状態となる。すなわち、SOA121−1は、分配カプラ10から光信号P1−2、光信号P1−1、光信号P1−nの順に入力された場合には、オフ状態、オン状態、オフ状態の順に状態遷移する。
図1に例示したマトリクス光スイッチ1を用いたシステムにおいて、各光信号が入力ポートPI等に入力される間隔は、例えば、ナノ秒程度である場合がある。したがって、上記例において、SOA121−1を含む光スイッチ駆動回路は、ナノ秒オーダで光信号の出力を制御することになる。同様に、SOA121−2〜SOA12n−nを含む光スイッチ駆動回路についても、ナノ秒オーダで光信号の出力を制御することになる。実施例1に係る光スイッチ駆動回路は、SOAに供給される駆動電流にオーバーシュートが発生することを抑制しつつ、ナノ秒オーダで光信号の出力をオン又はオフに切り替えることを可能にする。以下に、実施例1に係る光スイッチ駆動回路について詳細に説明する。
[実施例1に係る光スイッチ駆動回路の構成]
次に、図2を用いて、実施例1に係る光スイッチ駆動回路について説明する。図2は、実施例1に係る光スイッチ駆動回路の構成例を示す図である。図2に示すように、実施例1に係る光スイッチ駆動回路100は、パルス発生器110と、オペアンプ120と、高域強調フィルタ140と、低域強調フィルタ150と、抵抗器160とを有し、SOA130と接続される。
パルス発生器110は、所定の電圧から一定電圧に立ち上がるパルス波を発生させる。具体的には、パルス発生器110は、SOA130に電圧を印加する駆動回路であり、図示しない制御部から入力される制御信号に従って、出力電圧を制御する。例えば、パルス発生器110は、SOA130による光信号の出力をオンにする場合にはSOA130に電圧を印加し、光信号の出力をオフにする場合にはSOA130に電圧を印加しない。なお、図示しない制御部は、例えば、図1に示したマトリクス光スイッチ1に設けられており、光信号に付加された方路情報に基づいて、パルス発生器110に制御信号を送信することで、SOA130による光信号の出力をオン又はオフに切り替える。
オペアンプ120は、ボルテージフォロアであり、インピーダンス変換器として動作する。具体的には、オペアンプ120は、高域強調フィルタ140及び低域強調フィルタ150と接続される入力インピーダンスが高く、SOA130と接続される出力インピーダンスが低い。これにより、オペアンプ120は、非反転入力端子(+)から入力される電流に対して大きい電流をSOA130に供給することができる。なお、オペアンプ120は、1倍以外の利得を有してもよく、1倍以外の利得を有する場合には、入力電圧を増幅し、増幅後の電圧をSOA130に印加する。
また、オペアンプ120は、図2に示すように、正電源121及び負電源122と接続される。正電源121及び負電源122は、オペアンプ120を動作させるために、オペアンプ120に電圧を印加する。なお、負電源122は、可変電圧となっており、製造者や利用者等によってオペアンプ120に印加する負電圧を調節可能になっている。かかる負電源122については、図5等を用いて後に説明する。
SOA130は、印加された電圧に応じた増幅率で光信号を増幅する。具体的には、SOA130は、オペアンプ120の出力電圧が印加されることにより駆動電流が供給され、かかる駆動電流に応じて光信号を増幅する。例えば、SOA130は、駆動電流が供給されている場合には、外部装置から入力される光信号を増幅し、増幅後の光信号を外部装置に出力する。また、SOA130は、駆動電流が供給されていない場合には、外部装置から入力される光信号を吸収し、かかる光信号を外部装置に出力しない。
図2に示した例では、SOA130は、光信号P11が入力されるタイミングにおいて、駆動電流が供給されなかったため、光信号P11を吸収して外部装置に出力しない。また、SOA130は、光信号P12が入力されるタイミングにおいて、駆動電流が供給されたため、光信号P12を増幅して外部装置に出力する。なお、SOA130は、図1に示したSOA121−1〜12n−nに対応する。
高域強調フィルタ140は、トリマーコンデンサ141と、抵抗器142とを含むCR回路である。トリマーコンデンサ141は、例えば、対向する2つの電極間の距離が調整されることにより、静電容量(capacitance)が変動する可変コンデンサである。抵抗器142は、所定の抵抗値を有する受動素子である。かかる高域強調フィルタ140は、パルス発生器110の出力電圧のうち、高周波成分を通過させてオペアンプ120に出力し、低周波成分低減してオペアンプ120に出力しない。図2に示した例では、高域強調フィルタ140は、一端がパルス発生器110と接続され、他端がオペアンプ120の非反転入力端子(+)と接続される。
低域強調フィルタ150は、静電容量が可変であるトリマーコンデンサ151と、抵抗器152とを含むCR回路である。かかる低域強調フィルタ150は、パルス発生器110の出力電圧のうち、低周波成分を通過させてオペアンプ120に出力し、高周波成分は低減してオペアンプ120に出力しない。図2に示した例では、低域強調フィルタ150は、高域強調フィルタ140とオペアンプ120との間の配線と接続されており、他端が抵抗器160と接続される。
抵抗器160は、所定の抵抗値を有する受動素子である。図2に示した例では、抵抗器160は、一端が低域強調フィルタ150と接続されて、他端がGND(グランド)接地される。
なお、図2に示した例において、光スイッチ駆動回路100は、オペアンプ120以外のインピーダンス変換器を有してもよい。具体的には、光スイッチ駆動回路100は、オペアンプ120の代わりに、高域強調フィルタ140及び低域強調フィルタ150と接続される入力インピーダンスが高く、SOA130と接続される出力インピーダンスが低い素子を有してもよい。
このように、図2に示した例において、高域強調フィルタ140、低域強調フィルタ150、オペアンプ120等は、パルス発生器110から出力されるパルス波の電圧を整形し、整形後の電圧をSOA130に印加する電圧印加部170として動作する。すなわち、電圧印加部170は、パルス発生器110において発生されるパルス波の立ち上がり部分の電圧を入力として、SOA130の所望の増幅率に対応する定常電圧よりも高い電圧をSOA130に印加する。また、電圧印加部170は、パルス発生器110において発生されるパルス波の一定電圧を入力として、定常電圧よりも低い電圧まで低下した後に前記定常電圧と略同一の電圧に上昇する電圧をSOA130に印加する。
[実施例1に係る光スイッチ駆動回路の動作例1]
次に、図3を用いて、光信号の出力をオンにする場合における光スイッチ駆動回路100の動作例について説明する。図3は、実施例1におけるSOA130の印加電圧及び駆動電流の一例を示す図である。なお、図3の上段は、パルス発生器110によって出力される電圧の一例を示す。また、図3の中段は、SOA130に印加される電圧の一例を示す。また、図3の下段は、SOA130に供給される駆動電流の一例を示す。
まず、パルス発生器110によって電圧「V」が出力される瞬間について検討する。高域強調フィルタ140は、高周波成分を通過させるので、パルス発生器110によって電圧「V」が出力された瞬間には、かかる電圧「V」をオペアンプ120に出力する。一方、低域強調フィルタ150は、高周波成分を低減するので、パルス発生器110によって電圧「V」が出力された瞬間には、かかる電圧「V」を低減する。
続いて、パルス発生器110によって出力される電圧が「V」で一定になった場合について検討する。高域強調フィルタ140は、低周波成分を低減するので、パルス発生器110から一定の電圧「V」が出力される場合には、オペアンプ120に出力する電圧を「V」から徐々に低下させる。一方、低域強調フィルタ150は、低周波成分を通過させやすくするので、パルス発生器110から一定の電圧「V」が出力される場合には、オペアンプ120に出力する電圧を徐々に増加させる。
このように、図2に示した光スイッチ駆動回路100において、パルス発生器110から出力される電圧は、高域強調フィルタ140及び低域強調フィルタ150によって変動される。そして、オペアンプ120は、高域強調フィルタ140及び低域強調フィルタ150によって変動された電圧を入力とし、出力電圧をSOA130に印加する。
図3の中段に示した「V」は、高域強調フィルタ140によって変動された電圧がオペアンプ120によって増幅された電圧の波形を示す。また、図3に示した「V」は、低域強調フィルタ150によって変動された電圧がオペアンプ120によって増幅された電圧の波形を示す。
上記のように、パルス発生器110によって図3の上段に例示した電圧が出力される場合には、高域強調フィルタ140は、電圧「V」を通過させた後に、通過させる電圧を「V」から徐々に低下させる。したがって、オペアンプ120に高域強調フィルタ140によって変動された電圧のみが入力されると仮定した場合には、オペアンプ120の出力電圧の波形は、図3に示した「V」のようになる。
また、パルス発生器110によって図3の上段に例示した電圧が出力される場合には、低域強調フィルタ150は、電圧「V」を低減した後に、通過させる電圧を徐々に増加させる。したがって、オペアンプ120に低域強調フィルタ150によって変動された電圧のみが入力されると仮定した場合には、オペアンプ120の出力電圧の波形は、図3に示した「V」のようになる。以上のことから、オペアンプ120によってSOA130に印加される電圧は、図3に示した「VIN」のようになる。
ここで、実施例1における光スイッチ駆動回路100は、図3に示した「VIN」のように、まず、SOA130に対して、定常電圧「V12」よりも高い電圧「V11」を印加する。その後に、SOA130に対する印加電圧を少なくとも「V11」から定常電圧「V12」よりも低い電圧「V13」まで低下させる。その後に、光スイッチ駆動回路100は、SOA130への印加電圧を電圧「V13」から定常電圧「V12」まで増加させる。
図9を用いて説明したように、SOAに対して定常電圧「V12」よりも高い電圧「V11」を印加した後に、電圧「V11」から定常電圧「V12」まで徐々に低下させた場合には、SOAの駆動電流にオーバーシュートが発生する。これは、図9に例示した時間t11〜t12において、定常電圧「V12」よりも高い電圧がSOAに印加され続けるからである。
そこで、実施例1に係る光スイッチ駆動回路100は、SOA130に対して、電圧「V11」を印加した後に、印加電圧を「V11」から定常電圧「V12」よりも低い電圧「V13」まで低下させる。これにより、光スイッチ駆動回路100は、SOA130に定常電圧「V12」よりも高い電圧が印加され続けることを防止することができる。その結果、光スイッチ駆動回路100は、図3の下段に示すように、SOA130に所定の駆動電流「I」よりも大きい駆動電流が供給されることを防止することができるので、オーバーシュートの発生を抑制することができる。すなわち、光スイッチ駆動回路100は、SOA130の増幅率が変動することを防止でき、SOA130によって出力される光信号のパワーが変動することを防止することができる。
また、光スイッチ駆動回路100は、光信号の出力をオンにする場合に、SOA130に対して電圧「V11」を印加することにより、図3の下段に示すように、システムによって定められている所定の駆動電流「I」をSOA130にすばやく供給することができる。これにより、光スイッチ駆動回路100は、光信号の出力をすばやくオンにすることができる。すなわち、光スイッチ駆動回路100は、SOA130に供給される駆動電流にオーバーシュートが発生することを抑制しつつ、光信号の出力をすばやく切り替えることができる。
なお、光スイッチ駆動回路100は、SOA130に対する印加電圧「VIN」の波形が、オーバーシュートが発生する波形を上下に反転させた波形を含むようにすることが好ましい。具体的には、SOA130に対して、図3の上段に例示した電圧を印加した場合には、SOA130に図9の下段に例示した駆動電流が供給されることになる。すなわち、光信号の出力オン時に、SOA130に対して電圧「V11」を印加する場合には、SOA130に図9の下段に例示した駆動電流が供給されることになる。
図9の下段に示した例では、時間t21〜t22においてオーバーシュートが発生している。このような場合には、光スイッチ駆動回路100は、図9の下段に例示した時間t21〜t22における駆動電流の波形を上下に反転させた波形を含む波形によって表される電圧「VIN」をSOA130の印加電圧とすることが好ましい。例えば、図3に示した例では、光スイッチ駆動回路100は、時間t31〜t32における電圧「VIN」の波形が、図12に例示した時間t21〜t22における駆動電流の波形を上下に反転させた波形と近似するようにすることが好ましい。これにより、光スイッチ駆動回路100は、SOA130に供給される駆動電流にオーバーシュートが発生することをより抑制することができる。
また、図3に示した例において、SOA130に対する印加電圧が「V11」から「V12」よりも低くなるまでの間は、印加電圧が定常電圧「V12」よりも高いので、SOA130に所定の駆動電流「I」をすばやく供給することに寄与している。したがって、光スイッチ駆動回路100は、SOA130に駆動電流「I」を供給することができるように、印加電圧が「V11」から「V12」よりも低くなる時間t31を定めることが好ましい。
ここで、図3に示した「V」によって示される波形は、高域強調フィルタ140の時定数τによって決定される。具体的には、高域強調フィルタ140の時定数τは、トリマーコンデンサ141のキャパシタンスを「C141」とし、抵抗器142の抵抗値を「R142」とした場合には、「C141・R142」によって示される。
また、図3に示した「V」によって示される波形は、低域強調フィルタ150の時定数τによって決定される。具体的には、低域強調フィルタ150の時定数τは、トリマーコンデンサ151のキャパシタンスを「C151」とし、抵抗器152の抵抗値を「R152」とした場合には、「C151・R152」によって示される。
上記のように、トリマーコンデンサ141及びトリマーコンデンサ151の静電容量は、可変である。すなわち、実施例1に係る光スイッチ駆動回路100は、例えば、製造時に製造者等がトリマーコンデンサ141及びトリマーコンデンサ151の静電容量を調整することにより、SOA130に対する印加電圧「VIN」の波形の形状を調整することができる。
例えば、図3の中段に示した「VIN」は、電圧「V11」まで立ち上がった後に、電圧「V13」まで立ち下がり、その後に電圧「V12」まで立ち上がっている。また、図3の中段を参照すると、「VIN」において、2度目の立ち上がりの時定数τは、1度目の立ち上がりの時定数τよりも大きく、立ち下がりの時定数τは、2度目の立ち上がりの時定数τよりも小さいことが分かる。すなわち、各自定数について「τ>τ>τ」の関係が成り立つように、トリマーコンデンサ141及びトリマーコンデンサ151を調節することで、図3に例示した「VIN」と近似する波形の電圧をSOA130に印加することができる。
[実施例1に係る光スイッチ駆動回路の動作例2]
次に、図4及び図5を用いて、光信号の出力をオフにする場合における光スイッチ駆動回路100の動作例について説明する。図4は、実施例1におけるパルス発生器110によって出力される電圧の一例を示す図である。図5は、実施例1におけるSOA130の印加電圧及び駆動電流の一例を示す図である。
図4に示した例では、パルス発生器110は、光信号の出力をオンからオフに切り替える場合に、出力電圧を「0」にする。具体的には、図4に示した例において、パルス発生器110は、光信号の出力をオンにする時間t41において、出力電圧を「V」とし、光信号の出力をオンからオフに切り替える時間t42において、出力電圧を「V」から「0」にする。
このように、パルス発生器110の印加電圧が「V」から「0」に切り替わる瞬間は、パルス発生器110から高周波成分の電圧が出力される。このため、パルス発生器110の印加電圧は、高域強調フィルタ140によって通過される。したがって、パルス発生器110の印加電圧が「V」から「0」に切り替わる瞬間には、図5の上段に示すように、SOA130には、電圧「V11」と定常電圧「V12」との差分である「V11−V12」の大きさの負電圧が印加される。このため、SOA130に対して、SOA130の耐圧の範囲以外の電圧が印加されるおそれがある。例えば、SOA130の耐圧が+10.0[V]〜−1.0[V]に定められている場合に、「V11−V12」の絶対値が2.0[V]であると、SOA130には耐圧の範囲以外の電圧が印加される。このことは、SOA130を破損させるおそれがある。
そこで、実施例1に係る光スイッチ駆動回路100では、図2に示すように、オペアンプ120の負電源122を可変電圧とする。すなわち、負電源122の電圧を調節することにより、SOA130に対する印加電圧のうち、負電圧の絶対値が一定値よりも大きくならないように制御することができる。例えば、光スイッチ駆動回路100の製造時に製造者等が負電源122の電圧を調節することにより、SOA130に対する印加電圧を耐圧の範囲内にすることができ、その結果、SOA130が破損することを防止することができる。図5の下段に示した例では、SOA130に印加される負電圧は、「V13」に制限されている。なお、「V13」の絶対値は、「V11−V12」の絶対値よりも小さく、負電圧「V13」は、SOA130の耐圧の範囲内であるものとする。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1に係る光スイッチ駆動回路100は、光信号の出力をオンにする場合に、SOA130に対して、定常電圧よりも高い電圧を印加する。これにより、光スイッチ駆動回路100は、所定の駆動電流をSOA130にすばやく供給することができるので、光信号の出力をすばやくオンにすることができる。
また、実施例1に係る光スイッチ駆動回路100は、定常電圧よりも高い電圧をSOA130に印加した後に、SOA130の印加電圧を定常電圧よりも低い電圧まで低下させる。これにより、光スイッチ駆動回路100は、SOA130に駆動電流が流れすぎることを防止することができるので、オーバーシュートの発生を抑制することができる。すなわち、光スイッチ駆動回路100は、SOA130の増幅率が変動することを防止でき、SOA130によって出力される光信号のパワーが変動することを防止することができる。
以上のことから、実施例1に係る光スイッチ駆動回路100は、SOA130に供給される駆動電流にオーバーシュートが発生することを抑制しつつ、光信号の出力をすばやく切り替えることができる。
また、実施例1に係る光スイッチ駆動回路100は、トリマーコンデンサ141を含む高域強調フィルタ140と、トリマーコンデンサ151を含む低域強調フィルタ150とを有する。これにより、実施例1に係る光スイッチ駆動回路100は、トリマーコンデンサ141やトリマーコンデンサ151を調節されるだけで、SOA130に対する印加電圧波形の時定数を調整することができる。
なお、実施例1に係る光スイッチ駆動回路100は、トリマーコンデンサ141やトリマーコンデンサ151の代わりに、静電容量が固定であるコンデンサを有してもよい。例えば、高域強調フィルタ140や低域強調フィルタ150に含まれるコンデンサの静電容量値が予め定まっている場合には、光スイッチ駆動回路100は、かかる静電容量値を有するコンデンサを有してもよい。
上記実施例1では、図2に示したように、CR回路により高域強調フィルタ及び低域強調フィルタを実現する例を示した。しかし、本願の開示する光スイッチ駆動回路が有する高域強調フィルタ及び低域強調フィルタは、CR回路以外の回路によって実現されてもよい。実施例2では、外部からの電圧制御によって高域強調フィルタ及び低域強調フィルタの特性を調整することができる光スイッチ駆動回路の例について説明する。
図6を用いて、実施例2に係る光スイッチ駆動回路について説明する。図6は、実施例2に係る光スイッチ駆動回路の構成例を示す図である。図6に示すように、実施例2に係る光スイッチ駆動回路200は、パルス発生器110と、オペアンプ120と、高域強調フィルタ240と、低域強調フィルタ250と、抵抗器260とを有し、SOA130と接続される。なお、以下では、既に示した構成部位と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。
高域強調フィルタ240は、抵抗器241及び242、可変容量ダイオード243、コンデンサ244等を含む。抵抗器241の一端には、外部から電圧「VH11」が印加される。かかる高域強調フィルタ240は、図2に示した高域強調フィルタ140と同様に、パルス発生器110の出力電圧のうち、高周波成分の出力電圧を通過させ、低周波成分の出力電圧を低減する特性を有する。すなわち、高域強調フィルタ240によって変動された電圧の波形は、図3に例示した「V」とほぼ同様である。なお、高域強調フィルタ240の時定数は、外部電圧「VH11」によって調整することができる。
低域強調フィルタ250は、抵抗器251及び252、可変容量ダイオード253、コンデンサ254等を含む。抵抗器251の一端には、外部から電圧「VL11」が印加される。かかる低域強調フィルタ250は、図2に示した低域強調フィルタ150と同様に、パルス発生器110の出力電圧のうち、低周波成分の出力電圧を通過させ、高周波成分の出力電圧を低減する特性を有する。すなわち、低域強調フィルタ250によって変動された電圧の波形は、図3に例示した「V」とほぼ同様である。なお、低域強調フィルタ250の時定数は、外部電圧「VL11」によって調整することができる。
なお、図6に示した例において、高域強調フィルタ240、低域強調フィルタ250、オペアンプ120等は、パルス発生器110から出力されるパルス波の電圧を整形し、整形後の電圧をSOA130に印加する電圧印加部270として動作する。
このように、実施例2に係る光スイッチ駆動回路200が有するフィルタの特性は、実施例1に係る光スイッチ駆動回路100と同様に、高域強調フィルタ240の出力電圧と、低域強調フィルタ250の出力電圧との積によって表される。そして、光スイッチ駆動回路200が有するフィルタの特性は、外部電圧「VH11」及び「VL11」によって容易に調整することができる。
したがって、実施例2に係る光スイッチ駆動回路200を用いた場合には、SOA130に印加する電圧波形の時定数を容易に調整することができる。これにより、実施例2に係る光スイッチ駆動回路200を用いた場合には、SOA130に供給される駆動電流にオーバーシュートが発生することを抑制しつつ、光信号の出力をすばやく切り替えることを容易に実現することができる。
上記実施例1及び2では、光スイッチ駆動回路が高域強調フィルタと低域強調フィルタとの積により表されるフィルタを有する例を示した。しかし、本願の開示する光スイッチ駆動回路は、高域強調フィルタと低域強調フィルタとの和により表されるフィルタを有してもよい。実施例3では、高域強調フィルタと低域強調フィルタとの和により表されるフィルタを有する光スイッチ駆動回路の例について説明する。
図7を用いて、実施例3に係る光スイッチ駆動回路について説明する。図7は、実施例3に係る光スイッチ駆動回路の構成例を示す図である。図7に示すように、実施例3に係る光スイッチ駆動回路300は、パルス発生器110と、オペアンプ120と、高域強調フィルタ340と、低域強調フィルタ350と、加算回路360とを有し、SOA130と接続される。なお、以下では、既に示した構成部位と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。
高域強調フィルタ340は、抵抗器341及び342、可変容量ダイオード343、コンデンサ344、抵抗器345及び346、可変容量ダイオード347、コンデンサ348等を含む。抵抗器341の一端には、外部から電圧「VH21」が印加される。また、抵抗器345の一端には、外部から電圧「VH22」が印加される。かかる高域強調フィルタ340は、図2に示した高域強調フィルタ140と同様に、パルス発生器110の出力電圧のうち、高周波成分の出力電圧を通過させ、低周波成分の出力電圧を低減する特性を有する。すなわち、高域強調フィルタ340によって変動された電圧の波形は、図3に例示した「V」と同様である。ここで、高域強調フィルタ340の時定数は、外部電圧「VH21」及び「VH22」によって調整することができる。
低域強調フィルタ350は、抵抗器351及び352、可変容量ダイオード353、コンデンサ354、抵抗器355及び356、可変容量ダイオード357、コンデンサ358等を含む。抵抗器351の一端には、外部から電圧「VL21」が印加される。また、抵抗器355の一端には、外部から電圧「VL22」が印加される。かかる低域強調フィルタ350は、図2に示した低域強調フィルタ150と同様に、パルス発生器110の出力電圧のうち、低周波成分の出力電圧を通過させ、高周波成分の出力電圧を低減する特性を有する。すなわち、低域強調フィルタ350によって変動された電圧の波形は、図3に例示した「V」と同様である。ここで、低域強調フィルタ350の時定数は、外部電圧「VL21」及び「VL22」によって調整することができる。
加算回路360は、抵抗器361及び362を有する。かかる加算回路360は、高域強調フィルタ340の出力電圧と、低域強調フィルタ350の出力電圧とを加算し、加算後の出力電圧をオペアンプ120に出力する。
なお、図7に示した例において、高域強調フィルタ340、低域強調フィルタ350、加算回路360、オペアンプ120等は、パルス発生器110から出力されるパルス波の電圧を整形し、整形後の電圧をSOA130に印加する電圧印加部370として動作する。
このように、図7に示した光スイッチ駆動回路300が有するフィルタの特性は、高域強調フィルタ340の出力電圧と、低域強調フィルタ350の出力電圧との和によって表される。したがって、実施例3に係る光スイッチ駆動回路300を用いた場合には、高域強調フィルタ340の時定数と、低域強調フィルタ350の時定数とをそれぞれ独立に調整することができる。具体的には、フィルタ特性が双方のフィルタの和であるので、一方のフィルタの時定数を調整した場合であっても、他方のフィルタの時定数への影響がない。また、光スイッチ駆動回路300が有するフィルタ特性は、外部電圧「VH21」、「VH22」、「VL21」及び「VL22」によって調整することができる。
したがって、実施例3に係る光スイッチ駆動回路300を用いた場合には、SOA130に印加する電圧波形の時定数を容易に調整することができる。これにより、実施例3に係る光スイッチ駆動回路300を用いた場合には、SOA130に供給される駆動電流にオーバーシュートが発生することを抑制しつつ、光信号の出力をすばやく切り替えることを容易に実現することができる。
1 マトリクス光スイッチ
10〜10 分配カプラ
11〜11 合波カプラ
121−1〜12n−n SOA
90 SOA型光ゲートスイッチ
91 パルス発生器
92 オペアンプ
93 SOA
94 高域強調フィルタ
94a コンデンサ
94b 抵抗器
95 抵抗器
100、200、300 光スイッチ駆動回路
110 パルス発生器
120 オペアンプ
121 正電源
122 負電源
130 SOA
140、240、340 高域強調フィルタ
141、151 トリマーコンデンサ
142、152 抵抗器
150、250、350 低域強調フィルタ
160 抵抗器
170、270、370 電圧印加部
241、251 抵抗器
243、253 可変容量ダイオード
260 抵抗器
341、342、345、346 抵抗器
343、347 可変容量ダイオード
344、348 コンデンサ
351、352、355、356 抵抗器
353、357 可変容量ダイオード
354、358 コンデンサ
360 加算回路
361 抵抗器

Claims (7)

  1. 所定の電圧から一定電圧に立ち上がるパルス波を発生させる発生部と、
    印加された電圧に応じた増幅率で光信号を増幅する光増幅部に印加される電圧を生成する電圧印加部と
    を有し、
    前記電圧印部は、
    前記発生部が一定電圧に立ち上げたパルス波の電圧を、定常電圧よりも高い電圧に上昇させた後、前記定常電圧よりも低い電圧に下降させる高域強調フィルタと、
    前記高域強調フィルタが前記定常電圧よりも低い電圧に下降させた電圧を、前記定常電圧まで上昇させる低域強調フィルタと
    を有することを特徴とする光スイッチ駆動回路。
  2. 前記高域強調フィルタは、
    静電容量が可変である第1のコンデンサと、第1の抵抗とを含み、前記第1のコンデンサの静電容量と前記第1の抵抗の抵抗値とに応じて、前記発生部が一定電圧に立ち上げたパルス波の電圧が、前記定常電圧よりも高い電圧から、前記定常電圧よりも低い電圧に下降するまでの時間を変動させ、
    前記低域強調フィルタは、
    静電容量が可変である第2のコンデンサと、第2の抵抗とを含み、前記第2のコンデンサの静電容量と前記第2の抵抗の抵抗値とに応じて、前記高域強調フィルタが前記定常電圧よりも低い電圧に下降させた電圧が、前記定常電圧よりも低い電圧から、前記定常電圧に上昇するまでの時間を変動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光スイッチ駆動回路。
  3. 前記高域強調フィルタは、
    外部から印加される外部電圧に応じて、前記第1のコンデンサの静電容量を変更し、
    前記低域強調フィルタは、
    外部から印加される外部電圧に応じて、前記第2のコンデンサの静電容量を変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光スイッチ駆動回路。
  4. 前記高域強調フィルタが、前記発生部が一定電圧に立ち上げたパルス波の電圧を、定常電圧よりも高い電圧に上昇させる際の時定数τsと、
    前記高域強調フィルタが、前記定常電圧よりも高い電圧に上昇させた電圧を、前記定常電圧よりも高い電圧から、前記定常電圧よりも低い電圧に下降させる際の時定数τHと、
    前記低域強調フィルタが、前記定常電圧よりも低い電圧に下降された電圧を、前記定常電圧よりも低い電圧から、前記定常電圧に上昇させる際の時定数τLとの関係が、τL>τH>τsである
    ことを特徴とする請求項1に記載の光スイッチ駆動回路。
  5. 前記高域強調フィルタの出力電圧と、前記低域強調フィルタの出力電圧とを加算し、加算した電圧を前記光増幅部に印加される電圧として生成する加算部
    をさらに有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の光スイッチ駆動回路。
  6. 所定の電圧から一定電圧に立ち上がるパルス波を発生させる発生部と、
    印加された電圧に応じた増幅率で光信号を増幅する光増幅部と、
    前記光増幅部に印加される電圧を生成する電圧印加部と
    を有し、
    前記電圧印部は、
    前記発生部が一定電圧に立ち上げたパルス波の電圧を、定常電圧よりも高い電圧に上昇させた後、前記定常電圧よりも低い電圧に下降させる高域強調フィルタと、
    前記高域強調フィルタが前記定常電圧よりも低い電圧に下降させた電圧を、前記定常電圧まで上昇させる低域強調フィルタと
    を有することを特徴とする光スイッチ。
  7. 複数の入力ポートと、複数の出力ポートと、
    前記各入力ポートから入力される光信号を分岐する分岐部と、
    前記各出力ポートに合波した光信号を出力する合波部と、
    前記分岐部で分岐された光信号が入力され、前記合波部に接続された複数の光スイッチとを有し、
    前記光スイッチは、
    所定の電圧から一定電圧に立ち上がるパルス波を発生させる発生部と、
    印加された電圧に応じた増幅率で光信号を増幅する光増幅部と、
    前記光増幅部に印加される電圧を生成する電圧印加部と
    を有し、
    前記電圧印部は、
    前記発生部が一定電圧に立ち上げたパルス波の電圧を、定常電圧よりも高い電圧に上昇させた後、前記定常電圧よりも低い電圧に下降させる高域強調フィルタと、
    前記高域強調フィルタが前記定常電圧よりも低い電圧に下降させた電圧を、前記定常電圧まで上昇させる低域強調フィルタと
    を有することを特徴とする光切替スイッチ。
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