JP2009284413A - ディジタル電力増幅器 - Google Patents

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健司 横山
Yoshihiro Sato
啓宏 佐藤
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Abstract

【課題】 スイッチング素子のスイッチングによって生じるノイズや電力ロスを低減又は除去できるディジタル電力増幅器を提供する。
【解決手段】 本発明のディジタル電力増幅器は、電源ライン間に介挿された、第1対をなす第1及び第2のスイッチング素子と、第2対をなす第4及び第3のスイッチング素子と、第1対及び第2対の間に設けられ、電流積分により電力増幅された信号を取り出す積分回路とを有する。そして、増幅対象信号が、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの上半分側の第1の範囲にあるときには、第2対の状態を固定させ、第1対だけをオンオフ動作させて増幅させ、増幅対象信号が、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの下半分側の第2の範囲にあるときには、第1対の状態を固定させ、第2対だけをオンオフ動作させて増幅させる。オンオフ動作するスイッチング素子数を少なくすることで所望する効果を発揮させる。
【選択図】 図1

Description

本発明はディジタル電力増幅器に関するものである。
ディジタル電力増幅器(いわゆるスイッチングアンプ)として、2つのスイッチング素子を直列接続した直列回路を2つ並列に接続してスイッチブリッジを構成し、各直列回路のスイッチング素子間の接続点間にローパスフィルタを接続し、一方の対角関係にある2つのスイッチング素子と、他方の対角関係の2つのスイッチング素子とを、入力信号波形に応じて、相補的にオンオフし、ローパスフィルタが上述したオンオフによって供給された電流を積分し、入力信号を増幅した電力を得て負荷に供給するものがある(例えば、特許文献1や後述する図6参照)。
特開2003−8366号公報
しかしながら、スイッチブリッジ構成を採用している従来のディジタル電力増幅器においては、スイッチブリッジを構成する4つのスイッチング素子が常時オンオフ動作しているため、負荷への出力にスイッチングノイズが混入する恐れを回避することができない。
また、一般的には、スイッチング素子へのオンオフ駆動信号(例えば、PWM信号)を、ダイナミックレンジの中心が合致している三角波信号と入力信号とを大小比較して形成しているため、入力信号が無信号の場合(中心レベルに張り付いて変化しない場合)にもデューティ比が50%のオンオフ制御信号が形成され、スイッチング素子をオンオフ駆動する。すなわち、無信号時にも増幅のためにエネルギーを消費しており、消費電力の無駄が大きいということができる。
さらに、スイッチング素子のスイッチング動作によって不要な電波が放射され、周囲の回路や装置が、EMI対策を考慮しなければならないこともある。
そのため、スイッチング素子のスイッチングによって生じる不都合を低減又は除去することができるディジタル電力増幅器が望まれている。
本発明は、スイッチング部と信号変換部とを有するディジタル電力増幅器において、(1)上記スイッチング部は、(1−1)高低の電源ライン間に直列に介挿された、第1対をなす第1及び第2のスイッチング素子と、(1−2)上記高低の電源ライン間に直列に介挿された、第2対をなす第4及び第3のスイッチング素子と、(1−3)上記第1及び第2のスイッチング素子間の接続点と上記第4及び第3のスイッチング素子間の接続点との間に設けられ、電流積分により電力増幅された信号を取り出す積分回路とを有し、(2)上記信号変換部は、増幅対象信号を、上記第1〜第4のスイッチング素子のオンオフ制御のタイミングを規定するパルス信号に変換するものであり、(2−1)上記増幅対象信号が、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの上半分側の第1の範囲にあるときに、上記第1及び第2のスイッチング素子に対するパルス信号を形成すると共に、上記増幅対象信号が、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの下半分側の第2の範囲にあるときに、上記第1及び第2のスイッチング素子のオンオフ状態を固定させる第1対用パルス変換回路と、(2−2)上記増幅対象信号が、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの下半分側の第3の範囲にあるときに、上記第4及び第3のスイッチング素子に対するパルス信号を形成すると共に、上記増幅対象信号が、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの上半分側の第4の範囲にあるときに、上記第4及び第3のスイッチング素子のオンオフ状態を固定させる第2対用パルス変換回路とを有することを特徴とする。
本発明によれば、スイッチング素子のスイッチングによって生じる不都合を低減又は除去できるディジタル電力増幅器を実現できる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明によるディジタル電力増幅器の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係るディジタル電力増幅器100の全体構成を示すブロック図である。
図1において、第1の実施形態に係るディジタル電力増幅器100は、信号処理部101、スイッチング部102、電源部103及び負荷104を有する。第1の実施形態に係るディジタル電力増幅器100が、例えば、オーディオアンプとして適用されている場合であれば、入力アナログ信号が音声信号であって負荷104がスピーカである。
スイッチング部102は、スイッチングアンプの本体に該当するものであり、MOS−FET等のスイッチング素子を適用した4つのスイッチ111〜114のブリッジ接続部分を有している。すなわち、電源部103の高電位(E[V])電源ライン及び低電位(0[V])電源ライン間には、スイッチ111及び112の直列回路と、スイッチ114及び113の直列回路とが接続されている。各スイッチ111〜114はそれぞれ、対応するドライバ121〜124によってオンオフ制御されるものである。
ここで、スイッチ114及び113の接続点が接地されている。スイッチ114及び113は概ね相補的にオンオフ動作するので、スイッチ114のオン時には、スイッチ114及び113の接続点は高電位電源ラインの電位(E[V])となり、スイッチ113のオン時には、スイッチ114及び113の接続点は低電位電源ラインの電位(0[V])となる。
スイッチ111及び112の接続点と、スイッチ114及び113の接続点との間には、ローパスフィルタを構成するコイル115及びコンデンサ116の直列回路が接続されている。コンデンサ116には、負荷104が並列に接続されている。
従来であれば、スイッチ111及び113が概ね同様にオンオフ制御されると共に、スイッチ112及び114が概ね同様にオンオフ制御されるものであり、前者のオンオフ制御と後者のオンオフ制御とは相補的なものである。
この第1の実施形態のディジタル電力増幅器100は、スイッチ111〜114の、従来とは異なるオンオフ制御に特徴を有している。
スイッチ111〜114のオンオフ制御により、コイル115及びコンデンサ116の直列回路(ローパスフィルタ)に順方向又は逆方向に流れる電流を、コンデンサ116が積分することにより、コンデンサ116の両端に増幅された電圧を得て負荷104に印加するようになされている。
電源部103は、スイッチング部102への動作電源を供給するものであり、例えば、商用交流電源を所望の直流電源に変換する構成であれば既存のどのような構成のものであっても良い。なお、電源部103として電池を適用するようにしても良い。
信号処理部101は、入力アナログ信号のアナログ増幅機能と、上述したスイッチ111〜114をオンオフ制御するためのパルス信号の形成機能とを担っている。
信号処理部1は、正相のアナログアンプの中心的構成であるオペアンプ141を有している。接地ベースの入力端子に入力された入力アナログ信号は、抵抗142を介して接地されているオペアンプ141の非反転入力端子に入力される。オペアンプ141の反転入力端子は、抵抗143を介して接地されている。これにより、オペアンプ141の出力端子に、入力アナログ信号をアナログ増幅した正相の増幅信号が得られ、第1のコンパレータ144の基準入力端子(−)と、第2のコンパレータ145の比較対象入力端子(+)とに入力される。なお、ローパスフィルタの構成要素であるコイル115の両端電圧はそれぞれ、フィードバック回路(例えば、抵抗)151、152を介して、オペアンプ141の反転入力端子にフィードバックされ、ローパスフィルタ出力を安定化させるようになされている。
第1の三角波発生回路146は、基本周波数が入力アナログ信号の帯域より十分に高い第1の三角波信号を発生するものであり、発生された第1の三角波信号は、第1のコンパレータ144の比較対象入力端子(+)に入力される。第2の三角波発生回路146は、基本周波数が入力アナログ信号の帯域より十分に高い第2の三角波信号を発生するものであり、発生された第2の三角波信号は、第2のコンパレータ145の基準入力端子(−)に入力される。
第1の三角波発生回路146が発生する第1の三角波信号は、当該第1の三角波信号の最低レベル(下限ピーク)がオペアンプ141からの出力信号のダイナミックレンジの中心レベルと一致するもの(若しくは、高いもの)であり、一方、第2の三角波発生回路147が発生する第2の三角波信号は、当該第2の三角波信号の最高レベル(上限ピーク)がオペアンプ141からの出力信号のダイナミックレンジの中心レベルと一致するもの(若しくは、低いもの)である。
第1及び第2のコンパレータ144及び145はそれぞれ、比較対象入力端子への入力信号が基準入力端子への入力信号より大きいときに論理「H」をとり、比較対象入力端子への入力信号が基準入力端子への入力信号以下のときに論理「L」をとるパルス信号を非反転出力端子から出力すると共に、その反転信号を反転出力端子から出力するものである。
第1のコンパレータ144の反転出力端子から出力されたパルス信号はスイッチ111用のドライバ121に与えられ、第1のコンパレータ144の非反転出力端子から出力されたパルス信号はスイッチ112用のドライバ122に与えられる。また、第2のコンパレータ145の非反転出力端子から出力されたパルス信号はスイッチ113用のドライバ123に与えられ、第2のコンパレータ145の反転出力端子から出力されたパルス信号はスイッチ114用のドライバ124に与えられる。
各ドライバ121〜124はそれぞれ、自己への入力が「H」のときに駆動対象のスイッチング素子111〜114をオン(閉成)させ、自己への入力が「L」のときに駆動対象のスイッチング素子111〜114をオフ(開放)させるように駆動するものである。
図2(A)は、第1及び第2の三角波発生回路146及び147を融合した具体的回路の一例を示す回路図であり、基本となる1個の三角波発生回路から、第1及び第2の三角波信号を発生する回路を示している。なお、図2(B)には、図2(A)の回路の概念構成を示している。
図2(A)において、電源300によって形成される正電源電圧ラインと、電源301によって形成される負電源電圧ラインとの間には、可変抵抗R1、NPNトランジスタQ1のコレクタ、エミッタの直列回路と、PNPトランジスタQ2のエミッタ、コレクタ、NPNトランジスタQ3のコレクタ、エミッタの直列回路と、PNPトランジスタQ4のエミッタ、コレクタ、抵抗R2、抵抗R3、NPNトランジスタQ5のコレクタ、エミッタの直列回路とが接続されている。
トランジスタQ1、Q3及びQ5のベースは相互に接続され、また、トランジスタQ1のベースは当該トランジスタQ1のコレクタに接続されている。トランジスタQ2及びQ4のベースは相互に接続され、また、トランジスタQ2のベースは当該トランジスタQ2のコレクタに接続されている。抵抗R2及びR3は抵抗値が同じのものであり、これら抵抗R2及びR3の接続点に、基本となる1個の三角波発生回路302の出力端子が接続されている。トランジスタQ4のコレクタと抵抗R2との接続点に、第1の三角波信号の出力端子が接続され、抵抗R3とNPNトランジスタQ5のコレクタとの接続点に、第2の三角波信号の出力端子が接続されている。
可変抵抗R1及びトランジスタQ1が定電流源を構成しており、可変抵抗R1によって定電流を調整可能となされている。トランジスタQ1及びQ3、トランジスタQ2及びQ4、トランジスタQ1及びQ5はそれぞれ、カレントミラー回路を構成している。上述の定電流源による定電流は、トランジスタQ1及びQ3でなるカレントミラー回路と、トランジスタQ2及びQ4でなるカレントミラー回路を介して抵抗R2に流出するようになされており、トランジスタQ4のコレクタと抵抗R2との接続点(第1の三角波信号の出力端子)の電位は、抵抗R2の電圧降下分だけ、抵抗R2及びR3の接続点(三角波発生回路302の出力端子)の電位より上がる。また、上述の定電流源による定電流が、トランジスタQ1及びQ5でなるカレントミラー回路を介して抵抗R3から流入するようになされており、抵抗R3とトランジスタQ5のコレクタとの接続点(第2の三角波信号の出力端子)の電位は、抵抗R3の電圧降下分だけ、抵抗R2及びR3の接続点(三角波発生回路302の出力端子)の電位より下がる。
抵抗R2及びR3の抵抗値、並びに、可変抵抗R1により定まる定電流を選定することにより、トランジスタQ4のコレクタと抵抗R2との接続点(第1の三角波信号の出力端子)、及び、抵抗R3とトランジスタQ5のコレクタとの接続点(第2の三角波信号の出力端子)にはそれぞれ、第1の三角波信号、第2の三角波信号が得られる。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係るディジタル電力増幅器100の増幅動作を、図1に加えて図3を参照しながら説明する。図3は、各部信号波形図である。
入力アナログ信号Sが、グランドを基準として正負に振れる図3(A)に示すようなものであったとする。以下では、入力アナログ信号Sが正の期間と、負の期間とに分けて動作を説明する。
入力アナログ信号Sの正の期間では、図3(C)に示す第2の三角波信号C2より、入力アナログ信号Sが常に大きい。その結果、第2のコンパレータ145の反転出力端子は「L」に張り付き、第2のコンパレータ145の非反転出力端子は「H」に張り付き、スイッチング素子114がオフ状態を連続させ、スイッチング素子113がオン状態を連続させる。すなわち、入力アナログ信号Sの正の期間では、スイッチング素子113及び114の接続点の電位V2は図3(E)に示すように常時0[V]である。
一方、入力アナログ信号Sの正の期間において、入力アナログ信号Sと図3(B)に示す第1の三角波信号C1との大小関係は、入力アナログ信号Sの変化に応じて変化する。入力アナログ信号Sが第1の三角波信号C1より大きい期間では、第1のコンパレータ144の反転出力端子が「H」、非反転出力端子が「L」となるので、スイッチング素子111がオン、スイッチング素子112がオフとなって、図3(D)に示すスイッチング素子111及び112の接続点の電位V1はE[V]となる。また、入力アナログ信号Sが第1の三角波信号C1以下の期間では、第1のコンパレータ144の反転出力端子が「L」、非反転出力端子が「H」となるので、スイッチング素子111がオフ、スイッチング素子112がオンとなって、図3(D)に示すスイッチング素子111及び112の接続点の電位V1は0[V]となる。
その結果、スイッチング素子111及び112の接続点の電位V1と、スイッチング素子113及び114の接続点の電位V2との電位差V1−V2は、図3(F)に示すように正極性のPWM信号となり、正のパルス期間において、スイッチング素子111及び112の接続点からスイッチング素子113及び114の接続点へ向けて、ローパスフィルタ(コイル115及びコンデンサ116)に電流が流れ、積分が実行される。
以上のように、入力アナログ信号Sの正の期間では、スイッチング素子113及び114がオンオフすることなく、スイッチング素子111及び112のオンオフ動作によって、ローパスフィルタ(コイル115及びコンデンサ116)に正極性のPWM信号が印加され、増幅された出力信号が得られる。
これに対して、入力アナログ信号Sの負の期間では、図3(B)に示す第1の三角波信号C1が、入力アナログ信号Sより常に大きい。その結果、第1のコンパレータ144の反転出力端子は「L」に張り付き、第1のコンパレータ144の非反転出力端子は「H」に張り付き、スイッチング素子111がオフ状態を連続させ、スイッチング素子112がオン状態を連続させる。すなわち、入力アナログ信号Sの負の期間では、スイッチング素子111及び112の接続点の電位V1は図3(D)に示すように常時0[V]である。
一方、入力アナログ信号Sの負の期間において、入力アナログ信号Sと図3(C)に示す第2の三角波信号C2との大小関係は、入力アナログ信号Sの変化に応じて変化する。入力アナログ信号Sが第2の三角波信号C2より大きい期間では、第2のコンパレータ145の反転出力端子が「L」、非反転出力端子が「H」となるので、スイッチング素子113がオン、スイッチング素子114がオフとなって、図3(E)に示すスイッチング素子113及び114の接続点の電位V2は0[V]となる。また、入力アナログ信号Sが第2の三角波信号C2以下の期間では、第2のコンパレータ145の反転出力端子が「H」、非反転出力端子が「L」となるので、スイッチング素子113がオフ、スイッチング素子114がオンとなって、図3(E)に示すスイッチング素子113及び114の接続点の電位V2はE[V]となる。
その結果、スイッチング素子111及び112の接続点の電位V1と、スイッチング素子113及び114の接続点の電位V2との電位差V1−V2は、図3(F)に示すように負極性のPWM信号となり、負のパルス期間において、スイッチング素子113及び114の接続点からスイッチング素子111及び112の接続点へ向けて、ローパスフィルタ(コイル115及びコンデンサ116)に電流が流れ、積分が実行される。
以上のように、入力アナログ信号Sの負の期間では、スイッチング素子111及び112がオンオフすることなく、スイッチング素子113及び114のオンオフ動作によって、ローパスフィルタ(コイル115及びコンデンサ116)に負極性のPWM信号が印加され、増幅された出力信号が得られる。
次に、第1の実施形態に係るディジタル電力増幅器100へ入力アナログ信号が入力されない無信号時の動作を、図1に加えて図4の各部信号波形図を参照しながら説明する。
無信号時には、入力アナログ信号は、図4(A)に示すように、ダイナミックレンジの中央レベルであるグランド電位を継続する。
入力アナログ信号がない期間(無信号時)では、図4(B)に示す第1の三角波信号C1が、入力アナログ信号Sより常に大きい。その結果、第1のコンパレータ144の反転出力端子は「L」に張り付き、第1のコンパレータ144の非反転出力端子は「H」に張り付き、スイッチング素子111がオフ状態を連続させ、スイッチング素子112がオン状態を連続させる。すなわち、入力アナログ信号の無信号時には、スイッチング素子111及び112の接続点の電位V1は図4(D)に示すように常時0[V]である。
また、入力アナログ信号がない期間(無信号時)では、図4(C)に示す第2の三角波信号C2より、入力アナログ信号Sが常に大きい。その結果、第2のコンパレータ145の反転出力端子は「L」に張り付き、第2のコンパレータ145の非反転出力端子は「H」に張り付き、スイッチング素子114がオフ状態を連続させ、スイッチング素子113がオン状態を連続させる。すなわち、入力アナログ信号の無信号時には、スイッチング素子113及び114の接続点の電位V2は図4(E)に示すように常時0[V]である。
その結果、スイッチング素子111及び112の接続点の電位V1と、スイッチング素子113及び114の接続点の電位V2との電位差V1−V2は、図4(F)に示すようになく(グランド電位)、ローパスフィルタ(コイル115及びコンデンサ116)に電流は流れない。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態のディジタル電力増幅器によれば、従来のディジタル電力増幅器に比較して、図5に示すような効果を奏することができる(図5には後述する第2の実施形態に係る効果をも記載している)。なお、説明は省略するが、図6に比較対象の従来のディジタル電力増幅器を示している。
図5において、ノーマルモードノイズは、負荷に供給される電力と同相のノイズを言い、コモンモードノイズは、負荷のそれぞれの端子に加えられる電圧の和に比例するエネルギーを持つノイズである。
第1の実施形態の場合、無信号時にはスイッチング素子はオンオフすることはなく、負荷に電力が供給されることはない。電力供給がなされないので、ノーマルモードノイズもコモンモードノイズもなく、スイッチング動作を実行しないのでスイッチング損失も生じない。
因みに、従来のディジタル電力増幅器では、各スイッチング素子がデューティ比50%でオンオフ動作し、ローパスフィルタによる積分値を0にするようにしているので、コモンモードノイズやスイッチング損失は大きい。原理上、ノーマルモードノイズは0であるが、デューティ比が50%からずれていたりすると、ノーマルモードノイズが生じる可能性がある。
第1の実施形態の場合、入力アナログ信号を増幅する通常動作時に、スイッチング動作(オンオフ動作)を行うスイッチ素子数は、入力アナログ信号の正の期間及び負の期間共に2個である。一方、従来のディジタル電力増幅器では、通常動作時に、スイッチング動作(オンオフ動作)を行うスイッチ素子数は4個である。
すなわち、第1の実施形態によれば、通常動作時では、コモンモードノイズやスイッチング損失を、従来のディジタル電力増幅器の半分とすることができる。また、スイッチング数の減少により、スイッチングの際のリンギングやオーバーシュートの影響をも、従来の半分とすることができる。
なお、第1の実施形態は、単一電源を用いると共に、スイッチング素子113及び114間を接地しているので、特許文献1の記載技術と同様に、グランドの安定化により、性能を向上させることができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明によるディジタル電力増幅器の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
図7は、第2の実施形態に係るディジタル電力増幅器100Aの全体構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
第2の実施形態に係るディジタル電力増幅器100Aは、スイッチング部の構成が対称的なものであると共に、電源部が2電源構成のものである。
図7において、直列接続された電源400及び401の接続点が接地されており、電源400が正の電源電圧を供給し、電源401が負の電源電圧を供給する。
第2の実施形態の場合、スイッチング部には、第1のローパスフィルタを構成するコイル115−1及びコンデンサ116−1と、第2のローパスフィルタを構成するコイル115−2及びコンデンサ116−2とが設けられている。
コイル115−1の一端は、スイッチング素子111及び112の接続点に接続され、コンデンサ116−1の一端は接地され、コイル115−1及びコンデンサ116−1の接続点が負荷104の一端に接続されている。また、コイル115−2の一端は、スイッチング素子113及び114の接続点に接続され、コンデンサ116−2の一端は接地され、コイル115−2及びコンデンサ116−2の接続点が負荷104の他端に接続されている。
コイル115−1の一端(スイッチング素子111及び112の接続点)は、フィードバック回路(例えば、抵抗)151Aを介して、オペアンプ141の反転入力端子にフィードバックされ、コイル115−2の一端(スイッチング素子113及び114の接続点)は、フィードバック回路(例えば、抵抗)152Aを介して、オペアンプ141の非反転入力端子にフィードバックされ、それぞれのローパスフィルタ出力を安定化させるようになされている。
第2の実施形態における上述した以外の構成は、第1の実施形態と同様である。すなわち、入力アナログ信号に応じて、スイッチング素子111〜114のオンオフ動作を制御するための構成は、第1の実施形態と同様である。
従って、入力アナログ信号を増幅する通常動作時には、入力アナログ信号の正の期間ではスイッチング素子111及び112が第1の実施形態と同様にオンオフ動作し、入力アナログ信号の負の期間ではスイッチング素子113及び114が第1の実施形態と同様にオンオフ動作する。また、入力アナログ信号がない期間(無信号時)では、スイッチング素子111〜114の全てがオンオフ動作しない。
第2の実施形態に係るディジタル電力増幅器100Aによっても、図5に示すように、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。
(C)第3の実施形態
次に、本発明によるディジタル電力増幅器の第3の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
第3の実施形態に係るディジタル電力増幅器も、その全体構成は、第1の実施形態の説明で用いた図1で表すことができる。
しかし、第3の実施形態に係るディジタル電力増幅器は、第1の実施形態に比較し、第1の三角波発生回路146が発生する第1の三角波信号、及び、第2の三角波発生回路147が発生する第2の三角波信号が異なっている。
図8は、第3の実施形態に係るディジタル電力増幅器における無信号時の各部信号波形図であり、第1の実施形態に係る図4と対応する図面である。
図8(B)は、第3の実施形態における第1の三角波発生回路146が発生する第1の三角波信号を示している。上述した第1の実施形態の場合、第1の三角波発生回路146が発生する第1の三角波信号は、当該第1の三角波信号の最低レベル(下限ピーク)がオペアンプ141からの出力信号のダイナミックレンジの中心レベルと一致し、若しくは、高いものであったが、この第3の実施形態の場合、第1の三角波発生回路146が発生する第1の三角波信号は、当該第1の三角波信号の最低レベル(下限ピーク)がオペアンプ141からの出力信号のダイナミックレンジの中心レベルより僅かに低く、当該第1の三角波信号が中心レベルと僅かに交差しているものである。
また、図8(C)は、第3の実施形態における第2の三角波発生回路147が発生する第2の三角波信号を示している。上述した第1の実施形態の場合、第2の三角波発生回路147が発生する第2の三角波信号は、当該第2の三角波信号の最高レベル(上限ピーク)がオペアンプ141からの出力信号のダイナミックレンジの中心レベルと一致し、若しくは、低いものであったが、この第3の実施形態の場合、第2の三角波発生回路147が発生する第2の三角波信号は、当該第2の三角波信号の最高レベル(上限ピーク)がオペアンプ141からの出力信号のダイナミックレンジの中心レベルより僅かに高く、当該第2の三角波信号が中心レベルと僅かに交差しているものである。
その結果、図8(A)に示すように、入力アナログ信号Sがないとき(無信号時)でも、スイッチング素子111及び112の接続点の電位V1や、スイッチング素子113及び114の接続点の電位V2に、図8(D)や(E)に示すようにパルス幅が狭いパルスが現れ、これらの電位差V1−V2も、図8(F)に示すように、パルス幅が狭い正極性及び負極性のパルスがそれぞれ、第1及び第2の三角波信号と同じ周期で現れる。
なお、正極性及び負極性のパルスが交互に現れるので、ローパスフィルタによる積分値は0となり、負荷104に増幅出力が供給されることはない。
第3の実施形態における第1及び第2の三角波信号も、例えば、上述した図2(A)に示す回路で形成することができる。抵抗R2及びR3の抵抗値、並びに、可変抵抗R1により定まる定電流を選定することにより、基本の三角波信号に対するバイアス分を第1の実施形態とは異なるようにさせ、第3の実施形態における第1及び第2の三角波信号を形成する
第1の実施形態の場合、第1及び第2の三角波信号の形成誤差などにより、中央レベル(グランド)付近の入力アナログ信号に対して不感帯ができ、クロスオーバー歪みが発生する恐れがある。第3の実施形態のように、第1及び第2の三角波信号が中央レベル(グランド)を僅かにまたぐようにバイアス電圧を調整すると、ノイズの発生を抑えた、また、クロスオーバー歪みがないディジタル電力増幅器を実現することができる。
なお、スイッチング素子111〜114として適用しているトランジスタの種類などによっては、第1の実施形態のように、スイッチング素子111〜114をオンオフ動作させてない無信号時から信号増幅時に切り替えた際に、良好な増幅状態になるまでに遅延が発生することもある。第3の実施形態の場合、無信号時も、アイドリングのオンオフ動作を実行しているので、速やかに増幅動作状態に移行することができる。
また、第1の実施形態の場合、入力アナログ信号の正の期間ではスイッチング素子113及び114がオンオフ動作せず、入力アナログ信号の負の期間ではスイッチング素子111及び112がオンオフ動作せず、無信号時からの増幅動作時への変化と同様な遅延が問題となる恐れがあるが、第3の実施形態の場合にはこのような恐れは生じない。
(D)第4の実施形態
次に、本発明によるディジタル電力増幅器の第4の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
図9は、第4の実施形態に係るディジタル電力増幅器100Cの全体構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。また、図10は、第4の実施形態に係るディジタル電力増幅器100Cの通常動作時の各部信号波形図である。
第4の実施形態に係るディジタル電力増幅器100Cは、第1及び第2のコンパレータ144及び145へ入力する2信号の形成構成が第1の実施形態とは異なっている。
上述した第1の実施形態では、オペアンプ141の出力信号を第1及び第2のコンパレータ144及び145へ供給すると共に、バイアスが異なる第1及び第2の三角波信号をそれぞれ、対応する第1及び第2のコンパレータ144及び145へ供給するものであった。第4の実施形態は、逆に、共通の三角波信号を第1及び第2のコンパレータ144及び145へ供給すると共に、オペアンプ141の出力信号に異なるバイアスを付与した信号をそれぞれ、対応する第1及び第2のコンパレータ144及び145へ供給するものである。
上述したオンオフ制御信号を形成する以外の構成(スイッチング部102など)は、第1の実施形態と同様である。
図9において、三角波発生回路500は、基本周波数が入力アナログ信号の帯域より十分に高い三角波信号を発生するものであり、発生された三角波信号は、第1のコンパレータ144の比較対象入力端子(+)と、第2のコンパレータ145の基準入力端子(−)とに入力される。三角波発生回路500が発生する三角波信号は、図10(A)に示すように、当該三角波信号の中心レベルがオペアンプ141からの出力信号のダイナミックレンジの中心レベル(GND)と一致するものである。
下方へのレベルシフト回路(バイアス下降回路)501は、オペアンプ141からの出力信号のレベルを、図10(B)に示すように、例えば、当該出力信号のダイナミックレンジの半分だけ下方にシフトさせるものであり、下方へシフトされた信号は、第1のコンパレータ144の基準入力端子(−)に与えられる。
従って、第1のコンパレータ144の比較対象入力端子及び基準入力端子に入力される2信号の大小関係は、上述した第1の実施形態と同一であり、その結果、スイッチング素子111及び112の接続点の電位V1は、図10(D)に示すように、上述した第1の実施形態と同一の変化を行う。
また、上方へのレベルシフト回路(バイアス上昇回路)502は、オペアンプ141からの出力信号のレベルを、図10(C)に示すように、例えば、当該出力信号のダイナミックレンジの半分だけ上方にシフトさせるものであり、上方へシフトされた信号は、第2のコンパレータ145の比較対象入力端子(+)に与えられる。
従って、第2のコンパレータ145の比較対象入力端子及び基準入力端子に入力される2信号の大小関係は、上述した第1の実施形態と同一であり、その結果、スイッチング素子113及び114の接続点の電位V2は、図10(E)に示すように、上述した第1の実施形態と同一の変化を行う。
電位V1及びV2が共に、第1の実施形態と同様に変化するので、これらの電位差V1−V2も、第1の実施形態と同様に変化し、負荷104に、第1の実施形態と同様な増幅出力が供給される。
第4の実施形態によれば、第1及び第2のコンパレータへ与える2信号の形成方法は第1の実施形態と異なるが、第1及び第2のコンパレータへ与える2信号の大小関係は、第1の実施形態と同様であり、スイッチング部が第1の実施形態と同様に動作するので、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。
(D)他の実施形態
本発明のディジタル電力増幅器の用途は限定されるものではない。例えば、オーディオアンプに適用できる。また、スイッチング動作の回数を抑えたので、コンピュータ機器や放送設備などの、スイッチングノイズの影響を嫌う電気設備の電力増幅器に適用して好適である。また、無信号時の電力消費を極力抑えたので、停止時間の非常に長い移動装置のモータドライバや非常用放送設備などの、上記電源が投入されたまま待機時間が長い電力機器の電力増幅器に適用して好適である。
上記各実施形態の技術思想は組合せ可能ならば組み合わせて適用するようにしても良い。例えば、パルス変調信号をアナログ信号に変換する積分回路(ローパスフィルタ)回りに関する第2の実施形態の技術思想と、コンピュータへ入力する2信号のバイアス差を作り出す構成に関する第4の実施形態の技術思想を組み合わせるようにしても良い。また例えば、無信号時にもパルスを生じさせるバイアスに係る第3の実施形態の技術思想と、コンピュータへ入力する2信号のバイアス差を作り出す構成に関する第4の実施形態の技術思想を組み合わせるようにしても良い。
上記第1の実施形態では、三角波信号としてバイアスが異なる2つの信号を形成し、第4の実施形態では、増幅対象信号としてバイアスが異なる2つの信号を形成するものを示したが、第1及び第2のコンパレータへの2信号のバイアスの付与方法はこれらに限定されるものではない。例えば、三角波信号として第1の実施形態の半分のバイアスを有する2つの信号を形成すると共に、増幅対象信号として第4の実施形態の半分のバイアスを有する2つの信号を形成し、第1及び第2のコンパレータへの2信号のバイアス差を、第1や第4の実施形態と同様なものとするようにしても良い。
第1の実施形態に係るディジタル電力増幅器の全体構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における、第1及び第2の三角波発生回路を融合した回路例を示す回路図である。 第1の実施形態に係るディジタル電力増幅器の通常動作時の各部信号波形図である。 第1の実施形態に係るディジタル電力増幅器の無信号時の各部信号波形図である。 第1の実施形態に係るディジタル電力増幅器の効果の説明図である。 第1の実施形態と比較される従来のディジタル電力増幅器の全体構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るディジタル電力増幅器の全体構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係るディジタル電力増幅器の無信号時の各部信号波形図である。 第4の実施形態に係るディジタル電力増幅器の全体構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係るディジタル電力増幅器の通常動作時の各部信号波形図である。
符号の説明
100、100A、100C…ディジタル電力増幅器、101…信号処理部、102…スイッチング部、103…電源部、104…負荷、111〜114…スイッチング素子、121〜124…ドライバ、141…オペアンプ、144、145…コンパレータ、146、147、500…三角波発生回路、501、502…レベルシフト回路。

Claims (7)

  1. スイッチング部と信号変換部とを有するディジタル電力増幅器において、
    上記スイッチング部は、
    高低の電源ライン間に直列に介挿された、第1対をなす第1及び第2のスイッチング素子と、
    上記高低の電源ライン間に直列に介挿された、第2対をなす第4及び第3のスイッチング素子と、
    上記第1及び第2のスイッチング素子間の接続点と上記第4及び第3のスイッチング素子間の接続点との間に設けられ、電流積分により電力増幅された信号を取り出す積分回路とを有し、
    上記信号変換部は、増幅対象信号を、上記第1〜第4のスイッチング素子のオンオフ制御のタイミングを規定するパルス信号に変換するものであり、
    上記増幅対象信号が、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの上半分側の第1の範囲にあるときに、上記第1及び第2のスイッチング素子に対するパルス信号を形成すると共に、上記増幅対象信号が、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの下半分側の第2の範囲にあるときに、上記第1及び第2のスイッチング素子のオンオフ状態を固定させる第1対用パルス変換回路と、
    上記増幅対象信号が、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの下半分側の第3の範囲にあるときに、上記第4及び第3のスイッチング素子に対するパルス信号を形成すると共に、上記増幅対象信号が、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの上半分側の第4の範囲にあるときに、上記第4及び第3のスイッチング素子のオンオフ状態を固定させる第2対用パルス変換回路とを有する
    ことを特徴とするディジタル電力増幅器。
  2. 上記高低の電源ラインが単一電源によるものであり、
    上記第4及び第3のスイッチング素子間の接続点が接地されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のディジタル電力増幅器。
  3. 上記第1対用パルス変換回路は、上記増幅対象信号と、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの中心レベルより、中心レベルが高い第1の三角波信号とを比較する第1のコンパレータを備え、
    上記第2対用パルス変換回路は、上記増幅対象信号と、当該増幅対象信号のダイナミックレンジの中心レベルより、中心レベルが低い第2の三角波信号とを比較する第2のコンパレータを備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のディジタル電力増幅器。
  4. 上記第1の三角波信号の下限ピークは、上記増幅対象信号のダイナミックレンジの中心レベル以上であると共に、
    上記第2の三角波信号の上限ピークは、上記増幅対象信号のダイナミックレンジの中心レベル以下である
    ことを特徴とする請求項3に記載のディジタル電力増幅器。
  5. 上記第1の三角波信号の下限ピーク近傍が、上記増幅対象信号のダイナミックレンジの中心レベルを跨ぐと共に、
    上記第2の三角波信号の上限ピーク近傍が、上記増幅対象信号のダイナミックレンジの中心レベルを跨ぐ
    ことを特徴とする請求項3に記載のディジタル電力増幅器。
  6. 上記信号変換部は、
    基本三角波信号を発生する基本三角波発生回路と、
    上記基本三角波信号を上方にレベルシフトして上記第1の三角波信号を形成する三角波レベル上昇回路と、
    上記基本三角波信号を下方にレベルシフトして上記第2の三角波信号を形成する三角波レベル下降回路とを有する
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のディジタル電力増幅器。
  7. 上記第1対用パルス変換回路は、上記増幅対象信号を下方にレベルシフトする増幅対象信号レベル下降回路と、下方へのレベルシフト後の増幅対象信号と、上記増幅対象信号のダイナミックレンジの中心レベルに、中心レベルが一致する共通の三角波信号とを比較する第3のコンパレータを備え、
    上記第2対用パルス変換回路は、上記増幅対象信号を上方にレベルシフトする増幅対象信号レベル上昇回路と、上方へのレベルシフト後の増幅対象信号と、上記共通の三角波信号とを比較する第4のコンパレータを備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のディジタル電力増幅器。
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