JPH05175579A - 半導体レーザ駆動回路 - Google Patents
半導体レーザ駆動回路Info
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- JPH05175579A JPH05175579A JP34505191A JP34505191A JPH05175579A JP H05175579 A JPH05175579 A JP H05175579A JP 34505191 A JP34505191 A JP 34505191A JP 34505191 A JP34505191 A JP 34505191A JP H05175579 A JPH05175579 A JP H05175579A
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- semiconductor laser
- laser
- circuit
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- resistor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザの立上り、立下りにおけるオーバーシ
ュート及びなまりをなくし、高速にスイッチングが可能
な半導体レーザ駆動回路を提供する。 【構成】 半導体レーザに2組のフィルタ回路30,3
1を並列に接続する。
ュート及びなまりをなくし、高速にスイッチングが可能
な半導体レーザ駆動回路を提供する。 【構成】 半導体レーザに2組のフィルタ回路30,3
1を並列に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速で半導体レーザをス
イッチングする半導体レーザ駆動回路に関するものであ
る。
イッチングする半導体レーザ駆動回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4に典型的な従来例を示す。
【0003】同図において1は半導体レーザ、2〜4は
トランジスタ、5はオペアンプ、6,7はCMOSのゲ
ート、8はレーザ電流を制御する電圧源、9〜13,1
8は抵抗、19はコンデンサであり、抵抗18とコンデ
ンサ19でフィルタ回路20を構成している。
トランジスタ、5はオペアンプ、6,7はCMOSのゲ
ート、8はレーザ電流を制御する電圧源、9〜13,1
8は抵抗、19はコンデンサであり、抵抗18とコンデ
ンサ19でフィルタ回路20を構成している。
【0004】かかる従来技術の動作について説明する。
【0005】まずトランジスタ4、オペアンプ5、電圧
源8、抵抗11は定電流回路21を構成している。トラ
ンジスタ4に流れる電流値はV1÷(抵抗11の抵抗
値)になる。
源8、抵抗11は定電流回路21を構成している。トラ
ンジスタ4に流れる電流値はV1÷(抵抗11の抵抗
値)になる。
【0006】次にトランジスタ2〜3,抵抗9,10及
びゲート6〜7は、スイッチング回路22を構成してい
る半導体レーザのオン、オフ信号LONがHighであ
れば、ゲート6の出力もHigh(+5V)になり、ゲ
ート7の出力はLow(GND)になる。するとトラン
ジスタ2はオンしてトランジスタ3はオフするので、定
電流回路で制御された電流は、半導体レーザ1及び抵抗
13に流れる。一方LONがLowならば反対に抵抗1
2に電流が流れ、半導体レーザ1はオフすることにな
る。
びゲート6〜7は、スイッチング回路22を構成してい
る半導体レーザのオン、オフ信号LONがHighであ
れば、ゲート6の出力もHigh(+5V)になり、ゲ
ート7の出力はLow(GND)になる。するとトラン
ジスタ2はオンしてトランジスタ3はオフするので、定
電流回路で制御された電流は、半導体レーザ1及び抵抗
13に流れる。一方LONがLowならば反対に抵抗1
2に電流が流れ、半導体レーザ1はオフすることにな
る。
【0007】図5(a)は、図5(d)に示される信号
LONが入力されたときにフィルタ回路20を省略した
構成におけるレーザ電流ILDの波形である。この様にフ
ィルタ回路20がないとレーザ電流の立ち上り、立ち下
り時にオーバーシュートやアンダーシュートが発生して
しまう。
LONが入力されたときにフィルタ回路20を省略した
構成におけるレーザ電流ILDの波形である。この様にフ
ィルタ回路20がないとレーザ電流の立ち上り、立ち下
り時にオーバーシュートやアンダーシュートが発生して
しまう。
【0008】図5(b)はフィルタ回路20の抵抗18
及びコンデンサ19の値を適当に選ぶことによって、レ
ーザ電流の立ち上り、立ち下りが遅くならない範囲で出
来るだけリンギングをおさえた場合のレーザ電流波形で
ある。立ち上り、立ち下りを優先するとどうしてもオー
バーシュートやアンダーシュートが抑えきれない。オー
バーシュート、アンダーシュートを完全に抑えるために
は、図5(c)の様にレーザ電流の立ち上り、立ち下り
の周波数特性を悪くしてなまらせる様にフィルタ回路2
0の定数を選定していた。
及びコンデンサ19の値を適当に選ぶことによって、レ
ーザ電流の立ち上り、立ち下りが遅くならない範囲で出
来るだけリンギングをおさえた場合のレーザ電流波形で
ある。立ち上り、立ち下りを優先するとどうしてもオー
バーシュートやアンダーシュートが抑えきれない。オー
バーシュート、アンダーシュートを完全に抑えるために
は、図5(c)の様にレーザ電流の立ち上り、立ち下り
の周波数特性を悪くしてなまらせる様にフィルタ回路2
0の定数を選定していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では高速で
スイッチングしようとするとどうしてもオーバーシュー
トが発生してしまう(図5(b))。半導体レーザは、
その特性上わずかなレーザ電流変動でも大きく光出力が
変化してしまう。特に、かかる半導体レーザ駆動回路を
レーザビームプリンタ等で使用すると画質が劣化してし
まい、致命的に問題となる。図5(c)のように、波形
がなまってしまってもやはり、画質劣化を招来する。
スイッチングしようとするとどうしてもオーバーシュー
トが発生してしまう(図5(b))。半導体レーザは、
その特性上わずかなレーザ電流変動でも大きく光出力が
変化してしまう。特に、かかる半導体レーザ駆動回路を
レーザビームプリンタ等で使用すると画質が劣化してし
まい、致命的に問題となる。図5(c)のように、波形
がなまってしまってもやはり、画質劣化を招来する。
【0010】本発明の目的は、かかる問題を解決し、高
速に応答するとともに、オーバーシュートを防止した半
導体レーザ駆動回路を提供することであり、更にはレー
ザプリンタにおける画像品位を向上することができる半
導体レーザ駆動回路を提供することである。
速に応答するとともに、オーバーシュートを防止した半
導体レーザ駆動回路を提供することであり、更にはレー
ザプリンタにおける画像品位を向上することができる半
導体レーザ駆動回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、フィル
タ回路を2個以上設けることでレーザ電流スイッチング
の高速性を損うことなく、レーザ電流のオーバーシュー
ト(リンギング)を抑制する様にしたものである。
タ回路を2個以上設けることでレーザ電流スイッチング
の高速性を損うことなく、レーザ電流のオーバーシュー
ト(リンギング)を抑制する様にしたものである。
【0012】
【実施例】図1に本発明の第1の実施例である半導体レ
ーザ駆動回路の回路図を示す。同図の構成要素のうち、
前述した従来例と同等のものには同一の参照符を付す。
本発明の特徴的な点は2つのフィルタ回路30,31が
並列に接続されている点である。1つのフィルタ回路3
1は抵抗14とコンデンサ16で構成されているもので
あり、もう1つは抵抗15とコンデンサ17とで構成さ
れているものである。この2つのフィルタ回路30,3
1の定数を適当に定めることによって、図2(b)の様
にレーザ電流スイッチングの高速性を損なうことなくリ
ンギングを抑制することが出来る。
ーザ駆動回路の回路図を示す。同図の構成要素のうち、
前述した従来例と同等のものには同一の参照符を付す。
本発明の特徴的な点は2つのフィルタ回路30,31が
並列に接続されている点である。1つのフィルタ回路3
1は抵抗14とコンデンサ16で構成されているもので
あり、もう1つは抵抗15とコンデンサ17とで構成さ
れているものである。この2つのフィルタ回路30,3
1の定数を適当に定めることによって、図2(b)の様
にレーザ電流スイッチングの高速性を損なうことなくリ
ンギングを抑制することが出来る。
【0013】具体的な抵抗14,15、コンデンサ1
6,17の抵抗値、容量は例えば、62Ω,62Ω、及
び15pF,33pFとした場合に好適な結果が得られ
たが、この値はスイッチング回路を構成するトランジス
タ2,3や半導体レーザ1の種類によって変わる。また
同一の時定数であっても抵抗値及び容量が異なれば、本
発明の効果に影響を与える。
6,17の抵抗値、容量は例えば、62Ω,62Ω、及
び15pF,33pFとした場合に好適な結果が得られ
たが、この値はスイッチング回路を構成するトランジス
タ2,3や半導体レーザ1の種類によって変わる。また
同一の時定数であっても抵抗値及び容量が異なれば、本
発明の効果に影響を与える。
【0014】(他の実施例)図5は本発明の第2の実施
例であり半導体レーザ1の直列抵抗13が無い場合であ
り、電源電圧も低くなっている。その他は第一実施例と
同じである。
例であり半導体レーザ1の直列抵抗13が無い場合であ
り、電源電圧も低くなっている。その他は第一実施例と
同じである。
【0015】本実施例の様に電源電圧が低く直列抵抗1
3が入れられない場合にも、フィルタ回路を複数設ける
ことは効果的である。ただし、リンギングを効果的に抑
制するには、直列抵抗13があった方が簡単に抑制出来
る。
3が入れられない場合にも、フィルタ回路を複数設ける
ことは効果的である。ただし、リンギングを効果的に抑
制するには、直列抵抗13があった方が簡単に抑制出来
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明した様に半導体レーザと並列に
フィルタ回路を複数設けることで高速スイッチング特性
をそこなうことなく効果的にレーザ電流のスイッチング
時のリンギングを抑制することが出来、結果的にレーザ
の光出力も安定にスイッチング出来る。
フィルタ回路を複数設けることで高速スイッチング特性
をそこなうことなく効果的にレーザ電流のスイッチング
時のリンギングを抑制することが出来、結果的にレーザ
の光出力も安定にスイッチング出来る。
【0017】これはレーザプリンタの様に光出力の安定
性が画質の安定性に直結する場合に特に大きな効果を発
揮するものである。
性が画質の安定性に直結する場合に特に大きな効果を発
揮するものである。
【図1】第1の実施例の回路図である。
【図2】第1実施例のレーザ電流スイッチング波形を示
す図である。
す図である。
【図3】第2の実施例の回路図である。
【図4】従来技術の回路図である。
【図5】図4に示す回路のレーザ電流スイッチング波形
を示す図である。
を示す図である。
1 レーザダイオード 2〜4 トランジスタ 5 オペアンプ 6〜7 CMOSゲート 8 電圧源 9〜15 抵抗 16〜17 コンデンサ 20,30,31 フィルタ回路
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 馨 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 成田 泉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体レーザに駆動電流を印加する半導
体レーザ駆動回路において、半導体レーザと、 前記半導体レーザに並列に接続される第1フィルタ回路
と、 前記第1フィルタ回路とは別個に、第1半導体レーザに
接続される第2フィルタ回路とを有することを特徴とす
る半導体レーザ駆動回路。 - 【請求項2】 請求項1において、前記第1,第2フィ
ルタ回路のいずれか少なくとも一方が抵抗とコンデンサ
を直列接続して構成されることを特徴とする半導体レー
ザ駆動回路。 - 【請求項3】 請求項2において、前記第1,第2フィ
ルタ回路が前記半導体レーザに対して並列接続されるこ
とを特徴とする半導体レーザ駆動回路。 - 【請求項4】 請求項3において、前記第1,第2フィ
ルタ回路が前記半導体レーザと抵抗の直列回路に対して
並列接続されることを特徴とする半導体レーザ駆動回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34505191A JPH05175579A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 半導体レーザ駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34505191A JPH05175579A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 半導体レーザ駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05175579A true JPH05175579A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18373959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34505191A Pending JPH05175579A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 半導体レーザ駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05175579A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000232241A (ja) * | 1999-01-22 | 2000-08-22 | Nokia Mobile Phones Ltd | 照明電子装置及び照明方法 |
JP2002111118A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-12 | Hitachi Cable Ltd | 光送信回路 |
WO2003088230A1 (en) * | 2002-04-18 | 2003-10-23 | Tdk Corporation | Semiconductor laser driving circuit and optical head |
US7120180B2 (en) | 2003-09-03 | 2006-10-10 | Tdk Corporation | Laser diode driving circuit and an optical head |
JP2007228214A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光通信用送信回路並びにponシステムの光通信装置 |
JP2012108210A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Fujitsu Ltd | 光スイッチ駆動回路、光スイッチ及び光切替スイッチ |
US9924568B2 (en) | 2016-02-01 | 2018-03-20 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Diode light source driver |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP34505191A patent/JPH05175579A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000232241A (ja) * | 1999-01-22 | 2000-08-22 | Nokia Mobile Phones Ltd | 照明電子装置及び照明方法 |
JP2002111118A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-12 | Hitachi Cable Ltd | 光送信回路 |
WO2003088230A1 (en) * | 2002-04-18 | 2003-10-23 | Tdk Corporation | Semiconductor laser driving circuit and optical head |
KR100840307B1 (ko) * | 2002-04-18 | 2008-06-20 | 티디케이가부시기가이샤 | 반도체 레이저 구동 회로 및 광 헤드 |
US7120180B2 (en) | 2003-09-03 | 2006-10-10 | Tdk Corporation | Laser diode driving circuit and an optical head |
JP2007228214A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光通信用送信回路並びにponシステムの光通信装置 |
JP4678315B2 (ja) * | 2006-02-23 | 2011-04-27 | 住友電気工業株式会社 | 光通信用送信回路並びにponシステムの光通信装置 |
JP2012108210A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Fujitsu Ltd | 光スイッチ駆動回路、光スイッチ及び光切替スイッチ |
US9924568B2 (en) | 2016-02-01 | 2018-03-20 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Diode light source driver |
CN108370626A (zh) * | 2016-02-01 | 2018-08-03 | 微软技术许可有限责任公司 | 二极管光源驱动器 |
CN108370626B (zh) * | 2016-02-01 | 2020-01-14 | 微软技术许可有限责任公司 | 二极管光源驱动器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000606 |