JP5755859B2 - 大型ペリクル用枠体、大型ペリクル及び大型ペリクル用枠体の製造方法 - Google Patents

大型ペリクル用枠体、大型ペリクル及び大型ペリクル用枠体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばIC(Integrated Circuit:集積回路)、LSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)、TFT型LCD(ThinFilm Transistor,Liquid Crystal Display:薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)等の半導体装置を製造する際のリソグラフィー工程で使用されるフォトマクスやレティクルに異物が付着することを防止するために用いる大型ペリクル用枠体に関する。
従来、半導体回路パターン等の製造においては、フォトマスクやレティクルの両面側にペリクルと称する防塵手段を配置して、フォトマスクやレティクルへの異物の付着を防止することが行われている。
ペリクルの一般的な構造としては、金属、セラミックス、またはポリマー製の枠体の片側に、ポリマーまたはガラス等の透明な薄膜を貼り付け、その反対側に、マスクに貼り付けるための貼着剤層(粘着材)を設けたものが挙げられる。例えば、ペリクルは、フォトマスクやレティクルの形状に合わせた形状を有する厚さ数ミリ程度の枠体の一方の縁面に、厚さ10μm以下のニトロセルロースまたはセルロース誘導体等の透明な高分子膜から成るペリクル膜を展張して接着し、且つ枠体の他方の縁面に粘着材を介してフォトマスクやレティクルの表面に貼着している。
フォトマスクやレティクルの表面に異物が付着した場合、その異物が半導体ウエハ上に形成されたフォトレジスト上に結像して回路パターン欠陥の原因となるが、フォトマスクやレティクルの少なくともパターン面にペリクルを配置した場合、ペリクルの表面に付着した異物はフォーカス位置がずれるため、半導体ウエハ上に形成されたフォトレジスト上に結像することがなく、回路パターンに欠陥を生じさせることがない。
また、近年では、各種のマルチメディアの普及により、高画質、高精細表示が可能な大型のカラーTFTLCDのフォトリソグラフィ工程で使用される大型のフォトマスクに適用できる大型ペリクルが要望されている。
このような大型のペリクルにあっては、展張されたペリクル膜の張力により枠体が内側に撓みやすくなり、露光有効面積が小さくなるという問題がある。そこで、特許文献1及び2では、大型ペリクル用枠体の長辺を外側に湾曲した太鼓状としておき、展張したペリクル膜の張力により大型ペリクル用枠体の辺が直線状になるようにすることが提案されている。
特許第4004188号公報 特許第4043232号公報
しかしながら、特許文献1及び2のように、大型ペリクル用枠体の辺全体を曲線状に湾曲させるのは技術的に難しいため、大型ペリクル用枠体の製造容易性が大きく低下するという問題がある。
そこで、本発明は、製造容易性を確保しつつ露光有効面積の縮小を抑制することができる少なくとも接合部を1つ有する大型ペリクル用枠体及び大型ペリクルを提供することを目的とする。
本発明に係る大型ペリクル用枠体は、開口部を備える略矩形状の大型ペリクル用枠体であって、開口部の周縁部は枠部材によって形成されていると共に、枠部材は少なくとも1つの接合部によって接合されており、当該大型ペリクル用枠体を構成する辺の一部に、外側に向けて屈曲した屈曲部が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る大型ペリクル用枠体によれば、辺の一部を外側に向けて屈曲させ、枠体の少なくとも1つの辺に存在する接合部を接合するという簡易な方法により屈曲部を形成することができる。そして、この屈曲部により辺の直線連続性が切られるため、大型ペリクル用枠体に大型ペリクル膜を展張した際に、大型ペリクル膜の張力により大型ペリクル用枠体の辺が内側に撓んだとしても、大型ペリクル用枠体の内側に入り込む辺の最大変位量を小さくすることができる。これにより、製造容易性を確保しつつ露光有効面積の縮小を抑制することができる。
そして、辺(枠部材)に1以上の接合部を有することで、屈曲部を形成する際に生じる残留応力が接合部において開放されるため、当該残留応力の影響が大型ペリクル用枠体全体に波及して大型ペリクル用枠体が大きく撓むのを防止することができる。しかも、通常、大型ペリクル用枠体はシート状の母材から切り出すことにより製造されるが、その際に発生した残留応力も、接合部において開放させることができる。このように、大型ペリクル用枠体の寸法安定性が向上することから、通常は、大型ペリクルの製造工程において残留応力を開放するための加熱工程を行うが、このような加熱工程を行う必要が低下するため、例えば、このような加熱工程を削減することで、大型ペリクルの製造工程数を削減することもできる。
この場合、複数の分割枠体に分割されており、当該複数の分割枠体が接合部で接合されていることが好ましい。このように、大型ペリクル用枠体を複数の分割枠体に分割することで、屈曲部を形成する際に生じる残留応力の影響が他の分割枠体に波及するのを防止することができる。そして、母材から大型ペリクル用枠体を分割して切り出せるため、母材からの切り出しの際に生じる残留応力を小さくすることができ、また、各分割枠体の切り出し位置を調整することで大型ペリクル用枠体全体としての素材の異方性を小さくすることができる。しかも、応力歪は経時的に開放方向に向かうため、大型ペリクル用枠体を残留応力の小さい分割枠体に分割することで、長期的に保管しても寸法安定性を向上させることができる。
そして、接合部は、嵌合により接合していることが好ましい。これにより、補強材、接着剤、特殊な溶接技術などを用いなくても分割枠体を接合させることができる。しかも、嵌合構造を調整することで、接合部の接合強度を調整することができる。
一方、接合部は、接着により接合してもよく、嵌合と合わせて接着していることが好ましい。これにより、接合部をより簡易かつ確実に分割枠体を接合させることができる。しかも、使用する接着剤により接合部の接合強度を調整することができる。
また、対向する一対の長辺と対向する一対の短辺とを有しており、屈曲部は、一対の長辺に形成されていることが好ましい。このように、長辺に屈曲部を形成することで、露光有効面積の縮小を効果的に抑制することができる。
本発明に係る大型ペリクルは、上記の何れかに記載の大型ペリクル用枠体と、大型ペリクル用枠体に展張支持された大型ペリクル膜と、を有することを特徴とする。
本発明に係る大型ペリクルによれば、上述した大型ペリクル用枠体を有することで、大型ペリクル用枠体の製造容易性を確保しつつ、大型ペリクル用枠体に大型ペリクル膜を展張しても露光有効面積の縮小を抑制することができる。
本発明に係る大型ペリクル用枠体の製造方法は、略矩形状に形成されて大型ペリクル膜を展張支持する大型ペリクル用枠体の製造方法であって、1以上の箇所で分断された大型ペリクル用枠体の辺の一部を外側に向けて屈曲した屈曲部を形成した後、当該分断された部分を接合することを特徴とする。
本発明に係る大型ペリクル用枠体の製造方法によれば、辺の一部を外側に向けて屈曲させるという簡易な方法により屈曲部を形成することができる。このとき、大型ペリクル用枠体が1以上の箇所で分断されているため、屈曲部の形成により生じる残留応力の影響が大型ペリクル用枠体全体に波及して大型ペリクル用枠体が大きく撓むのを防止することができる。そして、この製造方法により製造された大型ペリクル用枠体は、屈曲部により辺の直線連続性が切られるため、大型ペリクル用枠体に大型ペリクル膜を展張した際に、大型ペリクル膜の張力により大型ペリクル用枠体の辺が内側に撓んだとしても、大型ペリクル用枠体の内側に入り込む辺の最大変位量を小さくすることができる。これにより、製造容易性を確保しつつ露光有効面積の縮小を抑制することができる。
この場合、大型ペリクル用枠体が複数に分割された分割枠体に屈曲部を形成した後、書く分割枠体を接合することが好ましい。このように、大型ペリクル用枠体が分割された分割枠体に屈曲部を形成することで、屈曲部を形成する際に生じる残留応力の影響が他の分割枠体に波及するのを防止することができる。そして、母材から大型ペリクル用枠体を分割して切り出せるため、母材からの切り出しの際に生じる残留応力を小さくすることができ、また、各分割枠体の切り出し位置を調整することで大型ペリクル用枠体全体としての素材の異方性を小さくすることができる。しかも、応力歪は経時的に開放方向に向かうため、大型ペリクル用枠体を残留応力の小さい分割枠体に分割することで、長期的に保管しても寸法安定性を向上させることができる。
さらに、枠体作成後に分割枠体の辺を湾曲状に形成する場合、枠体の残留応力を懸念して十分な力を加えず、弾性変形の領域内の力を掛けた場合であれば直ぐに真っ直ぐに戻ろうとする力が強く働き、理想的な湾曲状態を維持したまま接合することができない。そのため、分割枠体に屈曲部を形成した後に、分割枠体を接合して枠体を成形することで、屈曲部を維持したまま接合することができて好ましい。
本発明によれば、製造容易性を確保しつつ露光有効面積の縮小を抑制することができる。
大型ペリクルの実施形態を示す斜視図である。 大型ペリクル用枠体を上から見た概略平面図である。 大型ペリクル用枠体の角部を示す概略斜視図である。 大型ペリクル用枠体の分割例を示す概略平面図である。 大型ペリクル用枠体の分割例を示す概略平面図である。 嵌合により接合する接合部の形状例を示す概略平面図である。 嵌合により接合する接合部の形状例を示す概略平面図である。 嵌合により接合する接合部の形状例を示す概略平面図である。 接着により接合する接合部の形状例を示す概略平面図である。 接着により接合する接合部の形状例を示す概略平面図である。 接着により接合する接合部の形状例を示す概略平面図である。 大型ペリクルの製造工程を説明するための図である。 大型ペリクルの製造工程を説明するための図である。 露光有効面積を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
図1は、大型ペリクルの実施形態を示す斜視図であり、図2は、大型ペリクル用枠体を上から見た概略平面図である。図1及び図2に示すように、大型ペリクル1は、略矩形環状の大型ペリクル用枠体2と、大型ペリクル用枠体2の上縁面2eに接着された大型ペリクル膜3とを備えている。なお、図示しないが、大型ペリクル1は、大型ペリクル用枠体2の下縁面に塗布された貼着剤層と、貼着剤層に粘着され、この貼着剤層を保護する保護フィルムとを更に備えている。
大型ペリクル用枠体2は、後述する複数の分割枠体が接合されることにより、対向する一対の長辺2a,2bと、この長辺2a,2bよりも短い対向する一対の短辺2c,2dと、が構成されている。そして、一対の長辺2a,2bと一対の短辺2c,2dとにより囲まれる内側に略矩形状の開口部4が形成される。このため、一対の長辺2a,2b及び一対の短辺2c,2dが開口部4の周縁部を構成する。なお、大型ペリクル用枠体2には、短辺2c,2d側の側面6に、溝部7が長手方向(辺方向)に沿って設けられている。
開口部4の開口面積は、好ましくは1000cm以上、より好ましくは3000cm以上、より好ましくは5000cm以上であり、上限として好ましくは35000cm以下である。
長辺2a,2bの幅A及び短辺2c,2dの幅Bは、露光面積を確保する観点からは細ければ細いほど好ましいが、細すぎると大型ペリクル膜3の展張時に大型ペリクル膜3の張力で大型ペリクル用枠体2が撓んでしまうという問題が生じるおそれがある。各辺の長さに対して剛性を考慮した幅の太さになるため、長辺2a,2bの幅A及び短辺2c,2dの幅Bは、3mm〜25mm程度とすることができる。
大型ペリクル用枠体2の厚みCは、関しても薄ければ薄いほど軽くて扱いやすい大型ペリクル1となるが、薄すぎると大型ペリクル膜3の展張時に大型ペリクル膜3の張力で大型ペリクル用枠体2が撓んでしまうという問題が生じるおそれがある。各辺2a〜2dの長さに応じて両者のバランスから、大型ペリクル用枠体2の厚みCは、好ましくは3.5mm〜12mm程度とすることができる。
具体的に説明すると、一対の長辺2a,2bは、それぞれ同一寸法で形成されており、例えば、幅Aが9.0mmの柱部材により長さが800mmに形成されている。一対の短辺2c,2dは、それぞれ同一寸法で形成されており、例えば、幅Bが7.0mmの柱部材により長さが480mmに形成されている。つまり、短辺2c,2dの平面視(上面視)における幅Bは、長辺2a,2bの幅Aよりも狭い。大型ペリクル用枠体2の角部5の曲率は、例えば、R=2mmである。
そして、一対の長辺2a,2bには、外側に向けて屈曲した屈曲部10a,10bが形成されている。この屈曲部10a,10bは、例えば、一対の長辺2a,2bの中央部に形成されている。
屈曲部10a,10bは、外側に向けて屈曲していれば如何なる形状であってもよく、製造容易性の観点からは、屈曲部10a,10bの形状を三角状とすることが好ましい。また、屈曲部10a,10bは、各長辺2a,2bを角状に屈曲して形成してもよく、各長辺2a,2bをR状に屈曲して形成してもよい。なお、屈曲部10a,10bは、例えば、直線状に形成された各長辺2a,2bの中央部に外側に向かって外力を加えることによって形成することができ、例えば、打ち出しによって形成することができる。また、切り出す際にあらかじめ屈曲状に切り出してもよい。
ここで、外側に向かって外力を加えることによって形成する方法が、屈曲状を切り出すよりも製造簡易性がよくなるため好ましい。屈曲状を切り出す場合は、大型ペリクル枠体の処理工程において、枠体は弾性変形領域であり寸法精度が若干悪くなることがあるため、枠体を作製する最終段階で、寸法精度を出すために何らかの修正工程が入る場合が多い。一方で、外力を加えることによって形成する場合は、塑性変形領域となるため寸法精度が湾曲寸法精度より良くなり、そのような修正工程が不要になる。
長辺2a,2bに対する屈曲部10a,10bの突出幅Eは、好ましくは長辺2a,2bの長さAの0.01〜5.00%、より好ましくは長辺2a,2bの長さAの0.01〜3.00%であり、更に好ましくは長辺2a,2bの長さAの0.02%〜1.00%である。
このような形状に形成される大型ペリクル用枠体2は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金(5000系、6000系、7000系等)、鉄及び鉄系合金、セラミックス(SiC、AlN、Al2O3等)、セラミックスと金属との複合材料(Al−SiC、Al−AlN、Al−Al等)、炭素鋼、工具鋼、ステンレスシリーズ、マグネシウム合金、または、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の樹脂からなり、平面視、略矩形状を呈している。ペリクルは、貼着剤層を介してマスクに張り付くため、剛性が高くて比較的重量が小さいものが好ましいため、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム合金、樹脂等がより好ましい素材となる。
大型ペリクル用枠体2の表面処理としては、アルマイト処理、塗装、塗料コーティング、めっき処理、低融点ガラスフリット処理、CVD処理、スパッタ法などによるPVD処理などが考えられる。
ここで、図2及び図3を参照して、大型ペリクル用枠体2を構成する分割枠体の接合構造について説明する。図3は、大型ペリクル用枠体の角部を示す概略斜視図である。
上述したように、大型ペリクル用枠体2は、複数の分割枠体21に分割されており、これらの各分割枠体21が接合されることで、略矩形環状の大型ペリクル用枠体2が形成されている。
図2に示す大型ペリクル用枠体2は、大型ペリクル用枠体2が8つの分割枠体21a〜21hに分割されている。具体的に説明すると、大型ペリクル用枠体2は、一対の長辺2a,2bをそれぞれ構成する分割枠体21a,21bと、一対の短辺2c,2dをそれぞれ構成する分割枠体21c,21dと、大型ペリクル用枠体2の四隅の角部5をそれぞれ構成する分割枠体21e,21f,21g,21hとで構成される。
一対の長辺2a,2bを構成する分割枠体21a,21bは、それぞれ同一の寸法であって、直線状に形成されたその中央部に屈曲部10a,10bが形成されている。一対の短辺2c,2dを構成する分割枠体21c,21dは、それぞれ同一の寸法であって、直線状に形成されている。角部5を構成する分割枠体21e,21f,21g,21hは、それぞれ同一の寸法となっている。例えば、分割枠体21a,21bの長さが700mmであり、分割枠体21c,21dの長さが380mmである。なお、分割枠体21a,21bの長さは直線長さを示しているため、この場合、分割枠体21a,21bの線長、すなわち屈曲部10a,10bを直線状に延ばした分割枠体21a,21bの長さは700mm以上となる。
そして、分割枠体21aは、その軸方向両端部において分割枠体21h及び21eと接合され、分割枠体21cは、その軸方向両端部において分割枠体21e及び21fと接合され、分割枠体21bは、その軸方向両端部において分割枠体21f及び21gと接合され、分割枠体21dは、その軸方向両端部において分割枠体21g及び21hと接合される。すなわち、大型ペリクル用枠体2は、各分割枠体21a〜21hが接合される接合部が周方向に沿って8箇所形成され、分割枠体21aを基点とすると、開口部4の開口軸を基準とした時計回り方向に、分割枠体21e、分割枠体21c、分割枠体21f、分割枠体21b、分割枠体21g、分割枠体21d、分割枠体21h、分割枠体21aの順に接合される。そして、図3に示すように、大型ペリクル用枠体2の角部5において、これらの分割枠体21a〜21hが接合される。なお、このように各接合部を角部5付近に設ける場合は、分割枠体21同士を軸方向に接合する以外にも、分割枠体21同士を軸方向に対して垂直な方向や軸方向に対して斜めの方向に接合してもよい。
ここで、接合部は、1箇所以上あればよく、好ましくは2〜30箇所、より好ましくは2〜20箇所、更に好ましくは3〜15箇所である。なお、接合部の数は、大型ペリクル用枠体2の分割数であって、分割された分割枠体21の個数となる。
図4及び図5は、大型ペリクル用枠体の分割例を示す概略平面図である。
図4に示す大型ペリクル用枠体2は、大型ペリクル用枠体2が4つの分割枠体22a〜22dに分割されている。具体的に説明すると、大型ペリクル用枠体2は、一対の長辺2a,2bをそれぞれ構成する分割枠体22a,22bと、一対の短辺2c,2dをそれぞれ構成する分割枠体22c,22dとで構成される。
一対の長辺2a,2bを構成する分割枠体22a,22bは、それぞれ同一の寸法であって、直線状に形成されたその中央部に屈曲部10a,10bが形成されている。一対の短辺2c,2dを構成する分割枠体22c,22dは、それぞれ同一の寸法であって、直線状に形成されている。
そして、これらの分割枠体22a〜22dが接合されることで、大型ペリクル用枠体2には4つの接合部が形成される。
図5に示す大型ペリクル用枠体2は、大型ペリクル用枠体2が8つの分割枠体23a〜23hに分割されている。具体的に説明すると、大型ペリクル用枠体2は、一対の長辺2a,2bをそれぞれ構成する分割枠体23a,23bと、一対の短辺2c,2dをそれぞれ構成する分割枠体23c,23dと、大型ペリクル用枠体2の四隅の角部5をそれぞれ構成する分割枠体23e,23f,23g,23hと、で構成される。
一対の長辺2a,2bを構成する分割枠体23a,23bは、それぞれ同一の寸法であって、直線状に形成されるその中央部に屈曲部10a,10bが形成されている。一対の短辺2c,2dを構成する分割枠体23c,23dは、それぞれ同一の寸法であって、直線状に形成されている。角部5を構成する分割枠体21e,21f,21g,21hは、それぞれ同一の寸法であって、屈曲部10a,10bを含まない範囲で、長辺2a,2b及び短辺2c,2dの一部を含む略L字状に形成されている。
そして、これらの分割枠体22a〜22dが接合されることで、大型ペリクル用枠体2には8つの接合部が形成される。
次に、各分割枠体を接合する接合構造について説明する。
分割枠体の接合は、嵌合、接着、嵌合と接着の併用などがある。図6〜図8は、嵌合により接合する接合部の形状例を示す概略平面図であり、図9〜図11は、接着により接合する接合部の形状例を示す概略平面図である。
図6〜図8に示すように、嵌合を採用する場合は、蟻継ぎのように、一方の分割枠体の端部にほぞ(蟻)を形成し、他方の分割枠体の端部にほぞ溝(蟻溝)を形成する。そして、ほぞ溝にほぞを嵌め込むことで、分割枠体を接合する。このとき、ほぞ溝の内径よりもほぞの外形を僅かに大きくすることで、接合部の接合強度が向上する。なお、ほぞ及びほぞ溝の形状、数、配置は如何なるものであってもよく、例えば、図6に示すように、円状のほぞ及びほぞ溝を1セット形成してもよく、図7に示すように、円状のほぞ及びほぞ溝を2セット形成してもよく、図8に示すように、楔状のほぞ及びほぞ溝を3セット形成してもよい。また、図7(a)及び図8(a)に示すように、ほぞ及びほぞ溝の各セットを全て同じ方向に形成してもよく、図7(b)及び図8(b)に示すように、ほぞ及びほぞ溝の各セットを互いに異なる方向に形成してもよい。なお、このような嵌合によっても接合部の接合強度が足りない場合は、接着剤を用いてもよい。
図9〜図11に示すように、接着を採用する場合は、一方の分割枠体の端面と他方の分割枠体の端面とを接着剤で接着することで、分割枠体を接合する。なお、接合部の端面は、如何なる形状であってもよく、例えば、図9に示すように、単一平面の単純形状としてもよく、図10及び図11に示すように、複数平面が組み合わさった複雑形状としてもよい。但し、接合部の接合強度の観点からは、単純形状よりも複雑形状の方が好ましい。図10に示す接合部は、分割枠体の端面が山状に突出した形状となっており、図12に示す接合部は、分割枠体の端面が階段状に突出した形状となっている。ここで、単純形状より複雑形状の方が、接着剤の塗布面積が大きくなるので、接着強度が強くなり好ましい。
なお、接合部の接合は、上記の嵌合や接着に限定されるものではなく、例えば、レーザー溶接、焼きバメ、冷しバメ、カシメなどであってもよい。
図1に戻り、大型ペリクル1を構成する大型ペリクル膜3は、例えばニトロセルロースやセルロース誘導体、フッ素系ポリマー、またはシクロオレフィン系ポリマー等の透明な高分子膜からなり、その厚さは、例えば10μm以下0.1μm以上が好ましい。
この大型ペリクル膜3は、大型ペリクル用枠体2の開口部4を覆うように上縁面2eに展張され、大型ペリクル用枠体2に貼着支持されている。
大型ペリクル膜3を大型ペリクル用枠体2の上縁面2eに接着する接着剤は、例えば、アクリル樹脂接着剤、エポキシ樹脂接着剤、シリコーン樹脂接着剤、または含フッ素シリコーン接着剤等のフッ素系ポリマーを用いることができる。
また、貼着支持する粘着材としては、スチレンエチレンブチレンスチレン、スチレンエチレンプロピレンスチレン、もしくはオレフィン系等のホットメルト粘着材、シリコーン系粘着材、アクリル系粘着材、または発泡体を基材とした粘着テープを用いることができる。粘着材層の厚さは大型ペリクル用枠体2の厚さと粘着材厚さの合計が、規定された大型ペリクル膜3とフォトマスクの距離を越えない範囲で設定するものであり、例えば、10mm以下0.01mm以上が好ましい。
また、大型ペリクル膜3をフォトマスクに貼り付けた際に貼着剤層の内側に空間が存在すると、該空間に異物が滞留する可能性がある。そのため、大型ペリクル用枠体2の下縁面に粘着剤を塗布する際には、大型ペリクル1をフォトマスクに貼り付ける際の加圧で粘着剤層が潰れて広がることを考慮した上で、加圧時に開口部4に粘着剤がはみ出さない程度に大型ペリクル用枠体2の開口部4内側寄りに塗布することが好ましい。具体的には、貼着剤層内側の空間が粘着剤層の塗布幅の0.35倍以内となるように塗布することが好ましい。粘着剤層の塗布幅は大型ペリクル用枠体2の各辺2a〜2dの幅に対し0.3〜0.6倍であることが好ましく、大型ペリクル用枠体2各辺2a〜2dに沿って塗布することが好ましい。
粘着材を保護する保護フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、またはポリエチレン樹脂からなるフィルムを用いることができる。また、粘着材の粘着力に応じて、離型剤、例えばシリコーン系離型剤、またはフッ素系離型剤を、保護フィルムの表面に塗布しても良い。保護フィルムの厚さは、例えば、1mm以下0.01mm以上が好ましい。
次に、大型ペリクル1の製造方法について説明する。
図12及び図13は、大型ペリクルの製造工程を説明するための図である。図12及び図13では、図2に示す大型ペリクル用枠体2を用いて大型ペリクル1を製造する方法を示している。
まず、図12(a)に示すように、大型ペリクル用枠体2の基材となる母材から分割枠体21a〜21hを切り抜く。例えば、押出し材にて分割枠体21a〜21hを切り出す。このとき、分割枠体21a,21bは同一形状の直線部材、分割枠体21c,21dは同一形状の直線部材、分割枠体21e〜21hは同一形状のL字状部材であるため、母材からの切り出しを効率的に行うことができる。これにより、4本の直線状の分割枠体21a〜21dと、4本のL字状の分割枠体21e〜21hが形成される。なお、後述するように分割枠体21a,21bは、屈曲部10a,10bの形成により屈曲されるため、この屈曲により短くなる分を加味して、分割枠体21a,21bの切り出し長さを算出する。
次に、図12(b)に示すように、分割枠体21a,21bの中央部を屈曲させて屈曲部10a,10bを形成する。このとき、分割枠体を接合するほぞ及びほぞ溝が形成されている場合は、このほぞ及びほぞ溝の位置関係に基づいて他の分割枠体との接合関係を特定し、屈曲部10a,10bが大型ペリクル用枠体2の外側に向けて屈曲するように屈曲部10a,10bを形成する。ここで、屈曲部に接合部を設けても良く、この場合、屈曲する工程が省けて製造効率を向上できる。
次に、図13(a)に示すように、屈曲部10a,10bが外側に向けて屈曲するように分割枠体21a,21bを配置して、分割枠体21a〜21hを接合する。これにより、一対の対向する長辺2a,2bと一対の対向する短辺2c,2dとを有するとともに、長辺2a,2bの中央部に屈曲部10a,10bが形成された略矩形環状の大型ペリクル用枠体2が完成する。
次に、図13(b)に示すように、大型ペリクル用枠体2に大型ペリクル膜3を展張して接着する。すると、展張した大型ペリクル膜3の張力により大型ペリクル用枠体2の長辺2a,2bが内側に撓み、露光有効面積が縮小する。
ここで、図14を参照して、露光有効面積の縮小度合いについて、屈曲部が形成されていない従来の大型ペリクル用枠体に大型ペリクル膜を展張した場合と、本実施形態に係る大型ペリクル用枠体に大型ペリクル膜を展張した場合とを比較する。なお、図14において、一点鎖線は従来の大型ペリクル用枠体2’を示しており、実線は本実施形態に係る大型ペリクル用枠体2を示している。
図14に示すように、従来の大型ペリクル用枠体2’は、長辺2a,2bが直線状に形成されているため、展張された大型ペリクル膜3の張力による長辺2a,2bの最大変位点は、長辺2a,2bの中央部となる。このため、従来の大型ペリクル用枠体2’に大型ペリクル膜3が展張されると、その張力により長辺2a,2bの中央部が内側に大きく撓み、露光有効面積が大幅に縮小される。
これに対し、本実施形態に係る大型ペリクル用枠体2は、このような最大変位点となる長辺2a,2bの中央部が屈曲部10a,10bにより外側に向けて屈曲しているため、展張された大型ペリクル膜3の張力により大型ペリクル用枠体2の長辺2a,2bが内側に撓んだとしても、露光有効面積の縮小が抑制される。
このように、本実施形態によれば、長辺2a,2bの一部を外側に向けて屈曲させるという簡易な方法により屈曲部10a,10bを形成することができる。そして、この屈曲部10a,10bにより長辺2a,2bの直線連続性が切られるため、大型ペリクル用枠体2に大型ペリクル膜3を展張した際に、大型ペリクル膜3の張力により大型ペリクル用枠体2の長辺2a,2bが内側に撓んだとしても、大型ペリクル用枠体2の内側に入り込む長辺2a,2bの最大変位量を小さくすることができる。これにより、製造容易性を確保しつつ露光有効面積の縮小を抑制することができる。
しかも、通常、大型ペリクル用枠体2はシート状の母材から切り出すことにより製造されるが、その際に発生した残留応力も、接合部において開放させることができる。このように、大型ペリクル用枠体2の寸法安定性が向上することから、通常は、大型ペリクルの製造工程において残留応力を開放するための加熱工程を行うが、このような加熱工程を行う必要が低下するため、例えば、このような加熱工程を削減することで、大型ペリクル1の製造工程数を削減することもできる。
そして、大型ペリクル用枠体2を複数の分割枠体21に分割することで、屈曲部10a,10bを形成する際に生じる残留応力の影響が他の分割枠体21に波及するのを防止することができる。そして、母材から大型ペリクル用枠体2を分割して切り出せるため、母材からの切り出しの際に生じる残留応力を小さくすることができ、また、各分割枠体21の切り出し位置を調整することで大型ペリクル用枠体2全体としての素材の異方性を小さくすることができる。しかも、応力歪は経時的に開放方向に向かうため、大型ペリクル用枠体2を残留応力の小さい分割枠体21に分割することで、長期的に保管しても寸法安定性を向上させることができる。
これらの場合、接合部を嵌合接合とすることで、補強材、接着剤、特殊な溶接技術などを用いなくても分割枠体を21接合させることができる。しかも、嵌合構造を調整することで、接合部の接合強度を調整することができる。
一方、接合部を接着接合とすることで、接合部をより簡易かつ確実に分割枠体21を接合させることができる。しかも、使用する接着剤により接合部の接合強度を調整することができる。
そして、最大変位点となる長辺2a,2bの中央部に屈曲部10a、10bを形成することで、作業工数を最小限に抑えた上で、露光有効面積の縮小を効果的に抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態において、大型ペリクル用枠体を分割して2以上の接合部を形成するものとして説明したが、大型ペリクル用枠体に1以上の接合部が形成された枠部材により開口部を備える略矩形状に形成されていればよく、例えば、大型ペリクル用枠体が分割されておらず、接合部が1箇所のみ形成された枠部材により構成されているものとしてもよい。この場合、1箇所で分断された大型ペリクル用枠体の辺の一部を外側に向けて屈曲した屈曲部を形成した後、当該分断された部分を接合することで、大型ペリクル用枠体を製造することができる。このように、1箇所でも接合部が形成されていれば、屈曲部を形成する際に生じる残留応力が接合部において開放されるため、当該残留応力の影響が大型ペリクル用枠体全体に波及して大型ペリクル用枠体が大きく撓むのを防止することができる。
また、上記実施形態では、接合部が形成されているものとして説明したが、屈曲部が形成されていれば、大型ペリクル用枠体に接合部が形成されていなくてもよい。
また、上記実施形態では、屈曲部を長辺にのみ形成するものとして説明したが、短辺に形成する溝に図示しないハンドリング冶具で保持が可能である限りにおいて、短辺に形成してもよい。
また、上記実施形態では、長辺の中央部に屈曲部が1つ形成されるものとして説明したが、屈曲部の形成位置及び数に制限はなく、例えば、長辺の中央部や両端部に屈曲部を2つ形成してもよい。
なお、長辺の中央部に屈曲部を1つ形成する場合は、屈曲部10a,10bの長さDは、好ましくは長辺2a,2bの長さAの20〜100%、より好ましくは長辺2a,2bの長さAの30〜100%である。
1…大型ペリクル、2…大型ペリクル用枠体、2a,2b…長辺、2c,2d…短辺、2e…上縁面、3…大型ペリクル膜、4…開口部、5…角部、6…側面、7…溝部、10a,10b…屈曲部、21a〜21h…分割枠体、22a〜22d…分割枠体、23a〜23h…分割枠体。

Claims (8)

  1. 開口部を備える略矩形状の大型ペリクル用枠体であって、
    前記開口部の周縁部は枠部材によって形成されていると共に、前記枠部材は少なくとも1つの接合部によって接合されており、
    当該大型ペリクル用枠体を構成する辺の一部に、外側に向けて屈曲した屈曲部が形成され、前記屈曲部の形状が三角状であることを特徴とする、大型ペリクル用枠体。
  2. 複数の分割枠体に分割されており、当該複数の分割枠体が前記接合部で接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の大型ペリクル用枠体。
  3. 前記接合部は、嵌合により接合していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の大型ペリクル用枠体。
  4. 前記接合部は、接着により接合していることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の大型ペリクル用枠体。
  5. 対向する一対の長辺と対向する一対の短辺とを有しており、
    前記屈曲部は、前記一対の長辺に形成されていることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の大型ペリクル用枠体。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の大型ペリクル用枠体と、
    前記大型ペリクル用枠体に展張支持された大型ペリクル膜と、
    を有することを特徴とする大型ペリクル。
  7. 略矩形状に形成されて大型ペリクル膜を展張支持する大型ペリクル用枠体の製造方法であって、
    1以上の箇所で分断された前記大型ペリクル用枠体の辺の一部を外側に向けて屈曲した三角状の屈曲部を形成した後、当該分断された部分を接合することを特徴とする、大型ペリクル用枠体の製造方法。
  8. 前記大型ペリクル用枠体が複数に分割された分割枠体に前記屈曲部を形成した後、前記各分割枠体を接合することを特徴とする請求項7に記載の大型ペリクル用枠体の製造方法。
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