JP5754413B2 - 端子金具 - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、角筒部の低背化を図ることを目的とする。
角筒部と、
前記角筒部の内部に設けられた弾性接触片と、
前記角筒部を構成し、前記角筒部に挿入された相手側端子のタブを前記弾性接触片との間で弾性的に挟む受け板部と、
前記受け板部の左右両側縁から略直角に延出して前記角筒部を構成する一対の側板部と、
一方の前記側板部の延出端縁における前端側領域から略直角に延出して前記角筒部を構成し、前記弾性接触片の基端部に繋がる支持板部と、
他方の前記側板部の延出端縁における前端側領域から略直角に延出して前記角筒部を構成し、前記支持板部の外面に重ねられた外板部と、
前記一方の側板部の延出端縁における後端側領域から略直角に延出して前記角筒部を構成する第1天板部と、
前記他方の側板部の延出端縁における後端側領域から略直角に延出して前記角筒部を構成し、前記第1天板部に重ねられた第2天板部と、
前記支持板部と前記外板部のうち少なくとも一方の板部の後端縁に形成され、端子収容室のランスに係止される抜止め機能部とを備え、
前記受け板部を基準とする前記第1天板部の上面の高さ及び前記第2天板部の上面の高さを、いずれも前記支持板部の下面より低く設定することで、前記支持板部と前記第1天板部及び前記第2天板部との間に高低差が設けられ、
前記高低差により、前記抜止め機能部における前記ランスとの係止代が確保されているところに特徴を有する。
前記弾性接触片が前記支持板部の前端から後方へ折り返されて片持ち状に延出する形態であり、
前記第1天板部と前記第2天板部のうち一方の前記天板部から延出し、前記弾性接触片の後端部を支持する補助バネ部を備えていてもよい。
この構成によれば、補助バネ部で弾性接触片の後端部を支持することにより、弾性接触片とタブとの接触圧が高められる。
前記第1天板部と前記第2天板部のうち内側に位置する前記天板部が、その延出端縁を前記側板部に係止させることで変位規制され、
前記補助バネ部が、前記内側に位置する天板部に形成されていてもよい。
この構成によれば、補助バネ部が形成されている天板部は、側板部への係止によって変位規制されているので、弾性接触片側からの弾力を受けたときに逃げる方向へ変位することはない。したがって、補助バネ部によって接触圧を高める機能の信頼性に優れている。
前記補助バネ部が、前記第1天板部と前記第2天板部のうち内側に位置する前記天板部に形成され、
前記第1天板部と前記第2天板部のうち外側に位置する前記天板部が、前記補助バネ部の少なくとも一部を外側から覆っていてもよい。
この構成によれば、外側に位置する天板部によって、補助バネ部を異物の干渉から保護することが可能である。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図8を参照して説明する。本実施例の端子金具10は、図8に示す形状に打ち抜かれた一定厚さの金属板材11に曲げ加工等を施して成形され、図2,5,6に示すように、全体として前後方向に細長い。尚、以下の説明では、前後方向に関して図2,5〜7の左方を前方ということにする。図2,5,6に示すように、端子金具10の前端部には角筒部12が形成され、端子金具10の後端部には、電線(図示省略)を接続するためのオープンバレル状の電線圧着部13が形成されている。角筒部12の後端と電線圧着部13の前端は、略U字形断面の連結部14を介して繋がっている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、外板部と同じ側板部から延出した天板部(第2天板部)を、支持板部と同じ側板部から延出した天板部(第1天板部)の外面に重ねたが、外板部と同じ側板部から延出した天板部を、支持板部と同じ側板部から延出した天板部の内側に重ねてもよい。
(2)上記実施例では、抜止め機能部が、外板部の後端縁のみに形成されたが、抜止め機能部は、支持板部の後端縁のみに形成されていてもよく、外板部の後端縁と支持板部の後端縁の両方に形成されていてもよい。
(3)上記実施例では、第1天板部と第2天板部のうち内側に位置する第1天板部に補助バネ部を形成したが、補助バネ部は、外側に位置する第2天板部に形成してもよい。
(4)上記実施例では、天板部に補助バネ部を形成したが、天板部に補助バネ部を形成しない形態としてもよい。
(5)上記実施例では、第2天板部が補助バネ部の一部のみを覆うようにしたが、第2天板部が補助バネ部の全体を覆うようにしてもよい。
12…角筒部
15…受け板部
16…第1側板部(一方の側板部)
17…第2側板部(他方の側板部)
18…支持板部
20…外板部
21…抜止め機能部
25…第1天板部(一方の天板部、内側に位置する天板部)
27…第2天板部(外側に位置する天板部)
29…補助バネ部
31…端子収容室
32…ランス
23…弾性接触片
33…相手側端子
34…タブ
Claims (4)
- 角筒部と、
前記角筒部の内部に設けられた弾性接触片と、
前記角筒部を構成し、前記角筒部に挿入された相手側端子のタブを前記弾性接触片との間で弾性的に挟む受け板部と、
前記受け板部の左右両側縁から略直角に延出して前記角筒部を構成する一対の側板部と、
一方の前記側板部の延出端縁における前端側領域から略直角に延出して前記角筒部を構成し、前記弾性接触片の基端部に繋がる支持板部と、
他方の前記側板部の延出端縁における前端側領域から略直角に延出して前記角筒部を構成し、前記支持板部の外面に重ねられた外板部と、
前記一方の側板部の延出端縁における後端側領域から略直角に延出して前記角筒部を構成する第1天板部と、
前記他方の側板部の延出端縁における後端側領域から略直角に延出して前記角筒部を構成し、前記第1天板部に重ねられた第2天板部と、
前記支持板部と前記外板部のうち少なくとも一方の板部の後端縁に形成され、端子収容室のランスに係止される抜止め機能部とを備え、
前記受け板部を基準とする前記第1天板部の上面の高さ及び前記第2天板部の上面の高さを、いずれも前記支持板部の下面より低く設定することで、前記支持板部と前記第1天板部及び前記第2天板部との間に高低差が設けられ、
前記高低差により、前記抜止め機能部における前記ランスとの係止代が確保されていることを特徴とする端子金具。 - 前記弾性接触片が前記支持板部の前端から後方へ折り返されて片持ち状に延出する形態であり、
前記第1天板部と前記第2天板部のうち一方の前記天板部から延出し、前記弾性接触片の後端部を支持する補助バネ部を備えていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。 - 前記第1天板部と前記第2天板部のうち内側に位置する前記天板部が、その延出端縁を前記側板部に係止させることで変位規制され、
前記補助バネ部が、前記内側に位置する天板部に形成されていることを特徴とする請求項2記載の端子金具。 - 前記補助バネ部が、前記第1天板部と前記第2天板部のうち内側に位置する前記天板部に形成され、
前記第1天板部と前記第2天板部のうち外側に位置する前記天板部が、前記補助バネ部の少なくとも一部を外側から覆っていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の端子金具。
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WO1998018181A1 (en) * | 1996-10-17 | 1998-04-30 | The Whitaker Corporation | Electrical connector having a housing and an electrical contact and electrical contact |
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