JP5754093B2 - 酸化亜鉛焼結体、その製造方法、スパッタリングターゲット及び透明性膜の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)亜鉛以外の金属含有量が0.1重量%未満の酸化亜鉛焼結体であって、当該焼結体の25℃での体積抵抗が1.0×105Ωcm以下であることを特徴とする酸化亜鉛焼結体。
(2)亜鉛以外の金属含有量が0.1重量%未満の酸化亜鉛焼結体であって、当該焼結体の加工面の25℃での体積抵抗が1.0×105Ωcm以下である、(1)に記載の酸化亜鉛焼結体。
(3)亜鉛以外の金属含有量が0.1重量%未満、BET比表面積が2〜20m2/g、粉末かさ密度0.5〜1.8g/cm3の酸化亜鉛粉末を成形し、焼成する酸化亜鉛焼結体の製造方法において、焼結温度が900〜1250℃であり、酸素が10体積%以下の不活性雰囲気下でガス流量パラメータが8000以上で焼成することを特徴とする、(1)または(2)に記載の酸化亜鉛焼結体の製造方法。
(4)上述の(1)または(2)に記載の酸化亜鉛焼結体からなることを特徴とする、酸化亜鉛スパッタリングターゲット。
(5)上述の(4)に記載のスパッタリングターゲットを用いてスパッタリングすることを特徴とする、透明性膜の製造方法。
(6)上述の(5)に記載の透明性膜の製造方法において、DCスパッタリング法で成膜する、透明性膜の製造方法。
ガス流量パラメータ=(C×A)/B
本発明では焼成時のガス流量パラメータが8000以上であるが、好ましくは10000以上であリ、その上限は特に限定されるものではないが、およそ50000である。このような条件にて、焼成することにより、焼結体及びその焼結体から得られるスパッタリングターゲットに適度な導電性を付与し、RFスパッタリング法のみならず、DCスパッタリング法でも安定性に優れた放電特性を確保することが可能となり、さらに焼結体全体にわたり所定の抵抗に制御できていることになる。これにより、連続的に放電させながら成膜した場合に、極めて安定した放電特性を示すことが可能となり、RFスパッタリング法のみならず、DCスパッタリング法でも安定した優れた放電特性を確保し、生産性よく、つまり加工後に熱処理を行う等の煩雑な工程のない工程で形状精度よく、当該スパッタリングターゲットが得ることができる。
・波長550nm、1100nmでの透過率がそれぞれ80%以上
・波長400nm〜1400nmの平均透過率が80%以上。
MONOSORB(米国QUANTACHROME社製)を用い、BET式1点法により測定した。
JIS−R9301に準拠して測定した。
粉末もしくは焼結体を酸溶解し、誘導結合アルゴンプラズマ発光分光分析装置を用いて測定した。
JIS−K6911に準拠して測定した。具体的には作製した酸化亜鉛焼結体を50mm×50mm×5mmを平板形状に加工し、50mm×50mmの対向する2面を400番のダイヤモンド砥石で仕上げて測定面とした。測定はハイレスタMCP−HT450(三菱化学製)で行い、50mm×50mmの対向する2面に電極を押し当て、10〜1000Vの電圧を測定試料の50mm×50mmの2面に1分印加し、電流値を検出し、体積抵抗を求めた。
JIS−K6911に準拠して測定した。具体的には作製した酸化亜鉛焼結体を50mm×50mm×5mmを平板形状に加工し、50mm×50mmの2面を400番のダイヤモンド砥石で仕上げて測定試料とした。測定はハイレスタMCP−HT450(三菱化学製)で行い、試料表面に電極を押し当て表面を流れる電流を検知し、試料下部にガード電極を置いて試料の厚さ方向に回り込んだ電流をグランドに流した。
得られた焼結体を4インチφサイズに加工し、ダイヤモンド砥石による機械加工や研磨加工等を施して表面性状を調整し、ターゲットとした。
複合酸化物焼結体を適当な大きさに切断した後、スパッタリングターゲットの表面性状を調整する方法と同一の方法で測定面を作製し、この測定面を表面性状測定装置で評価し、中心線平均粗さを求めた。
得られたターゲットを用いて、DCマグネトロンスパッタリング法により下記の条件で放電して、その安定性を評価した。具体的には、DCスパッタリング法の特徴である高速成膜の実現の観点から、投入電力と、連続的に放電した場合の放電電圧の変動をモニターし、投入電力300Wで放電電圧の変動が±2%の場合を「◎」、投入電力300Wで放電電圧の変動が±2〜5%の場合を「○」、300Wの投入電力をかけられても放電電圧の変動が±5%よりも大きい場合を「△」、放電電圧が高く、投入電力を300Wまで上げられない、即ち安定した放電が不可能であった場合を「×」とした。
・装置 :DCマグネトロンスパッタ装置
・磁界強度 :1000Gauss(ターゲット直上、水平成分)
・基板温度 :室温(約25℃)
・到達真空度 :5×10−5Pa
・スパッタリングガス :アルゴン+酸素(酸素/(アルゴン+酸素)で0.5%)
・スパッタリングガス圧:0.5Pa
・DCパワー :80〜300W
・スパッタリング時間 :200分。
上述の放電特性の評価で、投入電力300Wで放電電圧の変動が±2%のもの(「◎」のもの)について、下記スパッタリング条件下で1時間当たりに生じた異常放電回数を算出した。具体的には、異常放電回数が150回未満/時間の場合を「○」、異常放電回数が150回以上300回未満/時間の場合を「△」、300回以上/時間の場合を「×」とした。
・装置 :DCマグネトロンスパッタ装置
・磁界強度 :1000Gauss(ターゲット直上、水平成分)
・基板温度 :室温(約25℃)
・到達真空度 :5×10−5Pa
・スパッタリングガス :アルゴン
・スパッタリングガス圧:0.5Pa
・DCパワー :300W
・スパッタリング時間 :30時間。
得られたターゲットを用いて、DCマグネトロンスパッタリング法により下記の条件で成膜して酸化亜鉛透明膜を得た。
・装置 :DCマグネトロンスパッタ装置
・磁界強度 :1000Gauss(ターゲット直上、水平成分)
・基板温度 :室温(約25℃)
・到達真空度 :5×10−5Pa・スパッタリングガス :アルゴン+酸素(酸素/(アルゴン+酸素)で0.5%)
・スパッタリングガス圧:0.5Pa
・DCパワー :300W
・膜厚 :100nm
・使用基板 :無アルカリガラス(コーニング社製#1737ガラス)
厚さ0.7mm。
JIS−K−6911に準拠して測定した。具体的には、50mm×50mm×0.7mmの無アルカリガラス基板の成膜面に電極を接触させ、測定装置ハイレスタMCP−HT450(三菱化学製)を用い、10〜1000Vの電圧を1分間印加したときの電流値を検出し、シート抵抗を求めた。
基板を含めた薄膜の光透過率を、分光光度計U−4100(日立製作所社製)で波長240nmから2600nmの範囲を測定した。
純度99.99%、BET比表面積2.8m2/g、粉末かさ密度0.9g/cm3の酸化亜鉛粉末を原料粉末とし、乾式ボールミルで圧密した後、直径150mmの金型に充填し、300kg/cm2で一軸成形し、次いで3.0ton/cm2でCIP成形した。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、アルゴン中、ガス流量パラメータ=40926の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は前記の方法により評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=40926の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして、但し純度99.9%、BET比表面積3.9m2/g、粉末かさ密度1.0g/cm3の酸化亜鉛粉末を用いて成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=40926の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、酸素と窒素を流量比8:92で流通させた中、ガス流量パラメータ=40926の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=9434の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を10℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1000℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=8232の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を10℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1050℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=26482の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を10℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1250℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=10944の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1100℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=28380の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=40926の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=40926の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度950℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=16458の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を10℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度900℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=25542の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=40926の条件で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、大気中(酸素と窒素の流量比20:80に相当)、ガス流量パラメータ=40926で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を10℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度800℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=8820で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1300℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=40926で焼成した。得られた酸化亜鉛焼結体にはクラックが発生したため、評価を実施しなかった。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=6462で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=7296で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を10℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度850℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、窒素中、ガス流量パラメータ=10026で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体の特性は実施例1と同様にして評価した。
実施例1と同様にして成形体を得た。圧密後の粉末かさ密度は1.2g/cm3であった。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1200℃で5時間保持し、降温速度100℃/h、酸素中、ガス流量パラメータ=53203で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。
純度99.99%、BET比表面積2.8m2/g、粉末かさ密度0.9g/cm3の酸化亜鉛粉末を原料粉末とし、成形助剤としてPVA水溶液(酸化亜鉛粉末量に対して、PVAを固形分換算で0.5重量%)を添加した後、直径150mmの金型に充填し、300kg/cm2で一軸成形し、次いで500kg/cm2でCIP成形した。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1350℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、大気雰囲気中、ガス流量パラメータ=40926でで焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体には一部クラックが発生したが、実施例1と同様にして特性を評価した。また、得られた酸化亜鉛焼結体のクラックの発生していない部分を4インチφサイズに加工し、最終的に400番のダイヤモンド砥粒で表面を研磨加工して仕上げ、放電特性を行った。
比較例8と同様にして成形体を得た。得られた成形体を、500℃までを50℃/h、それ以上の温度域を20℃/hの昇温速度で昇温し、焼成温度1350℃で3時間保持し、降温速度100℃/h、大気雰囲気中、ガス流量パラメータ=40926で焼成して、酸化亜鉛焼結体を得た。得られた酸化亜鉛焼結体には一部クラックが発生したが、実施例1と同様にして特性を評価した。また、得られた酸化亜鉛焼結体のクラックの発生していない部分を4インチφサイズに加工し、最終的に400番のダイヤモンド砥粒で表面を研磨加工して仕上げ、大気中、昇降温速度100℃/時間、800℃で3時間熱処理して放電特性を行った。
Claims (6)
- 亜鉛以外の金属含有量が0.01重量%未満の酸化亜鉛焼結体であって、当該焼結体の25℃での体積抵抗が2.1×104〜9.7×104Ωcmであることを特徴とする酸化亜鉛焼結体。
- 亜鉛以外の金属含有量が0.01重量%未満の酸化亜鉛焼結体であって、当該焼結体の加工面の25℃での体積抵抗が2.1×104〜9.7×104Ωcmである、請求項1に記載の酸化亜鉛焼結体。
- 亜鉛以外の金属含有量が0.1重量%未満、BET比表面積が2〜20m2/g、粉末かさ密度0.5〜1.8g/cm3の酸化亜鉛粉末を成形し、焼成する酸化亜鉛焼結体の製造方法において、焼結温度が900〜1250℃であり、酸素が10体積%以下の不活性雰囲気下でガス流量パラメータが8000以上で焼成することを特徴とする、請求項1または2に記載の酸化亜鉛焼結体の製造方法。
- 請求項1または2に記載の酸化亜鉛焼結体からなることを特徴とする、酸化亜鉛スパッタリングターゲット。
- 請求項4に記載のスパッタリングターゲットを用いてスパッタリングすることを特徴とする、透明性膜の製造方法。
- 請求項5に記載の透明性膜の製造方法において、DCスパッタリング法で成膜する、透明性膜の製造方法。
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