JP5753370B2 - 画像処理装置、方法およびプログラム - Google Patents

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本発明は、所定の原画像から所定の大きさのオーバーラップタイル画像データを生成するための画像処理装置に関するものである。
従来、デジタル複合機等の画像処理装置において、画像スキャナ等で読み取られた原画像を所定の大きさのタイル画像データに分割し、当該タイル画像データ単位で画像処理及び管理が行われていた。当該画像処理においては、様々な画像処理アルゴリズムが存在し、例えば注目画素のみで処理可能な画像処理アルゴリズムや注目画素の周囲の画素を参照して当該画素の処理を行う画像処理アルゴリズムが存在する。
フィルタ処理や拡大縮小処理等では注目画素の周囲の画素を参照して当該画素の処理を行うこととなるが、このような処理をタイル画像データに対して適用した場合、タイル画像データ単位では処理が行えない。このため、従来ではバンドメモリを用意し、このバンドメモリに必要な画素データを格納することで、タイル画像データに対して画像処理を行っていた。例えば、主走査方向サイズを7200画素、注目画素の周囲(上下左右)が8画素を必要とした場合、当該バンドメモリは7200x16画素分の画素データ格納できる容量が必要となり、メモリ容量が増加してしまっていた。
そこで、特許文献1ではタイル画像データに予め必要となる周辺画素までを含めたオーバーラップタイル画像データを生成するという提案がなされている。このオーバーラップタイル画像データを生成することにより、周辺画素を必要とする画像処理であっても当該オーバーラップタイル画像データ単位で画像処理が行えるようになり、従来必要としていたバンドメモリ削減が可能となる。
特開2005−198121号公報
しかしながら、特許文献1ではオーバーラップタイル画像データの生成方法に特に工夫はなく、一様に周辺画素データを付加するようにしている。このため、重複する周辺画素データ分だけ画像データサイズが増加してしまい、システムメモリやシステムバスの帯域圧迫やシステムメモリの容量増加を引き起こすこととなってしまう。
上記課題を解決するため、本発明は、入力された画像に含まれる所定の領域の画像データ、前記入力された画像に含まれる領域であって前記所定の領域に隣接する領域画像データを取得する取得手段と、前記隣接する領域の画像データが所定の色を示す画像データであるかを判定する判定手段と、前記隣接する領域の画像データが前記所定の色を示す画像データであると判定された場合に、前記取得された画像データのうちの前記隣接する領域の画像データを除いた前記所定の領域の画像データを含むパケットデータを生成して当該生成されたパケットデータを転送し、前記隣接する領域の画像データが前記所定の色を示す画像データでないと判定された場合に、前記取得された前記所定の領域および前記隣接する領域の画像データを含むパケットデータを生成して当該生成されたパケットデータを転送する転送手段と、を有する画像処理装置を提供する。
本発明によれば、転送対象の画像データサイズの増加を抑えることが可能となり、例えばシステムメモリやシステムバスの帯域を改善することが可能となる。
システム構成を示す図 スキャナ用画像処理部の構成を示す図 プリンタ用画像処理部の構成を示す図 オーバーラップタイル生成部の構成を示す図 オーバーラップタイル復元部の構成を示す図 パケットデータ構成を示す図 オーバーラップタイル生成処理を説明するフローチャート オーバーラップタイル復元処理を説明するフローチャート オーバーラップ部の分割方法と除去情報を説明する図 オーバーラップタイルの読出し制御方法を説明する図 パケットデータバッファ内のデータ構造を説明する図 実施形態2のオーバーラップタイル生成部の構成を示す図 実施形態2オーバーラップタイル生成処理を説明するフローチャート
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。なお、画像処理装置として、スキャン、プリント、コピーなどの複数の機能を有するデジタル複合機(MFP)を例に説明する。
〔実施形態1〕
まず、図1に基づいて、デジタル複合機の構成例について説明する。スキャナ101は、デジタル複合機の画像入力機器である。スキャナ用画像処理部102は、スキャナ101で読み取った画像データに対してライン間補正、ガンマ補正、フィルタ補正等の様々な画像処理を行う。その後、原画像を所定画素数で分割したタイル画像データに所定画素数の周辺画素を付加したオーバーラップタイル画像データと後述する制御情報が格納されるヘッダー情報から構成されるパケットデータを出力する。なお、本実施形態では、原画像を分割する所定画素数を32×32 pixelとし、周辺画素の所定画素数を8 pixelとする。このスキャナ用画像処理部102及びパケットデータに関しては更に後述する。
プリンタ103は、デジタル複合機の画像出力機器である。プリンタ用画像処理部104は、パケットデータを受け取り、パケットデータに含まれるオーバーラップタイル画像データに対して色空間変換、濃度調整、ハーフトーン変換等の様々な画像処理を行う。その後、ラスター画像データに変換してプリンタ103へ出力する。編集用画像処理部105は、パケットデータを受信し、解像度変換、回転処理等の編集系の画像処理を行った後、再度画像データをパケットデータとして出力する。
CPU106は、後述するHDD記憶部107に格納されたプログラムに従ってデジタル複合機全体を制御するプロセッサである。HDD記憶部107は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェアやアプリケーションプログラム、画像データなどを格納する。メモリ(RAM)108は、CPU106が動作するためのシステムメモリであり、画像データを一時的に記憶するための画像メモリでもある。ネットワーク109は、LANや公衆回線(WAN)などを介して、PCや他のデジタル複合機等との端末と接続し、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。レンダリング部110は、ネットワーク109を介して受取ったPDLデータのイメージ展開を行う。上述したこれらの各部は、システムバス111により接続されている。
次に、パケットデータの構造に関して説明する。図6に示すように、パケットデータは48×48 pixelのオーバーラップタイル画像データと、制御情報及び画像付加情報が格納されるヘッダーデータとから構成される。本実施形態においては、オーバーラップタイル画像データ(以下、「オーバーラップタイル」と記載)を以下のように定義する。即ち、32×32 pixelの注目画素(以下、「注目タイル」と記載)に上下左右の周囲8 pixelづつの周辺画素(以下、「オーバーラップ部」と記載)を付加した48×48 pixelの画像データである。ただし、画像データのサイズに関しては、特に限定するものではなく、上記サイズであるとは限らない。また、制御情報には、例えば当該画像データに対して指定されたジョブ情報を表すジョブIDや、ジョブ中の当該画像データのページ番号を表すページID等が含まれる。画像付加情報には、例えば該パケットデータの画像データの画像種別情報(RGB/CMYK/YUV等)を表すイメージタイプや、該パケットデータの画像データの圧縮方法を表す圧縮情報が含まれる。本実施形態にて用いるオーバーラップタイル画像データのオーバーラップ部の省略情報である除去情報も画像付加情報に含まれることになる。
次に、本実施形態の特徴であるスキャナ用画像処理部102及びプリンタ用画像処理部104について説明する。まず、図2に基づいてスキャナ用画像処理部102について説明する。本実施形態において、スキャナ用画像処理部102は以下の素子より構成されるものとする。即ち、ライン間補正部201、ガンマ補正部202、フィルタ処理部203、オーバーラップタイル生成部204、パケットデータ生成部205、画像圧縮部206、メモリコントローラ207及びメモリ208である。
ライン間補正部201は、スキャナで読み取った画像データの各コンポーネントのラインずれを補正する。ガンマ補正部202は、スキャナによって異なる読み取り濃度をデジタル複合機内部で統一的な濃度になるように濃度補正を行う。フィルタ処理部203は、エッジ強調処理や平滑化処理等を行う。オーバーラップタイル生成部204は、フィルタ処理部から受け取った画像データを一旦メモリ208へ格納し、オーバーラップタイルを生成するために必要な画素がメモリに格納されたら、オーバーラップタイルを生成してオーバーラップタイルを出力する。このオーバーラップタイル生成部204は更に後述する。パケットデータ生成部205は、オーバーラップタイル生成部204から受け取ったオーバーラップタイルに上述したヘッダーデータを付加してパッキングしたパケットデータを生成して出力する。画像圧縮部206は、パケットデータに含まれるオーバーラップタイル画像データの画像圧縮処理(例えばJPEG等)を行い、圧縮データの生成を行う。メモリコントローラ207は、オーバーラップタイル生成部204、パケットデータ生成部205及び画像圧縮部206が後述するメモリ208に対してメモリアクセスする際に、各マスタのメモリアクセスの調停やメモリ208に対して必要な制御を行う。メモリ208は、1ページ分の画像データを格納可能なワークメモリである。
以下、本実施形態の特徴であるオーバーラップタイル生成部の構成とその処理に関して、図4のオーバーラップタイル生成部構成図、図7のオーバーラップタイル生成処理を表すフローチャートを用いて説明する。
オーバーラップタイル生成部204は、オーバーラップタイル分割部401、オーバーラップタイルバッファ402、オーバーラップ部解析部403、画像パターン保持部1(404)、画像パターン保持部2(405)を備える。さらに、オーバーラップタイル読出し制御部406、除去情報生成部407、画像パターン選択情報保持部408を備える。なお、画像パターン選択情報保持部408、画像パターン保持部1(404)、及び画像パターン保持部2(405)へはCPUから直接設定可能な構成である。各部の説明を図7のフローチャートに基づいて説明する。
まず、S701において、オーバーラップ部解析部403は画像パターン選択情報保持部408から予めCPUによって設定された画像パターン選択情報を読み出す。S702において、オーバーラップ部解析部403は、読み出した画像パターン選択情報がRGBの設定であるか否かを判定する。RGBの設定であると判断した場合、S703において、オーバーラップ部解析部403は、画像パターン保持部1(404)に保持されている画像パターンをリファレンス画像パターンとする。なお、本実施形態では画像パターン保持部1(404)に保持される画像パターンはRGB色空間の画像パターンであり、例えば白画像データ(0xFFFFFF)等を意味するものである。S702においてRGBの設定ではないと判断した場合、S704において、オーバーラップ部解析部403は、画像パターン保持部2(405)に保持されている画像パターンをリファレンス画像パターンとする。なお、本実施形態では画像パターン保持部2(405)に保持される画像パターンはYUV色空間の画像パターンである。また、本実施形態では、画像パターンの色空間をRGB色空間、YUV色空間の2種類としたが、2種類に限定されることはなく、RGB/YUV色空間に限定されるものでもない。
S705において、オーバーラップタイル分割部401は、フィルタ処理部203からラスター画像データを受け取り、メモリ208へ格納する。S706において、オーバーラップタイル分割部401は、メモリ208からオーバーラップタイルを読出し、オーバーラップタイルバッファ402へ格納する。同時に当該オーバーラップタイルのオーバーラップ部のみをオーバーラップ部解析部403へ転送する。本実施形態において、オーバーラップタイルは32×32 pixelの注目画素に上下左右の周囲8 pixelづつの周辺画素を付加した48×48 pixelの画像データである。また、オーバーラップ部は図9に示されるように、ブロックA〜Dのことであり、ブロックAとCは40×8 pixelの画像データであり、ブロックBとDは8×40 pixelの画像データである。なお、本実施形態ではオーバーラップタイルサイズを上記のように設定しているが、上記サイズに限定されるものではない。
S707において、オーバーラップ部解析部403は図9に示すようにオーバーラップ部を4つのブロックA〜Dに分割し、ブロック毎に構成される画像データがリファレンス画像パターンと一致するか逐次比較を行う。S708において、除去情報生成部407はオーバーラップ部解析部403の比較結果をもとに除去情報を生成する。
ここで除去情報について説明する。除去情報とはオーバーラップ部のブロック分割数によって決定するビット数を持つフラグであり、本実施形態では4つのブロックに分割したので4bitのフラグである。図9に示すように、除去情報の各bitは対応するブロックがあり、そのブロックの画像データがリファレンス画像パターンと一致したか否かを表すものである。例えばbit[0]はブロックAの全ての画像データがリファレンス画像パターンと一致しているか否かを表し、一致した場合にはbit[0]は1の値を取り、不一致の場合には0の値を取る。また、例えば当該オーバーラップ部のブロックAとCの画像データがリファレンス画像パターンと一致した場合には、除去情報は“0101”、つまり0x5となる。
S709において、オーバーラップタイル読出し制御部406は、除去情報をもとにオーバーラップタイルバッファ402から画像データを読出していく。例えば除去情報が0x5の時は、オーバーラップタイル読出し制御部406はオーバーラップ部のブロックAとCの画像データの読出しを行わない。このため、オーバーラップタイル読出し制御部406はオーバーラップタイルの中心に位置する32x32 pixelの注目画素(図9及び図10の斜線部)とオーバーラップ部のブロックBとDを読み出すこととなる。このように、オーバーラップタイル読出し制御部406以降では、オーバーラップタイル部が省略された画像データが転送されることとなり、オーバーラップ部の画像データの削減が可能となる。なお、読出し順に関しては図10の1〜3の順となる。
S710において、オーバーラップタイル読出し制御部406は、オーバーラップタイルをパケット生成部204へ出力する。同時に除去情報生成部407も当該オーバーラップタイルの除去情報をパケット生成部204へ出力する。
以上の処理によってオーバーラップタイルと除去情報を生成する。本実施形態ではオーバーラップタイルのオーバーラップ部の画像データを省略することで重複するオーバーラップ部の画像データを削減し、かつ除去情報を作成しておくことで省略する前の原画像データの復元も可能となる。この結果、HDD記憶部107及びメモリ108で使用する画像データのための記憶容量やシステムバス111の帯域の節約が可能となる。なお、オーバーラップタイルの復元処理については後述する。また、オーバーラップタイル生成部203によって生成されたオーバーラップタイルと除去情報はパケットデータ生成部204にてパケットデータに組込まれることとなるが、本実施形態の特徴とするところではないため、説明は省略する。
次に、図3に基づいてプリンタ用画像処理部104について説明する。本実施形態について、プリンタ用画像処理部104は画像伸張部301、オーバーラップタイル復元部302、色空間変換部303、濃度調整部304、フィルタ処理部305、ハーフトーン変換部306、ラスター変換部307から構成されるものとする。
画像伸張部301は、パケットデータに含まれるオーバーラップタイルの画像伸張処理を行う。オーバーラップタイル復元部302は、オーバーラップタイル生成部204にて削減されたオーバーラップ部の復元を行う。オーバーラップタイル復元部302は更に後述する。色空間変換部303は、画像データの色情報をRGB色空間からCMYK色空間に変換する。濃度調整部304は、印刷物に出力される濃度補正のために、画像データのCMYK値の調整を行う。フィルタ処理部305は、スムージング処理やスクリーン処理等のフィルタ処理を行う。ハーフトーン変換部306は、画像データの各画素のコントーン値をハーフトーン値に変換する。ラスター変換部307は、オーバーラップタイルをラスター変換部内蔵のメモリに格納していき、主走査方向分の画像データが格納された後、ラスター画像データとして画像データをプリンタ103に出力する。
以下、本実施形態の特徴であるオーバーラップタイル復元部302の構成とその処理に関して、図5のオーバーラップタイル復元部構成図、図8のオーバーラップタイル復元処理を表すフローチャートを用いて説明する。
オーバーラップタイル復元部302は、パケットデータバッファ501、オーバーラップ部復元部502、画像パターン保持部1(503)、画像パターン保持部2(504)、オーバーラップタイル読出し制御部505から構成される。なお、画像パターン保持部1(503)、及び画像パターン保持部2(504)に対してCPUから直接設定可能な構成である。各部の説明を図8のフローチャートに基づいて説明する。
まず、S801において、オーバーラップタイル復元部302の前段に接続される画像伸張部301が出力したパケットデータをパケットデータバッファ501に格納する。S802において、オーバーラップ部復元部502は、オーバーラップタイル復元部302の前段に接続される画像伸張部301が出力したパケットデータのヘッダー情報のみを受信する。なお、S801及びS802の処理は同時に行われるものとする。
S803において、オーバーラップ部復元部502は受け取ったヘッダー情報に含まれる除去情報を参照し、当該オーバーラップタイルのオーバーラップ部が省略されているか否かを判定する。本実施形態においては、オーバーラップ部が省略されていない場合の除去情報は0x0となるようにしたので、除去情報が0x0であるか否かを判定することとなる。S803でオーバーラップ部が省略されていないと判定された場合に、S809の処理に進むことになる。
S803でオーバーラップ部が省略されていると判定された場合(本実施形態では除去情報が0x0以外であった場合)、S804において、ヘッダー情報に含まれるイメージタイプがRGBを表しているか否かを判定する。イメージタイプがRGBを表していると判定された場合、S805において、オーバーラップ部復元部502は画像パターン保持部1(503)の画像パターンをリファレンス画像パターンとする。イメージタイプがRGBを表していないと判定された場合、S806において、オーバーラップ部復元部502は画像パターン保持部2(504)の画像パターンをリファレンス画像パターンとする。なお、本実施形態では、簡易的な説明するために、イメージタイプをRGBとYUVの2種類だけと考えて説明したが、イメージタイプは2種類に限定されるものではない。また、S804の分岐処理もこの通りになるとは限らない。
次いで、S807において、オーバーラップ部復元部502は除去情報に応じてパケットデータバッファ501に格納されているパケットデータに含まれる画像データの配置調整を行う。ここで、S807における画像データの配置調整について更に説明をする。図11では除去情報が0x5の時、つまりオーバーラップ部のブロックAとCが省略された場合のパケットデータのデータ構造とS807での画像データの配置調整後のデータ構造を説明している。なお、図11の配置調整前のデータ構造は、前述したオーバーラップタイル生成部205のオーバーラップタイル読出し制御部505で図10の1からの順に画像データの読出しを行ったことによるものである。また、図11の配置調整前のデータ構造のように、オーバーラップ部のブロックが省略された場合には、パケットデータバッファ501に格納されるパケットデータに含まれる画像データの配置は原画像中の画像データの位置とずれが生じてしまう。このため、S807において、省略されているオーバーラップ部のブロックAとCのサイズと配置を考慮して、画像データの再配置を行う。なお、配置調整後は、ブロックAとCの領域には適当な画像データ(例えば0x000000等)が格納されている。
次いで、S808において、オーバーラップ部復元部502は除去情報に応じて予め決定しておいたリファレンス画像パターンを、パケットデータバッファ501の省略されていたオーバーラップ部の各ブロックの領域へ格納する。本実施形態ではオーバーラップ部のブロックAとCが省略されていたので、当該領域へリファレンス画像パターンを格納する。なお、ブロックAとCの各領域のそれぞれに40×8 pixelのリファレンス画像パターンを格納することとなる。
S809において、オーバーラップタイル読出し制御部505は、パケットデータバッファ501に格納されているオーバーラップタイルを読み出す。S810において、オーバーラップタイル読出し制御部505は、読出したオーバーラップタイルを後段の処理部へ出力する。
以上の処理によって、オーバーラップタイル画像データの復元を行う。本実施形態では、簡易的な説明を行うためにオーバーラップタイルの復元処理の際に画像データの配置調整を行ったが、配置調整を行わずに復元することも可能である。例えば、省略されたオーバーラップ部の各ブロックの領域をパケットデータバッファ中に設けておき、そこにリファレンス画像パターンを各ブロックのサイズ分格納しておく。このようにして、オーバーラップタイル読出し制御部505にて画像データの読出し順番を制御するようにしても良い。
本実施形態によれば、オーバーラップタイルで画像データをハンドリングするシステムでの共通の課題である重複画像データによるデータ量増加を抑えることが可能となる。この結果、画像データを格納するメモリ容量やHDD容量、画像データが転送されることとなるシステムバス帯域の節約が可能となる。また、本実施形態ではリファレンス画像パターンの格納用である画像パターン保持部(404、405、503、504)には、CPUから任意な画像パターンを設定できる構成としたので、様々な入力画像データに対して効果を出すことが可能となる。また、本実施形態でのオーバーラップタイル画像データの生成/復元方法は、比較的単純な方法であるため、パフォーマンス劣化もなく上記効果を生み出すことが可能である。更に、画像データのハンドリング単位をオーバーラップタイル単位としたので、従来は周辺画素を参照するような画像処理の際に必要となっていたバンドバッファ及びラインバッファの削減も可能となる。
〔実施形態2〕
実施形態1では、オーバーラップタイル生成部204に画像パターン保持部404を持つことで、CPUから自由にイメージタイプ毎のリファレンス画像パターンを設定することが可能であった。しかしながら、オーバーラップタイル復元部の復元処理を考慮すると、1ページ内では画像パターン保持部404に格納する画像パターンは固定である必要がある。このため、複数の色で構成される画像データには効果が限定的になる可能性がある。これを克服するため、実施形態2では、オーバーラップタイル生成部204に注目タイル解析部1204を設ける。これにより、オーバーラップタイル毎に特有の画像パターンをリファレンス画像パターンとしてオーバーラップ部の各ブロックを省略することを可能としている。
以下、図面を用いて本実施形態について説明する。なお、実施形態1と実施形態2で異なる部分はオーバーラップタイル生成部204及びオーバーラップタイル復元部302の構成とその処理のみである。実施形態2では上記差分に関して説明を行い、その他の実施形態1と同様な部分の説明は省略する。
本実施形態のオーバーラップタイル生成部204では、図12に示すように実施形態1のオーバーラップタイル生成部204の画像パターン選択情報保持部408及び画像パターン保持部(404、405)の代わりに注目タイル解析部1204が設けられる。以下、本実施形態のオーバーラップタイル生成部の処理について図13のフローチャートを用いて説明する。
S1301において、オーバーラップタイル分割部1201は前段に接続されたフィルタ処理部からラスター画像データを受け取り、メモリ208に格納する。S1302において、オーバーラップタイル分割部1201はメモリ208からオーバーラップタイルを読み出し、オーバーラップタイルバッファ1202へ格納する。同時にオーバーラップ部解析部1203に当該オーバーラップタイルのオーバーラップ部を、注目タイル解析部1204に当該オーバーラップタイルの注目タイルを転送する。なお、オーバーラップタイルサイズやオーバーラップ部の各ブロックサイズ等は実施形態1と同様であるとする。
S1303において、注目タイル解析部1204は入力された注目タイルの画像データの構成色数が1種類であるか否かを判定する。なお、構成色数が1種類であれば、どのような色であっても構わない。注目タイルの構成色数が1種類であると判定された場合、S1304において、オーバーラップ部解析部は当該注目タイルの画像データをリファレンス画像パターンとする。この場合、当該注目タイルは1色で構成されているため、当該色を表した画像データがリファレンス画像パターンとなることになる。
S1305以降の処理、即ち、リファレンス画像パターンの決定後の処理に関しては実施形態1と同様であるので説明を省略する。また、S1303で当該注目タイルの構成色数が1種類でないと判定された場合、S1306の処理に進むことになる。以降の処理に関しては実施形態1と同様であるので説明を省略する。
本実施形態のオーバーラップタイル復元部302において、実施形態1の構成から追加で設ける必要がある処理部は特になく、実施形態1との違いはオーバーラップ部復元部で用いるリファレンス画像パターンの決定方法が異なることである。実施形態1では当該オーバーラップタイルのイメージタイプに応じて画像パターン保持部(503、504)を選択し、格納されている画像パターンをリファレンス画像パターンとした。本実施形態では当該オーバーラップタイルの注目タイルの画像データをリファレンス画像パターンとする。その他、復元処理に関しては実施形態1と同様であるため説明を省略する。
以上、説明してきたように、本実施形態ではリファレンス画像パターンを当該注目タイルの構成色画像データとしたので、様々な画像データに対してオーバーラップ部のデータ量の削減が可能となる。
〔その他の実施形態〕
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
401 オーバーラップタイル分割部
402 オーバーラップタイルバッファ
403 オーバーラップ部解析部
404 画像パターン保持部1
405 画像パターン保持部2
406 オーバーラップタイル読出し制御部
407 除去情報生成部
408 画像パターン選択情報保持部

Claims (14)

  1. 入力された画像に含まれる所定の領域の画像データ、前記入力された画像に含まれる領域であって前記所定の領域に隣接する領域画像データを取得する取得手段と、
    前記隣接する領域の画像データが所定の色を示す画像データであるかを判定する判定手段と、
    前記隣接する領域の画像データが前記所定の色を示す画像データであると判定された場合に、前記取得された画像データのうちの前記隣接する領域の画像データを除いた前記所定の領域の画像データを含むパケットデータを生成して当該生成されたパケットデータを転送し、前記隣接する領域の画像データが前記所定の色を示す画像データでないと判定された場合に、前記取得された前記所定の領域および前記隣接する領域の画像データを含むパケットデータを生成して当該生成されたパケットデータを転送する転送手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 特定色を示す画像データを記憶する記憶手段と、
    前記所定の色を示す画像データとして、前記記憶されている特定色を示す画像データを設定する設定手段を有する請求項1の画像処理装置。
  3. 前記所定の領域の画像データの各画素の色が同一色である場合に、前記所定の色を示す画像データとして、前記同一色を示す画像データを設定する設定手段を有する請求項1の画像処理装置。
  4. 前記入力された画像データをそれぞれが所定画素数を有する複数の領域の画像データに分割する分割手段をさらに有し、
    前記取得手段は、前記分割によって得られた前記複数の領域のうちの1つの領域の画像データ前記所定の領域の画像データとして取得する請求項1乃至3の何れか1の画像処理装置。
  5. 前記転送手段は、パケットデータに含まれる画像データを圧縮してから当該パケットデータを転送する請求項1乃至4の何れか1の画像処理装置。
  6. 前記転送手段は、前記隣接する領域の画像データが所定の色を示す画像データであると判定された場合に、前記取得された画像データのうちの前記隣接する領域の画像データを除いた前記所定の領域の画像データに加えて、前記取得された画像データのうちの前記隣接する領域の画像データを除いた前記所定の領域の画像データが転送されることを示す情報を含むパケットデータを生成して、当該生成されたパケットデータを転送する請求項1乃至の何れか1の画像処理装置。
  7. 前記情報は、前記隣接する領域が前記所定の領域に対してどこに位置するのかを示す請求項の画像処理装置。
  8. 前記情報を用いて、前記隣接する領域の画像データが前記所定の色を示す画像データであると判定された場合に転送されたパケットデータから、前記所定の領域の画像データおよび前記隣接する領域の画像データとを含む前記取得された画像データを復元する復元手段をさらに有する請求項6又は7の画像処理装置。
  9. 前記復元された画像データに対して画像処理を行う処理手段をさらに有し、
    前記処理手段は、前記画像処理として、注目画素の周囲の画素を参照して前記注目画素を処理するフィルタ処理を行う請求項の画像処理装置。
  10. 前記隣接する領域の画像データは、所定画素数の画素を含む画像データである請求項1乃至の何れか1の画像処理装置。
  11. 記判定手段は、前記隣接する領域の画像データに含まれる素が前記所定の色を示すか否かを判定し、前記各画素が前記所定の色を示す場合に、前記隣接する領域の画像データが前記所定の色を示す画像データである判定する請求項1乃至10の何れか1の画像処理装置。
  12. 記所定の色を示す画像データを、前記取得された画像データの色空間に基づいて設定する設定手段をさらに有する請求項1乃至11の何れか1の画像処理装置。
  13. 入力された画像に含まれる所定の領域の画像データ、前記入力された画像に含まれる領域であって前記所定の領域に隣接する領域画像データを取得する取得工程と、
    前記隣接する領域の画像データが所定の色を示す画像データであるかを判定する判定工程と、
    前記隣接する領域の画像データが前記所定の色を示す画像データであると判定された場合に、前記取得された画像データのうちの前記隣接する領域の画像データを除いた前記所定の領域の画像データを含むパケットデータを生成して当該生成されたパケットデータを転送し、前記隣接する領域の画像データが前記所定の色を示す画像データでないと判定された場合に、前記取得された前記所定の領域および前記隣接する領域の画像データを含むパケットデータを生成して当該生成されたパケットデータを転送する転送工程と、
    を有する画像処理方法。
  14. 請求項1乃至12の何れか1に記載の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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