JP5752461B2 - 架線溶断防止システム - Google Patents
架線溶断防止システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5752461B2 JP5752461B2 JP2011077162A JP2011077162A JP5752461B2 JP 5752461 B2 JP5752461 B2 JP 5752461B2 JP 2011077162 A JP2011077162 A JP 2011077162A JP 2011077162 A JP2011077162 A JP 2011077162A JP 5752461 B2 JP5752461 B2 JP 5752461B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- train
- speed information
- short
- circuit control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
なお、エアセクションにおける架線溶断を防ぐための技術として特許文献1が開示されている。
また本発明は、前記電車速度算出部が、前記速度検知装置から送信された速度情報と、前記記憶部から読み取った前記電車の急制動時の加速度と、前記速度検知装置から前記速度情報を受信した後かつ当該受信した速度情報の次の速度情報を受信する前の現在時刻における前記電車の速度を算出することを特徴とする。
また本発明は、前記電車速度算出部が、次の速度情報を受信する間または所定時間経過するまで前記速度検知装置から前記速度情報を受信した後かつ当該受信した速度情報の次の速度情報を受信する前の現在時刻における前記電車の速度を繰り返し算出し、前記次の速度情報を受信した場合にはその速度情報を用いてさらに次の速度情報を受信する間または所定時間経過するまで当該速度情報を受信した後かつ当該速度情報のさらに次の速度情報を受信する前の現在時刻における前記電車の速度を算出する処理を繰り返し、前記速度判定部は前記電車速度算出部が前記電車の速度を算出するたびに前記許容速度以下であるかを繰り返し判定することを特徴とする。
図1は同実施形態による架線溶断防止システムの構成を示すブロック図である。
この図において、符号1は軌道10(レール)上を走行する電車、符号2は電車1の車軸(車輪)の通過に基づいて電車の速度を検知する速度検知装置、符号3は速度検知装置2から受信した電車1の速度情報に基づいてエアセクション区間に空中を隔てて平行に張られた2つの架線の短絡制御を行う短絡制御装置である。また符号4はエアセクションにおける2つの架線(架線A,架線B)それぞれに電力を供給するき電線を短絡する短絡回路である。当該短絡回路4には例えば負荷断路器が用いられる。
この図が示すように、短絡制御装置3は、自装置における各処理部を制御する制御部31、記憶部36の他、速度情報受信部32、電車速度算出部33、速度判定部34、短絡制御部35の各処理部を備えている。
ここで、速度情報受信部32は、速度検知装置2から速度情報を受信する処理部である。
電車速度算出部33は、速度検知装置2から送信された速度情報と、電車の急制動時の加速度aと、速度情報を受信した後かつ当該受信した速度情報の次の速度情報を受信する前の現在時刻と、に基づいて、当該現在時刻における電車1の速度を算出する処理部である。
また速度判定部34は、算出した電車1の速度がエアセクションにおける架線溶断発生の可能性のある許容速度以下であるかを判定する処理部である。
また短絡制御部35は、算出した電車1の速度が許容速度以下である場合にエアセクション区間の2つの架線の短絡制御を行う処理部である。
なお、記憶部36は電車1の急制動時の加速度aの情報などを記憶している。
この図では、短絡制御装置3が、時刻Tn−1においてV(Tn−1)を示す速度情報を受信し、時刻TnにおいてV(Tn)を示す速度情報を受信し、時刻Tn+1においてV(Tn+1)を示す速度情報を受信し、時刻Tn+2においてV(Tn+2)を示す速度情報を受信した場合の例を示している。なおV(Tn−1)>V(Tn)>V(Tn+1)>V(Tn+2)であるとする。つまり、図3は、エアセクションにおいて電車1が減速していることを短絡制御装置3が検知した場合の、時刻の遷移に基づく各速度情報の例である。この場合、電車1の実際速度の遷移は、図3中破線(L1)で示すような変化となる。
この図では、短絡制御装置3が、時刻Tn−1においてV(Tn−1)を示す速度情報を受信し、時刻TnにおいてV(Tn)を示す速度情報を受信し、時刻Tn+1においてV(Tn+1)を示す速度情報を受信した場合の例を示している。また、図4では、時刻Tn+1においてV(Tn+1)を示す速度情報を受信した後、電車1が急制動を行った場合の電車1の速度の遷移を図4中破線(L2)で示している。つまり、時刻Tn+1において速度情報を受信した後に、次の速度情報が受信できないような状況において、電車1が図4で示すような急制動を行った場合には、短絡制御装置3は、電車1が許容速度以下になっても、それを検知できないこととなる。従って、このように、次の速度情報を受信する前に急制動を行ったとしても、逐次、現在の電車1の速度を予測することが望ましい。従って、以下のような処理によって、短絡制御装置3が電車1の速度を予測して、許容速度以下に達したと判定した場合には短絡回路の短絡制御を行う。
次に、短絡制御装置3の処理フローについて順を追って説明する。
まず、短絡制御装置3の速度情報受信部32が時刻Tnにおいて速度情報V(Tn)を受信する(ステップS101)。すると電車速度算出部33は、記憶部36から電車1の急制動時の加速度aを読み込む。そして電車速度算出部33は、時刻Tn後であって次の速度情報を受信する時刻Tn+1より前の現在の時刻t(Tn<t<Tn+1)を用いて、『V(Tn)+a(t−Tn)』により、現在時刻tにおける速度Vtを算出する(ステップS102)。そして速度判定部34が、エアセクションの低速走行禁止区間における許容速度Vlowを記憶部36から読み取って、現在時刻tにおける速度Vtが許容速度Vlowであるかを判定する(ステップS103)。そして、速度Vt≦許容速度Vlowでない場合には、制御部31が、次の速度情報を受信したかを判定する(ステップS104)。そして、次の速度情報の受信がなければ、制御部31は、前回速度情報を受信してから所定の時間経過(タイムアップ)したかを判定する(ステップS104)。そして、制御部31は、所定の時間経過したと判定した場合には処理を終了する。
この図において、直線L3は、時刻Tn−1から時刻Tnの間の各現在時刻tにおいて算出した速度Vtの遷移を示している。また、直線L4は、時刻Tnから時刻Tn+1の間の各現在時刻tにおいて算出した速度Vtの遷移を示している。また、直線L5は時刻Tn+1から時刻Tn+2の間の各現在時刻tにおいて算出した速度Vtの遷移を示している。このような処理によれば、速度情報を受信する間の時刻tにおいて、現在の速度Vtが許容速度Vlow以下かどうかを判定することができる。
2・・・速度検知装置
3・・・短絡制御装置
4・・・短絡回路
5・・・変電所
6a,6b・・・き電線
31・・・制御部
32・・・速度情報受信部
33・・・電車速度算出部
34・・・速度判定部
35・・・短絡制御部
36・・・記憶部
Claims (3)
- エアセクション区間に設置された電車の速度を検知する複数の速度検知装置と、
前記速度検知装置から受信した前記電車の速度に基づいて、前記エアセクション区間において空間を隔てて平行に張られた隣り合う電車走行区間にそれぞれ電力を供給する2つの架線の短絡制御を行う短絡制御装置と、を備え、
前記短絡制御装置は、
前記速度検知装置から送信された速度情報と、記憶部から読み取った前記電車の急制動時の加速度とに基づいて、現在時刻における前記電車の速度を算出する電車速度算出部と、
算出した前記電車の速度が前記エアセクションにおける許容速度以下であるかを判定する速度判定部と、
算出した前記電車の速度が前記許容速度以下である場合に前記エアセクション区間の2つの架線の短絡制御を行う短絡制御部と、
を備えることを特徴とする架線溶断防止システム。 - 前記電車速度算出部は、前記速度検知装置から送信された速度情報と、前記記憶部から読み取った前記電車の急制動時の加速度と、前記速度検知装置から前記速度情報を受信した後かつ当該受信した速度情報の次の速度情報を受信する前の現在時刻における前記電車の速度を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の架線溶断防止システム。 - 前記電車速度算出部は、次の速度情報を受信する間または所定時間経過するまで前記速度検知装置から前記速度情報を受信した後かつ当該受信した速度情報の次の速度情報を受信する前の現在時刻における前記電車の速度を繰り返し算出し、前記次の速度情報を受信した場合にはその速度情報を用いてさらに次の速度情報を受信する間または所定時間経過するまで当該速度情報を受信した後かつ当該速度情報のさらに次の速度情報を受信する前の現在時刻における前記電車の速度を算出する処理を繰り返し、
前記速度判定部は前記電車速度算出部が前記電車の速度を算出するたびに前記許容速度以下であるかを繰り返し判定する
ことを特徴とする請求項2に記載の架線溶断防止システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011077162A JP5752461B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 架線溶断防止システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011077162A JP5752461B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 架線溶断防止システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012210857A JP2012210857A (ja) | 2012-11-01 |
JP5752461B2 true JP5752461B2 (ja) | 2015-07-22 |
Family
ID=47265228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011077162A Expired - Fee Related JP5752461B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 架線溶断防止システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5752461B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6793018B2 (ja) * | 2016-11-25 | 2020-12-02 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 移動体速度検出システムおよび架線溶断防止システム |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3733906B2 (ja) * | 2001-12-28 | 2006-01-11 | 三菱電機株式会社 | 列車のセクションオーバー防止装置 |
JP3965310B2 (ja) * | 2002-03-04 | 2007-08-29 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 車両走行制御装置 |
JP2004138553A (ja) * | 2002-10-18 | 2004-05-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 移動体位置検出装置、移動体位置検出方法、プログラムおよび記録媒体 |
JP4816340B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2011-11-16 | ソニー株式会社 | ナビゲーション装置、位置検出方法及び位置検出プログラム |
JP4718407B2 (ja) * | 2006-09-25 | 2011-07-06 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | セクション箇所架線切断防止装置 |
JP5203664B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2013-06-05 | 西日本旅客鉄道株式会社 | トロリ線の損耗防止装置 |
-
2011
- 2011-03-31 JP JP2011077162A patent/JP5752461B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012210857A (ja) | 2012-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5836403B2 (ja) | 電気車の遮断器制御装置 | |
CN103786755B (zh) | 一种基于zc系统的计轴故障检测方法 | |
JP5364603B2 (ja) | 列車検知装置 | |
KR20090123406A (ko) | 레일의 절손 검지 장치 및 그 방법 | |
WO2008004727A1 (en) | Delta i ground-fault protection relaying system for dc traction power supply system and method of controlling the same | |
KR20150120956A (ko) | Rfid 시스템을 기반으로 하는 가이드웨이-가이딩 차량 검출 | |
JP5752461B2 (ja) | 架線溶断防止システム | |
JP6861594B2 (ja) | 列車運転支援装置、列車運転支援システム、及び列車運転支援方法 | |
JP2015136208A (ja) | 車上装置、列車制御システム及び走行制御方法 | |
JP6184875B2 (ja) | 車上装置、列車制御システム及び走行制御方法 | |
JP5922954B2 (ja) | 列車検知装置 | |
JP5402096B2 (ja) | 電気鉄道保守用車両位置測定装置 | |
WO2020144930A1 (ja) | 列車制御システムおよび列車制御方法 | |
JP5635300B2 (ja) | 列車制御システム | |
CN102211531B (zh) | 确定长定子发生一相多点接地故障的方法 | |
JP5613804B1 (ja) | 車上装置、列車制御システム、及び、列車制御方法 | |
JP2010233344A (ja) | 車上制動制御システム及び車上制動制御方法 | |
JP6793018B2 (ja) | 移動体速度検出システムおよび架線溶断防止システム | |
JP5640127B1 (ja) | 車上装置 | |
JP6140926B2 (ja) | 自動列車運転装置 | |
JP5094774B2 (ja) | 列車制御地上装置および列車制御システム | |
JP2013095169A (ja) | 地上装置、車上装置及び車両制御装置 | |
KR100376427B1 (ko) | 열차 건널목 자동화 시스템 | |
KR101618414B1 (ko) | 열차 방어구간 설정 시스템 및 열차 방어구간 설정 방법 | |
JP4801521B2 (ja) | 列車検知方法及び列車検知システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150327 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150520 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5752461 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |