JP5640127B1 - 車上装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地上側に新たな設備を必要とせずに、車上で計測されている列車位置を補正可能とする技術の実現。【解決手段】列車1の先頭軸より前方に前方受電器RC1を、列車1の最後尾軸より後方に後方受電器RC2を設ける。踏切制御子による検知信号の打込点を通過したことを、前方受電器RC1或いは後方受電器RC2の受信レベルに基づいて検出する。この検出に応じて、位置補正部25が、予め定められた当該打込点に係る位置情報を用いて、位置計測部50が計測している走行位置を補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、列車に搭載され、レールに伝送された信号を受電可能な受電器を備えた車上装置に関する。
列車制御システムにおいて最も重要な技術の1つに、車上で列車位置を計測する(“列車位置検知”とも言われる)技術がある。一般的な方法は、車軸に取り付けられた速度発電機の出力信号から求まる車軸回転数に車輪径を乗算することで走行距離を求め、この走行距離を随時積算することで、キロ程で表される列車位置を計測する方法である。
しかし、現実には、車輪の空転・滑走による検知位置の誤差や、摩耗による車輪径の減少等の要因から、計測している列車位置が正しい位置から乖離していく問題がある。積算によって列車位置を算出しているため、一度乖離すると乖離したままとなる。
そこで、この問題を解決するために、位置補正用の地上子を所定地点に設置し、列車がこの地点を通過する際に当該地上子と通信できたことを検出して、計測している列車位置を、地上子の位置情報で補正する技術が知られている(例えば特許文献1)。
特開2006−1349号公報
ところが、特許文献1に代表される従来の方法で上記の問題を解決しようとする場合には、位置補正用の地上子を新たに設置する必要がある。また、その地上子のための保守も必要となる。
そこで、本発明は、地上側に新たな設備を必要とせずに、車上で計測されている列車位置を補正可能とする技術の実現を目的として考案された。
上記課題を解決するための第1の発明は、
閉電路式の踏切制御子(例えば図2の踏切制御子90)がレールに伝送する検知信号を受電可能な受電器であって、列車の先頭軸より前方、及び/又は、前記列車の最後尾軸より後方に設けた受電器(例えば図2の前方受電器RC1、後方受電器RC2)と、
走行中の位置を計測する位置計測部(例えば図1の位置計測部50)と、
前記踏切制御子による前記検知信号の打込点(例えば図2の打込点SP)を通過したことを、前記受電器による前記検知信号の受信レベルに基づいて検出する通過検出部(例えば図1の前方通過検出部21、後方通過検出部22)と、
前記通過検出部の検出に応じて、予め定められた前記打込点に係る位置情報を用いて前記位置計測部で計測されている走行位置を補正する位置補正部(例えば図1の位置補正部25)と、
を備えた車上装置(例えば図1の車上装置10)である。
この第1の発明によれば、閉電路式の踏切制御子がレールに伝送している検知信号を用いて、車上で計測している走行位置を補正することができる。具体的には、列車の先頭軸より前方、及び/又は、最後尾軸より後方に、検知信号を受信可能な受電器を設ける。例えば、先頭軸より前方に受電器を設けた場合には、踏切制御子が検知信号を送信する打込点を先頭軸が通過するまでは受電器が検知信号を受信でき、先頭軸が打込点を通過すると受信できない、或いは受信レベルが極めて低くなる。すなわち、先頭軸が打込点を通過する前後で受信レベルが変化する。これを検出することで、列車が打込点に位置した瞬間を判断し、予め定められている打込点の位置を用いて、車上で計測されている走行位置を補正することができる。よって、地上側に新たな設備を必要とせずに、車上で計測されている列車位置を補正することができる。
なお、最後尾軸より後方に受電器を設けた場合には、受信レベルの変化が逆となるだけで、同様に通過検出をすることができる。
また、第2の発明は、
前記受電器として、前記先頭軸より前方の前方受電器(例えば図1の前方受電器RC1)と、前記最後尾軸より後方の後方受電器(例えば図1の後方受電器RC2)とを備え、
前記通過検出部は、前記前方受電器による前記検知信号の受信レベルに基づいて前記打込点を通過したことを検出する前方通過検出部(例えば図1の前方通過検出部21)と、前記後方受電器による前記検知信号の受信レベルに基づいて前記打込点を通過したことを検出する後方通過検出部(例えば図1の後方通過検出部22)とを有し、
前記前方通過検出部による通過検出から前記後方通過検出部による通過検出までの時間と、前記列車の寸法諸元とを用いて、前記列車の走行速度を算出する速度算出部(例えば図1の速度算出部31)を更に備えた、
第1の発明の車上装置である。
この第2の発明によれば、先頭軸より前方の前方受電器と、最後尾軸より後方の後方受電器とを備え、前方受電器および後方受電器それぞれの受信レベルを用いた打込点の通過検出が行われる。前方受電器の受信レベルを用いた通過検出と、後方受電器の受信レベルを用いた通過検出とには時間的な差が生じるが、その差は、概ね列車の全長の通過に要する時間といえる(より詳細には打込点を先頭軸が通過してから後方受電器が通過するまでの時間といえる)。一方、列車の各軸の配置位置や受電器の配置位置、車両の長さ等は定まっている。そのため、時間と長さから、列車の速度を算出することができる。
なお、速度を算出する際に利用する列車の寸法諸元を列車の全長としてもよいし、より精確な速度を算出するために先頭軸と最後尾軸との間の長さや、前方受電器と後方受電器との間の長さとしてもよい。
また、第3の発明は、
所定の速度計測装置(例えば、図1の速度計測装置60)によって計測された速度と、前記速度算出部により算出された速度との差に基づいて、レール状態を判定する第1の状態判定部(例えば図1の第1の状態判定・記録部33)、
を更に備えた第2の発明の車上装置である。
この第3の発明によれば、速度算出部により算出された速度を、所定の速度計測装置によって計測された速度と比較して、レール状態を判定することができる。例えば、レール上面に錆が生じている場合には、輪軸による左右レールの短絡不良が生じるため、先頭軸のみが打込点を通過しても、十分な受信レベルの変化が得られず、複数の輪軸が通過して初めて打込点の通過を検出する場合が起こり得る。打込点の通過検出を正しく行えない場合には、速度算出部による算出速度に誤差が生じることになる。この算出速度の誤差を、速度算出部とは別に速度を算出している所定の速度計測装置の速度と比較することで判定できる。例えば、誤差が所定の閾値以上大きい場合には、レール状態を不良(或いは異常)と判定して、レールや踏切制御子などの検知信号のレール伝送に係る保守に利用することができる。
また、第4の発明は、
前記通過検出部によって通過検出された際の前記受信レベルの変化形態に基づいて、前記検知信号のレール状態を判定する第2の状態判定部(例えば図1の第2の状態判定・記録部35)、
を更に備えた第1〜第3の何れかの発明の車上装置である。
この第4の発明によれば、通過検出された際の受信レベルの変化形態に基づいて、レール状態を判定することができる。例えば、レール上面に錆が生じている場合には、輪軸による左右レールの短絡不良が生じるため、先頭軸のみが打込点を通過しても、十分な受信レベルの変化が得られず、複数の輪軸が通過して初めて打込点の通過を検出できる場合が起こり得る。打込点を輪軸が通過する毎に、徐々に受信レベルが変化するため、受信レベルの変化形態に基づいて、レール状態を判定できる。
車上装置の構成を説明するための図。 通過検出の原理を説明するための図。 通過検出の前後における受信レベルの時系列変化を波形として示す図。 レール状態が不良の場合の受信レベルの波形を説明するための図。 踏切制御子位置データの構成例を示す図。 レール状態判定結果データの構成例を示す図。 車上装置の動作の流れを説明するためのフローチャート。
以下、本発明を適用した一実施形態について説明するが、本発明を適用可能な形態は、以下の実施形態に限らないことは勿論である。また、説明の簡明化のため、本実施形態における列車1は、1車両のみで編成されることとして説明するが、複数車両で編成することとしても勿論構わない。
図1は、本実施形態に係る車上装置10の構成を説明するための図である。車上装置10は、レールL上を走行する列車1に搭載される装置であり、速度発電機Gと、受電器RC(RC1,RC2)と、位置補正制御部20と、レール状態判定部30と、記憶部40と、位置計測部50と、速度計測装置60とを備える。位置補正制御部20、レール状態判定部30および記憶部40は、CPU(Central Processing Unit)を搭載した制御基板として一種のコンピュータ基板で構成することが可能である。勿論、位置計測部50や速度計測装置60を更に具備した一体の制御基板として構成することも可能である。
速度発電機Gは、列車1の車軸の回転を検出し、その回転数に応じた信号をPG信号として出力する装置である。位置計測部50は、このPG信号が示す回転数に、列車1の車輪径を乗算することで列車1が進んだ距離を求め、これを積算することで列車1の走行位置を計測する。なお、運転台や速度計測装置60から得られる列車速度に基づいて走行距離を算出し、これを積算することで列車1の走行位置を計測することとしてもよい。但し、本実施形態において走行位置はキロ程で表されることとする。
速度計測装置60は、例えば、速度発電機Gから得られるPG信号や、速度センサなどを用いて列車1の走行速度を計測する装置である。
受電器RCは、踏切制御子90(図2参照)によってレールLに伝送される検知信号を、レールLから非接触で受信する装置であり、例えば、ATC信号を受信する受電器を利用して構成できる。受電器RCは、レールLの上面に対向するように列車1の車体床下に設けられ、列車1の先頭軸より前方に前方受電器RC1が、列車1の最後尾軸より後方に後方受電器RC2が設けられる。前方受電器RC1および後方受電器RC2の受信信号は、位置補正制御部20およびレール状態判定部30に出力される。なお、前方受電器RC1および後方受電器RC2は、それぞれ、左右のレールLに対向する一対の受電器で構成されるが、左右一方のレールLに対向する受電器で構成するとしてもよい。
位置補正制御部20は、位置計測部50で計測されている列車位置を補正するための機能部であり、前方通過検出部21と、後方通過検出部22と、位置補正部25とを有する。前方通過検出部21および後方通過検出部22は、対応する受電器RCからの受信信号に基づいて、列車1が踏切制御子90による検知信号の打込点SPを通過したことを検出する。
図2,3を参照して具体的に説明する。図2は、列車1が打込点SPを通過する際の前方通過検出部21および後方通過検出部22の通過検出の原理を説明するための図であり、図3は、そのときの受電器RCの受信レベルの時系列変化を波形として示した図である、図3の(1)〜(4)の時点が、それぞれ図2の(1)〜(4)に対応する。尚、図2において、前方受電器RC1は、左右のレールLの一方に対応する1台のみ図示しているが、説明の簡明化のためである。後方受電器RC2も同様である。
本実施形態において、踏切制御子90は、踏切の警報開始点に設置される閉電路式の踏切制御子であり、踏切に接近する列車1を検知するための交流信号でなる検知信号をレールLに送信する送信器91と、踏切への進入方向とは反対側に所定距離離れた位置(受信点)でレールLに伝送されている検知信号を受信する受信器93とを備えて構成される。受信点より内方に列車1が進入し、列車1の輪軸によって左右のレールLが短絡されると、受信器93が検知信号を受信できなくなることで踏切制御子90は踏切への列車1の接近を検知して、その旨を知らせる信号を踏切制御装置等へ出力する。送信器91による検知信号の送信位置が、打込点SPである。
まず、図2(1)では、列車1が打込点SPに接近しているが、第1軸(先頭軸)AX1が打込点SPの手前方(外方)に位置する。この状態では、検知信号が流れる流路Cは、打込点SPから前方受電器RC1の対向位置を経由して第1軸AX1を通る経路となるため、前方受電器RC1で検知信号を受信できる。また、第1軸AX1が打込点SPに接近するほど、前方受電器RC1での検知信号の受信レベルは増加していく(図3の(1)〜(2)の間の課程)。他方、後方受電器RC2は、第1軸AX1〜第4軸(最後尾軸)AX4により左右のレールLが短絡されているため、検知信号を受信できない(図3の(1)〜(2)の間の課程を参照)。
そして、第1軸AX1が打込点SPを通過すると、図2(2)の状態となる。すなわち、打込点SPから見て、前方受電器RC1は第1軸AX1の内方に位置することとなる。このため、前方受電器RC1が検知信号を受信できなくなる。図3の(2)の時点で示されるように、第1軸AX1が打込点SPを通過したタイミングで、前方受電器RC1の受信レベルが急激に低下する。前方通過検出部21は、前方受電器RC1の受信信号に基づき、その受信レベルが徐々に大きくなった後に、急激に低下したタイミングをもって、第1軸AX1が打込点SPを通過したことを検出する。例えば、所定の単位時間間隔で受信レベルの変化量(変化速度とも言える)を算出して、その変化量が、打込点SPの通過を検出するための閾値条件を満たしたことをもって打込点SPの通過を検出したり、打込点SPの通過検出にあたって受信レベルの最大値を判定・保持し、この最大値の30%の値以下に低下したタイミングを打込点SPの通過として検出する、といった方法が考えられる。
また、後方受電器RC2では、引き続いて検知信号を受信できない状態が続く(図3の(2)の時点)。
第1軸AX1が打込点SPを通過して後、第4軸AX4が打込点SPを通過する前までの間は、図2(2)および図2(3)に示す通り、前方受電器RC1および後方受電器RC2共に、検知信号を受信できない状態となる(図3の(2)、(3)参照)。
そして、図2(4)に示すように、第4軸AX4が打込点SPを通過すると、後方受電器RC2での受信レベルが急激に上昇する(図3の(4)参照)。
後方通過検出部22は、後方受電器RC2の受信信号に基づき、その受信レベルが急激に上昇したタイミングをもって、第4軸AX4が打込点SPを通過したことを検出する。例えば、所定の単位時間間隔で受信レベルの変化量(変化速度とも言える)を算出して、その変化量が打込点SPの通過を検出するための閾値条件を満たしたことをもって打込点SPの通過を検出する、といった方法が考えられる。
なお、通過検出のより厳密な判定は次の通りである。すなわち、前方受電器RC1が打込点SPを通過し、第1軸AX1が打込点SPを通過していない状態が極く短時間であるが生じ得る。同様に、第4軸AX4が打込点SPを通過し、後方受電器RC2が打込点SPを通過していない状態が極く短時間であるが生じ得る。この短時間の間、検知電流は、左右のレールLを短絡している検知点SPに最も近い輪軸を経由した流路Cを取る。すなわち、この短時間の間、受電器RCの受信レベルは低い状態にある。
よって、通過検出をより厳格に表現する場合には、受電器RCに対向する位置が、打込点SPを通過したことを検出する、ということになる。しかし、受電器RCの設置位置や設置向きなどにより、第1軸AX1または第4軸AX4の通過検出に相当する検出は可能であり、また、位置補正の精度として数10cm程度の誤差を許容できるのであれば、問題ではない。
図1に戻り、位置補正部25は、前方通過検出部21および後方通過検出部22の検出結果に基づいて、位置計測部50が計測している走行位置を補正する。ただし、前方通過検出部21および後方通過検出部22の両方の検出結果を用いてもよいし、何れか一方の検出結果を用いてもよい。
前方通過検出部21の検出結果を用いる場合には、前方通過検出部21が通過検出したタイミングで、第1軸AX1が打込点SPを通過したとして、走行位置を補正する。具体的には、踏切制御子位置データ41から打込点SPの正確な打込点位置情報を読み出すとともに、列車1の走行位置を定義するための基準点と第1軸AX2との相対距離のデータを列車諸元45から読み出す。そして、読み出した打込点位置情報が示す打込点位置に、読み出した相対距離を加えることで、第1軸AX1が打込点SPを通過した時点での、列車1の基準点の正確な位置を割り出す。この割り出した正確な位置でもって、位置計測部50が計測している走行位置をリセットすることで、走行位置を補正する。
後方通過検出部22の検出結果を用いる場合には、後方通過検出部22が通過検出したタイミングで、第4軸AX4が打込点SPを通過したとして、走行位置を補正する。具体的には、踏切制御子位置データ41から打込点SPの正確な打込点位置情報を読み出すとともに、列車1の走行位置を定義するための基準点と第4軸AX4との相対距離のデータを列車諸元45から読み出す。そして、読み出した打込点位置情報が示す打込点位置に、読み出した相対距離を加えることで、第4軸AX4が打込点SPを通過した時点での、列車1の基準点の正確な位置を割り出す。この割り出した正確な位置でもって、位置計測部50が計測している走行位置をリセットすることで、走行位置を補正する。
レール状態判定部30は、レールLの上面に錆が発生したり、落ち葉が張り付いている等の短絡不良が発生し得るレール状態か否かを判定するための機能部であり、速度算出部31と、第1の状態判定・記録部33と、第2の状態判定・記録部35とを有する。
速度算出部31は、前方通過検出部21および後方通過検出部22の検出結果を用いて、列車1の走行速度を算出する。具体的には、前方通過検出部21が通過検出した時点から、後方通過検出部22が通過検出するまでの時間を計時する。また、列車諸元45から、第1軸AX1と第4軸AX4間の長さを読み出す。そして、速度算出部31は、読み出した長さ分の距離を走行するために、計時した時間を要したとして、列車1の走行速度を算出する。算出した走行速度は、第1の状態判定・記録部33に出力する。なお、このときの長さを、列車1の全長として走行速度を算出してもよい。どの程度の精度まで許容するかの問題であり、第1の状態判定・記録部33による判定条件によって設定することができる。
第1の状態判定・記録部33および第2の状態判定・記録部35は、レール状態を判定し、レールLの保守用データとして、その判定結果を記録する処理部である。例えば、レールLの上面に錆が生じている場合には、輪軸による左右のレールLの短絡不良が生じ得るため、第1軸AX1のみが打込点SPを通過しても、前方受電器RC1の受信レベルが十分に低下せず、第2軸AX2以降の更なる輪軸が打込点SPを通過して初めて通過検出がなされる場合がある。
図4を参照して具体的に説明する。図4は、レールLの上面に錆が生じ、輪軸による左右のレールLの短絡不良が生じた場合の、前方受電器RC1の受信レベルの変化形態(波形)の概念を示す図である。レベルd1は受信レベルの最大値であり、レベルd2は通過検出をするための閾値である。受信レベルが最大値に達して後、レベルd2以下に下がった時点で、前方通過検出部21が通過を検出する。レールLが正常な状態であれば、第1軸AX1が打込点SPを通過した時刻t1の時点で、受信レベルが最大値からレベルd2以下にまで急激に下がる(図3の上側の図参照)。しかし、レールLの上面に錆が生じているために、図4に示すように、時刻t1の時点ではレベルd2以下にまでは下がらない。第1軸AX1に続いて、第2軸AX2、第3軸AX3、第4軸AX4が順に打込点SPを通過するに従って、段階的に受信レベルが下がることになる。これは、より多くの輪軸が短絡に寄与することで、検知信号の電流(短絡電流)がより多く流れる結果、輪軸が打込点SPを通過する毎に前方受電器RC1の受信レベルが下がるためである。そのため、図4の例では、時刻t1より遅れた時刻t2の時点で、受信レベルがレベルd2以下となり、この時刻t2の時点で通過検出がなされる。
なお、前方受電器RC1の受信レベルの波形の例を図4に示して説明したが、後方受電器RC2の受信レベルの波形も同様である。すなわち、図4の波形を左右反転した形が、後方受電器RC2の受信レベルの波形となる。
第1の状態判定・記録部33は、速度算出部31で算出された速度と、速度計測装置60で計測された速度とを対比することで、第1判定結果とするレール状態を決定する。速度算出部31は、前方通過検出部21による通過検出のタイミングと、後方通過検出部22による通過検出のタイミングとの時間差を用いて列車1の走行速度を算出する。そのため、図4のように、通過検出が正しく行われないと、速度算出部31が算出する速度に誤差が生じる。そこで、第1の状態判定・記録部33は、速度算出部31が算出した速度と、速度計測装置60が計測した速度との速度差に基づいて、レール状態を判定する。より具体的には、第1の状態判定・記録部33は、保守や点検を必要とする度合(ランク)に応じた速度差の条件を予め関連づけておき、対比して求めた速度差に対応する度合(ランク)を、第1判定結果として記憶部40のレール状態判定結果データ43に記録する。本実施形態では説明の簡明化のため、度合(ランク)は、保守が必要か否かの2値とするが、3値以上としても勿論よい。
第2の状態判定・記録部35は、前方受電器RC1および後方受電器RC2の受信レベルの変化形態を用いて、第2判定結果とするレール状態を決定する。より具体的には、第2の状態判定・記録部35は、第1次判定と、第2次判定とを行って、第2判定結果を決定する。第1次判定では、前方受電器RC1の受信レベルが、図4のように最大値から段階的に低減する変化形態を示したか否か、および、後方受電器RC2の受信レベルが段階的に上昇して最大値に至る変化形態を示したか否か、に基づく判定である。第2次判定は、最大値が表れたタイミングと通過検出がなされたタイミングとの時間差に基づく判定である。時間差が大きいほど、保守が必要であり、緊急性が高い度合(ランク)と判定する。閾値を定め、この閾値以上の場合に保守が必要であると判定することとしてもよい。第2の状態判定・記録部35は、第1次判定の結果と第2次判定の結果との組み合わせに基づいて、第2判定結果とするレール状態を決定する。組み合わせと、第2判定結果とするレール状態との対応関係は適宜設定することができる。また、第1次判定の結果と、第2次判定の結果とのうち、保守を必要とする度合(ランク)が高い(強い)方の結果を、第2判定結果とすることもできる。
なお、第2の状態判定・記録部35は、前方受電器RC1および後方受電器RC2の一方の受信レベルのみを用いてレール状態を判定してもよい。また、第1次判定および第2次判定のうちの一方の判定のみを行って、レール状態を判定してもよい。
第1の状態判定・記録部33の第1判定結果と、第2の状態判定・記録部35の第2判定結果とから、レール状態判定部30は、総合判定をする。総合判定では、第1判定結果と、第2判定結果とのうち、保守を必要とする度合(ランク)が高い(強い)方の結果を、総合判定結果とする。
図1に戻り、記憶部40は、メモリやハードディスク等で構成され、規定データの保存や、設定値の記憶、測定値・算出値の記録、演算処理上の一時的な値の格納、等のために利用される。本実施形態では、記憶部40は、踏切制御子位置データ41と、レール状態判定結果データ43と、列車諸元45とを記憶し、リングバッファ47を有して構成される。
踏切制御子位置データ41は、例えば、図5に示すように、踏切制御子の識別情報ごとに、当該踏切制御子の打込点の位置情報を格納する。踏切制御子位置データ41は、予め定義されるデータである。車上装置10においては、位置計測部50が計測している位置と踏切制御子位置データ41とを比較することで、次に通過する踏切制御子の打込点の位置を特定することができる。位置補正部25は、その特定した位置を用いて、位置計測部50で計測されている位置を補正する。
レール状態判定結果データ43は、位置補正およびレール状態の判定が行われる度にその結果が更新記録されるデータである。例えば、図6に示すように、踏切制御子の識別情報ごとに、位置補正を行った時点で位置計測部50が計測していた位置(補正時計測位置)と、レール状態の判定結果とを対応づけて格納する。レール状態の判定結果には、第1の状態判定・記録部33による第1判定結果と、第2の状態判定・記録部35による第2判定結果と、第1判定結果および第2判定結果からレール状態判定部30が総合判定した結果とが含まれる。
列車諸元45には、列車1の寸法諸元に関するデータが格納されており、例えば、列車1の走行位置を算出する基準となる基準点の位置や、第1軸AX1〜第4軸AX4の位置、前方受電器RC1および後方受電器RC2の位置などが相対的な位置情報として格納され、また、列車1の全長が格納されている。相対的な位置情報は、例えば、基準点の位置を座標原点とする座標として定義されている。列車諸元45に基づいて、例えば、第1軸AX1〜第4軸AX4間の長さ等が求められる。
リングバッファ47は、前方受電器RC1および後方受電器RC2それぞれで受信された過去所定時間の間の受信レベルを随時更新記憶するための格納領域である。リングバッファ47を参照することで、最新(現在)の受信レベルから過去所定時間までの受信レベルを取得して、受信レベルの変化形態を判断することができる。
次に、車上装置10の動作の流れについて、図7を参照して説明する。
車上装置10では、位置計測部50が随時、列車1の走行位置を計測しており、前方受電器RC1および後方受電器RC2が随時、レールL上に伝送されている信号を受信可能な状態にある。また、前方受電器RC1および後方受電器RC2それぞれの受信レベルがリングバッファ47に随時記憶されている状態にある。
まず、前方通過検出部21が前方受電器RC1による受信レベルに基づいて通過検出をするまで待機する(ステップS2:NO)。前方通過検出部21が通過検出をした場合には(ステップS2:YES)、速度算出部31が計時を開始するとともに(ステップS4)、位置補正部25が、踏切制御子位置データ41から、通過した踏切制御子90の打込点SPの位置情報を読み出し、その位置情報を用いて、位置計測部50で計測されている走行位置を補正する(ステップS6)。また、このときに位置計測部50で計測されていた走行位置を参考用のデータとして、レール状態判定結果データ43に記録する。
次いで、第2の状態判定・記録部35が、リングバッファ47から、過去所定時間分の前方受電器RC1の受信レベルを読み出して、通過検出した際の受信レベルの変化形態として一時保存する(ステップS8)。
その後、後方通過検出部22が後方受電器RC2による受信レベルに基づいて通過検出をするまで待機する(ステップS10:NO)。後方通過検出部22が通過検出をした場合には(ステップS10:YES)、速度算出部31が計時を終了するとともに(ステップS12)、第2の状態判定・記録部35が、リングバッファ47から、過去所定時間分の後方受電器RC2の受信レベルを読み出して、通過検出した際の受信レベルの変化形態として一時保存する(ステップS14)。なお、この時に、位置補正部25が走行位置の補正を行うこととしてもよい。
次いで、速度算出部31が、ステップS4〜S12の間に計時した時間と、列車1の全長あるいは第1軸AX1〜第4軸AX4間の長さとを用いて、列車1の走行速度を算出する(ステップS16)。
そして、レール状態判定部30が、レール状態を判定してレール状態判定結果データ43に記録する(ステップS18)。すなわち、第1の状態判定・記録部33が、速度算出部31が算出した走行速度と、速度計測装置60で計測されている速度との速度差に基づいてレール状態を判定する(第1判定)。また、第2の状態判定・記録部35が、ステップS8,S14で一時保存した受信レベルの変化形態に基づいてレール状態を判定する(第2判定)。これらの第1判定の結果と、第2判定の結果とから、レール状態判定部30が、レール状態の総合判定を行う。
以上、本実施形態によれば、閉電路式の踏切制御子90がレールLに伝送している検知信号を用いて、車上で計測している走行位置を補正することができる。具体的には、前方受電器RC1が受信する検知信号の受信レベルが、先頭軸である第1軸AX1が打込点SPを通過する前後で変化する。これを検出することで、列車1が打込点SPに位置した瞬間を判断し、予め定められている打込点SPの位置を用いて、車上で計測されている走行位置を補正することができる。よって、地上側に新たな設備を必要とせずに、車上で計測されている列車位置を補正することができる。勿論、後方受電器RC2の受信レベルを用いて、走行位置を補正することもできる。
また、前方受電器RC1の受信レベルを用いた通過検出から、後方受電器RC2の受信レベルを用いた通過検出までの時間差を利用して列車1の走行速度を算出することができる。仮に、レールLの上面に錆が発生している等の短絡不良が生じ易いレール状態であれば、通過検出に誤差が生じるため、算出される走行速度に誤差が含まれる。この誤差が含まれているか否かを、時間差を利用して算出した速度と、別途計測している列車1の走行速度との速度差に基づいて判定する。この判定は、すなわち、レール状態の判定を意味する。
レール状態の判定結果は、錆取り列車を走行させるか否か等の保守の要否の判断基準として有用な情報となる。
また、レール状態の判定は、前方受電器RC1および後方受電器RC2の受信レベルの変化形態(波形)に基づいても行われる。
本発明を適用した実施形態を上述してきたが、本発明を適用可能な形態は上述した実施形態に限られるものではない。
例えば、第2の状態判定・記録部35において、前方受電器RC1および後方受電器RC2の受信レベルの変化形態を用いて第2判定を行うとして説明したが、何れか一方の受信レベルの変化形態のみを用いて第2判定を行うこととしてもよい。
また、第1の状態判定・記録部33および第2の状態判定・記録部35の何れか一方のみを具備して、一方の状態判定のみを行うこととしてもよい。
また、踏切制御子位置データ41が記憶する打込点位置情報を、打込点SPの位置そのものとして説明したが、列車1の諸元を加味して、第1軸AX1が当該打込点SPに位置した時の列車1の基準点の位置や、第4軸AX4が当該打込点SPに位置した時の列車1の基準点の位置を記憶することとしてもよい。その場合には、通過検出時に、列車諸元45から列車1の基準点の位置を割り出さずに済む。
また、列車1を1両編成として説明したが、複数車両の編成としてもよい。その場合には、列車1全体における先頭の軸より前方に前方受電器RC1を設け、列車1全体における最後尾の軸より後方に後方受電器RC2を設ければよい。
10 車上装置
20 位置補正制御部
21 前方通過検出部
22 後方通過検出部
25 位置補正部
30 レール状態判定部
31 速度算出部
33 第1の状態判定・記録部
35 第2の状態判定・記録部
40 記憶部
41 踏切制御子位置データ
43 レール状態判定結果データ
45 列車諸元
47 リングバッファ
50 位置計測部
60 速度計測装置
RC1,RC2 受電器

Claims (3)

  1. 閉電路式の踏切制御子がレールに伝送する検知信号を受電可能な受電器であって、列車の先頭軸より前方、及び/又は、前記列車の最後尾軸より後方に設けた受電器と、
    走行中の位置を計測する位置計測部と、
    前記踏切制御子による前記検知信号の打込点を通過したことを、前記受電器による前記検知信号の受信レベルに基づいて検出する通過検出部と、
    前記通過検出部の検出に応じて、予め定められた前記打込点に係る位置情報を用いて前記位置計測部で計測されている走行位置を補正する位置補正部と、
    前記通過検出部によって通過検出された際の前記受信レベルが段階的に変化する変化形態を示した否かに基づいて、レール状態を判定する状態判定部、
    を備えた車上装置。
  2. 前記受電器として、前記先頭軸より前方の前方受電器と、前記最後尾軸より後方の後方受電器とを備え、
    前記通過検出部は、前記前方受電器による前記検知信号の受信レベルに基づいて前記打込点を通過したことを検出する前方通過検出部と、前記後方受電器による前記検知信号の受信レベルに基づいて前記打込点を通過したことを検出する後方通過検出部とを有し、
    前記前方通過検出部による通過検出から前記後方通過検出部による通過検出までの時間と、前記列車の寸法諸元とを用いて、前記列車の走行速度を算出する速度算出部を更に備えた、
    請求項1に記載の車上装置。
  3. 所定の速度計測装置によって計測された速度と、前記速度算出部により算出された速度との差に基づいて、レール状態を判定する速度基準レール状態判定部、
    を更に備えた請求項2に記載の車上装置。
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