JP5751808B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪化粧料に関する。
従来、シャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント、染毛剤、ムースなどの毛髪化粧料には、毛髪に滑らかさ、さらさら感、しっとり潤う感触などを付与することが求められている。
例えば、滑らかな毛髪を付与する技術として、特許文献1では、カチオン性界面活性剤、特定の構造を有するアミノ変性シリコーンを組み合わせた毛髪化粧料が軽い滑り感と重くない感じのまとまり感が付与するとされている。また、特許文献2では、カチオン性界面活性剤、アミノ変性シリコーンを組み合わせた毛髪化粧料が、すすぎ時にきしみがなく、柔軟性、平滑性に優れ、乾燥後のまとまり、平滑性に優れるとされている。
特開2008−143859号公報 特開2002−249418号公報
しかしながら、上記文献記載の技術は、以下の点で改善の余地を有していた。
特許文献1、2のように、カチオン界面活性剤とシリコーン、アミノ変性シリコーン等の油剤を組み合わせることで、毛髪に滑り感とまとまりを付与しているが、シリコーン、アミノ変性シリコーン等の油剤を多く配合させているため、多量の油剤が毛髪に残留し、毛髪にべたつき感が生じ、さらさら感が得られにくい。また、毛髪に油剤が付着している為、毛髪1本1本がばらけにくい為、手櫛やブラシで梳いた後の毛髪が揃いにくい為、手で触れた時の毛髪がひんやりしにくく、重たいと感じる感触が残り、改善の余地があった。
本発明者は、特定の両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサンと、ハスエキスとを組み合わせた毛髪化粧料を用いることで、油剤を含んだとしても、しっとりした感触とべたつきを感じないさらさら感が得られ、また、毛髪1本1本がばらけやすい為、手櫛やブラシで梳いた後の毛髪が揃いやすく、手で触れた時の毛髪がひんやりし、心地よい感触が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、
次の成分(A)〜(C):
(A)第3級アミン化合物またはその塩
(B)一般式(1)で表される両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン
(R )SiO−(R SiO)−(RSiO)−Si(R ) (1)
(式(1)中、Rは炭素数12〜30の直鎖または分岐のアルキル基、Rは置換または非置換の炭素数1〜6の1価の炭化水素基、Rは3−アミノプロピル基、またはN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基をそれぞれ示し、xは1〜2000、yは1〜100の整数である。)
(C)ハス科ハス属のハスまたはその抽出物
及び水を含有する毛髪化粧料を提供するものである。
本発明によれば、乾燥後の毛髪がさらさらした感触、毛髪に手を触れた時のひんやり感が得られる毛髪化粧料が実現できる。
以下、本発明の毛髪化粧料について説明する。
(A)第3級アミン化合物またはその塩
成分(A)としては、下記一般式(11)で表される第3級アミン化合物が挙げられる。
Figure 0005751808
(式中、R11は総炭素数8〜35の−OCO−若しくは−COO−で表される官能基で分断又は−OHで置換されていてもよい直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、アルケニル基、又は脂肪族アシルオキシ(ポリエトキシ)エチル基を示し、R12は炭素数1〜22のアルキル基、若しくはヒドロキシアルキル基、又は合計付加モル数10以下のポリオキシエチレン基を示し、2個のR12は同一でも異なってもよい。)
一般式(11)で表される第3級アミン化合物としては、第3級アミンを有機酸及び/又は無機酸によって塩としたものを用いてもよいし、本発明の毛髪化粧料に酸を配合して、pH調整剤と共に組成物中で塩を形成させてもよい。かかる酸としては、例えば、アルキルリン酸、アルキルスルホン酸、アルキル硫酸等の短鎖アルキル基を有する酸;L−グルタミン酸、L−アスパラギン酸等の酸性アミノ酸;ピログルタミン酸;安息香酸、p−トルエンスルホン酸等の芳香族酸;グリコール酸、乳酸、グリセリン酸、グルコン酸、パントテン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等のヒドロキシ酸;その他リン酸、塩酸、酢酸、コハク酸などが挙げられる。中でも毛髪に対する保湿及び柔軟化効果をもたらす点から、有機酸が好ましく、特に、酸性アミノ酸、ピログルタミン酸、ヒドロキシ酸が好ましく、ヒドロキシ酸がより好ましい。
成分(A)のより具体的な例としては、例えば、以下の(i)〜(iii)の第3級アミン化合物(またはその塩)等の少なくともいずれか1つが挙げられる。
(i)ヒドロキシエーテルアルキルアミン(またはその塩)
例えば下記一般式(12)で表される化合物及びその塩が挙げられる。
Figure 0005751808
(式中、R17は、炭素数6〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R18及びR19は、同一又は相異なって炭素数1〜6のアルキル基又は−(AO)H(Aは炭素数2〜4のアルキレン基、fは1〜6の数を示し、f個のAは同一でも異なってもよく、その配列は任意である)を示す。eは1〜5の数を示す。)
具体的には、ヘキサデシルオキシ(2−ヒドロキシプロピル)ジメチルアミンおよびその塩、オクタデシルオキシ(2−ヒドロキシプロピル)ジメチルアミンおよびその塩が挙げられる。
(ii)エーテルアミン(またはその塩)
例えば下記一般式(13)で表される化合物またはその塩が挙げられる。
Figure 0005751808
(式中、R20は、炭素数6〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R21及びR22は、同一又は相異なって炭素数1〜6のアルキル基又は−(AO)H(Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、gは1〜6の数を示し、g個のAは同一でも異なってもよく、その配列は任意である)を示す。)
具体的には、N,N−ジメチル−3−ヘキサデシルオキシプロピルアミンおよびその塩、N,N−ジメチル−3−オクタデシルオキシプロピルアミンおよびその塩が挙げられる。
(iii)アルキルアミドアミン(またはその塩)
例えば下記一般式(14)で表される化合物またはその塩が挙げられる。
Figure 0005751808
(式中、R23は炭素数11〜23の脂肪族炭化水素基を示し、R24は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、nは2〜4の数を示す。)
具体的には、N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)ドコサナミドおよびその塩、N−(3−ジメチルアミノ)プロピル)ステアラミドおよびその塩が挙げられる。
上記の第3級アミン化合物から選ばれる好ましい成分(A)としては、塗布時、すすぎ時の滑らかさの観点から(ii)エーテルアミン(またはその塩)、(iii)アルキルアミドアミン(またはその塩)が好ましい。
その中でも、(ii)エーテルアミン(またはその塩)がより好ましく、特にN,N−ジメチル−3−ヘキサデシルオキシプロピルアミンまたはその塩、N,N−ジメチル−3−オクタデシルオキシプロピルアミンまたはその塩が好ましい。
成分(A)は、1種単独で用いても2種以上を併用してもよく、またその含有量は、塗布時からすすぎ時までの滑らかさ、指通りの良さ、ツヤの付与の観点から、本発明の毛髪化粧料中の0.1〜15質量%が好ましく、0.2〜10質量%がより好ましく、0.5〜5質量%がさらに好ましい。
(B)一般式(1)で表される両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン
(R )SiO−(R SiO)−(RSiO)−Si(R ) (1)
(式(1)中、Rは炭素数12〜30の直鎖または分岐のアルキル基、Rは置換または非置換の炭素数1〜6の1価の炭化水素基、Rは3−アミノプロピル基、またはN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基をそれぞれ示し、xは1〜2000、yは1〜100の整数である。)
ここで、Rは炭素数12〜30のアルキル基であり、直鎖状でも分岐状でもよい。毛髪化粧料として、毛髪が濡れた状態での滑り、乾燥後のしっとり感、さらさら感、髪の揃い易さを同時に付与できる観点を同時に付与できることから、これらの中でもRとしては炭素数16〜24のアルキル基が好ましい。特に良好なさらさら感、良好なしっとり感が得られる観点から、成分(B)は、25℃で液状(すなわち、25℃での粘度が、5〜100,000mPa・s)であることが好ましい。成分(B)を25℃にて液状とするためには、Rが直鎖の場合、炭素数16〜18のアルキル基が好ましく、Rが分岐の場合、炭素数16〜30アルキル基が好ましく、中でも炭素数16〜24の分岐のアルキル基が好ましい。これらの中では、特に直鎖の炭素数16〜18のアルキル基が好ましい。
は、置換または非置換の炭素数1〜6の1価の炭化水素基であり、非置換の炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基などの直鎖または分岐状のアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基のようなアルコキシ基、フェニル基、トリル基、ナフチル基などのアリール基、ベンジル基、β−フェニルエチル基、メチルベンジル基などのアラルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基などが挙げられる。また、置換炭化水素基としては、例えば、3,3,3−トリフルオロプロピル基などのフルオロアルキル基などが挙げられる。これらの中でも、アルキル基、アリール基が好ましく、特にメチル基、フェニル基が好ましい。
は、3−アミノプロピル基またはN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基である。
成分(B)の式(1)において、複数のRは同じであっても異なっていてもよく、複数のRも同じであっても異なっていてもよい。さらに、複数のRがある場合にも、同じ基であっても異なる基であってもよい。ただし、製造性の観点からは、Rは同じ基であることが好ましい。
xの値は、すすぎ時の指通り性、滑らか性、乾燥後のさらさら感、しっとり感を得る観点から、1以上が好ましく、乾燥後、べたつかず、しっとり感を得る観点から、2000以下が好ましい。より好ましくは、1〜1500の範囲である。yの値は、毛髪への吸着性の観点から、1以上が好ましく、毛髪の滑り性が重くならず、乾燥後さらさらする観点から、100以下が好ましい。より好ましくは、1〜50の範囲である。
さらに、毛髪への吸着性の観点から、xとyの比率は、y/x=0.003〜0.1の特定の範囲が好ましく、特に乾燥後のさらさら感、しっとり感、頭皮の柔軟効果が得られる。特に、好ましくは、0.004〜0.05の範囲である。
y/xを前述した特定の範囲とするためには原料となるアミノ基含有シランやアミノ基含有シリコーン化合物の量と、シリコーンモノマーの量を調整すればよい。
成分(B)の窒素含有量は、乾燥後のさらさらした感触、良好なしっとり感の観点から0.31質量%以上が好ましい。また、濡れた状態や乾いた状態の毛髪の滑り感を軽く、乾燥後の毛髪のさらさら感としっとり感が両立する観点から、成分(B)の窒素含有量は、2質量%以下の範囲であることが好ましい。これらの中でも、0.4〜1.5質量%の範囲が好ましく、特に、0.4〜1質量%が好ましい。窒素含有量はアミノ基含有シランやアミノ基含有シリコーン化合物の量を調整することで所望の範囲とすることができる。
成分(B)の窒素含有量は、以下のようにして算出される。
窒素含有量は、両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサンに含まれる窒素原子としての含有量であり、中和滴定により測定する。
より具体的には、任意のサンプル量(0.5〜10g)を約10倍量のイソプロピルアルコールとトルエンの混合溶液(1:1[vol%])に溶解する。指示薬として、テトラブロムフェノールフタレインエチルエステルカリウムを添加し、過塩素酸水溶液にて中和滴定を行う。採取したサンプル量、過塩素酸水溶液の規定度および消費量より、両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン化合物中の窒素原子としての含有量を算出する。
また、成分(B)の25℃における粘度は、5〜100,000mPa・sであることが好ましく、なかでも、10〜50,000mPa・sが好ましい。100,000mPa・s以下とすることで、毛髪化粧料が毛髪表面に均一に広がりにくくなり、不均一な重い滑りとなってしまうことを抑制できる。一方、5mPa・s以上とすることで、毛髪に残留し、滑り性のある仕上がりを実感できる効果がある。特に、50〜9500mPa・s、さらには、500〜4000mPa・sが好ましい。
成分(B)の粘度は、以下のようにして計測される。
両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン化合物の粘度は、市販されている回転粘度計を使用して測定できる。市販の粘度計として、例えば、ブルックフィールド粘度計(米国ブルックフィールド社製)、ビスメトロン粘度計(芝浦システム株式会社製)が挙げられる。ここでは、ビスメトロン粘度計(芝浦システム株式会社製)を使用して、25℃における両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン化合物の粘度を測定した。
成分(B)が毛髪化粧料に配合される形態は、オイル、またはエマルジョンのどちらでもよい。
成分(B)の含有量は、良好なさらさら感としっとり感を得る観点から、本発明の毛髪化粧料中で0.01質量%以上が好ましく、特に0.05質量%がより好ましく、毛髪に平滑性を与え、さらに毛髪にしっとり感を与える観点から0.1質量%以上がさらに好ましい。また、成分(B)の含有量は、毛髪がさらさらして、べたつきのないしっとりした仕上がりが得られる観点から、2質量%以下が好ましく、毛髪がさらさらする観点から1質量%以下がより好ましく、特に0.8質量%以下がさらに好ましい。
以上のような成分(B)は以下のようにして製造することができる。
成分(B)の両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン化合物は、シリコーン化合物の一般的な製造法である平衡化反応により製造できる。すなわち、オクタメチルシクロテトラシロキサンなどの環状シロキサンをシリコーンモノマーとし、末端封鎖剤およびアミノ基含有シランまたはアミノ基含有シリコーン化合物とともに平衡化する方法である。これにより、成分(B)が製造できる。
成分(B)の製造方法において、平衡化反応に使用される触媒は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウムなどのアルカリ触媒、水酸化テトラメチルアンモニウムなどの第4級アンモニウム触媒、水酸化テトラブチルフォスホニウムなどの第4級フォスフォニウム触媒、および前記したこれら化合物のシラノレート類すべてが使用できる。また、平衡化反応における触媒の添加量は、0.1〜1000ppmの範囲で使用される。好ましくは、1〜500ppmである。0.1ppm未満では反応が十分に進行せず、また、1000ppmを超える量では、その量に見合った効果が得られない。
成分(B)の製造方法において、平衡化反応における反応温度は、反応が進行する温度であれば差し支えないが、通常50〜200℃の範囲で行われ、使用する触媒に応じて、適宜反応温度が選択される。平衡化反応により、低分子量のシロキサンが生成するので、必要に応じて、減圧下あるいは常圧下で、これらシロキサン成分を留去すればよい。
(C)ハス科ハス属のハスまたはその抽出物
成分(C)は、ハス科ハス属の植物であって、ハスの花、花穂、果皮、果実、茎、葉、枝、枝葉、幹、樹皮、根茎、根皮、根、種子又は全草を用いてもよいが、特に花が好ましい。この中でも、ハス(Nelubo nucifera Gaertn)の花から、常法により得られる抽出物であることが好ましい。これにより、毛髪にさらさら感と毛髪に手で触れた時のひんやり感を付与することができる。
成分(C)としては、例えば、ハス花エキスKA(香栄興業株式会社)、ハス胚芽抽出液BG−05(丸善製薬株式会社)、VEGETOL LOTUSME169 HYDRO(Gattefosse社)、オリジナルエキストラクトロータス(Gattefosse社)、を用いることができる。
また、成分(C)の毛髪化粧料中の乾燥重量が、毛髪のさらさら感と毛髪に手で触れた時のひんやり感を得る観点から、0.1×10−6〜0.5×10−2質量%であることが好ましく、より好ましくは、0.5×10−6〜0.1×10−2質量%、特に好ましくは0.1×10−5〜0.5×10−3質量%である。
成分(B)と成分(C)との質量割合(C)/(B)は、さらさら感と毛髪に手で触れた時の適度なひんやり感を得る観点から0.5以下であることが好ましく、さらさら感を得る観点から0.05以下が好ましく、特に0.01以下が好ましい。また、成分(B)と成分(C)との質量割合(C)/(B)は、さらさら感と毛髪に手で触れた時のひんやり感を得る観点から1×10−6以上が好ましく、毛髪に手で触れた時のひんやり感を得る観点から1×10−5以上、特に1×10−4以上が好ましく、中でも5×10−4以上がより好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、水を含む。水は、精製水を使用することが好ましい。水の含有量は、特に限定されず、使用する目的に応じて、適宜調整して用いることができる。
次に本発明の効果について説明する。
本発明の毛髪化粧料は、上述した、特定の両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサンとハス科ハス属のハスまたはその抽出物とを組み合わせた毛髪化粧料を用いることで、滑らかで、さらさらした感触とべたつきのなさを両立しつつ、毛髪に手で触れた時のひんやり感が得られる。さらに、しっとり潤う触感と、頭皮に柔軟性を与え、しなやかな毛髪を得ることができる。
本発明の毛髪化粧料は、これら成分(A)〜(C)のうち、例えば、以下のように組み合わせることで、本発明の効果をより効果的に得られる。成分(A)がエーテルアミン、またはアミドアミン、成分(B)が式(1)のRが炭素数16〜18の直鎖状両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン、及び成分(C)を組み合わせたものが挙げられる。
ここで、本発明の毛髪化粧料によって得られる「ひんやり感」とは、滑らかさ、さらさら感、しっとり感といった毛髪の触感の一つであって、温かい感じと対照的な触感である。従来、毛髪化粧料に求められるこのような触感を客観的に評価することは困難であった。しかしながら、本発明者らは、鋭意検討の結果、毛束を触ったときの手のひらの温度変化とひんやり感との間に相関があることを見出した。そこで、本発明の毛髪化粧料を使用した後に、KEF−F7 フィンガーロボットサーモラボ(カトーテック株式会社製)の測定部位(センサー)と毛束を接触させ、その時の熱移動量qmax(mW/cm)を測定することで、ひんやり感を評価することができる。この原因は明らかではないが、毛髪が整って揃うようになると毛髪間の空気量が減少するため、上記の熱移動量が増加し、その結果ひんやりした触感が得られると推察される。
熱移動量は、以下のようにして測定することができる。
H.Tanamachi, Temperature as a moisture cue in haptics on hair, Int.J.Cos.Sci.,in pressに記載した方法に従い、20℃、40%RH環境下において、約20gの毛束にKEF−F7 フィンガーロボットサーモラボ(カトーテック株式会社製)のシリコーンゴムで覆われた温度センサー部を体温と同じ36℃に暖め、接触させた。接触時に温度センサーの熱が毛束に移動するが、その時の熱信号変化から熱移動速度qを計測し、ピーク値qmaxを算出する。
(D)マメ科カンゾウ属カンゾウまたはその抽出物
本発明の毛髪化粧料は、(D)マメ科カンゾウ属カンゾウまたはその抽出物を含んでもよい。成分(B)、成分(C)及び成分(D)を組み合わせて用いることで、さらさら感とひんやり感がより得られるようになる。
成分(D)としては、例えば、カンゾウ抽出液(丸善製薬株式会社)、甘草葉抽出液LA(丸善製薬株式会社)を用いることができる。
成分(D)の毛髪化粧料中の乾燥重量が0.4×10−6〜0.5質量%であることが好ましく、より好ましくは0.1×10−5〜0.5×10−1質量%、特に好ましくは0.1×10−4〜0.5×10−2質量%である。
成分(C)と成分(D)との質量割合(C)/(D)は、毛髪に手で触れた時の適度なひんやり感を得る観点から、125以下であることが好ましく、1以下がより好ましい。また、さらさら感と毛髪に手で触れた時のひんやり感を得る観点から、成分(C)と成分(D)との質量割合(C)/(D)は、0.4×10−4以上が好ましく、0.01以上がより好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、上記以外に必要に応じて、他の成分を含んでもよい。
本発明の毛髪化粧料には、更に洗浄性能を向上させるため、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、又は両性界面活性剤を含有させてもよい。また、乾燥後の仕上がり向上のため、更に、カチオン化ポリマーならびに上記以外のシリコーン類を更に配合することができる。
(アニオン界面活性剤)
アニオン界面活性剤としては、硫酸系、スルホン酸系、カルボン酸系のものが使用できる。例えばアルキル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、アルカンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩等が挙げられ、なかでもポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、アルケニル硫酸塩が好ましく、更には次の一般式(2)又は(3)で表されるものが好ましい。
O(CHCHO)mSOM (2)
OSOM (3)
(式(2)または(3)中、Rは炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミン又は塩基性アミノ酸由来のカチオンを示し、mは質量平均で1〜5の数を示す。)
この中でも、すばやい泡立ちと良好な泡の感触を両立する観点から、一般式(2)中のRが炭素数12〜14のアルキル基であり、mが質量平均で1の数であることが好ましく、さらにMがアンモニウム又はナトリウムであるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が好ましい。
(非イオン界面活性剤)
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシド、モノアルキル又はモノアルケニルグリセリルエーテル等が挙げられる。
これらのうち、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどのポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン(C〜C20)脂肪酸エステルなどのポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油、アルキルグリコシドが好ましい。
また、脂肪酸アルカノールアミドも好適であって、モノアルカノールアミド、ジアルカノールアミドのいずれでもよく、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましい。また、炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基を有するものが好ましく、例えばオレイン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド等が挙げられる。
モノアルキルグリセリルエーテル又はモノアルケニルグリセリルエーテルも好適であって、アルキル基又はアルケニル基としては、炭素数4〜10、特に炭素数8〜10の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましい。具体的には、n−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、2−メチルブチル基、イソペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−デシル基、イソデシル基等が挙げられ、特に2−エチルヘキシル基、イソデシル基が好ましい。
(両性界面活性剤)
両性界面活性剤としては、ベタイン系界面活性剤等が挙げられる。このうち、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のベタイン系界面活性剤がより好ましく、脂肪酸アミドプロピルベタインが特に好ましい。脂肪酸アミドプロピルベタインは、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましく、特にラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が好ましい。
これら非イオン性又は両性界面活性剤は、毛髪化粧料中に1種または2種以上を併用することもできるが、本発明の毛髪化粧料を水性液状洗浄剤の形態とする場合には、成分(A)とともに、脂肪酸アミドプロピルベタイン、脂肪酸アルカノールアミドを用いるのが、起泡力がより良好となるだけでなく、適度な液性が得られるので特に好ましい。
非イオン性又は両性界面活性剤の含有量は、本発明の毛髪化粧料中0.1〜15質量%が良好な増泡効果が得られ好ましく、更には0.5〜8質量%、特に1〜6質量%の範囲が好ましい。
(カチオン界面活性剤)
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルコキシアルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルアミン塩、アルコキシアルキルジメチルアミン塩、アルキルアミドアルキルジメチルアミン塩等が挙げられる。
(i)アルキルトリメチルアンモニウム塩
例えば下記一般式で表されるものが挙げられる。
31−N(CH
(上記式中、R31は平均炭素数12〜22のアルキル基を示し、Xはハロゲン(塩素又は臭素)イオンを示す。)
具体的には、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリドなどが挙げられる。
(ii)アルコキシアルキルトリメチルアンモニウム塩
例えば下記一般式で表されるものが挙げられる。
32−O−R33−N(CH
(上記式中、R32は平均炭素数12〜22のアルキル基を示し、R33はエチレン基もしくはプロピレン基を示し、Xは上記と同じである。)
具体的には、ステアロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアロキシヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドなどが挙げられる。
(iii)ジアルキルジメチルアンモニウム塩
例えば下記一般式で表されるものが挙げられる。
34 −N(CH
(上記式中、R34は平均炭素数12〜22のアルキル基又はベンジル基を示し、Xは上記と同じである。)
具体的には、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリドなどが挙げられる。
(iv)アルキルジメチルアミン塩
例えば下記一般式で表される3級アミンの塩が挙げられる。
35−N(CH
(上記式中、R35は平均炭素数12〜22のアルキル基を示し、Xは上記と同じである。)
具体的には、ベヘニルジメチルアミンやステアリルジメチルアミンの有機酸塩が挙げられる。
(v)アルコキシアルキルジメチルアミン塩
例えば下記一般式で表される3級アミンの塩が挙げられる。
36−O−R37−N(CH
(上記式中、R36は平均炭素数12〜22のアルキル基を示し、R37はエチレン基もしくはプロピレン基を示し、Xは上記と同じである。)
(vi)アルキルアミドアルキルジメチルアミン塩
例えば下記一般式で表される3級アミンの塩が挙げられる。
38−CONH−R39−N(CH
(上記式中、R38は平均炭素数11〜21のアルキル基を示し、R39はエチレン基もしくはプロピレン基を示し、Xは上記と同じである。)
上記(i)〜(vi)以外のカチオン界面活性剤としては、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドエチルトリエチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドプロピルトリエチルアンモニウム、メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドエチルトリメチルアンモニウム、メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソアルカン酸(C14〜C20)アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソアルカン酸(C18〜C22)アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソステアリン酸アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸イソノナン酸アミドプロピルエチルジメチルアンモニウム及びアルキルトリメチルアンモニウムサッカリンなどが挙げられる。
カチオン界面活性剤は、2種以上を併用してもよく、洗髪時からすすぎ時までの滑らかさの点から、その含有量は、本発明の毛髪化粧料中0.01〜10質量%が好ましく、更には0.05〜6質量%、特に0.3〜3質量%、とりわけ0.5〜2質量%が好ましい。
(カチオン化ポリマー)
次に、カチオン化ポリマーとしては、カチオン化セルロース、カチオン化澱粉、カチオン化フェヌグリークガム、カチオン化グアーガム、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化キサンタンガム、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、ビニルイミダゾリウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体、アルキルアクリルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合体(米国サンドス社,カルタレチン)、特開昭53−139734号公報、特開昭60−36407号公報に記載されているカチオン性ポリマー等が挙げられ、特にカチオン化セルロース、カチオン化フェヌグリークガム、カチオン化グアーガム、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合体が好ましい。
また、例えば、マーコート550(NALCO社、アクリルアミドとジアリルジメチルアンモニウム塩の共重合体;CTFA名ポリクォータニウム−7)、ルビクァットFC370(BASF社、1−ビニル−2−ピロリドンと1−ビニル−3−メチルイミダゾリウム塩の共重合体;CTFA名ポリクォータニウム−16)、ガフクァット755N(ISP社、1−ビニル−2−ピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートの共重合体;CTFA名ポリクォータニウム−11)、UcareポリマーJR及び同LRシリーズ(アマーコール社、トリメチルアンモニウム置換エポキシドとヒドロキシエチルセルロースとの反応物の塩;CTFA名ポリクォータニウム−10)、ポイズC−60H、ポイズC−80M、ポイズC−150L(花王株式会社、トリメチルアンモニウム置換エポキシドとヒドロキシエチルセルロースとの反応物の塩;CTFA名ポリクォータニウム−10)、ジャガーシリーズ(ローディア社、トリメチルアンモニウム置換エポキシドとグアーガムとの反応物の塩)、カチナールCF−100(東邦化学工業社、トリメチルアンモニウム置換エポキシドとフェヌグリークガムとの反応物の塩)、カチナールCTR−100(東邦化学工業社、トリメチルアンモニウム置換エポキシドとタラガムとの反応物の塩)、カチナールCLB−100(東邦化学工業社、トリメチルアンモニウム置換エポキシドとローカストビーンガムとの反応物の塩)等の市販品を用いることができる。
これらのカチオン化ポリマーは、2種以上を併用してもよく、洗髪時からすすぎ時までの滑らかさの点から、その含有量は、本発明の毛髪化粧料中0.01〜3質量%が好ましく、更には0.05〜2質量%、特に0.1〜0.5質量%が好ましい。
(その他)
本発明の毛髪化粧料は、更にエチレングリコールモノ脂肪酸エステル、エチレングリコールジ脂肪酸エステル、エチレングリコールモノアルキルエーテル又はエチレングリコールジアルキルエーテルを含むパール化剤を含有していてもよい。
エチレングリコールモノ脂肪酸エステルとしては、エチレングリコールモノステアリン酸エステル、エチレングリコールモノベヘニン酸エステルなど、エチレングリコールジ脂肪酸エステルとしては、エチレングリコールジステアリン酸エステル、エチレングリコールジベヘニン酸エステルなどが挙げられる。エチレングリコールモノアルキルエーテルとしてはエチレングリコールモノステアリルエーテルなど、エチレングリコールジアルキルエーテルとしてはエチレングリコールジステアリルエーテルなどが挙げられる。これらは2種以上を併用してもよく、またその含有量は、毛髪化粧料の保存安定性の向上及び泡立て時、すすぎ時の滑らかさ向上、また毛髪化粧料の安定性向上の点から、本発明の毛髪化粧料中0.1〜10質量%が好ましく、更には0.5〜5質量%、特に1〜4質量%が好ましい。
また、本発明の毛髪化粧料には、他のコンディショニング剤として、油剤を含有することができる。油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリーブ油、ヒマワリ油、椿油等の油脂類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、グリセリン、ミリスチルアルコール、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール;パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル油;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸;その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルなどが挙げられる。これらのうち、高級アルコール及び油脂類が好ましく、特にミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ヒマワリ油、椿油が好ましい。これらの油剤は、1種単独で又は2種以上を併用することもでき、その含有量は、本発明の毛髪化粧料中0.1〜2質量%が好ましく、更には0.2〜1.5質量%、特に0.3〜1.0質量%が好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、粘度調整剤を含有させてもよい。粘度調整剤としては、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、エタノール、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、粘土鉱物、塩類(塩化ナトリウム、塩化アンモニウム、クエン酸ナトリウム等)などが挙げられ、中でもベンジルアルコール、エタノール、ポリプロピレングリコール、塩化ナトリウム、及びクエン酸ナトリウムが好ましい。粘度調整剤は2種以上を併用してもよく、またその使用量は、泡量、泡質の点から、本発明の毛髪化粧料中0.01〜5質量%が好ましく、更には0.05〜4質量%、特に0.1〜3質量%が好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、上記成分のほか、通常の毛髪化粧料に用いられる成分を目的に応じて適宜配合できる。このような成分としては、例えば抗フケ剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤;防腐剤;キレート剤;グリセリン、ソルビトール、パンテノール等の保湿剤;染料、顔料等の着色剤;ユーカリの極性溶媒抽出物、真珠層を有する貝殻又は真珠から得られる蛋白質又はその加水分解物、蜂蜜、ローヤルゼリー、シルクから得られる蛋白質又はその加水分解物、マメ科植物の種子から得られる蛋白含有抽出物、オタネニンジン抽出物、米胚芽抽出物、ヒバマタ抽出物、アロエ抽出物、月桃葉抽出物、クロレラ抽出物等のエキス類;酸化チタン等のパール化剤;香料;色素;紫外線吸収剤;酸化防止剤等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料は、毛髪のツヤやまとまりを向上するとの観点より、毛髪に適用する際のpH(水で20質量倍希釈、25℃)が2〜6であるのが好ましく、更にはpH3〜5、特にpH3.5〜4.5であるのが好ましい。pH調整剤としては、有機酸、特にα−ヒドロキシ酸を用いることが好ましく、具体的にはリンゴ酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸が好ましい。これら有機酸は2種以上を併用してもよく、またその使用量は、泡質、洗髪時の毛髪柔軟性の向上の点から、本発明の毛髪化粧料中0.01〜5質量%が好ましく、更には0.1〜3質量%、特に0.3〜2質量%が好ましい。また、他のpH調整剤として、これら有機酸と合わせ、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、塩化アンモニウム等の塩基を用いてもよい。
本発明の毛髪化粧料は、水溶液、エタノール溶液、エマルジョン、サスペンション、ゲル、液晶、固形、エアゾール等の所望の剤型にすることができ、溶剤として水又は低級アルコール、特に水を用いた液状のものが好ましい。より具体的には、例えば、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、コンディショニングムース、ヘアムース、ヘアスプレー、シャンプー、リーブオントリートメント等に適用できる。特にシャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメントなどの洗い流して使用する剤型として好適である。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
以下の実施例および比較例で用いた、下記一般式(1)で表される両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン(b1)〜(b2)におけるR、R、R、x、y、窒素含有量(質量%)、粘度をまとめて表1に示した。これらの両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン(b1)〜(b2)の製造方法は、以下の通りである。
(R )SiO−(R SiO)−(RSiO)−Si(R ) (1)
(式(1)中、Rは炭素数12〜30の直鎖または分岐のアルキル基、Rは置換または非置換の炭素数1〜6の1価の炭化水素基、Rは3−アミノプロピル基、またはN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基をそれぞれ示し、xは1〜2000、yは1〜100の整数である。)
(両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン(直鎖タイプ)(b1)の合成)
まず、下記一般式(6)で表されるアルキル変性ポリオルガノシロキサンを合成した。
(CH−SiO−((CHSiO)20−Si(CH (6)
(式(6)中、Rは炭素数16〜18の直鎖アルキル基である。)
具体的には、1−ヘキサデセンと1−オクタデセンの混合物(出光興産社製リニアレン168)100部および1%塩化白金酸イソプロパノール溶液0.2部を攪拌しながら70℃まで昇温した。次いで、下記一般式(7)で表される両末端ハイドロジェンポリオルガノシロキサン300部を70〜80℃で滴下した。滴下終了後、80℃で1時間攪拌を行い、赤外吸収スペクトルでSi−Hのピークが消失したことを確認して反応を終了した。
H(CH−SiO−((CHSiO)20−Si(CHH (7)
このようにして、粘度0.030Pa・s(No.1ローター、60rpmで測定)の、一般式(6)で表されるアルキル変性ポリオルガノシロキサンを得た。
上記のようにして得られた、一般式(6)で表されるアルキル変性ポリオルガノシロキサン74部、オクタメチルシクロテトラシロキサン651部、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン25部を、攪拌を行いながら90℃まで昇温した。次いで、27%の水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液を有効成分で90ppm添加し、90℃で3時間平衡化反応を行った。最後に、減圧下で低分子量のシロキサンを留去して、窒素含有量0.49質量%、粘度1,200mPa・s(No.3ローター、30rpmで測定)の両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン(b1)を得た。
下記構造式(x)で表される2−オクチル−1−ドデセン100部および1%塩化白金酸イソプロパノール溶液0.2部を攪拌しながら70℃まで昇温した。次いで、一般式(7)で表される両末端ハイドロジェンポリオルガノシロキサン272部を70〜80℃で滴下した。滴下終了後、80℃で1時間攪拌を行い、赤外吸収スペクトルでSi−Hのピークが消失したことを確認して反応を終了した。
Figure 0005751808
(両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン(分岐タイプ)(b2)の合成)
一般式(8)で表されるアルキル変性ポリオルガノシロキサンを46部、オクタメチルシクロテトラシロキサンを631部、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシランを74部に変更した以外は、(b1)の製造法と同様にして、窒素含有量0.91質量%、粘度1,300mPa・s(No.3ローター、60rpmで測定)の両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン(b2)を得た。
(CH−SiO−((CHSiO)20−Si(CH (8)
(式(8)中、Rは下記構造式(9)で示されるアルキル基である。)
Figure 0005751808
Figure 0005751808
(実施例1〜5及び比較例1〜2)
表2に示す毛髪化粧料を、常法により調製し、以下の評価方法により評価した。その結果を表2に示す。なお、pHは各組成物を水で20質量倍希釈し、25℃で測定した値である。
(評価方法1)
ストレートパーマ1回、ブリーチ2回処理を施した日本人女性の毛髪をダメージ毛髪とし、それぞれ20g(長さ15〜20cm、平均直径80μm)の毛髪束を、パネラー5名が次の方法で処理しながら官能評価を行った。
下記の処方の標準シャンプー2gを用いて洗浄した毛髪束に、表2に示すコンディショナー2gを塗布し、毛髪全体に十分に馴染ませた後、およそ30秒間約40℃の流水下で濯ぎ、ついで、タオルドライを行い、ドライヤーで十分に乾燥させた後に乾燥後の評価を行った。評価は5人で行い、その積算値を求めた。
・標準シャンプーの処方(pH7.0)
25%ポリオキシエチレン(2.5)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩 62.0%
ラウリン酸ジエタノールアミド 2.3%
エデト酸二ナトリウム 0.15%
安息香酸ナトリウム 0.5%
塩化ナトリウム 0.8%
75%リン酸 適量
香料、メチルパラベン 適量
精製水 残量
(評価基準)
(1)乾燥後、しっとり潤う
4:非常にしっとり潤う
3:ややしっとり潤う
2:あまりしっとり潤わない
1:しっとり潤わない
(2)乾燥後、さらさらする(平滑性)
4:非常にさらさらする
3:ややさらさらする
2:あまりさらさらしない
1:さらさらしない
(3)乾燥後、毛髪に手で触れた時のひんやり感
4:非常にひんやりする
3:ややひんやりする
2:あまりひんやりしない
1:ひんやりしない
(4)乾燥後、髪の揃い易さ
4:非常に髪が揃い易い
3:やや髪が揃い易い
2:あまり髪が揃い易くない
1:髪が揃い易くない
(5)乾燥後、頭皮が柔軟
4:非常に頭皮が柔軟である
3:やや頭皮が柔軟である
2:あまり頭皮が柔軟でない
1:頭皮が柔軟でない
(評価方法2)
ストレートパーマ1回、ブリーチ2回処理を施した日本人女性の毛髪をダメージ毛髪とし、それぞれ20g(長さ15〜20cm、平均直径80μm)の毛髪束を、上記の組成の標準シャンプー2gを用いて洗浄した毛髪束に、表2に示すコンディショナーを2gを塗布し、毛髪全体に十分に馴染ませた後、およそ30秒間約40℃の流水下で濯ぎ、ついで、タオルドライを行い、ドライヤーで十分に乾燥させた。乾燥した毛髪を10回繰り返し測定し、平均化した値をqmaxとした。
KEF−F7 フィンガーロボットサーモラボ(カトーテック株式会社製)を測定機として使用し、測定部位(センサー)を上記毛束に接触させ、その時の熱移動量qmax(mW/cm)を測定した。
熱移動量は、以下のようにして測定した。
H.Tanamachi, Temperature as a moisture cue in haptics on hair, Int.J.Cos.Sci.,in pressに記載した方法に従い、20℃、40%RH環境下において、約20gの毛束にKEF−F7 フィンガーロボットサーモラボ(カトーテック株式会社製)のシリコーンゴムで覆われた温度センサー部を体温と同じ36℃に暖め、接触させた。接触時に温度センサーの熱が毛束に移動するが、その時の熱信号変化から熱移動速度qを計測し、ピーク値qmaxを算出した。
Figure 0005751808
なお、表2中の各成分の原料名、及び製造元はそれぞれ下記の通りである。
・N,N−ジメチルオクタデシロキシプロピルアミン
(原料名)ファーミンDM E−80 (製造元)花王株式会社
・ジメチルアミノプロピルステアラミド
(原料名)NIKKOL アミドアミン MPS (製造元)日光ケミカルズ株式会社
・N−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)ドコサナミド
(原料名)AMIDET APA−22 (製造元)花王株式会社
・ハス花エキス
(原料名)ハス花エキスKA(0.2%) (製造元)香栄興業株式会社
・カンゾウエキス
(原料名)カンゾウ抽出液(4.5%) (製造元)丸善製薬株式会社
・18−メチルエイコサン酸
(原料名)18MEA (製造元)クローダジャパン株式会社
・乳酸
(原料名)ムサシノ乳酸90(act.90%) (製造元)株式会社武蔵野化学研究所
また、表2中、ハス花エキス、カンゾウエキスの乾燥重量(質量%)は、以下のようにして算出した。
・ハス花エキス
本品2gを量り、水浴上で蒸発乾固した。残留物を105℃で4時間乾燥し、デシケーター(シリカグル)中で放冷した後、残留物の質量を量った。残留物は0.1〜0.5質量%であった。
・カンゾウエキス
本品20mLを量り、水浴上で減圧乾固した。得られた乾固物に水40mLを加えて溶かした。次いで希塩酸を加えて酸性とし、更に希塩酸14滴を加えて30分間放置し、生じた沈殿をろ過した。この沈殿を0.1mol/L塩酸8mLを用いて吸引しながら急速に洗浄した。同様の操作を5回繰り返した後、沈殿物を乾燥したフラスコに入れ、エタノール25mLを加えて溶かし、先に使用したろ紙を用いてろ過し、ろ紙はエタノール25mLで洗った。ろ液と洗液をあわせ、水浴上で約5mLまで濃縮した。更にろ紙はエタノール25mLで洗った。重量既知の50mLのフラスコに洗液を用いて濃縮液を洗いこみ、105℃で1時間乾燥し、冷却後、残留物の重量を量った。
(実施例6〜7)
下記に示す組成の毛髪化粧料を、常法により調製し評価した。なお、pHは各組成物を水で20質量倍希釈し、25℃で測定した値である。
(実施例6) ヘアコンディショナー(pH3.3)
(重量%)
N,N−ジメチル−3−オクタデシルオキシプロピルアミン 2.0
ステアリルアルコール 5.0
ジプロピレングリコール 1.0
ベンジルアルコール 3.0
18−メチルエイコサン酸 0.5
両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性
オルガノポリシロキサン(直鎖タイプ)(b1) 0.2
ヒマワリ油 0.5
ハス花エキス 0.002
カンゾウエキス 0.001
メチルポリシロキサン混合液 2.5
乳酸 1.5
香料 0.4
水酸化ナトリウム 適量
イオン交換水 残量
上記コンディショナーは、湿潤時から乾燥後まで良好な柔軟性を付与し、乾燥後のさらさら感、しっとり感、髪の揃い易さ、ひんやり感、頭皮の柔軟性に優れた。
(実施例7) ヘアコンディショナー(pH3.3)
(重量%)
N,N−ジメチル−3−オクタデシルオキシプロピルアミン 0.5
ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
ステアリルアルコール 5.0
ジプロピレングリコール 1.0
ベンジルアルコール 0.5
フェノキシエタノール 0.1
グリセリン 5.0
ポリプロピレングリコール 2.5
18−メチルエイコサン酸 0.5
両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性
オルガノポリシロキサン(分岐タイプ)(b2) 0.2
ハス花エキス 0.1
カンゾウエキス 0.05
メチルポリシロキサン混合液 2.5
乳酸 1.5
香料 0.4
水酸化ナトリウム 適量
イオン交換水 残量
上記コンディショナーは、湿潤時から乾燥後まで良好な柔軟性を付与し、乾燥後のさらさら感、しっとり感、髪の揃い易さ、ひんやり感、頭皮の柔軟性に優れた。

Claims (7)

  1. 次の成分(A)〜(C):
    (A)一般式(13)または一般式(14)で表される第3級アミン化合物またはその塩
    Figure 0005751808
    (式中、R20は、炭素数6〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R21及びR22は、同一又は相異なって炭素数1〜6のアルキル基を示す。)
    Figure 0005751808
    (式中、R23は炭素数11〜23の脂肪族炭化水素基を示し、R24は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、nは2〜4の数を示す。)
    (B)一般式(1)で表される両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン
    (R )SiO−(R SiO)−(RSiO)−Si(R ) (1)
    (式(1)中、Rは炭素数12〜30の直鎖または分岐のアルキル基、Rは置換または非置換の炭素数1〜6の1価の炭化水素基、Rは3−アミノプロピル基、またはN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基をそれぞれ示し、xは1〜2000、yは1〜100の整数である。)
    (C)ハス科ハス属のハスまたはその抽出物
    及び水を含有し、
    成分(B)と成分(C)との質量割合(C)/(B)が1×10−6以上0.5以下である毛髪化粧料。
  2. (D)マメ科カンゾウ属カンゾウまたはその抽出物を含有する請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. 成分(C)と成分(D)との質量割合(C)/(D)が125以下である請求項2に記載の毛髪化粧料。
  4. 成分(C)の乾燥重量が0.1×10−6〜0.5×10−2質量%である請求項1乃至3いずれか一項に記載の毛髪化粧料。
  5. 成分(D)の乾燥重量が0.4×10−6〜0.5質量%である請求項2乃至4いずれか一項に記載の毛髪化粧料。
  6. 成分(B)の含有量が0.01〜2質量%である請求項1乃至5いずれか一項に記載の毛髪化粧料。
  7. 成分(B)は、窒素含有量が0.31〜2質量%である請求項1乃至6いずれか一項に記載の毛髪化粧料。
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