JP5751262B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置及び画像形成装置に関し、さらに詳しくは、長期間の使用においても帯電量が安定し、高濃度でかぶりのない高画質の画像を安定して得ることができる電子写真画像形成に用いられる現像装置及び当該現像装置を具備した電子写真画像形成装置に関する。
一般にオフィス用途に用いられる電子写真画像形成装置においては、主として二成分現像剤が多く用いられている。二成分現像剤は、まず、現像装置内において、トナーとキャリアとを混合、撹拌してトナーを帯電させた後、感光体表面にトナーを供給して静電潜像を顕像化(現像)して可視化する。したがって、繰り返し静電潜像を現像することによって消費されるのはトナーのみで、キャリアは消費されず、現像装置内に滞留して繰り返し使用される。この現像方式では、消費されたトナーのみが、現像装置内に新たに補給される。
しかし、画像形成を繰り返していくと、現像装置内での機械的ストレスによってトナーの破片やトナーの外添剤、あるいはトナー母体の成分などがキャリア表面に付着(トナーの破片やトナーの外添剤、あるいはトナー母体の成分などがキャリア表面に付着することをスペントという。)し、キャリアの帯電性能、すなわちトナーへの荷電付与能力が低下したりするため、繰り返し画像形成を行うにしたがい、トナーに適正な帯電量を付与することが困難になり、かぶりが生じたり、高濃度の画像が得られなくなり、一定枚数の画像形成を行った後、現像剤を交換する必要があった。
しかし、現像剤交換直前と直後で現像剤の現像特性が大幅に変化するため、画像特性も大幅に変化してしまう。そこで、この現像剤の劣化を防止し、現像剤の長寿命化を図り、現像剤の現像特性を一定範囲内に維持することにより、画質を安定化させる現像装置が提案されている。すなわち、ある程度帯電性能が劣化した現像剤を少しずつ廃棄しながら、新たに未使用の現像剤を補給することによって、現像装置内の現像剤の帯電特性を長期間維持し、画像特性を安定化させるとともに、現像剤の寿命を延ばし、現像剤の交換頻度を少なくする現像装置が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。この現像方式は、オートリファイニング現像方式又はトリクル現像方式と呼ばれている。
この方式によれば、画像形成の繰り返しに応じて、劣化した現像剤が、少しずつ廃棄されると同時に帯電性能が高い未使用の現像剤が随時補給されるため、現像装置内の現像剤の帯電性能を長期間にわたって安定して維持させることができる。その結果、高濃度でかぶりのない高画質の画像を長期間にわたって安定して得ることができる。
一方、撹拌のストレスによるキャリア劣化を防止するため、比重の小さい多孔質フェライトキャリアを用いた現像剤が提案されている(例えば、特許文献3及び4参照。)。
比重の小さいキャリアは、撹拌によるストレスが小さいため、キャリアの劣化を抑制することができるが、比重の大きいキャリアに比べるとトナーの帯電量の立ち上がりが遅い傾向がある。特に、高印字率(黒化面積率の高い)の画像を連続で大量にプリントする場合にトナーの補給量が多くなるが、補給直後のトナーは帯電量が低下しているため、トナーを所望の帯電量に到達させるためには、比重の小さい多孔質キャリアの帯電性能は、特に高速機において、必ずしも十分とはいえなかった。そのため、トナーの帯電量が低いために、画像にかぶりを生じ画質が低下してしまうという問題があった。
したがって、多孔質キャリアは、比重が小さいことにより劣化が抑制できる利点はあるものの、比重が小さいことに起因する帯電性能の低さのために、オートリファイニング現像方式を採用しても、現像剤の寿命を延ばし、高画質の画像を長期にわたって安定して得るという目的に対しては十分な効果が期待できるものではなかった。
特開昭59−10071号公報 特開2007−079578号公報 特開2012−63571号公報 特開2009−205149号公報
本発明は上記問題・状況に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、キャリアの劣化を抑制することにより、高印字率の画像のプリントにおいても現像剤の帯電特性を安定化させ、かぶりの発生がない高画質の画像を長期にわたって安定して得ることができる現像装置及び画像形成装置を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決すべく、上記問題の原因等について検討する過程において、現像剤収容手段と現像手段を有するオートリファイニング現像方式の現像装置であって、補給用現像剤を構成するキャリアの静かさ密度が、該現像剤収容手段内に収容されている現像剤を構成するキャリアの静かさ密度より大きい現像装置とすることによって上記課題が解決できることを見出し本発明に至った。
すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
1.少なくとも、トナーとキャリアからなる現像剤を収容する現像剤収容手段と、該現像剤収容手段内に収容された現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像手段とを有する現像装置であって、
該現像装置は、該現像剤収容手段内に収容された現像剤を排出する現像剤排出口と、
該現像剤収容手段内に補給用現像剤を供給する補給用現像剤補給口とを備えており
補給用現像剤を構成するキャリアが非多孔質キャリアであって、該補給用現像剤を構成する非多孔質キャリアの静かさ密度が、該現像剤収容手段内に収容されている初期現像剤を構成する多孔質キャリアの静かさ密度の1.05〜1.65倍の範囲内であり、かつ、
前記補給用現像剤を構成する非多孔質キャリアが、非多孔質キャリア芯材を樹脂で被覆したものであることを特徴とする現像装置。
2.前記現像剤収容手段内に収容されている現像剤を構成するキャリアが、キャリア芯材粒子を樹脂で被覆した樹脂被覆キャリア粒子を含有するキャリアであることを特徴とする第1項に記載の現像装置。
3.前記非多孔質キャリアの1000Oeにおけるかさ体積当たりの磁化の値が、該現像剤収容手段内に収容された初期現像剤を構成する多孔質キャリアの、1000Oeにおけるかさ体積当たりの磁化の値の0.85〜1.15倍の範囲内であることを特徴とする第1項又は第2項に記載の現像装置。
4.前記多孔質キャリアの残留磁化の値が、0.1〜5.0A・m/kgの範囲内であることを特徴とする第1項から第3項までのいずれか一項に記載の現像装置。
5.前記トナーを構成するトナー粒子の平均円形度が、0.900〜0.970の範囲内であることを特徴とする第1項から第4項までのいずれか一項に記載の現像装置。
6.第1項から第5項までのいずれか一項に記載の現像装置を具備したことを特徴とする電子写真画像形成装置。
本発明の上記手段により、キャリアの劣化を抑制するとともに、高印字率の画像のプリントにおいても現像剤の帯電特性を安定化させ、かぶりの発生がない高画質の画像を長期にわたって安定して得ることができる現像装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の効果の発現機構ないし作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。
多孔質キャリアは、比重が小さく現像装置内での撹拌ストレスを低減する効果がある。しかし、比重が小さいことによる帯電性能の低さが、特に高速機で印字率の高い画像を連続で大量にプリントする場合において、トナーの帯電が追いつかず、かぶりの発生等の原因となっていた。このため、オートリファイニング現像方式において、現像装置内に収容された現像剤には比重の小さい多孔質キャリアを用いることで、撹拌ストレスによるキャリア劣化を抑制し、補給用の現像剤を構成するキャリアは多孔質でない比重の大きいキャリアを用いることによって、キャリアとトナーの摩擦力が大きくなり、トナーの帯電量の立ち上がりが早くなり、画像のかぶりを抑制することができる。
その結果、キャリアの劣化を抑制し、安定した帯電性能を維持することができるので、長期間にわたって、高画質の画像を安定して得ることができたものと考えられる。
すなわち、現像装置内に収容された現像剤を構成するキャリアに対して補給用現像剤を構成するキャリアの静かさ密度を1.05〜1.65倍の範囲内とすることによって、現像装置内でのキャリアとトナーの摩擦力が大きくなり、高印字率での連続プリントにおいてもトナーの帯電量の立ち上がりが速くなり、現像剤の帯電特性を安定化させ、画像のかぶりを抑制することができるので、高画質の画像を長期にわたって安定して得ることができたものと考えられる。
本発明に係るキャリアの静かさ密度測定方法を説明するための図 本発明に係る樹脂被覆キャリアの製造装置を説明する模式図 プリンターに備えられる現像装置の構成例を示す模式断面図 図3のE−E線における現像装置の矢視断面図 現像装置に備えられる供給スクリューと撹拌スクリューへの回転駆動力の伝達機構の構成例を説明する図 現像装置内において現像剤が搬送されている方向を説明する模式図 本発明の画像形成装置の一実施形態を説明するプリンターの全体構成を示す概略図
本発明の現像装置は、少なくとも、トナーとキャリアからなる現像剤を収容する現像剤収容手段と、該現像剤収容手段内に収容された現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像手段とを有する現像装置であって、該現像装置は、該現像剤収容手段内に収容された現像剤を排出する現像剤排出口と、該現像剤収容手段内に補給用現像剤を供給する補給用現像剤補給口とを備えており、該補給用現像剤を構成するキャリアが非多孔質キャリアであって、該補給用現像剤を構成する非多孔質キャリアの静かさ密度が、該現像剤収容手段内に収容されている初期現像剤を構成する多孔質キャリアの静かさ密度の1.05〜1.65倍の範囲内であり、かつ、前記補給用現像剤を構成する非多孔質キャリアが、非多孔質キャリア芯材を樹脂で被覆したものであることを特徴とする現像装置。この特徴は、請求項1から請求項6までの請求項に係る発明に共通する技術的特徴である。
本発明の実施態様としては、本発明の効果発現の観点から、前記現像剤収容手段内に収容されている現像剤を構成するキャリアが、キャリア芯材粒子を樹脂で被覆した樹脂被覆キャリア粒子を含有するキャリアであるとキャリアの電気抵抗率と帯電性を好ましい範囲に制御できるので好ましい。
また、前記非多孔質キャリアの1000Oeにおけるかさ体積当たりの磁化の値が、該現像剤収容手段内に収容された初期現像剤を構成する多孔質キャリアの、1000Oeにおけるかさ体積当たりの磁化の値の0.85〜1.15倍の範囲内であることが、現像スリーブに搬送されるトナー量が一定になるので好ましい。
また、前記多孔質キャリアの残留磁化の値が、0.1〜5.0A・m/kgの範囲内であることがキャリアの流動性が良好となるので好ましい。
また、前記トナーを構成するトナー粒子の平均円形度が、0.900〜0.970の範囲内であることが、トナーの流動性が向上し、高濃度の画像が得られるとともに、ストレスを受けても破砕されにくく、スペントが生じにくいので好ましい。
本発明の現像装置は、電子写真画像形成装置に好適に具備され得る。
以下本発明の構成要素、及び本発明を実施するための形態・態様について詳細な説明をする。なお、本願において、「〜」は、その前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味で用いる。
≪本発明の現像装置の概要≫
本発明の現像装置は、少なくとも、トナーとキャリアからなる現像剤を収容する現像剤収容手段と、該現像剤収容手段内に収容された現像剤により像担持体(「感光体」ともいう。)上の静電潜像を現像する現像手段とを有する現像装置であって、該現像装置は、該現像剤収容手段内に収容された現像剤を排出する現像剤排出口と、該現像剤収容手段内に補給用現像剤を供給する補給用現像剤補給口とを備えており、該現像剤収容手段内に収容されている現像剤を構成するキャリアは、多孔質キャリアと非多孔質キャリアを含む静かさ密度の異なる二種類以上のキャリアを含み、該補給用現像剤を構成するキャリアが非多孔質キャリアであって、該補給用現像剤を構成するキャリアの静かさ密度が、該現像剤収容手段内に収容されている現像剤を構成するキャリアの静かさ密度の1.05〜1.65倍の範囲内であることを特徴とするオートリファイニング現像方式の現像装置である。
本発明におけるオートリファイニング現像方式とは、画像形成を繰り返し行いながら、現像装置にトナーとキャリアを同時に、あるいは別々に補給し、劣化した現像剤を排出することによって、現像剤の現像特性を長期間安定化させ、高画質の画像を長期にわたって安定して得ることができる現像方式である。
本発明の現像装置の現像剤収容手段内に収容された現像剤は、多孔質キャリアと非多孔質キャリアを含む静かさ密度の異なる二種類以上のキャリアを含有しており、補給用現像剤は、非多孔質キャリアを含有している。この現像剤収容手段内に収容された非多孔質キャリアは、補給用の現像剤を構成する非多孔質キャリアと同じであっても異なっていてもよい。現像剤収容手段内に収容された非多孔質キャリアが、補給用現像剤を構成する非多項質キャリアと同じ場合、あらかじめ現像剤収容手段内に収容された多孔質のキャリアを含む現像剤に非多孔質キャリアを含有する補給用の現像剤が供給されることによって、現像剤収容手段内の現像剤が、多孔質キャリアと非多孔質キャリアを含む静かさ密度の異なる二種類以上のキャリアを含むことになる。
補給用現像剤を構成するキャリアの静かさ密度が、現像剤収容手段内に収容されている現像剤を構成するキャリアの静かさ密度の1.05倍より小さいと、高印字率でプリントするときに、トナーに十分な摩擦力が与えられないため、帯電量の立ち上がりが不十分であり、かぶり発生の原因となる。静かさ密度が1.65倍より大きいと、現像装置中のキャリアと補給キャリアの比重が大きく異なり、均一に混合しないため、帯電量の立ち上がりが不十分であり、かぶり発生の原因となる。従来は、現像装置中にあるキャリアと補給用現像剤中のキャリアは同一のものを用いていたが、本発明では、比重の異なるキャリアを併用することで、同一のものを用いたときに発生していたかぶりの問題を解決することができる。
以下、構成要素について順を追って説明するが、本発明の現像装置及び画像形成装置についての詳細は後述する。
≪現像剤≫
本発明に係る現像剤収容手段内に収容された現像剤及び補給用現像剤は、トナーとキャリアを含有する二成分現像剤である。
本発明に係る二成分現像剤を構成するキャリアは、キャリア芯材粒子を樹脂で被覆した樹脂被覆キャリア粒子を含有することが好ましい。樹脂で被覆することにより、キャリア粒子の電気抵抗を調整することが容易になり、また帯電性能を安定化させることができる。
≪キャリア≫
<キャリア芯材粒子>
現像剤収容手段内に収容された現像剤に用いられる多孔質及び非多孔質キャリア、及び補給用現像剤に用いられる非多孔質キャリアを構成するキャリア芯材粒子としては、例えば、鉄粉などの金属粉の他、各種フェライト粒子、又はそれらを樹脂中に分散させた粒子を挙げることができる。これらの中では、フェライト粒子が好ましい。
フェライトとしては、銅、亜鉛、ニッケル、マンガン等の重金属を含有するフェライトやアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属を含有する軽金属フェライトが好ましく、下記一般式(1)で表されるフェライトが好ましい。
一般式(1):
(MO)(Fe
(一般式(1)中、x及びyはモル比を表す。)
一般式(1)中、MはFeを除く、マンガン(Mn)、マグネシウム(Mg)、ストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)、チタン(Ti)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、ケイ素(Si)、ジルコニウム(Zr)、ビスマス(Bi)、コバルト(Co)、及びリチウム(Li)の金属原子で、これらを単独又は複数種類組み合わせて使用することが可能である。
一般式(1)において、フェライトを構成するFeのモル比yを30モル%から95モル%とすることが好ましく、モル比yが前記範囲の値となるフェライト粒子は、所望の磁気特性を得やすいので、搬送性に優れたキャリアを作製するのに適している。
(多孔質フェライト)
本発明に係る現像剤を構成する多孔質キャリアは、多孔質フェライト粒子を含有することが好ましく、多孔質フェライト粒子とは、当該粒子の組成が、前述の一般式(1)で表される化合物であり、粒子表面にサブミクロンサイズの直径(細孔径)の穴(細孔)を有するフェライト粒子である。細孔とは、フェライト粒子の表面から粒子内部方向に空いた穴を指す。また、粒子表面に貫通していない穴を有していてもよい。この細孔により、フェライト粒子が粒子中に空隙を有し、キャリア粒子の比重、すなわちかさ密度を制御することができる。細孔を有していない非多孔質フェライトキャリアの静かさ密度は、通常2.1〜2.8g/cm程度であるが、細孔を有することにより、静かさ密度をこれより小さくすることができる。すなわち、現像剤収容手段内に収容された現像剤を構成するキャリアと補給用現像剤を構成するキャリアの静かさ密度は、フェライト粒子の細孔により調整することができる。
本発明で用いられる多孔質キャリアは、キャリアを構成する多孔質フェライト粒子の細孔径が、0.2〜0.7μm以下であることが好ましい。
(非多孔質フェライト)
本発明に係る現像剤を構成する非多孔質キャリアは、非多孔質フェライト粒子を含有することが好ましい。非多孔質キャリアに含有される非多孔質フェライト粒子とは、上述の多孔質フェライト粒子とは異なるもので細孔を有していないフェライト粒子であり、静かさ密度が2.1g/cmを超えるものである。
(細孔径の測定法)
本発明において、多孔質フェライト粒子の細孔径とは、水銀圧入法により測定される細孔径の平均値をいう。具体的には、多孔質フェライト粒子の細孔径は、下記のように測定されるものである。
すなわち、試料(多孔質フェライト粒子)2cmについて水銀ポロシメーター「Pascal 140」、「Pascal 240」(以上、Thermo Fisher Scientific社製)を用い、複数の穴を開けた市販のゼラチン製カプセル内にサンプルを入れて、当該カプセルをディラトメーター(CD3P(粉体用))内に入れ、「Pascal 140」を用いて、脱気後、水銀を充填し、低圧領域(0〜400kPa)における水銀圧入量を「1st Run」として測定する。次に、再び脱気をし、低圧領域(0〜400kPa)における水銀圧入量を「2nd Run」として測定する。「2nd Run」の測定後、ディラトメーター、水銀、カプセル及びサンプルを合算した質量を測定する。
次に、「Pascal 240」を用いて、高圧領域(0.1〜200MPa)における水銀圧入量を測定する。この高圧領域の測定で得られた水銀圧入量により、多孔質フェライト粒子の細孔容積、細孔径及び細孔径分布を求める。細孔径については、水銀の表面張力を4.80mN/cm、接触角を141.3°として算出する。
<フェライト粒子の製造法>
本発明に係る補給用現像剤に用いられる多孔質フェライト粒子の製造は、原材料を適量秤量した後、ボールミル又は振動ミル等で0.5時間以上、好ましくは1〜20時間粉砕混合する。このようにして得られた粉砕物を加圧成型機等を用いてペレット化した後700〜1200℃の温度で仮焼成する。
加圧成型機を使用せずに、粉砕した後、水を加えてスラリー化し、スプレードライヤーを用いて粒状化しても良い。仮焼成後さらにボールルミル又は振動ミル等で粉砕した後、水及び必要に応じ分散剤、バインダー等を添加し、粘度調整後、造粒し、酸素濃度を制御し、1000〜1500℃の温度で1〜24時間保持し、本焼成を行う。仮焼後に粉砕する際は、水を加えて湿式ボールミルや湿式振動ミル等で粉砕しても良い。
上記のボールミルや振動ミル等の粉砕機は特に限定されないが、原料を効果的、かつ均一に分散させるためには、使用するメディアに1mm以下の粒径を持つ微粒なビーズを使用することが好ましい。また、使用するビーズの径、組成、粉砕時間を調整することによって、粉砕度合いをコントロールすることができる。
このようにして得られた焼成物を、粉砕し、分級する。分級方法としては、既存の風力分級、メッシュ濾過法、沈降法など用いて所望の粒径に粒度調整する。
その後、必要に応じて、表面を低温加熱することで酸化皮膜処理を施し、電気抵抗調整を行うことができる。酸化被膜処理は、一般的なロータリー式電気炉、バッチ式電気炉等を用い、例えば300〜700℃で熱処理を行うことができる。この処理によって形成された酸化被膜の厚さは、0.1nm〜5μmであることが好ましい。酸化被膜の厚さを前記範囲とすることで、酸化被膜層の効果が得られ、高抵抗になりすぎず所望の特性を得やすく好ましい。また、必要に応じて、酸化被膜処理の前に還元を行っても良い。
フェライト粒子の静かさ密度、真密度をコントロールする方法としては、配合する原料種、原料の粉砕度合い、仮焼の有無、仮焼温度、仮焼時間、スプレードライヤーによる造粒時のバインダー量、水分量、乾燥度合い、焼成方法、焼成温度、焼成時間、解砕方法、水素ガスによる還元等、様々な方法で行うことができる。これらのコントロール方法は特に限定されるものではないが、その一例を以下に示す。
すなわち、配合する原料種として、水酸化物や炭酸化物を用いた方が、酸化物を用いた場合に比べて、静かさ密度が低くなりやすい。また、原料として重金属であるCu、Ni、Znの酸化物に比べて、Mn、Mg、Ca、Sr、Li、Ti、Al、Si、Zr、Bi等の酸化物を使用した方が、真密度や見掛け密度が低くなりやすい。
また、仮焼成を行わない方が静かさ密度は低くなり、仮焼成を行った場合でも、その温度が低い方が静かさ密度は低くなりやすい。
スプレードライヤーによる造粒においては、原料をスラリー化する際の水分量を多くした方が、静かさ密度が低くなりやすく、焼成時には温度を低くした方が、静かさ密度が低くなりやすい。
所望の静かさ密度を得るために、これらのコントロール方法を、単独若しくは組み合わせて使用することができる。
非多孔質フェライト粒子も同様に上述の条件を適宜選択組み合わせることにより作製することができる。
<樹脂被覆キャリア>
本発明に係るキャリア粒子は、フェライト粒子をそのまま用いてもよいが、フェライト粒子からなるキャリア芯材粒子の表面を樹脂で被覆した樹脂被覆キャリアであることが好ましい。樹脂被覆層を有する樹脂被覆キャリアとすることによって、キャリア粒子の電気抵抗率や帯電性能を制御することができ、さらに耐久性を向上させることができる。
本発明に係るキャリア粒子は、その体積基準におけるメディアン径(D50)が、15〜80μmのものが好ましく、20〜60μmのものがより好ましい。キャリア粒子の体積基準メディアン径を上記範囲とすることにより高画質のトナー画像を安定して形成することが可能になる。前記キャリア芯材粒子及びキャリア粒子の体積基準メディアン径は、湿式分散装置を備えたレーザー回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパテック社製)により測定が可能である。
樹脂被覆層の平均膜厚は、キャリアの耐久性と低電気抵抗化の両立の観点より0.05〜4.0μmが好ましく、更には0.2〜3.0μmが好ましい。
また、本発明で使用されるキャリアは、その電気抵抗率が10〜1012Ω・cmのものが好ましく、10〜1011Ω・cmであるものがより好ましいものである。キャリアの電気抵抗率を上記範囲内とすることにより高濃度のトナー画像形成に最適なものになる。
(被覆用樹脂)
本発明に係るキャリアは、上述のキャリア芯材粒子を樹脂で被覆した樹脂被覆キャリアであることが好ましい。樹脂被覆層を形成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、クロルスルホン化ポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂;ポリスチレン樹脂;ポリメチルメタクリレートなどのアクリル系樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル、ポリビリケトンなどのポリビニル系及びポリビニリデン系の樹脂;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体やスチレン−アクリル酸共重合体などの共重合体樹脂;オルガノシロキサン結合からなるシリコーン樹脂又はその変成樹脂(例えば、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタンなどによる変成樹脂);ポリテトラクロルエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリクロルトリフルロルエチレンなどのフッ素樹脂;ポリアミド樹脂;ポリエステル樹脂;ポリウレタン樹脂;ポリカーボネート樹脂;尿素−ホルムアルデヒド樹脂などのアミノ樹脂;エポキシ樹脂などが挙げられる。
これらの中では、芯材粒子に対して良好に付着し、機械的衝撃力や熱を加えることにより固着して樹脂被覆が形成されやすいアクリル系樹脂が好ましく用いられる。
アクリル系樹脂としては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシルなどの鎖式メタクリル酸エステルモノマーの重合体、炭素原子数3〜7個のシクロアルキル環を有するメタクリル酸シクロプロピル、メタクリル酸シクロブチル、メタクリル酸シクロペンチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘプチルなどの脂環式メタクリル酸エステルモノマーの重合体などが挙げられる。
アクリル系樹脂の中では、耐摩耗性と電気抵抗を両立させる観点から、脂環式メタクリル酸エステルモノマーと鎖式メタクリル酸エステルモノマーとの共重合体が好ましい。
鎖式メタクリル酸エステルモノマーとしては、全モノマー質量に対して10〜70質量%使用することが好ましい。なお、以上のアクリル系樹脂と、スチレン、α−メチルスチレン、パラクロルスチレンなどのスチレン系モノマーを共重合させたものを使用してもよい。
(樹脂被覆キャリアの作製)
キャリア芯材粒子に樹脂を被覆する方法としては、乾式コーティング法が好ましい。乾式コーティング法としては、例えばローターとライナーを有するハイブリタイザー(奈良機械社製)等を用いてもよいが、好ましくは図2に示す高速撹拌混合機が用いられる。
図中111は本体上蓋で、該上蓋111には原料投入口112、投入弁113、フィルター114、点検口115、温度センサー116が設けられている。
原料投入口112より所定量のキャリア芯材粒子及び樹脂粒子が投入され、投入された前記原料は、モーター122により駆動される水平方向回転体118により撹拌される。該水平方向回転体118はその中心部118dに対して互いに120°の角度間隔で配置された撹拌羽根118a、118b、118cが結合されていて、これらの羽根は底部110aの面に対して35°の角度で傾けて取り付けられている。このため前記撹拌羽根118a、118b、118cを高速回転させると、前記原料は上方へ掻き上げられ、本体容器110の上部内壁に衝突して落下するが、途中垂直方向回転体119に衝突し、原料の撹拌が行われる前記高速撹拌混合機を用いて被覆層を形成する場合、キャリア芯材粒子同士の衝突による破壊をより防止し、かつ均一で固着性に優れた被覆層を形成するため、次の(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の各工程が必要とされ、各工程の処理条件を以下のようにするのが好ましい。
(イ)予備混合工程:ジャケット117に10〜15℃の冷却水を通して撹拌羽根118a、118b、118cを1m/sec以下の周速で回転させ、本体容器110内の温度を樹脂粒子のガラス転移点(Tg)以下、通常は50℃以下とし、投入された原料を1〜2分間撹拌混合する。
(ロ)中間体形成工程:続いて同条件下で、投入された原料を10〜20分間撹拌混合する。
(ハ)成膜工程:(ロ)の中間体形成工程と同じか、又はそれ以上の周速で前記撹拌羽根を回転し、ジャケット117に温水を通して、樹脂粒子のTg以上の温度まで昇温し撹拌混合する。
(ニ)成膜後工程:ジャケット117に10〜15℃の冷却水を通して冷却する。その間前記撹拌羽根の周速を成膜工程の場合の周速又はそれ以下にして撹拌冷却し、樹脂粒子のTg以下、通常は70℃以下になったら、得られたキャリアを排出弁121を開き取出し口120から排出する。
(樹脂被覆層の平均膜厚)
樹脂被覆層の平均膜厚は、以下の方法により算出される値である。
集束イオンビーム装置「SMI2050」(エスアイアイ・ナノテクノロジー(株)製)にてキャリア薄片を作製し、その後、その薄片の断面を透過型電子顕微鏡「JEM−2010F」(日本電子(株)製)にて5000倍の視野で観察し、その視野における最大膜厚となる部分と最小膜厚となる部分の平均値を樹脂被覆層の平均膜厚とした。
(キャリアの磁化)
本発明で使用されるキャリアは、その飽和磁化が30〜80A・m/kg、残留磁化が、0.1〜5.0A・m/kg以下のものが好ましい。このような磁気特性を有するキャリアを用いることにより、キャリアが部分的に凝集することが防止され、現像剤搬送部材の表面に二成分現像剤が均一分散されて、濃度むらがなく、均一できめの細かいトナー画像を形成する現像が可能になる。
残留磁化が前記範囲内のフェライト粒子を用いることにより、キャリアの流動性が良好となり、均一なかさ密度の二成分現像剤を得ることができるので好ましい。
<静かさ密度と磁化の測定>
(測定用キャリアの準備)
本発明においては、あらかじめ現像装置内に収容された現像剤と補給用の現像剤が異なる物性を有している。そのため、現像装置内に収容された現像剤は、現像装置の現像剤排出口付近と補給用現像剤補給口付近では、その組成が異なっている。したがって現像装置内の現像剤を構成するキャリアの物性を測定する場合は、あらかじめ均一に混合した上でサンプリングする必要がある。
すなわち、現像装置の補給用現像剤補給口を塞ぎ、5分間撹拌を行い、現像装置内のキャリアを均一に混合する。その後、現像ローラーから現像剤を採取し、トナーと分離後、測定用キャリアとし、以下の測定に供した。
(静かさ密度の測定法)
キャリアの静かさ密度(「見掛け密度」
ともいう。)の値は、JIS Z2504に準じて、次のようにして求めることができる。
すなわち、図1に示すように、上端に直径が28mmの円形の開口1を有する容量25cmの円筒型の容器6を、水平面上に設置された容器台7上に配置し、この容器台7に設けられたスタンド4の漏斗保持部5により、下端に2.5mmの口径の排出口2を有する漏斗3を、円筒型の容器6の直上方に、開口1のレベルから排出口2までの高さhが25mmとなる位置に保持してなる装置を用い、特定の条件に従って乾燥させた試料を、開口1からあふれるまで、漏斗3の排出口2から排出し落下させて開口1から容器6内に流し込み、その後、当該容器6の開口1の面に沿って水平に試料をすり切ることにより盛り上がった試料部分を除去し、その結果容器6内に充填された試料の質量を測定し、その測定値から、次の式(1)により、試料の静かさ密度d(g/cm)を求める。
式(1):
d=〔容器内の試料の質量(g)〕/〔容器の容積(cm)〕
(磁化の測定)
フェライト粒子及びキャリアの磁化の測定は、以下のようにして求めることができる。すなわち、測定装置として、高感度型振動資料型磁力計「VSM−P7−15型」(東英工業社製)を使用し、試料は25mgを用いて測定磁場を−5000/4π A/m(−5kOe)から5000/4π A/m(+5kOe)まで段階的に変化させて、磁場の強さ1000/4π A/m(1000Oe)における磁化σ1000(A・m/kg)を求める。
残留磁化の値は、上記磁化の測定の中で、磁場の強さ0における磁化の値(A・m/kg)として求めることができる。
かさ体積当たりの磁化は、下記式(2)から換算できる。
式(2):
かさ体積当たりの磁化(A/m)=磁化σ1000(A・m/kg)×静かさ密度d(g/cm
≪トナー≫
本発明に係るトナーを作製する方法としては、混練粉砕法、懸濁重合法、乳化凝集法、溶解懸濁法、ポリエステル伸長法、分散重合法などが挙げられる。
これらの中でも、高画質化、高安定性に有利となる粒子径の均一性、形状の制御性、コアシェル構造形成の容易性の観点より、乳化凝集法を採用することが好ましい。
乳化凝集法は、界面活性剤や分散安定剤によって分散された樹脂微粒子の分散液を、必要に応じて着色剤微粒子などのトナー粒子構成成分の分散液と混合し、凝集剤を添加することによって所望のトナーの粒子径となるまで凝集させ、その後又は凝集と同時に、樹脂微粒子間の融着を行い、形状制御を行うことにより、トナー粒子を製造する方法である。ここで、樹脂微粒子を、任意に離型剤、荷電制御剤などの内添剤を含有したものとしてもよく、組成の異なる樹脂によりなる二層以上の構成とする複数層で形成された複合粒子とすることもできる。
また、凝集時に、異種の樹脂微粒子を添加し、コアシェル構造のトナー粒子とすることもトナー構造設計の観点から好ましい。
樹脂微粒子は、例えば、乳化重合法、ミニエマルション重合法、転相乳化法などにより製造、又はいくつかの製法を組み合わせて製造することができる。樹脂微粒子に内添剤を含有させる場合には、中でもミニエマルション重合法を用いることが好ましい。
(平均円形度)
本発明に係るトナーは、転写効率の向上の観点から、平均円形度が0.900〜0.970であることが好ましく、より好ましくは0.930〜0.965である。なお、平均円形度は、フロー式粒子像分析装置「FPIA−2100」(Sysmex社製)を用いて測定することができる。具体的には、トナーを界面活性剤入り水溶液にてなじませ、超音波分散処理を1分間行って分散させた後、「FPIA−2100」(Sysmex社製)によって、測定条件HPF(高倍率撮像)モードにて、HPF検出数3,000〜10,000個の適正濃度で撮影を行い、個々のトナー粒子について下記式(3)に従って円形度を算出し、各トナー粒子の円形度を加算し、全トナー粒子数で除することにより算出した値である。
式(3):
円形度=円相当径から求めた円の周囲長/粒子投影像の周囲長
(現像剤中のトナーの含有割合)
本発明に係る現像剤は、キャリアとトナーを混合した二成分現像剤として使用される。現像装置内に収容された現像剤中におけるトナーの含有割合は、通常トナーが現像剤全体の4〜16質量%が好ましい。本発明に係るオートリファイニング現像方式における、補給用現像剤においては、キャリアの含有割合が3〜20質量%が好ましい。
≪現像装置≫
次に本発明の現像装置について説明する。
<現像装置の構成>
図3は、現像装置14の構成例を示す模式断面図である。
図3に示すように現像装置14は、現像剤収容手段であるハウジング50と、現像手段である現像ローラー51と、供給スクリュー52と、撹拌スクリュー53と、規制部材54などを備える。ハウジング50〜規制部材54は、現像ローラー51の軸方向(紙面垂直方向に相当:以下、軸方向という。)に沿って長尺状になっている。なお、フルカラーの電子写真画像形成装置に用いられる場合、上記のように現像装置14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)各色で基本的に同じ構成であるので、以下ではK色用の現像装置14について説明し、他の色用の現像装置14については、その説明を省略する。
現像剤収容手段であるハウジング50は、その内部にキャリアとトナーを含むK色用の現像剤Dが収容されており、隔壁(仕切り)57を介して上部の供給室58と下部の撹拌室59に区画されてなる。供給室58には、現像ローラー51と供給スクリュー52が収容され、撹拌室59には、撹拌スクリュー53が収容される。
現像ローラー51は、供給室58の、像担持体である円筒状の感光体11に対向する位置に設けられた開口部に配置されており、円筒形の現像スリーブ511と、現像スリーブ511の内部に軸方向に沿って挿通されるマグネットローラー512を備えている。
マグネットローラー512は、複数の磁極、例えばN1、S1、N2、S2、N3の形成された部分が周方向に順に並ぶように設けられてなり、回転不可となるように軸方向の端部がハウジング50に固定されている。各磁極は、軸方向に沿って延在されている。
現像スリーブ511は、ハウジング50の開口部を介して感光体11と対向する部分が開口部から露出するとともに、矢印Bで示す方向に回転自在にハウジング50に保持され、静止しているマグネットローラー512の周りを、マグネットローラー512の磁力により表面に現像剤Dを保持(担持)しつつ回転する。
供給スクリュー52は、供給室58内において現像ローラー51を挟んで感光体11に対向する位置に配置され、軸方向に平行な姿勢で回転自在にハウジング50に支持されており、矢印Cで示す方向に回転することにより供給室58内の現像剤Dを軸方向に沿って搬送しつつ、現像ローラー51に供給する。
撹拌スクリュー53は、撹拌室59に配置され、軸方向に平行な姿勢で回転自在にハウジング50に支持されており、矢印Jで示す方向に回転することにより撹拌室59内の現像剤Dを供給スクリュー52による搬送方向とは反対の方向に撹拌しつつ搬送する。
規制部材54は、その先端が現像ローラー51の表面との間に所定の間隙を有するように配置され、現像位置Fで現像ローラー51の表面上の現像剤量が適切な量になるようにその間隙を通る現像剤Dの量を規制する。
図4は、図3のE−E線における現像装置14の矢視断面図であり、図4は、供給スクリュー52と撹拌スクリュー53に対する回転駆動力の伝達機構の構成例を示す側面図である。なお、図4では、現像剤Dを省略している。
図4に示すように、ハウジング50に設けられている供給室58と撹拌室59は、軸方向に沿って長尺で筒状に形成され、隔壁57により仕切られているが、一方端側(同図左側)に設けられた開口部88を介して相互に連通するとともに、他方端側(同図右側)に設けられた開口部89を介して相互に連通する構成になっている。
以下、供給室58と撹拌室59のそれぞれについて、各室のうち、軸方向に開口部88の設けられている領域m1と、開口部89の設けられている領域m2と、それらの間の領域m3とからなる領域を領域M1という。また、軸方向に、供給室58のうち、領域M1を除く領域を領域N1といい、撹拌室59のうち、領域Mを除く領域を領域N2という。
さらに、軸方向に領域M1の一方端の位置を基準位置α0、他方端の位置を位置α3、領域m1とm3の境界位置を位置α1、位置α0とα3の中間(中点)の位置を位置α2としたとき、位置α2〜α3間を領域M2、位置α1〜α2間を領域M3という。
なお、領域M1は、後述のように現像剤Dの循環路を構成する領域に相当し、領域N1は、オートリファイニング現像方式による現像剤Dの排出路の領域に相当し、領域N2は、補給用の現像剤Dの供給路の領域に相当する。
<供給スクリュー52について>
供給スクリュー52は、供給スクリューの回転軸61と、供給スクリューの螺旋羽根62、63、及び64と、複数のパドル65を有する。供給スクリューの回転軸61は、軸方向両端部が供給室58の軸方向両側壁に軸受部材(図示せず)などを介して回転自在に支持されるとともに、同図右側の端部が側壁の外に延出されており、その延出されている軸部分にギア83(図5)が取着され、ギア83からの回転駆動力により矢印C方向(図3)に回転駆動される。
螺旋羽根62、63、及び64は、回転軸61の外周面に沿って螺旋状に設けられており、螺旋羽根62は、領域M1に配され、螺旋羽根63、64は、領域N1に配されている。
螺旋羽根62と64は、回転軸61の回転により供給室58内の現像剤Dを矢印G1方向に搬送する方向に螺旋の巻き方向が設定されているが、螺旋羽根63は、矢印G1とは反対の方向に現像剤Dを搬送する方向に巻き方向が設定されている。
螺旋羽根63は、螺旋羽根62の巻き方向に対して逆巻きになっており、螺旋羽根62により矢印G1方向に搬送されて来る現像剤Dに対して逆向きの搬送力を与える。螺旋羽根63を通過する現像剤量は、螺旋羽根62による搬送力と螺旋羽根63による逆向きの搬送量の差分により決まり、ここでは螺旋羽根62により搬送される現像剤Dのうち、ごく一部のみが螺旋羽根63を通過して螺旋羽根64に送られるようになっている。
螺旋羽根64は、領域N1において螺旋羽根63を通過した一部の現像剤Dを矢印G1方向に搬送しつつ、供給室58の領域N1内の軸方向端部に設けられている現像剤排出口90(破線で示している。)から、搬送される現像剤Dを現像装置14の外部に排出させる。なお、外部に排出された現像剤Dは、図示しない回収タンクなどに回収される。
複数のパドル65は、それぞれが回転軸61の外周面から軸方向に直交する方向に沿って突出されるとともに軸方向に沿って平行な板状の部材からなり、回転軸61の外周面上であり軸方向に螺旋羽根62の羽根部分と羽根部分との間に立設されており、軸方向に搬送される現像剤Dに対して軸周り(周方向)に現像剤Dを掬うように回転移動することにより、螺旋羽根62による現像剤Dの搬送を抑制する機能を有する。
パドル65は撹拌室59による現像剤Dの搬送速度との関係に基づいて個数や大きさなどが適したものに設定される。
<撹拌スクリュー53について>
撹拌スクリュー53は、撹拌スクリューの回転軸71と、撹拌スクリューの螺旋羽根72と、大きさの異なる三種類のパドル73、74、75を有する。
回転軸71は、軸方向両端部が撹拌室59の軸方向両側壁に軸受部材(図示せず)などを介して回転自在に支持されるとともに、同図右側の端部が側壁の外に延出されており、その延出されている軸部分にギア84(図5)が取着され、ギア84からの回転駆動力により矢印J方向(図3)に回転駆動される。
螺旋羽根72は、回転軸71におけるm1領域を除く領域、すなわちM3、M2、N2領域に存する軸部分の外周面に沿って螺旋状に設けられてなり、回転軸71の回転によって、撹拌室59内の現像剤Dを矢印G2で示す方向(矢印G1とは反対の方向)に搬送する。なお、螺旋羽根72と螺旋羽根62は、ピッチと外径が同じになっている。
パドル73〜75は、撹拌室59内において回転軸71の回転によって螺旋羽根72により領域m1まで搬送されて来た現像剤Dを掬って持ち上げるようにすることにより、その現像剤Dを、開口部88を介して供給室58に搬送する機能を有している。なお、パドル75の、開口部88に対する軸方向長さは、特に限定されないが、掬い上げた現像剤Dのより多くを開口部88に搬送できることが望ましく、この点からすればパドル75の軸方向長さを開口部88の軸方向長さと等しくすることが好ましい。
<各スクリューの駆動伝達機構について>
供給スクリュー52と撹拌スクリュー53に回転駆動力を付与するための駆動伝達機構は、図5に示すようにギア81〜ギア84などからなる。
ギア81は、現像ローラー51の回転軸513(現像スリーブ511の回転軸に相当)の一方端に取り付けられており、現像装置14が画像形成装置本体に装着されたときに、画像形成装置本体側の駆動伝達機構に設けられたギア(図示せず)と歯合し、駆動モーター45からの駆動力が当該ギアを介して伝達される。これにより、ギア81が矢印B方向に回転して、ギア81の回転により現像スリーブ511が同方向に回転駆動される。
ギア83は、供給スクリュー52の回転軸61に取り付けられており、アイドルギア82を介してギア81に歯合されている。ギア84は、撹拌スクリュー53の回転軸71に取り付けられており、ギア83に歯合されている。
駆動モーター45の回転駆動力がギア81からアイドルギア82を介してギア83、ギア84に順に伝達されることにより、ギア83が同図の矢印C方向に回転し、ギア84が同図の矢印J方向に回転する。これにより、供給スクリュー52が矢印C方向に回転駆動され、撹拌スクリュー53が矢印J方向に回転駆動される。
<現像剤の流れの説明>
現像ローラー51、供給スクリュー52、撹拌スクリュー53がそれぞれ回転駆動されることにより、ハウジング50内の現像剤Dが図6に示すように搬送される。
図6は、現像剤Dの搬送方向を矢印により示す模式図である。同図に示すように、供給室58内の現像剤Dは、領域M1において供給スクリュー52の螺旋羽根62により同図の右方向(矢印G1方向)に搬送され、領域M1における現像剤搬送方向の下流側の端部で、開口部89を介して撹拌室59に搬送されるものと領域N1に搬送されるものとに分岐される。
なお、領域N1の入り口には、逆巻きの螺旋羽根63が配置されているので、領域N1に入ろうとする現像剤Dのうち、そのほとんどが螺旋羽根63を通過できず、現像剤搬送方向上流側に押し返されて、開口部89を介して撹拌室59に送られ、残りのごく一部のみが螺旋羽根63を通過して螺旋羽根64に送られる。螺旋羽根63を通過して螺旋羽根64に送られた現像剤Dは、螺旋羽根64により領域N1(現像剤の排出路97)を搬送されて、現像剤排出口90を介して外部に排出される。
開口部89を介して撹拌室59に搬送された現像剤Dは、領域M1において撹拌スクリュー53により同図の左方向(矢印G2方向)に搬送され、現像剤搬送方向の下流側の端部である開口部88のところでパドル75により掬い上げられるようにして開口部88を介して供給室58に搬送される。供給室58に搬送された現像剤Dは、供給スクリュー52により同図の右方向(矢印G1方向)に搬送される。
このように領域M1において供給室58における現像剤搬送方向の下流側と撹拌室59における現像剤搬送方向の上流側とを開口部89で連通しつつ、撹拌室59における現像剤搬送方向の下流側と供給室58における現像剤搬送方向の上流側とを開口部88で連通することにより、供給室58の内空間における供給スクリュー52により現像剤Dが搬送される領域M1(第1搬送路95)と、撹拌室59の内空間における撹拌スクリュー53により現像剤Dが搬送される領域M1(第2搬送路96)とが、開口部88、89(第1、第2連通路)を介して連通する。これにより、供給室58内と撹拌室59内に現像剤Dの循環路101が形成され、この循環路101を現像剤Dが循環搬送される。
循環路101のうち、供給室58内における領域M1を現像剤Dが搬送される際に、現像剤Dの一部が現像ローラー51に供給される。具体的には、現像剤Dが供給室58内の領域M1を搬送中に、図3に示すマグネットローラー512の磁極N1(キャッチ極)の磁力によって、現像スリーブ511の周面に担持される。現像スリーブ511の周面上に担持された現像剤Dは、現像スリーブ511の回転により、規制部材54と現像スリーブ511間の隙間を通過する際に規制部材54によりその通過量を規制され、磁極S1の位置を通過して、感光体11と対向する現像位置Fに一定量が搬送される。
現像位置Fに搬送された現像剤Dは、磁極N2によって穂立ちされ、感光体11上の静電潜像の現像に供される。現像に供された後、現像位置Fを通過した現像剤Dは、磁極S2を通過した後、磁極N3の位置を通過するときにマグネットローラー512の磁力から開放されて、供給スクリュー52に回収され、循環路101に戻る。
<現像剤の補給手段>
図6に示すように、撹拌室59において領域M1よりも現像剤搬送方向の上流に位置する領域N2は、新たな現像剤Dの補給用の供給路98を構成している。
本発明の一つの実施形態として、現像装置14とは別に、補給用の現像剤としてキャリアとトナーを別々に収容するホッパー(図示せず)と、ハウジング50内の現像剤Dの濃度を検出する濃度センサー(図示せず)が配置されている。当該ホッパーから補給用のキャリアとトナーが、それぞれ補給用現像剤補給口91(破線)から撹拌室59の供給路98に補給される構成になっている。
具体的には、キャリアの補給については、現像ローラー51、供給スクリュー52、撹拌スクリュー53の回転中に一定量、一定時間(例えば数秒)毎に補給される。キャリアの補給により、ハウジング50内の現像剤Dの量が増加することになるが、その補給量に相当する量の現像剤Dが現像剤排出口90から外部に排出されるので、ハウジング50内において現像剤量が増加し続けることがなく、ある程度の大きさの変動幅内で、現像剤量が多くなったり少なくなったりすることが繰り返される。
トナーの補給については、画像形成動作時など現像ローラー51等の回転駆動中に濃度センサーによりトナーとキャリアの比率が検出される。検出された比率からトナー量が少ないことが判断されると、あらかじめ決められた比率になるようにその比率にするのに必要な量のトナーがホッパーからハウジング50に補給される。
なお、上記の補給制御は、装置本体に備えられた制御部(図示せず)が担当するが、補給制御方法は一例であり、これに限られず、オートリファイニング現像方式を実現できる方法であれば、他の補給制御方法を用いるとしても良い。
もう一つの実施形態としては、トナーとキャリアが一定の割合で混合された混合物を補給用の現像剤として収容するホッパーから補給することができる。この方式では、画像形成動作時など現像ローラー51等の回転駆動中に濃度センサー等によりトナーとキャリアの比率が検出され、検出された比率からトナー量が少ないことが判断されると、現像剤が一定量補給される。
補給用現像剤補給口91を介して撹拌室59の供給路98に供給された現像剤(キャリアとトナー)は、撹拌室59の第2搬送路96における現像剤搬送方向の上流側に位置する領域M2の上流側の端部(位置α3)において、供給室58から開口部89を介して搬送されて来た現像剤Dと合流する。
そして、撹拌スクリュー53により撹拌室59内の第2搬送路96を撹拌搬送される際に、現像剤Dに含まれるキャリアとトナーの各粒子同士が接触帯電して、帯電された状態で供給室58に搬送される。
以上、本発明の現像装置の構成の一実施態様であるトナーとキャリアを別々に補給し劣化した現像剤を排出する現像装置、及びトナーとキャリアの混合物(現像剤)を補給し、劣化した現像剤を排出する現像装置の一例について説明した。本発明の現像装置においては、トナーとキャリアを別々に補給する構成としてもよいが、トナーとキャリアの混合物(現像剤)として補給する形態の方が装置の構成としては簡略化されるメリットがある。
本発明の現像装置においては、前述の現像剤収容手段内に収容されている現像剤を構成するキャリアの静かさ密度に対して、キャリアの静かさ密度が1.05〜1.65倍の範囲内である現像剤が補給される。プリント枚数が増えるにしたがって、補給用のトナーとキャリア、すなわち現像剤が補給用現像剤補給口から補給され、同時に現像剤排出口から劣化した現像剤が排出される。
≪電子写真画像形成装置≫
<画像形成装置の構成>
図7は、本発明の電子写真画像形成装置の一実施形態であるプリンターPの全体構成を示す概略図である。
図7に示すようにプリンターPは、周知の電子写真方式により画像を形成するものであり、画像プロセス部10と、中間転写ベルト21を備える中間転写部20と、給送部30及び定着部40を備え、ネットワーク(例えばLAN)を介して外部の端末装置(図示せず)からのジョブの要求に基づき、カラーのプリントを実行することができる。
画像プロセス部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の再現色に対応した作像部10Y〜10Kを有する。作像部10Yは、感光体11と、その周囲に配された帯電器12、露光部13、現像装置14、一次転写ローラー15、クリーナー16などを備えている。
帯電器12は、矢印Aで示す方向に回転する感光体11の周面を帯電させる。露光部13は、帯電された感光体11をレーザー光Lにより露光走査して、感光体11上に静電潜像を形成する。
現像装置14は、オートリファイニング現像方式によるものであり、キャリアとトナーを含む二成分現像剤が収容され、感光体11上の静電潜像をトナーで現像する。これにより感光体11上にY色のトナー像が作像される。
一次転写ローラー15は、感光体11上のY色トナー像を中間転写ベルト21上に静電作用により転写させる。クリーナー16は、転写後に感光体11Y上に残った残留トナーを清掃する。他の作像部10M〜10Kについても作像部10Yと同様の構成であり、同図では符号が省略されている。
中間転写ベルト21は、駆動ローラーと従動ローラーに張架されて、駆動ローラーの駆動力により同図の矢印で示す方向に循環走行される。
作像部10Y〜10K毎に、対応する色のトナーが感光体11上に作像され、その作像されたトナー像それぞれが中間転写ベルト21上に転写される。このY〜Kの各色の作像動作は、各色のトナー像が、走行する中間転写ベルト21の同じ位置に重ね合わせて転写されるように上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
給送部30は、上記の作像タイミングに合わせて、給紙カセットから転写紙Sを1枚ずつ繰り出して、繰り出された転写紙Sを搬送路31上を二次転写ローラー22に送る。
二次転写ローラー22に送られた転写紙Sが二次転写ローラー22と中間転写ベルト21の間を通過する際に、中間転写ベルト21上に形成された各色トナー像が二次転写ローラー22の静電作用により転写紙Sに一括して二次転写される。
各色トナー像が二次転写された後の転写紙Sは、定着部40まで搬送され、定着部40において加熱、加圧されることにより、その表面のトナーが転写紙Sの表面に融着して定着された後、排紙ローラー32によって排紙トレイ33上に排出される。
作像部10Mの下方に設けられている駆動モーター45は、プリンターPに含まれるそれぞれの回転体、ここでは感光体11や中間転写ベルト21、一次転写ローラー15などを回転させる駆動源として用いられ、これら回転体は、図示しない駆動伝達機構を介して駆動モーター45からの駆動力を受けて回転駆動される。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<キャリア芯材粒子の作製>
(キャリア芯材粒子1の作製)
MnO:35モル%、MgO:14.5mモル%、Fe:50mモル%及びSrO:0.5モル%になるように原料を秤量し、水と混合した後、湿式のメディアミルで5時間粉砕してスラリーを得た。
得られたスラリーをスプレードライヤーにて乾燥し、真球状の粒子を得た。静かさ密度を調整するために、MnO原料としては炭酸マンガンを、MgO原料としては水酸化マグネシウムを用いた。この粒子を粒度調整した後、950℃で2時間加熱し、仮焼成を行った。次いで、静かさ密度を低めにしつつ適度な流動性を得るために、直径0.3cmのステンレスビーズを用いて湿式ボールミルで1時間粉砕したのち、さらに直径0.5cmのジルコニアビーズを用いて4時間粉砕した。このスラリーに分散剤を適量添加し、また、造粒される粒子の強度を確保し、静かさ密度を調整する目的で、バインダーとしてPVAを固形分に対して0.8質量%添加し、次いでスプレードライヤーにより造粒、乾燥し、電気炉にて、温度1150℃、酸素濃度0体積%で3.5時間保持し、本焼成を行った。
その後、解砕し、さらに分級して粒度調整し、その後磁力選鉱により低磁力品を分別し、多孔質の「キャリア芯材粒子1」を得た。キャリア芯材粒子1の細孔径は0.43μmであった。
(キャリア芯材粒子2の作製)
キャリア芯材粒子1の作製で用いた炭酸マンガンの代わりに二酸化マンガンを用い、MnO:30モル%、MgO:19.5モル%、Fe:50モル%及びSrO:0.5モル%になるように原料を秤量し、添加するバインダーの量を0.5質量%にし、電気炉にて、温度1250℃、酸素濃度1.5体積%で6時間保持し、本焼成を行った以外は、キャリア芯材粒子1の作製と同様にして、多孔質の「キャリア芯材粒子2」を作製した。キャリア芯材粒子2の細孔径は0.65μmであった。
(キャリア芯材粒子3の作製)
キャリア芯材粒子1の作製で用いた炭酸マンガンの代わりに四酸化三マンガンを用い、MnO:40モル%、MgO:9.5モル%、Fe:50モル%及びSrO:0.5モル%になるように原料を秤量し、電気炉にて、温度1125℃、酸素濃度0.5体積%で4時間保持し、本焼成を行った以外は、キャリア芯材粒子1の作製と同様にして、多孔質の「キャリア芯材粒子3」を作製した。キャリア芯材粒子3の細孔径は0.25μmであった。
(キャリア芯材粒子4の作製)
キャリア芯材粒子1の作製で用いた炭酸マンガンの代わりに四酸化三マンガンを用い、電気炉にて、温度1125℃、酸素濃度0.5体積%で4時間保持し、本焼成を行った以外は、キャリア芯材粒子1の作製と同様にして、多孔質の「キャリア芯材粒子4」を作製した。キャリア芯材粒子4の細孔径は0.27μmであった。
(キャリア芯材粒子5の作製)
直径0.5cm径のジルコニアビーズに代えて、0.15mmのステンレスビーズを用い、添加するバインダーの量を1.0質量%にし、電気炉にて、温度1100℃で本焼成を行った以外は、キャリア芯材粒子1の作製と同様にして、多孔質な「キャリア芯材粒子5」を作製した。キャリア芯材粒子5の細孔径は0.18μmであった。
(キャリア芯材6の作製)
キャリア芯材1の作製の仮焼成温度を950℃から1100℃に変更、その後の粉砕時間を12時間、本焼成を1300℃にて2時間、酸素濃度2.5%で行った以外は、キャリア芯材粒子1の作製と同様にして、多孔質の「キャリア芯材粒子6」を作製した。キャリア芯材粒子6の細孔径は0.80μmであった。
(キャリア芯材粒子7の作製(非多孔質キャリア芯材粒子))
MnO:25モル%、MgO:24.5モル%、Fe:50モル%及びSrO:0.5モル%になるように原料を秤量し、水と混合した後、湿式のメディアミルで5時間粉砕してスラリーを得た。
キャリア芯材粒子1の作製の電気炉の温度条件を、1350℃にて6時間保持し、本焼成を行った以外は、キャリア芯材粒子1の作製と同様にして、非多孔質キャリアの「キャリア芯材粒子7」を作製した。
<キャリアの作製>
(キャリア1の作製)
「キャリア芯材粒子1」100質量部と、芯材粒子を微粉砕したフェライト粒子(0.3μm)0.4質量部、メタクリル酸シクロヘキシルとメタクリル酸メチル共重合体(共重合比1:1)よりなる被覆用樹脂微粒子(重量平均分子量:40万、ガラス転移点:115℃、粒径(D50):100nm)5.0質量部とからなるキャリア原料を「撹拌羽根付高速撹拌混合機」に投入し、予備混合工程として、周速1m/secで2分間低速混合・撹拌した。その後、キャリア中間体形成工程として、ジャケットに冷水を通過させ、40℃にて周速8m/secで20分間混合・撹拌し、キャリア中間体を形成した。その後、キャリア粒子形成工程として、ジャケットに蒸気を通過させ、キャリア中間体を120℃にて周速8m/secで30分間撹拌してキャリア粒子よりなる「キャリア1」を作製した。体積基準メディアン径は35μm、静かさ密度は1.72g/cm、樹脂被覆層の膜厚は、1.0μmであった。なお、樹脂被覆層の膜厚は前記の方法により測定して得られた値である。
(キャリア2〜7の作製)
表1に示すようにフェライト粒子の種類を変え、樹脂被覆層の膜厚が1μmになるようにして、キャリア1と同様の方法で、キャリア2〜7を得た。
Figure 0005751262
〈トナーの準備〉
デジタルカラー複合機「bizhub C754」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)で使用している「黒トナー」を準備した。この黒トナーの平均円形度は0.940であった。
〈初期現像剤1〜6の作製〉
現像剤収容手段内にあらかじめ収容される現像剤は、前述した「キャリア1〜6」と「bizhub C754」の「黒トナー」を表2の割合で配合して二成分現像剤1〜6を作製した。現像剤の作製は、常温常湿(温度20℃、相対湿度50%RH)環境下で、Vブレンダを用いてトナーとキャリアを混合することにより行った。Vブレンダの回転数を20rpm、撹拌時間を20分にして処理を行い、さらに、混合物を目開き125μmのメッシュで篩い分けして作製した。ここでは現像剤1〜6のキャリアのかさ体積が同じになるようにしてトナーとの混合割合を決めた。
〈補給用現像剤7の作製〉
上記のようにして作製したキャリア7を10.0質量部とデジタルカラー複合機「bizhub C754」の「黒トナー」90.0質量部とを振とう器「Model−YGG」(ヤヨイ社製)により5分間混合し、補給用現像剤7を作製した。
Figure 0005751262
《評価》
上記で作製した現像剤を表3の組合せで下記の画像評価装置に順次装填し、プリントを行うことにより以下の評価を行った。なお現像剤収容手段内にあらかじめ収容した現像剤(初期現像剤)1〜6には、キャリア1〜6を使用し、補給用現像剤7(キャリア7を使用)をそれぞれ補給して評価を行った。
Figure 0005751262
画像評価装置としては、オートリファイニング現像方式の現像装置を有するデジタルカラー複合機「bizhub C754」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)を用いた。
(かぶり)
かぶりは、常温常湿(20℃、50%RH)のプリント環境で、印字率5%のA4サイズの文字画像を2万枚プリント後、印字率60%のA4サイズの画像を2千枚プリントした白紙をプリントし、転写材の白紙濃度で評価した。転写材の白紙濃度はA4判の20カ所を測定し、その平均値を白紙濃度とする。濃度測定は反射濃度計「RD−918」(マクベス社製)を用いて行った。なお、かぶりは、0.01以下を合格とする。
Figure 0005751262
表4の結果から明らかなように、補給用現像剤を構成するキャリアの静かさ密度を、現像剤収容手段内にあらかじめ収容された現像剤(初期現像剤)を構成するキャリアの静かさ密度の1.05〜1.65の範囲内とした現像装置(実施例1〜4)を用いると高印字率の画像の連続プリントにおいてもかぶりの発生がなく、長期にわたって優れた画質の画像を得ることができた。以上の結果から、本発明に係る現像剤を使用したオートリファイニング現像方式の現像装置が優れたものであることが分かる。
2 排出口
3 漏斗
6 容器
110 本体容器
117 ジャケット
118 水平方向回転体
119 垂直方向回転体
122 モーター
50 ハウジング
51 現像ローラ
52 供給スクリュー
53 撹拌スクリュー
57 隔壁
58 供給室
59 撹拌室
61 供給スクリューの回転軸
62、63、64 供給スクリューの螺旋羽根
65、73、74、75 パドル
71 撹拌スクリューの回転軸
72 撹拌スクリューの螺旋羽根
83、84 ギア
88 開口部(第1連通路)
89 開口部(第2連通路)
90 現像剤排出口
91 補給用現像剤補給口
95 第1搬送路
96 第2搬送路
97 現像剤の排出路
98 現像剤の供給路
D 現像剤
P プリンター
11 感光体(像担持体)
14 現像装置
45 駆動モーター

Claims (6)

  1. 少なくとも、トナーとキャリアからなる現像剤を収容する現像剤収容手段と、該現像剤収容手段内に収容された現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像手段とを有する現像装置であって、
    該現像装置は、該現像剤収容手段内に収容された現像剤を排出する現像剤排出口と、
    該現像剤収容手段内に補給用現像剤を供給する補給用現像剤補給口とを備えており
    補給用現像剤を構成するキャリアが非多孔質キャリアであって、該補給用現像剤を構成する非多孔質キャリアの静かさ密度が、該現像剤収容手段内に収容されている初期現像剤を構成する多孔質キャリアの静かさ密度の1.05〜1.65倍の範囲内であり、かつ、
    前記補給用現像剤を構成する非多孔質キャリアが、非多孔質キャリア芯材を樹脂で被覆したものであることを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤収容手段内に収容されている現像剤を構成するキャリアが、キャリア芯材粒子を樹脂で被覆した樹脂被覆キャリア粒子を含有するキャリアであることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記非多孔質キャリアの1000Oeにおけるかさ体積当たりの磁化の値が、該現像剤収容手段内に収容された初期現像剤を構成する多孔質キャリアの、1000Oeにおけるかさ体積当たりの磁化の値の0.85〜1.15倍の範囲内であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記多孔質キャリアの残留磁化の値が、0.1〜5.0A・m/kgの範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の現像装置。
  5. 前記トナーを構成するトナー粒子の平均円形度が、0.900〜0.970の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の現像装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の現像装置を具備したことを特徴とする電子写真画像形成装置。
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