JP5750127B2 - ポインティング・デバイス、キーボード・アセンブリおよび携帯式コンピュータ。 - Google Patents

ポインティング・デバイス、キーボード・アセンブリおよび携帯式コンピュータ。 Download PDF

Info

Publication number
JP5750127B2
JP5750127B2 JP2013023995A JP2013023995A JP5750127B2 JP 5750127 B2 JP5750127 B2 JP 5750127B2 JP 2013023995 A JP2013023995 A JP 2013023995A JP 2013023995 A JP2013023995 A JP 2013023995A JP 5750127 B2 JP5750127 B2 JP 5750127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pointing device
keyboard assembly
logic
board
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013023995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014153968A (ja
Inventor
文雄 田村
文雄 田村
隆秀 和田
隆秀 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lenovo Singapore Pte Ltd
Original Assignee
Lenovo Singapore Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lenovo Singapore Pte Ltd filed Critical Lenovo Singapore Pte Ltd
Priority to JP2013023995A priority Critical patent/JP5750127B2/ja
Priority to US14/179,366 priority patent/US9465449B2/en
Publication of JP2014153968A publication Critical patent/JP2014153968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5750127B2 publication Critical patent/JP5750127B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0338Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of limited linear or angular displacement of an operating part of the device from a neutral position, e.g. isotonic or isometric joysticks
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/02Input arrangements using manually operated switches, e.g. using keyboards or dials
    • G06F3/0202Constructional details or processes of manufacture of the input device
    • G06F3/021Arrangements integrating additional peripherals in a keyboard, e.g. card or barcode reader, optical scanner
    • G06F3/0213Arrangements providing an integrated pointing device in a keyboard, e.g. trackball, mini-joystick

Description

本発明は携帯式コンピュータに実装するキーボード・アセンブリに対するポインティング・デバイスの取り付け構造に関する。
コンピュータのポインティング・デバイスは、ユーザの操作に応じてコンピュータの画面が表示するカーソルを移動させる信号を生成する。ポインティング・デバイスには、マウスまたはタッチ・パッドなどの他にポインティング・スティックがある。ポインティング・スティックは、トラック・ポイント(登録商標)とも呼ばれキーボードのキーの中に設けられる。ポインティング・スティックは、指をホームポジションに置いたまま操作できること、マウスのように操作スペースを必要としないこと、電車や自動車などで膝の上でもコンピュータを保持しながら操作し易いことなどの理由で主としてノートブック型パーソナル・コンピュータ(ノートPC)で使用されている。
ポインティング・スティックは、回路基板やシールド・カバーを含んで構成されるためノートPC全体の厚さに影響を与える。ノートPCを薄くするために、ポインティング・スティックはより一層の薄型化および小型化を図ることが求められている。図6は従来のポインティング・スティックの構造を説明する図である。図6(A)はポインティング・スティック10の斜視図で、図6(B)はキーボード・アセンブリに取り付けた状態を示す断面図である。
操作ポスト11は、表面が図示しないシリコンゴムなどの軟質材料で形成されたキャップで覆われ、ユーザが指で横方向に力を加えてカーソルを移動させるために使用する。操作ポスト11は、キーを操作しながらカーソルを移動し易いようにキーボード・アセンブリのほぼ中央に配置する。操作ポスト11は接着剤でセンサPCB(printed circuit board)13に貼り付けられる。センサPCB13の裏面には、図示しない歪みゲージがX方向とY方向に貼り付けられている。
センサPCB13はベースPCB15に接着剤で貼り付けられている。ベースPCB15は中央部に円形の開口部が形成されており、センサPCB13が操作ポスト10に加えられた力で歪みゲージに引っ張り力または圧縮力が加えるようになっている。ベースPCB15は、端子部21が半田でロジックPCB17に接続される。ベースPCB15は、接着剤でベース・プレート19に貼り付けられる。ロジックPCB17は、演算増幅器およびプロセッサなどを実装しており、歪みゲージの電気抵抗の変化を電圧に変換し、さらに、操作ポスト11に加える力に応じて、カーソルの移動方向、移動量、および移動速度に対応するディジタル信号を生成する。
ロジックPCB17は、生成したディジタル信号を端子部23に接続されたFFC(Flexible flat cables)27を通じてマザー・ボードのコントローラに出力する。金属性のシールド・カバー25は、高周波信号を扱うマザーボードが放射する電磁波の影響を抑制するために、ポインティング・スティック10の全体を覆う。ベース・プレート19はネジでシールド・カバーに取り付けられる。ポインティング・スティック10は、防水シート53および防水リング55を設けて防水対策をしてからベース・プレート19のネジ穴を利用してキーボード基板51に取り付けられる。
特許文献1は、歪みゲージを利用したポインティング型スティック・デバイスを開示する。同文献には、歪みゲージの電気抵抗の変化に対応する信号が制御回路に送られることが記載されている。特許文献2は、操作軸、センサ基板、プロント基板などがネジで一体に結合された座標入力装置を開示する。特許文献3は、歪みゲージを利用したポインティング・デバイスを開示する。同文献の図13に関連して、歪みゲージから出力される信号はフレキシブル・ケーブル4を介して制御部に入力されることが記載されている。また、制御部はカーソルの移動方向、移動量、および移動速度を演算した結果をホスト装置に送信することが記載されている。
特開2001−43011号公報 特開2004−171200号公報 特開平7−244559号公報
これまでの歪みゲージを利用したポインティング・デバイスでは、歪みゲージの電気抵抗の変化に対応するアナログ信号をディジタル信号に変換して座標信号を演算する半導体チップを実装したロジックPCBは、図6で説明した例または特許文献2に記載する例のように歪みゲージの近辺に設けていた。その理由は、アナログ信号を伝送するケーブルにノイズが進入し易いため歪みゲージとロジックPCBの距離をできるだけ短くしたいこと、ポインティング・デバイスとしてディジタルの座標信号を出力できればシステム側での信号処理が不要になり汎用性が高まること、およびそのようなポインティング・デバイスを搭載するキーボード・アセンブリとして流通できるようにすることで付加価値を上げることなどを挙げることができる。
特許文献1および特許文献3では、歪みゲージとロジックPCBがFFCで接続されるようになっている。この場合これまでのノートPCでは、ロジックPCBをマザー・ボードに実装することが一般的である。ノートPCの一層の薄型化が求められるようになると、図6のポインティング・スティック10では、キーボード基板51の裏面より下側に突き出るシールド・カバー25の面積が大きくかつシールド・カバー25の位置がマザー・ボードの中央にある主要な領域の上であるためマザー・ボードの設計自由度を制約すること、また、高さが十分に低くないことなどが問題になってくる。
ロジックPCBをマザー・ボードに実装すると、センサPCBからマザー・ボードまでのFFCにノイズが進入し易くなり、また、マザー・ボードの実装にも影響を与える。したがって、ロジックPCB17はノイズの影響が少なくかつマザー・ボードの実装構造に影響を与えない場所に配置することが望ましい。そこで本発明の目的は、小型化を図ったポインティング・デバイスを提供することにある。さらに本発明の目的は、薄型化を図ったポインティング・デバイスを提供することにある。さらに本発明の目的は、そのようなポインティング・デバイスを実装したキーボード・アセンブリおよび携帯式コンピュータを提供することにある。
本発明は、携帯式コンピュータに実装されるキーボード・アセンブリに取り付けられたポインティング・デバイスを提供する。ポインティング・デバイスは、操作ポストと、操作ポストに加えられた力をアナログの電気信号に変換するセンサ基板と、キーボード・アセンブリの裏面に取り付けられ、電気信号からカーソルを移動させるディジタル信号を生成するロジック基板と、センサ基板とロジック基板を接続するケーブルとを含んでいる。
センサ基板とロジック基板が分離されることで、操作ポストの近辺においてキーボード基板の裏面より下側に突き出る部分の面積を小さくし、かつ高さを低くすることができる。したがって、携帯式コンピュータの薄型化を図ることができる。ロジック基板をキーボード・アセンブリの裏面に取り付けてケーブルをマザー・ボードから離隔しているためアナログ信号を伝送するケーブルに進入するノイズを低減することができる。よって、ノイズに鋭敏な高感度のポインティング・スティックに適応させることができる。
さらに、キーボード・アセンブリがカーソルを移動させるディジタル信号を出力するために、マザー・ボードにロジック基板の機能を取り入れる必要がなくマザー・ボードの設計自由度が向上する。ロジック基板はキーボード・アセンブリの周辺に取り付けることができる。キーボード・アセンブリの中央部は、マザー・ボードと特に干渉し易いため、マザー・ボードの設計自由度を向上することができる。このときロジック基板をスペース・キーの下に配置することができる。
スペース・キーは、キーのなかで比較的大きいため、センサ基板を取り付けるスペースを確保し易い。ロジック基板は、スペース・キーのキー・トップの下に配置された金属プレートの一部を切除して形成した取り付け空間に配置することができる。金属プレートを切除することで、ロジック基板が下側に突き出る部分の高さを低くすることができる。
ロジック基板は、金属プレートの上に配置されたメンブレン・シートの一部を切除して形成した取り付け空間に配置することができる。メンブレン・シートの一部を切除することで、一層ロジック基板が下側に突き出る部分の高さを低くすることができる。メンブレン・シートが複数の層で形成されているときに、取り付け空間において複数の層の最上層を残して防水性を確保することができる。金属プレートを折り曲げて形成したキー・トップを支持する支持構造を固定する係合部を有する場合に、係合部を取り付け空間の投影より外側に配置することで、メンブレン・シートの最上層による防水生を確保することができる。支持構造はパンタグラフとすることができる。
本発明により、小型化を図ったポインティング・デバイスを提供することができた。さらに本発明により、薄型化を図ったポインティング・デバイスを提供することができた。さらに本発明により、そのようなポインティング・デバイスを実装したキーボード・アセンブリおよび携帯式コンピュータを提供することができた。
ノートPC10の斜視図である。 キーボード・アセンブリ150の平面図である。 ポインティング・スティック200を構成するセンサ・ブロックの斜視図である。 ポインティング・スティック200を構成するセンサ・ブロックの断面図である。 ポインティング・スティック200を構成するロジック・ブロックの取り付け構造を説明する平面図および断面図である。 従来のポインティング・スティックの構造を説明する斜視図である。
図1は、ノートPC100の概略の構成を説明する斜視図である。図1は、キーボード・アセンブリ150が取り外された様子を示している。ノートPC100は、ディスプレイ103を収納するディスプレイ筐体101と多くの電子デバイスを搭載するシステム筐体105がヒンジ機構107a、107bで結合されている。キーボード・アセンブリ150の表面には、複数のキーで構成されるキー群153およびポインティング・スティック200が実装されている。
システム筐体105の内部には、CPU、チップセット、メイン・メモリ、および回路パターンなどを実装したマザー・ボード(システム・プレーナ)109、放熱ファン111、およびハードディスク・ドライブ113などが収納されている。キーボード・アセンブリ150は、ポインティング・スティック200が生成したディジタルの座標信号を伝送するFFC201とキー・スイッチの動作信号を伝送するFFC155でマザー・ボード109に接続される。
マザー・ボード109に実装される電子デバイスは、高周波信号で動作するため外部に電磁波を放出したり、外部から進入した電磁波の影響を受けたりしやすい。したがってノートPC100は、このような電磁波障害(EMI:Electro Magnetic Interference)を防ぐためにアルミニウムや銅などの導電性の金属材料で形成した遮へい板115で電子デバイスを覆うことにより内部から放出する電磁波および外部から進入する電磁波を反射させたり吸収させたりして通過させない構造を採用している。
遮へい板115はまた各電子デバイスに共通する基準電位を与える。図1は、キーボード・アセンブリ150が装着される下側に、広い範囲でマザー・ボード109が配置されかつその上には遮へい板115が配置されている様子を示している。遮へい板115は、内部の電子デバイスや回路基板などを周囲から覆う構造であるが、デバイスの実装上の理由で閉鎖できない範囲やEMI対策として許容される範囲では部分的に開放されている。特にポインティング・スティック200の下側の位置では、遮へい板115の開口部からマザー・ボード109の一部が露出している。
図2はキーボード・アセンブリ150の平面図および底面図である。キー群153はキー157およびスペース・キー109を含む。キー群153のキーとキーの間の隙間は、化粧フレーム190が覆っている。キーボード・アセンブリ150は、キーとキーの間に隙間を設けているため、隙間を設けないキーボード・アセンブリよりもキー・トップの平面形状を小さくしている。
したがって、キー・トップの端を押下したときにも安定した姿勢を保つことができる。ポインティング・スティック200は、操作ポストに付与する力に応じて歪みゲージに歪みを付与するセンサ・ブロックと、歪みゲージの電気抵抗の変化により生成されたアナログ信号を伝送する伝送ブロックと、伝送ブロックから受け取ったアナログ信号からディジタルの座標信号を生成するロジック・ブロックの3つのブロックで構成される。
キーボード・アセンブリ150の裏側には、センサ・ブロックの一部を構成するシールド・カバー203、伝送ブロックを構成するFFC205、およびロジック・ブロックを構成するロジックPCB207が取り付けられている。ロジックPCB207には、マザー・ボード109に接続されたFFC201が接続されている。図3は、ポインティング・スティック200のセンサ・ブロックの斜視図で、図4センサ・ブロックの断面図である。
図4において、ポインティング・スティック200については、システム筐体105の正面からみた断面と側面からみた断面を示している。セラミック製の操作ポスト213には、中間部材212を介してゴム製のキャップ211が嵌め込まれている。操作ポスト213は、センサPCB215に接着剤で貼り付けられている。センサPCB215は、中央に開口部が形成されたスペーサ219を介在してシールド・カバー203に取り付けられている。センサPCB215の裏側には直交するように歪みゲージ216が貼り付けられている。スペーサ219により形成された空間により、操作ポスト213に加えられた力でセンサPCB215が歪み、歪みゲージ216の電気抵抗が変化する。
歪みゲージ216はセンサPCB215の裏側に形成された端子パターン214でFFC205に接続される。歪みゲージ216と端子パターン214は、図示しない配線パターンで接続される。シールド・カバー203は、ネジ221a、221bでキーボード・アセンブリ200の底面を構成するキーボード基板170に取り付けられる。シールド・カバー203は、歪みゲージ216の電気信号が通過する電路に対するノイズの進入を阻止する。
キーボード基板170は上から、メンブレン・シート171、アルミニウムで形成した薄板状の金属プレート173、およびプラスチック・フィルムで形成した防水シート175が積層されている。メンブレン・シート171は、表面に多数の配線パターンとキー・スイッチを構成する接点がそれぞれ印刷された上層と下層の2枚のプラスチック・フィルムが、スペーサとなる中間層を挟んだ積層構造になっている。FFC155を通じて、一方のプラスチック・フィルムの各接点はマザー・ボード109のスキャン・ラインに接続され、他方のプラスチック・フィルムの各接点はデコーダ・ラインに接続される。
金属プレート173には、部分的に切り込みを入れて折り曲げることで係合部173a、173bが形成されている。係合部173a、173bが形成されている場所の周辺では、メンブレン・シート171も部分的に切り取られている。メンブレン・シート171が切り取られている部分に落下した水滴は、防水シート175でシステム筐体105の内部に進入しないようにしている。防水シート175とセンサPCB215の間には防水リング217が配置されている。
キー群153の各キーは外形の大きさは異なるが動作機構の基本的な構造は同一である。キー157は、キー・トップ157a、パンタグラフ161、ラバー・ドーム163を含む。パンタグラフ161は、底部が係合部173a、173bに固定され、上部がキー・トップ157aの裏面に形成された溝に嵌め込まれる。ラバー・ドーム163は頂部がキー・トップ157aの裏側に接触している。ラバー・ドーム163はキー・トップ157aが押下されたときに圧力を受けて下方向に沈んでキー・スイッチを動作させ、圧力が解放されたときにその復元力でもとの形状に戻ることができるようになっている。
図5は、ポインティング・スティック200を構成するロジック・ブロックの取り付け構造を説明する平面図と断面図である。平面図はスペース・キー159のキー・トップ159aを取り除いた状態を示している。また断面図は断面構造を簡潔に説明するため、上下方向の縮尺を拡大して描いている。ロジックPCB207は、防水シート175の下側に突き出る部分の高さをできるだけ低くすることが望ましい。
高さを低くするには、メンブレン・シート171、金属プレート173および防水シート175などを部分的に切除して取り付け空間を確保する方法があるが、最下層にある防水シート175を切除する場合は、キーの間から流れ込む液体に対する防水性を他の方法で確保する必要がある。本実施の形態ではロジックPCB207の位置として、キーボード・アセンブリ150のキー群153の中でキー・トップの形状が最も大きいスペース・キー159の真下を選択している。以下に説明するようにキー・トップの形状が大きいと、防水シート175を切除した場合の防水性の確保がし易くなる。
ただし、本発明におけるロジックPCB207の位置は、スペース・キー159の真下に限定するものではない。ロジックPCB207はキー群153の中でも比較的キー・トップの形状が大きいEnterキー、CapsLockキー、Shiftキー、またはBackspaceキーなどの真下に配置してもよい。さらに、ロジックPCB207を複数に分割してさまざまなキーの真下に分割して配置するようにしてもよい。さらにまた、防水シート175を切除しない場合は、マザー・ボード109と干渉し易い中央部を避けた任意の場所に配置してもよい。
メンブレン・シート171は、一方の接点が形成された上層171aと他方の接点が形成された下層171cとその間に挟まれた中間層171bで構成されている。ロジックPCB207の取り付け空間223は、スペース・キー159の真下における一定範囲で、防水シート175、金属プレート173および下層171cおよび中間層171bを除去して形成している。上層171aは防水シート175を切除したことによるロジックPCB207に対する防水性を確保するために残している。
ラバー・ドーム181が配置される領域は、金属プレート173、下層171cおよび中間層171bを残しているため取り付け空間223は2つに分割された状態になっている。なお、取り付け空間223は、中間層171bまで残したり下層171cまで残したりするように形成してもよい。ロジックPCB207を構成するPCB207aには半導体チップ207b、207cが実装される。
半導体チップ207b、207cは、キャップ211が横方向に押されたときのセンサPCB215の歪みに応じて変化した歪みゲージ216の電気抵抗の変化に対応するアナログ信号から、カーソルの移動方向、移動量、および移動速度に対応するディジタル信号を生成し、FFC201を経由してマザー・ボード109に出力する。PCB207aは、半導体チップ207b、207cが取り付け空間223に収まるように両面テープ221で防水シート175に貼り付けられる。
化粧パネル190で区切られたスペース・キー159の収納空間には、キー・トップ159a、パンタグラフ183a、183b、スタビライザー・バー184、およびラバー・ドーム181が配置される。スタビライザー・バー184は底部が、金属プレート173を部分的に折り曲げて形成した係合部173c、173fで固定され、上部がキー・トップ159aの裏側に接触してキー・トップ159aの姿勢の安定を保つ。
パンタグラフ183a、183bは同様に脚部が係合部173d、173eなどで固定され上部がキー・トップ159aの裏面に形成された溝に嵌め込まれる。係合部173c〜173fは、取り付け空間223のメンブレン・シート171に対する投影223aの外側に配置されている。したがって、係合部173c〜173fが配置される領域は防水シート175が防水性を確保し、取り付け空間223の上部はメンブレン・シート171の上層171aが防水性を確保する。基板207aの底面にはEMI対策としてアルミニウム・シート208が貼り付けられる。
スペース・キー159の従来の支持構造では、ラバー・ドーム181の両側に2個の小型のパンタグラフを設けていたが、その場合はパンタグラフを固定する金属プレートの係合部がメンブレン・シートを貫通し、かつ、取り付け空間233の内側には防水シート175も存在しないことになるため防水性を確保できなくなる。本実施の形態では1個の大型のパンタグラフを採用して取り付け空間233の内側に係合部173c〜173fを設けないようにしている。
ポインティング・スティック200は、ロジックPCB207をマザー・ボード109ではなくキーボード・アセンブリ150の周辺に設けている。したがって、アナログ信号を伝送するFFC205は長さが短く、かつマザー・ボード109に接近しないため、ノイズの進入を少なくすることができる。また、図3に示すように図6と比較してキーボード・アセンブリ200の中央部において防水シート175より下に突き出るシールド・カバー203の面積が小さいため、マザー・ボード109の設計自由度を向上させることができる。また、図6のポインティング・スティック10に比べてベース・プレート19を省くことができるため、高さも低くすることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
100 ノートPC
105 システム筐体
109 マザー・ボード
150 キーボード・アセンブリ
153 キー群
155、201、205 FFC
159 スペース・キー
163、181 ラバー・ドーム
170 キーボード基板
171 メンブレン・シート
171a メンブレン・シートの上層
171b メンブレン・シートの中間層
171c メンブレン・シートの下層
173 金属プレート
173a〜173f 係合部
175 防水シート
183a、183b パンタグラフ
184 スタビライザー・バー
190 化粧フレーム
200 ポインティング・スティック
203 シールド・カバー
207 ロジックPCB
207a 回路基板
207b、207c 半導体チップ
208 アルミニウム・シート
211 キャップ
213 操作ポスト
215 センサPCB
216 歪みゲージ
217 防水リング
219 スペーサ
221 両面テープ
223 ロジックPCBの取り付け空間
223a 取り付け空間のメンブレン・シートに対する投影

Claims (9)

  1. 携帯式コンピュータに実装されるキーボード・アセンブリに取り付けられたポインティング・デバイスであって、
    操作ポストと、
    前記操作ポストに加えられた力をアナログの電気信号に変換するセンサ基板と、
    所定のキーのキー・トップの下に位置し前記キーボード・アセンブリを構成する金属プレートの一部を切除して形成した取り付け空間に配置され、前記電気信号からカーソルを移動させるディジタル信号を生成するロジック基板と、
    前記センサ基板と前記ロジック基板を接続するケーブルと、
    を有するポインティング・デバイス。
  2. 前記所定のキーがスペース・キーである請求項1に記載のポインティング・デバイス。
  3. 前記取り付け空間が、前記金属プレートの上に配置されたメンブレン・シートの一部を切除して形成されている請求項1に記載のポインティング・デバイス。
  4. 前記メンブレン・シートが複数の層で形成されており、前記取り付け空間において前記複数の層の最上層が残されている請求項3に記載のポインティング・デバイス。
  5. 前記キー・トップを支持する支持構造と、前記金属プレートを折り曲げて形成した前記支持構造を固定する係合部を有し、前記係合部が前記取り付け空間の投影より外側に配置されている請求項1に記載のポインティング・デバイス。
  6. 前記支持構造がパンタグラフを含む請求項5に記載のポインティング・デバイス。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載されたポインティング・デバイスを含むキーボード・アセンブリ。
  8. ディスプレイと、
    キーボード・アセンブリのキー間に配置された操作ポストと、
    前記操作ポストに加えられた力を電気抵抗の変化に変換するセンサ基板と、
    所定のキーのキー・トップの下に位置し前記キーボード・アセンブリを構成する金属プレートの一部を切除して形成した取り付け空間に配置され、前記電気抵抗の変化から前記ディスプレイに表示するカーソルを移動させるカーソル信号を生成するロジック基板と、
    前記センサ基板と前記ロジック基板を接続するケーブルと、
    を有する携帯式コンピュータ。
  9. 表面に複数のキーを搭載するキーボード基板と、
    前記複数のキーの中に配置された操作ポストと、
    前記操作ポストに結合され歪みゲージが装着されたセンサ基板と、
    前記歪みゲージに接続され、所定のキーのキー・トップの下に位置する前記キーボード基板の一部を切除して形成した取り付け空間に配置されたロジック基板と、
    前記センサ基板と前記ロジック基板を接続するケーブルと
    を有するキーボード・アセンブリ。
JP2013023995A 2013-02-12 2013-02-12 ポインティング・デバイス、キーボード・アセンブリおよび携帯式コンピュータ。 Active JP5750127B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013023995A JP5750127B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 ポインティング・デバイス、キーボード・アセンブリおよび携帯式コンピュータ。
US14/179,366 US9465449B2 (en) 2013-02-12 2014-02-12 Sensor configuration of a pointing device of a keyboard

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013023995A JP5750127B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 ポインティング・デバイス、キーボード・アセンブリおよび携帯式コンピュータ。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014153968A JP2014153968A (ja) 2014-08-25
JP5750127B2 true JP5750127B2 (ja) 2015-07-15

Family

ID=51297137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013023995A Active JP5750127B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 ポインティング・デバイス、キーボード・アセンブリおよび携帯式コンピュータ。

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9465449B2 (ja)
JP (1) JP5750127B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6224889B2 (ja) * 2012-12-05 2017-11-01 任天堂株式会社 スティック式入力デバイスのキャップの取り付けのためのキャップと本体部の構造、スティック式入力デバイスのキャップ、スティック式入力デバイス、および情報処理端末装置
JP6143723B2 (ja) * 2014-09-29 2017-06-07 ミネベアミツミ株式会社 ポインティングデバイスの取付構造、およびポインティングデバイス
JP2016081393A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド キーボード装置及び電子機器
JP6069288B2 (ja) * 2014-11-21 2017-02-01 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド ポインティング・スティックとキーの入力方法、コンピュータおよびコンピュータ・プログラム
JP6471065B2 (ja) * 2015-08-05 2019-02-13 アルプス電気株式会社 入力装置
JP6864532B2 (ja) 2017-04-17 2021-04-28 任天堂株式会社 入力装置、情報処理装置および入力装置の製造方法
JP6719605B1 (ja) 2019-01-15 2020-07-08 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電子機器
JP6740421B1 (ja) 2019-04-26 2020-08-12 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド キーボード装置及び電子機器

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5407285A (en) * 1990-07-24 1995-04-18 Franz; Patrick J. Pointing stick in a computer keyboard for cursor control
US5220521A (en) * 1992-01-02 1993-06-15 Cordata Incorporated Flexible keyboard for computers
JP3193556B2 (ja) 1994-03-02 2001-07-30 アルプス電気株式会社 座標入力装置
JPH08152962A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Alps Electric Co Ltd 座標入力装置
JP3586787B2 (ja) 1999-08-02 2004-11-10 ミネベア株式会社 座標入力装置
JP2001297813A (ja) * 2000-04-07 2001-10-26 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 装着部品の電気的接続構造、コンピュータ装置及び電子機器
JP2004171200A (ja) 2002-11-19 2004-06-17 Alps Electric Co Ltd 座標入力装置
US8373664B2 (en) * 2006-12-18 2013-02-12 Cypress Semiconductor Corporation Two circuit board touch-sensor device
JP5719659B2 (ja) * 2011-03-30 2015-05-20 ミネベア株式会社 ポインティングスティックの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014153968A (ja) 2014-08-25
US9465449B2 (en) 2016-10-11
US20140225830A1 (en) 2014-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5750127B2 (ja) ポインティング・デバイス、キーボード・アセンブリおよび携帯式コンピュータ。
US9971384B2 (en) Printed circuit board features of a portable computer
JP2017091917A (ja) スイッチ装置及び電子機器
US9240294B2 (en) Touch pad module having a circuit board including a recessed area and electronic device using the same
US20120229396A1 (en) Touch input device and electronic device
US8174846B2 (en) Electronic device
JP6282432B2 (ja) 電子機器
TW201229845A (en) Touch control device and an electronic apparatus using the same
US10488954B1 (en) SMD switch and touchpad module and computing device using same
US10804897B2 (en) Touch-sensitive keypad control device
US10921865B2 (en) Input touchpad module and computing device having a touch member with improved swinging stability
US10510499B1 (en) SMD switch and touchpad module and computing device using same
JP2010049316A (ja) 入力装置
US10777372B2 (en) Touchpad module and computing device using same
US10522307B1 (en) SMD switch and touchpad module and computing device using same
US20200159346A1 (en) Touchpad module and computing device using same
JP2018060736A (ja) スイッチ装置及び電子機器
US11556189B1 (en) Touchpad module and computing device using same
JP5750128B2 (ja) キーボード・アセンブリ、携帯式コンピュータおよび携帯式コンピュータの製造方法。
US9158385B2 (en) Input receiver and electronic device
US10643806B1 (en) Touchpad module and computing device using same
JP2008234747A (ja) 電子機器およびパーソナルコンピュータ
US20210007231A1 (en) Electronic apparatus
JP2006073249A (ja) 携帯機器
WO2011067845A1 (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150113

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150401

RD14 Notification of resignation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434

Effective date: 20150410

RD14 Notification of resignation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434

Effective date: 20150416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5750127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250