JPH08152962A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH08152962A
JPH08152962A JP6294925A JP29492594A JPH08152962A JP H08152962 A JPH08152962 A JP H08152962A JP 6294925 A JP6294925 A JP 6294925A JP 29492594 A JP29492594 A JP 29492594A JP H08152962 A JPH08152962 A JP H08152962A
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JP
Japan
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columnar body
resistors
detection
pointing device
insulating film
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JP6294925A
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English (en)
Inventor
Yoichi Hattori
洋一 服部
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールやエンコーダ等の機構部品を要せずに
ポインティングデバイスを構成でき、組立性が良好で小
型化に好適な座標入力装置を提供する。 【構成】 ベースフィルム9に十字状のスリット9aに
よって4つの検知部9bを形成し、これら検知部9b上
に検知センサとしての抵抗体3x1、3x2、3y1、3
2を印刷形成すると共に、ベースフィルム9の他の部
分に各抵抗体の検知信号を外部へ導出するための配線を
印刷形成し、該ベースフィルム9の前記検知部9bを基
台2に立設された四角錐形状の柱状体1の各側面に貼着
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスプレイ上に表示
されるカーソルの位置制御等を行うポインティングデバ
イスとしての座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、グラフィック・ディスプレイ装
置等においては、マウスやトラックボール等のポインテ
ィングデバイスをキーボード入力装置とは別部品として
備えているが、その場合、ポインティングデバイス専用
の設置スペースが必要となり、グラフィック・ディスプ
レイ装置全体の設置面積が徒に広くなってしまうという
難点がある。
【0003】そこで従来より、多数のキースイッチを配
列したキーボード入力装置に、ポインティングデバイス
としてのトラックボールを組み込んで両者を一体化した
ものが、特開平4−148408号公報において提案さ
れている。このようにポインティングデバイスを一体化
したキーボード入力装置は、設置面積を少なくできると
いう利点に加えて、持ち運びが容易であるという利点を
有し、携帯用パソコン等の小型化が必須の分野におい
て、その需要が増大する傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のポインティングデバイス一体型のキーボード入力装
置は、ボールやエンコーダ等のトラックボールの各構成
部品を内蔵し、該ボールをキースイッチの天面から回転
自在に露出させているため、ボールの操作性を考慮する
とトラックボールの小型化には自ずと限界があり、小型
化という点で改善の余地がある。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、組立性が良好で、か
つ小型化に好適な座標入力装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、台座に対して柱状体が立設された基台と、前記柱状
体の側面に貼着された複数の検知センサと、これら検知
センサからの検知信号を外部へ導出するフレキシブルケ
ーブルとを備え、前記各検知センサを共通の絶縁フィル
ムに形成することによって達成される。上記の構成にお
いて、前記フレキシブルケーブルと前記絶縁フィルムの
それぞれのベースフィルムを一体化することができ、ま
た、前記絶縁フィルムに、前記柱状体の各側面に貼着さ
れる複数の検知部と、これら検知部を連結する連結部と
を設け、各検知部の表面に検知センサとして抵抗体をそ
れぞれ印刷形成することができる。
【0007】
【作用】柱状体の上端部をオペレータが手指等で任意方
向に押圧すると、その押圧力による柱状体の変形量に応
じて各検知センサから歪値が検知信号として出力され、
制御部はこれらの出力信号に基づいてカーソルの移動方
向と移動量および移動速度を演算し、これら移動データ
を携帯用パソコン等のホスト側に送信する。これによっ
て、ボールやエンコーダ等を要しない座標入力装置が得
られ、小型化を図ることができる。また、前記各検知セ
ンサを共通の絶縁フィルムに形成したため、各検知セン
サを前記柱状体の側面に貼着する際、これら検知センサ
を一括して取り扱うことができ、各検知センサを個別に
取り扱う場合と比べて組立性が良好となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1実施例に係るポインティングデ
バイスの斜視図、図2は該ポインティングデバイスの分
解斜視図、図3は該ポインティングデバイスに備えられ
る基台の断面図、図4は該基台の正面図、図5は該基台
の平面図、図6は該基台の底面図、図7は図5のA−A
線断面図、図8は図1のポインティングデバイスに備え
られるキャップの底面図、図9は図8のB−B線断面
図、図10は図1のポインティングデバイスに備えられ
るフィルム部材の平面図、図11は該フィルム部材の一
端を拡大して示す平面図、図12は図1のポインティン
グデバイスを付設したキーボード入力装置の平面図であ
る。
【0009】図1〜図3に示すように、本実施例に係る
ポインティングデバイスは、柱状体1を立設した基台2
と、前記柱状体1の各側面に貼着された検知センサとし
ての4個の抵抗体3x1、3x2、3y1、3y2と、これ
ら抵抗体3x1、3x2、3y1、3y2を備えたフィルム
部材4と、前記柱状体1の上端部に装着されたキャップ
5とで概略構成されており、前記基台2は後述するメタ
ルプレート上に固定されるようになっている。
【0010】図4〜図7に示すように、前記基台2は、
平板状の台座6と該台座6の中央部分に立設された前記
柱状体1とを有し、これら柱状体1と台座6はポリフェ
ニレンエーテル(PPE)等の合成樹脂を用いて一体成
形されている。前記柱状体1は四角錐形状をなし、その
4つの外側面には台座6から上方に向かって先窄まりな
テーパが付けられている。また、柱状体1の内部には4
つの垂直壁を有する中空部7が形成されており、この中
空部7によって柱状体1の厚みは台座6側が最も大き
く、上方に向かって薄肉になるように設定されている。
このように柱状体1の厚みを下方に向けて徐々に大きく
し、該柱状体1の断面係数Zが下方に向けて徐々に大き
くなるように設定したため、柱状体1の上端部を押圧し
た際の外皮応力σ=M/Z(Mは曲げモーメント)が各
部で均一化され、抵抗体3x1、3x2、3y1、3y2
貼着位置のばらつきに起因する検出精度の低下を少なく
できる。一方、前記台座6の上面3ヵ所には凹部6aが
形成されており、各凹部6aに対応して台座6の裏面3
ヵ所には突部6bが形成されている。これら突部6bの
下面は同一の仮想平面内にあり、また、各凹部6aと各
突部6bはそれぞれ柱状体1の中心を通る軸線から等位
置に設定されている。
【0011】前記キャップ5はシリコンゴム等の軟質材
料からなり、図8と図9に示すように、該キャップ5に
は前記柱状体1の上端部に被着するための挿入孔8が形
成されている。この挿入孔8の下端内周縁には面取りと
しての切欠部5aが形成されており、この切欠部5aに
よって柱状体1の外側面とキャップ5の内側面とが鈍角
を持って接触するようになっている。
【0012】前記フィルム部材4は、図10に示すよう
に、L字状に形成された共通のベースフィルム9と、こ
のベースフィルム9上に印刷形成された4つの抵抗体3
1、3x2、3y1、3y2および図示せぬ配線とからな
っている。前記ベースフィルム9の一端には、前記柱状
体1に挿入するための十字状スリット9aが設けられ、
該スリット9aによって4つの検知部9bが形成され、
これら検知部9bは周囲の連結部9cにより連結されて
いる。前記スリット9aの各端部を結ぶことにより形成
される正方形の部分(図11の二点鎖線で囲む部分)
は、前記柱状体1の根元部より若干大きくなるように設
定されている。前記検知部9bの先端側の部分(図11
の斜線部分)には、前記抵抗体3x1、3x2、3y1
3y2がそれぞれ印刷形成され、さらに、各抵抗体3
1、3x2、3y1、3y2と電気的に接続された前記配
線がベースフィルム9の一端から他端にわたって印刷形
成されている。なお、前記ベースフィルム9の一部と前
記配線とによって、前記抵抗体3x1、3x2、3y1
3y2からの検知信号を外部へ導くフレキシブルケーブ
ルが構成されている。
【0013】図1〜図3に戻り、前記柱状体1に前記フ
ィルム部材4を装着するに際しては、該柱状体1を前記
スリット9aの部分(前述した図11の二点鎖線で囲む
部分)に一致させて、図2に示す平板状のフィルム部材
4の一端を柱状体1の根元部まで挿入することにより、
ベースフィルム9の検知部9bが図1に示すように上方
へ押し上げられた状態になり、この状態で該検知部9b
および抵抗体3x1、3x2、3y1、3y2が図示せぬ接
着剤を用いて柱状体1の各外側面に貼着される。これら
各抵抗体のうち、抵抗体3x1、3x2はX軸方向と直交
する柱状体1の外側面にそれぞれ貼着され、一方、他の
抵抗体3y1、3y2はY軸方向と直交する柱状体1の外
側面にそれぞれ貼着される。
【0014】前記の如く構成されたポインティングデバ
イスは、前記基台2がメタルプレート10上にメンブレ
ンシート基板11を介して載置され、メタルプレート1
0に切り起された3本の支持片10aを前記台座6の各
凹部6a内に折り曲げることによって固定されている。
その際、基台2は台座6の裏面に形成された3個の突部
6bで三点支持されるため、取付け面の平滑性が高精度
に維持されるようになっている。これらメタルプレート
10とメンブレンシート基板11は、図12に示すキー
ボード入力装置の内部に配置されるもので、メタルプレ
ート10とメンブレンシート基板11上には多数のキー
スイッチ12も実装されている。そして、各キースイッ
チ12のキートップとポインティングデバイスのキャッ
プ5は、キーボード入力装置の外殻をなすハウジング1
3の天面から露出しており、キャップ5はキートップよ
り僅かに突出している。なお、前記キャップ5はホーム
ポジションキーF、Jの中間、具体的にはスペースキー
12aの真上に位置する3個のキーG、H、Bの各キー
トップに囲まれるように露出しており、この配置によ
り、他の指で操作しながら左右の人差指でポインティン
グデバイスを操作することが可能となり、操作性を高め
ることができる。
【0015】図13は前記ポインティングデバイスの演
算処理部分を示す構成図であり、同図に示すように、前
記抵抗体3x1、3x2、3y1、3y2から出力される信
号はフィルム部材4のフレキシブルケーブル部分を介し
て制御部14に入力され、この制御部14でカーソルの
移動方向と移動量および移動速度が演算された後、その
移動データがホスト15側に送信される。前記制御部1
4は、他のポインティングデバイスであるマウス16が
接続できるように、マウス16とのインターフェイスを
備えている。
【0016】図14は前記抵抗体3x1、3x2、3
1、3y2および制御部14のブロック図であり、同図
に示すように、X軸方向と直交する2つの外側面にそれ
ぞれ貼着された抵抗体3x1、3x2は電源端子Vccと
接地点間に直列接続され、Y軸方向と直交する2つの外
側面にそれぞれ貼着された抵抗体3y1、3y2も電源端
子Vccと接地点間に直列接続される。なお、前記抵抗
体3x1、3x2、3y1、3y2の全体には図3に示すよ
うにオーバーコート層17が塗布され、湿度や塵埃等か
ら保護されるようになっている。また、前記制御部14
は、一方の入力側が前記抵抗体3x1、3x2の接続点に
結合された第1の差動増幅器(DAMP)18と、この
差動増幅器18の出力側に結合された第1のアナログ−
デジタル変換器(A/D)19と、このアナログ−デジ
タル変換器19の出力側に結合された中央制御装置(C
PU)20と、入力側がこの中央制御装置20に結合さ
れ、出力側が前記差動増幅器18の他方の入力側に結合
された第1のデジタル−アナログ変換器(D/A)21
とを有している。さらに、該制御部14は、一方の入力
側が前記抵抗体3y1、3y2の接続点に結合された第2
の差動増幅器(DAMP)22と、入力側がこの差動増
幅器22に結合され、出力側が中央制御装置20に結合
された第2のアナログ−デジタル変換器(A/D)23
と、入力側が中央制御装置20に結合され、出力側が前
記第2の差動増幅器22の他方の入力側に結合された第
2のデジタル−アナログ変換器24とを有している。
【0017】このような抵抗体3x1、3x2、3y1
3y2および制御部14では、柱状体1の押圧操作に伴
って該柱状体1が傾倒する際、押圧力のX軸方向成分の
大きさおよび極性に応じて抵抗体3x1、3x2が歪み変
形を生じるため、該抵抗体3x1、3x2の抵抗値が変動
し、同様に、押圧力のY軸方向成分の大きさおよび極性
に応じて抵抗体3y1、3y2が歪み変形を生じるため、
該抵抗体3y1、3y2の抵抗値が変動する。これに伴
い、例えば、抵抗体3x1、3x2の接続点では前記押圧
力のX軸方向成分の大きさおよび極性に対応する直流電
圧が発生し、この直流電圧が第1の差動増幅器18に供
給される。この第1の差動増幅器18は、前記直流電圧
と中央制御装置20から第1のデジタル−アナログ変換
器21を介して供給される補正値とを差動増幅し、それ
らの差の出力電圧を発生して第1のアナログ−デジタル
変換器19へ出力する。次いで、この第1のアナログ−
デジタル変換器19は前記出力電圧をデジタル変換し、
操作方向と押圧力を表すデジタルデータとして中央制御
装置20へ供給する。同様に、抵抗体3y1、3y2の接
続点でも前記押圧力のY軸方向成分の大きさおよび極性
に対応する直流電圧が発生し、第2の差動増幅器22に
より、該直流電圧と第2のデジタル−アナログ変換器2
4を介して供給される補正値とを差動増幅し、それらの
差の出力電圧を第2のアナログ−デジタル変換器23に
よりデジタル変換し、操作方向と押圧力を表すデジタル
データとして中央制御装置20へ供給する。次いで、該
中央制御装置20では、これらX軸方向およびY軸方向
のデジタルデータと、抵抗体3x1、3x2、3y1、3
2の応力と抵抗値との関係を示すテーブルとに基づい
て、カーソルの移動方向と移動量および移動速度を演算
し、その移動データをホスト15側に送信する。
【0018】次に、上記実施例の作動を説明する。図1
2に示すキーボード入力装置において、オペレータがキ
ャップ5を手指等で任意方向に押圧操作すると、その押
圧力に応じて柱状体1が傾倒し、該柱状体1の各外側面
に貼着された各抵抗体3x1、3x2、3y1、3y2から
前記押圧力に比例した歪値が抵抗値変化として出力され
る。その際、柱状体1は中空構造となっているため変形
しやすく、しかも、柱状体1の各外側面には台座6側に
向かって次第に厚肉になるようにテーパが付けられてい
るため、各抵抗体3x1、3x2、3y1、3y2に作用す
る応力にばらつきが少なくなり、安定した抵抗値が出力
される。さらに、キャップ5の下端内周縁に切欠部5a
が形成され、柱状体1の外側面とキャップ5の内側面と
が鈍角をもって接触するため、当該接触部での応力集中
を回避できると共に、柱状体1とキャップ5との接触面
積が少なくなるため、柱状体1はキャップ5に対して位
置ずれすることなく変形でき、この点からも安定した抵
抗値が出力される。
【0019】このようにして各抵抗体3x1、3x2、3
1、3y2から出力された抵抗値は、フィルム部材4の
フレキシブルケーブル部分を介して前記制御部14に入
力され、前述の如くこの制御部14で抵抗体3x1、3
2、3y1、3y2の出力値に基づいてカーソルの移動
方向と移動量および移動速度が演算された後、その移動
データがホスト15側に送信される。これにより、図示
省略したグラフィック・ディスプレイ装置では、キャッ
プ5に対する押圧力に応じてカーソルが移動され、例え
ばキャップ5をゆっくりと任意方向へ押圧すると、カー
ソルも同方向へゆっくりと移動される。
【0020】このように構成した上記実施例では、柱状
体1に対する押圧力に応じてディスプレイ装置上のカー
ソルの位置を任意方向に制御できるため、ボールやエン
コーダ等を要しない座標入力装置が得られ、小型化を図
ることができる。また、前記押圧力を検出する抵抗体3
1、3x2、3y1、3y2を1枚のベースフィルム9の
各検知部9b上に印刷形成したため、これらを柱状体1
の各外側面に貼着する際、該抵抗体3x1、3x2、3y
1、3y2を一括して取り扱うことができ、組立性が良好
である。さらに、共通のベースフィルム9に前記抵抗体
3x1、3x2、3y1、3y2と前記フレキシブルケーブ
ルの配線とを形成して電気的に接続したため、これら抵
抗体3x1、3x2、3y1、3y2とフレキシブルケーブ
ルの配線とを接続する手間を要せずに済み、この点から
も組立性の向上を図ることができる。
【0021】図15は本発明の第2実施例に係るポイン
ティングデバイスの要部斜視図、図16は該ポインティ
ングデバイスに備えられる絶縁フィルムの平面図で、こ
れらの図において前述した図1〜図14に示すものと対
応する部分には同一符号を付してある。すなわち、1は
柱状体、2は基台、6は台座、6aは凹部である。
【0022】本実施例に係るポインティングデバイスが
前述した図1〜図14に示すものと相違する点は、4つ
の抵抗体25が印刷形成された絶縁フィルム26と図示
省略したフレキシブルケーブルとの構成にあり、その他
の構成は基本的に同様である。すなわち、前記抵抗体2
5が印刷形成された絶縁フィルム26と前記フレキシブ
ルケーブルのベースフィルムとは別部材からなり、図1
6に示すように、前記絶縁フィルム26には下端側から
上方に向かって3本の切込部26aが等間隔に設けら
れ、該切込部26aによって4つの検知部26bが形成
され、これら検知部26bは上方の連結部26cにより
連結されている。さらに、前記検知部26bの下端に端
子27が設けられている。
【0023】前記抵抗体25が印刷形成された絶縁フィ
ルム26を柱状体1の外側面に貼着するに際しては、図
15に示すように、該絶縁フィルム26の各連結部26
cを柱状体1の角部で折曲げながら該柱状体1に絶縁フ
ィルム26を巻付けることにより、各検知部26bを柱
状体1の外側面にそれぞれ装着し、この状態で該絶縁フ
ィルム26を接着剤を用いて柱状体1の各外側面に貼着
する。次いで、図示しないフレキシブルケーブルに対
し、該フレキシブルケーブルの配線を前記端子27と電
気的に接続するようになっている。
【0024】このように構成した上記実施例でも、柱状
体1に対する押圧力に応じてディスプレイ装置上のカー
ソルの位置を任意方向に制御できるため、ボールやエン
コーダ等を要しない座標入力装置が得られ、小型化を図
ることができる。また、前記押圧力を検出する各抵抗体
25を共通の絶縁フィルム26上に印刷形成したため、
柱状体1の各外側面に貼着するに際しては該抵抗体25
を一括して取り扱うことができ、組立性が良好である。
【0025】図17は本発明の第3実施例に係るポイン
ティングデバイスの要部斜視図、図18は該ポインティ
ングデバイスに備えられる絶縁フィルムの平面図で、こ
れらの図において前述した図1〜図16に示すものと対
応する部分には同一符号を付してある。すなわち、1は
柱状体、2は基台、6は台座、6aは凹部である。
【0026】本実施例に係るポインティングデバイスが
前述した図15、図16に示すものと相違する点は、4
つの抵抗体28が印刷形成された絶縁フィルム29を十
字状に形成したことにあり、その他の構成は基本的に同
様である。すなわち、図18に示すように、前記絶縁フ
ィルム29は十字状をなし、90度間隔で4つの検知部
29aが形成されており、これら検知部29aは中央の
連結部29bを介して互いに連結されている。さらに、
前記検知部29aの先端に端子30が設けられている。
【0027】前記抵抗体28が印刷形成された絶縁フィ
ルム29を柱状体1の外側面に貼着するに際しては、図
17に示すように、該絶縁フィルム29の連結部29b
を柱状体1上に載置し、該連結部29b近傍の部分(図
18の破線で示す部分)を柱状体1の上端で折曲げて各
検知部29aを柱状体1の外側面に装着し、この状態で
該絶縁フィルム29を図示せぬ接着剤を用いて柱状体1
の各外側面に貼着する。次いで、図示しないフレキシブ
ルケーブルに対し、該フレキシブルケーブルの配線を前
記端子30と電気的に接続するようになっている。
【0028】このように構成した上記実施例でも、柱状
体1に対する押圧力に応じてディスプレイ装置上のカー
ソルの位置を任意方向に制御できるため、ボールやエン
コーダ等を要しない座標入力装置が得られ、小型化を図
ることができる。また、前記押圧力を検出する各抵抗体
28を共通の絶縁フィルム29上に印刷形成したため、
これらを柱状体1の各外側面に貼着する際、該抵抗体2
8を一括して取り扱うことができ、組立性が良好であ
る。
【0029】なお、本発明は上記した各実施例以外にも
種々の変形例が可能であり、例えば、柱状体1の側面に
貼着される複数の検知センサとして抵抗体を用いたが、
この抵抗体の代わりに、他の検知センサをベースフィル
ムに一体的に形成してもよい。また、柱状体1の形状は
四角錐に限定されず、円錘形状としてその周面に各検知
センサを貼着してもよい。さらに、各検知センサの貼着
位置は柱状体1の外側面に限定されず、柱状体1の中空
部7の内壁に貼着することも可能であり、この場合は、
各検知センサを静電気や湿気等の外的要因に対して保護
できるという付加的効果がある。さらに、各検知センサ
の個数も4個に限定されず、要は柱状体1のX軸方向成
分とY軸方向成分に応じて生じる歪み変形を検出できる
ように、少なくとも2個の検知センサを備えていればよ
い。さらにまた、柱状体1の中空部7をテーパ状に形成
することにより、該柱状体1の厚みを下方に向けて徐々
に大きくしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
柱状体に対する押圧力に応じてディスプレイ上のカーソ
ルの位置等を任意方向に制御できるため、小型化に好適
な座標入力装置を提供することができる。また、複数個
の検知センサを共通の絶縁フィルムに形成したため、各
検知センサを前記柱状体の側面に貼着する際、各検知セ
ンサを一括して取り扱うことができ、組立性が良好とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るポインティングデバ
イスの斜視図である。
【図2】該ポインティングデバイスの分解斜視図であ
る。
【図3】該ポインティングデバイスに備えられる基台の
断面図である。
【図4】該基台の正面図である。
【図5】該基台の平面図である。
【図6】該基台の底面図である。
【図7】図5のA−A線断面図である。
【図8】図1のポインティングデバイスに備えられるキ
ャップの底面図である。
【図9】図8のB−B線断面図である。
【図10】図1のポインティングデバイスに備えられる
フィルム部材の平面図である。
【図11】該フィルム部材の一端を拡大して示す平面図
である。
【図12】図1のポインティングデバイスを付設したキ
ーボード入力装置の平面図である。
【図13】図1のポインティングデバイスの演算処理部
分を示す構成図である。
【図14】図1のポインティングデバイスに備えられる
抵抗体および制御部のブロック図である。
【図15】本発明の第2実施例に係るポインティングデ
バイスの要部斜視図である。
【図16】該ポインティングデバイスに備えられる絶縁
フィルムの平面図である。
【図17】本発明の第3実施例に係るポインティングデ
バイスの要部斜視図である。
【図18】該ポインティングデバイスに備えられる絶縁
フィルムの平面図である。
【符号の説明】
1 柱状体 2 基台 3x1、3x2、3y1、3y2 抵抗体(検知センサ) 4 フィルム部材 6 台座 9 ベースフィルム 9a スリット 9b 検知部 9c 連結部 25 抵抗体(検知センサ) 26 絶縁フィルム 26a 切込部 26b 検知部 26c 連結部 28 抵抗体(検知センサ) 29 絶縁フィルム 29a 検知部 29b 連結部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座に対して柱状体が立設された基台
    と、前記柱状体の側面に貼着された複数の検知センサ
    と、これら検知センサからの検知信号を外部へ導出する
    フレキシブルケーブルとを備え、前記各検知センサが共
    通の絶縁フィルムに形成されていることを特徴とする座
    標入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記フレキシ
    ブルケーブルと前記絶縁フィルムのそれぞれのベースフ
    ィルムが一体化されていることを特徴とする座標入力装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、前記絶縁フィ
    ルムが、前記柱状体の各側面に貼着された複数の検知部
    と、これら検知部を連結する連結部とを有し、前記各検
    知部の表面に前記検知センサとしての抵抗体がそれぞれ
    印刷形成されていることを特徴とする座標入力装置。
JP6294925A 1994-03-02 1994-11-29 座標入力装置 Pending JPH08152962A (ja)

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