JPH07302162A - ポインティングデバイス - Google Patents

ポインティングデバイス

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JPH07302162A
JPH07302162A JP6202411A JP20241194A JPH07302162A JP H07302162 A JPH07302162 A JP H07302162A JP 6202411 A JP6202411 A JP 6202411A JP 20241194 A JP20241194 A JP 20241194A JP H07302162 A JPH07302162 A JP H07302162A
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JP
Japan
Prior art keywords
pointing device
stick portion
stick
film
keys
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JP6202411A
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English (en)
Inventor
Takashi Arita
隆 有田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はポインティングデバイスに関し、あ
まり大きな空間を必要とはせず、且つ、通常のキーの操
作性を犠牲にすることなく良好な操作性を実現可能とす
ることを目的とする。 【構成】 所定の配置を有する複数のキー102〜10
6と、該複数のキー102〜106のうち、任意の2以
上のキーの間に設けられ、少なくとも先端部分が任意の
方向へ変位可能なポインティングキーとして機能するス
ティック部と、該スティック部の歪みを検出して、該ス
ティック部の変位方向及び変位量を示す検出信号を出力
する検出手段とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポインティングデバイス
に係り、特に例えばコンピュータのディスプレイ上のポ
インタ又はカーソルをディスプレイ画面上の任意の位置
へ移動させるのに用いられるポインティングデバイスに
関する。
【0002】一般に、データ処理におけるデータの入出
力は、対話的に行われることが多い。例えば、コンピュ
ータのキーボードから入力を行い、CRT等のディスプ
レイ画面上に文字や図形等のデータを表示しながら、ポ
インティングデバイスを操作してディスプレイ画面上の
ポインタ又はカーソルを任意の位置へ移動することが行
われる。ポインティングデバイスとしては、デジタイ
ザ、マウス、ライトペン、トラックボール等が含まれ
る。このような対話的なデータの入出力は、図形等のデ
ータを処理する計算機援用設計(CAD:Comput
er AidedDesign)、製造支援シズテム
(CAM:Computer AidedManufa
cturing)、シミュレーション等の分野で良く行
われる。
【0003】近年、データ処理やオフィスオートメーシ
ョン(OA)の分野においても、データの入力装置とし
てキーボードの他にポインティングデバイスを用い、ポ
インティングデバイスの使用を必須とする対話的な操作
に応じて処理を行うオペレーティングシステム(OS)
やアプリケーションソフトウェアがそれらの操作性の良
さから増加しつつある。例えば、ウインドウ操作やアイ
コン操作がこれらの対話的な操作の一例である。
【0004】一方、コンピュータは、コンピュータ本体
とキーボードとディスプレイとが夫々独立したデスクト
ップタイプのものに限らず、最近ではコンピュータ本体
とキーボードとディスプレイとが一体となったラップト
ップタイプ、ノートブックタイプやパームトップタイプ
等の携帯用コンピュータも急増している。ラップトップ
タイプ等の携帯用コンピュータは、軽量で小型であるた
め、携帯に便利である。
【0005】しかし、ラップトップタイプ等の携帯用コ
ンピュータの出現により、ポインティングデバイスの使
用環境が拡大された。つまり、デスクトップタイプのコ
ンピュータでは、ポインティングデバイスをコンピュー
タと同様に机の上に載置して操作すれば良かったが、携
帯用コンピュータでは、コンピュータを膝又は掌の上に
載せた状態でポインティングデバイスを操作する必要が
ある。
【0006】このため、携帯用コンピュータで使用され
るポインティングデバイスは、従来のデスクトップタイ
プのコンピュータで使用されているマウスやデジタイザ
等のように設置面積を必要とせず、携帯用コンピュータ
内に組み込むことが望ましい。又、デスクトップタイプ
のコンピュータにおいても、机の上の設置面積を小さく
する要求はあり、この要求を満足するにはポインティン
グデバイスをコンピュータ内に組み込むことが望まし
い。
【0007】
【従来の技術】図29は、コンピュータに組み込まれる
ポインティングデバイスの第1の従来例を示し、図30
はポインティングデバイスのキーボード上の位置を示
す。この第1の従来例は、特開平4−125723号公
報に提案されているので、その詳細な説明は省略する。
尚、説明の便宜上、図29及び図30では、特開平4−
125723号公報の第1図及び第2図と同一符号を用
いている。
【0008】図29中、10はスライダ、11は弾性部
材、12はドーム状部材、12aは穴、13はハウジン
グ、13aは穴、14,14’は磁電変換素子、15は
スイッチ、16はキートップ、17はプリント基板、1
8は永久磁石、19はケースである。
【0009】操作者が指先をスライダ10の上に載せて
任意の方向へ移動させると、磁電変換素子14がスライ
ダ10に取り付けられた永久磁石18の磁界変化を検出
し、ディスプレイ画面上のカーソル又はポインタが磁電
変換素子14の検出出力に応じて移動される。
【0010】図30中、(a)はポインティングデバイ
ス25の携帯用コンピュータ23のキーボード24上の
位置を示し、(b)は操作者が指先でポインティングデ
バイス25を操作している状態を示す。
【0011】図31は、コンピュータに組み込まれるポ
インティングデバイスの第2の従来例を示す。この第2
の従来例は、米国特許第4,680,577号公報に提
案されているので、その詳細な説明は省略する。尚、説
明の便宜上、図31では、米国特許第4,680,57
7号公報のFig.1と同一符号を用いている。
【0012】図31中、キースイッチ10は、キーキャ
ップ12、基準構造14、下部16、センサ26,2
8,34,36、ワイヤ30,32,38,40からな
る。17,18,20,22,24は夫々上下左右の方
向を示す矢印である。センサ26,28,34,36
は、一種の歪みゲージである。又、キーキャップ12
は、この例ではキーボードの「F」キーに対応してお
り、キースイッチ10は通常の「F」キーとポインティ
ングデバイスとを兼ねている。
【0013】操作者がコントロールキー(図示せず)を
操作すると同時に指先をキーキャップ12の上に載せて
上下左右の方向へ押圧すると、センサ26,28,3
4,36がキーキャップ12を支える軸の歪みを検出
し、ディスプレイ画面上のカーソル又はポインタがセン
サ26,28,34,36の検出出力に応じて移動され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キーボード
に組み込まれたポインティングデバイスでは、ポインテ
ィングデバイスを設けることによりキーボードのキーの
配列が変わらないことが操作上望ましい。又、キーボー
ドからの入力時に、操作者の手がホームポジションにあ
る状態でポインティングデバイスが操作可能であること
が望ましい。ここで、ホームポジションとは、操作者の
左手の人指し指が「F」キー上にあり、右手の人指し指
が「J」キー上にある状態を指す。
【0015】しかし、第1の従来例では、ポインティン
グデバイスを設けるために少なくとも1キー分の空間を
必要とするため、キーボードのキーの配列を変えない限
り、ポインティングデバイスをキーボードに組み込めな
いという問題があった。そこで、第1の従来例では、ポ
インティングデバイスをキーボード上の未使用部分に設
けているが、そのために、ポインティングデバイスを操
作するには、操作者は手をホームポジションから動かし
てあまり器用ではない親指で操作しなければならず、ポ
インティングデバイスの操作性が悪いという問題があっ
た。
【0016】他方、第2の従来例では、ポインティング
デバイスとキーボードの「F」キー又は「J」キーとを
兼用しているので、キーボードのキーの配列を変えるこ
となくポインティングデバイスを設けることができる。
又、操作者は、ポインティングデバイスを操作する際に
手をホームポジションから動かす必要がない。
【0017】しかし、第2の従来例では、通常の「F」
キー又は「J」キーがポインティングデバイスとしても
機能する構成となっているので、コントロールキー等を
同時に操作する必要があり、又、ポインティングデバイ
スを上下左右に動かす空間的余裕があまりないので、ポ
インティングデバイスの操作性が悪いという問題があっ
た。又、通常の「F」キー又は「J」キーがポインティ
ングデバイスとしても機能する構成となっているので、
キーボードからの通常の入力時に「F」キー又は「J」
キーを操作した場合に、「F」キー又は「J」キーが上
下左右に動いてしまう。この結果、「F」キー又は
「J」キーの通常の押圧操作がしにくく、ポインティン
グデバイスとしてではなく通常のキー操作を行う場合に
操作者に違和感を与え、通常のキーとしての操作性も悪
いという問題があった。更に、通常のキーの上面はキー
の押圧操作がし易い形状とする必要があるが、ポインテ
ィングデバイスとして使用するキーの上面は上下左右の
各方向に均一に力が加え易い形状とする必要がある。こ
のため、第2の従来例のように通常の「F」キー又は
「J」キーがポインティングデバイスとしても機能する
構成とした場合、「F」キー又は「J」キーの上面をキ
ーの押圧操作がし易い形状として通常のキーとしての操
作性を重視せざるを得ず、この結果ポインティングデバ
イスとしての操作性が悪いという問題もあった。
【0018】本発明は、上記の如き従来例の問題を鑑み
てなされたものであって、ポインティングデバイスとし
てあまり大きな空間を必要とはせず、且つ、通常のキー
の操作性を犠牲にすることなく良好な操作性を実現可能
とすることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項1
記載の、所定の配置を有する複数のキー102〜10
6,112と、該複数のキー102〜106,112の
うち、任意の2以上のキーの間に設けられ、少なくとも
先端部分が任意の方向へ変位可能なポインティングキー
として機能するスティック部61と、該スティック部6
1の歪みを検出して、該スティック部61の変位方向及
び変位量を示す検出信号を出力する検出手段62,63
とを備えたポインティングデバイスによって達成でき
る。
【0020】請求項2記載の発明では、前記検出手段6
2,63は、前記スティック部61の外周面に取付られ
た1又は複数枚のフィルム63と、該フィルム63上に
形成されている歪みゲージ62とからなる。
【0021】請求項3記載の発明では、前記スティック
部61はその外周面に円弧状のフィルム取付け領域61
−2及び位置決め手段61−1,61−3を有し、前記
フィルム63は該位置決め手段61−1,61−3に位
置決めされた状態でフィルム取付け領域61−2に取付
られている。
【0022】請求項4記載の発明では、前記1枚のフィ
ルム63は、前記スティック部61の互いに直交する2
方向の歪みを検出する2つの歪みゲージ62を有する。
【0023】請求項5記載の発明では、前記フィルム6
3は、前記スティック部61の外周面に蒸着されてい
る。
【0024】請求項6記載の発明では、前記フィルム6
3は、5μm〜100μm程度の厚さを有するポリイミ
ド系樹脂又はスチレン系樹脂からなる。
【0025】請求項7記載の発明では、前記フィルム6
3は、前記複数のキー102〜106,112に対して
設けられているキーボードスイッチ用メンブレーンシー
ト79と兼用される。
【0026】請求項8記載の発明では、前記スティック
部61の少なくとも先端部分は、アクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン共重合(ABS)系樹脂、ポリ・カ
ーボネイト(PC)系樹脂等の柔軟性を有する材料から
なる。
【0027】請求項9記載の発明では、前記スティック
部61を支持する支持体64を更に備え、該スティック
部61と該支持体64とは柔軟性を有する材料で一体成
形されている。
【0028】上記の課題は、請求項10記載の、少なく
とも先端部分が任意の方向へ変位可能なポインティング
キーとして機能し、その外周面に円弧状のフィルム取付
け領域61−1を有するスティック部61と、該スティ
ック部61の歪みを検出して、該スティック部61の変
位方向及び変位量を示す検出信号を出力する検出手段6
2,63とを備え、該検出手段62,63は、該スティ
ック部61のフィルム取付け領域61−1に取付られた
1又は複数枚のフィルム63と、該フィルム63上に形
成されている歪みゲージ62とからなるポインティング
デバイスによっても達成できる。
【0029】請求項11記載の発明では、前記スティッ
ク部61は位置決め手段61−1,61−3を有し、前
記フィルム63は該位置決め手段61−1,61−3に
位置決めされた状態で前記フィルム取付け領域61−2
に取付られている。
【0030】請求項12記載の発明では、前記1枚のフ
ィルム63は、前記スティック部61の互いに直交する
2方向の歪みを検出する2つの歪みゲージ62を有す
る。
【0031】請求項13記載の発明では、前記フィルム
63は、前記スティック部61の外周面に蒸着されてい
る。
【0032】請求項14記載の発明では、前記フィルム
63は、5μm〜100μm程度の厚さを有するポリイ
ミド系樹脂又はスチレン系樹脂からなる。
【0033】請求項15記載の発明では、前記スティッ
ク部61の少なくとも先端部分は、アクリロニトリル・
ブタジエン・スチレン共重合(ABS)系樹脂、ポリ・
カーボネイト(PC)系樹脂等の柔軟性を有する材料か
らなる。
【0034】請求項16記載の発明では、前記スティッ
ク部61を支持する支持体64を更に備え、該スティッ
ク部61と該支持体64とは柔軟性を有する材料で一体
成形されている。
【0035】上記の課題は、請求項17記載の、大略長
方形の上面を有するベース部と、該ベース部の上面の中
心に、前記上面とは垂直は方向に延在するように接続さ
れ、少なくとも先端部分が任意の方向へ変位可能なポイ
ンティングキーとして機能するスティック部と、互いに
90度ずれた位置関係で少なくとも該ベース部の底部に
接続され、該ベース部の中心を通り該ベース部の長手方
向に沿った第1の中心線上に設けられた一対の固定部
と、該ベース部の中心を通り該第1の中心線とは直交す
る方向に沿った第2の中心線と平行に、且つ、該第2の
中心線から所定距離ずれた位置に設けられた一対の固定
部とからなる合計4個の固定部と、該固定部の各々に設
けられ、該スティック部の変位方向及び変位量を検出す
る合計4個の検出手段とからなるポインティングデバイ
スによっても達成できる。
【0036】請求項18記載の発明では、前記検出手段
は、前記スティック部の変位方向及び変位量を歪みの変
化から検出する歪み検出センサからなる。
【0037】請求項19記載の発明では、前記ベース部
及び前記固定部は一体成形された単一の部材からなり、
前記歪み検出センサは該単一の部材の平面な底面に設け
られている。
【0038】請求項20記載の発明では、前記検出手段
は、前記スティック部の変位方向及び変位量を静電容量
の変化から検出する静電容量検出センサからなる。
【0039】請求項21記載の発明では、前記検出手段
は、前記スティック部の変位方向及び変位量を磁界の変
化から検出する磁気検出センサからなる。
【0040】請求項22記載の発明では、前記検出手段
は、前記スティック部の変位方向及び変位量を押圧力の
変化から検出する感圧検出センサからなる。
【0041】請求項23記載の発明では、前記固定部の
先端に取り付け用の穴が設けられている。
【0042】請求項24記載の発明では、所定の配置を
有する複数のキーを更に有し、前記固定部は、前記ステ
ィック部が該複数のキーのうち任意の2以上のキーの間
で任意の方向へ変位可能なように配置する位置で固定さ
れている。
【0043】
【作用】請求項1記載の発明では、他のキーの配置を変
えることなく、ポインティングキーが他のキーの間に配
置される。
【0044】請求項2記載の発明では、フィルム上に歪
みゲージが形成される。
【0045】請求項3記載の発明では、フィルムがステ
ィック部の円弧状のフィルム取付け領域に取り付けら
れ、又、位置決め手段により位置決めされる。
【0046】請求項4記載の発明では、1枚のフィルム
にスティック部の互いに直交する2方向の歪みを検出す
る2つの歪みゲージが形成される。
【0047】請求項5記載の発明では、フィルムがステ
ィック部に蒸着される。
【0048】請求項6記載の発明では、フィルムがポリ
イミド系樹脂又はスチレン系樹脂からなる。
【0049】請求項7記載の発明では、フィルムがキー
に対して設けられているキーボードスイッチ用メンブレ
ーンシートと兼用される。
【0050】請求項8記載の発明では、スティック部の
少なくとも先端部分が、アクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン共重合(ABS)系樹脂、ポリ・カーボネイ
ト(PC)系樹脂等の柔軟性を有する材料からなる。
【0051】請求項9記載の発明では、スティック部と
これを支持する支持体が柔軟性を有する材料から一体成
形される。
【0052】請求項10記載の発明では、フィルム上に
歪みゲージが形成され、フィルムがスティック部の円弧
状のフィルム取付け領域に取り付けられる。
【0053】請求項11記載の発明では、フィルムがス
ティック部の位置決め手段により位置決めされる。
【0054】請求項12記載の発明では、1枚のフィル
ムにスティック部の互いに直交する2方向の歪みを検出
する2つの歪みゲージが形成される。
【0055】請求項13記載の発明では、フィルムがス
ティック部に蒸着される。
【0056】請求項14記載の発明では、フィルムがポ
リイミド系樹脂又はスチレン系樹脂からなる。
【0057】請求項15記載の発明では、スティック部
の少なくとも先端部分が、アクリロニトリル・ブタジエ
ン・スチレン共重合(ABS)系樹脂、ポリ・カーボネ
イト(PC)系樹脂等の柔軟性を有する材料からなる。
【0058】請求項16記載の発明では、スティック部
とこれを支持する支持体が柔軟性を有する材料から一体
成形される。
【0059】請求項17記載の発明では、特にキーとキ
ーの間に配置するのに適した小型のポインティングデバ
イスを実現できる。
【0060】請求項18記載の発明では、歪みを検出し
てスティック部の変位方向及び変位量を知ることができ
る。
【0061】請求項19記載の発明では、歪み検出セン
サをプリント等の簡単な方法でベース部に形成すること
ができる。
【0062】請求項20記載の発明では、静電容量を検
出してスティック部の変位方向及び変位量を知ることが
できる。
【0063】請求項21記載の発明では、磁界を検出し
てスティック部の変位方向及び変位量を知ることができ
る。
【0064】請求項22記載の発明では、押圧力を検出
してスティック部の変位方向及び変位量を知ることがで
きる。
【0065】請求項23記載の発明では、簡単な方法
で、且つ、無駄な空間を占めることなくポインティング
デバイスを取り付けることができる。
【0066】請求項24記載の発明では、他のキーの配
置を変えることなく、ポインティングキーが他のキーの
間に配置される。
【0067】従って、本発明ではポインティングデバイ
スとしてあまり大きな空間を必要とはせず、且つ、通常
のキーの操作性を犠牲にすることなく良好な操作性を実
現できる。
【0068】
【実施例】図1は、本発明になるポインティングデバイ
スの第1実施例のスティック部分の斜視図を示す。同図
中、スティック部分は、スティック部61と、各々2つ
の歪みゲージグリッド62を有する2枚のフィルム63
と、支持体64と、支持体取付け部65とからなる。本
実施例では、スティック部61は円柱形状の棒状の部材
であり、2枚のフィルム63はスティック部61の下部
の外周面に取付けられている。このスティック部61の
先端部分は、ポインティングデバイスのポインティング
キーを構成する。スティック部61は、例えばアクリロ
ニトリル・ブタジエン・スチレン共重合(ABS)系樹
脂又はポリ・カーボネイト(PC)系樹脂等の柔軟性を
有する材料からなる。支持体64及び支持体取付け部6
5も、スティック部61と同じ材料で形成可能である。
【0069】尚、スティック部61と支持体64とは、
一体成形により形成しても、別々に形成してから接着す
る方法を取っても良い。
【0070】フィルム63は、例えば5μm〜100μ
m程度の厚さを有し、ポリイミド系樹脂又はスチレン系
樹脂からなる。歪みゲージグリッド(圧力センサ)62
は、フィルム63上に形成された金属膜からなる。この
金属膜は、例えばフィルム63の表面にプリントにより
形成される。1枚のフィルム63に形成された2つの歪
みゲージグリッド62は、フィルム63がスティック部
61に取付けられた状態で、夫々スティック部61を中
心として直交するX軸及びY軸と交わるように配置され
ている。従って、2つの軸(4方向)に対して2枚のフ
ィルム63をスティック部61に取付けるだけでポイン
ティングデバイスの主要部が完成するので、ポインティ
ングデバイスを安価に製造することが可能である。
【0071】尚、1枚のフィルム63に、1方向〜4方
向に対する歪みゲージ62を形成しても良いことはいう
までもないが、本実施例のように1枚のフィルム63に
互いに直交する2方向に対する歪みゲージ62を形成す
るのが、位置ずれ等も生じにくく、高い取付け精度を実
現できて望ましい。
【0072】支持体64は、スティック部61の下部に
設けられており、スティック部61を中心として3方向
へ延びる形状を有する。支持体64の各先端部には、支
持体取付け部65が設けられている。本実施例では、支
持体取付け部65は支持体64の先端に形成された穴で
ある。スティック部61は、支持体64上の、3つの支
持体取付け部65を頂点とする三角形の重心位置に固定
されている。スティック部61は、図1に示すように3
本の足状に形成された支持体64に固定されているの
で、スティック部61を限られた面積内で安定に取付可
能である。
【0073】尚、支持体64は、勿論4本以上の足を有
する形状であっても、他の形状を有するものであっても
良いことは言うまでもない。
【0074】図2は、本実施例をコンピュータ等のキー
ボードに設けた場合の配置を示す平面図である。同図
中、キーボードはハウジングケース91を有し、キーの
スライダ93がハウジングケース91上に複数設けられ
ている。図1に示す構成のポインティングデバイス92
は、複数のスライダ93に間に、スライダ93の動作の
妨げとならない位置に設けられている。
【0075】本実施例では、ポインティングデバイス
が、支持体取付け部(穴)65を貫通するネジ94によ
りハウジングケース91に固定されているが、ポインテ
ィングデバイスの取付け方法は勿論これに限定されるも
のではない。
【0076】図2の場合、ポインティングデバイス92
は3つのスライダ93の間に設けられているので、キー
ボード上の配置は、図3に示すようになる。図3に示す
キーボードは上記スライダ93に対応する複数のキー1
02〜106を有し、ここではポインティングデバイス
92が「B」のキー103と、「H」のキー104と、
「G」のキー105との間の、キー操作の妨げとならな
い位置に設けられている。
【0077】ポインティングデバイス92は、操作者が
左手の人指し指を「F」キー106の上に置き、右手の
人指し指を「J」キー102の上に置いたホームポジシ
ョンから操作することができ、操作性が非常に良い。つ
まり、操作者は、ホームポジションから左手又は右手の
人指し指を少しずらすことにより、容易にポインティン
グデバイス92を任意の方向へ変位させることができ
る。又、ポインティングデバイス92のみを操作すれば
良く、他のコントロールキー等を同時に操作する必要は
ない。
【0078】尚、キー102〜106等は通常のキーと
実質的に同じであるので、ポインティングデバイス92
が設けられていることによる操作性の低下はない。つま
り、ポインティングデバイス92は、キー103〜10
5の隙間に設けられているので、キー102〜106等
は従来のキーボードと同様にブラインドタッチで操作可
能である。又、ポインティングデバイス92は、キーボ
ード上、操作者の右手で入力を行う領域と左手で入力を
行う領域との境界部分に配置されているので、通常のキ
ー入力の邪魔にはならない。更に、ポインティングデバ
イス92は、操作者の通常最も器用な右手又は左手の人
指し指で操作できるので、操作性が人間工学上非常に良
好である。
【0079】尚、ポインティングデバイス92のキーボ
ード上の配置は図3に示す配置に限定されるものではな
く、例えば図4に示す如き配置であっても良い。図4で
は、ポインティングデバイス92が2つのスペースキー
112の間に設けられている。この場合も、ポインティ
ングデバイス92は、キーボード上、操作者の右手で入
力を行う領域と左手で入力を行う領域との境界部分に配
置されているので、通常のキー入力の邪魔にはならず、
更に、ポインティングデバイス92は、操作者の通常最
も器用な右手又は左手の人指し指で操作できるので、操
作性が人間工学上非常に良好である。
【0080】又、上記実施例では、説明の便宜上ポイン
ティングデバイスがコンピュータ等のキーボードに設け
られているが、本発明は勿論キーボード以外の複数のキ
ーを有する装置にも適用可能である。キーボード以外の
装置の一例として、テレビやビデオデッキ等で使用され
るリモコン装置が挙げられる。
【0081】次に、本実施例の動作を図5と共に説明す
る。
【0082】図5は、図1に示すスティック部61の歪
みを検出して、スティック部61の変位方向及び変位量
を示す検出信号を出力する検出部を示す。図5におい
て、検出部は増幅器123と、アナログ/デジタル(A
/D)変換器124と、中央制御装置(CPU:Cen
tral Processing Unit)125と
からなり、増幅器123は歪みゲージ62のブリッジ接
続された抵抗122に図示の如く接続されている。尚、
Vccは電源電圧を示す。
【0083】図1中、例えば指先でスティック部61の
先端にX軸方向へ力を加えると、合計4つある歪みゲー
ジ62のうちX軸用に設けられた2つの歪みゲージ62
が圧力を検出するので、対応する抵抗122が変化して
図5における出力電圧eが変化する。出力電圧eは、増
幅器123で増幅され、A/D変換器124でデジタル
信号に変換されてからCPU125へ供給される。この
出力電圧eは、スティック部61の変位量及び変位方向
を表している。従って、CPU125は、増幅器123
及びA/D変換器124を介して得られる出力電圧eの
変化、即ち、スティック部61に加えられた圧力の変化
を、周知の方法によりディスプレイ画面上のポインタ又
はカーソルの移動速度の変化に変換して、ディスプレイ
画面上でのポインタ又はカーソルの変位量及び変位方向
を示すデータを生成する。
【0084】各歪みゲージ62の出力に基づいて、ステ
ィック部61に加えられた圧力の変化をディスプレイ画
面上のポインタ又はカーソルの移動速度の変化に変換す
る方法は上記の如く周知であるので、CPU125が行
う処理の詳細な説明は省略するが、一例として、特開平
3−338871号(公開番号不明)の図3に提案され
ている如き構成を用いることができる。
【0085】次に、本発明になるポインティングデバイ
スの第2実施例を図6と共に説明する。
【0086】図6は第2実施例のスティック部分の斜視
図を示す。同図中、図1と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。本実施例では、スティック部
61に、フィルム取付け領域を形成する凹部61−1が
設けられている。
【0087】フィルム63がスティック部61に取付け
られる際には、フィルム63の端部が、凹部61−1を
形成しているスティック部61のエッジにより位置決め
されるので、フィルム63を正確に、且つ、簡単に取付
けることができる。
【0088】又、図6に示すように、凹部61−1の上
部が開放する構成とすれば、スティック部61をモール
ド成形する場合に単純な上下分割金型を用いて凹部61
−1をスティック部61と同時に形成可能である。
【0089】図7は第3実施例のスティック部分の斜視
図を示す。同図中、図1と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。本実施例では、スティック部
61のフィルム取付け領域61−2に、フィルム63の
位置決めを行う突起61−3が設けられている。又、ス
ティック部61の表面には、位置決めマーク74が設け
られている。フィルム63には、位置決めマーク74に
対応する位置決めマーク77と、突起61−3に対応す
る穴78とが設けられている。
【0090】フィルム63がスティック部61に取付け
られる際には、フィルム63の位置決めマーク77をス
ティック部61の位置決めマーク74に合わせる。これ
により、フィルム63の穴78は、自動的にスティック
部61の突起61−3に対応する位置に来るので、フィ
ルム63を容易、且つ、正確に位置決めされた状態でス
ティック部61に取付けることができる。
【0091】尚、フィルム63は、スティック部61の
フィルム取付け領域61−2に接着、蒸着等の周知の固
定方法で取付け可能である。
【0092】図8は第4実施例のフィルム部分の斜視図
を示す。同図中、図1と同一部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。本実施例では、フィルム63がキ
ーボードスイッチ用メンブレーンシート79で形成され
ている。従って、フィルム63上に形成される歪みゲー
ジ62及びその配線80は、メンブレーンシート79上
にキーボード用スイッチ接点81を形成するのと同時に
形成することができ、部品点数の削減や配線接続工程の
簡略化が可能となる。この結果、ポインティングデバイ
スのコストを低く抑えることができる。
【0093】尚、図8に示すフィルム63は、そのまま
スティック部61に例えば上記第1〜第3実施例のよう
に取付れば良いので、スティック部61に取付られた状
態の図示は省略する。
【0094】ところで、上記各実施例では、スティック
部61が円柱形状を有しているが、スティック部61の
形状はこれに限定されるものではない。スティック部6
1としては、大略棒状であれば良く、少なくともフィル
ム63が取付けられるフィルム取付け領域が円弧状であ
れば良い。又、スティック部61の先端部分も円形に限
定されるものではなく、任意の形状をとり得る。
【0095】次に、スティック部61の先端部分、即
ち、ポインティングデバイスのポインティングキーの各
種変形例を図9〜図12と共に説明する。
【0096】図9に示すスティック部61の先端部分
は、比較的細く形成されており、同図に示すように、操
作者の指先95に比べて細いので、比較的小さな押圧力
で任意の方向へ変位させることができる。
【0097】図10に示すスティック部61の先端部分
は、他の部分より多少大きく形成されている。又、この
先端部分には、くぼみ部が形成されているので、指先の
滑べりを防止して指先でスティック部61に圧力を加え
易い構成となっている。更に、くぼみ部が設けられてい
るので、スティック部61の中央部分を指先で容易に認
識可能である。
【0098】図11に示すスティック部61の先端部分
には、盛り上り部が形成されているので、指先の滑べり
を防止して指先でスティック部61に圧力を加え易い構
成となっている。更に、盛り上り部が設けられているの
で、スティック部61の中央部分を指先で容易に認識可
能である。
【0099】図12に示すスティック部61の先端部分
は、スティック部61の他の部分又は支持体64に比べ
て柔軟性の高い材料からなる。このため、指先95の押
圧力が小さくても、スティック部61の先端部分が大き
く変位する。
【0100】つまり、本発明では、ポインティングデバ
イスは他のキーと兼用されることがないので、スティッ
ク部61の先端部分及び上面の形状は、ポインティング
デバイスとして操作し易い、上下左右の各方向へ均一に
力を加え易い任意の形状とすることができる。
【0101】次に、本発明になるポインティングデバイ
スの第5〜第8実施例の原理を図13と共に説明する。
【0102】図13において、スティック部hを取り付
けた大略長方形の剛体Sに、固定梁X1,X2,Y1,
Y2の一端が取り付けられている。固定梁X1,X2,
Y1,Y2の他端は、キーボードのハウジングケース
(図示せず)に固定されている。スティック部hは、剛
体S上のL1=L2,E1=E2の位置に取り付けられ
ている。スティック部hの先端に矢印で示すように荷重
Pを加えると、固定梁X1に加わるX軸成分曲げモーメ
ントMphX1と、固定梁X2に加わるX軸成分曲げモ
ーメントMphX2とが等しくなる。又、同様に、固定
梁Y1に加わるY軸成分曲げモーメントMphY1と、
固定梁Y2に加わるY軸成分曲げモーメントMphY2
とが等しくなる。このため、スティック部hの先端に荷
重Pを加えると、固定梁X1,X2及び固定梁Y1,Y
2にたわみTを生じる。
【0103】つまり、Y方向の変位及び変位量を検出す
るために設けられた固定梁Y1,Y2は、剛体Sの長手
方向に沿って互いに剛体Sの中心を通る第1の中心線上
に設けられており、X方向の変位及び変位量を検出する
ために設けられた固定梁X1,X2は、この第1の中心
線とは直交する方向に沿って互いに異なる直線上に、即
ち、剛体Sの中心を通らない2つの直線上に設けられて
いる。これら2つの直線の、第1の中心線と直交し、且
つ、剛体Sの中心を通る第2の中心線からのずれ量は、
後述するように、ポインティングデバイスが配置される
キーボードのキーのピッチ等に合わせて設定すれば良
い。又、スティック部hは、剛体Sの中心に、剛体Sの
上面に対して垂直な方向に延在するように設けられてい
る。尚、固定梁Y1,Y2と固定梁X1,X2の剛体S
に対する位置関係は、上記と逆でも良い。
【0104】図14は、本発明の第5実施例のスティッ
ク部分を示す斜視図であり、図15は、このスティック
部分を下から見た斜視図である。
【0105】図14において、ポインティングデバイス
241のスティック部分は、大略スティック部221
と、剛体ベース222と、穴232を有する固定部22
4と、たわみ発生部225とからなる。スティック部2
21は、固定部224の中央部分に固定されており、ス
ティック部221の先端が指先95により操作される。
つまり、指先95により、スティック部221の先端に
任意の方向へ荷重が加えられる。この様にスティック部
221の先端に荷重が加えられると、固定部224と剛
体ベース222との間に挟まれたたわみ発生部225に
たわみが発生する。剛体ベース222とたわみ発生部2
25と固定部224とは、別々の部材であっても、一体
成形した単一の部材であっても良い。
【0106】図15において、たわみ発生部225の底
面には、4個の歪み検出センサ231が設けられてい
る。4個の歪み検出センサ231は、夫々−X,+X,
−Y,+Y方向についての歪みを検出する。又、剛体ベ
ース222の底面には、配線接続部233が設けられて
いる。尚、ケーブル234の一端は配線接続部233と
接続され、他端は図5に示した如き検出部に接続され
る。つまり、この場合は、歪み検出センサ231の抵抗
が図5の抵抗122に対応する。従って、スティック部
221の先端に任意の方向へ荷重が加えられると、歪み
検出センサ231によって歪みが検出され、図5におけ
る出力電圧eがケーブル234を介して増幅器123へ
供給されるので、CPU125からはディスプレイ画面
上でのポインタ又はカーソルの変位量及び変位方向を示
すデータ(カーソル制御信号)が生成される。
【0107】尚、剛体ベース222とたわみ発生部22
5との底面は平面であるので、歪み検出センサ231及
び配線接続部233をプリント等の方法で簡単に形成す
ることができる。
【0108】図16は、第5実施例のキーボード上の配
置を示す斜視図である。同図中、キーボードはハウジン
グケース91を有し、複数のキー142がハウジングケ
ース91上に設けられている。図14及び図15に示す
構成のポインティングデバイス241は、複数のキー2
42の間に、キー242の動作の妨げとならない位置に
設けられている。本実施例では、ポインティングデバイ
ス241が固定部224に設けられた穴232を貫通す
るネジ94によりハウジングケース91に固定されてい
るが、ポインティングデバイス241の取り付け方法は
勿論これに限定されるものではない。尚、図16中、破
線で示す領域は、キー242のスライダが設けられる領
域を示す。
【0109】図17は、第5実施例のキーボード上の他
の配置を示す平面図である。同図中、図3及び合う16
と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図17に示すキーボードは、アスキー・キーボードであ
り、ポインティングデバイス141は、「B」のキー1
03と、「H」のキー104と、「G」のキー105と
の間の、キー操作の妨げとならない位置に設けられてい
る。
【0110】尚、ポインティングデバイス141のキー
ボード上の配置は、勿論図16や図17の配置に限定さ
れるものではなく、又、ポインティングデバイス141
はキーボード以外の、テレビやビデオデッキ等で使用さ
れるリモコン装置等にも配置できる。
【0111】図18は、本発明の第6実施例のスティッ
ク部分を示す分解斜視図である。
【0112】図18において、ポインティングデバイス
のスティック部分は、大略スティック部261と、金属
板263と、電極スペーサ265と、プリント基板26
6とからなる。プリント基板266は、上記剛体ベース
222と固定部224とたわみ発生部225とからなる
部分と大略同様の形状を有する。スティック部261
は、ネジ268により、金属板263と電極スペーサ2
65とプリント基板266との積層構造に取り付けられ
る。尚、金属板263は、プリント基板266に対応す
る形状を有し、電極スペーサ265及び固定部スペーサ
264を介してネジ262によりプリント基板266に
取り付けられる。又、プリント基板266には4個の電
極267が設けられており、金属板263と電極267
とで静電容量検出センサが形成される。4個の電極26
7及び金属板263により、夫々−X,+X,−Y,+
Y方向についての静電容量を検出する。
【0113】図19及び図20は、静電容量検出センサ
の原理を説明する図である。
【0114】図19は、スティック部261の先端に指
先により荷重が加えられていない初期状態の静電容量検
出センサの断面図である。この初期状態で、金属板26
3と電極267との間隔は、同図中スティック部261
の左右において共にd1である。
【0115】他方、図20は、スティック部261の先
端に指先により同図中右方向へ荷重を加えられている状
態の静電容量検出センサの断面図である。この状態で、
金属板263と電極267との間隔は、スティック部2
61の左側では上記間隔d1より大きいd3であり、ス
ティック部261の右側では上記間隔d1より小さいd
2である。従って、この状態での静電容量変化量を検出
し、検出結果をカーソル制御信号に変換すれば良い。
尚、静電容量変化量の検出自体及び検出結果のカーソル
制御信号への変換自体は公知の回路を用いて行うことが
できるので、その図示及び説明は省略する。
【0116】図21は、本発明の第7実施例のスティッ
ク部分を示す分解斜視図である。
【0117】図21において、ポインティングデバイス
のスティック部分は、大略スティック部291と、金属
板293と、磁気スペーサ295と、プリント基板29
6と、金属板299とからなる。プリント基板296
は、上記剛体ベース222と固定部224とたわみ発生
部225とからなる部分と大略同様の形状を有する。ス
ティック部291は、ネジ300により、金属板293
と磁気スペーサ295とプリント基板296と金属板2
99との積層構造に取り付けられる。尚、金属板29
3,299は、プリント基板296に対応する形状を有
する。金属板293と、磁気スペーサ295と、プリン
ト基板296と、金属板299とは、固定部スペーサ2
94及び永久磁石298が金属板293とプリント基板
296との間に挿入された状態でネジ292により固定
される。又、プリント基板296には、例えばホール素
子等の磁電変換素子297が4個設けられている。これ
により、永久磁石298と金属板293と金属板299
とで磁気的に閉路回路を構成する磁気検出センサが形成
される。4個の磁電変換素子297は、夫々−X,+
X,−Y,+Y方向についての磁気変化を検出する。
【0118】図22及び図23は、磁気検出センサの原
理を説明する図である。
【0119】図22は、スティック部291の先端に指
先により荷重が加えられていない初期状態の磁気検出セ
ンサの断面図である。この初期状態で、金属板293と
磁電変換素子297との間隔は、同図中スティック部2
91の左右において共にd1である。
【0120】他方、図23は、スティック部291の先
端に指先により同図中右方向へ荷重を加えられている状
態の磁気検出センサの断面図である。この状態で、金属
板293と磁電変換素子297との間隔は、スティック
部291の左側では上記間隔d1より大きいd3であ
り、スティック部291の右側では上記間隔d1より小
さいd2である。従って、この状態での磁界変化量を検
出し、検出結果をカーソル制御信号に変換すれば良い。
尚、磁界変化量の検出自体及び検出結果のカーソル制御
信号への変換自体は公知の回路を用いて行うことができ
るので、その図示及び説明は省略する。
【0121】図24は、本発明の第8実施例のスティッ
ク部分を示す分解斜視図である。
【0122】図24において、ポインティングデバイス
のスティック部分は、大略スティック部461と、金属
板463と、プリント基板466とからなる。プリント
基板466は、上記剛体ベース222と固定部224と
たわみ発生部225とからなる部分と大略同様の形状を
有する。スティック部461は、ネジ468により、金
属板463とプリント基板466との積層構造に取り付
けられる。尚、金属板463は、プリント基板466に
対応する形状を有し、固定部スペーサ464及び4個の
感圧導電ゴムセンサ465を介してネジ462によりプ
リント基板466に取り付けられる。又、プリント基板
466には電極467が設けられており、金属板463
と電極467とで感圧型センサの対向電極が形成され
る。4個の感圧導電ゴムセンサ465は、夫々−X,+
X,−Y,+Y方向についての押圧力を検出する。
【0123】図25及び図26は、感圧型センサの原理
を説明する図である。
【0124】図25は、スティック部461の先端に指
先により荷重が加えられていない初期状態の感圧型セン
サの断面図である。この初期状態で、金属板463と電
極467との間隔は、同図中スティック部461の左右
において共にd1である。
【0125】他方、図26は、スティック部461の先
端に指先により同図中右方向へ荷重を加えられている状
態の感圧型センサの断面図である。この状態で、金属板
463と電極467との間隔は、スティック部461の
左側では上記間隔d1より大きいd3であり、スティッ
ク部461の右側では上記間隔d1より小さいd2であ
る。つまり、この状態では、スティック部461の左側
では感圧導電ゴムセンサ465が押圧されず、右側では
感圧導電ゴムセンサ465が押圧される。従って、この
状態での感圧導電ゴムセンサ465の抵抗値の変化を検
出し、検出結果をカーソル制御信号に変換すれば良い。
【0126】図27は、感圧導電ゴムセンサ465の出
力特性を示す図である。同図中、縦軸は抵抗値を示し、
横軸は感圧導電ゴムセンサ465に対する押圧力(押下
圧力)を示す。
【0127】図28は、スティック部491の変位方向
及び変位量を示す検出信号を出力する検出部を示すブロ
ック図である。4個の感圧導電ゴムセンサ465−1〜
465−4の抵抗値は、夫々に対する押圧力によって変
化する。そこで、電源電圧Vccを各感圧導電ゴムセン
サ465−1〜465−4を用いて抵抗分割した電圧を
CPU125に供給する。抵抗分割された電圧は、ステ
ィック部461の変位量及び変位方向を表している。従
って、CPU125は、抵抗分割された電圧の変化、即
ち、スティック部461に加えられた圧力の変化を、周
知の方法によりディスプレイ画面上のポインタ又はカー
ソルの移動速度の変化に変換して、ディスプレイ画面上
でのポインタ又はカーソルの変位量及び変位方向を示す
データ(カーソル制御信号)を生成する。
【0128】この様に、上記第5〜第8実施例による
と、ポインティングデバイスはスティック部とベース部
とからなり、スティック部の変位方向及び変位量は夫々
ベース部の底部で検出する構成となっているので、ポイ
ンティングデバイス自体はあまり大きな空間を占有しな
いので、特にポインティングデバイスをキーとキーの間
に配置する場合に適している。
【0129】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、種
々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
【0130】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、他のキー
の配置を変えることなく、ポインティングキーが他のキ
ーの間に配置されるので、ポインティングデバイスとし
てあまり大きな空間を必要とはせず、且つ、通常のキー
の操作性を犠牲にすることなく良好な操作性を実現可能
である。又、ポインティングキーを操作する際、コント
ロールキー等の他のキーの同時操作を必要としないの
で、この点からみても操作性が良い。
【0131】請求項2記載の発明によれば、フィルム上
に歪みゲージが形成されるので、構成が簡単であると共
に、ポインティングデバイスを小型化できる。
【0132】請求項3記載の発明によれば、フィルムが
スティック部の円弧状のフィルム取付け領域に取り付け
られ、又、位置決め手段により位置決めされるので、簡
単な構成を用いて歪みゲージをスティック部に高い精度
で取り付け可能である。
【0133】請求項4記載の発明によれば、1枚のフィ
ルムにスティック部の互いに直交する2方向の歪みを検
出する2つの歪みゲージが形成されるので、フィルムの
取り付け作業が簡単である。
【0134】請求項5記載の発明によれば、フィルムが
スティック部に蒸着されるので、フィルムをスティック
部に確実に固定することができる。
【0135】請求項6記載の発明によれば、フィルムが
ポリイミド系樹脂又はスチレン系樹脂からなるので、安
価に、且つ、良好な柔軟性を有するフィルムが得られ
る。
【0136】請求項7記載の発明によれば、フィルムが
キーに対して設けられているキーボードスイッチ用メン
ブレーンシートと兼用されるので、ポインティングデバ
イスの製造工程が簡単になると共に、ポインティングデ
バイスを安価に製造できる。
【0137】請求項8記載の発明によれば、スティック
部の少なくとも先端部分が、アクリロニトリル・ブタジ
エン・スチレン共重合(ABS)系樹脂、ポリ・カーボ
ネイト(PC)系樹脂等の柔軟性を有する材料からなる
ので、ポインティングキーを任意の方向へ変位させる際
の操作性が良い。
【0138】請求項9記載の発明によれば、スティック
部とこれを支持する支持体が柔軟性を有する材料から一
体成形されるので、ポインティングデバイスの製造工程
が簡単になると共に、ポインティングデバイスを安価に
製造できる。。
【0139】請求項10記載の発明によれば、フィルム
上に歪みゲージが形成され、フィルムがスティック部の
円弧状のフィルム取付け領域に取り付けられるので、構
成が簡単であると共に、ポインティングデバイスを小型
化できる。
【0140】請求項11記載の発明によれば、フィルム
がスティック部の位置決め手段により位置決めされるの
で、簡単な構成を用いて歪みゲージをスティック部に高
い精度で取り付け可能である。
【0141】請求項12記載の発明によれば、1枚のフ
ィルムにスティック部の互いに直交する2方向の歪みを
検出する2つの歪みゲージが形成されるので、フィルム
の取り付け作業が簡単である。
【0142】請求項13記載の発明によれば、フィルム
がスティック部に蒸着されるので、フィルムをスティッ
ク部に確実に固定することができる。
【0143】請求項14記載の発明によれば、フィルム
がポリイミド系樹脂又はスチレン系樹脂からなるので、
安価に、且つ、良好な柔軟性を有するフィルムが得られ
る。
【0144】請求項15記載の発明によれば、スティッ
ク部の少なくとも先端部分が、アクリロニトリル・ブタ
ジエン・スチレン共重合(ABS)系樹脂、ポリ・カー
ボネイト(PC)系樹脂等の柔軟性を有する材料からな
るので、ポインティングキーを任意の方向へ変位させる
際の操作性が良い。
【0145】請求項16記載の発明によれば、スティッ
ク部とこれを支持する支持体が柔軟性を有する材料から
一体成形されるので、ポインティングデバイスの製造工
程が簡単になると共に、ポインティングデバイスを安価
に製造できる。
【0146】請求項17記載の発明によれば、特にキー
とキーの間に配置するのに適した小型のポインティング
デバイスを実現できる。
【0147】請求項18記載の発明によれば、歪みを検
出してスティック部の変位方向及び変位量を知ることが
できる。
【0148】請求項19記載の発明によれば、歪み検出
センサをプリント等の簡単な方法でベース部に形成する
ことができる。
【0149】請求項20記載の発明によれば、静電容量
を検出してスティック部の変位方向及び変位量を知るこ
とができる。
【0150】請求項21記載の発明によれば、磁界を検
出してスティック部の変位方向及び変位量を知ることが
できる。
【0151】請求項22記載の発明によれば、押圧力を
検出してスティック部の変位方向及び変位量を知ること
ができる。
【0152】請求項23記載の発明によれば、簡単な方
法で、且つ、無駄な空間を占めることなくポインティン
グデバイスを取り付けることができる。
【0153】請求項24記載の発明によれば、他のキー
の配置を変えることなく、ポインティングキーが他のキ
ーの間に配置される。
【0154】従って、本発明によればポインティングデ
バイスとしてあまり大きな空間を必要とはせず、且つ、
通常のキーの操作性を犠牲にすることなく良好な操作性
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のスティック部分を示す斜
視図である。
【図2】第1実施例をコンピュータ等のキーボードに設
けた場合の配置を示す平面図である。
【図3】第1実施例のキーボード上の配置を示す平面図
である。
【図4】第1実施例のキーボード上の他の配置を示す平
面図である。
【図5】スティック部の変位方向及び変位量を示す検出
信号を出力する検出部を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2実施例のスティック部分を示す斜
視図である。
【図7】本発明の第3実施例のスティック部分を示す斜
視図である。
【図8】本発明の第4実施例のフィルム部分を示す斜視
図である。
【図9】スティック部の先端部分の変形例を示す図であ
る。
【図10】スティック部の先端部分の変形例を示す図で
ある。
【図11】スティック部の先端部分の変形例を示す図で
ある。
【図12】スティック部の先端部分の変形例を示す図で
ある。
【図13】本発明の第5〜第8実施例の原理を説明する
図である。
【図14】本発明の第5実施例のスティック部分を示す
斜視図である。
【図15】本発明の第5実施例のスティック部分を下か
ら見た斜視図である。
【図16】第5実施例のキーボード上の配置を示す斜視
図である。
【図17】第5実施例のキーボード上の他の配置を示す
平面図である。
【図18】本発明の第6実施例のスティック部分を示す
分解斜視図である。
【図19】荷重を加えられていない状態の静電容量検出
センサの断面図である。
【図20】荷重を加えられている状態の静電容量検出セ
ンサの断面図である。
【図21】本発明の第7実施例のスティック部分を示す
分解斜視図である。
【図22】荷重を加えられていない状態の磁気検出セン
サの断面図である。
【図23】荷重を加えられている状態の磁気検出センサ
の断面図である。
【図24】本発明の第8実施例のスティック部分を示す
分解斜視図である。
【図25】荷重を加えられていない状態の感圧検出セン
サの断面図である。
【図26】荷重を加えられている状態の感圧検出センサ
の断面図である。
【図27】感圧導電ゴムセンサの出力特性を示す図であ
る。
【図28】スティック部の変位方向及び変位量を示す検
出信号を出力する検出部を示すブロック図である。
【図29】第1の従来例を示す断面図である。
【図30】第1の従来例のキーボード上の位置を示す図
である。
【図31】第2の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
61 スティック部 61−1 凹部 61−2 フィルム取付け領域 61−3 突起 62 歪みゲージ 63 フィルム 64 支持体 65 支持体取付け部 74,77 位置決めマーク 78 穴 79 メンブレーンシート 80 配線 81 スイッチ接点 91 ポインティングデバイス 92 ハウジングケース 93 スライダ 102〜106,112 キー 122 抵抗 123 増幅器 124 A/D変換器 125 CPU 221,261,291,461 スティック部 222 剛体ベース 224 固定部 225 たわみ発生部 231 歪み検出センサ 232 穴 233 配線接続部 241 ポインティングデバイス 242 キー 262,268,292,300,462,468
ネジ 263,293,299,463 金属板 264,294,464 固定部スペーサ 265 電極スペーサ 266,296,466 プリント基板 267,467 電極 295 磁気スペーサ 297 磁電変換素子 465 感圧導電ゴムセンサ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の配置を有する複数のキー(102
    〜106,112)と、 該複数のキー(102〜106,112)のうち、任意
    の2以上のキーの間に設けられ、少なくとも先端部分が
    任意の方向へ変位可能なポインティングキーとして機能
    するスティック部(61)と、 該スティック部(61)の歪みを検出して、該スティッ
    ク部(61)の変位方向及び変位量を示す検出信号を出
    力する検出手段(62,63)とを備えた、ポインティ
    ングデバイス。
  2. 【請求項2】 前記検出手段(62,63)は、前記ス
    ティック部(61)の外周面に取付られた1又は複数枚
    のフィルム(63)と、該フィルム(63)上に形成さ
    れている歪みゲージ(62)とからなる、請求項1記載
    のポインティングデバイス。
  3. 【請求項3】 前記スティック部(61)はその外周面
    に円弧状のフィルム取付け領域(61−2)及び位置決
    め手段(61−1,61−3)を有し、前記フィルム
    (63)は該位置決め手段(61−1,61−3)に位
    置決めされた状態でフィルム取付け領域(61−2)に
    取付られている、請求項2記載のポインティングデバイ
    ス。
  4. 【請求項4】 前記1枚のフィルム(63)は、前記ス
    ティック部(61)の互いに直交する2方向の歪みを検
    出する2つの歪みゲージ(62)を有する、請求項2又
    は3記載のポインティングデバイス。
  5. 【請求項5】 前記フィルム(63)は、前記スティッ
    ク部(61)の外周面に蒸着されている、請求項2〜4
    のうちいずれか一項記載のポインティングデバイス。
  6. 【請求項6】 前記フィルム(63)は、5μm〜10
    0μm程度の厚さを有するポリイミド系樹脂又はスチレ
    ン系樹脂からなる、請求項2〜5のうちいずれか一項記
    載のポインティングデバイス。
  7. 【請求項7】 前記フィルム(63)は、前記複数のキ
    ー(102〜106,112)に対して設けられている
    キーボードスイッチ用メンブレーンシート(79)と兼
    用される、請求項2〜6のうちいずれか一項記載のポイ
    ンティングデバイス。
  8. 【請求項8】 前記スティック部(61)の少なくとも
    先端部分は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン
    共重合(ABS)系樹脂、ポリ・カーボネイト(PC)
    系樹脂等の柔軟性を有する材料からなる、請求項1〜7
    のうちいずれか一項記載のポインティングデバイス。
  9. 【請求項9】 前記スティック部(61)を支持する支
    持体(64)を更に備え、該スティック部(61)と該
    支持体(64)とは柔軟性を有する材料で一体成形され
    ている、請求項1〜8のうちいずれか一項記載のポイン
    ティングデバイス。
  10. 【請求項10】 少なくとも先端部分が任意の方向へ変
    位可能なポインティングキーとして機能し、その外周面
    に円弧状のフィルム取付け領域(61−1)を有するス
    ティック部(61)と、 該スティック部(61)の歪みを検出して、該スティッ
    ク部(61)の変位方向及び変位量を示す検出信号を出
    力する検出手段(62,63)とを備え、 該検出手段(62,63)は、該スティック部(61)
    のフィルム取付け領域(61−1)に取付られた1又は
    複数枚のフィルム(63)と、該フィルム(63)上に
    形成されている歪みゲージ(62)とからなる、ポイン
    ティングデバイス。
  11. 【請求項11】 前記スティック部(61)は位置決め
    手段(61−1,61−3)を有し、前記フィルム(6
    3)は該位置決め手段(61−1,61−3)に位置決
    めされた状態で前記フィルム取付け領域(61−2)に
    取付られている、請求項10記載のポインティングデバ
    イス。
  12. 【請求項12】 前記1枚のフィルム(63)は、前記
    スティック部(61)の互いに直交する2方向の歪みを
    検出する2つの歪みゲージ(62)を有する、請求項1
    0又は11記載のポインティングデバイス。
  13. 【請求項13】 前記フィルム(63)は、前記スティ
    ック部(61)の外周面に蒸着されている、請求項10
    〜12のうちいずれか一項記載のポインティングデバイ
    ス。
  14. 【請求項14】 前記フィルム(63)は、5μm〜1
    00μm程度の厚さを有するポリイミド系樹脂又はスチ
    レン系樹脂からなる、請求項10〜13のうちいずれか
    一項記載のポインティングデバイス。
  15. 【請求項15】 前記スティック部(61)の少なくと
    も先端部分は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレ
    ン共重合(ABS)系樹脂、ポリ・カーボネイト(P
    C)系樹脂等の柔軟性を有する材料からなる、請求項1
    0〜14のうちいずれか一項記載のポインティングデバ
    イス。
  16. 【請求項16】 前記スティック部(61)を支持する
    支持体(64)を更に備え、該スティック部(61)と
    該支持体(64)とは柔軟性を有する材料で一体成形さ
    れている、請求項10〜15のうちいずれか一項記載の
    ポインティングデバイス。
  17. 【請求項17】 大略長方形の上面を有するベース部
    と、 該ベース部の上面の中心に、前記上面とは垂直は方向に
    延在するように接続され、少なくとも先端部分が任意の
    方向へ変位可能なポインティングキーとして機能するス
    ティック部と、 互いに90度ずれた位置関係で少なくとも該ベース部の
    底部に接続され、該ベース部の中心を通り該ベース部の
    長手方向に沿った第1の中心線上に設けられた一対の固
    定部と、該ベース部の中心を通り該第1の中心線とは直
    交する方向に沿った第2の中心線と平行に、且つ、該第
    2の中心線から所定距離ずれた位置に設けられた一対の
    固定部とからなる合計4個の固定部と、 該固定部の各々に設けられ、該スティック部の変位方向
    及び変位量を検出する合計4個の検出手段とからなる、
    ポインティングデバイス。
  18. 【請求項18】 前記検出手段は、前記スティック部の
    変位方向及び変位量を歪みの変化から検出する歪み検出
    センサからなる、請求項17記載のポインティングデバ
    イス。
  19. 【請求項19】 前記ベース部及び前記固定部は一体成
    形された単一の部材からなり、前記歪み検出センサは該
    単一の部材の平面な底面に設けられている、請求項18
    記載のポインティングデバイス。
  20. 【請求項20】 前記検出手段は、前記スティック部の
    変位方向及び変位量を静電容量の変化から検出する静電
    容量検出センサからなる、請求項17記載のポインティ
    ングデバイス。
  21. 【請求項21】 前記検出手段は、前記スティック部の
    変位方向及び変位量を磁界の変化から検出する磁気検出
    センサからなる、請求項17記載のポインティングデバ
    イス。
  22. 【請求項22】 前記検出手段は、前記スティック部の
    変位方向及び変位量を押圧力の変化から検出する感圧検
    出センサからなる、請求項17記載のポインティングデ
    バイス。
  23. 【請求項23】 前記固定部の先端に取り付け用の穴が
    設けられている、請求項17〜22のうちいずれか一項
    記載のポインティングデバイス。
  24. 【請求項24】 所定の配置を有する複数のキーを更に
    有し、前記固定部は、前記スティック部が該複数のキー
    のうち任意の2以上のキーの間で任意の方向へ変位可能
    なように配置する位置で固定されている、請求項17〜
    23のうちいずれか一項記載のポインティングデバイ
    ス。
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