JPH0934645A - ポインティングデバイス - Google Patents
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- G06F3/045—Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means using resistive elements, e.g. a single continuous surface or two parallel surfaces put in contact
Abstract
に、筺体(2)との隙間を形成することなく取り付ける
ことができ、その取り付けスペースが限られ、操作面の
タブレットシートが狭くても操作が途切れることのない
ポインティングデバイスを提供する。 【解決手段】 タブレットシート(11)の押圧位置
(xn、yn)と定位置である基準位置(x0、y0)との
相対位置データをもとにカーソル制御データ形成する。
相対位置データは、基準位置からの押圧位置の距離と方
向を示すものであるから、カーソル制御データをパーソ
ナルコンピュータ(1)へ出力することにより、基準位
置の周囲で押圧位置を変えるだけでカーソルを移動制御
できる。従って、タブレットシート(11)が狭くても
操作が途切れることがなく、タブレットシート(11)
の周囲を筺体(2)に密着して取り付けることができ、
筺体(2)との間に隙間が生じない。
Description
ュータに備えられ、パーソナルコンピュータのディスプ
レーに表示されたカーソルを移動させるべくカーソル制
御データを出力するポインティングデバイスに関する。
インターフェース)環境の進展に伴い、パーソナルコ
ンピュータ(以下パソコンという)の操作に、キーボー
ドに代えてポインティングデバイスが広く用いられてい
る。
て、パソコンのディスプレーに表示されたウィンドウや
アイコンなどのビジュアルインターフェースにカーソル
を移動させ、該ウィンドウやアイコンに表示された操作
をパソコンへ実行させるものである。
マウスのようにパソコンから独立した装置であったが、
ノート型パソコンなどポータブルタイプのパソコンが普
及するに伴い、パソコンと共に持ち運びやすく、しかも
移動先で操作スペースとらないようなポインティングデ
バイスが求められ、パソコンの本体に内蔵されるポイン
ティングデバイスが開発されている。
本体に内蔵された従来のポインティングデバイス100
を示すもので、図8に示すように、ポインティングデバ
イス100は、キーボードの操作面に操作ボタン101
が突出するようにパソコン110の筺体111に取り付
けられ、指をホームポジションに置きながら、親指で操
作ができるようになっている。
ィック102とその基端の円板状のフランジ103を硬
質ゴムで一体成形してなるもので、フランジ103の底
面の支点突起104が、操作ボタンの下方に配置された
剛体板105の位置決め孔内に嵌入し、剛体板105上
で操作ボタン101が揺動自在に支持されているもので
ある。
レインゲージなどの感圧素子106a〜106dが配置
され、各感圧素子106a〜106dの受圧片107a
〜107dが、フランジ103の周縁上を覆っている。
感圧素子106a〜106dは、それぞれ図示しない変
換器に接続され、その出力が電圧に変換される。
100において、スティック102を傾斜させると、傾
斜した方向の感圧素子に引っ張り力が加わり、その引っ
張り力に比例した電圧が対応する変換器から出力され
る。
たマイクロコンピュータ(図示せず)は、これらの4つ
の感圧素子106a〜106dから出力された電圧を比
較することによってスティック102の傾斜方向を、ま
た変化した電圧によってスティック102の傾斜角度を
検出し、相当するカーソル制御データを形成し、パソコ
ン110へ出力するものである。すなわち、スティック
102の傾斜方向と傾斜角度から、それぞれX方向とY
方向の8ビットの位置データを形成し、カーソル制御デ
ータに位置データを含めて、パソコン110へ出力す
る。
グデバイス100をマウス等他のポインティングデバイ
スとコンパチブルで用いるようにするため、マウスから
出力されるカーソル制御データと同一のデータフォーマ
ットとしている。
フォーマットの一例を示すもので、3バイトからなるカ
ーソル制御データの内、X0からX7で表されたビット
位置にX方向の位置データが、Y0からY7で表された
ビット位置にY方向の位置データがそれぞれ含まれる。
00は、スティック102の傾斜方向とその傾きによっ
て、マウスを操作するようにカーソルを移動制御するこ
とができる。
ル制御データとして8ビットの位置データを出力できる
にもかかわらず、このタブレットポインタ100は、4
つの感圧素子106a〜106dのみで傾斜方向とその
傾きを検出するため、傾斜方向と傾きのいずれにおいて
も分解能を上げることができず、スティック操作に正確
に対応するカーソル制御を行うことができない。
スペースに設置できる感圧素子の数には限界があり、ま
た感圧素子の素子数を増加させれば、それだけ回路が複
雑となりコストも増加する。
ック102と筺体111との間には間隙113が生じ、
この間隙113から水、埃等が筺体111内に侵入し、
パソコン110内の回路部品の故障の原因となってい
た。
体111との間に隙間が生じないポインティングデバイ
スとして、タブレット、デジタイザなどの動作原理を利
用したタブレットポインタも知られている。このタブレ
ットポインタによれば、タブレットシートの押圧位置か
ら位置データを得て、カーソル制御データを出力するも
ので、押圧位置の絶対位置を正確に求めることができ、
タブレットシートの周囲を筺体111に密着させれば、
操作中であっても筺体111との間に隙間が生じること
がない。
ンタをパソコン110の筺体111に取り付けてパソコ
ン内蔵型のポインティングデバイスとするには、タブレ
ットシートの操作面を縮小して筺体111に取り付ける
必要があり、連続してカーソルを移動制御する場合に
は、タブレットシートの押圧操作を複数回に分けて操作
しなければならず、その操作性に問題があった。
ン110のディスプレー112上で、カーソルをOから
を経由してまで移動制御させる場合について説
明する。
為には、タブレットシート107を最初の押圧位置
「O」からまで押圧移動する。タブレットポインタ
は、押圧位置「O」とにおけるX方向とY方向の絶対
位置(x0、y0)(x1、y1)を求め、その差すなわち
相対位置(X´、Y´)に所定の常数Cを乗じて位置デ
ータとする(同図(b)参照)。
れるカーソル制御データに従って、ディスプレー112
上のカーソルを移動させるので、カーソルは、相対移動
データの値に比例して移動する。
をを経由してまで押圧移動すれば、タブレットシー
ト107の押圧軌跡と相似形の移動軌跡をカーソルはデ
ィスプレー112上に描く。
さに比べて、上述のようにタブレットシート107は、
3cm平方程度と、極めて狭い大きさとせざるを得ない
ため、同図(a)のように、ディスプレー112上には
カーソルを移動させようとする位置が残されていて
も、タブレットシート107上を連続して押圧移動操作
することができない。このように、押圧操作が頻繁に途
切れると、操作が煩わしいものとなる。
ーソルを、単に直線状に比較的長い距離移動させようと
する際にも生じる。すなわち、ディスプレー112上の
カーソルを直線状で長い距離移動させるには、タブレッ
トシート107上で同じ方向の押圧移動操作を繰り返し
て何回にも分けて行わなければならない。
決するが、逆にカーソルを微小移動させることができ
ず、同様に操作性に欠けるものであった。
をカーソル制御データに含まれる位置データとする方法
も考えられるが、上記相対位置から位置データを求める
場合と同様の問題があり、これを解決することはできな
い。
になされたものであり、パーソナルコンピュータとの間
から水、埃等が侵入せず、操作面のタブレットシートが
狭くても操作が途切れることのないポインティングデバ
イスを提供する。
グデバイスは、パーソナルコンピュータの筺体に取り付
けられ、パーソナルコンピュータのディスプレーに表示
されたカーソルを移動させるために、カーソル制御デー
タを出力するポインティングデバイスであって、僅かな
間隙を隔てて平行に配置された一対のタブレットシート
と、一方のタブレットシートが押圧され、他方のタブレ
ットシートと接触した位置を、押圧位置として検出する
押圧位置検出手段と、すくなくともタブレットシートが
押圧されてから押圧が解除されるまで、タブレットシー
トの定位置を基準位置とする基準位置設定手段とを備
え、押圧位置と基準位置との相対位置データからカーソ
ル制御データを形成することを特徴とする。
圧している間は、押圧位置検出手段で押圧位置を検出す
ると、その押圧位置と定位置である基準位置との相対位
置データをもとにしたカーソル制御データが形成され
る。この相対位置データは、押圧位置の基準位置からの
距離と方向を示すものであるから、該カーソル制御デー
タを出力し、ディスプレーに表示されたカーソルを移動
させると、カーソルは、基準位置に対する押圧位置の方
向に移動する。
るだけで、カーソル移動を制御でき、タブレットシート
が狭くても押圧操作を途切れさせずに操作することがで
きる。また、タブレットシートを押圧して操作するの
で、タブレットシートの周囲をパーソナルコンピュータ
の筺体に密着して取り付けることができ、筺体との間に
隙間が生じることがない。
準位置設定手段が、タブレットシートの押圧が解除され
た状態から最初に押圧を検出したときの押圧位置を基準
位置としたことを特徴とする。
トを押圧する毎にその最初の押圧位置に設定される。従
って、基準位置が初期設定した位置から、環境変化や経
時変化により移動しても、押圧する毎にリセットされる
ので、誤動作することがない。
準位置設定手段が、タブレットシートの中央位置を基準
位置としたことを特徴とする。
圧すれば、その位置と中央位置との相対位置データから
形成されたカーソル制御データが出力され、一カ所を押
圧するだけでカーソルを移動制御できる。従って、基準
位置をタブレットシートを押圧する毎にその位置を検出
して設定する必要がなくなり、処理が速くなると共に、
必ずしも押圧しながら移動させる必要がなくなり、操作
性が向上する。
ブレットシート上に、底面を押圧突部とした操作ボタン
を配設し、操作ボタンを揺動させてタブレットシートの
押圧位置を変化させたことを特徴とする。
ジョイスティックを用いたような操作でカーソルを制御
できる。キーボードの操作面と同一面に、このポインテ
ィングデバイスを取り付ければ、ホームポジションにお
いた指のいずれかの指でカーソルを移動制御できる。
て図面を参照しながら説明する。
備えたパーソナルコンピュータ(以下パソコンという)
1を示し、そのキーボード操作面の筺体2に本実施の形
態に係るポインティングデバイス10が取り付けられて
いる。
ンティングデバイス10は、鉄板などの剛体板12と、
剛体板12に支持された一対のタブレットシート11
a、11bを備え、筺体2に矩形状に穿設された窓孔
に、上方側のタブレットシート11aの操作面が臨むよ
うに配設されている。
レットシート11aの押圧位置を、公知の静電容量方
式、抵抗接触方式などタブレットにおいて用いられる位
置検出手段と同じ手段によって検出するものである。本
実施の形態に係るポインティングデバイス10は、抵抗
接触方式を採用するもので、タブレットシート11a、
11bの互いに対向する接触面に均一な抵抗層が被着さ
れ、両者は、この対向面に印刷により形成された絶縁性
のドットスペーサ(図示せず)によって僅かな間隔で離
間された状態で、重合されている。
座標検出電圧を印加し他側の電極を接地すると、タブレ
ットシート11の各位置で電極からの距離に比例した電
位が生じ、電位勾配が形成される。タブレットシート1
1の押圧位置は、その押圧位置での電位を他方のタブレ
ットシート11を介して読み取り、該読み取り電位から
算出するものである。
成を示す回路図であり、同図の構成を説明しながら、こ
のタブレットシートの押圧位置(x、y)を検出する方
法とこの押圧位置をもとにパソコン1へカーソル制御デ
ータを出力するまでの方法を詳述する。
まずCPU13からの制御によってX座標タブレットシ
ート11a側のスイッチ14、15を閉じ、X座標タブ
レットシート11aに電位勾配をかける。このとき、A
/Dコンバータ16の入力端子と接続するスイッチ17
は、Y座標タブレットシート11bの電極と接続してい
る。
P点(xP,yP)が、押圧されるとP点での電位V
Pは、図のように印加側電極からの距離の抵抗をxb、接
地側電極からの距離の抵抗をxaとすれば、VCC×xa÷
(xa+xb)となり、この電位VPをA/Dコンバータ
16で読み取り、CPU13により8ビットのx座標
(xP)を算出する。
するとともに、Y側のスイッチ18、19を閉じ、A/
Dコンバータ16の入力端子と接続するスイッチ17
を、X座標タブレットシート11aの電極18へ接続す
る。
らの距離の抵抗をyb、接地側電極からの距離の抵抗を
yaとすれば、VCC×ya÷(ya+yb)となり、この電
位VPをA/Dコンバータ16で読み取ることによっ
て、8ビットのy座標(yP)を算出する。
標(yP)は、押圧位置(x、y)として、CPU13
により、基準位置(x0、y0)と比較される。
11が押圧されてから、押圧が解除されるまでの間のタ
ブレットシート11の定位置を示すもので、本実施の形
態においては、押圧が解除された状態から最初に押圧を
検出したときの押圧位置を基準位置としている。
位勾配をかけない押圧検出モードにおいて検出するもの
で、押圧を検出した後に、位置検出モードとして前述の
押圧位置を検出するようにしているものである。
ブレットシート11aの一方のスイッチ14を閉じ、他
方のスイッチ15を開放してX座標タブレットシート1
1aをVCCの電位に保ち、他方、Y座標タブレットシー
ト11bは、スイッチ18を開放し、スイッチ19を閉
じて接地させておく。
子と接続するスイッチ17を、X座標タブレットシート
11aの電極18へ接続しておくと、前述の通りその入
力端子の電位はVCCである。
置Pが押圧されたとすると、その押圧点からY座標タブ
レットシート11b、スイッチ19を経て接地側へ電流
が流れ、X座標タブレットシート11aの電極18での
電位すなわちA/Dコンバータ16の入力端子の電位
は、所定の電位まで降下する。
圧検出しきい値VTと比較し、押圧検出しきい値VT以下
となったときに、タブレットシートが押圧されたと判定
し、位置検出モードに移行する。
働き、位置検出モードに移行した後、始めに検出した押
圧位置(x、y)すなわち押圧移動操作を開始したタブ
レットシート11aの位置を、基準位置(x0、y0)と
してRAM19へ記憶する。
で、クロック20から入力されたクロック信号をもと
に、一定期間t(例えば、500msec)ごとに、前
述の方法で検出した押圧位置(x、y)と基準位置(x
0、y0)とを比較して相対位置データ(X、Y)を算出
し、この相対位置データ(X、Y)が含まれたカーソル
制御データをインターフェース21を介して、パソコン
1に出力している。
バイス用のドライバやアプリケーションプログラムに従
って動作するようになっており、シリアルインターフェ
ース22を介して、入力された上記カーソル制御データ
に従って、ディスプレー3上のカーソルを移動させる。
て相対位置データを算出する毎に押圧検出モードとし、
タブレットシート11間の接触状態を検出することで行
う。この押圧検出モードにおいて、A/Dコンバータ1
6の入力端子の電位がVCCに戻ったときに、タブレット
シート11の押圧が解除されたものと判定し、カーソル
制御データの出力を停止すると共に、RAM19に記憶
された基準位置(x0、y0)を初期化する。
イス10の動作を、図4及び図5で説明する。
すカーソルの移動軌跡と同じように、パソコン1のディ
スプレー3上でカーソルを移動制御しようとする場合
(図4(a)参照)のポインティングデバイス10の操
作で説明する。
0は、待機状態で押圧検出モードとなっていて、タブレ
ットシート11が押圧されているかどうかを検出してい
る(ステップS1)。
ト11を最初の押圧位置「O」から押圧移動するために
「O」の位置を押圧すると、押圧検出モードでこの押圧
を検出し、位置検出モードに移行する。
置の押圧位置(x、y)を検出すると(ステップS
2)、上述のようにその押圧位置(x、y)を基準位置
(x0、y0)としてRAM19へ記憶し、(ステップS
3)、ステップS4に進む。
検出しデータ出力を行うため、前回の押圧位置検出から
t時間が経過しているかどうかを判定するものである。
t時間が経過するまでステップS4で待機し、経過する
とそのt時間後の押圧位置(xn、yn)をステップS5
において検出する。
トシート11の絶対位置(x1、y1)の位置を押圧し
ているとすれば、押圧位置(x1、y1)が検出される。
位置(x0、y0)との距離が、所定の距離Ln(例え
ば、Ln=5mm)に満たないときには、意識的な操作
ではないものと判断し、ステップS4に戻り上記処理を
繰り返す(ステップS6)。
である場合には、基準位置に対する押圧位置(x1、
y1)の相対移動量から相対位置データ(X、Y)を求
める(ステップS7)。での相対移動量は、x1−
x0、y1−y0で求められ、これにそれぞれ所定の常数
Cを乗じて、相対位置データ(C(x1−x0)、C(y
1−y0))とする(図4(b)参照)。
ィングデバイス10は、押圧検出モードとなり、再び押
圧状態を判定する(ステップS8)。
ることを検出すると、この相対位置データをカーソル制
御データに含めて、パソコン1へ出力する(ステップS
9)。相対位置データ(X、Y)は、X方向とY方向の
それぞれ8ビットで表され、図7に示すデータフォーマ
ットのカーソル制御データに含まれる。
データの内、X0からX7で表されたビット位置にX方
向の相対位置データが、Y0からY7で表されたビット
位置にY方向の相対位置データがそれぞれ含まれ、イン
ターフェース21を介して、パソコン1へ出力される。
従って、パソコン1のディスプレー3に表示されたカー
ソルは、タブレットシート11上の移動軌跡と相似した
「O」からの移動を行う。
続している限り、ステップS8において押圧されている
ものと判定され、ステップS9でデータ出力した後、ス
テップS4に戻り押圧位置検出モードとなって上述の処
理を繰り返す。
出してから更にt時間が経過し、その時、タブレットシ
ート11の絶対位置(x2、y2)の位置が押圧されて
いたとすると、ステップS5乃至ステップS9の処理に
より、相対位置データ(C(x2−x0)、C(y2−
y0))を含むカーソル制御データがパソコン1へ出力
される。図4(a)に示すように、このカーソル制御デ
ータによって、ディスプレー3に表示されたカーソル
は、からへ移動するタブレットシート11上の移動
軌跡と異なり、タブレットシート11上の「O」から
の方向と同方向の移動を行う。
更に同じ方向のまで移動させようとする場合には、タ
ブレットシート11を同位置で押圧し続ける。ステップ
S4においてt時間が経過すると、その時に押圧してい
る位置は、と同じ絶対位置(x2、y2)であるた
め、ステップS5で検出される押圧位置は、x2、y2で
ある。従って、ステップS6乃至ステップS9の処理に
より、の位置と同じ相対位置データ(C(x2−
x0)、C(y2−y0))を含むカーソル制御データが
パソコン1へ出力され、カーソルは、ディスプレー3上
でからへの移動と同じ移動をからで繰り返す。
に対する押圧位置の位置関係をt時間間隔で示したもの
であるので、t時間毎にカーソルは、タブレットシート
11上の基準位置「O」と押圧位置との距離に比例し、
基準位置「O」を中心とした押圧位置の方向に移動す
る。
ルをからまで移動させようとする場合には、タブレ
ットシート11上を基準位置「O」を中心としてカーソ
ルを移動させよう方向に対応する、、の位置を押
圧する。
ップS9までの処理が繰り返され、図4(b)に示す相
対位置データ(X、Y)を含むカーソル制御データがパ
ソコン1へ出力されて、ディスプレー3上のカーソルは
同図(a)のように移動する。
後、タブレットシート11の押圧を解除すると、ステッ
プS4からステップS7で押圧を解除した状態での仮の
相対位置データ(X、Y)が算出されるが、ステップS
8で押圧解除を検出するので、この仮の相対位置データ
(X、Y)は、データ出力されない。
は、一連の操作が終了したものと判断し、RAM19に
記憶した基準位置(x0、y0)を初期化し(ステップS
10)、続いてステップS1に戻り、新たな押圧を検出
する待機状態となる。
レットシート11の僅かな操作面で、カーソルの移動を
制御できるので、タブレットシートを操作面とするポイ
ンティングデバイス10をパソコン1の筺体2の狭い取
付スペースにも取り付けることができる。また、相対位
置データをX、Y方向でそれぞれ8ビットのデータとし
て表すことができるので、ポインティングデバイス10
の操作に正確に対応してカーソルを移動制御することが
できる。
ットシート11を直接指で押圧して操作するものである
が、操作ボタン31を押圧して操作するものであっても
よい。
ンティングデバイス30を示すもので、第1の実施の形
態に係るタブレットシート11a、11b上に合成ゴム
からなる操作ボタン31を配設しているものである。
に、ほぼ正方形のシート状に形成され、その周縁が下方
に折り曲げられてタブレットシート11の側面に当接す
るようになっている。またこの周縁が、タブレットシー
ト11を支持する剛体板12とパソコン1の筺体2との
間に挟持されて、ポインティングデバイス30が筺体2
に取り付けられると共に、操作ボタン31がタブレット
シート11上で位置決めされる。
て押圧できる大きさの円柱状の操作突部31aが一体に
形成され、その操作突部31aの下方で、操作ボタン3
1の底面中央には、タブレットシート側に突出する押圧
突部31bが一体に形成されている。押圧突部31bの
表面は、球面の一部である凸曲面とした押圧突部となっ
ていて、操作突部31aを押圧しながら傾斜させると、
タブレットシート11の押圧位置が傾斜方向に移動する
ようになっている。
30の構成は、第1の実施の形態に係るタブレットポイ
ンタ10と同一であり、従って、操作ボタン31を押圧
しながら傾斜させると、その方向にカーソルが移動し、
ジョイスティックを用いたような操作でカーソルを制御
できる。
タ(X、Y)は、t時間間隔で検出した押圧位置
(xn、yn)から算出して求めるものであるが、この押
圧位置が異常値となった場合には、カーソルも異常値に
従って移動することとなる。従って、例えば相対位置デ
ータ(X、Y)を、t時間毎に、その直前に検出した複
数(例えば3つ)の押圧位置(xn、yn)、(xn-1、
yn-1)、(xn-2、yn-2)から、異常値を除いた平均
値を算出し、その平均値の押圧位置(xm、ym)をもと
に同様の方法で求めてもよい。
ことなく、更に種々変更が可能である。
で検出した押圧位置(xn、yn)をもとに基準位置(x
0、y0)と比較してカーソル制御データを形成したが、
タブレットシート11の押圧位置を監視し、一定の距離
以上押圧移動が行われたときに、その位置の押圧位置
(xn、yn)を基準位置(x0、y0)と比較してカーソ
ル制御データを形成してもよい。
の出力フォーマットは、図7に示すものに限らず、マウ
ス、トラックボールなどのポインティングデバイスから
出力される他の出力フォーマットであってもよい。
U13である基準位置設定手段により、最初に押圧を検
出した位置を基準位置(x0、y0)とするものである
が、タブレットシート11の中央位置を基準位置
(x0、y0)として固定させてもよい。特に、第1の実
施の形態において押圧移動を連続させていると、最初に
押圧をしたタブレットシート11の位置が不明確なもの
となり操作性に問題が生じることがあるが、中央位置を
基準位置(x0、y0)とすれば、連続して押圧操作を行
っても、常に基準位置を意識して操作することができ
る。
圧するだけでカーソルを移動制御できるので、基準位置
から押圧移動操作して新たな押圧位置によってカーソル
を制御するという必要がなくなり、操作性が向上する。
においては、押圧突部31bが最初にタブレットシート
11に接する絶対位置は変化しないが、この位置を固定
させた基準位置とすると、当初設定した基準位置から経
時変化、環境変化などの影響で、基準位置での電位が変
化することによって見掛け上の基準位置が移動してしま
うことがある。従って、第2の実施の形態のように操作
ボタン31を用いるようなポインティングデバイス30
では、長期間使用している間に、同じように操作しても
異なる方向にカーソルが移動するというような現象が生
じる恐れがあり、この問題を回避するためには、押圧す
る毎にその最初の押圧位置を基準位置と設定することが
好ましい。
バイス10の位置検出手段は、タブレットシートに均一
の電位勾配を形成し、押圧位置での電位から、タブレッ
トシート11aの押圧位置を検出するもので説明した
が、従来の他のタブレットでの位置検出手段と同様の方
法によってその位置を検出してもよい。例えば、タブレ
ットシート11aに指などを近づけた際に、その位置で
変化する静電容量からタブレットシート11aへの接近
位置を検出する位置検出手段であってもよいが、このよ
うないわゆる静電容量方式を採用した場合には、タブレ
ットシート11aに接近した操作位置が、タブレットシ
ート11aの押圧位置となる。
ート11の押圧位置によりカーソルの移動を制御するの
で、操作に正確に対応するカーソル制御を行うことがで
きる。
作するので、タブレットシート11の周囲をパーソナル
コンピュータ1の筺体2に密着して取り付けることがで
き、筺体2との間に隙間が生じることがない。従って、
筺体2との間隙から水、埃等が筺体内に侵入することが
ない。
より、カーソルを移動制御することができるので、タブ
レットシート11が狭くても押圧操作を中断させずに操
作することができる。従って、タブレットに用いられる
押圧位置検出手段を利用したポインティングデバイスを
パーソナルコンピュータ1の筺体2に取り付けることが
できる。
レットシートを押圧する毎にその押圧位置に設定される
ので、基準位置が初期設定した位置から、環境変化や経
時変化により移動しても、誤動作することがない。従っ
て、操作ボタンによりタブレットシートを押圧する場合
には、最初に押圧した位置が必ず基準位置となり、設定
した基準位置からずれることがない。
トの周辺の一カ所を押圧するだけでカーソル制御データ
が出力され、カーソルを移動制御できる。従って、基準
位置を、タブレットシートを押圧する毎にその位置を検
出して設定する必要がなくなり、処理が速くなると共
に、必ずしも押圧しながら移動させる必要がなくなり、
操作性が向上する。
基準位置を見失うことがなく、基準位置を意識しながら
操作することができる。
を押圧しながら、揺動させる操作で、カーソルの移動を
制御できる。従って、ジョイスティックを用いたような
操作でカーソルが制御できるポインティングデバイス3
0をパーソナルコンピュータ1の筺体2との間に隙間を
形成せずに、しかも筺体2の僅かなスペースを利用して
パーソナルコンピュータ1に取り付けることができる。
グデバイス10を備えたパーソナルコンピュータ1の斜
視図である。
ピュータ1への取付状態を示す図1の要部断面図であ
る。
図である。
て、パーソナルコンピュータ1のカーソルを制御する状
態を示し、(a)は、タブレットシート11の押圧移動
とディスプレー3上のカーソルの移動軌跡との関係を示
し、(b)は、(a)の各操作位置における相対位置デ
ータ(X、Y)を示す説明図である。
ーチャートである。
グデバイス30の取付状態を示し、(a)は、要部平面
図、(b)は、その要部断面図である。
トの一例を示す説明図である。
パーソナルコンピュータ110の斜視図である。
ナルコンピュータ110に取り付けた状態を示す要部断
面図である。
図である。
ーソナルコンピュータ110のカーソルを制御する状態
を示し、(a)は、タブレットシート107の押圧移動
とディスプレー112上のカーソルの移動軌跡との関係
を示し、(b)は、(a)の各操作位置における相対位
置データ(X、Y)を示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 パーソナルコンピュータ(1)の筺体
(2)に取り付けられ、パーソナルコンピュータ(1)
のディスプレー(3)に表示されたカーソルを移動させ
るために、カーソル制御データを出力するポインティン
グデバイスであって、 僅かな間隙を隔てて平行に配置された一対のタブレット
シート(11a)(11b)と、 一方のタブレットシート(11a)が押圧され、他方の
タブレットシート(11b)と接触した位置を、押圧位
置(xn、yn)として検出する押圧位置検出手段と、 すくなくともタブレットシート(11)が押圧されてか
ら押圧が解除されるまで、タブレットシート(11)の
定位置を基準位置(x0、y0)とする基準位置設定手段
とを備え、 押圧位置(xn、yn)と基準位置(x0、y0)との相対
位置データからカーソル制御データを形成することを特
徴とするポインティングデバイス。 - 【請求項2】 基準位置設定手段は、タブレットシート
(11)の押圧が解除された状態から最初に押圧を検出
したときの押圧位置を基準位置(x0、y0)としたこと
を特徴とする請求項1に記載のポインティングデバイ
ス。 - 【請求項3】 基準位置設定手段は、タブレットシート
(11)の中央位置を基準位置(x0、y0)としたこと
を特徴とする請求項1に記載のポインティングデバイ
ス。 - 【請求項4】 タブレットシート(11)上に、底面を
押圧突部とした操作ボタン(31)を配設し、操作ボタ
ン(31)を揺動させてタブレットシート(11)の押
圧位置を変化させたことを特徴とする請求項1乃至3の
いずれか1項に記載のポインティングデバイス。
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