JP5749839B1 - β−Ga2O3系単結晶基板 - Google Patents

β−Ga2O3系単結晶基板 Download PDF

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Abstract

【課題】結晶構造のばらつきが小さい高品質のβ−Ga2O3系単結晶基板を提供する。【解決手段】一実施の形態において、β−Ga2O3系単結晶からなるβ−Ga2O3系単結晶基であって、主面がβ−Ga2O3系単結晶のb軸に平行な面であり、前記主面の中心を通る前記主面上の任意の直線上のΔωの最大値が0.7264以下であるβ−Ga2O3系単結晶基板1を提供する。Δωは、前記直線上における、X線ロッキングカーブのピーク位置におけるX線の入射方向と前記主面のなす角度をωsとして、前記ωsとその測定位置との関係を表す曲線の最小二乗法による線形近似により求められる近似直線上の角度をωaとしたときの、前記測定位置の各位置における前記ωsから前記ωaを減じた値の、最大値と最小値との差である。【選択図】図6

Description

本発明は、β−Ga系単結晶基板に関する。
従来、EFG(Edge-defined Film-fed Growth)法を用いた平板状のGa単結晶の成長方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によれば、SiOをドーパント原料として用いて、SiをGa単結晶に添加する。SiOは、Gaとの融点の差が小さく、Ga単結晶の成長温度(Ga単結晶の原料の融点)における蒸気圧が低いため、Ga単結晶中のドーパント量の制御が容易である。
また、従来、FZ(Floating Zone)法を用いた円柱状のβ−Ga系単結晶の成長方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2によれば、Si、Sn、Zr、Hf、Ge等を熱融解性調整用添加物としてβ−Ga系単結晶に添加する。熱融解性調整用添加物を添加することにより、β−Ga系単結晶の赤外線吸収特性が大きくなり、FZ装置の光源からの赤外線をβ−Ga系単結晶が効率的に吸収するようになる。このため、β−Ga系単結晶の外径が大きい場合であっても、中心部と外側の温度差が小さくなり、中心部が凝固し難くなる。
特開2011−190127号公報 特開2006−273684号公報
本発明の目的の1つは、結晶構造のばらつきが小さい高品質のβ−Ga系単結晶基板を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するために、[1]〜[10]のβ−Ga系単結晶基板を提供する。
[1]β−Ga系単結晶からなるβ−Ga系単結晶基板であって、主面が前記β−Ga系単結晶のb軸に平行な面であり、前記主面の中心を通る前記主面上の任意の直線上のΔωの最大値が0.7264以下であり、前記Δωは、前記直線上における、X線ロッキングカーブのピーク位置におけるX線の入射方向と前記主面のなす角度をωとして、前記ωとその測定位置との関係を表す曲線の最小二乗法による線形近似により求められる近似直線上の角度をωとしたときの、前記測定位置の各位置における前記ωから前記ωを減じた値の、最大値と最小値との差である、β−Ga系単結晶基板。
[2]β−Ga系単結晶からなるβ−Ga系単結晶基板であって、主面が前記β−Ga系単結晶のb軸に平行な面であり、前記主面の中心を通る前記主面上の任意の直線上のαの最大値が0.141以下であり、前記αは、前記直線上における、X線ロッキングカーブのピーク位置におけるX線の入射方向と前記主面のなす角度をωとして、前記ωとその測定位置との関係を表す曲線の最小二乗法による線形近似により求められる近似直線上の角度をωとしたときの、前記測定位置の各位置における前記ωから前記ωを減じた値の絶対値の、平均値である、β−Ga系単結晶基板。
[3]前記任意の直線上のΔωのうち、前記β−Ga系単結晶のb軸に垂直な直線上のΔωが最大である、前記[1]に記載のβ−Ga系単結晶基板。
[4]前記任意の直線上のαのうち、前記β−Ga系単結晶のb軸に垂直な直線上のαが最大である、前記[2]に記載のβ−Ga系単結晶基板。
[5]ドーパントを含む、前記[1]〜[4]のいずれかに記載のβ−Ga系単結晶基板。
[6]前記ドーパントがIV族元素である、前記[5]に記載のβ−Ga系単結晶基板。
[7]前記ドーパントがSn又はSiである、前記[6]に記載のβ−Ga系単結晶基板。
[8]前記主面が(−201)面、(101)面、又は(001)面である、前記[1]〜[7]のいずれかに記載のβ−Ga系単結晶基板。
[9]b軸方向に育成された平板状のβ−Ga系単結晶から切りだされた、前記[1]〜[8]のいずれかに記載のβ−Ga系単結晶基板。
[10]双晶面を含まない、又は双晶面と前記主面との交線に垂直な方向の最大幅が2インチ以上の双晶面を含まない領域を有する、前記[1]〜[9]のいずれかに記載のβ−Ga系単結晶基板。
本発明によれば、結晶構造のばらつきが小さい高品質のβ−Ga系単結晶基板を提供することができる。
図1は、第1の実施の形態に係るEFG結晶製造装置の垂直断面図である。 図2は、第1の実施の形態に係るβ−Ga系単結晶の成長中の様子を表す斜視図である。 図3は、種結晶を切り出すためのβ−Ga系単結晶を育成する様子を表す斜視図である。 図4は、β−Ga系単結晶から切り出したβ−Ga系単結晶基板とX線回折の測定位置を表す平面図である。 図5は、X線ロッキングカーブ測定の様子を模式的に表す図である。 図6(a)〜(c)は、基板上の測定位置と、X線ロッキングカーブのピーク位置のωの値であるωとの関係を表す曲線とその最小二乗法による線形近似から求められた近似直線を表すグラフである。 図7(a)〜(c)は、基板上の測定位置と、X線ロッキングカーブのピーク位置のωの値であるωとの関係を表す曲線とその最小二乗法による線形近似から求められた近似直線を表すグラフである。
〔実施の形態〕
(実施の形態の概要)
本実施の形態においては、種結晶を用いて、平板状のβ−Ga系単結晶を育成する。この平板状のβ−Ga系単結晶を後述する育成方法によって育成することにより、結晶構造のばらつきを小さくすることができる。
β−Ga系単結晶における結晶構造のばらつきは、b軸方向に垂直な方向に沿って最も大きくなる。このため、本実施の形態においては、平板状のβ−Ga系単結晶から切り出したβ−Ga系単結晶基板の結晶構造のばらつきの評価指標として、主面に平行かつb軸方向に垂直な方向の結晶構造のばらつきを測定した。
(β−Ga系単結晶基板の製造方法)
以下に、上記の結晶構造のばらつきが小さいβ−Ga系単結晶基板1の製造方法の一例を記載する。
図1は、第1の実施の形態に係るEFG(Edge Defined Film Fed Growth)結晶製造装置10の垂直断面図である。
EFG結晶製造装置10は、石英管18内に設置されたGa系融液30を受容するルツボ11と、このルツボ11内に設置されたスリット12aを有するダイ12と、ダイ12の開口部12bを含む上面を露出させるようにしてルツボ11の開口部を閉塞する蓋13と、種結晶31を保持する種結晶保持具14と、種結晶保持具14を昇降可能に支持するシャフト15と、ルツボ11を載置するための支持台16と、石英管18の内壁に沿って設けられた断熱材17と、石英管18の周囲に設けられた高周波誘導加熱用の高周波コイル19と、石英管18及び断熱材17を支持する基部22と、基部22に取り付けられた脚部23とを有する。
EFG結晶製造装置10は、さらに、ルツボ11上のβ−Ga系単結晶32が育成される領域を囲むように設けられたIr等からなるアフターヒーター20と、アフターヒーター20上に蓋のように設けられたIr等からなる反射板21を有する。
ルツボ11は、Ga系原料を溶解させて得られたGa系融液30を収容する。ルツボ11は、Ga系融液30を収容しうるIr等の高い耐熱性を有する材料からなる。
ダイ12は、ルツボ11内のGa系融液30を毛細管現象により上昇させるためのスリット12aを有する。ダイ12は、ルツボ11と同様に、Ir等の高い耐熱性を有する材料からなる。
蓋13は、ルツボ11から高温のGa系融液30が蒸発することを防止し、蒸発物がルツボ11外の部材に付着することを防ぐ。
高周波コイル19は、石英管18の周囲に螺旋状に配置され、図示しない電源から供給される高周波の電流により、ルツボ11及びアフターヒーター20を誘導加熱する。これにより、ルツボ内のGa系原料が溶解してGa系融液30が得られる。
断熱材17は、ルツボ11の周囲に所定の間隔を有して設けられている。断熱材17は、保温性を有し、誘導加熱されたルツボ11等の急激な温度変化を抑制することができる。
アフターヒーター20は、誘導加熱により発熱し、反射板21は、アフターヒーター20及びルツボ11から発せられた熱を下方に反射する。アフターヒーター20は、ホットゾーンの径方向(水平方向)の温度勾配を低減することができ、反射板21は、ホットゾーンの結晶成長方向の温度勾配を低減することができることが、本願発明者により確認されている。
アフターヒーター20及び反射板21をEFG結晶製造装置10に設けることにより、β−Ga系単結晶32の転位密度を低減できる。このため、結晶構造のばらつきが小さいβ−Ga系単結晶基板1をβ−Ga系単結晶32から得ることができる。
図2は、第1の実施の形態に係るβ−Ga系単結晶32の成長中の様子を表す斜視図である。図2においては、β−Ga系単結晶32の周囲の部材の図示を省略する。
β−Ga系単結晶32を育成するには、まず、ルツボ11内のGa系融液30をダイ12のスリット12aを通してダイ12の開口部12bまで上昇させ、種結晶31をダイ12の開口部12bにあるGa系融液30に接触させる。次に、Ga系融液30に接触させた種結晶31を鉛直方向に引き上げ、β−Ga系単結晶32を成長させる。図2に示される結晶成長方向は、β−Ga系単結晶32のb軸に平行な方向(b軸方向)である。
β−Ga系単結晶32及び種結晶31は、β−Ga単結晶、又は、Al、In等の元素が添加されたGa単結晶である。例えば、Al及びInが添加されたβ−Ga単結晶である(GaAlIn(1−x−y)(0<x≦1、0≦y≦1、0<x+y≦1)単結晶であってもよい。Alを添加した場合にはバンドギャップが広がり、Inを添加した場合にはバンドギャップが狭くなる。また、β−Ga系単結晶32は、Mg、Fe、Cu、Ag、Zn、Cd、Al、In、Si、Ge、Sn、Pb、Nb等の元素をドーパントとして含んでもよい。
種結晶31は、双晶面を含まない、又はほぼ含まないβ−Ga系単結晶である。種結晶31は、育成するβ−Ga系単結晶32と幅及び厚さがほぼ等しい。このため、幅方向W及び厚さ方向Tに肩を広げることなく、β−Ga系単結晶32を育成することができる。
β−Ga系単結晶32の育成は幅方向Wに肩を広げる工程を含まないため、β−Ga系単結晶32の双晶化が抑えられる。なお、厚さ方向Tへの肩広げは、幅方向Wの肩広げと異なり、双晶が生じにくいため、β−Ga系単結晶32の育成は厚さ方向Tに肩を広げる工程を含んでもよいが、厚さ方向Tへの肩広げを行わない場合は、β−Ga系単結晶32のほぼ全体が基板を切り出すことのできる平板状の領域となり、基板製造のコストを低減することができるため、図2に示されるように、β−Ga系単結晶32の厚さを確保するために厚さの大きい種結晶31を用いて、厚さ方向Tへの肩広げを行わないことが好ましい。
種結晶31の水平方向に向いた面33の面方位と、β−Ga系単結晶32の主面34の面方位が一致する。このため、例えば、β−Ga系単結晶32から主面の面方位が(−201)であるβ−Ga系単結晶基板1を切り出す場合は、種結晶31の面33の面方位が(−201)である状態でβ−Ga系単結晶32を育成する。
β−Ga系単結晶は、(100)面における劈開性が強く、結晶成長の肩広げの過程で(100)面を双晶面(対称面)とする双晶が生じやすい。本実施の形態におけるβ−Ga系単結晶32の結晶成長方向であるb軸方向は、(100)面に平行であるため、双晶が発生した場合であっても、比較的大きな、例えば2インチ以上の、双晶を含まないβ−Ga系単結晶基板を切り出すことができる。また、双晶面と主面との交線に垂直な方向の最大幅が2インチ以上の双晶面を含まない領域を有するβ−Ga系単結晶基板を切り出すことができる。
次に、β−Ga系単結晶32と同等の幅を有する幅広の種結晶31を四角柱状の幅の小さい種結晶を用いて形成する方法について述べる。
図3は、種結晶31を切り出すためのβ−Ga系単結晶36を育成する様子を表す斜視図である。
種結晶31は、β−Ga系単結晶36の双晶面を含まない、又はほとんど含まない領域から切り出される。このため、β−Ga系単結晶36の幅(幅方向Wの大きさ)は、種結晶31の幅よりも大きい。
また、β−Ga系単結晶36の厚さ(厚さ方向Tの大きさ)は、種結晶31の厚さより小さくてもよいが、その場合は、β−Ga系単結晶36から直接種結晶31を切り出すのではなく、β−Ga系単結晶36から切り出した種結晶を用いて厚さ方向Tに肩を広げて育成したβ−Ga系単結晶から種結晶31を切り出す。
β−Ga系単結晶36の育成には、β−Ga系単結晶32の育成に用いられるEFG結晶製造装置10とほぼ同じ構造のEFG結晶製造装置100を用いることができるが、β−Ga系単結晶36の幅、又は幅と厚さがβ−Ga系単結晶32と異なるため、EFG結晶製造装置100のダイ112の幅、又は幅と厚さは、EFG結晶製造装置10のダイ12と異なる。ダイ112の開口部112bの大きさは、ダイ12の開口部12bと通常は等しいが、等しくなくてもよい。
種結晶35は、育成するβ−Ga系単結晶36よりも幅の小さい四角柱状のβ−Ga系単結晶である。
β−Ga系単結晶36を育成するには、まず、ルツボ11内のGa系融液30をダイ112のスリットを通してダイ112の開口部112bまで上昇させ、種結晶35の水平方向の位置がダイ12の幅方向Wの中心から幅方向Wにずれた状態で、種結晶35をダイ112の開口部112bにあるGa系融液30に接触させる。このとき、より好ましくは、種結晶35の水平方向の位置がダイ112の幅方向Wの端の上にある状態で、種結晶35をダイ112の上面を覆うGa系融液30に接触させる。
次に、Ga系融液30に接触させた種結晶35を鉛直方向に引き上げ、β−Ga系単結晶36を成長させる。
育成するβ−Ga系単結晶が幅方向への肩広げ工程において双晶化するときは、種結晶に近い領域に双晶面が生じやすく種結晶から離れた位置では双晶面が生じにくい。
本実施の形態のβ−Ga系単結晶36の育成方法は、このようなβ−Ga系単結晶の双晶化の性質を利用したものである。本実施の形態によれば、種結晶35の水平方向の位置がダイ12の幅方向Wの中心から幅方向Wにずれた状態でβ−Ga系単結晶36を成長させるため、種結晶35の水平方向の位置がダイ12の幅方向Wの中心にある状態でβ−Ga系単結晶36を成長させる場合と比較して、種結晶35からの距離が大きい領域がβ−Ga系単結晶36中に生じる。このような領域には双晶面が生じにくいため、幅広の種結晶31を切り出すことができる。
なお、上記の種結晶35を用いたβ−Ga系単結晶36の育成、及びβ−Ga系単結晶36からの種結晶の切り出しには、特願2013−102599に開示された技術を適用することができる。
次に、育成したβ−Ga系単結晶32からβ−Ga系単結晶基板1を切り出す方法の一例について述べる。
まず、例えば、厚さが18mmのβ−Ga系単結晶32を育成した後、単結晶育成時の熱歪緩和と電気特性の向上を目的とするアニールを行う。このアニールは、例えば、窒素等の不活性雰囲気において、1400〜1600℃の温度を6〜10時間保持することにより行われる。
次に、種結晶31とβ−Ga系単結晶32の分離を行うため、ダイヤモンドブレードを用いて切断を行う。まず、カーボン系のステージに熱ワックスを介してβ−Ga系単結晶32を固定する。切断機にステージに固定されたβ−Ga系単結晶32をセッティングし、切断を行う。ブレードの粒度は#200〜#600(JISB4131による規定)程度であることが好ましく、切断速度は毎分6〜10mmくらいが好ましい。切断後は、熱をかけてカーボン系ステージからβ−Ga系単結晶32を取外す。
次に、超音波加工機やワイヤー放電加工機を用いてβ−Ga系単結晶32の縁を円形に加工する。また、円形に加工されたβ−Ga系単結晶32の縁にオリエンテーションフラットを形成してもよい。
次に、マルチワイヤーソーにより、円形に加工されたβ−Ga系単結晶32を1mm程度の厚さにスライスし、β−Ga系単結晶基板1を得る。この工程において、所望のオフセット角をつけてスライスを行うことができる。ワイヤーソーは固定砥粒方式のものを用いることが好ましい。スライス速度は毎分0.125〜0.3mm程度が好ましい。
β−Ga系単結晶32がb軸方向に育成された単結晶であるため、β−Ga系単結晶32から切りだされるβ−Ga系単結晶基板1の主面は、(−201)面、(101)面、(001)面等のb軸に平行な面である。
次に、加工歪緩和、及び電気特性向上、透過性向上を目的とするアニールをβ−Ga系単結晶基板1に施す。昇温時には酸素雰囲気でのアニールを行い、昇温後に温度を保持する間は窒素雰囲気等の不活性雰囲気に切替えてアニールを行う。保持温度は1400〜1600℃が好ましい。
次に、β−Ga系単結晶基板1のエッジに所望の角度にて面取り(べベル)加工を施す。
次に、ダイヤモンドの研削砥石を用いて、所望の厚さになるまでβ−Ga系単結晶基板1を研削する。砥石の粒度は#800〜1000(JISB4131による規定)程度であることが好ましい。
次に、研磨定盤とダイヤモンドスラリーを用いて、所望の厚さになるまでβ−Ga系単結晶基板を研磨する。研磨定盤は金属系やガラス系の材質のものが好ましい。ダイヤモンドスラリーの粒径は0.5μm程度が好ましい。
次に、ポリッシングクロスとCMP(Chemical Mechanical Polishing)用のスラリーを用いて、原子レベルの平坦性が得られるまでβ−Ga系単結晶基板1を研磨する。ポリッシングクロスはナイロン、絹繊維、ウレタン等の材質のものが好ましい。スラリーにはコロイダルシリカを用いることが好ましい。CMP工程後のβ−Ga系単結晶基板1の主面の平均粗さはRa0.05〜0.1nmくらいである。
(β−Ga系単結晶基板の品質評価方法)
上記の方法等により得られたβ−Ga系単結晶基板1に対して、X線ロッキングカーブ測定により結晶品質の評価を行う。この結晶品質の評価は、基板の主面に平行かつb軸に垂直な方向の結晶構造のばらつきの評価により行う。
図4は、β−Ga系単結晶から切り出したβ−Ga系単結晶基板1とX線回折の測定位置を表す平面図である。図4にマーク「×」で示される測定点において、β−Ga系単結晶のb軸方向を軸として基板を回転させながらX線回折強度を測定し、X線ロッキングカーブを得る。
これらの測定点は、β−Ga系単結晶基板1の主面の中心を通る主面上の直線であって、b軸に垂直な直線の上に並んでいる。
図5は、X線ロッキングカーブ測定の様子を模式的に表す図である。X線発生装置2から発せられたX線のβ−Ga系単結晶基板1への入射方向(X線発生装置2からβ−Ga系単結晶基板1の主面上の測定点へ向かう方向)のβ−Ga系単結晶基板1の主面に平行な成分は、上記の測定点が列ぶ直線と一致する。図5は、一例として、主面の面方位が(−201)であるβ−Ga系単結晶基板1の主面の中心を通る[102]方向に平行な直線上を測定する場合の、X線の入射方向を示している。
図5中のωは、X線の入射方向とβ−Ga系単結晶基板2の主面の成す角度[deg]を表し、2θは、X線の入射方向と測定点からX線検出装置6へ向かう方向との成す角度である。X線ロッキングカーブ測定では、2θを固定した状態で、ブラッグの条件が満たされる角度の近傍でωを変化させることにより回折ピークを得る。
このX線回折測定をドーパントが添加されていないβ−Ga系単結晶基板(基板Aとする)、仕込み濃度0.030mol%のSnがドーパントとして添加された2枚のβ−Ga系単結晶基板(基板B、Cとする)、仕込み濃度0.020mol%のSiがドーパントとして添加された3枚のβ−Ga系単結晶基板(基板D、E、Fとする)に対して行った。
なお、基板A、B、C、D、Eは、上記のEFG結晶製造装置10を用いてb軸方向に育成されたβ−Ga系単結晶32から切りだされた基板であり、基板Fは、上記のEFG結晶製造装置10からアフターヒーター20及び反射板21を除いた装置を用いて育成されたβ−Ga系単結晶32から切りだされた基板である。また、基板A、B、C、D、Eの主面は、いずれもb軸に平行な(−201)面である。
図6(a)〜(c)、図7(a)〜(c)は、基板上の測定位置と、角度ω[deg]との関係を表す曲線とその近似直線を表すグラフである。図6(a)〜(c)、図7(a)〜(c)の横軸はb軸に垂直な方向の基板上の位置[mm]、縦軸は角度ω[deg]を表す。
ここで、ωは、X線ロッキングカーブのピーク位置におけるωの値であるωから、ωの測定を行った直線上における平均値を減じた値である。ωを図6、7の縦軸として用いる理由は、各グラフをωの平均値が0°となるように規格化し、グラフ間の比較を容易にするためである。
図6(a)、(b)、(c)は、それぞれ基板A、B、Cについての測定結果を表すグラフである。図7(a)、(b)、(c)は、それぞれ基板D、E、Fについての測定結果を表すグラフである。図6(a)〜(c)、図7(a)〜(c)のX線ロッキングカーブの回折ピークは、(−402)面における回折によるものである。
図6(a)〜(c)、図7(a)〜(c)から、各測定位置における、角度ωから近似直線上の角度(以下ωと呼ぶ)を減じた値を求め、その最大値と最小値の差Δω[deg]を求める。また、各測定位置における、角度ωから角度ωを減じた値を求め、その絶対値の平均値α[deg]を求める。なお、近似直線は、測定位置と角度ωとの関係を表す曲線の最小二乗法による線形近似により求められたものである。
なお、ωの代わりにωを用いてΔωを求めることもできる。すなわち、ωと測定位置との関係を表す曲線の最小二乗法による線形近似により近似直線を求め、各測定位置における、ωから近似直線上の角度ω減じた値を求め、それらの最大値と最小値の差からΔωを求めることができる。当然ながら、ωとωのどちらを用いても同じ値のΔωが得られる。同様に、ωの代わりにωを用いてαを求めることもできる。
b軸に垂直な方向の角度ωのばらつきが小さいほど、このΔω、αが小さくなり、基板のb軸に垂直な方向の結晶構造のばらつきが小さいことを意味する。
なお、EFG結晶製造装置10を用いて育成されたβ−Ga系単結晶32から切りだされた、Snがドーパントとして添加された複数のβ−Ga系単結晶基板については、基板B、C以外の基板に対してもX線回折を行っており、基板Cは、それらの基板、基板B、及び基板Cのうちで最もΔω、αの値が大きかった基板である。
また、EFG結晶製造装置10を用いて育成されたβ−Ga系単結晶32から切りだされた、Siがドーパントとして添加された複数のβ−Ga系単結晶基板については、基板D、E以外の基板に対してもX線回折を行っており、基板Eは、それらの基板、基板D、及び基板Eのうちで最もΔω、αの値が大きかった基板である。
以下の表1に、各基板のΔω、αの数値を表す。
Figure 0005749839
上述したように、基板A、B、C、D、E、Fの主面は(−201)面であるが、b軸に平行な面であれば、(101)面、(001)面等の他の面であっても、同程度のΔω、αが得られる。
Sn、Si、Ge、Pb等のIV族元素は、β−Ga系単結晶のn型ドーパントとして適した元素である。IV族元素のうち、表1に示されていないGe、Pbをドーパントとして用いた場合、β−Ga系単結晶基板の結晶構造のばらつき(Δω、α)は、Siを用いた場合とほぼ等しくなる。
基板A、B、C、D、EのΔω、αの値は、それぞれ0.7264以下、0.141以下であり、基板FのΔω、αの値よりも小さい。これは、基板A、B、C、D、Eがアフターヒーター20及び反射板21を備えたEFG結晶製造装置10を用いて育成されたβ−Ga系単結晶32から切りだされたことによる。
基板A、B、C、D、Eはb軸方向に育成されたβ−Ga系単結晶32から切りだされた基板であるため、それらの主面上の、β−Ga系単結晶32の育成方向であるb軸に垂直な直線上のΔω、αは、基板A、B、C、D、Eの主面上の任意の直線(あらゆる直線)上のΔω、αの中で最大の値をとる。すなわち、例えば、b軸に垂直な直線上のΔω、αがそれぞれ0.7264以下、0.141以下であれば、任意の直線上のΔω、αの最大値がそれぞれ0.7264以下、0.141以下であるといえる。
次に、基板の反りが与えるΔω、αの変化についての評価結果を示す。Δω、αは、基板面内の各部における結晶格子の傾きから得られるパラメータであるため、基板中の結晶構造のばらつき以外にも、基板の反りにより影響を受ける。本評価は、基板の反りに起因するΔω、αの変化が結晶構造のばらつきに起因するΔω、αの変化と比較して十分に小さく、Δω、αの値による結晶構造のばらつきの評価にほとんど影響を与えないことを示すためのものである。
まず、EFG結晶製造装置10を用いて育成されたβ−Ga系単結晶32から切りだされた、仕込み濃度0.10mol%のSnがドーパントとして添加された、主面の面方位が(−201)である5枚の基板(基板G、H、I、J、Kとする)を用意し、各基板面内の位置ごとの表面の高さを測定する。この位置ごとの表面の高さのデータから、基板の反りの大きさの指標となる「Bow」と「Warp」の値が求められる。
次に、各基板面内の位置ごとの表面の高さのデータから、各基板面内の位置ごとの傾きθを算出する。この傾きθは、X線ロッキングカーブ測定における角度ωに(θ°の)ズレをもたらす。基板面内の位置ごとの傾きθから、基板の反りに起因するΔω、αを求めることができる。
以下の表2に、基板G、H、I、J、Kの反りの大きさを表すBow及びWarpの数値と、各基板の反りに起因する、基板の主面の中心を通る主面上の直線であって、b軸に垂直な直線上のΔω、αの数値を示す。
Figure 0005749839
表2に示されるように、基板の反りに起因するΔω、αの数値は、表1に示される結晶構造のばらつきに起因するΔω、αの変化と比較して十分に小さく、Δω、αの値による結晶構造のばらつきの評価にほとんど影響を与えない。なお、このようなβ−Ga系単結晶32から切りだされた基板の反りの大きさは、ドーパントの有無やドーパントの種類にほとんど依存しない。
(実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、ドーパントを添加する場合であっても、結晶構造のばらつきが小さい高品質のβ−Ga系単結晶基板を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
また、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…β−Ga系単結晶基板、 32…β−Ga系単結晶

Claims (10)

  1. β−Ga系単結晶からなるβ−Ga系単結晶基板であって、
    主面が前記β−Ga系単結晶のb軸に平行な面であり、
    前記主面の中心を通る前記主面上の任意の直線上のΔωの最大値が0.7264以下であり、
    前記Δωは、前記直線上における、X線ロッキングカーブのピーク位置におけるX線の入射方向と前記主面のなす角度をωとして、前記ωとその測定位置との関係を表す曲線の最小二乗法による線形近似により求められる近似直線上の角度をωとしたときの、前記測定位置の各位置における前記ωから前記ωを減じた値の、最大値と最小値との差である、
    β−Ga系単結晶基板。
  2. β−Ga系単結晶からなるβ−Ga系単結晶基板であって、
    主面が前記β−Ga系単結晶のb軸に平行な面であり、
    前記主面の中心を通る前記主面上の任意の直線上のαの最大値が0.141以下であり、
    前記αは、前記直線上における、X線ロッキングカーブのピーク位置におけるX線の入射方向と前記主面のなす角度をωとして、前記ωとその測定位置との関係を表す曲線の最小二乗法による線形近似により求められる近似直線上の角度をωとしたときの、前記測定位置の各位置における前記ωから前記ωを減じた値の絶対値の、平均値である、
    β−Ga系単結晶基板。
  3. 前記任意の直線上のΔωのうち、前記β−Ga系単結晶のb軸に垂直な直線上のΔωが最大である、
    請求項1に記載のβ−Ga系単結晶基板。
  4. 前記任意の直線上のαのうち、前記β−Ga系単結晶のb軸に垂直な直線上のαが最大である、
    請求項2に記載のβ−Ga系単結晶基板。
  5. ドーパントを含む、
    請求項1〜4のいずれかに記載のβ−Ga系単結晶基板。
  6. 前記ドーパントがIV族元素である、
    請求項5に記載のβ−Ga系単結晶基板。
  7. 前記ドーパントがSn又はSiである、
    請求項6に記載のβ−Ga系単結晶基板。
  8. 前記主面が(−201)面、(101)面、又は(001)面である、
    請求項1〜7のいずれかに記載のβ−Ga系単結晶基板。
  9. b軸方向に育成された平板状のβ−Ga系単結晶から切りだされた、
    請求項1〜8のいずれかに記載のβ−Ga系単結晶基板。
  10. 双晶面を含まない、又は双晶面と前記主面との交線に垂直な方向の最大幅が2インチ以上の双晶面を含まない領域を有する、
    請求項1〜9のいずれかに記載のβ−Ga系単結晶基板。
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