JP5749635B2 - 黒色樹脂組成物および樹脂成形体 - Google Patents
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Description
1.芳香族ジヒドロキシ成分が、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン成分(成分a−1)と2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン成分(成分a−2)を含み、成分a−1の割合が全芳香族ジヒドロキシ化合物100モルに対して40〜90モル%であって、粘度平均分子量が1.8×104〜3.2×104である共重合ポリカーボネート樹脂(A−1成分)95〜60重量部およびスチレン系樹脂(A−2)5〜40からなる樹脂成分(A成分)100重量部に対して、衝撃改質剤(B成分)0〜10重量部、カーボンブラック(C成分)0.1〜5重量部を含有してなる黒色樹脂組成物。
2.上記(A成分)100重量部に対して、2種類以上のプラスチック染料(D成分)0.01〜1重量部を含有してなる上記1記載の黒色樹脂組成物。
3.上記衝撃改質剤(B成分)がブタジエン系、アクリル系、シリコーン系から選ばれるゴム変性樹脂もしくはこれらの共重合体を1種以上含む上記1または2のいずれかに記載の黒色樹脂組成物。これらのゴム変性樹脂もしくは共重合体によると低温における耐衝撃性が著しく優れる。
4.上記1〜3のいずれかに記載の黒色樹脂組成物を成形してなる黒色成形品。
<共重合ポリカーボネート樹脂(A−1成分)>
本発明で用いられる共重合ポリカーボネート樹脂(A−1成分)は、二価フェノールとカーボネート前駆体とを反応させて得られるものである。反応の方法としては界面重縮合法、溶融エステル交換法、カーボネートプレポリマーの固相エステル交換法、および環状カーボネート化合物の開環重合法などを挙げることができる。
ポリカーボネート樹脂を製造するに当り、上記二価フェノールを単独で又は二種以上併用することができ、また必要に応じて分子量調節剤、分岐剤、触媒等を用いることができる。
ポリカーボネートの粘度平均分子量は、まず、次式にて算出される比粘度(ηSP)を20℃で塩化メチレン100mlにポリカーボネート0.7gを溶解した溶液からオストワルド粘度計を用いて求め、
比粘度(ηSP)=(t−t0)/t0
[t0は塩化メチレンの落下秒数、tは試料溶液の落下秒数]
求められた比粘度(ηSP)から次の数式により粘度平均分子量Mを算出する。
ηSP/c=[η]+0.45×[η]2c(但し[η]は極限粘度)
[η]=1.23×10−4M0.83
c=0.7
本発明のA−2成分であるスチレン系樹脂は、芳香族ビニル化合物の重合体または共重合体からなる樹脂、または芳香族ビニル化合物と他のビニル単量体およびゴム質重合体より選ばれる1種以上とを共重合して得られる共重合体からなる樹脂をいう。芳香族ビニル化合物は樹脂100重量%中10重量%以上含有するものが好ましい。
還元粘度(ηsp/C)={(t/t0)−1}/0.5
尚、かかるフリーのAS共重合体の割合は、アセトンなどのかかるAS共重合体の良溶媒にABS樹脂を溶解し、その可溶分から採取することが可能である。一方その不溶分(ゲル)が正味のABS共重合体となる。
かかるABS樹脂は塊状重合、溶液重合、懸濁重合、および乳化重合などのいずれの方法で製造されたものでもよい。耐加水分解性の点でより好ましいのは塊状重合法および懸濁塊状重合法により製造されたABS樹脂である。また共重合の方法も一段で共重合しても、多段で共重合してもよい。
A−2成分は、ABS樹脂およびAS樹脂からなる群より選択される少なくとも一種のスチレン系樹脂であることが好ましい。
本発明で用いられる衝撃改質剤(B成分)は、上記スチレン系樹脂(A−2)以外のガラス転移温度が10℃以下、好ましくは−10℃以下、より好ましくは−30℃以下であるゴム成分からなる重合体、並びに該ゴム成分からなる重合体に他のポリマー鎖が結合してなる共重合体が好ましく挙げられる。更にそのゴム成分がゴム質重合体100重量%中少なくとも35重量%、より好ましくは45重量%含有する重合体であることが好ましい。ゴム成分の含有量の上限は実用上90重量%程度が好ましい。
本発明において、(C成分)の含有量は、上記A成分100重量部に対して0.1〜5重量部であり、0.1〜3重量部であることが好ましく、0.1〜1重量部であることがより好ましい。(C成分)の含有量が上記下限以上であると、漆黒感が得られ、上記上限以下であると、加熱時の熱分解による分子量低下と機械特性低下が生じづらいため好ましい。また、取り扱いを容易にさせる、または、分散性を向上させる目的でマスターバッチを作成し、顆粒化、分散剤添加を施してもよい。
本発明は、着色剤として黒色無機顔料であるカーボンブラックとともにプラスチック染料を添加して、深みのある漆黒性を得ることができる。本発明においては、上記A成分100重量部に対して、2種類以上のプラスチック染料(D成分)0.01〜1重量部を含有することが好ましい2種以上の染料の組み合わせからなるD成分を構成する染料においては、アンスラキノン系、ペリノン系、ペリレン系、アゾ系、メチン系、キノリン系等の染料が挙げられる。これらの染料を組み合わせて使用することで、特に漆黒性に優れる黒色樹脂組成物を得ることが出来る。D成分を構成する染料は、任意のものを使用でき、特に制限されないが、具体的には次のような染料が例示される。
本発明の黒色樹脂組成物には、目的に応じて添加剤を配合することができる。
(i)離型剤
本発明の黒色樹脂組成物には、離型剤を配合することが好ましい。
本発明に用いることができる離型剤としては公知のものが使用できる。例えば、脂肪酸エステル、ポリオレフィン系ワックス(ポリエチレンワックス、1−アルケン重合体など。酸変性などの官能基含有化合物で変性されているものも使用できる)、シリコーン化合物、フッ素化合物(ポリフルオロアルキルエーテルに代表されるフッ素オイルなど)、パラフィンワックス、蜜蝋などを挙げることができる。これらの中でも入手の容易さ、離型性および透明性の点から脂肪酸エステルが好ましい。かかる離型剤は上記A成分100重量部に対して、好ましくは0.005〜0.2重量部、より好ましくは0.007〜0.1重量部、更に好ましくは0.01〜0.06重量部である。添加量が前記範囲の下限未満では、離型性の改善が十分ではなく、上限を超える場合、ブリードアウトなど外観不良を起こしやすい。
本発明の黒色樹脂組成物には、その成形加工時の熱安定性を向上させることを主たる目的として各種のリン系安定剤が更に配合されることが好ましい。かかるリン系安定剤としては、亜リン酸、リン酸、亜ホスホン酸、ホスホン酸およびこれらのエステルなどが例示される。更にかかるリン系安定剤は第3級ホスフィンを含む。
本発明の黒色樹脂組成物には、その成形加工時の熱安定性、および耐熱老化性を向上させることを主たる目的としてヒンダードフェノール系安定剤を配合することができる。かかるヒンダードフェノール系安定剤としては、例えば、α−トコフェロール、ブチルヒドロキシトルエン、シナピルアルコール、ビタミンE、n−オクタデシル−β−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェル)プロピオネート、2−tert−ブチル−6−(3’−tert−ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(N,N−ジメチルアミノメチル)フェノール、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネートジエチルエステル、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2’−ジメチレン−ビス(6−α−メチル−ベンジル−p−クレゾール)2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−ブチリデン−ビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、トリエチレングリコール−N−ビス−3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート、1,6−へキサンジオールビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ビス[2−tert−ブチル−4−メチル6−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)フェニル]テレフタレート、3,9−ビス{2−[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]−1,1,−ジメチルエチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−m−クレゾール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、4,4’−ジ−チオビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−トリ−チオビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2−チオジエチレンビス−[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−ビス(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、N,N’−ヘキサメチレンビス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナミド)、N,N’−ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌレート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス2[3(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]エチルイソシアヌレート、およびテトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンなどが例示される。これらはいずれも入手容易である。前記ヒンダードフェノール系酸化防止剤は、単独でまたは2種以上を組合せて使用することができる。
本発明の黒色樹脂組成物は紫外線吸収剤を含有することができる。本発明の紫外線吸収剤としては、具体的にはベンゾフェノン系では、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベンジロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホキシトリハイドライドレイトベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ−5−ソジウムスルホキシベンゾフェノン、ビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタン、2−ヒドロキシ−4−n−ドデシルオキシベンソフェノン、および2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキシベンゾフェノンなどが例示される。
紫外線吸収剤の含有量は、上記A成分100重量部を基準として0.01〜2重量部、好ましくは0.03〜2重量部、より好ましくは0.04〜1重量部、更に好ましくは0.05〜0.5重量部である。
本発明の黒色樹脂組成物には、ポリカーボネート樹脂の難燃剤として知られる各種の化合物が配合されてよい。難燃剤として使用される化合物の配合は難燃性の向上のみならず、各化合物の性質に基づき、例えば帯電防止性、流動性、剛性、および熱安定性の向上などがもたらされる。
かかる難燃剤としては、(i)有機金属塩系難燃剤(例えば有機スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、ホウ酸金属塩系難燃剤、および錫酸金属塩系難燃剤など)、(ii)有機リン系難燃剤(例えば、モノホスフェート化合物、ホスフェートオリゴマー化合物、ホスホネートオリゴマー化合物、ホスホニトリルオリゴマー化合物、およびホスホン酸アミド化合物など)、(iii)シリコーン化合物からなるシリコーン系難燃剤、並びに(iv)ハロゲン系難燃剤(例えば、臭素化エポキシ樹脂、臭素化ポリスチレン、臭素化ポリカーボネート(オリゴマーを含む)、臭素化ポリアクリレート、および塩素化ポリエチレンなど)等が挙げられる。
本発明の黒色樹脂組成物には、滴下防止剤を含むことができる。かかる滴下防止剤を上記難燃剤と併用することにより、より良好な難燃性を得ることができる。かかる滴下防止剤としては、フィブリル形成能を有する含フッ素ポリマーを挙げることができ、かかるポリマーとしてはポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン系共重合体(例えば、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、など)、米国特許第4379910号公報に示されるような部分フッ素化ポリマー、フッ素化ジフェノールから製造されるポリカーボネート樹脂などを挙げることかできるが、好ましくはポリテトラフルオロエチレン(以下PTFEと称することがある)である。
フィブリル化PTFEのポリカーボネート樹脂組成物中の含有量は、上記A成分100重量部を基準として好ましくは0.001〜1重量部、より好ましくは0.1〜0.7重量部である。
本発明の黒色樹脂組成物には、帯電防止性能が求められる場合があり、かかる場合帯電防止剤を含むことが好ましい。かかる帯電防止剤としては、例えば(1)ドデシルベンゼンスルホン酸ホスホニウム塩に代表されるアリールスルホン酸ホスホニウム塩、およびアルキルスルホン酸ホスホニウム塩などの有機スルホン酸ホスホニウム塩、並びにテトラフルオロホウ酸ホスホニウム塩の如きホウ酸ホスホニウム塩が挙げられる。該ホスホニウム塩の含有量は、A成分とB成分との合計100重量部を基準として5重量部以下が適切であり、好ましくは0.05〜5重量部、より好ましくは1〜3.5重量部、更に好ましくは1.5〜3重量部の範囲である。
本発明の黒色樹脂組成物には、上記記載の添加剤の他に、蛍光染料、蛍光増白剤、無機系蛍光体(例えばアルミン酸塩を母結晶とする蛍光体)、ブルーイング剤、流動パラフィンの如き分散剤、熱線吸収剤およびフォトクロミック剤などを配合することができる。
本発明の黒色樹脂組成物の製造に当たっては、その製造方法は特に限定されるものではなく公知の製造方法を利用することができる。通常、ポリカーボネート樹脂および添加剤、着色剤を予備混合した後、押出機に投入して溶融混練した後、押出されたスレッドを冷却し、ペレタイザーにより切断して、ペレット状の成形材料が製造される。押出機は単軸押出機、および二軸押出機のいずれもが利用できるが、生産性や混練性の観点からは二軸押出機が好ましい。かかる二軸押出機の代表的な例としては、ZSK(Werner & Pfleiderer社製、商品名)を挙げることができる。同様のタイプの具体例としてはTEX((株)日本製鋼所製、商品名)、TEM(東芝機械(株)製、商品名)、KTX((株)神戸製鋼所製、商品名)などを挙げることができる。押出機としては、原料中の水分や、溶融混練樹脂から発生する揮発ガスを脱気できるベントを有するものが好ましく使用できる。ベントからは発生水分や揮発ガスを効率よく押出機外部へ排出するための真空ポンプが好ましく設置される。また押出原料中に混入した異物などを除去するためのスクリーンを押出機ダイス部前のゾーンに設置し、異物を樹脂組成物から取り除くことも可能である。かかるスクリーンとしては金網、スクリーンチェンジャー、焼結金属プレート(ディスクフィルターなど)などを挙げることができる。
本発明の黒色樹脂組成物は、射出成形、射出圧縮成形、インジェクションブロー成形、押出成形またはブロー成形などの方法により目的の成形品を得ることもできる。
(1)粘度平均分子量
粘度平均分子量を、比粘度(ηSP)を20℃で塩化メチレン100mlにポリカーボネート樹脂0.7gを溶解した溶液からオストワルド粘度計を用いて求め、比粘度(ηSP)から次の数式により粘度平均分子量(Mv)を算出した。
比粘度(ηSP)=(t−t0)/t0
[t0は塩化メチレンの落下秒数、tは試料溶液の落下秒数]
ηSP/c=[η]+0.45×[η]2 c (但し[η]は極限粘度)
[η]=1.23×10−4 Mv0.83
c=0.7
算術平均粗さ(Ra)が0.03μmとしたキャビティ面を持つ金型を使用し、日本製鋼所製射出成形機J−75E3を用いて、シリンダー温度280℃、金型温度80℃の条件で、保圧時間20秒および冷却時間20秒にて幅50mm、長さ90mm、厚みがゲート側から3mm(長さ20mm)、2mm(長さ45mm)、1mm(長さ25mm)である3段型プレートを成形した。かかる3段型プレートの厚み2mm部における鉛筆硬度をJIS K5600に則して測定した。
ISO179に則して23℃における試験片のノッチ付シャルピー衝撃強度を測定した。
住友重機械工業(株)SG−150U成形機を用い、アルキメデス型スパイラルフロー金型(流路厚さ2mm、流路幅8mm)にて流動長を評価した。条件は、シリンダー温度280℃、金型温度70℃、射出圧力100MPaとした。
ペレットを110℃で5時間乾燥後、日本製鋼所製射出成形機J−75E3により、シリンダー温度280℃で射出成形した試験片を用い、ISO178に則して荷重たわみ温度を測定した。荷重:1.80MPa。(試験片形状;長さ80mm×幅10mm×厚み4mm)
漆黒性評価は光沢度評価および色差評価により行なった。入射受光角20度の光沢度が75以上、入射受光角60度の光沢度が85以上であり、かつ色差L*が3.0以上13.0以下、a*が−1.0以上−0.1以下、b*が1.0以上4.0以下であると漆黒性に優れる。
(6−1)光沢度評価
得られた黒色成形品(3段プレート、厚み2mm部)を光沢計(HORIBA IG−331、HORIBA社製)で、入射受光角20度と60度の光沢度を測定した。
(6−2)色差評価
得られた黒色成形品(3段プレート、厚み2mm部)をJIS K7373に則して(光源D65、透過)、積分球分光光度計CE−7000A(X−Rite社)で、D65光源、反射法、視野角10°、色差式CIE1976(L*a*b*)にての色差を測定した。
表1の組成で得られたパウダーに、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトを0.05重量%、ステアリン酸モノグリセリドを0.1重量%となるように添加し、表2〜3に記載した組成で(A−2成分)、(B成分)、(C成分)、および(D成分)を均一に混合した後、かかるパウダーをベント式二軸押出機[(株)神戸製鋼所製KTX−46]により脱気しながら溶融混錬後、ポリカーボネート樹脂を得た。得られた樹脂について、上記記載の方法で鉛筆硬度、耐衝撃性、流動性、耐熱性、漆黒性を評価した。結果を表2〜3に示した。
(共重合ポリカーボネート樹脂(PC−1)の製造)
温度計、撹拌機および還流冷却器の付いた反応器に、48%水酸化ナトリウム水溶液3844部およびイオン交換水22,380部を仕込み、これに2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン(Bis−C、本州化学製)1,992部、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(Bis−A、新日鐵化学製)1,773部、およびハイドロサルファイト7.53部(和光純薬製)を溶解した後、塩化メチレン13,210部を加え、撹拌下、15〜25℃でホスゲン2,000部を約60分かけて吹き込んだ。ホスゲンの吹き込み終了後、48%水酸化ナトリウム水溶液640部およびp−tert−ブチルフェノール93.2部を加え、撹拌を再開、乳化後トリエチルアミン3.24部を加え、さらに28〜33℃で1時間撹拌して反応を終了した。反応終了後生成物を塩化メチレンで希釈して水洗した後、塩酸酸性にして水洗し、さらに水相の導電率がイオン交換水とほぼ同じになるまで水洗を繰り返し、ポリカーボネート樹脂の塩化メチレン溶液を得た。次いで、この溶液を目開き0.3μmのフィルターに通過させ、さらに軸受け部に異物取出口を有する隔離室付きニーダー中の温水に滴下、塩化メチレンを留去しながらポリカーボネート樹脂をフレーク化し、引続き該含液フレークを粉砕・乾燥してパウダーを得た。
p−tert−ブチルフェノールを81.6重量部に変更した以外は、実施例1と同様の手法にてポリカーボネート樹脂を得た。結果を表1に記載した。
(共重合ポリカーボネート樹脂(PC−3)の製造)
p−tert−ブチルフェノールを69.9重量部に変更した以外は、実施例1と同様の手法にてポリカーボネート樹脂を得た。結果を表1に記載した。
(共重合ポリカーボネート樹脂(PC−4)の製造)
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン1,593部、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2,128部に変更した以外は、実施例1と同様の手法にてポリカーボネート樹脂を得た。結果を表1に記載した。
(共重合ポリカーボネート樹脂(PC−5)の製造)
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン3,187部、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン709部に変更した以外は、実施例1と同様の手法にてポリカーボネート樹脂を得た。結果を表1に記載した。
(共重合ポリカーボネート樹脂(PC−6)の製造)
ポリカーボネート樹脂として、帝人化成製パンライトL−1225WXを使用した以外は、実施例1と同様の手法にて実施した。結果を表1に記載した。
(共重合ポリカーボネート樹脂(PC−7)の製造)
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン1,195部、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン2,483部に変更した以外は、実施例1と同様の手法にてポリカーボネート樹脂を得た。結果を表1に記載した。
(共重合ポリカーボネート樹脂(PC−8)の製造)Cホモ、Mv=20,000
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを使用せず、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン3,984部に変更した以外は、実施例1と同様の手法にてポリカーボネート樹脂を得た。結果を表1に記載した。
(共重合ポリカーボネート樹脂(PC−9)の製造)Mv=16,000
p−tert−ブチルフェノールを116.6重量部に変更した以外は、実施例1と同様の手法にてポリカーボネート樹脂を得た。結果を表1に記載した。
(共重合ポリカーボネート樹脂(PC−10)の製造)Mv=34,000
p−tert−ブチルフェノールを46.4重量部に変更した以外は、実施例1と同様の手法にてポリカーボネート樹脂を得た。結果を表1に記載した。
温度計、撹拌機および還流冷却器の付いた反応器に、48%水酸化ナトリウム水溶液5236部およびイオン交換水20,000部を仕込み、これに1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロヘキサン(Bis−OC−Z)4704部、およびハイドロサルファイト9.4部を溶解した後、塩化メチレン17,540部を加え、撹拌下、15〜25℃でホスゲン2,200部を約60分かけて吹き込んだ。ホスゲンの吹き込み終了後、48%水酸化ナトリウム水溶液654部およびp−tert−ブチルフェノール81.6部を加え、撹拌を再開、乳化後トリエチルアミン4.32部を加え、さらに28〜33℃で1時間撹拌して反応を終了した。反応終了後生成物を塩化メチレンで希釈して水洗した後、塩酸酸性にして水洗し、さらに水相の導電率がイオン交換水とほぼ同じになるまで水洗を繰り返し、ポリカーボネート樹脂の塩化メチレン溶液を得た。次いで、この溶液を目開き0.3μmのフィルターに通過させ、さらに軸受け部に異物取出口を有する隔離室付きニーダー中の温水に滴下、塩化メチレンを留去しながらポリカーボネート樹脂をフレーク化し、引続き該含液フレークを粉砕・乾燥してパウダーを得た。
温度計、撹拌機および還流冷却器の付いた反応器に、48%水酸化ナトリウム水溶液5236部およびイオン交換水20,000部を仕込み、これに1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロヘキサン(Bis−OC−Z)2,533部、ビスフェノールA 1948部およびハイドロサルファイト9.4部を溶解した後、塩化メチレン17,540部を加え、撹拌下、15〜25℃でホスゲン2,200部を約60分かけて吹き込んだ。ホスゲンの吹き込み終了後、48%水酸化ナトリウム水溶液654部およびp−tert−ブチルフェノール102部を加え、撹拌を再開、乳化後トリエチルアミン4.32部を加え、さらに28〜33℃で1時間撹拌して反応を終了した。反応終了後生成物を塩化メチレンで希釈して水洗した後、塩酸酸性にして水洗し、さらに水相の導電率がイオン交換水とほぼ同じになるまで水洗を繰り返し、ポリカーボネート樹脂の塩化メチレン溶液を得た。次いで、この溶液を目開き0.3μmのフィルターに通過させ、さらに軸受け部に異物取出口を有する隔離室付きニーダー中の温水に滴下、塩化メチレンを留去しながらポリカーボネート樹脂をフレーク化し、引続き該含液フレークを粉砕・乾燥してパウダーを得た。
ABS樹脂:日本A&L(株)製UT−61(商品名)(ブタジエンゴム成分約14重量%、重量平均ゴム粒子径0.56μm)を用いた。
AS樹脂:日本A&L(株)製ライタック−ABS−207(商品名)(重量平均分子量109,000)を用いた。
<衝撃改質剤成分(B成分)>
B−1:コア−シェルグラフト共重合体(ロームアンドハース社:パラロイドEXL−2602(商品名))
B−2:コア−シェルグラフト共重合体(三菱レイヨン(株)製:メタブレンS−2001(商品名)
B−3:コア−シェルグラフト共重合体(三菱レイヨン(株)製:メタブレンW−450A(商品名)
<カーボンブラック(C成分)>
C成分:カーボンブラック(三菱化成工業(株)製#3600)
<プラスチック染料(D成分>
D成分:NUBIAN BLACK PC−5857(オリエント化学工業(株)製)
Claims (4)
- 芳香族ジヒドロキシ成分が、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン成分(成分a−1)と2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン成分(成分a−2)を含み、成分a−1の割合が全芳香族ジヒドロキシ成分100モル中40〜90モルであって、粘度平均分子量が1.8×104〜3.2×104である共重合ポリカーボネート樹脂(A−1成分)95〜60重量部およびスチレン系樹脂(A−2)5〜40重量部からなる樹脂成分(A成分)100重量部に対して、衝撃改質剤(B成分)0〜10重量部、カーボンブラック(C成分)0.1〜5重量部を含有してなる黒色樹脂組成物。
- 上記樹脂成分(A成分)100重量部に対して、2種類以上のプラスチック染料(D成分)0.01〜1重量部を含有してなる請求項1記載の黒色樹脂組成物。
- 上記衝撃改質剤(B成分)がブタジエン系、アクリル系、シリコーン系から選ばれるゴム変性樹脂もしくはこれらの共重合体を1種以上含む請求項1または2に記載の黒色樹脂組成物。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の黒色樹脂組成物を成形してなる黒色成形品。
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