JP5748102B2 - 回路構成体及び電気接続箱 - Google Patents
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Description
また、フィレットが形成される部分については、段差部が形成されないため、段差部によりロウ接部分に不具合が生じることを防止することができる。
・前記ロウ接は、前記接続端子の前記ハウジングの背面側から延出される側を、前記第1回路基板の導電路を構成するスルーホールに挿通し、前記スルーホールにロウ材又はハンダを進入させて行っている。
スルーホールに挿通されて導電路に接続される接続端子については、相手側部材の接続の際に、スルーホールの挿通方向に力を受けてロウ接した部分に不具合を生じやすいが、本発明のような屈曲部を形成することにより、スルーホールの挿通方向に受けた力を第1回路基板が受けることで吸収させることができるため、相手側部材の接続の際の不具合を防止することが可能になる。
第1回路基板がハウジングの背面に沿って設けられている場合は、相手側部材の接続の際の力が接続端子と第1回路基板との接続部分に直接的に及びやすいが、このように接続の際の力が直接的に及びやすい場合であっても屈曲部により、接続端子がロウ接された部分に強い力が及ばないようにすることができる。また、第1回路基板に対して交差する姿勢で配置される第2回路基板を備えることで、回路構成体の高密度化を図ることができる。
ヒューズの抜き差しには、比較的強い力が生じるため、このときの力により接続端子のロウ接した部分に不具合が生じることが懸念されるが、本構成によれば、そのような不具合を効果的に防止することが可能になる。
このようにすれば、ケースにより回路構成体を保護することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図15を参照して説明する。
本実施形態における電気接続箱10(図1)は、電気自動車やハイブリット自動車等の車両において、バッテリー等の電源と、ヘッドランプ、ワイパー等の車載電装品との間に接続されて、各種車載電装品への電力の供給及び供給電力の制御等を行うものである。以下では、前後方向については、図4の下方を前方、上方を後方とし、上下方向については、図4の紙面手前側を上方、紙面奥方を下方として説明する。ただし、前後および上下の方向定義は以下の説明のためのものであって、本実施形態における電気接続箱10の車両搭載時の実際の方向を限定するものではなく、車両に電気接続箱10が搭載される際には、例えば、ヒューズブロック37側が下側となるように配置することができる。
ケース11は、回路構成体20が載置されるロアケース12と、回路構成体20が載置されたロアケース12に被せられるアッパケース13とからなる。
ケース11の上部のうち、ヒューズブロック37の後方において段差状に低くされた部分は、周縁部にL字形の仕切り壁14が複数箇所設けられるとともに、この仕切り壁14の内側に図示しないボディECUが嵌め込まれる。
ケース11の側面の上部には、ボルト等の部材を用いて車両内部に取り付けて固定するための取付部15が設けられている。
第1回路基板21の左右の縁部には、ヒューズブロック37に取り付けて固定するための円形状の取付孔23が貫通形成されている。
第2回路基板24の周縁部には、取付孔26が貫通形成されている。
第1回路基板21及び第2回路基板24には、リレー等の電子部品27が実装されている。
第1回路基板21の導電路と第2回路基板24の導電路とは中継端子28を介して接続されている。
コネクタ部34は、上下2段に分けて設けられるとともに周方向に複数並んで設けられている。
コネクタ端子は、一端側がフードの内側に突出し、他端側については、図示はしないが、コネクタハウジングの背面側に延出され、例えば、第2回路基板24の導電路や、図示しない電線配策板に配策される電線等に接続することができる。
ハウジング38の前面には、図2に示すように、多数のヒューズFUを取付け可能な取付凹部39が形成されている。
ヒューズFUは、扁平な形状であって、図10に示すように、金属板材からなる一対の被挟持部FU1が樹脂部FU2から露出している。
ハウジング38の背面側における左右の端部及び中間部には、図8に示すように、円柱状の支柱部38Aが後方に突出しており、第1回路基板21の裏面側から取付孔23を通してネジ留めすることで、ハウジング38と第1回路基板21との間を所定の間隔だけ離間させた状態に位置決めするようになっている。
非弾性端子51は、図10に示すように、一端側にヒューズFUを挟持する一対の挟持片45,45が上下一対設けられ、これらが一体に連結されており、この連結部分から後方にスルーホール22に挿通される板状の挿通部51Aが延出されている。この板状の挿通部51Aについては、その板状の形状ゆえに、比較的広い範囲でスルーホール22内の半田との接触面を有しており、ヒューズFUの取付けの際の力の受けても比較的半田クラック等が生じないようになっている。
なお、電線接続端子52に接続される電線は、例えば、第1回路基板21と平行に配置される図示しない電線配策板を介してコネクタ端子等に接続することができる。
第1回路基板21にヒューズブロック37、電力バスバー40及び電子部品27を組み付け、ヒューズブロック37及び電子部品27の各端子をスルーホール22に挿通する。
そして、はんだ槽に溶かしておいたハンダの表層に第1回路基板21の下面側を浸すフロー半田付けにより、スルーホール22に挿通された各端子をスルーホール22に半田付けする。これにより、ヒューズブロック37のヒューズ接続端子群42が第1回路基板21の導電路に電気的に接続される。なお、このとき、ヒューズ接続端子群42における第1回路基板21のスルーホール22に接続された部分には、フィレット55が形成されるが、このフィレット55は、弾性当接端子44の段差部50には到達しない。
(1)回路構成体20は、導電路を有する第1回路基板21と、第1回路基板21の導電路にロウ接で接続される弾性当接端子44(接続端子)と、弾性当接端子44をヒューズFU(相手側部材)と接続可能に保持するハウジング38と、を備え、弾性当接端子44におけるヒューズFUと接続されないハウジング38の背面側から延出される側は、クランク状に屈曲された屈曲部54を有し、屈曲部54よりも先端側が第1回路基板21の導電路にロウ接されており、弾性当接端子44は、ヒューズFUを接続する際の力を受けて弾性変形するとともに、この弾性変形により屈曲部54が第1回路基板21の面に当接可能となっている。
スルーホール22に挿通されて導電路に接続される弾性当接端子44については、ヒューズFUの取付けの際にスルーホール22の挿通方向に力を受けてロウ接した部分に不具合を生じやすいが、本実施形態のような屈曲部54を形成することにより、スルーホール22の挿通方向に受けた力を第1回路基板21が受けることで吸収させることができるため、ヒューズFU(相手側部材)の接続の際の不具合を防止することが可能になる。
このようにすれば、フィレット55が形成される部分については、段差部50が形成されないため、段差部50によりロウ接部分に不具合が生じることを防止することができる。
第1回路基板21がハウジング38の背面に沿って設けられている場合は、ヒューズFUの接続の際の力が弾性当接端子44と第1回路基板21との接続部分に直接的に及びやすいが、このように接続の際の力が直接的に及びやすい場合であっても屈曲部54により弾性当接端子44(接続端子)がロウ接された部分に強い力が及ばないようにすることができる。また、第1回路基板21に対して交差する姿勢で配置される第2回路基板24を備えることで、回路構成体20の高密度化を図ることができる。
ヒューズFUの抜き差しには、比較的強い力が生じるため、このときの力により弾性当接端子44のロウ接した部分に不具合が生じることが懸念されるが、本実施形態によれば、そのような不具合を効果的に防止することが可能になる。
このようにすれば、ケース11により回路構成体20を保護することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、弾性当接端子44と第1回路基板21のスルーホール22との接続は半田付けにより行うことにしたが、これに限らず、ロウ材を用いたロウ付けにより行ってもよい。また、第2回路基板24側における各端子とスルーホール25との接続についても、半田付けにより行うことにしたが、これに限らず、ロウ材を用いたロウ付けにより行ってもよい。
11…ケース
20…回路構成体
21…第1回路基板
21A…前面
22…スルーホール
24…第2回路基板
25…スルーホール
27…電子部品
28…中継端子
30…バスバー
31…ECU接続コネクタ
32,33…コネクタブロック
35A…電源側端子
37…ヒューズブロック
38…ハウジング
39…取付凹部
40…電力バスバー
42…ヒューズ接続端子群
43…基板接続端子
44…弾性当接端子(接続端子)
45…挟持片
46…長尺端子部
47…接点部
48…短尺端子部
49…挿通部
50…段差部
51…非弾性端子
52…電線接続端子
53…圧接端子
54…屈曲部
55…フィレット
FU…ヒューズ(相手側部材)
FU1…被挟持部
FU2…樹脂部
Claims (5)
- 導電路を有する第1回路基板と、
前記第1回路基板の導電路にロウ接で接続される接続端子と、
前記接続端子を相手側部材と接続可能に保持するハウジングと、を備え、
前記接続端子における前記相手側部材と接続されない前記ハウジングの背面側から延出される側は、クランク状に屈曲された屈曲部を有し、前記屈曲部よりも先端側が前記第1回路基板の導電路に前記ロウ接されており、
前記接続端子は、前記相手側部材を接続する際の力を受けて弾性変形するとともに、前記弾性変形により前記屈曲部が前記第1回路基板の面に当接可能となっており、
前記屈曲部のうち前記ハウジング側の部分と前記第1回路基板側の部分とを段差状に接続する段差部は、前記第1回路基板の面から前記ロウ接により生じるフィレットの寸法以上離間した位置に形成されている回路構成体。 - 前記ロウ接は、前記接続端子の前記ハウジングの背面側から延出される側を、前記第1回路基板の導電路を構成するスルーホールに挿通し、前記スルーホールにロウ材又はハンダを進入させて行っている請求項1に記載の回路構成体。
- 前記第1回路基板は、前記ハウジングの背面に沿って設けられており、
前記第1回路基板に対して交差する姿勢で配置される第2回路基板を備え、
前記第1回路基板の導電路と前記第2回路基板の導電路とは中継端子を介して接続されている請求項1又は請求項2に記載の回路構成体。 - 前記相手側部材はヒューズである請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回路構成体。
- 前記ハウジングは、前記接続端子を複数保持し、前記複数の接続端子に対応する複数の前記相手側部材を接続可能である請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の回路構成体と、前記ハウジングにおける前記相手側部材を接続する側の面を露出させて前記回路構成体を収容するケースと、からなる電気接続箱。
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