JP5746846B2 - 乾麺線の投入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテナに収納している直線状の乾麺線を、専用の容器などに移すことなく、長手方向を揃えて直接に次の工程に供給する装置に関し、とくに、コンテナから計量器に乾麺線を供給するのに最適な投入装置に関する。
そうめんやうどん等の直線状の乾麺線は、コンテナに入れて搬送されてコンベアに供給され、コンベアから計量器に供給されて、たとえば50gの重量に計量され、束ねて梱包される。また、コンテナに入れて搬送される乾麺線は、包装のためにも、コンベアに供給され、コンベアから包装器に供給されて包装される。計量器に供給される乾麺線は、コンテナから取り出されて計量器のホッパーに供給され、計量器で指定の重量に計量される。乾麺線をホッパーに供給して、計量する装置はすでに開発されている。(特許文献1参照)
特許文献1の装置は、乾麺線を長手方向を揃えてをホッパーに供給する。ホッパーから長手方向を揃えて排出された乾麺線は所定の重量に計量される。この装置は、コンテナからホッパーに乾麺線を移すのに手間と労力がかかる欠点がある。ところで、コンテナに収納された乾麺線を、コンテナから下方に向かって下窄み状のホッパーに供給する自動計量装置も開発されている。(特許文献2参照)
特開平9−049753号公報 特開平9−077263号公報
特許文献2の自動計量装置は、コンテナを反転して、コンテナに収納している乾麺線をホッパーに供給する。この自動計量装置は、コンテナから排出される乾麺線を長手方向を揃えて排出できない。この欠点を解消するために、特許文献2の自動計量装置は、ホッパーに整列機構を設けている。ホッパーは、コンテナから排出される乾麺線を長手方向に揃えて整列して排出するために、下窄み状のホッパーを多段に連結するカスケード状の通路を設けている。この自動計量装置は、コンテナから排出される乾麺線を長手方向に揃えるために、専用のホッパーを設ける必要がある。この自動計量装置は、乾麺線をカスケード状の通路に落下させて長手方向を揃えるので、ホッパーを落下するときに折れるなどの損傷を受けやすい欠点があり、また専用のホッパーを設けるので構造が複雑で設備コストが高くなる欠点がある。さらにまた、多段のホッパーをカスケード状に配置するので、ホッパーが高くなり、乾麺線を高い位置まで持ち上げる必要があって装置が高くなる欠点もある。
本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、極めて簡単な機構としながら、コンテナから乾麺線を長手方向を揃えて直接にコンベアに供給でき、乾麺線を損傷させることなく、また、装置の全高を高くすることなく乾麺線をコンベアに供給できる乾麺線の投入装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
乾麺線の投入装置は、直線状の乾麺線1を長手方向を揃えて収納してなるコンテナ2を上方を開口部とする上昇姿勢で持ち上げる上昇機構3と、この上昇機構3で持ち上げられたコンテナ2を、乾麺線1の向く方向を回転軸としてコンテナ2の開口部から乾麺線1を排出する排出姿勢に回転する回転機構4と、コンテナ2から排出される乾麺線1を長手方向を揃えて排出する排出機構5と、この排出機構5から乾麺線1を供給するコンベア8とを備えている。排出機構5は、長手方向を揃えて収納している乾麺線1の両端に位置するコンテナ2の両側の側壁21の上方に配設される一対の対向壁51と、乾麺線1の排出姿勢にあるコンテナ2の下方に配設されて、排出姿勢のコンテナ2からコンベア8に向かって下り勾配に傾斜されて、コンテナ2からコンベア8に乾麺線1を移送する排出プレート52と、コンテナ2の開口部を閉塞すると共に、コンテナ2の排出姿勢において、コンテナ2の開口部を開いて乾麺線1を排出プレート52に載せてコンベア8に移送する開閉蓋53と、この開閉蓋53を開閉する開閉機構54とを備えている。さらに開閉蓋53には、プレート又はシート材からなる抑制部材56を連結している。この抑制部材56は、排出される乾麺線1を所定の接触圧に保持しながら移送して、排出プレート52と開閉蓋53とで形成される排出ダクト55の開口部から排出される乾麺線1の排出量を抑制している。投入装置は、開閉機構54が開閉蓋53の開閉を制御して、回転機構4で上昇姿勢から排出姿勢に回転されたコンテナ2の開口部を開いて、排出姿勢のコンテナ2の乾麺線1を、対向壁51の間において、排出プレート52に載せて長手方向を揃えてコンベア8に供給し、さらに、抑制部材56が、落下する乾麺線1に所定の接触圧で接触されて、排出プレート52と開閉蓋53との間から乾麺線1をコンベア8に移送する
以上の投入装置は、極めて簡単な機構として、コンテナから直接にコンベアに乾麺線を供給しながら、乾麺線を長手方向を揃えて供給でき、しかも乾麺線を損傷することなく、また、装置の全高を低くしながら乾麺線をコンベアに供給できる特徴がある。それは、以上の投入装置が、コンテナを回転して、収納している乾麺線を直接にコンベアに供給する構造としながら、下り勾配に傾斜する排出プレートに載せて、開閉蓋と対向壁とで長手方向を揃えて供給できるからである。また、排出プレートから直接にコンベアに供給して乾麺線を長手方向を揃えることができるので、従来のようにホッパーを多段に配置する必要がなく、全体を低くできる特徴も実現する。さらに、多段のホッパーに落下させないので、乾麺線が損傷せず、また、乾麺線をコンテナから直接にコンベアに供給するので、全体の構造を極めて簡単にできる特徴がある。
本発明の乾麺線の投入装置は、 開閉蓋53が、コンテナ2の開口部を開閉する開閉部53Bを備え、開閉部53Bが、その先端に向かって次第に排出プレート52に接近する状態に開かれて、先端縁の開口幅(W1)を開閉部53Bの開口幅(W)よりも狭くすることができる。
本発明の乾麺線の投入装置は、抑制部材56を、ゴム状弾性体のプレート、プラスチック製のプレート、プラスチックシート、布地の何れかとすることができる。
以上の投入装置は、簡単な構造のコンベアでもって、コンテナから供給される乾麺線をスムーズに移送できる特徴がある。
本発明の乾麺線の投入装置は、コンベア8を乾麺線1の重量を計量する計量器6に連結して、計量器6で乾麺線を計量することができる。
本発明の一実施例にかかる乾麺線の投入装置の概略斜視図である。 本発明の一実施例にかかる乾麺線の投入装置の垂直縦断面図である。 図2に示す乾麺線の投入装置の垂直横断面図である。 図2に示す乾麺線の投入装置の上下台の平面図である。 図2に示す乾麺線の投入装置の上下台が脱着位置でコンテナを保持する状態を示す垂直縦断面図である。 図5に示す乾麺線の投入装置の垂直横断面図である。 図5に示す乾麺線の投入装置がコンテナを上昇姿勢とする状態を示す垂直縦断面図である。 図7に示す乾麺線の投入装置がコンテナを排出姿勢に回転する状態を示す垂直縦断面図である。 図8に示す乾麺線の投入装置がコンテナから乾麺線を排出する状態を示す垂直縦断面図である。 図9に示す乾麺線の投入装置がコンテナから乾麺線を排出した状態を示す垂直縦断面図である。 本発明の他の実施例にかかる乾麺線の投入装置の概略斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための乾麺線の投入装置を例示するものであって、本発明は乾麺線の投入装置を以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
以下、本発明の乾麺線の投入装置のコンベアを計量器に連結する具体例を説明する。ただし、本発明の投入装置は、必ずしもコンベアを計量器に連結するものでなく、たとえば乾麺線の包装装置などに連結することもできる。
図1ないし図10に示す乾麺線の投入装置は、直線状の乾麺線1を長手方向を揃えて収納しているコンテナ2を上方を開口部とする上昇姿勢で持ち上げる上昇機構3と、この上昇機構3で持ち上げられたコンテナ2を、乾麺線1の向く方向を回転軸としてコンテナ2の開口部から乾麺線1を排出する排出姿勢に回転する回転機構4と、コンテナ2から排出される乾麺線1を長手方向を揃えて排出する排出機構5と、排出機構5で排出される乾麺線1を計量器6に連結しているコンベア8とを備える。投入装置のコンベア8は、計量器6に設けたコンベアを利用することもできる。
上昇機構3は、一対のチェーン31と、上下に配置されてチェーン31をかけている一対のスプロケット32と、スプロケット32を回転するモータ33とを備えている。一対のチェーン31は、左右に垂直姿勢で配設されたフレーム30の対向面の上下に張設されている。一対のスプロケット32は、回転軸34を水平姿勢として、左右のフレーム30の上下に配置されており、スプロケット32にかけているチェーン31を垂直方向に移動させている。一方のスプロケット32の回転軸34はモータ33に連結されており、このスプロケット32をモータ33で回転させて、チェーン31を上下に移動させている。一対のチェーン31には、コンテナ2を連結して上下に移動させる上下台10を連結している。
上下台10は、両端部を一対のチェーン31に連結している。いいかえると、上下台10の両端部の外側に一対のチェーン31を配置して、上下台10を一対のチェーン31に連結している。上下台10は、コンテナ2を水平姿勢や回転姿勢に保持できるように、一対のチェーン31の両側に垂直姿勢で設けられた垂直ガイド35に沿って上下に移動される。上下台10は、一緒に上下に移動される一対のチェーン31でもって、降下位置にあるコンテナ2の脱着位置から、上昇位置にある排出位置まで上昇され、また、排出位置から脱着位置まで降下される。上下台10を上昇させるためにモータ33は正転し、また上下台10を降下させるために、モータ33は逆転する。モータ33の運転は制御部9にコントロールされる。
制御部9は、モータ33の運転を制御して、上下台10にコンテナ2をセットするときに、上下台10を降下させて脱着位置に停止させる。コンテナ2が上下台10にセットされると、モータ33は正転して上下台10を脱着位置から排出位置に上昇させて停止する。この排出位置でコンテナ2から乾麺線1を排出した後、モータ33は逆転して上下台10を排出位置から脱着位置に降下させる。脱着位置に降下して空になったコンテナ2を除去し、乾麺線1を入れたコンテナ2を上下台10にセットすると、再びモータ33を正転して上下台10を上昇する動作を繰り返す。
上下台10は、脱着位置において水平姿勢にセットされたコンテナ2を保持して、水平姿勢から排出姿勢まで回転する状態でコンテナ2を保持する。上下台10は、コンテナ2を定位置にセットするセット台11を有する。セット台11は、回転機構4を介して固定台12に連結している。固定台12はチェーン31に固定されて、セット台11と一緒にチェーン31で上下に移動される。
図1ないし図4のセット台11は、コンテナ2を脱着自在に保持する保持機構13を備えている。図3と図4の保持機構13は、コンテナ2の側壁21を両側から押圧して保持する一対の保持アーム14と、この保持アーム14を往復運動させる往復運動機構15とを備える。図に示す往復運動機構15は、一対の保持アーム14を互いに接近する方向と離す方向とに移動させるシリンダー15Aである。このセット台11は、一対の保持アーム14の内側にコンテナ2を配置すると共に、一対の保持アーム14を往復運動機構15で互いに接近させて、コンテナ2を両側から挟着して定位置に保持する。一対の保持アーム14は、コンテナ2の側壁21を両側から押圧して保持する保持部16を両端部に有している。この保持部16は、コンテナ2の側壁21に設けた保持リブ2xを嵌入する嵌入溝16Aを有すると共に、保持部16の上面をコンテナ2の上端縁に設けた鍔部2yに係止して、コンテナ2を確実に保持できるようにしている。さらに、セット台11は、セットされたコンテナ2が回転機構4で回転される姿勢でも内部の乾麺線1を定位置に保持できるように、コンテナ2の内部を周壁20の内側に沿って上から押さえる開閉蓋53を有する。開閉蓋53は、セット台11にコンテナ2をセットするときに、コンテナ2の上方から移動され、コンテナ2をセットする状態で、コンテナ2の開口部を閉塞する。この開閉蓋53は、詳細には後述するが、コンテナ2の排出姿勢において、開閉機構54で開かれて、コンテナ2の開口部を開いて乾麺線1を排出する。
回転機構4は、セット台11を回転させて、水平姿勢にセットされたコンテナ2を排出姿勢に回転させる。回転機構4は、水平姿勢にセットされるコンテナ2を水平姿勢から排出姿勢に回転して乾麺線1を排出し、その後、コンテナ2を排出姿勢から水平姿勢に回転させる。回転機構4は、コンテナ2を水平姿勢から約120度ないし150度回転させた位置を排出姿勢として、乾麺線1をスムーズに排出する。水平姿勢から135度回転されるコンテナ2の排出姿勢は、開口部を下向きとして、水平面に対して約45度傾斜する姿勢となる。ただし、排出姿勢は、必ずしも前述の範囲とする必要はなく、コンテナから乾麺線を排出するできる全ての姿勢とすることができる。
回転機構4は、サーボモータ40を備えている。サーボモータ40は、固定台12に固定されて、セット台11を固定している回動アーム41を回転させる。サーボモータ40と回動アーム41は歯車(図示せず)で連結されて、サーボモータ40が歯車を介して回動アーム41を回転して、セット台11を水平姿勢と排出姿勢とに回転させる。サーボモータ40は、上昇機構3をコントロールする制御部9にコントロールされて、セット台11を水平姿勢と排出位置に回転させる。サーボモータ40は正転と逆転とが繰り返されて、セット台11を水平姿勢から排出姿勢に、また排出姿勢から水平姿勢にセット台11を回転させる。
排出機構5は、長手方向を揃えて収納している乾麺線1の両端に位置するコンテナ2の両側の側壁21の上方に配設される一対の対向壁51と、乾麺線1の排出姿勢にあるコンテナ2の下方に配設されて、排出姿勢のコンテナ2から計量器6に連結しているコンベア8に向かって下り勾配に傾斜されて、コンテナ2からコンベア8に乾麺線1を移送する排出プレート52と、コンテナ2の開口部を閉塞すると共に、コンテナ2の排出姿勢において、コンテナ2の開口部を開いて乾麺線1を排出プレート52に載せてコンベア8に移送する開閉蓋53と、この開閉蓋53を開閉する開閉機構54とを備える。
図の投入装置は、排出プレート52に一対の対向壁51を垂直な姿勢で固定している。排出プレート52は、セット台11からコンテナ2側に突出する外壁部52Aを有し、この外壁部52Aをコンテナ2の一方の端面壁22の外側面に沿って配置してコンテナ2を位置決めすると共に、コンテナ2の端面壁22から上方に突出する延長部52Bを有する。この排出プレート52は、外壁部52Aと延長部52Bとからなる1枚の金属板で、垂直姿勢においては外壁部52Aを下部に、延長部52Bを上部に設けている。垂直姿勢の排出プレート52は、セット台11を回転して下り勾配に傾斜する。したがって、セット台11は、垂直姿勢の排出プレート52の上端を降下させるように回転されて、排出プレート52を下り勾配とする。下り勾配の排出プレート52は、コンテナ2の乾麺線1を上に滑らせてコンベア8に供給する。図1のコンベア8は両側に側壁8Aを設けているので、排出プレート52の延長部52Bは、その先端部の横幅を狭くして、コンベア8の側壁8Aの内部に挿入できるようにしている。
一対の対向壁51は排出プレート52に固定されて、セット台11にセットされるコンテナ2の側壁21の上面に連結される。一対の対向壁51は排出プレート52の両側であって、コンテナ2の側壁21と同一平面に位置している。図の対向壁51は四角形であって、セット台11の排出姿勢において、3つの辺をコンテナ2の側壁21の上面と、排出プレート52の表面と、コンベア8の側壁8Aの上面とに接近させる形状としている。この対向壁51は、排出姿勢にあるコンテナ2から排出させる乾麺線1を、排出プレート52に滑らせて外部に漏らさずコンベア8に供給する。
開閉蓋53は、上昇姿勢においてコンテナ2の開口部を閉塞し、排出姿勢においてコンテナ2の開口部を開いて乾麺線1を排出する。図10の開閉蓋53は、コンテナ2の開口部の一部を常に閉塞する閉塞部53Aと、開閉される開閉部53Bとを備え、開閉部53Bは蝶番53Cを介して開閉できるように閉塞部53Aに連結している。開閉部53Bは、蝶番53Cの反対側にあって開閉される先端縁を排出プレート52側に位置させている。開閉部53Bの開口幅(W)は、コンテナ2から排出される乾麺線1の排出量をコントロールする。開口幅(W)を広くして乾麺線1の排出量を多く、狭くして少なくできる。開口幅(W)は、3cm〜10cmとして、コンテナ2から乾麺線1を長手方向を揃えて速やかにコンベア8に供給できる。開口幅(W)は、開閉部53Bの幅でなく、開閉部53Bの開く幅でコントロールすることもできる。図10に示すように、開閉部53Bを、その先端に向かって次第に排出プレート52に接近する状態に開いて、先端縁の開口幅(W1)を開口幅(W)よりも狭くコントロールすることができる。この状態は、開閉部53Bの開口部から排出される乾麺線1を、開閉部53Bで所定の排出量にコントロールしながら排出プレート52に載せてコンベア8に供給できる。
開閉部53B先端縁の開口幅(W1)と開口幅(W)との比率W1/Wは、たとえば0.2〜1.2とすることができるが、好ましくは0.2以上であって1よりも小さくして、排出プレート52と開閉部53Bとの間の排出ダクト55の上下間隔を、乾麺線1の排出方向に向かって次第に狭くする。上下間隔を乾麺線1の排出方向に向かって次第に狭くする排出ダクト55は、先端が絞り状態となって、排出ダクト55を通過する乾麺線1を所定の接触圧に保持しながらコンベア8に向かって移送する。乾麺線1をコンテナ2からコンベア8に供給するときに、接触圧をかけないでコンテナ2からコンベア8に供給すると、動きが制限されている固体の分子が、自由に移動できる気体となってエントロピーが増大して自由に運動するように、接触圧をかけないで乾麺線を移送すると自由に動いて無方向になる物性がある。排出ダクト55を所定の接触圧で通過する乾麺線1は、その方向が無方向となることがなく、長手方向を揃えられてコンベア8に供給される。とくに、後述する図11に示すように、開閉部53にゴム状弾性体などの抑制部材56を連結して、これでもって、排出ダクト55に移送される乾麺線1の接触圧を所定の状態に保持して移送することで、乾麺線1をバラバラにすることなく、より綺麗に長手方向を揃えてコンベア8に供給できる特徴が実現される。
開閉蓋53は、コンテナ2を排出姿勢に回転する状態で乾麺線1の排出を阻止する。乾麺線1は、長手方向を揃えてコンテナ2に収納されて、コンベア8に横向きの姿勢で、すなわち乾麺線1の長手方向をコンテナ2からコンベア8への移送方向に直交する姿勢として移動される。開かれた開閉部53Bから排出される乾麺線1は、長手方向を開閉部53Bの回転軸の方向に平行な姿勢としている。したがって、セット台11を回転させる回転中心軸(回動アーム41の中心軸)と、開閉部53Bを開閉される回転中心軸(蝶番53Cの中心軸)とは乾麺線1の長手方向と平行としている。
図5と図6の閉塞部53Aは、コンテナ2の内側に挿入されて、乾麺線1の排出を阻止している。この閉塞部53Aは、コンテナ2に収納している乾麺線1の上面まで挿入されて、乾麺線1の排出を阻止することができる。開閉部53Bは、先端部をコンテナ2の周壁上面に接触させ、あるいは先端縁を排出プレート52の表面に接触させて、コンテナ2の開口部を閉塞して、コンテナ2から乾麺線1の排出を阻止する。先端縁を排出プレート52の表面に接触させて、コンテナ2の開口部を閉塞する開閉部53Bは、コンテナ2を水平姿勢とする状態で先端に向かって上り勾配に傾斜して、乾麺線1の排出を阻止する。この開閉蓋53は、コンテナ2を排出姿勢に回転させる状態で、コンテナ2の開口部を閉塞する状態で、排出プレート52との間に下方に向かって次第に狭くなる排出ダクト55を形成する。したがって、この状態から開閉部53Bが開かれて、よりスムーズに乾麺線1を長手方向を揃えて排出プレート52の上面に沿ってコンベア8に供給できる。
さらに、排出機構5は、図11に示すように、開閉部53Bの先端部に、抑制部材56を設けることができる。図11に示す抑制部材56は、ゴム状弾性体のプレートまたはシート材で、開閉部53Bの先端部から、排出プレート52の延長部52Bに向かって延長して設けている。図の抑制部材56は、コンテナ2を排出姿勢に回転する状態で、コンベア8の内部に挿入される長さを有している。この抑制部材56は、排出プレート52と開閉部53Bとで形成される排出ダクト55の開口部から排出される乾麺線1の排出量を抑制している。すなわち、抑制部材56は、落下する乾麺線1に接触して、排出プレート52と開閉部53Bとの間に移送される乾麺線1を所定の接触圧に保持しながら移送して、乾麺線1が一度に多量に排出されるのを抑制している。さらに、図の抑制部材56は、コンテナ2から落下される乾麺線1の緩衝材の働きもしており、乾麺線1が損傷を受けるのを有効に防止できる特徴がある。ただ、抑制部材には、ゴム状弾性体のプレートやシート材に代わって、プラスチック等のプレートや可撓性を有するシート材、例えば、プラスチックシートや布地等も使用できる。
以上の図に示す開閉蓋53は、コンテナ2の内部に挿入されて、コンテナ2の開口部を閉塞する。ただし、本発明の投入装置は、開閉蓋をコンテナの周壁の上面に配置して、コンテナの開口部を閉塞する構造とすることもできる。
開閉蓋53の開閉部53Bは、開閉機構54で開閉される。開閉機構54は開閉蓋53の上面に設けているシリンダー54Aである。シリンダー54Aは、後端をセット台11に、伸縮されるロッドの先端を開閉部53Bの上面に、回動できるように連結している。シリンダー54Aはロッドを伸長して開閉部53Bを閉塞し、ロッドを収縮して開閉部53Bを開くことができる。開閉機構54のシリンダー54Aは、制御部9にコントロールされて、開閉蓋53を開閉する。
計量器6は、コンベア8から供給される乾麺線1を計量する。コンベア8は、供給される乾麺線1を振動で計量器6に移送する振動コンベア8Xである。ただし、コンベアは必ずしも振動コンベアとする必要はなく、供給される乾麺線を載せて移送できる全てのコンベアとすることができる。コンベア8は、両側に側壁8Aを設けて、側壁8Aの間に乾麺線1を供給するようにしている。
計量器6は、コンベア8から供給される乾麺線1を計量する。計量器6は、図示しないが、乾麺線1を一定の重量、たとえば50g〜100gに計量して排出する。計量器6から一定の重量に計量して排出される乾麺線1は、束ねられて箱詰めされる。
以上の投入装置は以下の動作をして、コンテナ2に入れて供給される乾麺線1を一定の重量に計量する。
(1)図2ないし図6に示すように、制御部9が、上下台10を上下に移動されるモータ33を制御して、上下台10を降下位置に配置する。この状態で、上下台10のセット台11に、乾麺線1を長手方向を揃えて収納しているコンテナ2をセットする。
(2)セット台11にセットされたコンテナ2は、開閉蓋53で開口部が閉塞される。開閉蓋53は、コンテナ2の内部に挿入されて、コンテナ2の開口部を閉塞して乾麺線1を排出しない状態とする。
(3)図7に示すように、制御部9が上下台10を上下に移動させるモータ33を正転させて、上下台10を排出位置に上昇させる。この状態で、セット台11はコンテナ2を水平姿勢に保持する。したがって、コンベア8は水平姿勢で排出位置まで上昇される。
(4)図8に示すように、制御部9が回転機構4を駆動して、コンテナ2を上昇姿勢から排出姿勢に回転させる。この状態で、開閉蓋53の開閉部53Bはコンテナ2の開口部を閉塞しており、乾麺線1をコンテナ2から排出しない。
(5)図9に示すように、制御部9が開閉機構54を制御して、開閉蓋53の開閉部53Bを開く。開閉部53Bが開かれると、コンテナ2の乾麺線1は、図10に示すように、開閉部53Bと排出プレート52との間から排出され、排出される乾麺線1は排出プレート52の上を滑って長手方向を揃えてコンベア8に供給される。
(6)長手方向を揃えてコンベア8に供給された乾麺線1は、コンベア8で計量器6に供給され、計量器6は一定重量の乾麺線1を計量する。一定重量の乾麺線1は束ねられて箱詰めされる。
本発明は、投入装置を連結する計量器6の構造を特徴とするものでない。したがって、投入装置が連結される計量器には、コンベアから供給される乾麺線を一定の重量に計量して排出できる全てのものが使用できる。また、本発明の投入装置は、コンベアを包装装置などに連結することもできる。
1…乾麺線
2…コンテナ
3…上昇機構
4…回転機構
5…排出機構
6…計量器
8…コンベア 8X…振動コンベア
8A…側壁
9…制御部
10…上下台
11…セット台
12…固定台
13…保持機構
14…保持アーム
15…往復運動機構 15A…シリンダー
16…保持部 16A…嵌入溝
20…周壁
21…側壁
22…端面壁
23…保持リブ
24…鍔部
30…フレーム
31…チェーン
32…スプロケット
33…モータ
34…回転軸
35…垂直ガイド
40…サーボモータ
41…回動アーム
51…対向壁
52…排出プレート 52A…外壁部
52B…延長部
53…開閉蓋 53A…閉塞部
53B…開閉部
53C…蝶番
54…開閉機構 54A…シリンダー
55…排出ダクト
56…抑制部材

Claims (4)

  1. 直線状の乾麺線(1)を長手方向を揃えて収納してなるコンテナ(2)を上方を開口部とする上昇姿勢で持ち上げる上昇機構(3)と、
    この上昇機構(3)で持ち上げられたコンテナ(2)を、乾麺線(1)の向く方向を回転軸としてコンテナ(2)の開口部から乾麺線(1)を排出する排出姿勢に回転する回転機構(4)と、
    コンテナ(2)から排出される乾麺線(1)を長手方向を揃えて排出する排出機構(5)と、
    この排出機構(5)から乾麺線(1)が供給されるコンベア(8)とを備え、
    前記排出機構(5)は、長手方向を揃えて収納している乾麺線(1)の両端に位置するコンテナ(2)両側の側壁(21)の上方に配設される一対の対向壁(51)と、乾麺線(1)の排出姿勢にあるコンテナ(2)の下方に配設されて、排出姿勢のコンテナ(2)から前記コンベア(8)に向かって下り勾配に傾斜されて、コンテナ(2)からコンベア(8)に乾麺線(1)を移送する排出プレート(52)と、前記コンテナ(2)の開口部を閉塞すると共に、コンテナ(2)の排出姿勢において、コンテナ(2)の開口部を開いて乾麺線(1)を排出プレート(52)に載せてコンベア(8)に移送する開閉蓋(53)と、この開閉蓋(53)を開閉する開閉機構(54)とを備え、
    さらに開閉蓋(53)に、プレート又はシート材からなる抑制部材(56)を連結しており、
    この抑制部材(56)は、排出される乾麺線(1)を所定の接触圧に保持しながら移送して、排出プレート(52)と開閉蓋(53)とで形成される排出ダクト(55)の開口部から排出される乾麺線(1)の排出量を抑制しており、
    前記開閉機構(54)が開閉蓋(53)の開閉を制御して、前記回転機構(4)で上昇姿勢から排出姿勢に回転されたコンテナ(2)の開口部を開いて、排出姿勢のコンテナ(2)の乾麺線(1)を、対向壁(51)の間において、前記排出プレート(52)に載せて長手方向を揃えてコンベア(8)に供給すると共に、
    前記抑制部材(56)が、落下する乾麺線(1)に所定の接触圧で接触されて、前記排出プレート(52)と開閉蓋(53)との間から乾麺線(1)をコンベア(8)に移送するようしてなる乾麺線の投入装置。
  2. 前記開閉蓋(53)が、コンテナ(2)の開口部を開閉する開閉部(53B)を備え、
    前記開閉部(53B)が、その先端に向かって次第に排出プレート(52)に接近する状態に開かれて、先端縁の開口幅(W1)を開閉部(53B)の開口幅(W)よりも狭くしてなることを特徴とする請求項1に記載される乾麺線の投入装置。
  3. 前記抑制部材(56)が、ゴム状弾性体のプレート、プラスチック製のプレート、プラスチックシート、布地の何れかとすることを特徴とする請求項1に記載される乾麺線の投入装置。
  4. 前記コンベア(8)が乾麺線(1)の重量を計量する計量器(6)連結されてなる請求項1ないし3のいずれかに記載される乾麺線の投入装置。
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