JP5745302B2 - 塗布具付き容器 - Google Patents
塗布具付き容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5745302B2 JP5745302B2 JP2011072325A JP2011072325A JP5745302B2 JP 5745302 B2 JP5745302 B2 JP 5745302B2 JP 2011072325 A JP2011072325 A JP 2011072325A JP 2011072325 A JP2011072325 A JP 2011072325A JP 5745302 B2 JP5745302 B2 JP 5745302B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- applicator
- container
- cap body
- cylinder
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
この塗布具付き容器においては、まず、キャップ体を塗布具とともに容器本体から離脱し、内容物中に埋没していた塗布具の塗布部を容器本体内から引き出し、その後、この塗布部に例えば含浸若しくは付着等して保持されている内容物を被塗布部に塗布するようにして用いられる。
なお、このような問題を解決するための手段として、例えば、塗布具の容器軸方向の大きさを大きくし、塗布部を容器本体の底部に当接若しくは圧接させることが考えられる。
しかしながらこの場合、キャップ体を容器本体に着脱するたびに、塗布部が容器本体の底部に当接若しくは圧接するため、この塗布部にかかる負荷が大きく該塗布部が損傷し易くなるおそれがある。
また、塗布具およびキャップ体に前記第2規制手段が配設されているので、塗布具をキャップ体に対して前進端位置に位置させた状態で、塗布具のキャップ体に対する容器軸方向に沿う両方向の移動が規制され、該塗布具の容器軸方向の位置を安定させることが可能になる。
以上より、残り少ない容器本体内の内容物を塗布部に保持させ易くすることが可能になるとともに、この塗布部から内容物を被塗布部に容易に塗布することができる。
さらに、塗布具およびキャップ体に前記第1規制手段が配設されているので、容器本体内に十分な量の内容物が収容されているときには、塗布具をキャップ体に対して後退端位置に位置させ、塗布部を容器本体の底部に当接若しくは圧接させないままにしておくことが可能になる。
これにより、容器本体内に十分な量の内容物が収容されているときには、塗布部を容器本体の底部に当接若しくは圧接させず、容器本体内の内容物が残り少なくなったときに初めて、塗布具をキャップ体に対して前進移動させ容器本体の底部に当接若しくは圧接させることが可能になり、例えば、キャップ体を容器本体に着脱するたびに塗布部を容器本体の底部に当接若しくは圧接させる構成と比べて、塗布部にかかる負荷を抑えることができる。
さらにこの塗布部が、軟材質により弾性変形可能に形成されているので、キャップ体に対して前進端位置に位置する塗布具の塗布部と、容器本体の底部と、の間に生ずる力を抑えることが可能になり、塗布部にかかる負荷を確実に抑制することができる。
本実施形態に係る塗布具付き容器1は、図1、図2および図3に示されるように、内容物が収容される有底筒状の容器本体11と、該容器本体11の口部11bに着脱自在に装着されるキャップ体13と、該キャップ体13に装着された棒状の塗布具14と、を備えている。
ここで、キャップ体13は有頂筒状に形成されており、このキャップ体13、容器本体11および塗布具14は、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させて配設されている。
以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿ってキャップ体13の頂壁部13a側を上側、容器本体11の底部11d側を下側といい、また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
係合部11eは、周方向の一方側から他方側に向かうに従い漸次下方に向けて延びる傾斜突条と、該傾斜突条における周方向の他方側の端部から下方に向けて延びる主縦突条と、前記傾斜突条における周方向の中間部分から下方に向けて延在し、かつキャップ体13の被係合突部13bが周方向に乗り越え可能な副縦突条と、を備えている。
なお、キャップ体13が口部11bに着脱自在に装着できれば、例えば螺合、若しくはアンダーカット嵌合等、種々の手段を採用することができる。
しごき筒部材12は、口部11b内に嵌合されて固定された嵌合筒部12aと、嵌合筒部12aの容器軸O方向の中間部から径方向の内側に向けて突設されたしごき突片12bと、を備えている。しごき筒部材12は、例えばニトリルゴム(NBR)、低密度ポリエチレン(LDPE)、若しくは直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等の弾性変形可能な軟材質で形成されている。
キャップ体13内には、内筒15と、内筒15に装着されたシール筒16と、が配設されている。
内筒15は、キャップ体13の周壁部13d内に嵌合される被嵌合筒17と、被嵌合筒17より小径に形成されるとともに塗布具14の後述する本体部20の上側部分が下方に向けて前進移動可能に嵌合されシール筒16が装着される被装着筒18と、これらの両筒17、18同士を連結する環状の連結板19と、を備えている。
被装着筒18は、被嵌合筒17よりも容器軸O方向の大きさが小さくなっている。被装着筒18は、しごき筒部材12の嵌合筒部12aの径方向の内側に位置している。被装着筒18の上端および被嵌合筒17の下端それぞれの容器軸O方向の位置は互いに同等になっている。
連結板19は、これらの被装着筒18の上端および被嵌合筒17の下端を互いに連結していて、径方向および周方向の双方向に沿って延在している。この連結板19は、しごき筒部材12のシール部12cを介して容器本体11の口部11bの上端開口縁上に配置されている。
ストッパ板25は、外嵌筒23および摺動筒24それぞれの下端同士を連結していて、径方向および周方向の双方向に沿って延在している。ストッパ板25は、内筒15の連結板19よりも上方に位置していて、両板25、19間に容器軸O方向の隙間が設けられている。この隙間の大きさは、塗布部21の下端と、容器本体11の底部11dと、の間の容器軸O方向の隙間より大きくなっている。
また、塗布具14の本体部20の上端と、キャップ体13のストッパ突部13cの下端と、が互いに当接することにより、塗布具14のキャップ体13に対する上方に向けた移動が規制され、本体部20に固定された摺動筒24の被係合部26の下向き面26cが、内筒15の上側係合突部17aに該突部17aの上方から係合することにより、塗布具14のキャップ体13に対する下方に向けた移動が規制される。
すなわち、塗布具14の本体部20、キャップ体13のストッパ突部13c、摺動筒24の被係合部26、および内筒15の上側係合突部17aが、キャップ体13に対して後退端位置に位置する塗布具14の容器軸O方向に沿う両方向の移動を規制する第1規制手段を構成している。
この際、基筒部22の摺動筒24が、内筒15の被嵌合筒17の内周面上を下方に向けて摺動し、かつ塗布具14の本体部20の上側部分が、シール筒16の下部の内周面上を下方に向けて摺動することで、塗布具14が、キャップ体13、内筒15およびシール筒16に対して下方に向けて前進移動する。
さらにこの際、図3に示されるように、摺動筒24の被係合部26が、内筒15の被嵌合筒17に形成された2つの係合突部17a、17bを双方ともに下方に乗り越え、これら2つの係合突部17a、17bのうち下側に位置する下側係合突部17bに、被係合部26の上向き面26bが下側係合突部17bの下方から近接若しくは当接する。
すなわち、基筒部22のストッパ板25、内筒15の連結板19、摺動筒24の被係合部26、および内筒15の下側係合突部17bが、キャップ体13に対して前進端位置に位置する塗布具14の容器軸O方向に沿う両方向の移動を規制する第2規制手段を構成している。
このように塗布具14を、キャップ体13に対して前進端位置に位置させた状態で、キャップ体13の被係合突部13bを容器本体11における口部11bの係合部11eに係合させ、キャップ体13を容器本体11に装着すると、塗布部21が容器本体11の底部11dに折り曲げられて弾性変形させられた状態で圧接する。
また、塗布具14およびキャップ体13に、前述の第2規制手段17b、19、25、26が配設されているので、塗布具14をキャップ体13に対して前進端位置に位置させた状態で、塗布具14のキャップ体13に対する容器軸O方向に沿う両方向の移動が規制され、該塗布具14の容器軸O方向の位置を安定させることが可能になる。
以上より、残り少ない容器本体11内の内容物を塗布部21に保持させ易くすることが可能になるとともに、この塗布部21から内容物を被塗布部に容易に塗布することができる。
これにより、容器本体11内に十分な量の内容物が収容されているときには、塗布部21を容器本体11の底部11dに当接若しくは圧接させず、容器本体11内の内容物が残り少なくなったときに初めて、塗布具14をキャップ体13に対して前進移動させ容器本体11の底部11dに当接若しくは圧接させることが可能になり、例えば、キャップ体13を容器本体11に着脱するたびに塗布部21を容器本体11の底部11dに当接若しくは圧接させる構成と比べて、塗布部21にかかる負荷を抑えることができる。
さらにこの塗布部21が、軟材質により弾性変形可能に形成されているので、キャップ体13に対して前進端位置に位置する塗布具14の塗布部21と、容器本体11の底部11dと、の間に生ずる力を抑えることが可能になり、塗布部21にかかる負荷を確実に抑制することができる。
さらに、内筒15およびシール筒16はキャップ体13と一体に形成してもよい。
また、塗布部21の下端と、容器本体11の底部11dと、の間に容器軸O方向の隙間を設けず、両者を互いに当接させてもよい。
さらに、塗布部21および基筒部22は本体部20と一体に形成してもよい。
また、基筒部22のストッパ板25と、内筒15の連結板19と、の間の容器軸O方向の隙間を、塗布部21の下端と、容器本体11の底部11dと、の間の容器軸O方向の隙間と同等にしてもよい。
さらに、第1規制手段13c、17a、20、26、および第2規制手段17b、19、25、26の形態は前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
11 容器本体
11b 口部
11d 底部
13 キャップ体
13c ストッパ突部(第1規制手段)
14 塗布具
17a 上側係合突部(第1規制手段)
17b 下側係合突部(第2規制手段)
19 連結板(第2規制手段)
20 本体部(第1規制手段)
21 塗布部
25 ストッパ板(第2規制手段)
26 被係合部(第1規制手段、第2規制手段)
O 容器軸
Claims (2)
- 内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
該容器本体の口部に着脱自在に装着されるキャップ体と、
該キャップ体に装着されるとともに前記容器本体の底部側に向けて延設されその先端に塗布部が配設された棒状の塗布具と、
を備える塗布具付き容器であって、
前記塗布具は、前記キャップ体に、前記容器本体の底部側に向けて前進移動可能に装着され、
前記塗布具およびキャップ体には、
該キャップ体に対して後退端位置に位置する前記塗布具の容器軸方向に沿う両方向の移動を規制する第1規制手段と、
前記キャップ体に対して前進端位置に位置する前記塗布具の容器軸方向に沿う両方向の移動を規制する第2規制手段と、
が配設され、
前記キャップ体が、前記口部に装着された状態において、
前記塗布具が、前記キャップ体に対して後退端位置に位置するときに、前記塗布部が、前記容器本体の底部から離間し、
前記塗布具が、前記キャップ体に対して前退端位置に位置するときに、前記塗布部が、前記容器本体の底部に当接若しくは圧接することを特徴とする塗布具付き容器。 - 請求項1記載の塗布具付き容器であって、
前記塗布部は軟材質により弾性変形可能に形成され、
前記塗布具が前記キャップ体に対して前進端位置に位置したときに、前記塗布部が前記容器本体の底部に折り曲げられて弾性変形させられた状態で圧接することを特徴とする塗布具付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011072325A JP5745302B2 (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | 塗布具付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011072325A JP5745302B2 (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | 塗布具付き容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012205679A JP2012205679A (ja) | 2012-10-25 |
JP5745302B2 true JP5745302B2 (ja) | 2015-07-08 |
Family
ID=47186038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011072325A Active JP5745302B2 (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | 塗布具付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5745302B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60151421U (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-08 | 株式会社吉野工業所 | マスカラ等の化粧料容器 |
JPS62143421U (ja) * | 1986-03-06 | 1987-09-10 | ||
US6164857A (en) * | 2000-06-20 | 2000-12-26 | Wolfarth-Brooks; Marina | Cap with extendable applicator |
JP2002336037A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-26 | Kanebo Ltd | 塗布具付きマスカラ容器 |
JP3102984U (ja) * | 2004-01-23 | 2004-07-22 | 博之 馬場 | ブラシ付き塗装容器 |
-
2011
- 2011-03-29 JP JP2011072325A patent/JP5745302B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012205679A (ja) | 2012-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5386225B2 (ja) | 塗布具付容器 | |
US9730503B2 (en) | Tool for applying cosmetics to eyelash | |
JP5813990B2 (ja) | 塗布具付き容器 | |
JP5745302B2 (ja) | 塗布具付き容器 | |
JP4925244B2 (ja) | 化粧料容器 | |
JP2009285182A (ja) | 塗布具付容器 | |
JP6173890B2 (ja) | 塗布具付容器 | |
JP6795288B2 (ja) | 塗布具付き容器 | |
US20220346526A1 (en) | Cosmetic bottle with replaceable internal components | |
JP6564722B2 (ja) | 内容物を計量して塗布する塗布容器 | |
JP2015089406A (ja) | 化粧料塗布容器 | |
US9266381B2 (en) | Palm-pressing text correction apparatus | |
JP2018079967A (ja) | 塗布容器 | |
JP7421940B2 (ja) | 塗布容器 | |
JP2012012056A (ja) | 塗布容器 | |
KR200497865Y1 (ko) | 원료를 저장할 수 있는 액체 메이크업 펜 | |
JP5026030B2 (ja) | 化粧料塗布具 | |
JPH053158Y2 (ja) | ||
JP5006612B2 (ja) | 化粧材塗布具容器 | |
JP2012231912A (ja) | 塗布具付き容器 | |
JP6189195B2 (ja) | 塗布具付容器 | |
JP2017202097A (ja) | 化粧料容器 | |
JP5745304B2 (ja) | 塗布具付き容器 | |
JP2024033813A (ja) | 塗布容器 | |
JPS6322981Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140806 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150407 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5745302 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |