JP5744816B2 - サブマージアーク溶接用ボンドフラックス - Google Patents

サブマージアーク溶接用ボンドフラックス Download PDF

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Description

本発明は、サブマージアーク溶接に用いられるボンドフラックスに関する。より詳しくは、主に海洋構造物や液化石油ガス(Liquefied petroleum gas:LPG)タンクなどに用いられる低温用鋼に適したサブマージアーク溶接用ボンドフラックスに関する。
近年、エネルギー産業の発展に伴い、低温用鋼が広く用いられている。そして、低温用鋼を使用した寒冷地のラインパイプ、LPGタンク、海洋における石油採掘基地などの海洋構造物では、安全性及び耐久性の確保のために、更なる品質向上が求められている。特に、溶接部に対する性能要求はより厳しいものとなっており、脆性破壊力学の観点から、溶接部及び溶接材料に対して、高い破壊靱性性能が要求されている。靭性の評価基準として代表的なものとしては、シャルピー衝撃試験における破面遷移温度(vTrs)、設計温度での破壊靱性値(CTOD)などがある。
また、特に海洋構造物などのように板厚が極めて大きい構造物では、溶接材料の使用量減少及び作業時間の短縮などを目的として、狭開先で施工が行われる場合があり、スラグ巻込みや融合不良などの欠陥が生じやすい。このため、これらの構造物に使用される溶接材料は、前述した破壊靱性性能に加えて、溶接作業性の観点から、スラグ剥離性及び開先面でのなじみ性が重要となる。
従来、低温用鋼を使用した重構造物の厚板溶接では、被覆アーク溶接棒を用いた手溶接やTIG(Tungsten Inert Gas)溶接などが多用されているが、溶接能率を向上させるため、サブマージアーク溶接材料の開発が望まれている。しかしながら、サブマージアーク溶接による厚板の狭開先溶接には施工上の問題があり、溶接作業性に優れた低温用鋼用サブマージアーク溶接材料に対する要望が高まっている。
具体的には、サブマージアーク溶接で発生するスラグは他の溶接方法に比べて厚いため、スラグが開先内に噛み込み、剥離が困難になることが多い。このため、厚板の狭開先溶接の施工では、止端形状を改善するためにグラインダー処理が必要となったり、スラグ巻込みが発生しやすくなったりする。そこで、融合不良などの溶接欠陥を避けるために開先を広幅化すると、能率が低下する。
一方、サブマージアーク溶接用のフラックスは、ボンドフラックスと溶融型フラックスに大別される。そのうち、ボンドフラックスは、脱酸剤やスラグ形成剤などのフラックス原料に水ガラスを添加し、適当な大きさに造粒した後、500℃前後の温度で乾燥することにより製造される。
ボンドフラックスには、金属炭酸塩の分解で発生するCOガスにより、アーク雰囲気中の水蒸気分圧を下げ、溶接金属中の拡散性水素量を抑制するという特徴がある。また、ボンドフラックスは、耐吸湿性に優れた性能を有し、更に、塩基度を高くすることにより、溶接金属中の酸素量を低減させて靭性を向上させることが可能であるため、耐割れ性及び靭性性能に優れた溶接金属を得ることができる。このような理由から、ボンドフラックスは、低温用鋼の溶接材料として適しており、溶接施工条件及び溶接環境などによらず、良好な溶接金属性能が得られるようなものとすることが重要となる。
そこで、本出願人は、低温用鋼のサブマージアーク溶接用として、溶接作業性に優れ、低温靭性が優れた溶接金属が得られるボンドフラックスを提案している(特許文献1,2参照)。例えば特許文献1に記載のボンドフラックスでは、金属酸化物、金属炭酸塩、金属弗化物などの種類や含有量を特定することで、溶接金属中の酸素量や窒素量を抑制している。また、特許文献2に記載のボンドフラックスでは、溶接金属中の酸素量及び窒素量の低減に加えて、S含有量を特定の範囲にすることで、開先面でのなじみを良好にして、溶接作業性を向上させている。
特開昭59−137195号公報 特開平7−256489号公報
前述した特許文献1,2に記載のサブマージアーク溶接用ボンドフラックスは、溶接作業性が良好で、靭性に優れた溶接金属が得られる。しかしながら、近年、低温鋼を使用した構造物では、安全性及び耐久性確保の観点から、更なる品質向上が求められており、それに用いられる溶接材料にも、溶接金属の更なる高靭化及び溶接作業性の向上が求められている。特に、低温用鋼のサブマージアーク溶接においては、狭開先でのスラグ剥離性及び開先面でのビードのなじみを向上させた溶接能率に優れるボンドフラックスが求められている。
そこで、本発明は、低温用鋼を狭開先で溶接施工する場合でも、溶接作業性が良好で、かつ高靭性の溶接金属が得られるサブマージアーク溶接用ボンドフラックスを提供することを主目的とする。
本発明に係るサブマージアーク溶接用ボンドフラックスは、MgO:25〜45質量%、Al:5〜25質量%、CaF:5〜25質量%、金属炭酸塩(CO換算):2〜10質量%、CaO及び/又はBaO:合計で2〜10質量%、金属Si、Si合金及びSi酸化物のうち少なくとも1種(Si換算):合計で2〜10質量%、金属Ti、Ti合金及びTi酸化物のうち少なくとも1種(Ti換算):合計で0.3〜2.0質量%、金属B、B合金及びB酸化物のうち少なくとも1種(B換算):合計で0.05〜0.3質量%、S:0.005〜0.15質量%を含有すると共に、金属Al及びAl合金の総含有量(Al換算値)が0.1質量%以下に規制され、金属Si及びSi合金の総含有量(Si換算値)が0.3〜2.0質量%であり、かつ、金属Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量(Si換算値)と、金属Ti、Ti合金及びTi酸化物の総含有量(Ti換算値)との比(総Si量/総Ti量)が5〜15である。
本発明のボンドフラックスは、MgOが30〜40質量%でもよい。
また、Alが10〜20質量%でもよい。
更に、CaFが10〜20質量%でもよい。
更にまた、金属Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量(Si換算値)と、金属Ti、Ti合金及びTi酸化物の総含有量(Ti換算値)との比(総Si量/総Ti量)は5〜10でもよい。
本発明によれば、狭開先でのスラグ剥離及び開先面でのビードのなじみが向上し、低温鋼を高能率で溶接することができると共に、従来よりも高靭性の溶接金属を得ることができる。
溶接試験で用いた試験片の開先形状を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るボンドフラックスは、サブマージアーク溶接に用いられるものであり、MgOと、Alと、CaFと、金属炭酸塩と、CaO及び/又はBaOと、金属Si、Si合金及びSi酸化物のうち少なくとも1種と、金属Ti、Ti合金及びTi酸化物のうち少なくとも1種と、金属B、B合金及びB酸化物のうち少なくとも1種と、Sを特定量含有すると共に、金属Al及びAl合金の総含有量が特定量以下に規制されてる。
また、本実施形態のボンドフラックスは、金属Si及びSi合金の総含有量がSi換算で0.3〜2.0質量%となっている。更に、本実施形態のボンドフラックスでは、金属Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量(Si換算値)と、金属Ti、Ti合金及びTi酸化物の総含有量(Ti換算値)との比(総Si量/総Ti量)を、5〜15の範囲にしている。
[MgO:25〜45質量%]
MgOは、塩基度を高めると共に、脱酸剤として溶接金属中の酸素を抑える働きをするため、酸素低減に効果がある。しかしながら、フラックス中のMgO量が25質量%未満の場合、前述した酸素低減効果が得られない。一方、フラックス中のMgO量が45質量%を超えると、スラグ剥離性及びビード外観が劣化する。よって、MgO含有量は25〜45質量%とする。なお、MgO含有量は30〜40質量%であることが好ましく、これにより溶接金属中の酸素量低減効果、スラグ剥離性及びビード外観を更に高めることができる。
[Al:5〜25質量%]
Alは、スラグ形成剤として作用すると共に、アークの集中性及び安定性を高める効果もある。しかしながら、フラックス中のAl量が5質量%未満の場合、アークが不安定化し、溶接が困難になる。一方、フラックス中のAl量が25質量%を超えると、溶接金属中の酸素量が増加し、靭性が劣化する。よって、Al含有量は5〜25質量%とする。なお、Al含有量は10〜20質量%であることが好ましく、これによりアーク安定性が向上すると共に、溶接金属の靭性を高めることができる。
[CaF:5〜25質量%]
CaFには、一般的に知られている生成スラグの融点を調整し、ビードのなじみ及び外観を改善するという作用と共に、溶接金属中の酸素量を低減させる効果もある。しかしながら、フラックス中のCaF量が5質量%未満の場合、前述した効果が得られない。一方、フラックス中のCaF量が25質量%を超えると、アークが不安定になり、ビード形状が劣化すると共に、ビード上にポックマークが発生することがある。よって、CaF含有量は5〜25質量%とする。なお、生成スラグの融点調整によるビードのなじみ性改善効果、溶接金属中の酸素量低減効果、アーク安定性及びビード外観向上の観点から、CaF含有量は10〜20質量%であることが好ましい。
[金属炭酸塩(CO換算):2〜10質量%]
金属炭酸塩は、溶接熱によりガス化し、アークを大気から遮断(シールド)して溶接金属中の酸素量を低下させる効果がある。しかしながら、フラックス中の金属炭酸塩量が、CO換算で2質量%未満の場合、前述した効果が発揮されない。一方、フラックス中の金属炭酸塩量が、CO換算で10質量%を超えると、スラグの剥離性が低下し、ビード上にポックマークが発生するなどして、ビード外観を劣化させる。よって、金属炭酸塩含有量は、CO換算で2〜10質量%とする。なお、本実施形態のボンドフラックスに添加される金属炭酸塩としては、例えばCaCO及びBaCOなどが挙げられる。
[CaO及び/又はBaO:合計で2〜10質量%]
CaO及びBaOは、MgOと同様に、塩基度を高め、溶接金属中の酸素低減に効果がある。しかしながら、CaO及びBaOの総含有量が2質量%未満の場合、前述した効果が発揮されず、また、CaO及びBaOの総含有量が10質量%を超えると、アーク安定性及びビード外観が劣化する。よって、CaO及びBaOは、いずれか一方又は両方を、合計で2〜10質量%となるように添加する。
[金属Si、Si合金及びSi酸化物(Si換算):合計で2〜10質量%]
金属Si及びSi合金は溶接金属中の酸素量を抑制する脱酸効果を有し、Si酸化物はスラグ形成剤としてビード外観及びビード形状を整える作用がある。ただし、ボンドフラックスにおけるこれらの総含有量(総Si量)が、Si換算で2質量%未満の場合、前述した脱酸効果やスラグ形成剤としての効果が発揮されない。一方、金属Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量(総Si量)が、Si換算で10質量%を超えると、溶接金属中の酸素量が増加して靭性が低下する。
よって、本実施形態のボンドフラックスでは、金属Si、Si合金及びSi酸化物のうち1種又は2種以上を、総含有量(総Si量)がSi換算で2〜10質量%となるように添加する。なお、本実施形態のボンドフラックスに添加されるSi合金としては、例えばFe−SiやREM(希土類元素)−Ca−Siなどが挙げられ、Si酸化物としては、例えばSiO(珪砂)やCaSi(珪灰石)などが挙げられる。
[金属Si及びSi合金(Si換算):合計で0.3〜2.0質量%]
本実施形態のボンドフラックスでは、前述した金属Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量と共に、金属Si及びSi合金の総含有量も規定する。具体的には、金属Si及びSi合金の総含有量を、Si換算で0.3〜2.0質量%の範囲にする。これは、金属Si及びSi合金の総含有量がSi換算で0.3質量%未満の場合、前述した脱酸効果が得られず、また、2.0質量%を超えると、脱酸効果が向上しなくなり、溶接金属の靭性が劣化すると共に強度が高くなり過ぎるからである。
[金属Ti、Ti合金及びTi酸化物(Ti換算):合計で0.3〜2.0質量%]
金属Ti及びTi合金は、前述した金属Si及びSi合金と同様に、溶接金属中の酸素量を抑制する脱酸効果を有し、更に、溶接金属の微細化に関わり低温靭性の向上に非常に有効である。一方、Ti酸化物は、スラグ形成剤としてスラグの粘性や流動性を調整し、ビードの外観となじみを改善する効果がある。
ただし、ボンドフラックスにおけるこれらの総含有量(総Ti量)が、Ti換算で0.3質量%未満の場合、前述した脱酸効果やスラグ形成剤としての効果が発揮されない。一方、金属Ti、Ti合金及びTi酸化物の総含有量(総Ti量)が、Ti換算で2.0質量%を超えると、ビード表面に焼き付きが生じ、スラグ剥離性が劣化する。よって、本実施形態のボンドフラックスでは、金属Ti、Ti合金及びTi酸化物のうち1種又は2種以上を、総含有量(総Ti量)がTi換算で0.3〜2.0質量%となるように添加する。
なお、フラックスに金属Ti及び/又はTi合金を選択添加し、Ti酸化物は添加しない場合でも、その添加量は前述した総Ti量の範囲とする。また、本実施形態のボンドフラックスに添加されるTi合金としては、例えばFe−Tiなどが挙げられ、Ti酸化物としては、例えばTiO(ルチール)やFeTiO(イルミナイト)などが挙げられる。
[総Si量/総Ti量:5〜15]
前述したように、金属Si、Si合金、金属Ti及びTi合金は、溶接金属中の酸素量を抑える脱酸効果を持つとと共に、凝固過程における酸化反応により、酸化物としてスラグ形成に関与する。また、Si酸化物やTi酸化物は、スラグ形成剤としての効果を有する。
しかしながら、金属Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量(Si換算値)と、金属Ti、Ti合金及びTi酸化物の総含有量(Ti換算値)との比(総Si量/総Ti量)が5未満の場合、Si不足によるビード止端のなじみ不良やTi過多によるスラグの焼き付が発生し、溶接欠陥の原因となる。一方、総Si量/総Ti量が15を超えると、溶接金属の脱酸効果が充分に得られず、溶接金属の靭性が著しく劣化する。
よって、金属Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量(Si換算値)と、金属Ti、Ti合金及びTi酸化物の総含有量(Ti換算値)との比(総Si量/総Ti量)は5〜15とする。これにより、溶接金属の靭性を確保しつつ、ビード表面へのスラグ焼き付を防止することができる。なお、総Si量/総Ti量は5〜10とすることが好ましく、これにより溶接金属の脱酸効果が向上すると共に、溶接金属の靭性を向上させることができる。
[金属B、B合金及びB酸化物(B換算):0.05〜0.3質量%]
金属B、B合金及びB酸化物は、溶接金属中で、冷却時にオーステナイト粒界に生成する初析フェライトを抑制して焼入性を高め、溶接金属の靭性を向上させる効果がある。ただし、金属B、B合金及びB酸化物の総含有量が、B換算で0.05質量%未満の場合、前述した溶接金属の靭性向上の効果が得られず、また、0.3質量%を超えると、靭性が劣化する。
よって、本実施形態のボンドフラックスでは、金属B、B合金及びB酸化物のうち1種又は2種以上を、総含有量がB換算で0.05〜0.3質量%となるように添加する。なお、本実施形態のボンドフラックスに添加されるB合金としては、例えばFe−BやFe−Si−Bなどが挙げられ、B酸化物としては、例えばB(酸化硼素)などが挙げられる。
[S:0.005〜0.15質量%]
Sは、溶融池の表面エネルギーを下げ、溶接作業性、特に開先面でのなじみを良好にして、ビード外観及び止端形状を整える効果がある。しかしながら、フラックス中のS量が0.005質量%未満の場合、前述した効果が発揮されず、疲れ強さが低下する。一方、フラックス中のS量が0.15質量%を超えると、延性及び靭性が劣化する。なお、Sは硫化鉄鉱などの形態で添加することができる。
[金属Al及びAl合金(Al換算):合計で0.1質量%以下]
金属Al及びAl合金は、一般に、溶接金属中の酸素量を抑える脱酸剤として、フラックスに添加される。しかしながら、これら金属Al及びAl合金には、溶接金属中に粗大なAl系酸化物を形成して溶接金属の靭性を劣化させることに加えて、前述した金属Si、Si合金、金属Ti及びTi合金の酸化反応を阻害し、溶接金属の強度を過度に上昇させる作用もある。
具体的には、金属Al及びAl合金の総含有量が、Al換算で0.1質量%を超えると、溶接金属の靭性が劣化したり、溶接金属の強度が高くなり過ぎたりする。そこで、本実施形態のボンドフラックスでは、金属A1及びAl合金の総含有量は、Al換算で0.1質量%以下に規制する。
以上詳述したように、本実施形態のボンドフラックスでは、成分組成を特定の範囲にし、特に、金属Si及びSi合金の総含有量、並びに総Si量/総Ti量を特定の範囲にしているため、狭開先であっても、スラグ剥離及び開先面でのビードのなじみが良好で、低温鋼を欠陥なく、高能率で溶接することが可能となる。また、本実施形態のボンドフラックスを使用することにより、従来よりも高靭性の溶接金属を得ることができる。
以下、本発明の実施例及び比較例を挙げて、本発明の効果について具体的に説明する。本実施例においては、下記表1に示すワイヤと、下記表2及び表3に示す実施例及び比較例の各ボンドフラックス用いて、サブマージアーク溶接での溶接試験を行い、その性能を評価した。なお、下記表1に示すワイヤ組成における残部は、Fe及び不可避的不純物である。また、実施例及び比較例の各ボンドフラックスは、下記表2及び表3に示す各成分の他に、Fe、NaO、KO、FeO及びLiOなどを含む。
Figure 0005744816
Figure 0005744816
Figure 0005744816
<溶接試験>
図1は溶接試験で用いた試験片の開先形状を示す図である。溶接試験では、板厚25mmの溶接構造用圧延鋼材(JIS G3106 SM400B)を、図1に示すV開先に加工し、溶接条件を500〜650A−26〜30V−30cpm(ワイヤ径:4.8mmφ、予熱・パス間温度:150℃)として、溶接を行った。その後、溶接金属から引張試験片(JIS Z3111 A2号)、シャルピー衝撃試験片(JIS Z3111 V ノッチ)を採取し、各種試験を実施した。
「引張試験」は、JIS Z3111に基づいて行い、0.2%耐力、引張強さ(TS)及び伸び(EL)を測定した。「シャルピー衝撃試験」もJIS Z3111に基づいて行い、−60℃におけるシャルピー吸収エネルギーを測定した。そして、「引張試験」における各項目の評価は、0.2%耐力については、400MPa以上のものを合格、400MPa未満のものを不合格とした。また、引張強さ(TS)は、483〜655MPaの範囲のものを合格、この範囲から外れているものを不合格とした。更に、伸び(EL)は、22%以上のものを合格、22%未満のものを不合格とした。一方、「シャルピー衝撃試験」は、シャルピー吸収エネルギーが100J以上であったものを合格、100J未満のものを不合格とした。
また、同時に、溶接作業性及び溶接金属の酸素量も調査し、溶接作業性の劣るフラックスは機械試験を中止した。溶接作業性は、スラグ剥離性、ビード外観、ビードのなじみ及びアーク安定性について評価した。「スラグ剥離性」の評価では、スラグが自然に剥離したものを◎、エアーチッパーで容易にスラグを剥離できたものを○、それ以外のもの(エアーチッパーでもスラグが剥離しなかったものなど)を×とした。
「ビード外観」の評価は、ビードを目視により観察し、波目が揃っておりかつポックマークなどの表面欠陥が全く認められなかったものを◎、波目が揃っておりかつポックマークなどの表面欠陥が少なかったものを○、それ以外のもの(波目が揃っていないものやポックマークなどの表面欠陥が多いものなど)を×とした。
「ビードのなじみ」の評価もビードを目視により観察し、溶接金属と母材の濡れ性が良好でかつよくなじんでいたものを◎、溶接金属と母材の濡れ性が比較的良好でかつ実用上問題にならない程度になじんでいたものを○、それ以外のもの(溶接金属と母材の濡れ性が不良でなじんでいなかったものなど)を×とした。「アーク安定性」の評価では、溶接電流の振れが極めて少なかったものを◎、溶接電流の振れが少なかったものを○、それ以外のもの(溶接電流の振れが多かったものなど)を×とした。
そして、「総合判定」は、引張試験及びシャルピー衝撃試験の結果が全て合格でかつ溶接作業性の各項目の評価が全て◎であったものを“◎”とし、引張試験及びシャルピー衝撃試験の結果が全て合格でかつ溶接作業性の評価に×がなかったものを“○”とし、それ以外(引張試験若しくはシャルピー衝撃試験の結果に不合格があるか又は溶接作業性の評価に×があったもの)を“×”とした。
一方、溶接金属の酸素量は、赤外吸収法により測定した。以上の結果を下記表4及び表5にまとめて示す。
Figure 0005744816
Figure 0005744816
表4に示すように、本発明の実施例であるNo.1〜8のボンドフラックスは、溶接作業性が良好で、溶接金属の強度(0.2%耐力・引張強さ)、延性(伸び)及び靭性(シャルピー吸収エネルギー)のいずれも良好な値を示した。
これに対して、表4及び表5に示すように、本発明の比較例であるNo.9〜35のボンドフラックスは、溶接金属の強度、延性、靭性又は溶接作業性が劣っていた。具体的には、No.9のボンドフラックスは、MgOが49質量%と本発明の範囲を超えているため、スラグの剥離性及びビード外観が劣化した。また、このNo.9のボンドフラックスは、溶接金属中の酸素量が多く、低靭性であった。一方、No.23のボンドフラックスでは、MgOが24質量%と本発明の範囲よりも少ないため、溶接金属の強度が上昇し、靭性が低下した。
No.10のボンドフラックスは、Alが26質量%と本発明の範囲を超えているため、溶接金属中の酸素量が増加して低靭性となり、更にビードのなじみ及び外観も劣っていた。一方、No.24のボンドフラックスは、Alが4質量%と本発明の範囲よりも少ないため、アーク安定性の確保が困難となり、試験を中止した。また、No.11のボンドフラックスは、CaFが26質量%と本発明の範囲を超えているため、アーク安定性が劣り、ビードのなじみ及び外観も劣化した。一方、No.25のボンドフラックスは、CaFが4質量%と本発明の範囲よりも少ないため、溶接金属の強度が上昇し、靭性が低下した。更にこのNo.25のボンドフラックスは、ビードのなじみ及び外観も劣っていた。
金属炭酸塩(CO)が11質量%と本発明の範囲を超えているNo.12のボンドフラックスは、スラグ剥離が著しく困難となり、またポックマークの多発が確認されたため、試験を中止した。一方、金属炭酸塩(CO)が1質量%と本発明の範囲よりも少ないNo.26のボンドフラックスは、ビード表面にシールド不良に起因する欠陥が発生したため、試験を中止した。No.13のボンドフラックスは、CaO及びBaOの総含有量が11質量%と本発明の範囲を超えているため、ビード外観及びアーク安定性が劣化した。一方、No.27のボンドフラックスは、CaO及びBaOの総含有量が1質量%と本発明の範囲よりも少ないため、溶接金属の強度が上昇し、靭性が低下した。
No.14のボンドフラックスは、脱酸効果を有する金属Si及びSi合金の総含有量が2.2質量%と本発明の範囲を超えているため、溶接金属の強度が上昇して、延性及び靭性が低下した。一方、No.28のボンドフラックスは、金属Si及びSi合金の総含有量が0.2質量%と本発明の範囲よりも少ないため、溶接金属の強度が上昇し、靭性が低下した。また、No.15のボンドフラックスは、脱酸効果がある金属Al及びAl合金の総含有量が0.12質量%と本発明の範囲を超えているため、溶接金属中に粗大なAl系酸化物が形成され、溶接金属の靭性及び延性が劣化すると共に、強度が大幅に上昇した。
No.16のボンドフラックスは、総Ti量が2.1質量%と本発明の範囲を超えているため、スラグ剥離性が劣化した。一方、No.29のボンドフラックスは、総Ti量が0.2質量%と本発明の範囲よりも少ないため、溶接金属の強度が上昇し、靭性が低下した。また、No.17のボンドフラックスは、総Si量が11質量%と本発明の範囲を超えているため、溶接金属の靭性及び延性が低下すると共に、強度が上昇した。一方、No.30のボンドフラックスは、総Si量が1質量%と本発明の範囲よりも少ないため、溶接金属中の酸素量が増加して溶接金属の靭性が劣化すると共に、強度が大幅に上昇した。また、このNo.30のボンドフラックスでは、スラグ剥離性及びビードのなじみも劣っていた。
No.18のボンドフラックスは、総Si量/総Ti量が19と本発明の範囲を超えているため、溶接金属中の酸素量が高くなり、靭性が低下した。一方、No.31のボンドフラックスは、総Si量/総Ti量が4と本発明の範囲よりも低いため、スラグ剥離性及びビードのなじみが劣化し、更に溶接金属の強度上昇もみられた。また、No.19のボンドフラックスは、金属B、B合金及びB酸化物の総含有量(B換算)が0.37質量%と本発明の範囲を超えているため、溶接金属が低靭性であった。一方、No.32のボンドフラックスは、金属B、B合金及びB酸化物の総含有量(B換算)が0.03質量%と本発明の範囲よりも少ないため、溶接金属が低靭性となり、強度も上昇していた。
No.20のボンドフラックスは、Sが0.160質量%と本発明の範囲を超えているため、溶接金属が低延性及び低靭性で、強度の上昇も見られた。一方、No.33のボンドフラックスは、Sが0.004質量%と本発明の範囲よりも少ないため、溶接作業性が劣化し、スラグ剥離性、ビードの外観及びなじみが劣っていた。また、このNo.33のボンドフラックスでは、溶接金属が低延性となり、強度も上昇した。No.21のボンドフラックスは総Si量/総Ti量が25であり、また、No.22のボンドフラックスは総Si量/総Ti量が16であり、いずれも本発明の範囲を超えているため、溶接金属の靭性が低下した。加えて、No.21のボンドフラックスでは、溶接金属の強度上昇も確認された。
No.34のボンドフラックスは、総Si量/総Ti量が4と本発明の範囲よりも低く、更に、MgOが46質量%と本発明の範囲を超えているため、スラグ剥離性やビードの外観及びなじみが劣化し、溶接作業性が劣っていた。また、No.35のボンドフラックスは、総Ti量が2.8質量%と本発明の範囲を超えており、更に、総Si量/総Ti量が1と本発明の範囲よりも低いため、著しくスラグ焼付が発生した。このNo.35のボンドフラックスは、スラグ剥離性だけでなく、ビードのなじみ及びアーク安定性も劣っており、溶接作業性全般で劣化が見られた。
以上の結果から、本発明のボンドフラックスは、低温用鋼を狭開先で溶接施工する場合でも、溶接作業性が良好で、かつ高靭性の溶接金属が得られることが確認された。

Claims (5)

  1. MgO:25〜45質量%、
    Al:5〜25質量%、
    CaF:5〜25質量%、
    金属炭酸塩(CO換算):2〜10質量%、
    CaO及び/又はBaO:合計で2〜10質量%、
    金属Si、Si合金及びSi酸化物のうち少なくとも1種(Si換算):合計で2〜10質量%、
    金属Ti、Ti合金及びTi酸化物のうち少なくとも1種(Ti換算):合計で0.4〜0.9質量%
    金属B、B合金及びB酸化物のうち少なくとも1種(B換算):合計で0.05〜0.3質量%、
    S:0.005〜0.15質量%、
    を含有すると共に、
    金属Al及びAl合金の総含有量(Al換算値)が0.1質量%以下に規制され、
    金属Si及びSi合金の総含有量(Si換算値)が0.3〜2.0質量%であり、
    かつ、金属Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量(Si換算値)と、金属Ti、Ti合金及びTi酸化物の総含有量(Ti換算値)との比(総Si量/総Ti量)が5〜15である、
    サブマージアーク溶接用ボンドフラックス。
  2. MgOが30〜40質量%であることを特徴とする、請求項1に記載のサブマージアーク溶接用ボンドフラックス。
  3. Alが10〜20質量%であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のサブマージアーク溶接用ボンドフラックス。
  4. CaFが10〜20質量%であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のサブマージアーク溶接用ボンドフラックス。
  5. 金属Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量(Si換算値)と、金属Ti、Ti合金及びTi酸化物の総含有量(Ti換算値)との比(総Si量/総Ti量)が5〜10であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のサブマージアーク溶接用ボンドフラックス。

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