JP5744107B2 - 管継手及び管継手取付構造 - Google Patents

管継手及び管継手取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂製の管継手及び管継手取付構造に関する。
従来からあるフランジ付き管継手としては、管体が接続される継手部と、この継手部を取付対象物(例えば、床や壁など)に取り付けるためのフランジ部とを金属(例えば、青銅や黄銅など)の一体成形品で構成しているものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2011−137526号公報
近年では、フランジ付き管継手のコスト削減や重量軽減の観点から、上記一体成形品の樹脂化が進められている。
しかし、フランジ付き管継手は、取付対象物に取り付けた状態で継手部に外力が作用した場合に継手部とフランジ部との境界に応力が集中しやすいため、上記一体成形品の樹脂化に当たっては、継手部とフランジ部の境界部分の肉厚を大幅に増加したり、特殊な高強度樹脂を使用したり、などの対策を施し、応力集中部位(上記境界部分)からの亀裂の発生を抑制して漏水リスクを低減する必要がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、コストを抑えつつ、過剰な外力が作用しても耐漏水性能を確保できる管継手及び管継手取付構造を提供することを課題とする。
本発明の請求項1に記載の管継手は、筒状とされ、両端に管体がそれぞれ接続され、内部が流路を構成する樹脂製の継手本体と、前記継手本体と一体成形され、前記継手本体の外周から張り出し、取付対象物に取り付けられる板状のフランジ部と、前記フランジ部の前記取付対象物に当接する側の第1の面に対して反対側の第2の面に形成され、前記フランジ部の根元側であって、前記管体の挿入口から離隔した位置に配置され、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を囲繞する上側凹部と、を有している。
請求項1に記載の管継手では、フランジ部を取付対象物に取り付けた状態で継手本体に過剰な外力が作用した場合、継手本体とフランジ部との境界ではなく、フランジ部に形成された凹部(すなわち、フランジ部の肉薄な部分)に応力が集中する。ここで、応力集中により凹部に亀裂が生じた場合、この亀裂はフランジ部の板厚方向に進展するため継手本体を介して流路に到達することがなく、継手本体から漏水が生じることがない。すなわち、管継手の継手本体に過剰な外力が作用した場合に、凹部を起点に亀裂などの破損を生じさせることで、継手本体に亀裂が到達するのを回避でき、結果耐漏水性能を確保できる。また、継手本体の軸方向で見て凹部で流路を囲繞していることから、過剰な外力が継手本体にどの方向から作用しても耐漏水性能を確保できる。
以上のことから、上記管継手によれば、例えば、継手本体とフランジ部との境界部分の肉厚を大幅に厚くしたり、特殊な高強度樹脂を使用したりするものと比べて、フランジ部に上記凹部を形成するというコストを抑えた構造によって過剰な外力が作用しても耐漏水性能を確保できるという効果を得ることができる。
請求項2に記載の管継手は、請求項1に記載の管継手において、前記第1の面に形成され、前記フランジ部の根元側に配置され、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を囲繞する下側凹部を備えている
請求項3に記載の管継手は、筒状とされ、両端に管体がそれぞれ接続され、内部が流路を構成する樹脂製の継手本体と、前記継手本体と一体成形され、前記継手本体の外周から張り出し、取付対象物に取り付けられる板状のフランジ部と、前記フランジ部の前記取付対象物に当接する側の第1の面に形成され、前記フランジ部の根元側に配置され、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を囲繞すると共に、断面形状が円弧状に湾曲する下側凹部と、を有している。
請求項4の記載の管継手は、請求項3に記載の管継手において、前記第1の面に対して反対側の第2の面に形成され、前記フランジ部の根元側に配置され、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を囲繞する上側凹部を備えている
請求項5に記載の管継手は、請求項2または請求項4に記載の管継手において、前記下側凹部と前記上側凹部の一部が、前記継手本体の軸方向で見て重なっている。
本発明の請求項6に記載の管継手は、請求項2または請求項4に記載の管継手において、前記下側凹部または前記上側凹部は、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を中心とする環状の溝である。
請求項6に記載の管継手では、凹部を継手本体の軸方向で見て流路を中心とする環状の溝とすることで、溝に亀裂などの破損が生じた場合に、亀裂がフランジ部の板厚方向と溝延在方向に沿って進展するため、この亀裂が流路に向かって進展するのを確実に防止できる。さらに、環状の溝で流路を囲繞するため、過剰な外力が継手本体にどの方向から作用しても耐漏水性能を効果的に確保できる。
本発明の請求項7に記載の管継手は、請求項2〜6の何れか1項に記載の管継手において、前記下側凹部は、前記継手本体の外周面に滑らかに連続する円弧状に湾曲した凹壁面を有する。
請求項7に記載の管継手では、継手本体の外周面に滑らかに連続する円弧状に湾曲した凹壁面を有する凹部を第1の面に形成していることから、この凹壁面(継手本体側の凹壁面)又は該凹壁面と上記外周面との境界に応力が集中するのを緩和できる。これにより、上記凹壁面又は上記境界を起点とする亀裂の発生を抑制することできる。
請求項8に記載の管継手取付構造は、穴が形成された取付対象物と、筒状とされ、両端に管体がそれぞれ接続され、内部が流路を構成すると共に、前記穴に隙間を空けて挿入された樹脂製の継手本体と、前記継手本体と一体成形され、前記継手本体の外周から張り出し、取付対象物に取り付けられる板状のフランジ部と、前記フランジ部の前記取付対象物に当接する側の第1の面及び前記第1の面に対して反対側の第2の面の少なくとも一方の面に形成され、前記フランジ部の根元側に配置され、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を囲繞すると共に、前記隙間の少なくとも一部の上方に位置する凹部と、を有する。
本発明に記載の管継手によれば、コストが抑えられ、かつ過剰な外力が作用しても耐漏水性能を確保できる。
第1実施形態の管継手の半裁断面図である。 図1の矢印2X部の拡大図である。 第1実施形態の管継手のフランジ部の第2板面の平面図である。 図1の4X−4X線断面図であり、フランジ部の第1板面の平面図である。 第1実施形態の管継手に管体を接続した状態を示す当該管継手の半裁断面図である。 第1実施形態の管継手に過剰な外力が作用した状態を示す、管継手の軸方向に沿った断面図である。 第2実施形態の管継手のフランジ部の第1板面の平面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、第1実施形態の管継手10の、管体40を挿入する前の半裁断面図が示されている。
管継手10は、筒状とされ、内部が流路11を構成する樹脂製の継手本体16を有している。この継手本体16の一端(図1では上端)には、管体60が接続され、他端(図1では下端)には、管体40が接続されるようになっている。継手本体16の両端に管体60及び管体40をそれぞれ接続することで、流路11を介して管体60内の流路と管体40内の流路とが接続される。
この継手本体16は、樹脂材料で形成された筒状の本体部12と、樹脂材料で形成されて本体部12に外挿される筒状の中間部14と、で構成されている。なお、本体部12の内部が流路11を構成している。本体部12と中間部14は、同じ材料で形成されても、異なる樹脂材料で形成されてもよい。また、本体部12と中間部14は、例えば、二色成型やインサート成型によって成形されるものである。
管継手10は、樹脂材料で形成された筒状のキャップ18を有している。キャップ18は、中間部14の先端側に外挿され、係合されている。このキャップ18及び中間部14と本体部12との間には、管体40が挿入される環状の挿入孔20が構成されている。
キャップ18の内側には、管体40を挿入孔20に保持するための金属製(液体に対する耐性に優れる金属(例えば、ステンレスなど))のロックリング30が配置されている。このロックリング30は、断面が略V字形とされたリング(環状体)であり、略V字形の開口部側が継手本体16の他端側(管体60の挿入側)に向かうように配置されている。そして、ロックリング30の開口部側が中間部14の先端部14Aと対向し、略V字形の内側面の一部が先端部14Aに当接している。また、ロックリング30は、内周側先端の爪部36が管体40の外面に食い込み可能とされている。
キャップ18の内壁には、ロックリング30の略V字形の外側面が当接可能なテーパー面18Aが形成されている。このテーパー面18Aは、挿入孔20の入口側に向かって縮径するように形成されている。
キャップ18の内側には、ロックリング30よりも挿入孔20の入口側(ここでは、継手本体16の他端側と同じ側を指す。)に、管継手10の軸方向(継手本体16の軸方向と同義)に沿って移動可能な解放リング22が内挿されている。この解放リング22は、樹脂材料で形成された略筒状とされ、内壁が挿入孔20の一部を構成している。
この解放リング22の挿入孔20の奥側(ここでは、継手本体16の一端側と同じ側を指す。)の外周には、周方向に突起22Aが形成されており、キャップ18の内周に形成された小径部18Bに当接することで、キャップ18からの抜けが防止されている。突起22Aの先端部22Bは先細りとなるテーパー形状とされ、ロックリング30の径方向内側の外周面に沿って配置されている。
本体部12には、挿入孔20に面した外周面に2つの周溝12Aが形成されており、これらの周溝12Aにそれぞれゴム製、環状の止水リング24が嵌め込まれている。
本体部12の周溝12Aよりも奥側で挿入孔20の最奥部には、外径が拡径された壁面13が形成されている。この壁面13には、挿入孔20に挿入された管体40の先端が当接するようになっている。すなわち、壁面13は、管体40のストッパーとして用いられている。
また、本体部12の一端側(継手本体16の一端側と同義。)には、管体60の一端に形成された雄ネジ60Aが接続される(捩じ込まれる)雌ネジ12Bが形成されている。また、本体部12の一端(継手本体16の一端)には、取付対象物(本実施形態では、床44)への取り付けに用いられるフランジ部50が形成されている。フランジ部50の詳細については、後述する。
本実施形態の管体40は樹脂製とされ、管体60は金属製とされている。なお、管体40は、樹脂製に限らず、ゴム製、金属製(ロックリング30の爪部36が食い込み可能な金属材)、又はその他の材質としてもよい。また、管体60は、金属製に限らず、高強度樹脂製であっても構わない。
図3には、図1に示す管継手10のフランジ部50の第2板面50Bの平面図が示され、図4には、図1に示す管継手10のフランジ部50の第1板面50Aの平面図が示されている。フランジ部50は、本体部12と一体成形され、本体部12の一端外周から径方向外側へ張り出している。また、フランジ部50は、板状(本実施形態では円板状)とされている。このフランジ部50は、継手本体16の他端側の第1板面50Aが後述する床44の床面44A上に当接して載置され、継手本体16の一端側の第2板面50Bが外向き(本実施形態では、上向き)に配置される。
図3に示すように、フランジ部50には、このフランジ部50を床44の床面44Aに止め具46を用いて取り付けるための貫通孔52が複数形成されている。これらの貫通孔52は、フランジ部50の外縁側(径方向外側)に、フランジ部50の中心から周方向に中心角が等しくなるように間隔をあけて形成されている。なお、本実施形態では、フランジ部50に貫通孔52を形成しているが、本発明はこの構成に限定されず、貫通孔52の代わりにフランジ部50に径方向外側に開放されるスリットなどを形成し、このスリットを用いて止め具46でフランジ部50を床面44Aに取り付けてもよい。また、フランジ部50に貫通孔52と上記スリットの両方をそれぞれ形成してもよい。
図2に示すように、貫通孔52は、孔部52A、及び、テーパー部52Bで構成されている。孔部52Aは、止め具46のネジ部46Bを挿通可能とされており、テーパー部52Bは、後述する止め具46のネジ頭部46Aを収納可能なテーパー形状とされている。
図5では図示省略しているが、フランジ部50は、止め具46によって、床44に固定される。この止め具46は、図1に示すように、ネジ頭部46Aとネジ部46Bで構成されている。止め具46は、ネジ部46Bが床44へねじ込み可能なタッピングねじとされた、いわゆる皿ネジである。貫通孔52では、止め具46のネジ部46Bが孔部52Aに挿入され、ネジ頭部46Aの下面(テーパ面)がテーパー部52Bに当接される。このようにして、止め具46により、フランジ部50が床44に固定される。
なお、本発明のその他の実施形態では、止め具46を皿ネジ以外のネジ(例えば、ナベねじなど)とし、貫通孔52を止め具46が挿通可能な一定径の孔としてもよい。
図2及び図4に示すように、フランジ部50の床面44Aに当接する側の第1板面50Aには、フランジ部50の外縁50C側よりも根元側(言い換えると、フランジ部50の径方向内側)に第1溝部54が形成されている。この第1溝部54は、継手本体16の軸方向(本実施形態では、フランジ部50の板厚方向と同じ方向)で見て、流路11を囲繞するように第1板面50Aに配置されている。具体的には、第1溝部54は、流路11を中心として環状(本実施形態では、円環状)に形成されている。また、本実施形態の第1溝部54は、フランジ部50の根元近傍に形成されている。
図2に示すように、第1溝部54は、円弧状に湾曲した溝底部54B(溝最深部分)と、径方向内側(フランジ部50の根元側)の円弧状に湾曲した溝壁面54Aと、径方向外側(フランジ部50の外縁50C側)の溝壁面54Cと、で構成されている。なお、本実施形態では、溝壁面54Aの曲率半径が溝底部54Bの曲率半径よりも大きくなっている。また、溝壁面54Aは、円弧状に湾曲しながら本体部12の外周面12Sに滑らかに連続している。具体的には、本体部12の外周面12Sは、フランジ部50に向かって次第に外径が大きくなるように円弧状に湾曲しており、この湾曲部分と溝壁面54Aとが滑らかに連続している。
なお、本実施形態では、外周面12Sの上記湾曲部分と溝壁面54Aとが同じ曲率半径で湾曲しており、一つの湾曲面を構成している。
図2及び図3に示すように、フランジ部50の第1板面50Aに対して反対側の第2板面50Bには、フランジ部50の外縁50C側よりも根元側に第2溝部56が形成されている。この第2溝部56は、継手本体16の軸方向(フランジ部50の板厚方向)で見て、流路11を囲繞するように第2板面50Bに配置されている。具体的には、第2溝部56は、流路11を中心として環状(本実施形態では、円環状)に形成されている。また、第2溝部56は、図2に示すように、断面形状が円弧状とされており、一部(第2溝部56の径方向内側部分)が本体部12の一端面に跨って形成されている。なお、本発明は上記構成に限定されず、第2溝部56の一部が本体部12の一端面に跨らない構成としてもよい。例えば、第2溝部56の全体が第2板面50B上に形成される構成としてもよい。
図1及び図4に示すように、本実施形態では、第1溝部54の一部(第1溝部54の径方向内側部分)と第2溝部56の一部(第2溝部56の径方向外側部分)が、継手本体16の軸方向で見て重なっている。なお、本発明は上記構成に限定されず、第1溝部54と第2溝部56が継手本体16の軸方向で見て重ならなくてもよい。
本実施形態では、本体部12とフランジ部50とを同じ樹脂材料の一体成形品としている。ここで、本体部12とフランジ部50を形成する樹脂材料としては、機械的強度の観点から、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のエンジニアプラスチック又はガラス繊維強化樹脂(GFRP)、カーボン繊維強化樹脂(CFRP)等の繊維強化樹脂を用いることが好ましい。なお、繊維強化樹脂のマトリック樹脂(母材)としては、従来公知の樹脂を用いることができる。
次に、管継手10の床44への取り付けについて説明する。
まず、床下の管体40の先端を床穴44Hから床上へ取り出す。床穴44Hは、予め必要な位置に形成されており、床穴44Hの径は、管継手10のキャップ18の最大外径(管継手10のフランジ部50を除いた最も大径の部分)よりも大きく、フランジ部50の外径よりも小さくなっている。
次に、管継手10へ管体40を接続する。管体40の先端部を、管継手10の挿入孔20に挿入すると、管体40の先端がロックリング30を拡径する。そして、管体40の外周面がロックリング30の爪部36を摺接しながら管体40が奥側へ挿入され、管体40の内周面が止水リング24に接触する。管体40が更に挿入されると、管体40の先端が本体部12の壁面13に到達する。
図5に示す装着状態において、管体40に内圧が作用すると、管体40が継手本体16から抜ける方向の力を受ける。これによって、管体40及びロックリング30が挿入孔20から抜ける方向に若干移動し、ロックリング30のリング部31の外周側がキャップ18のテーパー面18Aに当たる。これによって、図5に示されるように、ロックリング30の爪部36が管体40の外周側に食い込む。このとき、ロックリング30の爪部36は、挿入孔20の奥側に向けて傾斜しているので、管体40に食い込みやすく、かつ、爪部36が管体40の抜け出し方向と逆方向を向いており、管体40が抜けにくくなる。
次に、管体40を床穴44Hから床下へ戻すと共に、管体40の接続された管継手10の本体部12を床穴44Hに挿通させて、フランジ部50の第1板面50Aを床面44A上に載置する。そして、止め具46を貫通孔52の孔部52Aに挿入して、ネジ頭部46Aの下面(テーパー面)がテーパー部52Bに突き当たるまで、ネジ部46Bを床44にねじ込む。これにより、フランジ部50が床面44Aに取り付けられる。すなわち、管継手10が床44(取付対象物の一例)に取り付けられる。
次に、管体60の雄ネジ60Aが形成された一端を管継手10の雌ネジ12Bにねじ込んで管継手10と管体60を接続する。これにより、管体60と管体40とが管継手10を介して接続される。なお、管体60の他端部は、例えば水廻り器具などに接続される。
本実施形態の管継手10では、フランジ部50を床44に取り付けた状態で継手本体16に過剰な外力が作用した場合、継手本体16(本体部12)とフランジ部50との境界ではなく、フランジ部50の第1溝部54及び第2溝部56(すなわち、フランジ部50の肉薄な部分)に応力が集中する。ここで、応力集中により第1溝部54及び第2溝部56の少なくとも一方の溝部に亀裂が生じた場合、この亀裂はフランジ部50の板厚方向(本実施形態では、第1溝部54の一部と第2溝部56の一部が板厚方向に重なり、この重なり部分が肉薄なため、亀裂が板厚方向に進展しやすい。)及び溝延在方向に進展する。このため、上記亀裂は、継手本体16に向かって進展し継手本体16を介して流路11に到達することが確実に防止され、継手本体16から漏水が生じることがない。すなわち、管継手10の継手本体16に過剰な外力が作用した場合に、第1溝部54及び第2溝部56の少なくとも一方の溝部を起点に亀裂などの破損を生じさせることで、継手本体16に亀裂が到達するのを回避でき、結果耐漏水性能を確保できる。また、継手本体16の軸方向で見て第1溝部54及び第2溝部56で流路11を囲繞していることから、過剰な外力が継手本体16にどの方向から作用しても耐漏水性能を確保できる。
以上のことから、管継手10によれば、例えば、継手本体16とフランジ部50との境界部分の肉厚を大幅に厚くしたり、特殊な高強度樹脂を使用したりするものと比べて、フランジ部50に第1溝部54及び第2溝部56を形成するというコストを抑えた構造によって過剰な外力が作用しても耐漏水性能を確保できるという効果を得ることができる。
また、管継手10では、第1溝部54の円弧状に湾曲した溝壁面54Aを、継手本体16の外周面12Sの前述した湾曲部分に滑らかに連続させていることから、径方向内側(流路11側)の第1溝部54の溝壁面54A又は溝壁面54Aと外周面12Sの上記湾曲部分との境界に応力が集中するのを緩和できる。これにより、溝壁面54A又は上記境界を起点とする亀裂の発生を抑制することできる。すなわち、継手本体16から流路11への亀裂の進展をより確実に防止することができる。
またさらに、図6に示すように、管体60が矢印F方向の入力(外力)によって傾こうとすると、継手本体16に管体60から過剰な外力が作用してフランジ部50において第1溝部54の管体60が傾く側に位置する部分に引張応力が集中し、その反対側に位置する部分に圧縮応力が集中する。一方、フランジ部50の第2溝部56の管体60が傾く側に位置する部分に圧縮応力が集中し、その反対側に位置する部分に引張応力が集中する。ここで、継手本体16とフランジ部50を樹脂材料で形成していることから、亀裂は引張応力が集中する部分から生じる(図6では、一例として亀裂Kで示す)。すなわち、フランジ部50の第1板面50Aに第1溝部54を形成し、第2板面50Bに第2溝部56を形成することで、フランジ部50の亀裂発生個所(破損個所)をコントロールしやすくなる。
第1実施形態では、第1板面50Aに第1溝部54を形成し、第2板面50Bに第2溝部56を形成しているが、本発明はこの構成に限定されず、第1板面50Aにのみ第1溝部54を形成する構成(すなわち、第2板面50Bに第2溝部56を形成しない構成)としてもよく、第2板面50Bにのみ第2溝部56を形成する構成(すなわち、第1板面50Aに第1溝部54を形成しない構成)としてもよい。この場合においても、管継手10に過剰な外力が作用した場合の継手本体16の耐漏水性能を確保することができる。
また、第1実施形態では、第1板面50Aに第1溝部54を形成しているが、本発明はこの構成に限定されず、第1板面50Aに第1溝部54の代わりに、流路11を囲繞するように複数の第1凹部72を形成してもよい(図7参照)。また、第2板面50Bに第2溝部56の代わりに、流路11を囲繞するように複数の第2凹部(図省略)を形成してもよい。さらに、第1板面50Aに第1凹部72を形成すると共に第2板面50Bに第2凹部を形成してもよい。この場合においても、管継手に過剰な外力が作用した場合の継手本体16の耐漏水性能を確保することができる。
さらに、第1実施形態では、第1溝部54の溝壁面54Aが継手本体16の外周面12Sに滑らかに連続しているが、本発明はこの構成に限定されず、第1溝部54が外周面12Sに対して間隔をあけて配置されて、溝壁面54Aと外周面12Sとが滑らかに連続されなくても構わない。すなわち、第1溝部54は、フランジ部50の外縁50C側よりも根元側であれば、どの位置に形成しても構わない。同様に、第2溝部56もフランジ部50の外縁50C側よりも根元側であれば、どの位置に形成しても構わない。また、第1溝部54と第2溝部56は、継手本体16の軸方向で見てフランジ部50の板厚方向に重ならなくてもよい。
また、第1板面50Aに第1溝部54に加えて他の溝や凹部を形成してもよく、第2板面50Bに第2溝部56に加えて他の溝や凹部を形成してもよい。
さらに、第1溝部54の溝底部54Bと第2溝部56の溝底部を孔でつないでもよい。
第1実施形態では、管継手10を床44に取り付けているが、本発明はこの構成に限定されず、管継手10は、フランジ部50を取り付けられる場所であれば天井や壁などに取り付けてもよい。
また、第1実施形態では、継手本体16をストレートの筒状としているが、本発明はこの構成に限定されず、継手本体16が途中で折れ曲がる筒状としてもよく(所謂、エルボー継手)、その他の形状としてもよい。
さらに、第1実施形態では、フランジ部50が継手本体16の一端外周から径方向外側へ張り出しているが、本発明はこの構成に限定されず、フランジ部50が継手本体16の中間部の外周から径方向外側へ張り出していてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 管継手
11 流路
12S 外周面
16 継手本体
40、60 管体
44 床(取付対象物)
50 フランジ部
50A 第1板面(第1の面)
50B 第2板面(第2の面)
54 第1溝部(下側凹部)
54A 溝壁面(凹壁面)
56 第2溝部(上側凹部)

Claims (8)

  1. 筒状とされ、両端に管体がそれぞれ接続され、内部が流路を構成する樹脂製の継手本体と、
    前記継手本体と一体成形され、前記継手本体の外周から張り出し、取付対象物に取り付けられる板状のフランジ部と、
    前記フランジ部の前記取付対象物に当接する側の第1の面に対して反対側の第2の面に形成され、前記フランジ部の根元側であって、前記管体の挿入口から離隔した位置に配置され、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を囲繞する上側凹部と、
    を有する管継手。
  2. 前記第1の面に形成され、前記フランジ部の根元側に配置され、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を囲繞する下側凹部を備える、請求項1に記載の管継手
  3. 筒状とされ、両端に管体がそれぞれ接続され、内部が流路を構成する樹脂製の継手本体と、
    前記継手本体と一体成形され、前記継手本体の外周から張り出し、取付対象物に取り付けられる板状のフランジ部と、
    前記フランジ部の前記取付対象物に当接する側の第1の面に形成され、前記フランジ部の根元側に配置され、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を囲繞すると共に、断面形状が円弧状に湾曲する下側凹部と、
    を有する管継手。
  4. 前記第1の面に対して反対側の第2の面に形成され、前記フランジ部の根元側に配置され、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を囲繞する上側凹部を備える、請求項3に記載の管継手
  5. 前記下側凹部と前記上側凹部の一部が、前記継手本体の軸方向で見て重なっている、請求項2または請求項4に記載の管継手。
  6. 前記下側凹部または前記上側凹部は、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を中心とする環状の溝である、請求項2または請求項4に記載の管継手。
  7. 前記下側凹部は、前記継手本体の外周面に滑らかに連続する円弧状に湾曲した凹壁面を有する、請求項2〜6の何れか1項に記載の管継手。
  8. 穴が形成された取付対象物と、
    筒状とされ、両端に管体がそれぞれ接続され、内部が流路を構成すると共に、前記穴に隙間を空けて挿入された樹脂製の継手本体と、
    前記継手本体と一体成形され、前記継手本体の外周から張り出し、取付対象物に取り付けられる板状のフランジ部と、
    前記フランジ部の前記取付対象物に当接する側の第1の面及び前記第1の面に対して反対側の第2の面の少なくとも一方の面に形成され、前記フランジ部の根元側に配置され、前記継手本体の軸方向で見て前記流路を囲繞すると共に、前記隙間の少なくとも一部の上方に位置する凹部と、
    を有する管継手取付構造。
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