JP5743098B2 - 固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のセルスタックを内部に収容する固体酸化物形燃料電池に関する。
円筒型の固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、基体管上の円周方向に、燃料極、固体電解質膜、空気極を積層させたセルが複数形成され、隣接するセル同士がインターコネクタで電気的に直列に接続されたセルスタックを備える。複数のセルスタックの両端部が複数の孔を有する管板に嵌め込まれることで並列に配列されて、固体酸化物形燃料電池内部に収容されている。セルスタックの端部の各々に集電板が配置され、集電板によって複数のセルスタックが互いに電気的に並列に接続されている(特許文献1参照)。
円筒型の固体酸化物形燃料電池では、円筒形状の支持管の表面に空気極、固体電解質、燃料極が形成されている。また、特許文献3に開示される円筒型の固体酸化物形燃料電池では、円筒状の固体電解質の内面に空気極が、外面に燃料極が形成されている。特許文献2及び特許文献3のいずれも、円筒の長手方向に固体電解質及び燃料極が存在しない領域があり、その領域において空気極と電気的に接続されたインターコネクタが外部に露出して形成されている。すなわち、1つの円筒が1つのセルを構成している。
特許文献2では、複数の上記のセルが円筒の長手方向に連結されて、1つのセルのインターコネクタと隣接するセルの燃料極とが直列接続されている。また、直列接続した燃料電池セルが複数本並行して配置され、導電部材により燃料電池セルを直列接続されている。
特許文献3では、1つのセルのインターコネクタと隣接するセルの燃料極との間にNiを主成分とする導電板が配置されて、セル間が電気的に直列接続されている。
特開2007−109598号公報(段落[0023]、図1) 特許第3595091号公報(段落[0012]〜[0022]、図1〜6) 特許第4663137号公報(請求項1、段落[0022]〜[0027]、[0033]、図1,2)
円筒型の固体酸化物形燃料電池におけるセルスタックの電気回路図は、図8のようになる。セル61が直列接続されているので、1つのセルスタック60においてセル61を流れる電流の大きさは同じになる。固体酸化物形燃料電池は、両端の電圧はセルスタック60間で等電位として運転される。
図8の電気回路図で表されるように複数のセルスタックを配列する場合、あるセルが劣化すると、そのセルの抵抗が増加してセルの性能が低下する。劣化したセルを含むセルスタックに供給される電流が、他のセルスタックに供給される電流量よりも小さくなる。すなわち、セルスタックにおいて劣化したセルが1つでも存在するとセルスタック全体に影響を及ぼし、他の健全なセルへの電流量も低下するので、そのセルスタックでの発電量が低下することが問題となっていた。また、劣化したセルを含むセルスタック以外の他のセルスタックへの電流供給量が増加する。セルの耐久性は電流密度に依存するため、他のセルスタックの耐久性が低下する恐れがあることが問題となっていた。
本発明は上記課題に鑑み、劣化セルが発生した場合でも他のセルに影響を及ぼすことなく発電を継続させることができる固体酸化物形燃料電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、基体管上に燃料極と固体電解質膜と空気極とを備えるセルが前記基体管の円周方向に形成され、複数の前記セルが前記基体管の長手方向に沿って配列され、隣接する前記セルの間に前記セル同士を電気的に直列に接続するインターコネクタが形成されている複数のセルスタックを内部に収容する固体酸化物形燃料電池であって、前記複数のセルスタックの両端部が金属板により連結されることにより、前記複数のセルスタックが電気的に並列に配列され、運転温度において、任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記空気極上に形成される導電膜が、隣接する前記セルスタックの前記セルの前空気極上に形成される導電膜と直接接触し、または、任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜が、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極と直接接触し、または、任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極が、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜と直接接触し、または、任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極が、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極と直接接触して、前記セル同士が電気的に接続する固体酸化物形燃料電池を提供する
前記運転温度において直接接触する任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜とが、室温において離間する、または、前記運転温度において直接接触する任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜と、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極とが、室温において離間する、または、前記運転温度において直接接触する任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極と、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜とが、室温において離間する、または、前記運転温度において直接接触する任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極と、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極とが、室温において離間することが好ましい。
上記発明において、前記運転温度において、全ての前記セルスタックの全ての前記セルが、隣接する前記セルスタック中の前記セルと電気的に接続することが好ましい。
本発明の固体酸化物形燃料電池において、任意のセルで発生した電流は、セルスタック中で直列接続されたセルを通過だけでなく、空気極を介して隣接するセルスタック中のセルを通過して集電される。従って、あるセルスタック中のセルが劣化した場合、同じセルスタック中のセルで発生した電流は、劣化したセル以外のセルの空気極を介して、隣接するセルスタックへと流れることができる。このため、セルスタック内に劣化セルが発生しても、他の正常なセルが発電に寄与する。本発明の固体酸化物形燃料電池は、劣化セルが発生しても高い発電量を維持することが可能となる。
あるいは、上記発明において、前記運転温度において、一部の前記セルスタックの一部の前記セルが、隣接する前記セルスタックの前記セルと離間し、残りの前記セルが、隣接する前記セルスタックの前記セルと電気的に接続していても良い。
この場合、前記運転温度において互いに電気的に接続する任意の前記セルスタックの前記セルの前記空気極及び隣接する前記セルスタックの前記セルの前記空気極の各々は、前記運転温度において互いに離間する任意の前記セルスタックの前記セル及び隣接する前記セルスタックの前記セルの少なくとも一方の前記セルの前記空気極よりも厚く形成されている。
本発明の固体酸化物形燃料電池は、一部のセルを隣接するセルスタックのセルと接触させてセルスタック間での電気的接続を確保する。同時に、一部のセルを隣接するセルスタックのセルと離間させる。こうすることで、セルスタックの発電部において所望の酸化ガスの流通経路を作ることができる。
本発明では、空気極の膜厚を変えることによって、所定位置でセル同士を接触させたり、離間させることができる。すなわち、容易な方法により所望の酸化ガスの流通経路を適宜設定することができる。
この場合、前記複数のセルスタックに亘って酸化ガスが蛇行して流通することで、前記酸化ガスが前記セルスタックの軸方向に沿って直線的に流通することによって前記複数のセルスタックの間を蛇行して流通しない場合と比べて前記酸化ガスの流通経路が長くなるように、前記運転温度において任意の前記セルスタックの前記セルと隣接する前記セルスタックの前記セルとが接触する厚さで前記空気極が形成されている前記セルと、前記運転温度において任意の前記セルスタックの前記セルと隣接する前記セルスタックの前記セルとが離間する厚さで前記空気極が形成されている前記セルとが配置されていることが好ましい。
このように、セルスタックの発電部において酸化ガスの流通経路を長くすると、固体酸化物形燃料電池内部での酸化ガスの圧損が上昇して、酸化ガスの流速を上昇させることができる。また、発電部周辺で酸化ガスの滞留時間が長くなるので、伝熱特性を向上させることができる。
この場合、前記導電膜が、LaMnO 系材料、LaFeO 系材料、LaCoO 系材料のいずれかの膜であることが好ましい。
導電膜を設けることにより、セル同士が接触した時のセル間の導電性を向上させることができる。
本発明の固体酸化物形燃料電池では、1つのセルスタック内でセルを電気的に接続するだけでなく、隣接するセルスタック間でセルを電気的に接続する。任意のセルスタックに劣化セルが発生した場合、そのセルスタック中の他の正常なセルで発生した電流は、空気極を介して隣接するセルスタックのセルへと流れる。すなわち、セルスタックに劣化セルが発生しても、他の正常なセルが発電に寄与する。このため、高い発電量を維持することができる。
また、他のセルスタックへの電流供給量が増加して他のセルスタックの耐久性が低下することを防止することができる。この結果、固体酸化物形燃料電池全体で高い耐久性を確保できる。
第1実施形態に係る固体酸化物形燃料電池の概略図である。 発電時における第1実施形態に係る固体酸化物形燃料電池のセルスタック発電部付近の概略図である。 第1実施形態に係る固体酸化物形燃料電池におけるセルスタックの電気回路図である。 第1実施形態の固体酸化物形燃料電池において、劣化セルが発生した場合の電流の流れを説明する電気回路図である。 発電時における第2実施形態に係る固体酸化物形燃料電池のセルスタック発電部付近の概略図である。 発電時における第2実施形態の別の例に係る固体酸化物形燃料電池のセルスタック発電部付近の概略図である。 発電時における第2実施形態の別の例に係る固体酸化物形燃料電池のセルスタック発電部付近の概略図である。 従来の固体酸化物形燃料電池におけるセルスタックの電気回路図である。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る固体酸化物形燃料電池を以下で説明する。
図1は、第1実施形態に係る固体酸化物形燃料電池の概略図であり、図1(a)は正面の縦断面図、図1(b)は側面の縦断面図、図1(c)は上面図である。
第1実施形態の固体酸化物形燃料電池1は、容器2と、管板(金属板)3a,3bとを備える。管板3aは、容器2内部を発電室4と発電室4上部に設けられる燃料供給室5とを仕切っている。管板3bは、容器2内部を発電室4と発電室4下部に設けられる燃料排出室6とを仕切っている。
発電室4の下部に、酸化ガス供給部7が接続される。発電室4の上部に、酸化ガス排出部8が接続される。発電室4の大きさに応じて、発電室4に複数の酸化ガス供給部7及び酸化ガス排出部8が設置されていても良い。本実施形態において、酸化ガスは酸素を含む気体とされ、特に空気が好ましい。
燃料供給室5に燃料供給部9が接続される。燃料排出室6に燃料排出部10が接続される。本実施形態において、燃料ガスは水素ガスまたはメタンガスとされる。
容器2は、内部に複数のセルスタック11を収納する。セルスタック11は、多孔質の基体管で構成される。セルスタック11の中央部に発電部が形成され、発電部の両側は非発電部である。複数のセルスタック11の非発電部は、それぞれ管板3a,3bで固定されている。管板3a,bには複数の孔が開いており、その孔に各セルスタック11がシールリング(不図示)を介して嵌め込まれている。管板3によって、複数のセルスタック11が整列されている。図1に示される例では、正面から見たときに7本のセルスタック11が整列し、側面から見たときに30本のセルスタック11が整列している。但し、収納されるセルスタック11の数は、上記に限定されない。
セルスタック11の発電部及び非発電部の一部は発電室4内に収納されているが、非発電部の両端部は燃料供給室5内に配置される。これにより、燃料供給室5内の燃料ガスが、セルスタック11の内側を流通して燃料排出室6に排出されるようになっている。
セルスタック11の発電部において、複数のセルがセルスタック11の長手方向に沿って形成されている。1本のセルスタック11には、例えば85個のセルが形成されるが、これに限定されない。
1つのセルは、基体管の円周方向に沿って形成されている。1つのセルは、基体管側から燃料極、固体酸化物膜、及び、空気極の積層体で構成されている。隣接するセル同士は、インターコネクタで連結される。基体管材料としては、Ca安定化ジルコニアが適用される。燃料極材料としては、例えばNi及びYSZの混合物が適用される。固体電解質膜材料としては、YSZが適用される。空気極材料としては、LaMnO系材料、LaFeO系材料、LaCoO系材料などが適用される。インターコネクタ材料としては、LaCrO、(La,Sr)CrO、La(Cr,Mg)O、(La,Ca)CrO、(Sr,La)TiOが適用される。
発電室4内部におけるセルスタック11の非発電部の周囲、及び、セルスタック11の非発電部の位置に対応する発電室4の外側周囲に、断熱材12が設置される。セルスタック11と断熱材12とは離間しており、その隙間を酸化ガスが流通可能とされている。発電時において、発電部は750℃〜950℃に加熱されるが、管板3a,3bの周囲は材料面からの仕様により約550℃とされる。断熱材12を設けることにより、発電部は高温に保持される。また、断熱材12を設けることにより酸化ガスの流通路の面積を小さくして、酸化ガスの流速が高められる。
燃料供給室5及び燃料排出室6において、セルスタック11の両端部に集電板13a,13bがそれぞれ設置される。集電板13a,13bはそれぞれ集電極14a,14bに連結される。集電板13a,13bによって、複数のセルスタック11が電気的に並列に接続される。
図2は、第1実施形態に係る固体酸化物形燃料電池について、発電時におけるセルスタックの発電部付近の概略図である。図2(a)は縦断面図であり、図2(b)は発電部の横断面図である。
第1実施形態の固体酸化物形燃料電池の発電時に、セルスタック11の発電部22は750℃〜950℃程度に加熱される。発電部22において、全てのセル20の空気極23が、隣接するセルスタック11のセル20の空気極23と接触している。すなわち、隣り合うセルスタック11の同じ高さに位置するセル20の空気極同士が接触する。1つのセルスタックでは空気極同士は接触しておらず、隣接するセル間の空気極の間で、固体電解質膜及びインターコネクタが露出している(図2中の符号24)。一方、非発電部21にはセルは形成されていない。
図3は、第1実施形態の固体酸化物形燃料電池の電気回路図である。セル20は、抵抗25と電池26で表される。1つのセルスタック11では、セル20が直列接続されている。セルスタック11同士は、セルスタック11の端部だけでなく、セル20の間でも並列に接続されている。
燃料供給部9から燃料ガスが燃料供給室5内に供給される。燃料ガスは、燃料供給部9からセルスタック11の基体管内側に流入し、セルスタック11の内側を流通する。
酸化ガス供給部7から発電室4内に酸化ガスが供給される。酸化ガスは、セルスタック11と断熱材12との間を通過して、セルスタック11の発電部22周辺に流入する。発電部22周囲に流入した酸化ガスは、図2(b)における円筒型のセルスタック11間の隙間や、図1におけるセルスタック11と発電室4との隙間を流通する。
セルスタック11の内部を流通する燃料ガスは、基体管側から外側に向かって拡散する。セルスタック11の外側を流通する酸化ガスは、空気極23から基体管の方に向かって拡散する。固体電解質膜において、燃料ガスと酸化ガス中の酸素とが反応し、電気が発生する。発生した電流は、セルスタック11中で直列接続されたセル20を通過するだけでなく、空気極を介して隣接するセルスタック11中のセル20も通過して、集電板13に到達する。電流は集電極14を通じて外部に取り出される。
反応に寄与しなかった燃料ガスは、セルスタック11から燃料排出室6に流出する。燃料排出室6内の燃料ガスは、燃料排出部10を介して固体酸化物形燃料電池1の外部に排出される。反応に寄与しなかった酸化ガスは、酸化ガス排出部8を介して固体酸化物形燃料電池1の外部に排出される。
図4に、劣化セルが発生したときの電流の流れの一例を示す電気回路図を示す。任意のセルスタックの任意のセルが劣化した場合、劣化セル27での抵抗は他の正常なセルよりも大きくなる。このため、他のセル20で発生した電流は、劣化セル27を迂回するように流れて集電板13に到達する。劣化セル27と同じセルスタック11中の他の正常なセル20は発電する。発生した電流は、そのセルスタック11中のいずれかの正常なセル20から空気極を介して隣接するセルスタック11へと流れる。本実施形態では、劣化セル27が発生しても、同じセルスタック11内の他の正常なセル20が発電に寄与することができる。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池1では、発電時にセルスタック11が膨張してセル20の空気極23同士が接触すれば良いので、セルスタック11を管板3a,3bに嵌める際(室温)には必ずしも隣接するセルスタック11のセル20の空気極23同士が接触している必要はない。空気極23の厚さは、セルスタック間の距離、発電時のセルの温度、セルスタックの各層の熱膨張率などを考慮して決定される。例えば、熱膨張により空気極23同士が接触した際に、空気極23に大きな応力がかかって空気極23が破損することが懸念される場合には、室温ではセル20同士は離間し、発電時に確実に接触するように、空気極23の厚さを設計する。
セル20の空気極23同士が接触した時の導電性を向上させるために、各セル20の空気極23表面に導電膜が形成されていても良い。導電膜は、接触している2つのセル20の内、少なくとも一方のセル20の空気極23上に形成される。導電膜は導電性セラミックスからなる。本実施形態に適用可能な導電性セラミックスは、高い導電性を有するとともに、空気極材料(LaMnO系材料、LaFeO系材料、LaCoO系材料)と同程度の熱膨張率を有することが要求される。具体的に、導電性セラミックスには、LaCrO、(La,Sr)CrO、La(Cr,Mg)O、(La,Ca)CrO、(Sr,La)TiOで表される導電性酸化物が適用可能である。これらはインターコネクタに用いられる材料である。あるいは、導電膜はLaMnO系材料、LaFeO系材料、LaCoO系材料としても良い。具体的に、(La,Sr)MnO、(La,Sr,Ca)MnO、(La,Sr)FeO、(La,Sr,Ca)FeO、(La,Sr)CoO、(La,Sr,Ca)CoOで表される導電性酸化物が適用可能である。この場合、導電膜は空気極と異なる材料を使用する。
導電膜は、空気極23の表面の全面に形成されていても良いし、空気極23の表面の一部に形成されていても良い。導電膜は、スクリーン印刷やジェットディスペンサを用いて形成される。導電膜形成後にセルスタック11を焼成して、導電膜を焼結しても良い。あるいは、導電膜形成後に焼成することなくセルスタック11を固体酸化物形燃料電池1に収納しても良い。この場合は、運転時にセルスタック11が加熱されることにより、導電膜が焼結される。
導電膜の膜厚は、セルスタック間の距離、空気極の厚さ、発電時のセルの温度、セルスタックの各層の熱膨張率などを考慮して決定される。導電膜を設ける場合、空気極の厚さは導電膜の厚さも考慮して適宜設定される。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る固体酸化物形燃料電池を以下で説明する。第2実施形態の固体酸化物形燃料電池は、セルの発電部以外は第1実施形態と同じである。
図5は、第2実施形態に係る固体酸化物形燃料電池について、発電時におけるセルスタックの発電部付近の概略図である。図5(a)は正面の縦断面図であり、図5(b)は図5(a)の右側から見た縦断面図である。図5では、正面から見たときにセルスタック30が9本、側面から見たときに5本配列され、1つのセルスタック30にセル31が6つ形成された例として示している。
第2実施形態の固体酸化物形燃料電池において、一部のセルスタック30中の一部のセル31の空気極32aは、隣接するセルスタック30のセル31の空気極32bと接触せず、離間している。残りのセル31の空気極32bは、隣接するセルスタック30のセル31の空気極32bと接触している。図5の例では、空気極32aが他のセルの空気極と離間しているセルは任意の位置に設けられている。空気極同士が接触している部分のみで、隣接するセルスタック30のセル31同士が電気的に接続されている。
隣接するセルスタック30のセル31の空気極32bと接触しているセル31の空気極32bは、接触していないセル31の空気極32aと比較して、相対的に厚く形成されている。このように1つのセルスタック30内でセル31の空気極の厚さを変えるためには、ジェットディスペンサを用いて空気極を形成すると良い。
セルスタック30の発電部の周囲に流入した酸化ガスは、円筒型のセルスタック30間の隙間を流通する他、空気極が接触していないセル31の間隙を流通する。セルスタック30間の隙間よりも空気極が接触していないセル31間の間隙の流路面積を大きくすれば、酸化ガスは主としてセル31間を流通する。
図6は、第2実施形態に係る固体酸化物形燃料電池の別の例について、発電時におけるセルスタックの発電部付近の概略図である。図6(a)は正面の縦断面図であり、図6(b)は図6(a)の左側面から見た縦断面図であり、図6(c)は図6(a)の右側面から見た縦断面図である。図6の固体酸化物形燃料電池は、正面から見たときにセルスタック40が8本、側面から見たときに4本配列され、1つのセルスタックにセル41が12つ形成されている。
図6の例では、隣接するセルスタック40のセル41の空気極と接触する空気極42bが縦方向に2列ずつ設けられている。正面から見たときに(図6(a))この空気極42bの列の左端部または右端部は、隣接するセルスタックのセルの空気極と接触しない空気極42aとなっている。図6では列内で空気極42aは2つずつ設けられている。正面から見た図6(a)では、空気極42bの列は、空気極42aが設けられる位置が縦方向に交互になるように配列されている。
空気極42bの列の間には、隣接するセルスタックのセルの空気極と接触しない空気極42aのみが設けられる列が配列されている。
図6の固体酸化物形燃料電池では、発電部の周囲に流入した酸化ガスは、空気極42aが接触していないセル41の間隙を主として通過するように、流通面積が設計されている。このため、正面から見たとき(図6(a))に、酸化ガスは発電部を蛇行しながら下方から上方に向かって流通することになる。こうすることで、発電部を流通する酸化ガスの流通経路が長くなるので、圧力損失が上昇して発電部周囲での酸化ガスの流速が上昇する。更に、発電部での酸化ガスの滞留時間が長くなるので、熱交換率が上昇する。従って、伝熱特性が向上する。
なお、図6の例では、縦方向に空気極42bが設けられる列の数、当該列内での空気極42aの数、及び、空気極42aのみが設けられる列の数は特に限定されない。これらは、酸化ガスの流路面積を考慮して適宜設定すると良い。但し、縦方向に空気極42bが設けられる列の数が多くなると、列中心部のセル41は酸化ガスが十分に送給されなくなる可能性があるので、列数は1列または2列である方が有利である。
図7は、第2実施形態に係る固体酸化物形燃料電池の更に別の例について、発電時におけるセルスタックの発電部付近の概略図である。図7(a)は正面の縦断面図であり、図7(b)は図7(a)の左側面から見た縦断面図であり、図7(c)は図7(a)を右側面から見た縦断面図である。図7の固体酸化物形燃料電池は、正面から見たときにセルスタック50が8本、側面から見たときに5本配列され、1つのセルスタックにセル51が12つ形成されている。
図7の例では、隣接するセルスタック50のセル51の空気極と接触する空気極52bが縦方向に2列ずつ設けられる。正面から見たときに(図7(a))、空気極52bの列は全てのセルスタック50に亘って設けられる。一方、側面からみた場合(図7(b)、図7(c))に、空気極52bの列の左端部または右端部は、隣接するセルスタックのセルの空気極と接触しない空気極52aとなっている。図7では、列内で空気極52aは1つずつ設けられる。空気極52bの列は、側面から見たときに空気極52aが設けられる位置が縦方向に交互になるように配列されている。
空気極52bの列の間には、空気極52aのみが設けられる列が配列されている。
この例においても、発電部の周囲に流入した酸化ガスは、空気極52aが接触していないセル51の間隙を主として通過するように、流通面積が設計されている。このため、側面から見たとき(図7(b)、図7(c))に、酸化ガスは発電部を蛇行しながら下方から上方に向かって流通することになる。こうすることで、発電部を流通する酸化ガスの流通経路が長くなるので、圧力損失が上昇して発電部周囲での酸化ガスの流速が上昇する。更に、発電部での酸化ガスの滞留時間が長くなるので、熱交換率が上昇する。従って、伝熱特性が向上する。
図7の例では、縦方向に空気極52bが設けられる列の数、当該列内での空気極52aの数、及び、空気極52aのみが設けられる列の数は特に限定されず、酸化ガスの流路面積を考慮して適宜設定すると良い。
第2実施形態においても、空気極同士が接触しているセルにおいて、空気極表面に導電膜が形成されていても良い。
導電膜を設ける場合は、空気極の厚さはセルスタック内で同じとして、導電膜により隣接するセルスタックのセル同士の接触を確保しても良い。この場合、導電膜は、発電時に熱膨張してセル同士が接触することができる厚さで形成される。
1 固体酸化物形燃料電池
2 容器
3a,3b 管板
4 発電室
5 燃料供給室
6 燃料排出室
7 酸化ガス供給部
8 酸化ガス排出部
9 燃料供給部
10 燃料排出部
11,30,40,50,60 セルスタック
12 断熱材
13 集電板
14 集電極
20,31,41,51,61 セル
21 非発電部
22 発電部
23,32a,32b,42a,42b,52a,52b 空気極
24 固体電解質膜及びインターコネクタ
25,65 抵抗
26,66 電池
27 劣化セル

Claims (7)

  1. 基体管上に燃料極と固体電解質膜と空気極とを備えるセルが前記基体管の円周方向に形成され、複数の前記セルが前記基体管の長手方向に沿って配列され、隣接する前記セルの間に前記セル同士を電気的に直列に接続するインターコネクタが形成されている複数のセルスタックを内部に収容する固体酸化物形燃料電池であって、
    前記複数のセルスタックの両端部が金属板により連結されることにより、前記複数のセルスタックが電気的に並列に配列され、
    運転温度において、
    任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記空気極上に形成される導電膜が、隣接する前記セルスタックの前記セルの前空気極上に形成される導電膜と直接接触し、または、
    任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜が、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極と直接接触し、または、
    任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極が、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜と直接接触し、または、
    任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極が、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極と直接接触して、
    前記セル同士が電気的に接続する固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記運転温度において直接接触する任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜とが、室温において離間する、または、
    前記運転温度において直接接触する任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜と、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極とが、室温において離間する、または、
    前記運転温度において直接接触する任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極と、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜とが、室温において離間する、または、
    前記運転温度において直接接触する任意の前記セルスタック中の任意の前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極と、隣接する前記セルスタックの前記セルの前記導電膜が形成されていない前記空気極とが、室温において離間する請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記運転温度において、全ての前記セルスタックの全ての前記セルが、隣接する前記セルスタック中の前記セルと電気的に接続する請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記運転温度において、一部の前記セルスタックの一部の前記セルが、隣接する前記セルスタックの前記セルと離間し、残りの前記セルが、隣接する前記セルスタックの前記セルと電気的に接続している請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 前記運転温度において互いに電気的に接続する任意の前記セルスタックの前記セルの前記空気極及び隣接する前記セルスタックの前記セルの前記空気極の各々は、前記運転温度において互いに離間する任意の前記セルスタックの前記セル及び隣接する前記セルスタックの前記セルの少なくとも一方の前記セルの前記空気極よりも厚く形成されている請求項4に記載の固体酸化物形燃料電池。
  6. 前記複数のセルスタックに亘って酸化ガスが蛇行して流通することで前記酸化ガスが前記セルスタックの軸方向に沿って直線的に流通することによって前記複数のセルスタックの間を蛇行して流通しない場合と比べて前記酸化ガスの流通経路が長くなるように、前記運転温度において任意の前記セルスタックの前記セルと隣接する前記セルスタックの前記セルとが接触する厚さで前記空気極が形成されている前記セルと、前記運転温度において任意の前記セルスタックの前記セルと隣接する前記セルスタックの前記セルとが離間する厚さで前記空気極が形成されている前記セルとが配置されている請求項4または請求項5に記載の固体酸化物形燃料電池。
  7. 前記導電膜が、LaMnO系材料、LaFeO系材料、LaCoO系材料のいずれかの膜である請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
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