JP5742856B2 - 変位部材、駆動部材、アクチュエータ及び駆動装置 - Google Patents

変位部材、駆動部材、アクチュエータ及び駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、変位部材、駆動部材、アクチュエータ及び駆動装置に関する。特に、本発明は、駆動素子を用いた変位部材、それを備える駆動部材、それを備えるアクチュエータ及びそれを備える駆動装置に関する。
従来、小型のアクチュエータとして、圧電素子を用いたアクチュエータが知られている。この圧電素子を用いたアクチュエータの一例が、下記の特許文献1,2に記載されている。
特許文献1には、長さ方向一方側端部が台座に固定された電気機械変換素子と、電気機械変換素子の長さ方向他方側端部に接続された駆動摩擦部材と、駆動摩擦部材に係合した係合部材とを備えるアクチュエータが記載されている。このアクチュエータでは、電気機械変換素子が長さ方向に伸縮することにより駆動摩擦部材が長さ方向に振動する。この際に生じる、駆動摩擦部材と係合部材との間の摩擦力により、係合部材が駆動摩擦部材に対して長さ方向に相対的に移動する。すなわち、特許文献1に記載のアクチュエータでは、電気機械変換素子の伸縮方向と駆動力が発生する方向が平行であり、駆動力の方向と振動変位の方向とが平行である。
一方、特許文献2には、図14に示す駆動力の方向を変換するアクチュエータ100が記載されている。アクチュエータ100は、板状の軸固定部材102と、一対の振動板103a,103bと、基板104と、軸101とを備えている。軸固定部材102には、軸101の一端が接続されている。一対の振動板103a,103bは、軸固定部材102の両端部を支持し、軸固定部材102とは垂直な方向に延びている。基板104は、振動板103a,103bの軸固定部材102とは反対側の端部が固定されている。振動板103a,103bには、圧電素子105a,105bが固定されている。この圧電素子105a,105bの伸縮変形に伴って、軸固定部材102とは垂直な方向に延びる振動板103a,103bが屈曲変形する。その結果、圧電素子105a,105bから発生する駆動力の方向が変換されて軸固定部材102が振動変位する。これにより、軸101が振動し、係合部材106が駆動される。
特許第4154851号公報 特開2009−254154号公報
上記特許文献1に記載されているような駆動力の方向と平行に伸縮する電気機械変換素子では、十分な振動の変位量を得るためには、電気機械変換素子を振動の方向に長くする必要がある。このため、特許文献1に記載されているような電気機械変換素子では、振動変位の方向に沿って小型化することが困難であるという問題がある。
特許文献2に記載の駆動力の方向を変換するアクチュエータ100においても、大きな変位量を得るためには、屈曲変形量が大きくなるように振動板103a,103bを振動変位の方向と平行に延ばす方法がとられる。このため、特許文献2に記載のアクチュエータ100では、圧電素子105a,105bから発生する駆動力の方向を変換した振動変位の方向に沿って小型化することが困難であるという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みて成されたものであり、その目的は、変位部材の小型化を図ることにある。
本発明に係る変位部材は、駆動素子と、変換素子とを備えている。駆動素子は、第1の方向に互いに対向する第1及び第2の端面と、第1の方向に対して垂直な第2の方向に対向する第1及び第2の側面とを有する。駆動素子は、第1の方向に沿って伸縮する。変換素子は、駆動素子の第1の方向に沿った伸縮力を第2の方向に沿った駆動力に変換し、当該駆動力により第2の方向に沿って変位する変位部を有する。変換素子は、弾性を有する。変換素子は、第1〜第5の部分を有する。第1の部分は、第1の側面の上に位置する。第1の部分は、第1の側面から離間した変位部を含む凸部を有する。第2の部分は、第1の部分に接続されている。第2の部分は、第1の端面に当接している。第3の部分は、第1の部分に接続されている。第3の部分は、第2の端面に当接している。第4の部分は、第2の部分に接続されている。第4の部分は、第2の側面に固定されている。第5の部分は、第3の部分に接続されている。第5の部分は、第2の側面に固定されている。第2の側面の実質的に全体が第4及び第5の部分に固定されている。
なお、本発明において、「当接」には、直接当接している場合のみならず、間接的に当接している場合が含まれるものとする。すなわち、「当接」とは、部材間に空隙が存在しないことを意味する。
本発明に係る変位部材のある特定の局面では、第4の部分と第5の部分とが互いに直接固定されている。
なお、本発明において、「実質的に全体」とは、全体の90%以上のことを意味する。
本発明に係る変位部材の他の特定の局面では、第4の部分と第5の部分とが一体に形成されている。
本発明に係る変位部材の別の特定の局面では、変位部材は、第4及び第5の部分と、第2の側面とを固定している樹脂接着剤層をさらに有する。
本発明に係る変位部材のさらに他の特定の局面では、第2の部分が第1の端面に固定されており、第3の部分が第2の端面に固定されている。
本発明に係る変位部材のさらに別の特定の局面では、第1の部分の実質的に全体が凸部により構成されている。
本発明に係る変位部材のまた他の特定の局面では、変換素子は、第2の部分と第4の部分とを接続しており、第2の側面の第1の端面側の端縁部の上に位置する第6の部分と、第3の部分と第5の部分とを接続しており、第2の側面の第2の端面側の端縁部の上に位置する第7の部分とをさらに有する。第6及び第7の部分のそれぞれは、第2の側面から離間して設けられている。
本発明に係る変位部材のまた別の特定の局面では、駆動素子は、変換素子に嵌合している。
本発明に係る変位部材のさらにまた他の特定の局面では、変換素子は、金属を含む。
本発明に係る駆動部材は、上記本発明に係る変位部材と、変位部材に取り付けられた被変位部材とを備える。
本発明に係る駆動部材のある特定の局面では、被変位部材は、第1の部分と、第4及び第5の部分のうちの少なくとも一方とのうちの少なくとも一方に取り付けられている。
本発明に係る駆動部材の他の特定の局面では、被変位部材は、変位部に取り付けられている。
本発明に係るアクチュエータは、上記本発明に係る駆動部材と、被駆動部材とを備えている。被変位部材は、軸である。被駆動部材は、軸と接触して設けられており、軸が第2の方向に沿って変位した際に、軸との間に生じる摩擦力により、第2の方向に沿って移動するように設けられている。
本発明に係る駆動装置は、上記本発明に係るアクチュエータと、アクチュエータを制御する制御部とを備えている。
本発明によれば、変位部材の小型化を図ることができる。
図1は、第1の実施形態に係る駆動装置の模式的斜視図である。 図2は、第1の実施形態に係る駆動装置の模式的側面図である。 図3は、第1の実施形態における変位部材の略図的側面図である。 図4は、第2の実施形態における変位部材の略図的側面図である。 図5は、第3の実施形態における変位部材の略図的側面図である。 図6は、第4の実施形態における変位部材の略図的側面図である。 図7は、第5の実施形態における変位部材の略図的側面図である。 図8は、第6の実施形態における変位部材の略図的側面図である。 図9は、第7の実施形態における変位部材の略図的側面図である。 図10は、第8の実施形態に係る駆動装置の模式的側面図である。 図11は、第9の実施形態における変位部材の略図的側面図である。 図12は、第10の実施形態における変位部材の略図的側面図である。 図13は、第11の実施形態における圧電素子の略図的斜視図である。 図14は、特許文献2に記載のアクチュエータの略図的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示である。本発明は、以下の実施形態に何ら限定されない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る駆動装置の模式的斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る駆動装置の模式的側面図である。
図1及び図2に示すように、駆動装置1は、制御部2と、アクチュエータ3とを備えている。制御部2は、アクチュエータ3を制御する部分である。具体的には、制御部2は、後述するアクチュエータ3の駆動素子としての圧電素子10に印加する電圧を制御する。圧電素子10が内部に圧電セラミックスを介して積層された電極を有する積層圧電セラミック素子であることが好ましい。圧電素子10に印加する電圧が低くでき、かつ大きな変位量を得られるためである。また、圧電セラミックスは比較的剛性が高く、高周波の振動において減衰を少なくできるため、圧電セラミックスを用いた駆動素子を用いることによって、変位部材の共振周波数が高くできる効果を有する。なお、本発明において、駆動素子は、圧電素子に限定されない。本発明において、駆動素子は、電歪素子、磁歪素子、熱変形素子あるいは電磁力や静電気力を用いたリニアモーターであってもよい。
アクチュエータ3は、駆動部材4と、被駆動部材5とを備えている。駆動部材4は、被駆動部材5を駆動させるものである。具体的には、駆動部材4は、被駆動部材5をz方向に移動させるものである。ここで、z方向とは、被変位部材としての軸6の変位方向である。
なお、図1及び図2においては、被駆動部材5を矩形板状に描画しているが、被駆動部材はこれに限定されるものではない。本発明において、駆動対象物である被駆動部材は、どのようなものでもあってもよく、例えば単体レンズあるいは組合せレンズ群、撮像素子、絞り機構、光学ミラー、レーザー発光素子、磁気ヘッド、各種センサ素子等であってもよい。
駆動部材4は、z方向に沿って延びる被変位部材である軸6と、変位部材7とを備えている。軸6は、被駆動部材5に形成された貫通孔5aに挿入されている。軸6は、例えば、カーボン等の比重の小さな材料により形成されていることが好ましい。また、被駆動部材5と軸6とは、相互の摩擦が小さいものであることが好ましい。貫通孔5aと軸6との係合力を適当にするために、バネ等による加圧機構を設けることが好ましい。
軸6のz方向における一方側端部6aは、変位部材7に取り付けられている。変位部材7は、軸6をz方向に沿って変位させるための部材である。
変位部材7は、圧電素子10と、変換素子20とを備えている。
本実施形態では、圧電素子10が伸縮する方向は、z方向に対して垂直なx方向である。また、圧電素子10は、角柱状に形成されている。ここで、「角柱状」には、角部や稜線部の少なくとも一部が面取り状またはR面取り状であるものも含まれるものとする。また、角柱状には、直方体状が含まれるものとする。
圧電素子10は、第1及び第2の端面10a,10bと、第1〜第4の側面10c〜10fとを有する。第1及び第2の端面10a,10bのそれぞれは、z方向及びx方向のそれぞれに対して垂直なy方向とz方向とに沿って延びている。第1及び第2の端面10a,10bは、x方向において対向している。第1及び第2の側面10c,10dのそれぞれは、x方向及びy方向に沿って延びている。第1及び第2の側面10c,10dは、z方向において対向している。第3及び第4の側面10e,10fのそれぞれは、x方向及びz方向に沿って延びている。第3及び第4の側面10e,10fは、y方向において対向している。
図3は、本実施形態における変位部材の略図的側面図である。図3に示すように、圧電素子10は、圧電層11を介してx方向に互いに対向している第1及び第2の電極12,13を複数対備えている。これら第1及び第2の電極12,13間に電圧を印加することにより、圧電素子10をx方向に伸縮させることができる。
なお、第1及び第2の電極が複数対設けられている必要は必ずしもない。第1及び第2の電極を一対のみ設けてもよい。また、第1及び第2の電極の対向方向は、伸縮方向であるx方向に限定されない。圧電体の分極方向によっては、第1及び第2の電極がz方向またはy方向に対向するように設けられることもある。
圧電層11並びに第1及び第2の電極12,13の材質は、特に限定されない。圧電層11は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛系セラミックス(PZT)、ニオブ酸カリウムナトリウム等のアルカリニオブ酸系セラミックス等の非鉛系圧電体セラミックスやタンタル酸リチウム等の圧電単結晶等の適宜の圧電体により形成することができる。第1及び第2の電極12,13は、例えば、Ag,Cu,Pt等の金属や、Ag−Pd合金などの合金により形成することができる。
変換素子20は、鉄、銅、ニッケルなどの金属やステンレス、42ニッケル鉄、ベリリウム銅、リン青銅、真鍮などの合金に代表されるような弾性体を含む。この変換素子20は、圧電素子10のx方向に沿った伸縮による駆動力がz方向に沿った駆動力となるように駆動力の方向を変換し、その方向の変換された駆動力により、軸6をz方向に沿って変位させる素子である。なお、圧電素子10の駆動方向と、変換素子によって圧電素子10の駆動力が変換される方向とは、必ずしも垂直でなくともよい。また、本実施形態では、x方向とz方向とは垂直であるが、x方向とz方向が垂直である必要は必ずしもない。
変換素子20は、第1〜第7の部分21〜27を有する環状である。上記圧電素子10は、この環状の変換素子20と嵌合している。本実施形態においては、第1〜第7の部分21〜27は、一体に形成されている。すなわち、変換素子20は、環状である。変換素子20を環状にすることで、変換素子20と圧電素子10とを含む変位部材7の共振周波数を高くすることが容易になる。このため、より周波数の高い、つまり駆動速度の速い変位部材7の振動を得ることが容易になる。さらに、変位部材7の共振周波数付近で圧電素子10を振動させることで、少ない投入エネルギーで駆動することができる。なお、変換素子20は、単一の部材により構成されていてもよいし、複数の部材が接合されることにより構成されていてもよい。
第1の部分21は、第1の側面10cの上に位置している。すなわち、第1の部分21は、第1の側面10cのz方向におけるz1側に位置している。第1の部分21は、凸部21aを有する。本実施形態では、第1の部分21の全体が凸部21aにより構成されている。凸部21aは、第1の側面10cから離間している。凸部21aは、第1の側面10cからz方向のz1側に突出している。上記軸6は、この凸部21aの頂部に取り付けられている。軸6の凸部21aへの取り付け方法は特に限定されない。例えば、樹脂接着剤を用いて軸6を凸部21aに取り付けてもよいし、変換素子20と同材質で一体に形成されていてもよい。また、軸6の断面形状は円形、各種多角形あるいは各種組合せ形状等適宜の形状とすることができる。軸6の断面の形状と寸法はz方向に沿ってほぼ同一であることが好ましい。
第2の部分22は、平板状である。第2の部分22は、第1の端面10aの上に位置している。すなわち、第2の部分22は、第1の端面10aのx方向のx1側に位置している。第2の部分22のz方向z2側の端部は、第2の側面10dよりもz2側にまで至っている。第2の部分22は、第1の端面10aに当接している。具体的には、本実施形態では、第1の端面10aの実質的に全体が第2の部分22に当接している。詳細には、図3に示すように、第2の部分22と第1の端面10aとは、樹脂接着剤層31により接着されており、樹脂接着剤層31を介して当接している。なお、図1及び図2では、樹脂接着剤層31及び後述の樹脂接着剤層32,33の描画を省略している。
第3の部分23は、平板状である。第3の部分23は、第2の端面10bの上に位置している。すなわち、第3の部分23は、第2の端面10bのx方向のx2側に位置している。第3の部分23のz方向z2側の端部は、第2の側面10dよりもz2側にまで至っている。第3の部分23は、第2の端面10bに当接している。具体的には、本実施形態では、第2の端面10bの実質的に全体が第3の部分23に当接している。詳細には、図3に示すように、第3の部分23と第2の端面10bとは、樹脂接着剤層32により接着されており、樹脂接着剤層32を介して当接している。
第4の部分24は、第2の部分22に間接的に接続されている。第4の部分24は、第2の側面10dの上に位置している。すなわち、第4の部分24は、第2の側面10dのz方向のz2側に位置している。
一方、第5の部分25は、第3の部分23に間接的に接続されている。第5の部分25は、第2の側面10dの上に位置している。すなわち、第5の部分25は、第2の側面10dのz方向のz2側に位置している。
本実施形態では、第4及び第5の部分24,25は、一体に形成されている。そして、第4及び第5の部分24,25は、樹脂接着剤層33により第2の側面10dに接着されることにより、固定されている。本実施形態では、第2の側面10dの実質的に全体が樹脂接着剤層33により第4及び第5の部分24,25に固定されている。
第2の部分22と第4の部分24とは、第6の部分26により接続されている。第6の部分26は、第2の側面10dの第1の端面10a側の端縁部の上に位置している。すなわち、第6の部分26は、第2の側面10dと第1の端面10aとにより構成された稜線部のz方向z2側に位置している。第6の部分26は、第2の側面10dから離間して設けられている。
第3の部分23と第5の部分25とは、第7の部分27により接続されている。第7の部分27は、第2の側面10dの第2の端面10b側の端縁部の上に位置している。すなわち、第7の部分27は、第2の側面10dと第2の端面10bとにより構成された稜線部のz方向z2側に位置している。第7の部分27は、第2の側面10dから離間して設けられている。
なお、本実施形態では、第1または第2の端面10a,10bと第1の側面10cとの間の稜線部が変換素子20と接触している例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。変換素子は、第1または第2の端面と第1の側面との間の稜線部と変換素子とが接触しないように設けられていてもよい。すなわち、第2及び第3の部分22,23が第1または第2の端面10a,10bと第1の側面10cとの間の稜線部と接触しないように設けられていてもよい。
なお、変換素子20が均一な幅の板状の部材によって閉じた環状構造に形成されるときにおいて、圧電素子10のyz断面が1mm程度である場合の板状の変換素子20の厚みtは、0.1mm〜0.25mm程度であることが好ましい。変換素子20のヤング率は、100GPa以上であることが、変位部材の共振周波数を高くでき、振動の減衰を小さくできるため好ましい。変換素子20のヤング率の好ましい上限は、特に限定されないが、例えば、300GPa程度以下とすれば、板状の材料を曲げ加工することなどにより、変換素子20が容易に成形できる。平面状の第1の部分21と平面状の第1の側面10cとのなす角の大きさθは、15°〜45°程度であることが、圧電素子10の駆動力を効率よく変換できるため好ましい。圧電素子10のz方向に沿った長さL1に対する、圧電素子10のx方向に沿った長さL2の比(L2/L1)は、0.8〜2程度であることが好ましい。圧電素子10のx方向に沿った長さL2に対する第1の部分21の頂部のx方向に沿った長さL3の比(L3/L2)は、0.3〜0.7程度であることが好ましい。圧電素子10のx方向に沿った長さL2に対する第6及び第7の部分26,27のそれぞれのx方向に沿った長さL4の比(L4/L2)は、0.05〜0.2程度であることが好ましい。このようにすることによって、圧電素子10のx方向に沿った伸縮変形が第1の部分21のz方向に沿った変位に変換され、軸6をz方向に変位させて、被駆動部材5をz方向に沿って移動させることができる。
次に、駆動装置1の動作について説明する。制御部2は、圧電素子10の第1及び第2の電極12,13間に、例えばパルス状の電圧を印加する。これにより、圧電素子10がx方向に沿って伸縮する。
ここで、本実施形態では、第4及び第5の部分24,25のそれぞれは、第2の側面10dに固定されている。そして、第2及び第3の部分22,23は、第1及び第2の端面10a,10bに当接している。このため、圧電素子10がx方向に伸張すると、第2の部分22の少なくともz方向z1側の部分がx1側に変位すると共に、第3の部分23の少なくともz方向z1側の部分がx2側に変位する。このため、第2の部分22のz1側の部分と、第3の部分23のz1側の部分との間の間隔が広くなる。その結果、第2及び第3の部分22,23に接続されている第1の部分21の凸部21aの曲率が小さくなる。よって、凸部21aの頂部がz2側に変位する。
一方、圧電素子10がx方向に収縮すると、第2の部分22の少なくともz方向z1側の部分がx2側に変位すると共に、第3の部分23の少なくともz方向z1側の部分がx1側に変位する。このため、第2の部分22のz1側の部分と、第3の部分23のz1側の部分との間の間隔が狭くなる。その結果、第2及び第3の部分22,23に接続されている第1の部分21の凸部21aの曲率が大きくなる。よって、凸部21aの頂部がz1側に変位する。このように、変換素子20は、圧電素子10のx方向に沿った伸縮力をz方向に沿った駆動力に変換する。そして、第1の部分21の凸部21aは、当該駆動力によりz方向に沿って変位する変位部を有する。
圧電素子10がx方向に伸長するとき、圧電素子10のx方向の寸法の中点ではx方向の変位は0となり、z方向には収縮して第1の側面10cと第2の側面10dの間隔は若干小さくなろうとする。しかしながら、第2の側面10dは変換素子20の第4及び第5の部分24,25に部分的に固定されていて変換素子20の拘束を受けるため、第2の側面10dの中心部ではz方向の変位も小さくなる。この結果、第1の部分21のz方向への変位量に比較し、第2の側面10dの中心部あるいは第4及び第5の部分24,25から成る変換素子下面中心部の変位量は小さくなる。このため、変位部材7の特定の場所に錘を付けたり、強固な筺体を設けて固定するなどの対応をすることなく、変換素子20の第1の部分21をz方向に変位させることが可能となる。例えば変換素子20の第4及び第5の部分24,25を中心付近で接合し、その部分を下方に延長して、特別な処置をすることなく筺体に固定することができる。
以上のように、圧電素子10の伸縮に伴って、凸部21aの頂部がz方向に振動する。これに伴い、軸6もz方向に振動する。すなわち、軸6は、z1側への変位と、z2側への変位とを繰り返し行う。この際に、制御部2から圧電素子10に印加される急峻な電圧波形に応じて変位部材7が急峻に駆動すれば軸6の変位も急速となる。例えば、軸6のz1方向への変位速度(単位時間当たりの変位量)が設定以上に高ければ、軸6と接触して設けられている被駆動部材5と軸6との間の摩擦力よりも被駆動部材5に働く慣性力が優位となり、被駆動部材5は軸6上を滑り相対的にz2方向に移動する。次に、軸6のz2方向への変位速度が設定以下であれば、被駆動部材5と軸6との間の摩擦力が被駆動部材5に働く慣性力よりも優位となり、被駆動部材5と軸6の相対位置は変化しない。これを繰り返すことにより被駆動部材5がz2方向に移動する。
以上説明したように、本実施形態の変位部材7は、錘や固定を必要としない。このため、変位部材7を用いることにより、アクチュエータ3の小型化を図ることができる。特に、例えば図14に示す、振動板103a,103bと軸101とが軸の駆動方向に沿って配置されており、振動板103a,103bの屈曲変形によって軸101が駆動方向に変位する従来のアクチュエータ100と比べて、軸の延びる方向であるz方向における寸法を小型化することができる。
ところで、特許文献1に記載のような錘を有するアクチュエータの小型化を図るためには、錘を小型化する必要がある。一方、アクチュエータの変位量を大きくするためには、錘を重くする必要がある。よって、アクチュエータの変位量を大きく保ちつつ、アクチュエータを小型化するためには、高い比重を有する高価な錘を用いる必要がある。このため、アクチュエータのコストが上昇してしまう。またアクチュエータの重量が増加する。また軸、圧電素子、錘の複合体が振動するときに振動の節となる場所は、圧電素子の錘側または錘の圧電素子側付近となり、その節部で筺体に固定するには、ゴム状弾性体などで振動を阻害しないように取り付ける必要があるため、組立作業が困難となりがちである。
それに対して、本実施形態のアクチュエータ3は、高い比重を有する高価な錘を必要としない。従って、アクチュエータ3は、部品点数を削減できるため、製造コストが低くできる。また錘をなくすことで、アクチュエータの重量を軽くできる。さらにまた変換素子20の下辺中心部の金属などを延長して筺体に固定するなど、組み立てが容易である。
ここで、本実施形態のアクチュエータ3は、従来のアクチュエータ100よりも制御が容易である。すなわち、従来のアクチュエータ100では、振動板103a,103bが外側に向かって凸状になったときに軸固定部材102が下側に凸状に変形しやすく、振動板103a,103bが内側に向かって凸状になったときに軸固定部材102が上側に凸状に変形しやすい。このため、振動板103a,103bが外側及び内側に凸状に変形することによって軸固定部材102の全体位置はどちらの場合も下側に移動するが、振動板103a,103bの変形が外か内どちらに凸状になるかによって、軸固定部材102のたわみ変形方向は上下反対となる。このため、上下方向によって軸の変位挙動が異なることになり、軸の変位量を制御することが難しくなる。従って、軸101の振動の制御、具体的には、係合部材106を安定して移動させることが困難である。また、振動板103a,103bの屈曲変形を利用する場合は、駆動力の発生力が小さくなり、共振周波数が低くなる。この結果、被駆動体が比較的重い場合の適応は困難であり、また駆動パルス周波数は一般に共振周波数以下でないと制御困難となるため、軸変位量と駆動パルス周波数の積で決定される被駆動体の移動速度も制約される。
それに対して、本実施形態では、圧電素子10の伸縮によって、第1の部分21が凸状に変形した場合、圧電素子10の伸縮による第1の部分21の移動方向と、第1の部分21自身が凸状に変形することによる変位の方向を一致させることができる。従って、変位部材7の振動の制御および軸6の振動の制御、すなわち、被駆動部材5の移動の制御が容易である。
ところで、例えば、第2及び第3の部分を第1または第2の端面に固定しないことも考えられる。しかしながら、この場合は、圧電素子が収縮した際に第2及び第3の部分が第1または第2の端面から離れてしまう場合がある。このため、圧電素子の収縮力が第1の部分の振動に寄与しない場合がある。その場合は、軸の変位量が小さくなってしまう。
それに対して、本実施形態では、第2及び第3の部分22,23が第1または第2の端面10a,10bに固定されている。このため、圧電素子10が収縮すると、第1及び第2の端面10a,10bと共に、第2及び第3の部分22,23が互いに近づく方向に変位する。従って、圧電素子10の駆動力の方向を変換した方向において、変位部材7および軸6の変位量をより大きくできる。その結果、被駆動部材5の変位量を大きくできると共に、アクチュエータ3の駆動のエネルギー効率を高めることができる。
また、本実施形態では、第2の側面10dが第4及び第5の部分24,25に固定されている。しかしながら、変換素子20の第4及び第5の部分24,25が第2の側面10dに固定されていない場合は、例えば、圧電素子10のx方向への伸長に伴って、変換素子20の第1の部分21がz2方向に変位するだけでなく、第4及び第5の部分24,25もz1方向に変位し、振動エネルギーの損失が生じる。従来の考えでは、これの対策として第4及び第5の部分24,25に錘を付けるか、剛性の高い筺体を設けて第4及び第5の部分24,25を固定していた。これに対して、本実施形態では、圧電素子10の駆動力により変位部材7が振動変位するとき、第2の側面10dと変換素子20の第4及び第5の部分24,25とが固定されているため、第4及び第5の部分24,25が拘束を受け、変形および振動が少ない領域となる。従って、本実施形態では、第4及び第5の部分24,25の振動による振動エネルギーの損失を小さくして、圧電素子10の駆動力が変換された方向に振動する凸部21aに振動エネルギーを集中できる。さらに、第4及び第5の部分24,25に錘を付けるか、剛性の高い筺体を設けて固定して場合であっても、第4及び第5の部分24,25から錘および筺体への振動エネルギーの伝達を少なくできるので、振動エネルギーの損失を小さくすることができる。このため、軸6の変位量あるいは被駆動部材5の移動量をより大きくすることができる。
また、本実施形態では、第2の側面10dと、第4及び第5の部分24,25は、弾性を有する樹脂接着剤層33により接着されている。このため、第2の側面10dが第4及び第5の部分24,25に固定されることによる圧電素子10の振動の拘束されすぎることがない。従って、高いエネルギー効率で軸6を変位させ被駆動部材5を移動させることができる。
また、本実施形態では、第1の部分21の実質的に全体が凸部21aにより構成されている。このため、圧電素子10の伸縮に伴う凸部21aの頂部の振幅を大きくすることができる。従って、被駆動部材5の変位量をより大きくすることができる。
以下、本発明を実施した好ましい形態の他の例について説明する。以下の説明において、上記第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態における変位部材の略図的側面図である。
上記第1の実施形態では、第2及び第3の部分22,23を第4または第5の部分24,25に、第2の側面10dから離間した第6または第7の部分26,27を介して接続する例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、図4に示すように、第6及び第7の部分26,27を設けず、第2及び第3の部分22,23を、第4または第5の部分24,25に直接接続し、第2の側面10dの全体を第4または第5の部分24,25に樹脂接着剤層33を介して固定してもよい。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態における変位部材の略図的側面図である。
上記第1の実施形態では、第4及び第5の部分24,25が一体に形成されている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、図5に示すように、第4の部分24と第5の部分25とを別体に設けてもよい。この場合、第4の部分24と第5の部分25との間の間隔は、第2の側面10dのx方向に沿った寸法の0.3倍以下であることが好ましい。第4の部分24と第5の部分25との間の間隔を上記の範囲内にすれば、変位部材7の共振周波数が高くなるので、圧電素子10の駆動速度を速くすることができる。また、この高い周波数の共振点付近で変位部材7を圧電素子10により振動させれば、圧電素子10への入力電力に対する変位部材7の変位速度の効率を高めることができる。
(第4〜第6の実施形態)
図6は、第4の実施形態における変位部材の略図的側面図である。図7は、第5の実施形態における変位部材の略図的側面図である。図8は、第6の実施形態における変位部材の略図的側面図である。
上記第1の実施形態では、第1の部分21が3つの平板部からなる場合について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば図6に示すように、第1の部分21の全体を側面視円弧状の凸部21aにより構成してもよい。
また、図7に示すように、第1の部分21を、中央に位置し、側面視円弧状の凸部21aと、周縁部に位置する平板部21bとにより構成してもよい。
また、図8に示すように、第1の部分21は、2枚の板状部により構成されていてもよい。つまり、第1の部分21の頂部が平面状である必要は必ずしもない。
(第7及び第8の実施形態)
図9は、第7の実施形態における変位部材の略図的側面図である。図10は、第8の実施形態に係る駆動装置の模式的側面図である。
図9及び図10に示すように、第1の部分21の一部分が軸6により構成されていてもよい。
(第9及び第10の実施形態)
図11は、第9の実施形態における変位部材の略図的側面図である。図12は、第10の実施形態における変位部材の略図的側面図である。
上記第1の実施形態では、変換素子20がシームレスである例について説明した。但し、本発明は、これに限定されない。例えば、図11に示すように、変換素子20は、一枚の板が折り曲げられてなるものであり、第4及び第5の部分24,25が直接固定されているものであってもよい。また、図12に示すように、変換素子20は、二枚の板が直接固定されてなるものであってもよい。
(第11の実施形態)
図13は、第11の実施形態における圧電素子の略図的斜視図である。
上記第1の実施形態では、第1の電極12が第2の側面10dに引き出され、第2の電極13が第1の側面10cに引き出されている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、図13に示すように、第1の電極12を第4の側面10fに引き出し、第2の電極13を第3の側面10eに引き出してもよい。また、その場合において、第4の側面10fの上に、複数の第1の電極12が電気的に接続されている外部電極15を設け、第3の側面10eの上に、複数の第2の電極13が電気的に接続されている外部電極14を設けてもよい。
(その他の実施形態)
上記第1の実施形態では第1の部分21に軸6が固定される例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、第4及び第5の部分24,25の少なくとも一方に軸6が取り付けられており、第1の部分21が固定されているか、第1の部分21に錘が取り付けられていてもよい。この場合であっても、変換素子20を用いることにより、圧電素子10の変位量を大きくして軸6に伝えることができるため、圧電素子10の小型化を図ることができる。従って、変位部材7の小型化を図ることができる。
1…駆動装置
2…制御部
3…アクチュエータ
4…駆動部材
5…被駆動部材
5a…貫通孔
6…軸
7…変位部材
10…圧電素子(駆動素子)
10a…第1の端面
10b…第2の端面
10c…第1の側面
10d…第2の側面
10e…第3の側面
10f…第4の側面
11…圧電層
12…第1の電極
13…第2の電極
14,15…外部電極
20…変換素子
21…第1の部分
21a…凸部
21b…平板部
22…第2の部分
23…第3の部分
24…第4の部分
25…第5の部分
26…第6の部分
27…第7の部分
31〜33…樹脂接着剤層

Claims (14)

  1. 第1の方向に互いに対向する第1及び第2の端面と、前記第1の方向に対して垂直な第2の方向に対向する第1及び第2の側面とを有し、前記第1の方向に沿って伸縮する駆動素子と、
    前記駆動素子の前記第1の方向に沿った伸縮力を前記第2の方向に沿った駆動力に変換し、当該駆動力により第2の方向に沿って変位する変位部を有する、弾性を有する変換素子と、
    を備え、
    前記変換素子は、
    前記第1の側面の上に位置し、前記第1の側面から離間した前記変位部を含む凸部を有する第1の部分と、
    前記第1の部分に接続されており、前記第1の端面に当接している第2の部分と、
    前記第1の部分に接続されており、前記第2の端面に当接している第3の部分と、
    前記第2の部分に接続されており、前記第2の側面に固定された第4の部分と、
    前記第3の部分に接続されており、前記第2の側面に固定された第5の部分と、
    を有し、
    前記第2の側面の実質的に全体が前記第4及び第5の部分に固定されている、変位部材。
  2. 前記第4の部分と前記第5の部分とが互いに直接固定されている、請求項1に記載の変位部材。
  3. 前記第4の部分と前記第5の部分とが一体に形成されている、請求項1または2に記載の変位部材。
  4. 前記第4及び第5の部分と、前記第2の側面とを固定している樹脂接着剤層をさらに有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の変位部材。
  5. 前記第2の部分が前記第1の端面に固定されており、前記第3の部分が前記第2の端面に固定されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の変位部材。
  6. 前記第1の部分の実質的に全体が前記凸部により構成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の変位部材。
  7. 前記変換素子は、
    前記第2の部分と前記第4の部分とを接続しており、前記第2の側面の前記第1の端面側の端縁部の上に位置する第6の部分と、
    前記第3の部分と前記第5の部分とを接続しており、前記第2の側面の前記第2の端面側の端縁部の上に位置する第7の部分と、
    をさらに有し、
    前記第6及び第7の部分のそれぞれは、第2の側面から離間して設けられている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の変位部材。
  8. 前記駆動素子は、前記変換素子に嵌合している、請求項1〜7のいずれか一項に記載の変位部材。
  9. 前記変換素子は、金属を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の変位部材。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の変位部材と、
    前記変位部材に取り付けられた被変位部材と、
    を備える駆動部材。
  11. 前記被変位部材は、前記第1の部分と、前記第4及び第5の部分のうちの少なくとも一方とのうちの少なくとも一方に取り付けられている、請求項10に記載の駆動部材。
  12. 前記被変位部材は前記変位部に取り付けられる、請求項11に記載の駆動部材。
  13. 請求項10〜12のいずれか一項に記載の駆動部材と、
    被駆動部材と、
    を備え、
    前記被変位部材は軸であり、
    前記被駆動部材は、前記軸と接触して設けられており、前記軸が前記第2の方向に沿って変位した際に、前記軸との間に生じる摩擦力により、前記第2の方向に沿って移動するように設けられている、アクチュエータ。
  14. 請求項13に記載のアクチュエータと、
    前記アクチュエータを制御する制御部と、
    を備える駆動装置。
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