JP5742284B2 - 折り装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、搬送されてきた用紙、転写紙、フィルム状部材などのシート状部材(以下、単に「用紙」と称す。)に対して折り処理を施す折り装置、この折り装置と画像形成装置を少なくとも含む画像形成システムに関する。
画像形成済みの用紙に対して穴あけ、整合、綴じ、折り、製本などの所定の処理を施す用紙処理装置が知られている。このうち、用紙を折る折り処理機能を備えた折り装置には、多種の折り機能を備えた装置が増えている。多種の折り機能とは、例えば、2つ折り、3つ折り、観音折り、Z折りと言ったようなものである。折り装置では、このような折り処理を画像形成済みの用紙に対して自動的に実行するので、昨今ではこのような折り機能を備えた折り装置が普及しつつある。
このような折り装置が普及するにつれ、小枚数の処理で十分なユーザや小規模のユーザには、小型の装置が望まれ、小型の装置も増えつつある。例えば、通常の用紙後処理装置では、排紙トレイが装置本体の外側に付設されているが、小型の装置では、胴内排紙とも称され、用紙後処理装置内で用紙がスタックされるものもある。
このような折り装置では、複数折ることも多いことから折り目のズレが問題となる。そこで、例えば特許文献1(特開2006−001736号公報)には、折り目の斜めズレに対してユーザでも容易に調整可能とするため、紙搬送路に沿って紙又は紙束を搬送する紙搬送手段と、紙又は紙束搬送方向に移動可能であって、前記紙搬送路で前記紙又は紙束を支持する支持手段と、前記搬送路に対して略垂直方向に進出後退可能に配置された折りプレートと、前記折りプレートの進出方向に配置され、前記折りプレートによってニップに押し込まれた紙又は紙束を折る一対の折りローラとを有する紙折り装置において、前記紙又は紙束の任意の端面と折り目との相対的な角度を変更する角度変更手段を備えた折り装置が提案されている。
また、特許文献2(特許第4425101号公報)には、紙搬送経路が湾曲した湾曲ガイド部材で構成され、紙搬送経路の最下流部分付近には位置可変のレバー部材からなるストッパが配置された紙折り装置が開示されている。このレバー部材は湾曲ガイド部材の曲率中心側に回動支点を有し、ストッパ移動モータで所定角度回転するようになっている。
更に、特許文献3(特開2006‐076776号公報)では、2つ折り、3つ折り等複数回シートを折り合わせる際に第1の折りロールにシートを位置決めする機構を折り目位置が狂うことが少なく簡単でコンパクトな構成とし、また第2の折りロールに折りシートを位置決めする機構は、既に折り畳んである折り目を崩すことや折り合わせにシワを生ずることもなく、以って比較的正確な紙折りが可能であるシート処理において、紙の搬送方向に湾曲したガイド部材及び湾曲経路の円弧と同一中心を回転中心とするストッパを備えた折り装置が開示されている。
ところで、一般的に折り目が斜めにズレた場合に、ズレを補正するためストッパの回転軸を傾けてストッパの紙当接面を傾ける方法がある。折り目位置はストッパの紙当接面から折りローラのニップまでの距離で決まり、紙当接面の傾きに応じて通紙方向と垂直な方向における紙の搬送距離が変わることにより折り目の斜めズレが改善される。
しかし、前述のようにストッパの回転軸を傾斜させた場合、ストッパ移動モータによってストッパ位置を調節して折り目位置を変更すると、ストッパの紙当接面の傾きが周期性を持って変化し、折り目位置によっては斜めズレがほとんど改善されなかったり、悪化させてしまうことがある。
このことは、特許文献1記載の発明のように、ストッパとその駆動源が搭載されたベースごと一方向に回動する構成の場合においても、特許文献2記載の発明においても同様である。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、湾曲経路を用いた小型で安価な折り装置で発生する折り目の斜めズレを精度良く補正することができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、搬送路内で撓みを形成し、当該撓んだ部分を折りローラ対のニップに導いて当該折りローラ対によって用紙を折る折り装置であって、湾曲した搬送路の曲率中心部分に設けられた回転軸と、一端側に前記回転軸に軸線方向に沿って取り付けられる取り付け部を、他端側に前記搬送路内に位置して前記用紙先端が当接する紙当接面とを有する回転部材を含み、前記湾曲した搬送路内を搬送される用紙の先端が当接して当該搬送路内で用紙の搬送を規制し、前記撓みを形成させる規制手段と、前記回転軸の軸線に対して前記紙当接面の傾きを調整し、前記折りローラ対で折られる折り目の斜めズレを補正する傾き調整手段と、を備え、前記回転部材は前記回転軸に対して当該回転軸の軸線方向にスライド可能に取り付けられ、前記傾き調整手段は、前記回転部材及び前記回転軸の一方にピンが、他方に当該ピンが遊嵌される一対の長孔を備え、当該長孔の一方は軸線に平行に、他方は軸線に対して傾斜して設けられ、前記回転部材を一方にスライドさせたとき、前記回転部材が前記回転軸の軸線に平行になり、他方にスライドさせたとき前記回転部材が前記回転軸の軸線に対して傾くことにより前記紙当接面の傾きを調整することを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、湾曲した搬送路は第2搬送路(第1ストッパ搬送路)102に、用紙は符号Pに、用紙の先端は符号Pfに、規制手段は第1ストッパ301に、折りローラ対は第1折りローラ201及び第2折りローラ202に、回転軸は符号301aに、紙当接面は符号301bに、回転部材は第1ストッパ301本体に、軸線は符号301cに、ピンは第1及び第2のガイドピン301e1,301e2に、長孔は第1及び第2の長孔301f1,301f2に、折り装置は符号100に、それぞれ対応する。
本発明によれば、湾曲経路を用いた小型で安価な折り装置で発生する折り目の斜めズレを精度良く補正することができる。
本発明の実施形態に係る折り装置を含む画像形成システムの構成を示す図である。 折り装置におけるZ折りの動作を示す動作説明図で、図2Bとともに一連の動作を示す。 折り装置におけるZ折りの動作を示す動作説明図で、図2Aとともに一連の動作を示す。 第2搬送路における紙折りの動作の詳細を示す図で、用紙が第2搬送路に搬送され、第1ストッパに当接する前の状態を示す。 第2搬送路における紙折りの動作の詳細を示す図で、用紙が第2搬送路に搬送され、第1ストッパに当接し、折りローラ対のニップ手間で撓み、折りローラのニップに案内されている状態を示す。 シート折り装置における2つ折りの動作を示す動作説明図である。 シート折り装置における外3つ折りの動作を示す動作説明図である。 シート折り装置における内3つ折りの動作を示す動作説明図である。 実施例1における第2搬送路、第1ストッパ及び回転軸の詳細と、ストッパ位置と及び紙当接面の傾きの関係(θ−η特性)を示す図である。 実施例1における第1ストッパの傾き調整機構を示す図である。 実施例2における第1ストッパの傾き調整機構を示す図である。 第1ストッパがホームポジションで待機している状態を示す図である。 実施例3における第1ストッパの傾き調整機構を示す図である。 実施例3における折り長さの相違によるストッパ位置と紙当接面の傾きの関係(θ−η特性)を示す図である。 実施例3における第1ストッパの傾き調整(平行)の状態を示す図である。 実施例3における第1ストッパの傾き調整と、ストッパ位置と紙当接面の傾きの関係(θ−η特性)における周期変化の状態を示す図である。 実施例3における第1ストッパの傾き調整(傾きξ)の状態を示す図である。 回転軸を支持部材によって筐体取り付けた状態を示す図である。 図15の機構による調整の状態を示す図である。
本発明は、ストッパの回転軸の軸線位置を固定したまま、回転軸に対してストッパを傾斜させることにより、折り目の位置に関係なく、ストッパの紙当接面の傾きを一定に保持し、斜めズレを良好に調整することができるようにしたことを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、同一の構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
〈全体構成〉
図1は本発明の実施形態に係るシート折り装置を含む画像形成システムの構成を示す図である。シート折り装置100は本実施形態では、画像形成システムの1要素として配置され、前段の画像形成装置PRが、後段のフィニッシャFRの間に位置している。
シート折り装置100は、第1ないし第7の7つの搬送路101〜107、第1ないし第6の6つの折りローラ201〜206、第1ないし第3の3つのストッパ301〜303、第1ないし第3の3つの撓み補助部材401〜403、及びスタッカ部500から基本的に構成されている。
第1搬送路(水平搬送路)101はシート折り装置100本体の上部にあるシートスルー搬送路であり、最上流側に入口搬送ローラ111が、最下流側に排紙搬送ローラ112がそれぞれ配置され、最上流側は前段の画像形成装置PRの排紙口に、最下流側は後段のフィニッシャFRの搬入口にそれぞれ接続されている。
第2搬送路(第1ストッパ搬送路)102は、入口搬送ローラ111のシート搬送方向下流側の直後で第1搬送路101から分岐し、その分岐点には入口切替爪400が配置されている。第2搬送路102の入口切替爪400の下流側には第1折りローラ201と、この第1折りローラ201に従動する第1従動ローラ201aが配置され、第1従動ローラ201aの下流側に第1撓み補助部材401が設けられている。第2搬送路102は第1撓み補助部材401の下流側で図においてシート搬入方向から見ると反時計回り方向に円弧状に湾曲し、湾曲部分の曲率の中心部分に第1ストッパ301の回転軸301aが設置され、第2搬送路102の湾曲部分に沿って第1ストッパ301が回転によって移動可能に配置されている。曲率の中心部分は曲率中心若しくはその近傍を意味し、近傍とは本願発明を実施したときの回転軸の調整範囲内を意味する。
また、第1撓み補助部材401が設置された位置に対向して第1及び第2折りローラ201,202のニップが位置し、当該ニップから第3搬送路(第1中継搬送路)103が延びている。第1撓み補助部材401は第1ストッパ301にシート端部を突き当てて第1及び第2折りローラ201,202でシートを折るときに第1及び第2折りローラ201,202のニップに対向する位置に回転して突出し、シートの折り目となる部分を当該ニップに導く機能を有する。
第3搬送路103は第1及び第2折りローラ201,202のニップから第3折りローラ203と第3折りローラ203に従動する第2従動ローラ203aのニップまで延びている。
第3折りローラ203は、第2従動ローラ203aのほかに第4折りローラ204とニップし、第3折りローラ203と第2従動ローラ203aのニップ部及び第3折りローラ203と第4折りローラ204のニップが第4搬送路104の最上流側に位置している。
第4搬送路(第2ストッパ搬送路)104は前記両ニップ部分から図においてシート搬入方向から見て時計回り方向に円弧状に湾曲し、第2搬送路102と同様に、湾曲部分の曲率の中心部分に第2ストッパ302の回転軸302aが設置され、第4搬送路104の湾曲部分に沿って第2ストッパ302が回転によって移動可能に配置されている。
第3及び第4折りローラ203,204のニップの下流側には第5搬送路(第2中継搬送路)105が第5折りローラ205とこれに従動する第3従動ローラ205aのニップまで延びている。第5折りローラ205は第6折りローラ206ともニップしており、第5折りローラ205と第3従動ローラ205aのニップ及び第5及び第6折りローラ205,206のニップ部を最上流側とする第6搬送路(第3ストッパ搬送路)106が排紙搬送ローラ112のニップまで延び、第1搬送路101と合流している。第6搬送路106はシート搬入側から見て反時計回り方向に円弧状に湾曲し、第2搬送路102と同様に湾曲部分の曲率の中心部分に第3ストッパ303の回転軸303aが設置され、第6搬送路106の湾曲部分に沿って第3ストッパ303が回転によって移動可能に配置されている。
また、第5及び第6折りローラ205,206のニップの第6搬送路106の逆側には第7搬送路(スタッカ排紙搬送路)107が設けられ、第7搬送路107の最下流はスタッカ部500直前に配置されたスタッカ排紙搬送ローラ113まで延びている。スタッカ排紙搬送ローラ113の下流側にはシートを後述のスタッカ500に案内するとともにスタッカ500に積載されたシートの上部を規制する可動板502が設けられている。
なお、第3及び第4折りローラ203,204、第5及び第6折りローラ205,206のニップと対向する位置には、第1撓み補助部材401と同様の機能を有する第2撓み補助部材402及び第3撓み補助部材403がそれぞれ配置されている。
スタッカ部500は、昇降トレイ501と図示しない昇降トレイ501の昇降駆動機構を備えている。昇降トレイ501は、昇降駆動機構によってスタッカ500の最上昇位置から最下降位置(符号501’)の間を昇降移動する。
なお、第1ないし第3ストッパ301,302,303は第1ないし第3の回転軸301a,302a,303aを中心に揺動するが、用紙サイズや折り位置により位置を決めるよう動作するため、駆動源としては、例えばステッピングモータ(付図示)が使用される。また、第1ないし第3の撓み補助部材401,402,403は第1ないし第2の支持回転軸401a,402a,403aを中心に揺動するが、その駆動源としては、例えばソレノイドやステッピングモータ(不図示)が使用される。
〈折り動作〉
以下、図1に示したシート折り装置によって処理される各折り動作について説明する。
《Z折り》
図2A及び図2BはZ折りの動作を示す動作説明図で、同図(a)ないし(f)にZ折りの各手順を示す。また、図2C及び図2Dは、第2搬送路(第1ストッパ搬送路)102における紙折りの動作の詳細を示す図で、図2A(a)、(b)の第2搬送路102近傍の状態のレイアウトを拡大して示す。
図2A(a)は、シートPがシート折り装置内に搬入されたときの状態を示す。画像形成装置PR本体から搬入されたシートPは、入口切替爪400が図示反時計回り方向に回動し、第1搬送路101側を閉鎖し、第2搬送路102側を開放することにより第2搬送路102に案内される。第2搬送路102内の第1ストッパ301は、Z折りの最初の折り目が第1及び第2折りローラ201,202のニップ位置に来る位置まで回転軸301aを中心に回転して待機している。シートPは入口搬送ローラ対111と第1折りローラ201及び第1従動ローラ201aとによって第2搬送路102に搬送される。この状態の詳細を図2Cに示す。
すなわち、第1折りローラ201には第1従動ローラ201aがニップで接しており、このニップに用紙Pが通紙方向(矢印D0方向)から搬入される。第1折りローラ201折りローラ対1、2の駆動源としては、例えば、DCブラシレスモータあるいはステッピングモータ(不図示)を用いる。第2搬送路102には紙先端Pfが通過したことを検知する紙端検知センサ301Aが設けられている。紙端検知センサ301Aは、例えば反射型の光センサが用いられる。
用紙Pの先端Pfは紙端検知センサ301Aを通過した後、第2搬送路102を遮断する第1ストッパ301に当接し、その位置で用紙Pの搬送は規制される。この状態が図2A(a)及び図2Dの状態である。当接後も第1折りローラ201及び第1従動ローラ201a図2Dの矢印D5方向に回転し、用紙Pを搬送する。同時に第1撓み補助部材401が時計回り方向(矢印D6方向)に回動する。これにより図2A(b)に示すようにシートPの第1折り部P1が第1及び第2折りローラ201,202のニップに向かうように撓む。この状態で、シートPは更に搬送され、第1及び第2折りローラ201,202のニップに第1折り部P1が挟持され、シートPに1回目の折りが施されて第1及び第2折りローラ201,202によって第3搬送路103を、第1折り部P1を先頭にして搬送される。
また、第1ストッパ301の当接タイミングは、紙端検知センサ301Aと第1ストッパ301の紙当接面301bとの間の搬送距離と、線速(紙搬送速度)から算出できる。紙端検知センサ301Aは、その検知部を第2搬送路102側に向けた姿勢で第1ストッパ301に取り付けられており、紙端検知センサ301Aの検知部検知部から第1ストッパ301の紙当接面301bまでの距離Lは常に一定に保たれている。なお、第2及び第3ストッパ302,303にも同様に後端検知センサが取り付けられ、同様に機能する。
なお、第1の撓み補助部材401の支持回転軸401aを図2C及び図2Dに示すように第1従動ローラ201aの軸と同軸に構成することも可能であり、この場合には、第1撓み補助部材401は2点鎖線で示すように逆方向の回転となるが、基本的な動作は同じである。
1回目の折りが施されたシートPは第3折りローラ203と第2従動ローラ203aでニップされ、第4搬送路104に搬送される。第4搬送路104では、2回目の折りを施すために第2折り部P2が第3及び第4折りローラ203,204のニップで折られる位置に第2ストッパ302が回転軸302aを中心に回転して位置しており、図2A(c)に示すように、第1折り部P1が第2ストッパ302に当接し、これ以上の搬送を阻止される。シートPは第1折り部P1の搬送阻止に拘わらず搬送されるので図2B(d)に示すように第3及び第4折りローラ203,204のニップに向かって撓む。同時に第2撓み補助部材402が反時計回り方向に回転して撓み方向を規制し、第2折り部P2が第3及び第4折りローラ203,204のニップに向かうようにする。
この状態から更にシートPは搬送されるので、シートPは第3及び第4折りローラ203,204のニップで挟持されて第5搬送路105に導かれる。第5搬送路105では、図2B(e)に示すように第5折り折りローラ205と第3従動ローラ205aによって第6搬送路106に導かれ、第6搬送路106から排紙搬送ローラ112に導かれて排紙される。
なお、Z折りモードでは、第3ストッパ303は使用しないので、第6搬送路106から退避した位置に回転し、機能しないようになっている。
《2つ折り》
図3は2つ折りの動作を示す動作説明図である。図3(a)ないし(c)は2つ折りの各手順を示す。
図3(a)に示すように画像形成装置PR本体からシートが搬入されたときに、入口切替爪400は第2搬送路102にシートPを受け入れる方向に切り替えられ、第1撓み補助部材401はシートPの先端を第1及び第2折りローラ201,202のニップに導く方向に回動している。これにより、シート折り装置100内に搬入されたシートPは第2搬送路102へは進入せずに第3搬送路103を通って第4搬送路104へ案内される。このとき、第2撓み補助部材402は図示の状態になっており、第2ストッパ302は2つ折りの折り部P3が第3及び第4折りローラ203,204のニップに案内される位置に位置している。この状態が図3(a)の状態である。
図3(a)の状態から更にシートPが搬送されると、折り部P3が第3及び第4折りローラ203,204のニップに挟持されて第5搬送路105を通って図3(b)に示すように第6搬送路106に導かれ、第6搬送路106から排紙搬送ローラ112を経て排紙される。この搬送及び排紙動作は図2B(e)及び(f)を参照して説明した通りである。
この場合も第3ストッパ303は使用しないので、第6搬送路106から退避した位置にある。
《外3つ折り》
図4は外3つ折りの動作を示す動作説明図である。図4(a)ないし(c)は外3つ折りの各手順を示す。
図4(a)に示すように画像形成装置PR本体からシートが搬入されたときに、入口切替爪400は第2搬送路102にシートPを受け入れる方向に切り替えられ、第1撓み補助部材401はシートPの先端を第1及び第2折りローラ201,202のニップに導く方向に回動している。これにより、シート折り装置100内に搬入されたシートPは第2搬送路102へは進入せずに第3搬送路103を通って第4搬送路104へ案内される。このとき、第2撓み補助部材402は図示の状態になっており、第2ストッパ302は3つ折りの第1折り部P4が第3及び第4折りローラ203,204のニップに案内される位置に位置している。この状態が図4(a)の状態である。第1折り部P4はシートPの前半(先端から略1/3程度)の位置に設定されている。
第4搬送路104内の第2ストッパ302に先端が突き当ったシートPは、第2撓み補助部材402によって第3及び第4折りローラ203,204のニップに導かれて1回目の折りが行われ、第5搬送路105で1回目折りが完了する。1回目折り完了後、第6搬送路106へ搬送され、図4(b)に示すように第6搬送路106内の第3ストッパ303に先端が突き当てられ、第2折り部P5が撓んで第5及び第6折りローラ205,206のニップに導かれ、2回目の折りが行われ、第7搬送路107に導かれて外3つ折りが完了する。折り完了後、図4(c)に示すように、第7搬送路107のスタッカ排紙搬送ローラ113によってスタッカ部500へ収納される。
なお、第3ストッパ303の突き当て位置は、第2折り部P5の折り位置に応じて設定される。
《内3つ折り》
図5は内3つ折りの動作を示す動作説明図である。図5(a)ないし(c)は内3つ折りの各手順を示す。
図5(a)に示すように画像形成装置PR本体からシートが搬入されたときに、入口切替爪400は第2搬送路102にシートPを受け入れる方向に切り替えられ、第1撓み補助部材401はシートPの先端を第1及び第2折りローラ201,202のニップに導く方向に回動している。これにより、シート折り装置100内に搬入されたシートPは第2搬送路102へは進入せずに第3搬送路103を通って第4搬送路104へ案内される。このとき、第2撓み補助部材402は図示の状態になっており、第2ストッパ302は3つ折りの第1折り部P5が第3及び第4折りローラ203,204のニップに案内される位置に位置している。この状態が図5(a)の状態である。第1折り部P5は、シートPの後半(後端から略1/3程度)の位置に設定されている。
第4搬送路104内の第2ストッパ302に先端が突き当ったシートPは、第2撓み補助部材402によって第3及び第4折りローラ203,204のニップに導かれて1回目の折りが行われ、第5搬送路105で1回目折りが完了する。1回目折り完了後、第6搬送路106へ搬送され、図5(b)に示すように第6搬送路106内の第3ストッパ303に先端が突き当てられ、第2折り部P6が撓んで第5及び第6折りローラ205,206のニップに導かれ、2回目の折りが行われ、第7搬送路107に導かれて内3つ折りが完了する。折り完了後、図5(c)に示すように、第7搬送路107のスタッカ排紙搬送ローラ113によってスタッカ部500へ収納される。
なお、第3ストッパ303の突き当て位置は、第2折り部P6の折り位置に応じて設定される。また、内3つ折りに関してシート搬送動作は外三折り同じであるが、第2ストッパ302のシートPへの当接位置を異ならせることによって2種類の折りが可能となる。
本実施形態における折り装置の構成及び折り動作は以上の通りである。以下、折り処理における傾き調整の各実施例について説明する。
図6は図1における第2搬送路(第1ストッパ搬送路)102、第1ストッパ301及び回転軸301aの詳細(図6(a))と、ストッパ位置θ及び紙当接面301bの傾きηの関係(図6(b))を示す図である。なお、ストッパ位置θ及び紙当接面301bの傾きηの関係を示す図は、以下、θ−η特性図と称す。
図6(a)において、第1ストッパ301は回転軸301aに回転可能に支持され、回転軸301aは軸位置が図6(a)の左側の左図に示すように調整可能に設けられている。なお、図6(a)において、中央の図は正面図、左側の図は左側面図、右側の図は右側面図である。また、図6(b)において、黒丸でプロットされた特性は、第1ストッパ301の回転軸301aを紙当接面301bと垂直な方向にδ傾斜させた場合のθとηの関係を表している。同図からストッパ位置θに対して紙当接面301bの傾きηが周期性を持って変化してしまうことが分かる。
更に、ストッパ位置θが0度のときは、図6(b)から紙当接面301bの傾きη=1度相当の補正効果があるが、ストッパ位置θ=90度になると、紙当接面301bの傾きη=0度となり、補正効果が完全になくなってしまう。また、ストッパ位置θ>90度になると、紙当接面301bの傾きηの正負が反転し、斜めズレを悪化させる方向に補正してしまうことになる。なお、図6において、符号301cは回転軸301aの軸心を通る軸線を表し、符号δは軸線301cのズレ量を示す。また、ストッパ位置θ=0は図6(a)左図では初期位置である水平の状態であり、初期位置では、軸線301cも水平であり、傾きηは水平からの傾きとなる。
そこで、本実施例1では、図7に示すように回転軸301aの軸線301cの位置は変えず、回転軸301aの長手方向の中心点301dを揺動中心として第1ストッパ301の紙当接面301b傾きηを調整するようにした。すなわち、図7は本実施例における第1ストッパの傾き調整機構を示す図で、同図(a)は長手方向の中心点301dを揺動中心としたときの初期状態(傾きが0の状態)を、同図(b)は図示反時計回り方向に傾けたときの紙当接面301bの状態を、同図(c)は図示時計回り方向に傾けたときの紙当接面301bの状態をそれぞれ示す。なお、図7において、図6(a)と同様に中央の図は正面図、左側の図は左側面図、右側の図は右側面図である。
このように構成すると、図7に示すように回転軸301aの軸線301cの位置は変えず、中心点301dを揺動中心としてストッパ301の紙当接面301bの傾きηを調整することができる。このとき、図6(b)の白抜きの丸でプロットされた特性から、ストッパ位置θに関係なく、紙当接面301bの傾きηが常に一定となり、安定した補正効果を発揮することができることが分かる。なお、取り付け部である中心点301dでは、回転軸301aに対して第1ストッパ301がピン結合され、揺動可能となっている。
以上のように、本実施例によれば、
1)第1ストッパ301の回転軸301aの軸線301cの位置を固定したまま、回転軸301aに対して第1ストッパ301を傾斜させることにより、折り目位置に関係なく、第1ストッパ301の紙当接面301bの傾きを一定に保ち、斜めズレを良好に調整することができる。
2)第1ストッパ301の回転軸301aの軸線301cの位置は変えずに中心点301dを揺動中心としてストッパ301の紙当接面301bの傾きηを調整するので、調整が容易である。
などの効果を奏する。
図8は実施例2に係る第1のストッパ301の傾き調整機構を示す図である。このうち、図8(a)は、第1ストッパ301の傾きを調整する前の初期状態を、図8(b)及び図8(c)は調整後の状態をそれぞれ示す。
図8(a)に示すように、回転軸301aには紙当接面301bに対して平行に2本の第1及び第2のガイドピン301e1,301e2が並んで立てられ、第1ストッパ301は紙当接面301bに対して平行な第1の長孔301f1と、紙当接面301bに対して傾斜した第2の長孔301f2を有する。第1のガイドピン301e1は第1の長孔301f1に遊嵌され、第2のガイドピン301f1は第2の長孔301f2に遊嵌され、スライド可能な取り付け部として機能する。
このように構成すると、第1ストッパ301を回転軸301aの軸線方向、すなわち軸線301cに沿ってスライドさせると、第1のストッパ301は第1及び第2のガイドピン301e1,301e2と第1及び第2の長孔301f1,301f2との間の相対的な位置に応じて通紙方向に傾斜する。具体的には、第1及び第2のガイドピン301e1,301e2は図8(a)に示すように傾き調整前の初期状態では第1及び第2の長孔301f1,301f2の長手方向中央にそれぞれ位置し、第1ストッパ301を図8(b)に示すように図示右方向(矢印D1方向)にスライドさせると、紙当接面301bが右肩上がりに傾斜し、第1ストッパ301を図8(c)に示すように図示左方向(矢印D2方向)にスライドさせると、紙当接面301bが右肩下がりに傾斜する。このように、本実施例2では、第1ストッパ301を左右どちらにスライドさせるかによって紙当接面301bの傾きηの方向を選択することができる。
第1ストッパ301は図示しないストッパ移動モータによって回転軸301aを中心として回動できるよう取り付けられており、折り動作をしていないときはホームポジションで待機している。このホームポジションは、図9に示すように、傾きを調整するための前記第1及び第2のガイドピン301e1,301e2と第1及び第2の長孔301f1,301f2が湾曲した第2搬送路(第1ストッパ搬送路)102の通紙方向の下流側端部102aと折りローラ2の間にある開放部102bに来る位置に設定されている。これにより、第1のストッパ301の傾き調整が必要になった場合には、開放部102bから手を入れ、第1のストッパ301を傾き調整の必要に応じてスライドさせる。
以上のように、本実施例によれば、
1)第1の長孔301f2の傾きを緩く設定することにより、第1ストッパ301を回転軸301aに沿ってスライドさせたときの紙当接面301bの傾き変化率を小さくすることが可能となり、折り目の斜めズレの微調整が容易に行える。
2)第1及び第2のガイドピン301e1,301e2が第1及び第2の長孔301f1,301f2の長手方向中央にある状態で第1ストッパ301の回転軸301aと紙当接面301bが平行な位置関係にあることにより、第1ストッパ301のスライド方向によって、紙当接面301bの傾き方向の正逆を選択することが可能となり、折り目の傾き方向に紙当接面301bを自由に合わせることができる。
3)第1ストッパ301の傾きを調整する部分が第2搬送路102の開放部102bに来る位置をホームポジションとしたので、ユーザが傾きを調整する部分に容易にアクセスすることができる。
などの効果を奏する。
図10は実施例3における第1ストッパの傾き調整機構を示す図である。本実施例は、実施例2の第1のストッパ301の紙当接面301bの傾きηの調整に加えて回転軸301aの傾きも調整できるようにした例である。
図10に示すように、第1のストッパ301の回転軸301aは、両端部が第1及び第2の軸受け部材601,602を介して紙折り装置100の筐体600に支持されている。軸受け部材601が筐体600に対して軸線301c位置が固定されているのに対して、軸受け部材602は上下方向に位置調整でき、軸受け部材602の移動にともない、軸線301cの傾きが変わり、これにより回転軸301の傾きが変わる。図10の例では、図10(a)では、軸受け部材602を図示下方向(矢印D3方向)に、図10(b)では、図示上方向(矢印D4方向)に移動させている。これにより前者では第1のストッパ301は右肩下がり(奥側が下がる)、後者では右肩上がり(奥側が上がる)となる。
図11は実施例3におけるストッパ位置θと紙当接面301bの傾きηの関係を示す図である。同図において、黒三角でプロットされた特性は、回転軸301aを紙折り装置100の筐体600に対して0.5度傾け、更に第1のストッパ301を回転軸301aに対して0.5度傾けた場合のストッパ位置θと紙当接面301bの傾きηの関係を表している。同図から、回転軸301aのみ傾けた場合(図6の黒丸のプロット)は、θ>90度で傾きηの正負が反転し、折り位置を補正することによって斜めズレを悪化させてしまうことがあったが、本実施例のように回転軸301aと第1のストッパ301の両者の傾きを個別に調整すると、ストッパ位置θの値がいくつになっても紙当接面301bの傾きηの符号は反転しないことが分かる。
また、一般的に、紙当接面301bすなわちストッパ301を傾けることによる斜めズレの補正効果は折り長さが短くなるにつれて強くなるため、折り長さが長いときは紙当接面301bの傾きηを大きく、折り長さが短いときは前記傾きηを小さく設定することが望ましい。そこで、第1のストッパ301の回転軸301aの傾きを筐体600に対して調整可能とした。これにより、図11に示すように折り長さが短くなるにつれて傾きηが余弦関数に従って徐々に小さくなり、折り長さに応じた適切な補正効果を発揮することができる。
また、図12に示すように、回転軸301aは軸受け部材602を移動させて、最大折り長さ時における第1のストッパ301の紙当接面301bに平行に傾けることができる。紙当接面301bと垂直に傾けた場合、図11及び図13のθ−ηの関係を示す図で黒三角のプロットで示されるようにストッパ位置θと紙当接面301bの傾きηの関係は1周期=360度の余弦関数に従うが、平行に傾けると周期が変わって図13の特性図で黒四角のプロットで示されるように1周期=180度になる。
また、図14に示すように回転軸301aをξ傾いた方向に傾けた場合も同様に周期が変わる。ξ=45度のときのθ−ηの関係は図13の「*」でプロットされているようになる。すなわち、ξ=45度の場合には、1周期=540度となる。このようにして、回転軸301aを傾ける方向を変え、余弦関数の周期を調節することができる。
このように筐体600に対する回転軸301aの傾き角度を任意に変更できるようにするため、本実施例では、回転軸301aの支持部を筐体600とは別部品で構成している。図15は回転軸301aを支持部材603によって筐体600に取り付けた状態を示す図で、同図(a)は取り付け部の正面図、同図(b)は左側面図である。支持部材603は筐体600に立てられた回転軸600aを回転中心として回動可能に取り付けられ、丸穴603aで回転軸301aを支持する軸受け部材602をガイドする。また、支持部材603は軸受け部材602に押さえ部材604によって固定される。これにより図16に示すように回転軸301aは支持部材603の回転に追従して傾き角度が変わる。図16では、(a)が初期状態(傾き0の状態)を、(b)が反時計回り方向に傾いた状態を、(c)が時計回り方向に傾いた状態を、それぞれ示す。
以上のように、本実施例によれば、
1)第1ストッパ301の回転軸301aを筐体600に対して傾き調整可能とすることにより、紙当接面301bの傾きが最大折り長さ時に最大となり、折り長さが短くなるにつれて紙当接面の傾きが余弦関数に従って徐々に小さく設定することができ、折り長さに応じた適切な補正効果を発揮することができる。
2)第1ストッパ301の回転軸301aの傾斜方向が最大折り長さ時における第1ストッパ301の紙当接面301bに平行、若しくは所定角度傾斜した方向であることにより、θ−η特性の余弦関数の変曲点も変えることができる。
3)回転軸301aの支持部の取り付け角度を任意に設定できるので、θ−η特性の余弦関数変曲点を自由に選べるようになり、折り長さごとに最適な補正量を設定することができる。
などの効果を奏する。
なお、本実施形態では、Z折り、2つ折り、外3つ折り、内3つ折りなどの複数の折り種に対応させているので、Z折りを行う際の第1折り部P1を例示して第2搬送路102における動作について説明しているが、Z折りの第1折り部P1に限定されるものでないことは言うまでもない。
すなわち、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施例は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲により規定される範囲に含まれる。
100 折り装置
102 第2搬送路(第1ストッパ搬送路)
102b 開放部
201 第1折りローラ
201a 第1従動ローラ
202 第2折りローラ
301 第1ストッパ
301a 回転軸
301b 紙当接面
301c 軸線
301d 中心点
301e1,301e2 第1及び第2のガイドピン
301f1,301f2 第1及び第2の長孔
401 第1撓み補助部材
600 筐体
603 支持部
P 用紙
Pf 用紙の先端
PR 画像形成装置
特開2006−001736号公報 特許第4425101号公報 特開2006‐076776号公報

Claims (8)

  1. 搬送路内で撓みを形成し、当該撓んだ部分を折りローラ対のニップに導いて当該折りローラ対によって用紙を折る折り装置であって、
    湾曲した搬送路の曲率中心部分に設けられた回転軸と、一端側に前記回転軸に軸線方向に沿って取り付けられる取り付け部を、他端側に前記搬送路内に位置して前記用紙先端が当接する紙当接面とを有する回転部材を含み、前記湾曲した搬送路内を搬送される用紙の先端が当接して当該搬送路内で用紙の搬送を規制し、前記撓みを形成させる規制手段と、
    前記回転軸の軸線に対して前記紙当接面の傾きを調整し、前記折りローラ対で折られる折り目の斜めズレを補正する傾き調整手段と、
    を備え
    前記回転部材は前記回転軸に対して当該回転軸の軸線方向にスライド可能に取り付けられ、
    前記傾き調整手段は、前記回転部材及び前記回転軸の一方にピンが、他方に当該ピンが遊嵌される一対の長孔を備え、当該長孔の一方は軸線に平行に、他方は軸線に対して傾斜して設けられ、前記回転部材を一方にスライドさせたとき、前記回転部材が前記回転軸の軸線に平行になり、他方にスライドさせたとき前記回転部材が前記回転軸の軸線に対して傾くことにより前記紙当接面の傾きを調整すること
    を特徴とする折り装置。
  2. 請求項1記載の折り装置において、
    前記ピンが前記傾斜して設けられた長孔に遊嵌されているとき、前記ピンが前記長孔の長手方向中央にある状態で前記回転部材の紙当接面と前記回転軸の軸線とが平行な位置関係にあること
    を特徴とする折り装置。
  3. 請求項1又は2記載の折り装置において、
    前記回転部材は前記回転軸に当該回転軸の軸線の長手方向の中央部で揺動可能に点的に取り付けられ、
    前記傾き調整手段は、前記回転部材を前記点的に取り付けられた部分を中心に傾けて前記紙当接面の傾きを調整すること
    を特徴とする折り装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の折り装置において、
    前記紙当接面の傾きの調整は、前記折りローラ対の配設位置と前記湾曲した搬送路の最下流側との間の空間部から行われ、
    前記回転部材の初期位置が前記空間部から前記紙当接面の傾きを調整可能な位置に設定されていること
    を特徴とする折り装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の折り装置において、
    前記回転軸は、両端部を軸受け部材を介して前記紙折り装置の筐体に支持され、この筐体に対して回転軸の傾きを調整可能であること
    を特徴とする折り装置。
  6. 請求項記載の折り装置において、
    前記回転軸の傾斜方向が最大折り長さ時における前記回転部材の紙当接面に平行又は所定角度傾斜した方向であること
    を特徴とする折り装置。
  7. 請求項5又は6記載の折り装置において、
    前記回転軸の前記筐体に対する支持部が当該筐体とは別部品で構成され、
    前記支持部の筐体に対する固定位置を移動させることにより、前記回転軸の傾き角度を任意に設定すること
    を特徴とする折り装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の折り装置
    前記折り装置に画像形成済みの用紙を搬出する画像形成装置と、
    を含むことを特徴とする画像形成システム
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