JP5740387B2 - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に電磁誘導加熱方式の定着装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
電磁誘導加熱方式の定着装置は、励磁コイルが発生させた磁束で加熱部材内に設けた誘導発熱層に渦電流を発生させ、渦電流によって発生するジュール熱により誘導発熱層を発熱させて加熱部材を所定の定着温度に加熱するものである。この種の定着装置では、誘導発熱層の熱容量を小さくできるので、装置を起動させるためのウォームアップ時間を短縮することができ、コンパクトで高い熱変換効率が得られる。しかし、定着処理される用紙のサイズが小さい場合、用紙が通過する通紙領域では加熱部材の表面から用紙に熱が奪われて、低温になる一方、用紙が通過しない非通紙領域は高温状態にある。特に連続的に通紙する場合、加熱部材の通紙領域を定着処理温度に維持すると、加熱部材の非通紙領域が過昇温し、加熱部材や励磁コイルが耐熱限界の温度を越えて、これらの部材が熱破損するといった不具合が発生する。
そこで、上記の不具合を解決する定着装置が提案されている。特許文献1記載の定着装置は、加熱部材を誘導加熱する磁束を発生させるコイルと、コイルに対して加熱部材と反対側でコイルを囲む磁性体コアと、コイルと磁性体コアとの間で、小サイズ用紙の非通紙領域と対向する位置に配設される磁束の経路を遮断する遮蔽部材と、を備える。最大通紙幅の用紙の定着処理時、遮蔽部材はコイルの巻回部位である磁路解放位置にあり、小サイズ幅の用紙の定着処理時、遮蔽部材はコイルの巻回中心である磁路遮断位置に移動する。小サイズ幅の用紙の定着処理時、遮蔽部材が磁路遮断位置に配置されることで、非通紙領域に作用する磁束が遮蔽部材によって弱められ、加熱部材の非通紙領域の発熱を抑制している。
また、特許文献2記載の定着装置は、加熱ローラーの内周に誘導加熱する磁束を発生させるコイルが配置され、コイルと加熱ローラー内周面との間に可撓性を有する遮蔽部材が配置されている。加熱ローラーの端部には、遮蔽部材を巻き取り、収納する巻き取りローラーが設けられる。最大通紙幅の用紙の定着処理時、遮蔽部材は巻き取りローラーによって巻き取られて収納されている。小サイズ幅の用紙の定着処理時、遮蔽部材はコイルから加熱ローラーの通紙部に向かう磁束の一部を遮蔽するように配置されることで、非通紙領域に作用する磁束が遮蔽部材によって弱められ、加熱ローラーの非通紙領域の発熱を抑制している。
また、特許文献3記載の定着装置は、加熱部材を誘導加熱する磁束を発生させるコイルと、コイルを囲み磁路を形成する第1磁性体コアと、ループ状のコイルの中空部内に配置され磁路を形成する第2磁性体コアとを備える。第2磁性体コアは回転可能であって断面円筒形状をなし、第2磁性体コアの外周面には遮蔽部材が取り付けられている。遮蔽部材は、第2磁性体コアの周方向の一部の位置に小サイズ幅の非通紙領域に対向して設けられる。最大通紙幅の用紙の定着処理時、遮蔽部材が加熱部材から最も離隔した位置に移動しており、小サイズ幅の用紙の定着処理時、第2磁性体コアの回転によって、遮蔽部材が加熱部材の表面に近接する遮断位置に移動する。小サイズ幅の用紙の定着処理時、遮蔽部材が遮断位置に配置されることで、非通紙領域に作用する磁束が遮蔽部材によって弱められ、加熱部材の非通紙領域の発熱を抑制している。
また、特許文献4記載の定着装置は、加熱部材を誘導加熱する磁束を発生させるコイルと、コイルを囲み磁路を形成する第1磁性体コアと、ループ状のコイルの中空部内に配置され磁路を形成する第2磁性体コアとを備える。断面矩形状の第2磁性体コアと回転駆動するローラーとの間に無端状のベルトが懸架されている。ベルトの表面には、磁束の経路を遮断する遮断部材が設けられ、遮断部材は、小サイズ幅の用紙の非通紙領域に対応する第2磁性体コアの部位を覆い隠す。小サイズ幅の用紙の定着処理時、遮蔽部材が第2磁性体コアと加熱部材との磁路に配置されることで、非通紙領域に作用する磁束が遮蔽部材によって弱められ、加熱部材の非通紙領域の発熱を抑制している。
特開2006−163200号公報(段落[0034]〜[0037]、第2図、第3図) 特開2003−77645号公報(段落[0032]、[0033]、第1図) 特開2009−162994号公報(段落[0048]〜[0054]、第2図) 特開2009−37264号公報(段落[0101]〜[0103]、第18図)
しかしながら、特許文献1記載の定着装置では、遮蔽部材がコイルと磁性体コアとの間で移動するための広いスペースが必要になり、装置が大型化する。また、コイルと磁性体コアの間隔が大きくなることで、誘導加熱部による発熱効率が低下するという問題があった。
また、特許文献2記載の定着装置では、加熱ローラーの軸方向には巻き取りローラーと、可撓性を有する遮蔽部材を支持する部材とを配置するスペースが必要であり、装置が大型化し、さらに遮蔽部材がコイルと磁性体コアとの間で移動するための広いスペースが必要になり、装置が大型化する。また、遮蔽部材を支持する部材を加熱ローラーの内周に配設すると、加熱ローラーとコイルとの間隔が大きくなるので、誘導加熱部による発熱効率が低下するという問題があった。
また、特許文献3記載の定着装置では、第2磁性体コアが回転し用紙サイズに応じた所定位置に停止するとき、第2磁性体コアの保持・回転精度によって、第2磁性体コアと加熱部材との間隔、或いは第2磁性体コアと第1磁性体コアとの間隔が夫々変動するおそれがある。第2磁性体コアに対する各間隔が変動すると、誘導加熱部の発熱効率が低下し、また第2磁性体コアが用紙の幅方向に傾斜した状態で停止すると、用紙の幅方向の発熱分布が変化するという問題があった。
また、特許文献4記載の定着装置では、第2磁性体コアが断面矩形状をなし、そしてローラーと、ローラー側が長辺である断面矩形状の第2磁性体コアとの間で、遮蔽部材を設けたベルトが懸架される構成であるために、ローラーが誘導加熱ユニットの外部に突出して配置されることになり、装置が大型化するという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、装置が大型化することなく、効率良く加熱部材を発熱させる誘導加熱部を有する定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の発明は、加圧部材に圧接されてニップ部を形成する加熱部材と、該加熱部材の記録媒体搬送方向に直交する幅方向に沿ってループ状に巻回され前記加熱部材を誘導加熱する磁束を発生させるコイルと、該コイルに対して前記加熱部材と反対側で前記コイルを囲み磁路を形成する第1磁性体コアと、前記コイルのループが形成する中空部において前記第1磁性体コアと前記加熱部材との間で幅方向に延設され前記第1磁性体コアとともに磁路を形成する第2磁性体コアと、前記コイルによって発生した磁束の経路を前記第2磁性体コアと前記加熱部材との間で遮断する非磁性材料からなる遮蔽部と、を備え、前記ニップ部で未定着トナー像を担持した記録媒体を挟持して、記録媒体上の未定着トナー像を溶融定着する定着装置において、前記第2磁性体コアは、前記加熱部材に対向する側に凸部を有した円弧状に形成され、前記遮蔽部は、磁束が通過可能な無端状の切替えベルトの表面に設けられ、前記ニップ部に挿通される最大幅の記録媒体より小さい幅の記録媒体が通過する通紙領域の外側の領域である前記加熱部材における非通紙領域に対向しており、前記切替えベルトは、前記第2磁性体コアの前記凸部と反対側の凹部側に配設されて回転駆動するローラーと前記第2磁性体コアの前記凸部との間で回転可能に懸架されるとともに、前記ローラーの回転により、前記遮蔽部によって前記第2磁性体コアと前記加熱部材との間の磁束が遮断される遮断位置と、前記第2磁性体コアと前記加熱部材との間で磁束の通過を許容する非遮断位置と、に選択配置されることを特徴としている。
第1の発明によれば、最大幅の記録媒体を定着処理するとき、切替えベルトは、第2磁性体コアと加熱部材との間で磁束の通過を許容する非遮断位置にあり、記録媒体の幅方向の全域において、コイルによって発生した磁束は、第1磁性体コアと、加熱部材と、切替えベルト、及び第2磁性体コアの磁路を通り、加熱部材は良好に加熱される。小さい幅の記録媒体を定着処理するとき、切替えベルトは遮断位置にあり、加熱部材の通紙領域では、コイルによって発生した磁束は、第1磁性体コアと、加熱部材と、切替えベルト、及び第2磁性体コアの磁路を通り、加熱部材は良好に加熱される。一方、加熱部材の非通紙領域では、コイルによって発生した磁束の経路は、遮蔽部によって第2磁性体コアと加熱部材との間で遮断され、加熱部材の非通紙領域の発熱が抑制される。また、定着処理する記録媒体のサイズに係らず、第2磁性体コアが常に固定されているので、第2磁性体コアに対して第1磁性体コアの間隔、及び加熱部材の間隔が安定し、誘導加熱部が加熱部材を効率良く発熱させる。また、第2磁性体コアが加熱部材に対向する側に凸部を有した円弧状に形成される構成であるので、第2磁性体コアの凸部の反対側の凹部にローラーを配設すると、ローラーを第2磁性体コアに接近して配置することができ、装置が大型化することがない。
本発明の実施形態に係る定着装置を備える画像形成装置の全体構成を示す断面図 実施形態に係る定着装置の構成を示す側面断面図 実施形態に係る定着装置の誘導加熱部を示す側面断面図 実施形態に係る定着装置の第2磁性体コアとローラーに懸架される切替えベルトを示す斜視図 実施形態に係る定着装置の切替えベルトを展開した状態で示す平面図 実施形態に係る定着装置の非通紙領域の磁路を遮断した状態の誘導加熱部を示す側面断面図
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る定着装置を備えた画像形成装置の構成を示す断面図である。画像形成装置1は、その下部に配設された給紙部2と、給紙部2の側方に配設された用紙搬送部3と、用紙搬送部3の上方に配設された画像形成部4と、画像形成部4よりも用紙の排出側に配設された定着装置5と、画像形成部4及び定着装置5の上方に配設された画像読取部6とを備えている。
給紙部2は、記録媒体である用紙Pを収容する複数の給紙カセット7を備えており、給紙ローラー8の回転により、複数の給紙カセット7のうち選択された給紙カセット7から用紙Pを1枚ずつ用紙搬送部3に送り出す。
用紙搬送部3に送られた用紙Pは、用紙搬送部3に備えられた用紙搬送経路10を経由して画像形成部4に向けて搬送される。画像形成部4は、電子写真プロセスによって、用紙Pにトナー像を形成するものであり、図1の矢印方向に回転可能に支持された感光体11と、この感光体11の周囲にその回転方向に沿って、帯電部12、露光部13、現像部14、転写部15、クリーニング部16、及び除電部17を備えている。
帯電部12は、高電圧を印加される帯電ローラーを備えており、感光体11表面に接触する帯電ローラーから感光体11表面に所定電位を与えると、感光体11表面が一様に帯電させられる。そして、画像読取部6によって読み取られた原稿の画像データに基づく光が、露光部13から感光体11に照射されると、感光体11の表面電位が選択的に減衰され、感光体11表面に静電潜像が形成される。
現像部14は感光体11表面の静電潜像を現像し、感光体11表面にトナー像が形成される。このトナー像が転写部15によって感光体11と転写部15との間に供給される用紙Pに転写される。
トナー像が転写された用紙Pは、画像形成部4の用紙搬送方向の下流側に配置された定着装置5に向けて搬送される。定着装置5では用紙Pが加熱及び加圧され、用紙P上にトナー像が溶融定着される。次いで、トナー像が定着された用紙Pは、排出ローラー対20によって排出トレイ21上に排出される。
転写部15による用紙Pへのトナー像の転写後、感光体11表面に残留しているトナーは、クリーニング部16により除去され、また感光体11表面の残留電荷は除電部17により除去される。そして、感光体11は帯電部12によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
定着装置5は図2に示すように構成される。図2は定着装置5の構成を示す側面断面図である。
定着装置5は、電磁誘導加熱方式を用いたものであり、加熱部18と、加圧部材である加圧ローラー19とを備える。加熱部18は、加熱部材である無端状の加熱ベルト26と、加熱ベルト26の内周に配設される定着ローラー23と、定着ローラー23とともに加熱ベルト26を懸架する懸架ローラー27と、加熱ベルト26の外周で懸架ローラー27に対向して配される誘導加熱部30と、を備える。また、定着装置5は、誘導加熱部30に接続される電源24と、加熱ベルト26の外周面の温度を検知するサーミスター25と、サーミスター25の検知温度に基づいて電源24から供給される電流を制御する制御部28とを備える。
加圧ローラー19は、モーター等の駆動源(図略)によって図2の矢印方向に回転駆動させられ、さらに定着ローラー23をその中心方向に加圧する。これにより、加熱ベルト26を介して加圧ローラー19と定着ローラー23とが押圧される。加圧ローラー19及び定着ローラー23の押圧状態において、加圧ローラー19の回転駆動によって、加熱ベルト26と定着ローラー23とが図2の矢印方向に回転し、さらに加熱ベルト26の回転にともなって懸架ローラー27が従動回転する。加熱ベルト26及び加圧ローラー19の互いに逆回転しながら当接する部分にニップ部Nが形成される。このニップ部Nにおいて、用紙Pが挟持され、挟持された用紙Pが加熱及び加圧されることにより、用紙P上の粉体状態のトナーが溶融定着される。
また、加圧ローラー19は、円筒型の芯金19aと、芯金19a上に形成される弾性層19bと、弾性層19bの表面を覆う離型層19cと、を備える。例えば、芯金19aは、外径46mm、厚さ3mmで、更に用紙Pの搬送方向に直交する幅方向の長さが372mmに設定される。アルミニウム製の芯金19a上に厚み2mmのシリコーンゴム製の弾性層19bを有し、弾性層19b上にフッ素樹脂チューブ等からなる厚み30μmの離型層19cを有する。
定着ローラー23は、加熱ベルト26とともに回転することができるように、加熱ベルト26の内周面に圧接している。例えば、定着ローラー23は、外径27mm、幅方向長さ370mmに設定され、厚さ2mmのアルミニウム製の芯金23a上に、厚み9mmのシリコーンゴム製の弾性層23bを有し、弾性層23bは加熱ベルト26を懸架している。
懸架ローラー27は、加熱ベルト26とともに回転することができるように、加熱ベルト26の内周面に圧接している。例えば、懸架ローラー27は、外径30mm、幅方向長さ360mmに設定され、厚さ0.3mmのアルミニウム管からなる。
加熱ベルト26は、円形状態で例えば内径65mm、幅方向長さ360mmの無端状の耐熱ベルトからなり、内周側から順に、厚み35μmの電鋳ニッケルの誘導発熱層26aと、厚み300μmのシリコーンゴム等からなる弾性層26bと、厚み300μmのフッ素樹脂チューブからなりニップ部Nで未定着トナー像を溶融定着する際の離型性を向上させる離型層26cと、が積層されて構成される。
誘導加熱部30は、励磁コイル37と、ボビン38と、磁性体コア39とを備え、電磁誘導により加熱ベルト26を発熱させるものである。誘導加熱部30は、長手方向(図2の紙面の表裏方向、加熱ベルト26の幅方向)に延びて、懸架ローラー27の外周の略半分を囲うように加熱ベルト26に対向して配設される。
励磁コイル37は、加熱ベルト26の幅方向に沿ってリッツ線をループ状に複数回だけ巻回してボビン38に取り付けられる。また励磁コイル37は、電源24に接続され、電源24から供給される高周波電流により交流磁束を発生させる。励磁コイル37からの磁束は磁性体コア39を通過し、図2の紙面に平行な方向に導かれ、加熱ベルト26の誘導発熱層26aに沿って通過する。誘導発熱層26aを通過する磁束の交流的な強さの変化によって誘導発熱層26aには渦電流が生じる。誘導発熱層26aに渦電流が流れると、誘導発熱層26aの電気抵抗によってジュール熱が発生して、加熱ベルト26が発熱することになる。
加熱ベルト26が誘導加熱部30によって加熱され、所定の温度に上昇すると、ニップ部Nで挟持された用紙Pが加熱されるとともに、加圧ローラー19によって加圧されることにより、用紙P上の粉体状態のトナーが用紙Pに溶融定着される。このように、加熱ベルト26は薄肉の熱伝導性の良好な材質からなり熱容量が小さいため、定着装置5が短時間で起動状態となり、画像形成が迅速に開始される。
誘導加熱部30の詳しい構成を図3に示す。図3は誘導加熱部30を示す側面断面図である。
誘導加熱部30は、前述のようにコイル37と、支持部材であるボビン38と、磁性体コア39とを備え、磁性体コア39は第1磁性体コア41と、第2磁性体コア42、及び第3磁性体コア43からなる。さらに誘導加熱部30には、第2磁性体コア42とローラー45に懸架される無端状の切替えベルト46が配設される。
ボビン38は、加熱ベルト26の表面と所定の間隔を隔てて懸架ローラー27の回転中心軸と同心に配置され、懸架ローラー27の円周表面の略半分を囲い、加熱ベルト26からの放熱に耐えるためにLCP樹脂(液晶ポリマー樹脂)、PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート樹脂)、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド樹脂)等の耐熱性樹脂によって形成される。
コイル37は、リッツ線に融着層をコートしたものを用い、ボビン38の取り付け面38aに沿った断面視円弧状の状態で長手方向(図3の紙面の表裏方向)の周りをループ状に巻回して加熱することで融着層を溶融させ、その後冷却することで所定の形状(ループ状)に成形される。所定形状に固化されたコイル37は、シリコーン系接着剤等によって取り付け面38a上に取り付けられる。
第1磁性体コア41は、MnZn合金系等の高透磁率のフェライトにて断面視でL字状の矩形に形成され、例えば幅(加熱ベルト26の幅方向の長さ)が10mmで、厚みが4.5mmに設定される。また、第1磁性体コア41は、第2磁性体コア42及びローラー45の両側に、第2磁性体コア42及びローラー45に対して互いに対称に一対配置される。一対の第1磁性体コア41、41は、コイル37に対向して複数個(例えば15個)等間隔に加熱ベルト26の幅方向に配置される。第1磁性体コア41は、ボビン38と一体に設けられる支持部材(図略)に取り付けられる。
第3磁性体コア43は、MnZn合金系等の高透磁率のフェライトによって直方体状に形成され、例えば長さ(加熱ベルト26の幅方向の長さ)が38mmで、幅が13mmで、厚みが4mmに設定される。また、第3磁性体コア43は、ボビン38の両側に夫々複数個(例えば10個)互いに側面を接触させて加熱ベルト26の幅方向に配置され、ボビン38に取り付けられる。
従って、第1磁性体コア41と第3磁性体コア43が夫々ボビン38、及びボビン38と一体に設けられる支持部材(図略)の所定の位置に取り付けられると、第1磁性体コア41と第3磁性体コア43はコイル37の外側を囲むことになる。コイル37が高周波電流により磁束を発生させると、第1磁性体コア41及び第3磁性体コア43は夫々所定の方向に磁路を形成する。
第2磁性体コア42は、MnZn合金系等の高透磁率のフェライトにて断面視で半円形の円弧状に形成され、例えば円弧の外径が10mm、厚さが3〜4mm、中心角が45°で加熱ベルト26の幅方向の全域に設けられる。また、第2磁性体コア42は、巻回したコイル37のループ内に形成された中空部37aにおいて、第1磁性体コア41とボビン38との間に配置され、さらに円弧の凸部42aを加熱ベルト26側に向けて配置される。そして第2磁性体コア42は、ボビン38と一体に設けられる支持部材(図略)にシリコーン系接着剤等によって取り付けられる。コイル37が高周波電流により磁束を発生させると、第2磁性体コア42は所定の方向に磁路を形成する。
ローラー45は、第2磁性体コア42に対向するとともに一対の第1磁性体コア41の間で加熱ベルト26の幅方向に延設され、例えば外径20mm、厚み3mmのアルミニウム管で形成される。また、ローラー45は、支持部材(図略)に回転可能に支持され、図示しないモーター等の駆動源に接続され、モーターの回転駆動によって回転させられる。
切替えベルト46は、ローラー45と第2磁性体コア42の凸部42aとによって懸架され、ローラー45の回転駆動により回転させられる。また、切替えベルト46は、フェライト粉末を含有するポリイミト゛樹脂等の耐熱性樹脂の磁性シートにて、加熱ベルト26の幅方向長さと同等以上の長さを有して無端状に形成される。コイル37が高周波電流により磁束を発生させると、フェライト粉末を含有する切替えベルト46の表面を磁束が貫通する。
切替えベルト46の外表面には、遮蔽部47がシリコーン系接着剤等によって貼り付けられる。
遮蔽部47は、銅等の非磁性かつ導電性が良好な材料でシート状(例えば厚み80μmm)に形成される。遮蔽部47は、非磁性であることで、その表面に垂直な磁束が貫通することによる誘導電流で逆方向の磁束を発生させ、その表面に垂直に通過する磁束をキャンセルすることで遮蔽する。また、遮蔽部47が導電性を有することで、誘導電流によるジュール発熱を抑制し効率よく磁束を遮蔽することができる。遮蔽部47は切替えベルト46の巻回し方向の一部に配置され、且つ切替えベルト46の幅方向の端部に配置される。
図4、図5に切替えベルト46の詳しい構成を示す。図4は、第2磁性体コア42とローラー45に懸架される切替えベルト46を示す斜視図であり、図5は、無端状の切替えベルト46を幅方向に切断して展開した状態を示す平面図である。尚、図4では被検知部46bを省略している。
図4に示すように、ローラー45は、第2磁性体コア42の円弧状の凸部42aの反対側の凹部に近接して配置される。切替えベルト46はローラー45と第2磁性体コア42の凸部42aに懸架される。また、切替えベルト46は、前述のようにフェライト粉末を含有する磁性部46aを有し、磁性部46aの表面に遮蔽部47が貼り付けられている。遮蔽部47は第1遮蔽部47a、第2遮蔽部47b、及び第3遮蔽部47c(図5も参照)にて構成され、第1〜第3遮蔽部47a、47b、47cは、磁性部46aの幅方向の両端部に夫々一対配置され、ニップNに挿通される用紙Pの幅に応じて幅方向の長さが異なる。
図5に示すように、切替えベルト46は、部分的に遮蔽部47を設けた磁性部46aの他に、切替えベルト46の回転停止位置を検知するための被検知部46bを有する。
磁性部46aは、ニップ部Nに挿通される最大幅の用紙Pの最大通紙領域Smaxと同等以上の幅を有する。磁性部46aの端部側には、第1遮蔽部47a、第2遮蔽部47b、及び第3遮蔽部47cが、巻回し方向(図5の上下方向)に所定の間隔を隔てて配設される。第1〜第3遮蔽部47a〜47cは、巻回し方向に、夫々第2磁性体コア42(図3参照)の凸部42aの外周長と略同等の長さを有する。ローラー45(図3参照)の回転によって、切替えベルト46が回転し、第1〜第3遮蔽部47a〜47cが第2磁性体コア42の凸部42aに対向する遮断位置に停止すると、第2磁性体コア42と加熱ベルト26(図3参照)との間の磁路が第1〜第3遮蔽部47a〜47cによって遮断される。
第1遮蔽部47aは、最大幅の用紙Pより小さい幅の第1の用紙Pによって形成される加熱ベルト26の第1非通紙領域Saに対向する幅を有する。第1遮蔽部47aが第2磁性体コア42の凸部42aに対向する遮断位置に保持されると、第2磁性体コア42と加熱ベルト26との間の磁路は、第1非通紙領域Sa以外の最大通紙領域Smaxに対向する部分には形成されるが、第1非通紙領域Saに対向する部分では第1遮蔽部47aによって遮断される。
第2遮蔽部47bは、第1の用紙Pより小さい幅の第2の用紙Pによって形成される加熱ベルト26の第2非通紙領域Sbに対向する幅を有する。第2遮蔽部47bが第2磁性体コア42の凸部42aに対向する遮断位置に保持されると、コイル37から磁束が発生しているとき、第2磁性体コア42と加熱ベルト26との間の磁路は、第2非通紙領域Sb以外の最大通紙領域Smaxに対向する部分には形成されるが、第2非通紙領域Sbに対向する部分では第2遮蔽部47bによって遮断される。
第3遮蔽部47cは、第1の用紙Pの幅より小さく、第2の用紙Pより大きい幅の第3の用紙Pによって形成される加熱ベルト26の第3非通紙領域Scに対向する幅を有する。第3遮蔽部47cが第2磁性体コア42の凸部42aに対向する遮断位置に保持されると、コイル37から磁束が発生しているとき、第2磁性体コア42と加熱ベルト26との間の磁路は、第3非通紙領域Sc以外の最大通紙領域Smaxに対向する部分には形成されるが、第3非通紙領域Scに対向する部分では第3遮蔽部47cによって遮断される。
第1遮蔽部47aに近接する位置(図5の第1遮蔽部47aの下側、一点鎖線部)には、磁性領域46cが形成される。磁性領域46cは、磁性部46aの一部で構成され、最大通紙領域Smaxの全域にわたって第2磁性体コア42の凸部42aの外周長と同等以上の長さを有する。この磁性領域46cが第2磁性体コア42の凸部42aに対向する位置(非遮断位置とする)に保持されると、第2磁性体コア42と加熱ベルト26との間の磁路は、最大通紙領域Smaxの全域にわたって形成される。
第1〜第3遮蔽部47a〜47c及び磁性領域46cの近傍には、被検知部46bが設けられ、被検知部46bに対向する位置には、位置検知手段である検知センサー51が設けられる。被検知部46bは、磁性領域46c及び第1〜第3遮蔽部47a〜47cに夫々対応する反射面B0、B1、B2、B3を有する。検知センサー51が反射面B0、B1、B2、B3のうちの一つの反射面からの反射光を受光することで、磁性領域46c及び第1〜第3遮蔽部47a〜47cのうちの一つの領域が第2磁性体コア42の凸部42aに対向していることを検知する。
具体的には、反射面B0、B1、B2、B3は、切替えベルト46の一端側に配置され、図5の上下方向に夫々、磁性領域46c、第1遮蔽部47a、第2遮蔽部47b及び第3遮蔽部47cに対応させて配置される。各反射面B0、B1、B2、B3は、切替えベルト46の幅方向(図5の左右方向)に配置される複数の矩形状のパターン(本実施形態では幅方向の三つのパターンの組み合わせ)からなり、アルミニウムのコーティング等により切替えベルト46の表面上に形成される。検知センサー51は、図示しない支持部材に取り付けられ、発光ダイオード等の投光部と、投光部から出射される光の反射面B0、B1、B2、B3の各パターンによる反射光を受光する受光部とからなる(本実施形態では投光部と受光部からなるユニットを3個備える)。例えば、反射面B0が検知センサー51に対向する位置にある場合、検知センサー51は反射面B0のパターンに応じた信号を出力し、或いは、反射面B1が検知センサー51に対向する位置にある場合、検知センサー51は反射面B1のパターンに応じた信号を出力する。このように、検知センサー51が反射面B0、B1、B2、B3に対応した信号を出力することで、磁性領域46c及び第1〜第3遮蔽部47a〜47cの何れの領域が第2磁性体コア42の凸部42aに対向していることを検知することができる。
図3に示すように、最大幅の用紙Pを定着処理するとき、切替えベルト46は、遮蔽部47(図5の第1〜第3遮蔽部47a〜47c)が第2磁性体コア42の凸部42aに対向しない位置、即ち、磁性領域46c(図5参照)が第2磁性体コア42の凸部42aに対向する非遮断位置に保持される。この場合、用紙Pの幅方向の全域において、コイル37によって発生した磁束は、図3の矢印で示すように、第1磁性体コア41と、第3磁性体コア43と、加熱ベルト26を通過した後、切替えベルト46の磁性部46a(図5の磁性領域46c)を貫通し、第2磁性体コア42を通過し、再び切替えベルト46の磁性部46aを貫通して第1磁性体コア41に至る磁路を形成する。これによって、加熱ベルト26の誘導発熱層26a(図2参照)には渦電流が生じることで、誘導発熱層26aの電気抵抗によって誘導発熱層26aにジュール熱が発生し、加熱ベルト26は最大通紙領域Smax(図5参照)において良好に加熱される。
図6は、非通紙領域の磁路を遮断した状態の誘導加熱部30を示す側面断面図である。小さい幅の用紙Pを定着処理するとき、例えば、図示しない操作パネルから所定の用紙Pを選択すると、ローラー45が回転駆動し、ローラー45の回転によって、切替えベルト46がローラー45及び第2磁性体コア42間で回転する。検知センサー51(図5参照)が所定の用紙Pに対応する切替えベルト46の所定の反射面B0、B1、B2、B3(図5参照)から反射光を受光すると、ローラー45は回転を停止し、切替えベルト46の遮蔽部47が第2磁性体コア42の凸部42aに対向する位置に確実に停止する。
ローラー45の回転停止状態で、切替えベルト46は、第1〜第3遮蔽部47a〜47c(図5参照)の所定の遮蔽部47が第2磁性体コア42の凸部42aに対向する遮断位置に保持される。この場合、加熱ベルト26の通紙領域では、コイル37によって発生した磁束は、図6の矢印で示すように、第1磁性体コア41と、第3磁性体コア43と、加熱ベルト26を通過した後、切替えベルト46の磁性部46a(図5参照)を貫通し、第2磁性体コア42を通過し、再度切替えベルト46の磁性部46aを貫通して第1磁性体コア41に至る磁路を形成する。これによって、加熱ベルト26の誘導発熱層26a(図2参照)には渦電流が生じることで、誘導発熱層26aの電気抵抗によって誘導発熱層26aにジュール熱が発生し、加熱ベルト26は通紙領域において良好に加熱される。一方、加熱ベルト26の非通紙領域では、コイル37によって発生した磁束の経路は、切替えベルト46の所定の遮蔽部47によって加熱ベルト26と第2磁性体コア42との間で遮断され、加熱ベルト26の非通紙領域の発熱が抑制される。
上記実施形態によれば、定着処理する用紙Pのサイズに係らず、第2磁性体コア42が常に固定されているので、第2磁性体コア42に対して第1磁性体コア41との間隔、及び加熱ベルト26との間隔が安定し、誘導加熱部30が効率良く加熱ベルト26を発熱させる。
また、上記実施形態によれば、第2磁性体コア42が加熱ベルト26に対向する側に凸部42aを有した円弧状に形成される構成であるので、第2磁性体コア42の凸部42aの反対側の凹部にローラー45を配設すると、第1磁性体コア41の外周面からローラー45が突出することを抑えられ、定着装置5が大型化することがない。また、第2磁性体コア42が凸部42aを有する構成であると、第2磁性体コア42と第1磁性体コア41との間の空隙が小さくなり、第2磁性体コア42と第1磁性体コア41の空隙を磁束が効率よく形成される。
尚、上記実施形態では、切替えベルト46に第1〜第3遮蔽部47a〜47cを設ける構成を示したが、本発明はこれに限らず、定着処理する用紙Pに対応させて遮蔽部47は一つであってもよく、または四つ以上であってもよい。
また、上記実施形態では、加熱ベルト26が定着ローラー23及び懸架ローラー27によって懸架される定着装置5に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、加熱ベルト26が定着ローラー23に張架される定着装置5、或いは加熱ベルト26の外周面を圧接させる加圧ローラー19と、加熱ベルト26の内周面に配設されて用紙Pと加熱ベルト26とを圧接させる押圧部材と、を備える定着装置5に適用してもよい。さらに、加圧ローラー19と加圧ローラー19に圧接される加熱ローラーとを備え、加熱ローラーが誘導発熱層を内包するとともに誘導加熱部に対向配置される定着装置5等、電磁誘導加熱方式の種々の定着装置に適用することができる。
本発明は、定着装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができ、特に、電磁誘導加熱方式の定着装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
5 定着装置
19 加圧ローラー(加圧部材)
23 定着ローラー
26 加熱ベルト(加熱部材)
27 懸架ローラー
30 誘導加熱部
37 励磁コイル(コイル)
37a 中空部
38 ボビン
39 磁性体コア
41 第1磁性体コア
42 第2磁性体コア
42a 凸部
43 第3磁性体コア
45 ローラー
46 切替えベルト
46a 磁性部
46b 被検知部
46c 磁性領域
47 遮蔽部
47a 第1遮蔽部
47b 第2遮蔽部
47c 第3遮蔽部
51 検知センサー(位置検知手段)
B0、B1、B2、B3 反射面
Sa 第1非通紙領域
Sb 第2非通紙領域
Sc 第3非通紙領域
Smax 最大通紙領域

Claims (4)

  1. 加圧部材と、
    該加圧部材に圧接される加熱部材と、
    該加熱部材の記録媒体搬送方向に直交する幅方向に沿ってループ状に巻回され前記加熱部材を誘導加熱するコイルと、
    該コイルに対向し、互いに離間して配置された一対の第1磁性体コアと、
    前記幅方向に延設され、断面視で半円形の円弧状に形成され、凸部と該凸部の反対側に凹部を有する第2磁性体コアと、
    回転駆動するローラーと、
    前記凸部と前記ローラーの間で回転可能に懸架された無端状の切替えベルトと、
    前記切替えベルトの表面の一部に設けられた非磁性材料からなる遮蔽部と、
    を備え、
    前記コイルは前記加熱部材と前記第1磁性体コアの間に配置され、
    前記コイルのループが形成する中空部の少なくとも一部が前記加熱部材と前記第2磁性体コアの間にあり、
    前記第2磁性体コアは、前記加熱部材と前記ローラーの間に配置されるとともに、前記第1磁性体コアよりも前記加熱部材に近く、
    前記ローラーの少なくとも一部は前記一対の第1磁性体コアの間に配置され、
    前記切替えベルトは磁性シートであり、
    記録媒体が前記加圧部材と前記加熱部材の当接部分に形成されたニップ部に挿通され、
    前記ローラーが前記切替えベルトを回転させ、
    前記切替えベルトは、最大幅の記録媒体が前記ニップ部に挿通されるとき、前記遮蔽部が前記加熱部材と前記第2磁性体コアの間にない位置で停止し、最大幅の記録媒体より小さい幅の記録媒体が前記ニップ部に挿通されるとき、前記遮蔽部が前記加熱部材と前記第2磁性体コアの間にある位置で停止し、
    前記遮蔽部は、前記ニップ部に挿通される前記小さい幅の記録媒体が通過する通紙領域の外側の領域である前記加熱部材における非通紙領域に対応するように設けられることを特徴とする定着装置。
  2. 前記遮蔽部は、前記ニップ部に挿通される、互いに幅方向の寸法の異なる複数の前記小さい幅の記録媒体の幅に応じて複数設けられることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記切替えベルトが選択配置される位置を検知する位置検知手段を備え、
    前記切替えベルトは、前記位置検知手段によって検知される被検知部が前記切替えベルトの幅方向の端部に形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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